JP2002002171A - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
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- JP2002002171A JP2002002171A JP2000181842A JP2000181842A JP2002002171A JP 2002002171 A JP2002002171 A JP 2002002171A JP 2000181842 A JP2000181842 A JP 2000181842A JP 2000181842 A JP2000181842 A JP 2000181842A JP 2002002171 A JP2002002171 A JP 2002002171A
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- diameter portion
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Abstract
たとしても、十分にスムーズなキャップ着脱を可能とす
る。 【解決手段】軸筒3のペン先側外面に弾性材料よりなる
筒状のグリップ4を設ける。前記グリップ4の外面にキ
ャップを着脱自在に構成する。前記グリップ4より前方
の軸筒3の外面にキャップ6の内面と乗り越え嵌合する
凸部31を設ける。前記凸部31の外径をグリップ4の
前部(小径部41)の外径よりも大きく設定する。
Description
らに詳細には、軸筒のペン先側外面に弾性材料よりなる
筒状のグリップを設け、前記グリップの外面を覆うよう
に軸筒のペン先側外面にキャップを装着可能に設けた筆
記具に関する。尚、本発明において、「前」とは、軸筒
のペン先側及びキャップの閉塞側を指し、「後」とは、
軸筒の尾端側及びキャップの開口側を指す。
の着脱をスムーズにする目的で、例えば、特許第290
6391号公報には、「軸筒の外側に、キャップとは異
質の弾性材からなる筒体を装着してなる筆記具であっ
て、キャップ部の内周面に筒方向に延びる複数の縦リブ
を設けたことを特徴とする筆記具用キャップ」が開示さ
れている。
(本発明のグリップに相当)とキャップとの接触力を軽
減させることができるとしても、依然として、キャップ
着脱の際に、筒体の前端部から後端部までの外面とキャ
ップ内面(即ち縦リブ)とが接触する構造である。その
ため、外面に弾性材からなる筒体を設けていないタイプ
の軸筒にキャップが着脱する場合と比較すると、キャッ
プ着脱がスムーズではない。
題点を解決するものであって、軸筒外面に弾性材料より
なるグリップを設け、前記グリップの外面にキャップを
着脱自在に構成したとしても、外面に弾性材料よりなる
グリップが存在しない軸筒の場合と同様、十分にスムー
ズなキャップ着脱が可能となる筆記具を提供しようとす
るものである。
のペン先側外面に弾性材料よりなる筒状のグリップ4を
設け、前記軸筒3のペン先側外面に前記グリップ4の外
面にキャップ6を着脱自在に設けた筆記具1であって、
前記グリップ4より前方の軸筒3の外面にキャップ6の
内面と乗り越え嵌合する凸部31を設け、前記凸部31
の外径を前記グリップ4の前部の外径よりも大きく設定
したこと(請求項1)を要件とする。
グリップ4の前部の外径より大きいことから、キャップ
6の着脱の際(即ち、キャップ装着時またはキャップ取
り外し時)、前記凸部31が、キャップ6の内面と円滑
に摺動する。それにより、グリップ4の前部外面とキャ
ップ6の内面との接触が回避され、円滑なキャップ6の
着脱が可能となる。
前記グリップ4が、前記凸部31の外径より小さい外径
の小径部41と、該小径部41の後方に位置し、該小径
部41の外径より大きく且つキャップ6の開口端の内径
より僅かに小さい外径を有する大径部42とを備えてな
り、キャップ6を軸筒3のペン先側外面に装着した際、
前記大径部42の外面が、キャップ6の開口端内面によ
って包囲されてなること(請求項2)が好ましい。
ップ6の着脱の際、請求項1同様、凸部31が、キャッ
プ6内面と円滑に摺動し、グリップ4の小径部41の外
面とキャップ6の内面との接触が回避され、円滑なキャ
ップの着脱が可能となり、さらに、キャップ装着完了状
態で、大径部42の外面がキャップ6の開口端内面によ
って包囲されることから、キャップ6の径方向のぐらつ
きが十分に抑止される。その上、前記グリップ4の大径
部42が、キャップ6の開口端の内径より僅かに小さい
内径を有するため、キャップ6の開口端内面と大径部4
2の外面とが圧入嵌合状態になることが回避され、より
一層、スムーズなキャップ着脱が可能となる。
前記小径部41と前記大径部42との間に、後方に向か
って次第に大径となる外径を有するガイド部43を設け
たこと(請求項3)が好ましい。
傾いた状態または相互の軸心がずれた状態で、キャップ
装着が成されたとしても、そのキャップ装着過程で、キ
ャップ6の開口端とガイド部43とが摺動し、キャップ
6の開口端内面が大径部42外面へ円滑に案内される。
それにより、キャップ装着を、より一層、スムーズにす
ることができる。
具1において、前記軸筒3の外面に設けた乗り越え嵌合
用の凸部31は、適宜間隔をおいて周状に分散配置され
る複数の分散状突起であってもよいが、キャップ6の内
面との摺動が、より一層、円滑になる点、及び製造が容
易である点で、環状であること(請求項4)が好まし
い。
に従って説明する。
を示す。筆記具1は、筆記具本体2と、筆記具本体2の
ペン先71側に着脱自在なキャップ6とからなる。ま
た、前記筆記具本体2は、合成樹脂製の軸筒3と、該軸
筒3の前端に着脱自在に螺着される金属製の先体5と、
該軸筒3内部に交換可能に収容されるレフィル7(ここ
ではボールペンレフィル)とからなる。また、前記キャ
ップ6は、合成樹脂の射出成形よりなる有底円筒体であ
り、その中間部内周面に環状突起62と複数の分散状突
起61とを一体に形成し、その内部の底部に弾性材料よ
りなるペン先シール部材63を収容し、その外面に挟持
部64(いわゆるクリップ)を一体に形成している。
こではボールペンペン先)と、ペン先ホルダー72と、
インキ収容筒73とからなり、前記ペン先71を前端に
圧入固着した合成樹脂製のペン先ホルダー72が、前記
インキ収容筒73の前端に圧入固着されてなる構成であ
る。前記ペン先ホルダー72の中間部外周面には、イン
キ収容筒73の前端縁と当接し、インキ収容筒73の前
端の外径より大きい外径を有する鍔部72aが形成され
る。また、前記インキ収容筒73の内部には、インキが
収容されると共に、該インキの後端には、インキ消費に
伴って前進するグリース状の追従体が充填される。ま
た、前記ボールペンペン先は、金属製パイプを外方から
押圧変形し複数の内方突起を形成し、該内方突起をボー
ル受座としたパイプ方式であるが、この他にも、ボール
受座を金属製本体の切削加工によって形成するタイプで
あってもよい。
り軸筒3の内部に挿入され、その後、先体5が軸筒3の
前端に螺合される。このとき、前記ペン先ホルダー72
の鍔部72aが、軸筒3の前端縁と先体5の内面とによ
り前後方向に挟持固定される。
得られる円筒体であり、その前部外周面には、環状凸部
31と、該環状凸部31の前方に位置する環状平滑面3
2とが一体に形成される。さらに、前記環状凸部31の
後方の軸筒3の外面には、環状凹部33が軸方向に延設
され、そこに、弾性材料よりなる筒状のグリップ4が設
けられる。
3との一体成形によって設けられたり、または軸筒3外
面に取り付けられる別部材によって設けられる。前記グ
リップ4の弾性材料としては、例えば、ゴムや熱可塑性
エラストマー等が挙げられる。
1と、後部の大径部42と、前記小径部41と前記大径
部42とを接続する傾斜面状のガイド部43とからな
る。前記グリップ4の小径部41の外径は、前記環状凸
部31の外径より小さく、また、前記大径部42の外径
は、前記小径部41の外径より大きく且つキャップ6の
開口端の内径より僅かに小さく設定される。また、前記
小径部41の外面には、複数本の環状溝が設けられ、グ
リップ4を把持した際の滑り止め効果を向上させてい
る。尚、前記ガイド部43の形状は、後方に向かうに従
って大径となる形状であれば、傾斜面状の他にも、凸曲
面状、凹曲面状等であってもよい。
先側外面に装着した際、軸筒3の外面の環状凸部31と
キャップ6の内面の分散状突起61とが乗り越え嵌合す
ると同時に、軸筒3の外面の環状平滑面32とキャップ
6内面の環状突起62とが圧入嵌合する。キャップ6の
開口端の内径は、グリップ4の大径部42の外径より僅
かに大きいため、前記大径部42はキャップ6開口端に
圧入嵌合されることが回避され、円滑なキャップ6の着
脱が可能となると共に、キャップ装着状態でキャップ6
の開口端内面により大径部42の外面が包囲されるた
め、キャップ6の径方向のぐらつきを防止できる。ま
た、キャップ6装着過程で、前記ガイド部43がキャッ
プ6開口端と摺接することにより、キャップ6の開口端
を円滑に大径部42へ案内することができる。尚、本実
施例では、前記グリップ4の大径部42は、キャップを
装着した際にキャップ6の開口端より露出するよう、後
方に延長されている。
成樹脂材料は、少なくとも、グリップ4の弾性材料に比
べて硬質な材料であって、例えば、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアセタール、アクリル、ナイロン、アクリ
ルニトリル・スチレン共重合樹脂(AS樹脂)、アクリ
ルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS
樹脂)等が挙げられる。
これは、第1実施例のグリップ4の変形例であって、第
1実施例と異なる点は、小径部41の外面が環状溝等の
存在しない環状平滑面よりなる点、ガイド部43の傾斜
角度が第1実施例より大きく且つガイド部43の軸方向
寸法が第1実施例より短い点、及び、大径部42の軸方
向寸法が第1実施例より短く且つキャップ装着状態で大
径部42全体がキャップ6の開口端に完全に包囲される
点である。尚、作用効果及び他の構成は第1実施例と同
様であるため説明は省略する。
部が、キャップ内面と円滑に摺動するため、グリップの
前部外面とキャップ内面との接触が回避され、円滑なキ
ャップの着脱が可能となる。
能となるとともに、キャップ装着完了状態で、キャップ
の径方向のぐらつきが十分に抑止され、さらに、キャッ
プの開口端内面と大径部の外面とが圧入嵌合状態になる
ことが回避されるため、より一層、スムーズなキャップ
着脱が可能となる。
層、スムーズにできる。
とのスムーズな摺動が得られると共に、凸部を備えた軸
筒の製造が容易となる。
点鎖線は装着したキャップの外形を示す。
要部外観図である。二点鎖線は装着したキャップの外形
を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】軸筒のペン先側外面に弾性材料よりなる筒
状のグリップを設け、前記軸筒のペン先側外面に前記グ
リップの外面を覆うようにキャップを着脱自在に設けた
筆記具であって、前記グリップより前方の軸筒の外面に
キャップの内面と乗り越え嵌合する凸部を設け、前記凸
部の外径を前記グリップの前部の外径よりも大きく設定
したことを特徴とする筆記具。 - 【請求項2】前記グリップが、前記凸部の外径より小さ
い外径の小径部と、該小径部の後方に位置し、該小径部
の外径より大きく且つキャップの開口端の内径より僅か
に小さい外径を有する大径部とを備えてなり、キャップ
を軸筒のペン先側外面に装着した際、前記大径部の外面
がキャップの開口端内面によって包囲されてなる請求項
1記載の筆記具。 - 【請求項3】前記グリップの小径部と前記大径部との間
に、後方に向かって次第に大径となる外径を有するガイ
ド部を設けた請求項2記載の筆記具。 - 【請求項4】前記凸部が環状である請求項1又は2記載
の筆記具。
Priority Applications (1)
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---|---|
JP2002002171A true JP2002002171A (ja) | 2002-01-08 |
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Family Applications (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56108572A (en) * | 1980-01-31 | 1981-08-28 | Imv Lab | Electrokinetic vibration generator |
JPH11208175A (ja) * | 1998-01-28 | 1999-08-03 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 軸筒にグリップゴムを装着した筆記具 |
-
2000
- 2000-06-16 JP JP2000181842A patent/JP4750247B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS56108572A (en) * | 1980-01-31 | 1981-08-28 | Imv Lab | Electrokinetic vibration generator |
JPH11208175A (ja) * | 1998-01-28 | 1999-08-03 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 軸筒にグリップゴムを装着した筆記具 |
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JP4750247B2 (ja) | 2011-08-17 |
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