JP4749527B2 - 輸送コンテナの貨物抜出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輸送コンテナの貨物抜出装置に関する。詳しくは、樹脂ペレット等のバルク荷、飼料等の粉粒体等の貨物を輸送する輸送コンテナに用いられ、輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための貨物抜出装置に関する。
【0002】
【背景技術】
貨物を効率よく輸送するために輸送コンテナが用いられている。
輸送コンテナを用いて樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送する場合、コンテナ内に直方体形状の袋体を収納し、この袋体に貨物を充填して輸送し、貨物輸送先において、輸送コンテナ内に収納した貨物を抜き出す。
【0003】
従来、輸送コンテナ内に収納した貨物(バルク荷や粉粒体等の貨物)を抜き出す抜出装置として、本出願人が先に提案した特開平10−59549号「粒・紛状体の抜出装置」が知られている。
これは、コンテナの取出口に固定される排出受部と、この排出受部に接続され所定の圧力で空気が流入する空気供給口および空気とともに粒紛状体等の貨物を送り出す送出口を有するロータリバルブ装置とを備え、空気供給口から送出口へ向かって流れる空気によって、排出受部からコンテナ内の貨物を吸引するとともに、吸引された貨物を空気とともに所定の貯蔵場所へ搬送する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、輸送コンテナ内から貨物を抜き出すにあたって、ロータリバルブ装置を駆動すると、ロータリバルブ装置からの空気が輸送コンテナ内に送り込まれ、輸送コンテナ内の圧力がロータリバルブ装置の空気供給能力によっては高圧になり、輸送コンテナに対して大きな負荷がかかる場合がある。とくに、輸送コンテナ内に貨物を収納するための袋体を設けてあると、ロータリバルブ装置からの空気が輸送コンテナ内の袋体に送り込まれて袋体が破損する場合も考えられる。
【0005】
このため、輸送コンテナの剛性を高めたり、あるいは、輸送コンテナ内が高圧にならないように、ロータリバルブ装置の能力を調整するようにしている。
しかし、前者の方法では、経済的負担が大きい。また、後者の方法では、貨物の貯蔵場所が高所の場合には、樹脂ペレットなどの貨物を高所に位置する貯蔵場所へ直接搬送することができない場合が生じる。
【0006】
本発明の目的は、このような従来の課題を解消し、輸送コンテナに過剰な負荷をかけることなく、内部に収納された貨物を任意の場所に容易に抜き出すことができる輸送コンテナの貨物抜出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の輸送コンテナの貨物抜出装置は、上記目的を達成するために、次の構成を採用する。
請求項1に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための輸送コンテナの貨物抜出装置であって、前記輸送コンテナの貨物排出口周囲に取外可能に取り付けられ、送出口を有する筒状のアタッチメントと、このアタッチメントにフレキシブルチューブを介して接続され貨物を圧送空気によって搬送するロータリバルブ装置とを備え、前記ロータリバルブ装置は、空気吸込口および空気吐出口を有するとともに、その中間に前記フレキシブルチューブを介して前記アタッチメントと接続される貨物吸込口を有しかつ係合手段を介して前記輸送コンテナに着脱可能に取り付けられ、前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口の周囲に前記フレキシブルチューブの一端側が固定され、前記フレキシブルチューブを介して、前記アタッチメントの送出口と前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口とを接続し、前記アタッチメントは、前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口を大気に連通させる大気連通手段を備え、前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口には、格子状の網が設けられ、前記アタッチメントには、該アタッチメントの内外を連通する開口が貫通形成され、該開口に一端が臨みかつ他端が前記格子状の網に当接する伸縮可能な蛇腹状ダクトが前記アタッチメント内面に取り付けられていることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、輸送コンテナ内の貨物は、アタッチメントおよびフレキシブルチューブを通り、ロータリバルブ装置の空気吸込口から空気吐出口へ向かって流れる圧送空気によって貨物吸込口から吸引されたのち、任意の位置まで搬送される。このとき、アタッチメントにはロータリバルブ装置の貨物吸込口を大気に連通させる大気連通手段が設けられているから、輸送コンテナ内の圧力が高圧になることがない。従って、ロータリバルブ装置の能力を調整することなく、輸送コンテナ内の圧力が高圧にならないようにすることができるから、輸送コンテナが輸送された場所と貨物貯蔵場所と離れていても、貨物を任意の貨物貯蔵場所まで容易に搬送することができる。
【0009】
また、この構成によれば、蛇腹状ダクトの他端を伸ばしてロータリバルブ装置の貨物吸込口に位置させると、その貨物吸込口が蛇腹状ダクトおよび開口を通じて大気と連通されるから、簡単な構成および作業で貨物吸込口を大気と連通させることができる。しかも、蛇腹状ダクトは、アタッチメント内面に取り付けられているから、他端を縮めれば、アタッチメント内に蛇腹状ダクトを格納することができる。よって、運搬に際しても蛇腹状ダクトが邪魔になることがない。
【0010】
さらに、この構成によれば、輸送コンテナ内の貨物に大きな異物が混入されていた場合でも、その異物を格子状の網によってロータリバルブ装置への流入を阻止することができるほかに、蛇腹状ダクトの他端を伸ばしてロータリバルブ装置の貨物吸込口に位置させると、その他端が貨物吸込口に設けられた格子状の網に当接した状態となるから、蛇腹状ダクトの他端を特別に固定することなく、貨物吸込口を大気圧に設定できる。
【0011】
の構成によれば、ロータリバルブ装置が係合手段を介して輸送コンテナに着脱可能に取り付けられているから、特別にロータリバルブ装置を支持するための装置などを設けなくてもよい。
【0012】
請求項に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、請求項に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、前記係合手段は、前記輸送コンテナに設けられた径の異なる第1および第2の孔が連通して設けられた係合孔と、一端に前記第1の孔より小さくかつ第2の孔より大きい鍔を有する突起部を有し、他端に水平なピンを有する取付用治具と、前記ロータリバルブ装置側に設けられ前記取付用治具のピンに着脱可能に係合するフックとを含んで構成されていることを特徴とする。この構成によれば、ロータリバルブ装置を輸送コンテナに取り付けるには、取付用治具の突起部を係合孔の第1の孔から挿入し、第2の孔に位置させるだけで、取付用治具を輸送コンテナに取り付けることができる。この状態において、取付用治具のピンにロータリバルブ装置側に設けられたフックを係合させれば、ロータリバルブ装置を輸送コンテナに取り付けることができる。一方、ロータリバルブ装置を輸送コンテナから取り外すには、ロータリバルブ装置側のフックを取付用治具のピンから外したのち、取付用治具の突起部を係合孔の第1の孔の位置まで移動させれば、ロータリバルブ装置および取付用治具を輸送コンテナから取り外すことができる。この状態では、輸送コンテナの面から取付用治具が突出していないから、輸送時にも支障となることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の輸送コンテナの貨物抜出装置を示している。同図において、1はトラック、2はトラック1の荷台1Aに積まれた輸送コンテナ、3は貨物抜出装置である。
【0014】
輸送コンテナ2は、図2に示すように、炭素鋼からなる略直方体形状の箱形のコンテナ本体10と、このコンテナ本体10の一方の長手方向端面の上部および下部に設けられた貨物投入口11および貨物排出口12と、コンテナ本体10の長手方向に沿った側面に設けられた積み卸し口13と、コンテナ本体10に着脱自在に内蔵され樹脂ペレット等のバルク荷、飼料および穀粉等の粉粒体等の貨物を充填するための袋体14(図1参照)とを備えている。
【0015】
ここで、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲には、その貨物排出口12の面より窪んだ窪み部15が形成され、更に、その外側に沿って突状部16が形成されている。また、貨物排出口12の周囲のうち少なくとも上部、ここでは、全周に係止鍔部17が形成されている。従って、係止鍔部17と窪み部15との間には隙間18が形成されている。
また、貨物排出口12の下方両側には、径の異なる第1および第2の孔19A,19Bが連通して設けられた鉤孔形状の係合孔19が設けられれている。つまり、係合孔19は、上方に設けられた径の大きな第1の孔19Aと、この第1の孔19Aの下方にそれと連通して設けられた径の小さな第2の孔19Bとから構成されている。
なお、貨物投入口11および貨物排出口12にはそれぞれ扉21,22が取り付けられ、これらの貨物投入口11および貨物排出口12を開閉できるようになっている。また、積み卸し口13にも、扉23が開閉可能に取り付けられている。
【0016】
貨物抜出装置3は、図1に示すように、前記輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲に設けられた前記係止鍔部17に係合して輸送コンテナ2に取り付けられる筒状のアタッチメント31と、このアタッチメント31にフレキシブルチューブ40を介して接続され貨物を圧送空気によって搬送する搬送手段としてのロータリバルブ装置41とから構成されている。
【0017】
前記アタッチメント31は、図3および図4に示すように、側面から見て略直角三角形状で、その斜面部分(輸送コンテナ2の貨物排出口12と対向する面)に前記貨物排出口12から排出された貨物を受ける受入口32が、直角をなす一方の面(図1で上方の面)に蓋33が、他の面(図4で下方の面)に前記受入口32と連通し貨物を外部へ送る送出口34がそれぞれ形成されている。
また、アタッチメント31の上部には、前記輸送コンテナ2の係止鍔部17に対して上方から係合可能かつ取外可能な係止鉤部35が設けられいる。係止鉤部35は、アタッチメント31の上部に一定間隔隔てて設けられ下向き溝37Aを有する複数枚(4枚)の板状係止鉤部材37から形成されている。
また、アタッチメント31の内部両側壁には、後述するロータリバルブ装置41の貨物吸込口49を大気に連通させる大気連通手段が設けられている。この大気連通手段は、アタッチメント31の内部両側壁に貫通形成された開口38と、この開口38に上端が臨みかつ下端が貨物吸込口49へ伸びる伸縮可能な蛇腹状ダクト39とから構成されている。
【0018】
前記ロータリバルブ装置41は、図3に示すように、係合手段51を介して前記輸送コンテナ2に着脱可能に取り付けられる。ロータリバルブ装置41は、フレーム42と、このフレーム42に搭載されたロータリバルブ43と、前記フレーム42に搭載されベルトを介して前記ロータリバルブ43を駆動させるモータ44とから構成されている。
【0019】
前記フレーム42には、その両側にフック45が設けられているとともに、このフック45を介してロータリバルブ装置41が輸送コンテナ2に取り付けられたときにトラック1の荷台1Aに当接してロータリバルブ装置41を所定の姿勢に保持するための当接部材46が突設されている。
前記ロータリバルブ43は、前記両側に空気吸込口47および空気吐出口48(図1参照)を有するとともに、その中間に貨物吸込口49が設けられている。この貨物吸込口49には、格子状の網49Aが取り付けられているとともに、その周囲には前記フレキシブルチューブ40の一端側が固定されている。
【0020】
前記係合手段51は、前記輸送コンテナ2に設けられた係合孔19と、この係合孔19に着脱可能に取り付けられる取付用治具52と、この取付用治具52に係止される前記フック45(フレーム42に設けられたフック45)とを含んで構成されている。取付用治具52は、側面から見て略L字状の治具ブロック53と、この治具ブロック53の垂直面に突設され先端に前記第1の孔19Aより小さくかつ第2の孔19Bより大きい鍔を有する突起部54と、治具ブロック53の水平部分の先端に掛け渡されたピン55とから構成されている。
【0021】
このように構成された本実施形態においては、次のような手順で各種貨物の積み卸しを行う。
貨物を輸送コンテナ2に積み込む場合、予め袋体14を輸送コンテナ2内に取り付けておき、貨物投入口11から引き出された袋体14の貨物充填口(図示省略)から貨物を注入する。この際、予め袋体14内に空気を注入して膨らませた後に貨物を充填してもよい。貨物を充填したら、袋体14の貨物充填口を閉塞したのち、貨物投入口11の扉21を閉めてから、輸送あるいは保管する。
【0022】
輸送コンテナ2の輸送先あるいは保管場所において、貨物を輸送コンテナ2から抜き出す場合、貨物排出口12の扉22を開けたのち、貨物排出口12に貨物抜出装置3を取り付ける。
これには、まず、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲に設けられた係止鍔部17に対して、アタッチメント31の係止鉤部35を上方から係合させる。すると、アタッチメント31が輸送コンテナ2の貨物排出口12に固定されるとともに、貨物排出口12にアタッチメント31の受入口32が対応した状態となる。
【0023】
また、輸送コンテナ2の係合孔19に取付用治具52の突起部54を挿入係止したのち、その取付用治具52のピン55にロータリバルブ装置41のフック45を係合させ、そこを支点としてロータリバルブ装置41を下方へ回動させる。すると、ロータリバルブ装置41のフレーム42に設けられた当接部材46がトラック1の荷台1Aに当接するため、この姿勢でロータリバルブ装置41が輸送コンテナ2およびトラック1に固定される。
【0024】
続いて、アタッチメント31内の蛇腹状ダクト39を伸ばし、その下端をロータリバルブ43の貨物吸込口49(つまり、網49A)に位置させる。すると、ロータリバルブ43が駆動しても、ロータリバルブ43の貨物吸込口49は蛇腹状ダクト39および開口38を通じて大気と連通されているから、ロータリバルブ43からの空気が輸送コンテナ2内の袋体14に送り込まれて袋体14が破損するようなことも防止できる。
最後に、フレキシブルチューブ40を介して、アタッチメント31の送出口34とロータリバルブ43の貨物吸込口49とを接続する。
【0025】
以上の取り付け作業が完了したのち、ロータリバルブ装置41のモータ44を駆動させると、ベルトを介してロータリバルブ43が駆動される。すると、輸送コンテナ2内の貨物は、ロータリバルブ43の貨物吸込口49から吸引されたのち、圧送空気とともに任意の貯蔵場所まで搬送される。このようにして、輸送コンテナ2内の貨物を抜き出すことができる。
【0026】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲には係止鍔部17が設けられ、貨物抜出装置3のアタッチメント31には、輸送コンテナ2の係止鍔部17に対して上方から係止可能かつ取外可能な係止鉤部35が設けられているから、アタッチメント31を持ちながら、係止鉤部35を係止鍔部17に対して上方から係合すれば、アタッチメント31を輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲に取り付けることができる。従って、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲にアタッチメント31を簡単かつ容易に取り付けることができるから、樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送コンテナ2から簡単にかつ容易に抜き出すことができる。
この際、係止鉤部35を、アタッチメント31の上部に設けられ4枚の板状係止鉤部材37を取り付けて構成したので、安価にかつ容易に構成できる。
【0027】
また、貨物抜出装置3は、アタッチメント31の送出口34に接続され貨物を搬送するロータリバルブ装置41を含んでいるから、アタッチメント31の送出口34まで送り出された貨物をロータリバルブ装置41の圧送空気によって任意の位置まで搬送することができる。従って、輸送コンテナ2が輸送された場所と貨物貯蔵場所と離れていても、また、貨物貯蔵場所が高所であっても、貨物を任意の貨物貯蔵場所まで容易に搬送することができる。
【0028】
また、アタッチメント31の内部両側壁には、開口38を貫通形成し、かつ、その開口38に上端が臨む伸縮可能な蛇腹状ダクト39を取り付けであるから、つまり、ロータリバルブ43の貨物吸込口49は蛇腹状ダクト39および開口38を通じて大気と連通されているから、ロータリバルブ43の駆動によって、ロータリバルブ43からの空気が輸送コンテナ2内に送り込まれて輸送コンテナ2に過剰な負荷がかかったり、あるいは、袋体14に送り込まれて袋体14が破損するようなことも防止できる。貨物抜出終了後に、蛇腹状ダクト39の下端を縮めれば、蛇腹状ダクト39をアタッチメント31内に格納することができるから、運搬に際しても蛇腹状ダクト39が邪魔になることがない。
【0029】
また、ロータリバルブ43の貨物吸込口49には、格子状の網49Aを設けたので、輸送コンテナ2内の貨物に大きな異物が混入されていた場合でも、その異物を格子状の網49Aによってロータリバルブ43への流入を阻止することができる。しかも、蛇腹状ダクト39の下端を伸ばしてロータリバルブ43の貨物吸込口49に位置させると、その下端が貨物吸込口49に設けられた格子状の網49Aに当接した状態となるから、蛇腹状ダクト39の下端を特別に固定することなく、貨物吸込口49を大気圧に設定できる。
【0030】
また、ロータリバルブ装置41は係合手段51を介して輸送コンテナ2に着脱可能に取り付けられているから、特別にロータリバルブ装置41を支持するための装置などを設けなくてもよい。
【0031】
また、ロータリバルブ装置41を輸送コンテナ2に取り付けるには、取付用治具52の突起部54を輸送コンテナ2に設けられた係合孔19の第1の孔19Aから挿入したのち、第2の孔19Bに位置させれば、取付用治具52を輸送コンテナ2に固定することができる。この状態において、取付用治具52のピン55にロータリバルブ装置41側に設けられたフック45を係合させるだけで、ロータリバルブ装置41を輸送コンテナ2に取り付けることができる。
一方、ロータリバルブ装置41を輸送コンテナ2から取り外すには、ロータリバルブ装置41のフック45を取付用治具52のピン55から外したのち、取付用治具52の突起部54を係合孔19の第1の孔19Aの位置まで移動させれば、取付用治具52を輸送コンテナ2から引き抜くことができる。すると、輸送コンテナ2の端面から取付用治具52が突出していないから、輸送時にも支障となることがない。
【0032】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、蛇腹状ダクト39をアタッチメント31の両側内面に固定したが、アタッチメント31の上部内面に固定してもよく、取付場所は問わない。
また、蛇腹状ダクト39に替えて、複数段のスライド筒構造のダクトを用いてもよい。
【0033】
また、前記実施形態では、ロータリバルブ装置41を輸送コンテナ2とトラック1との固定するようにしたが、ロータリバルブ装置41については、これらの部分に固定することなく、輸送コンテナ2の近傍の地面に設置するようにしてもよい。
【0034】
また、前記実施形態では、アタッチメント31の形状を側面から見て略直角三角形状をなした筒状としたが、アタッチメント31の形状についても、輸送コンテナ2内の貨物を容易に排出できる構造であれば、どのような形状でもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の輸送コンテナの貨物抜出装置によれば、輸送コンテナに過剰な負荷をかけることなく、内部に収納された貨物を任意の場所に容易に抜き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図。
【図2】前記実施形態の輸送コンテナを示す斜視図。
【図3】前記実施形態のアタッチメントおよびロータリバルブ装置を示す斜視図。
【図4】前記実施形態のアタッチメント部分の断面図。
【符号の説明】
2 輸送コンテナ
3 貨物抜出装置
19 係合孔
19A 第1の孔
19B 第2の孔
31 アタッチメント
32 受入口
38 開口(大気連通手段)
39 蛇腹状ダクト(大気連通手段)
40 フレキシブルチューブ
41 ロータリバルブ装置
45 フック
47 空気吸込口
48 空気吐出口
49 貨物吸込口
49A 格子状の網
51 係合手段
52 取付用治具
54 突起部
55 ピン

Claims (2)

  1. 輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための輸送コンテナの貨物抜出装置であって、
    前記輸送コンテナの貨物排出口周囲に取外可能に取り付けられ、送出口を有する筒状のアタッチメントと、このアタッチメントにフレキシブルチューブを介して接続され貨物を圧送空気によって搬送するロータリバルブ装置とを備え、
    前記ロータリバルブ装置は、空気吸込口および空気吐出口を有するとともに、その中間に前記フレキシブルチューブを介して前記アタッチメントと接続される貨物吸込口を有しかつ係合手段を介して前記輸送コンテナに着脱可能に取り付けられ
    前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口の周囲に前記フレキシブルチューブの一端側が固定され、前記フレキシブルチューブを介して、前記アタッチメントの送出口と前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口とを接続し、
    前記アタッチメントは、前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口を大気に連通させる大気連通手段を備え、
    前記ロータリバルブ装置の貨物吸込口には、格子状の網が設けられ、
    前記アタッチメントには、該アタッチメントの内外を連通する開口が貫通形成され、該開口に一端が臨みかつ他端が前記格子状の網に当接する伸縮可能な蛇腹状ダクトが前記アタッチメント内面に取り付けられている
    ことを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
  2. 請求項に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、
    前記係合手段は、前記輸送コンテナに設けられた径の異なる第1および第2の孔が連通して設けられた係合孔と、一端に前記第1の孔より小さくかつ第2の孔より大きい鍔を有する突起部を有し、他端に水平なピンを有する取付用治具と、前記ロータリバルブ装置側に設けられ前記取付用治具のピンに着脱可能に係合するフックとを含んで構成されている
    ことを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
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