JP4382947B2 - 輸送コンテナの貨物抜出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輸送コンテナの貨物抜出装置に関する。詳しくは、樹脂ペレット等のバルク荷、飼料等の粉粒体等の貨物を輸送する輸送コンテナに用いられ、輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための貨物抜出装置に関する。
【0002】
【背景技術】
貨物を効率よく輸送するために輸送コンテナが用いられている。
輸送コンテナを用いて樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送する場合、コンテナ内に直方体形状の袋体を収納し、この袋体に貨物を充填して輸送し、貨物輸送先において、輸送コンテナ内に収納した貨物を抜き出す。
【0003】
従来、輸送コンテナ内に収納した貨物(バルク荷や粉粒体等の貨物)を抜き出す抜出装置として、本出願人が先に提案した特開平10−59549号「粒・紛状体の抜出装置」が知られている。
これは、コンテナの取出口に固定される排出受部と、この排出受部に接続され所定の圧力で空気が流入する空気供給口および粒紛状体を送り出す送出口を有する搬送部とを備え、空気供給口から送出口へ向かって流れる空気によって、排出受部からコンテナ内の貨物を吸引するとともに、吸引された貨物を空気とともに所定の貯蔵場所へ搬送する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、輸送コンテナ内から貨物を抜き出す場合、輸送コンテナの取出口を開き、そこに抜出装置の排出受部を固定しなければならないが、従来の固定方法では、輸送コンテナの取出口と抜出装置の排出受部とを合わせ、これらを金具によって締め付けて固定していたため、固定に手間と時間がかかるという課題があった。
【0005】
しかも、抜出装置がロータリバルブを備えた構造であるため、比較的重い。そのため、重量の重い抜出装置を持ちながら、その抜出装置の排出受部を輸送コンテナの取出口に合わせなければならないので、作業するうえで大きな力が必要なうえ、その合わせた状態に維持して金具の締め付け作業を行わなければならないから、重労働である。
【0006】
本発明の目的は、樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送コンテナから簡単にかつ容易に抜き出すことができる輸送コンテナの貨物抜出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の輸送コンテナの貨物抜出装置は、上記目的を達成するために、次の構成を採用する。請求項1に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための貨物抜出装置であって、前記輸送コンテナの貨物排出口の周囲のうち少なくとも上部に設けられた係止鍔部と、この係止鍔部に係合して輸送コンテナの貨物排出口の周囲に取り付けられる貨物抜出装置本体とを有し、前記貨物抜出装置本体は、前記輸送コンテナの貨物排出口を塞ぐ大きさのアタッチメントと、このアタッチメントに設けられ前記貨物排出口から排出された貨物を受ける受入口と、この受入口と連通し貨物を外部へ送る送出口と、前記輸送コンテナの前記係止鍔部に対して上方から係止可能かつ取外可能な係止鉤とを含むことを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、輸送コンテナの貨物排出口の周囲のうち少なくとも上部には係止鍔部が設けられ、この係止鍔部に貨物抜出装置本体が係止される。このとき、貨物抜出装置本体は、輸送コンテナの係止鍔部に対して上方から係止可能かつ取外可能な係止鉤部を備えているから、貨物抜出装置本体を持ちながら、係止鉤部を係止鍔部に対して上方から係止すれば、貨物抜出装置本体が輸送コンテナの貨物排出口の周囲に取り付けられる。
従って、輸送コンテナの貨物排出口の周囲に貨物抜出装置本体を簡単かつ容易に取り付けることができるから、樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送コンテナから簡単にかつ容易に抜き出すことができる。
【0009】
請求項2に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための貨物抜出装置であって、前記輸送コンテナの貨物排出口の周囲のうち少なくとも上部に設けられた係止鍔部と、この係止鍔部に係合して輸送コンテナの貨物排出口の周囲に取り付けられる貨物抜出装置本体とを有し、前記貨物抜出装置本体は、前記輸送コンテナの貨物排出口を塞ぐ大きさのアタッチメントと、このアタッチメントに設けられ前記貨物排出口から排出された貨物を受ける受入口と、この受入口と連通し貨物を外部へ送り出す送出口と、前記輸送コンテナの前記係止鍔部に対して上方から係止可能かつ取外可能な係止鉤部と、前記送出口に接続され貨物を搬送する搬送手段とを含むことを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、上記請求項1で述べた効果に加え、次の作用効果が期待できる。
即ち、貨物抜出装置本体は、送出口に接続され貨物を搬送する搬送手段を含んでいるから、送出口まで送り出された貨物を搬送手段によって任意の位置まで搬送することができる。従って、輸送コンテナが輸送された場所と貨物貯蔵場所と離れていても、貨物を任意の貨物貯蔵場所まで容易に搬送することができる。
【0011】
請求項3に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、請求項1または請求項2に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、前記係止鉤部は、前記アタッチメントの上部でかつ送出口の周囲に設けられ下向き溝を有する板状の係止鉤部材から形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、係止鉤部を下向き溝を有する板状の係止鉤部材によって構成できるから、安価にかつ容易に構成できる。
【0012】
請求項4に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、請求項2に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、前記搬送手段は、係合手段を介して前記輸送コンテナに着脱可能に取り付けられ前記送出口からの貨物を圧送空気によって搬送するロータリバルブ装置によって構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、搬送手段が係合手段を介して輸送コンテナに着脱可能に取り付けられているから、特別に搬送手段を支持するための装置などを設けなくてもよい。しかも、搬送手段は、輸送コンテナ内の貨物を圧送空気によって任意の位置まで搬送するから、つまり、圧送空気を利用しているから、通常の工場に常備されている圧送空気を利用すれば、特別な装置を用意しなくてもよい。
【0013】
請求項5に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、請求項4に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、前記係合手段は、前記輸送コンテナに設けられた径の異なる第1および第2の孔が連通して設けられた係合孔と、一端に前記第1の孔より小さくかつ第2の孔より大きい鍔を有する突起部を有し、他端に水平なピンを有する取付用治具と、前記ロータリバルブ装置側に設けられ前記取付用治具のピンに着脱可能に係合するフックとを含んで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ロータリバルブ装置を輸送コンテナに取り付けるには、取付用治具の突起部を係合孔の第1の孔から挿入し、第2の孔に位置させるだけで、取付用治具を輸送コンテナに取り付けることができる。この状態において、取付用治具のピンにロータリバルブ装置側に設けられたフックを係合させれば、ロータリバルブ装置を輸送コンテナに取り付けることができる。
一方、ロータリバルブ装置を輸送コンテナから取り外すには、ロータリバルブ装置側のフックを取付用治具のピンから外したのち、取付用治具の突起部を係合孔の第1の孔の位置まで移動させれば、ロータリバルブ装置および取付用治具を輸送コンテナから取り外すことができる。この状態では、輸送コンテナの面から取付用治具が突出していないから、輸送時にも支障となることがない。
【0014】
請求項6に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、請求項2に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、前記搬送手段は、前記アタッチメントと一体的に設けられ前記送出口を吸引する真空装置によって形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、搬送手段が、送出口を吸引する真空装置によって形成されているから、つまり、真空ポンプなどを利用して貨物を搬送することができるから、輸送コンテナ内に過剰の圧力を加えることなく貨物を搬送することができる。
【0015】
請求項7に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置は、請求項1に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、前記アタッチメントの送出口には、シャッタが開閉可能に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、アタッチメントの送出口にシャッタが開閉可能に設けられているから、輸送コンテナ内の貨物を自然落下によって抜き出す場合、貨物の落下量、つまり、抜出量を容易に調整することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の輸送コンテナの貨物抜出装置を示している。同図において、1はトラック、2はトラック1の荷台1Aに積まれた輸送コンテナ、3は貨物抜出装置本体である。
【0017】
輸送コンテナ2は、図2に示すように、炭素鋼からなる略直方体形状の箱形のコンテナ本体10と、このコンテナ本体10の一方の長手方向端面の上部および下部に設けられた貨物投入口11および貨物排出口12と、コンテナ本体10の長手方向に沿った側面に設けられた積み卸し口13と、コンテナ本体10に着脱自在に内蔵され樹脂ペレット等のバルク荷、飼料および穀粉等の粉粒体等の貨物を充填するための袋体14(図1参照)とを備えている。
【0018】
ここで、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲には、その貨物排出口12の面より窪んだ窪み部15が形成され、更に、その外側に沿って突状部16が形成されている。また、貨物排出口12の周囲のうち少なくとも上部、ここでは、全周に係止鍔部17が形成されている。従って、係止鍔部17と窪み部15との間には隙間18が形成されている。
また、貨物排出口12の下方両側には、径の異なる第1および第2の孔19A,19Bが連通して設けられた鉤孔形状の係合孔19が設けられれている。つまり、係合孔19は、上方に設けられた径の大きな第1の孔19Aと、この第1の孔19Aの下方にそれと連通して設けられた径の小さな第2の孔19Bとから構成されている。
なお、貨物投入口11および貨物排出口12にはそれぞれ扉21,22が取り付けられ、これらの貨物投入口11および貨物排出口12を開閉できるようになっている。また、積み卸し口13にも、扉23が開閉可能に取り付けられている。
【0019】
貨物抜出装置本体3は、図1に示すように、前記輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲に設けられた前記係止鍔部17に係合して輸送コンテナ2に取り付けられる箱状のアタッチメント31と、このアタッチメント31にフレキシブルチューブ40を介して接続され貨物を圧送空気によって搬送する搬送手段としてのロータリバルブ装置41によって構成されている。
【0020】
前記アタッチメント31は、図3および図4に示すように、側面から見て略直角三角形状で、その斜面部分(輸送コンテナ2の貨物排出口12と対向する面)に前記貨物排出口12から排出された貨物を受ける受入口32が、直角をなす一方の面(図1で上方の面)に蓋33が、他の面(図1で下方の面)に前記受入口32と連通し貨物を外部へ送る送出口34がそれぞれ形成されている。
また、アタッチメント31の上部には、前記輸送コンテナ2の係止鍔部17に対して上方から係合可能かつ取外可能な係止鉤部35が設けられいる。係止鉤部35は、アタッチメント31の上部に一定間隔隔てて設けられ下向き溝37Aを有する複数枚(4枚)の板状係止鉤部材37から形成されている。
また、アタッチメント31の内部両側壁には、開口38が貫通形成されているとともに、その開口38に上端が臨む伸縮可能な蛇腹状ダクト39が取り付けられている。
【0021】
前記ロータリバルブ装置41は、図3に示すように、係合手段51を介して前記輸送コンテナ2に着脱可能に取り付けられる。ロータリバルブ装置41は、フレーム42と、このフレーム42に搭載されたロータリバルブ43と、前記フレーム42に搭載されベルトを介して前記ロータリバルブ43を駆動させるモータ44とから構成されている。
【0022】
前記フレーム42には、その両側にフック45が設けられているとともに、このフック45を介してロータリバルブ装置41が輸送コンテナ2に取り付けられたときにトラック1の荷台1Aに当接してロータリバルブ装置41を所定の姿勢に保持するための当接部材46が突設されている。
前記ロータリバルブ43は、前記両側に空気吸込口47および空気吐出口48(図1参照)を有するとともに、その中間に貨物吸込口49が設けられている。この貨物吸込口49には、格子状の網49Aが取り付けられているとともに、その周囲には前記フレキシブルチューブ40の一端側が固定されている。
【0023】
前記係合手段51は、前記輸送コンテナ2に設けられた係合孔19と、この係合孔19に着脱可能に取り付けられる取付用治具52と、この取付用治具52に係止される前記フック45(フレーム42に設けられたフック45)とを含んで構成されている。取付用治具52は、側面から見て略L字状の治具ブロック53と、この治具ブロック53の垂直面に突設され先端に前記第1の孔19Aより小さくかつ第2の孔19Bより大きい鍔を有する突起部54と、治具ブロック53の水平部分の先端に掛け渡されたピン55とから構成されている。
【0024】
このように構成された本実施形態においては、次のような手順で各種貨物の積み卸しを行う。
貨物を輸送コンテナ2に積み込む場合、予め袋体14を輸送コンテナ2内に取り付けておき、貨物投入口11から引き出された袋体14の貨物充填口(図示省略)から貨物を注入する。この際、予め袋体14内に空気を注入して膨らませた後に貨物を充填してもよい。貨物を充填したら、袋体14の貨物充填口を閉塞したのち、貨物投入口11の扉21を閉めてから、輸送あるいは保管する。
【0025】
輸送コンテナ2の輸送先あるいは保管場所において、貨物を輸送コンテナ2から抜き出す場合、貨物排出口12の扉22を開けたのち、貨物排出口12に貨物抜出装置本体3を取り付ける。
これには、まず、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲に設けられた係止鍔部17に対して、アタッチメント31の係止鉤部35を上方から係合させる。すると、アタッチメント31が輸送コンテナ2の貨物排出口12に固定されるとともに、貨物排出口12にアタッチメント31の受入口32が対応した状態となる。
【0026】
また、輸送コンテナ2の係合孔19に取付用治具52の突起部54を挿入係止したのち、その取付用治具52のピン55にロータリバルブ装置41のフック45を係合させ、そこを支点としてロータリバルブ装置41を下方へ回動させる。すると、ロータリバルブ装置41のフレーム42に設けられた当接部材46がトラック1の荷台1Aに当接するため、この姿勢でロータリバルブ装置41が輸送コンテナ2およびトラック1に固定される。
【0027】
続いて、アタッチメント31内の蛇腹状ダクト39を伸ばし、その下端をロータリバルブ43の貨物吸込口49に位置させる。すると、ロータリバルブ43が駆動しても、ロータリバルブ43の貨物吸込口49は蛇腹状ダクト39および開口38を通じて大気と連通されているから、ロータリバルブ43からの空気が輸送コンテナ2内の袋体14に送り込まれて袋体14が破損するようなことも防止できる。
最後に、フレキシブルチューブ40を介して、アタッチメント31の送出口34とロータリバルブ43の貨物吸込口49とを接続する。
【0028】
以上の取り付け作業が完了したのち、ロータリバルブ装置41のモータ44を駆動させると、ベルトを介してロータリバルブ43が駆動される。すると、輸送コンテナ2内の貨物は、ロータリバルブ43の貨物吸込口49から吸引されたのち、圧送空気とともに任意の貯蔵場所まで搬送される。このようにして、輸送コンテナ2内の貨物を抜き出すことができる。
【0029】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲には係止鍔部17が設けられ、貨物抜出装置本体3のアタッチメント31には、輸送コンテナ2の係止鍔部17に対して上方から係止可能かつ取外可能な係止鉤部35が設けられているから、アタッチメント31を持ちながら、係止鉤部35を係止鍔部17に対して上方から係合すれば、アタッチメント31を輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲に取り付けることができる。従って、輸送コンテナ2の貨物排出口12の周囲にアタッチメント31を簡単かつ容易に取り付けることができるから、樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送コンテナ2から簡単にかつ容易に抜き出すことができる。
この際、係止鉤部35を、アタッチメント31の上部に設けられ4枚の板状係止鉤部材37を取り付けて構成したので、安価にかつ容易に構成できる。
【0030】
また、貨物抜出装置本体3は、アタッチメント31の送出口34に接続され貨物を搬送するロータリバルブ装置41を含んでいるから、アタッチメント31の送出口34まで送り出された貨物をロータリバルブ装置41の圧送空気によって任意の位置まで搬送することができる。従って、輸送コンテナ2が輸送された場所と貨物貯蔵場所と離れていても、貨物を任意の貨物貯蔵場所まで容易に搬送することができる。
【0031】
しかも、アタッチメント31の内部両側壁には、開口38を貫通形成し、かつ、その開口38に上端が臨む伸縮可能な蛇腹状ダクト39を取り付けてあるから、つまり、ロータリバルブ43の貨物吸込口49は蛇腹状ダクト39および開口38を通じて大気と連通されているから、ロータリバルブ43が駆動しても、ロータリバルブ43からの空気が輸送コンテナ2内の袋体14に送り込まれて袋体14が破損するようなことも防止できる。
【0032】
また、ロータリバルブ装置41は係合手段51を介して輸送コンテナ2に着脱可能に取り付けられているから、特別にロータリバルブ装置41を支持するための装置などを設けなくてもよい。しかも、ロータリバルブ装置41は、輸送コンテナ2内の貨物を圧送空気によって任意の位置まで搬送するから、つまり、圧送空気を利用しているから、通常の工場に常備されている圧送空気を利用すれば、特別な装置を用意しなくてもよい。
【0033】
また、ロータリバルブ装置41を輸送コンテナ2に取り付けるには、取付用治具52の突起部54を輸送コンテナ2に設けられた係合孔19の第1の孔19Aから挿入したのち、第2の孔19Bに位置させれば、取付用治具52を輸送コンテナ2に固定することができる。この状態において、取付用治具52のピン55にロータリバルブ装置41側に設けられたフック45を係合させるだけで、ロータリバルブ装置41を輸送コンテナ2に取り付けることができる。
一方、ロータリバルブ装置41を輸送コンテナ2から取り外すには、ロータリバルブ装置41のフック45を取付用治具52のピン55から外したのち、取付用治具52の突起部54を係合孔19の第1の孔19Aの位置まで移動させれば、取付用治具52を輸送コンテナ2から引き抜くことができる。すると、輸送コンテナ2の端面から取付用治具52が突出していないから、輸送時にも支障となることがない。
【0034】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、搬送手段としてロータリバルブ装置41を用いたが、これに限られない。
【0035】
例えば、図5に示すような、真空装置61によって形成してもよい。この真空装置61は、前記アタッチメント31と一体的に設けられ、アタッチメント31の送出口34を吸引するように構成されている。
この構成によれば、貨物を搬送する手段が、真空装置61によって形成されているから、つまり、真空ポンプなどを利用して貨物を搬送することができるから、とくに、輸送コンテナ2内い過剰の圧力をかけることなく貨物を搬送することができる。
【0036】
また、図6および図7に示すような構成でもよい。これは、輸送コンテナ2内の貨物を自然落下によって抜き出す場合に用いるもので、アタッチメント31の送出口34に開閉可能(回動可能)なシャッタ71を備えている。なお、同図中、72は既設貨物投入口、73はガイド筒である。
この構成によれば、コンテナ本体10の貨物排出口12にアタッチメント31を取り付けるとともに、コンテナ本体10の貨物排出口12側とは反対側を持ち上げて、例えば、輸送してきたトラック1の荷台1Aを傾斜させ、貨物排出口12が下方になるように傾けた状態で貨物を排出する。この際、シャッタ71を開閉することによって、貨物の落下量、つまり、抜出量を容易に調整することができる。
【0037】
また、上記実施形態では、輸送コンテナ2の貨物排出口12の全周に沿って係止鍔部17を設けたが、少なくとも上部に設けてあればよい。
【0038】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の輸送コンテナの貨物抜出装置によれば、樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送コンテナから簡単にかつ容易に抜き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図。
【図2】前記実施形態の輸送コンテナを示す斜視図。
【図3】前記実施形態のアタッチメントおよびロータリバルブ装置を示す斜視図。
【図4】前記実施形態のアタッチメント部分の断面図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図6】本発明の更に他の実施形態を示す側面図。
【図7】図6に示すアタッチメントを示す斜視図。
【符号の説明】
2 輸送コンテナ
3 貨物抜出装置本体
12 貨物排出口
17 係止鍔部
19 係合孔
19A 第1の孔
19B 第2の孔
31 アタッチメント
32 受入口
34 送出口
35 係止鉤部
37 係止鉤部材
37A 下向き溝
41 ロータリバルブ装置
51 係合手段
52 取付用治具
54 突起部
55 ピン
61 真空装置(搬送手段)
71 シャッタ

Claims (7)

  1. 輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための貨物抜出装置であって、
    前記輸送コンテナの貨物排出口の周囲のうち少なくとも上部に設けられた係止鍔部と、この係止鍔部に係合して輸送コンテナの貨物排出口の周囲に取り付けられる貨物抜出装置本体とを有し、
    前記貨物抜出装置本体は、前記輸送コンテナの貨物排出口を塞ぐ大きさのアタッチメントと、このアタッチメントに設けられ前記貨物排出口から排出された貨物を受ける受入口と、この受入口と連通し貨物を外部へ送る送出口と、前記輸送コンテナの前記係止鍔部に対して上方から係止可能かつ取外可能な係止鉤部とを含むことを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
  2. 輸送コンテナの内部に収納した貨物を抜き出すための貨物抜出装置であって、
    前記輸送コンテナの貨物排出口の周囲のうち少なくとも上部に設けられた係止鍔部と、この係止鍔部に係合して輸送コンテナの貨物排出口の周囲に取り付けられる貨物抜出装置本体とを有し、
    前記貨物抜出装置本体は、前記輸送コンテナの貨物排出口を塞ぐ大きさのアタッチメントと、このアタッチメントに設けられ前記貨物排出口から排出された貨物を受ける受入口と、この受入口と連通し貨物を外部へ送り出す送出口と、前記輸送コンテナの前記係止鍔部に対して上方から係止可能かつ取外可能な係止鉤部と、前記送出口に接続され貨物を搬送する搬送手段とを含むことを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、
    前記係止鉤部は、前記アタッチメントの上部でかつ送出口の周囲に設けられ下向き溝を有する板状の係止鉤部材から形成されていることを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
  4. 請求項2に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、
    前記搬送手段は、係合手段を介して前記輸送コンテナに着脱可能に取り付けられ前記送出口からの貨物を圧送空気によって搬送するロータリバルブ装置によって構成されていることを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
  5. 請求項4に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、
    前記係合手段は、前記輸送コンテナに設けられた径の異なる第1および第2の孔が連通して設けられた係合孔と、一端に前記第1の孔より小さくかつ第2の孔より大きい鍔を有する突起部を有し、他端に水平なピンを有する取付用治具と、前記ロータリバルブ装置側に設けられ前記取付用治具のピンに着脱可能に係合するフックとを含んで構成されていることを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
  6. 請求項2に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、
    前記搬送手段は、前記アタッチメントと一体的に設けられ前記送出口を吸引する真空装置によって形成されていることを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
  7. 請求項1に記載の輸送コンテナの貨物抜出装置において、
    前記アタッチメントの送出口には、シャッタが開閉可能に設けられていることを特徴とする輸送コンテナの貨物抜出装置。
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