JP4749517B1 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Abstract

母線1,2を備えた二重母線方式のガス絶縁開閉装置において、母線1を区分する第1の母線接続ユニットと母線2を区分する第2の母線接続ユニットを設け、第1の母線接続ユニットでは縦形の遮断器8に傾斜接続タンク14を接続し、第2の母線接続ユニットでは縦形の遮断器27に傾斜接続タンク14よりも短寸の傾斜接続タンク24を接続し、傾斜接続タンク14,24を互いに逆向きに傾斜させる。この構成により、第1および第2の母線接続ユニット間の寸法が縮小され、ガス絶縁開閉装置の据付面積を縮小することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガス絶縁開閉装置に関するものである。
特許文献1の図25では、縦形の遮断器タンクと、この縦形の遮断器タンクの上側の分岐引出し口に接続された第1の母線と、この縦形の遮断器タンクの下側の分岐引出し口に接続された第2の母線とを備えた二重母線方式のガス絶縁開閉装置が記載されている。
また、特許文献2の図4〜図6では、二重母線方式のガス絶縁開閉装置において、二重母線を構成する母線の一方に対して、この母線の途中に母線区分用の一対の断路器および当該断路器間に接続された遮断器を設けた構成例が示されている。具体的には、同一軸線上に配置された母線の区分箇所にて母線の端部を対向させ、その一方の端部に上方に延伸する第1の断路器を接続し、その他方の端部に上方に延伸しかつ第1の断路器のよりも長寸の第2の断路器を接続し、さらに縦形の遮断器を軸線方向と直交する方向において第1の断路器と対向させて配置している。そして、第1の断路器の分岐引出し口と遮断器の下側の分岐引出し口とを接続し、第2の断路器の分岐引出し口と遮断器の上側の分岐引出し口とを軸線方向に延伸する接続用母線等を用いて接続している。
国際公開第2007/116479号 特開平1−214204号公報
上記のように、特許文献2のガス絶縁開閉装置では、母線を一対の断路器および遮断器を用いて開閉できるように構成している。この接続構造(以下、「母線接続ユニット」という。)では、二重母線のいずれか一方に対しては、断路器を二つ配置するスペースが必要となり、二重母線を構成する双方の母線に対しては、その2倍、すなわち、断路器を四つ配置するスペースが必要となる。すなわち、特許文献2の例では、母線数に応じて母線の軸線方向における母線接続ユニットの寸法が増大し、よってガス絶縁開閉装置の据付面積が増大するという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、据付面積の縮小化が可能な二重母線方式のガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガス絶縁開閉装置は、第1の母線と、この第1の母線の下方に配置され前記第1の母線と平行な第2の母線と、前記第1の母線における対向する母線端部間に接続され前記第1の母線を区分する第1の母線接続ユニットと、前記第2の母線における対向する母線端部間に接続され前記第2の母線を区分する第2の母線接続ユニットとを備えた二重母線方式のガス絶縁開閉装置であって、前記第1の母線接続ユニットは、前記第1の母線と直交する水平方向に引き出された分岐引出し口を有するとともに当該分岐引出し口に前記第1の母線の一方の母線端部が接続された縦形の第1の接続タンクと、この第1の接続タンクの上部に配置され前記第1の接続タンクの分岐引出し口と反対側に分岐引出し口を有する縦形の第1の遮断器と、この第1の遮断器の分岐引出し口に上端部の側面が接続され下端部が前記第1の母線の他方の母線端部側に配置され前記第1の接続タンクに対して傾斜した第1の傾斜接続タンクと、この第1の傾斜接続タンクの下端部に一端部が接続され前記第1の母線と直交する水平方向に延伸するとともに他端部が前記第1の母線の他方の母線端部に接続された第1の接続母線とを備え、前記第2の母線接続ユニットは、前記第2の母線の延伸方向において前記第1の接続母線を挟んで前記第1の接続タンクと対向して配置され前記第2の母線と直交する水平方向に引き出された分岐引出し口を有するとともに当該分岐引出し口に前記第2の母線の一方の母線端部が接続された縦形の第2の接続タンクと、この第2の接続タンクの上部に配置され前記第2の接続タンクの分岐引出し口と反対側に分岐引出し口を有する縦形の第2の遮断器と、前記第1の傾斜接続タンクよりも長寸であって前記第2の遮断器の分岐引出し口に上端部の側面が接続され下端部が前記第1の傾斜接続タンクの下端部よりも下方に配置されるとともに前記第1の傾斜接続タンクと逆方向に傾斜した第2の傾斜接続タンクと、この第2の傾斜接続タンクの下端部に一端が接続され前記第1の接続母線と平行に延伸するとともに他端部が前記第2の母線の他方の母線端部に接続された第2の接続母線とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、二重母線方式のガス絶縁開閉装置において、第1および第2の母線接続ユニット間の寸法を縮小し、ガス絶縁開閉装置の据付面積を縮小することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す上面図である。 図2は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の単線結線図である。 図3は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の母線接続ユニット(I)の構成を示す側面図であり、図1のP方向から見た図である。 図4は、母線接続ユニット(I)の単線結線図である。 図5は、図1または図3のA−A矢視断面図である。 図6は、図1または図3のB−B矢視断面図である。 図7は、図1または図3のC−C矢視断面図である。 図8は、実施の形態2に係るガス絶縁開閉装置の母線連絡ユニット(II)の構成を示す側面図である。 図9は、母線接続ユニット(II)の単線結線図である。 図10は、実施の形態3に係るガス絶縁開閉装置の線路ユニット(III)の構成を示す側面図である。 図11は、線路ユニット(III)の単線結線図である。
以下に、本発明に係るガス絶縁開閉装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す上面図、図2は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の単線結線図である。図1および図2に示すように、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置は、母線1,2からなる二重母線方式のガス絶縁開閉装置であって、母線1,2の途中に設けられた母線接続ユニット(I)と、母線1,2間を連絡する母線連絡ユニット(II)と、例えばケーブルヘッド等の線路機器を含む送受電用の線路ユニット(III)と、を備え、これらのユニットを母線1,2で互いに接続して構成される。図2は、図1の配置構成に対応する単線結線図であり、図2では、CHDはケーブルヘッドを、VTは計器用変圧器を、ESは接地開閉器を、DS/ESは接地開閉器付きの断路器を、DSは断路器を、CTは計器用変流器を、CBは遮断器をそれぞれ示している。また、図1,図2において、線路ユニット(III)の設置個数は、具体的な構成に応じて適宜増減することができる。本実施の形態では、母線接続ユニット(I)の構成について説明する。
図3は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の母線接続ユニット(I)の構成を示す側面図であり、図1のP方向から見た図、図4は、母線接続ユニット(I)の単線結線図、図5は、図1または図3のA−A矢視断面図、図6は、図1または図3のB−B矢視断面図、図7は、図1または図3のC−C矢視断面図である。
母線接続ユニット(I)は、母線1用の母線接続ユニット(第1の母線接続ユニット)と母線2用の母線接続ユニット(第2の母線接続ユニット)とからなる。まず、図4に示すように、母線1(第1の母線)の途中には、接地開閉器22(ES)と接地開閉器付きの断路器35(DS/ES)と計器用変流器34(CT)と遮断器25(CB)と計器用変流器33(CT)と接地開閉器付きの断路器20(DS/ES)と、接地開閉器19(ES)とを備えた母線1用の母線接続ユニットが設けられている。また、母線2(第2の母線)の途中には、接地開閉器9(ES)、接地開閉器付きの断路器17(DS/ES)と計器用変流器11(CT)と遮断器8(CB)と計器用変流器7(CT)と接地開閉器付きの断路器5(DS/ES)と接地開閉器4(ES)を備えた母線1用の母線接続ユニットが設けられている。
次に、母線接続ユニット(I)の配置構成を図1、図3、図5〜図7を参照して説明する。まず、母線2用の母線接続ユニット(第2の母線接続ユニット)の配置構成について説明する。母線2用の母線接続ユニットでは、例えば2個の分岐引出し口を側面に備えた筒状の接続タンク3(第2の接続タンク)がその軸線を据付面に対して垂直に設置されている。すなわち、接続タンク3はいわゆる縦形である。また、接続タンク3の側面からは例えば下側の分岐引出し口3aと上側の分岐引出し口3bが同じ向きに略水平に引き出されている。また、分岐引出し口3aは例えば母線2と同じ高さに、分岐引出し口3bは例えば母線1と同じ高さに設けられている。
分岐引出し口3aには、接地開閉器付きの断路器5(第3の断路器)が接続されている。また、断路器5の上部にはその操作装置6が設けられ、断路器5の側面には接地開閉器4が設けられ、接地開閉器4にはその操作装置90が設けられている。なお、断路器5は接地開閉器付きとしなくてもよい。
母線2は、分岐引出し口3a、3bの軸線および接続タンク3の軸線と略直交する方向に延伸している。また、母線2は、母線2用の母線接続ユニットの設置箇所において、母線端部が互いに対向して配置されている。したがって、図3に示すように、母線2の母線端部間には間隙26が設けられている。なお、母線2は、略水平に延設されている。断路器5は、母線2の対向する母線端部のうちの一方に接続されている。また、母線2の上方には母線2と略平行に母線1が延設されている。
接続タンク3の内部には、断路器5に接続された導体が配設され、通電部であるこの導体は接続タンク3の上部に配置された遮断器8(第2の遮断器)に導かれている。また、接続タンク3の内側上部には環状の計器用変流器7が配置されている。計器用変流器7は、接続タンク3内に配設された導体を周回し、導体に流れる電流を計測する。なお、上側の分岐引出し口3bには、機器が接続されておらず、蓋で閉塞されている。
接続タンク3の上部には、縦形の遮断器8が配置されている。すなわち、遮断器8は、筒状の遮断器タンク内に遮断部10を収納して構成され、遮断器タンクは接続タンク3と同一軸線上に配置されて例えばそれぞれのフランジを締結することで互いに連結されている。遮断器8の遮断器タンクの長さは、例えば接続タンク3の長さよりも短い。また、遮断器8の遮断器タンクの側面には例えば1個の分岐引出し口8aが設けられている。分岐引出し口8aは、遮断器タンクの軸線と略直交する方向に略水平に引き出され、その引出し方向は例えば分岐引出し口3a,3bと逆向きである。なお、遮断器8の遮断器タンクと接続タンク3を一体に形成することもできる。すなわち、接続タンク3を含めて遮断器8の遮断器タンクとすることもできる。この場合、遮断器8は、三つの分岐引出し口3a,3b,8aを有することとなる。
接続タンク3内の導体は遮断部10の一端部に接続されている。また、遮断部10の他端部に接続された導体は分岐引出し口8aを介して傾斜接続タンク14内に導かれている。また、分岐引出し口8aの内部には環状の計器用変流器11が配置されている。計器用変流器11は、分岐引出し口8a内に配設された導体を周回し、この導体に流れる電流を計測する。
遮断器8の上部には、遮断器8の操作装置12が設けられている。また、遮断器8の側方にはLCP(回路制御盤:Local
Control Panel)13が設けられている。LCP13は、開閉指令信号を受信して操作装置12を駆動させる。
分岐引出し口8aには、筒状の傾斜接続タンク14(第2の傾斜接続タンク)が接続されている。傾斜接続タンク14の軸線は、遮断器8または接続タンク3の軸線に対して斜めに配置されている。また、傾斜接続タンク14の上端部の側面は分岐引出し口8aに接続されている。すなわち、傾斜接続タンク14の上端部の側面には分岐引出し口14aが設けられており、この分岐引出し口14aと遮断器8の分岐引出し口8aとが連結されている。分岐引出し口14aは、分岐引出し口8aの軸線と略平行に引き出されている。そして、傾斜接続タンク14の下端部は接続タンク27側に配置され、よって上記のように接続タンク3の軸線に対して傾斜している。なお、接続タンク27は母線1用の母線接続ユニットを構成し、母線1,2と平行な方向において接続タンク3と対向して配置されている。
傾斜接続タンク14の下端部には略L字形状の接続タンク15が連結され、傾斜接続タンク14にはこの接続タンク15を介して略水平に延伸する接続母線16(第2の接続母線)が接続されている。接続母線16は、母線1,2と略直交する方向に延伸している。さらに、接続母線16の一端部には接地開閉器付きの断路器17(第4の断路器)が接続されている。すなわち、接続母線16の一端部には断路器17が接続され、その他端部には接続タンク15,傾斜接続タンク14が接続されている。
接続母線16は、接続タンク3と接続タンク27との間に配置され、その延伸方向は接続タンク3、27の軸線と略直交する方向である。また、断路器17の上部にはその操作装置18が設けられ、断路器17の側面には接地開閉器9が設けられ、接地開閉器9にはその操作装置91が設けられている。なお、断路器17は接地開閉器付きとしなくてもよい。接続母線16は筒状の接続母線タンク内に導体を収納して構成され、この導体は遮断部32と接続されている。
上記のように、母線2は、母線2用の母線接続ユニットの設置箇所において、母線端部が互いに対向して配置され、対向する母線端部のうちの一方には断路器5が接続され、対向する母線端部のうちの他方には断路器17が接続されている。そして、母線2用の母線接続ユニットは、母線1を開閉可能に接続することにより母線1を区分する。
次に、母線1用の母線接続ユニット(第1の母線接続ユニット)の配置構成について説明する。母線1用の母線接続ユニットでは、例えば2個の分岐引出し口を側面に備えた筒状の接続タンク27(第1の接続タンク)がその軸線を据付面に対して垂直に設置されている。すなわち、接続タンク27はいわゆる縦形である。また、接続タンク27の側面からは例えば下側の分岐引出し口27aと上側の分岐引出し口27bが同じ向きに略水平に引き出されている。なお、分岐引出し口27a,27bの引出し方向は、分岐引出し口3a,3bの引出し方向と同じ方向である。また、分岐引出し口27aは例えば母線2と同じ高さに、分岐引出し口27bは例えば母線1と同じ高さに設けられている。
分岐引出し口27bには、接地開閉器付きの断路器35(第1の断路器)が接続されている。また、断路器35の上部にはその操作装置36が設けられ、断路器35の側面には接地開閉器22が設けられ、接地開閉器22にはその操作装置92が設けられている。なお、断路器35は接地開閉器付きとしなくてもよい。
母線1は、分岐引出し口27a、27bの軸線および接続タンク27の軸線と略直交する方向に延伸している。また、母線1は、略水平に延設され、母線2の上方に略平行に配置されている。そして、母線1は、母線1用の母線接続ユニットの設置箇所において、母線端部が互いに対向して配置されている。したがって、図3に示すように、母線1の母線端部間には間隙81が設けられている。断路器35は、母線1の対向する母線端部のうちの一方に接続されている。
接続タンク27の内部には、断路器35に接続された導体が配設され、通電部であるこの導体は接続タンク27の上部に配置された遮断器25(第1の遮断器)に導かれている。また、接続タンク27の内側上部には環状の計器用変流器34が配置されている。計器用変流器34は、接続タンク27内に配設された導体を周回し、導体に流れる電流を計測する。なお、下側の分岐引出し口27aには、機器が接続されておらず、蓋で閉塞されている。
接続タンク27の上部には、縦形の遮断器25が配置されている。すなわち、遮断器25は、筒状の遮断器タンク内に遮断部32を収納して構成され、遮断器タンクは接続タンク37と同一軸線上に配置されて例えばそれぞれのフランジを締結することで互いに連結されている。遮断器25の遮断器タンクの長さは、例えば接続タンク27の長さよりも短い。また、遮断器25の遮断器タンクの側面には例えば1個の分岐引出し口25aが設けられている。分岐引出し口25aは、遮断器タンクの軸線と直交する方向に略水平に引き出され、その引出し方向は例えば分岐引出し口27a,27bと逆向きである。なお、遮断器25の遮断器タンクと接続タンク27を一体に形成することもできる。すなわち、接続タンク27を含めて遮断器25の遮断器タンクとすることもできる。この場合、遮断器25は、三つの分岐引出し口27a,27b,25aを有することとなる。接続タンク27は接続タンク3と同じ形状および大きさとすることができる。また、遮断器25の遮断器タンクと遮断器8の遮断器タンクを同じ形状および大きさとすることができる。
接続タンク27内の導体は遮断部32の一端部に接続されている。また、遮断部32の他端部に接続された導体は分岐引出し口25aを介して傾斜接続タンク24内に導かれている。また、分岐引出し口25aの内部には環状の計器用変流器33が配置されている。計器用変流器33は、分岐引出し口25a内に配設された導体を周回し、この導体に流れる電流を計測する。
遮断器25の上部には、遮断器25の操作装置30が設けられている。また、遮断器25の側方にはLCP(回路制御盤:Local Control Panel)31が設けられている。
分岐引出し口25aには、筒状の傾斜接続タンク24(第1の傾斜接続タンク)が接続されている。傾斜接続タンク24の軸線は、遮断器25または接続タンク27の軸線に対して斜めに配置されている。また、傾斜接続タンク24の上端部の側面は分岐引出し口25aに接続されている。すなわち、傾斜接続タンク24の上端部の側面には分岐引出し口24aが設けられており、この分岐引出し口24aと遮断器25の分岐引出し口25aとが連結されている。分岐引出し口24aは、分岐引出し口25aの軸線と略平行に引き出されている。傾斜接続タンク24は、傾斜接続タンク14よりも短寸である。すなわち、傾斜接続タンク24の軸線方向の長さは、傾斜接続タンク14の軸線方向の長さよりも短い。そして、傾斜接続タンク24の下端部は、接続タンク3側に配置され、よって傾斜接続タンク24は傾斜接続タンク14と逆向きに傾斜している。また、傾斜接続タンク14の下端部は、傾斜接続タンク24の下端部よりも下方に配置されている。
図3に示すように、本実施の形態では、寸法の異なる傾斜接続タンク14,24が互いに逆向きに傾斜し、傾斜接続タンク14に接続された接続母線16と傾斜接続タンク24に接続された接続母線22とが母線1,2の軸線方向において少なくとも互いの一部が重なるよう配置されている。すなわち、接続母線16,22は互いに離間して配置されてはいるが、例えば上から下へ平面視した場合には少なくとも互いの一部が重なるよう配置されている。なお、図3では、傾斜接続タンク24の下端部は傾斜接続タンク14の下端部からみて斜め上方に配置され、平面視で接続母線16,22の互いの一部が重なるように配置されているが、遮断器25の長さを調整するなどして、傾斜接続タンク14の下端部の鉛直上方に傾斜接続タンク24の下端部が配置するよう構成し、平面視で接続母線16,22が互いに完全に重なるように配置することもできる。
傾斜接続タンク24の下端部には略L字形状の接続タンク23が連結され、傾斜接続タンク24にはこの接続タンク23を介して略水平に延伸する接続母線22(第1の接続母線)が接続されている。さらに、接続母線22の一端部には接地開閉器付きの断路器20(第2の断路器)が接続されている。すなわち、接続母線22の一端部には断路器20が接続され、その他端部には接続タンク23、傾斜接続タンク24が接続されている。
接続母線22は、接続タンク3と接続タンク27との間に配置され、接続母線16と略平行であり、接続母線16からみて上方、具体的には遮断器25側の斜め上方に配置されている。断路器20の上部にはその操作装置21が設けられ、断路器20の側面には接地開閉器19が設けられ、接地開閉器19にはその操作装置93が設けられている。なお、断路器20は接地開閉器付きとしなくてもよい。接続母線22は筒状の接続母線タンク内に導体を収納して構成され、この導体は遮断部32と接続されている。断路器5,17,20,35は、それぞれ例えば母線一体形の断路器を構成している。
上記のように、母線1は、母線1用の母線接続ユニットの設置箇所において、母線端部が互いに対向して配置され、対向する母線端部のうちの一方には断路器35が接続され、対向する母線端部のうちの他方には断路器20が接続されている。そして、母線1用の母線接続ユニットは、母線1を開閉可能に接続することにより母線1を区分する。
本実施の形態では、寸法の異なる傾斜接続タンク14,24を互いに逆向きに傾斜させ、傾斜接続タンク14に接続された接続母線16と傾斜接続タンク24に接続された接続母線22とを母線1,2の軸線方向において少なくとも互いの一部が重なるよう配置している。すなわち、接続母線16,22は互いに離間して配置されてはいるが、例えば上から下へ平面視した場合には少なくとも互いの一部が重なるよう配置している。この配置構成によれば、接続母線16,22の母線1,2の軸線方向における間隔が縮小されるので、母線接続ユニット(I)の母線1,2の軸線方向における寸法を縮小することができ(つまり、第1および第2の母線接続ユニットのユニット間距離を縮小できる)、ガス絶縁開閉装置の据付面積の縮小化が実現される。
一方、特許文献2の図4〜図6に示す構成では、二重母線を構成する一方の母線を一対の断路器および遮断器を用いて開閉できるように構成している。この接続構造では、二重母線を構成する双方の母線に対しては、断路器を四つ配置するスペースが必要となる。他方、本実施の形態では、母線接続ユニット(I)の母線1,2の軸線方向における寸法は、断路器をほぼ三つ配置する分のスペースで済むので、従来に比べてガス絶縁開閉装置の母線1,2の軸線方向における寸法が縮小される。なお、特許文献2の図1〜3では、断路器間を斜めの接続母線で接続する構成例が示されているが、この構成には遮断器は含まれておらず、遮断器を用いた母線区分用開閉装置に変更するためには斜めの接続母線を取り外す必要があり、これを実際に行ったものが図4〜図6に示す構成である。よって、特許文献2の図1〜3は、斜めの接続母線を用いてはいるものの、その機能および構成のいずれも本実施の形態とは異なる。
また、本実施の形態では、例えば、遮断器8の遮断器タンクと接続タンク3とが互いに連結され、遮断器25のタンクと接続タンク27とが互いに連結されている。この構成によれば、遮断器8,25はいずれも小型化され、その構造も簡素化される。また、この構成によれば、遮断器8,25のみを解体するときに、解体箇所が限定されるのでその作業が容易となり、さらに解体箇所のガス区分も限定されるので、ガス漏れ防止の作業も容易となる。さらにまた、後述するように、遮断器8,25は、その形状を他のユニットとの間で共通化することができる。
一方、遮断器8の遮断器タンクと接続タンク3とを一体に形成し、遮断器25のタンクと接続タンク27とを一体に形成した場合は、部品点数を減らすことができる。
なお、本実施の形態では、第1および第2の母線接続ユニットのいずれにも傾斜接続タンクを設ける構成としているが、いずれか一方のみに傾斜接続タンクを設ける構成でも母線接続ユニット(I)の母線1,2の軸線方向における寸法を縮小することができる。
例えば第2の母線接続ユニットのみに傾斜接続タンクを設けるとした場合、図3において、傾斜接続タンク14はそのままで、傾斜接続タンク24の代わりに、分岐引出し口25aと接続タンク23とを接続する例えばL字形状のタンクを設けることで、母線接続ユニット(I)の母線1,2の軸線方向における長さを同図の状態に保つことができる。つまり、接続タンク3と接続タンク27を所定の間隔で配置し、第1または第2の母線接続ユニットの一方に傾斜接続タンクを設け、他方のユニットでは接続タンク3,27間の利用可能なスペースにその接続母線を配置し、その接続母線と遮断器の分岐引出し口を接続するよう傾斜接続タンクに代わるタンクを設ければよい。なお、本実施の形態では、傾斜接続タンク14,24はいずれも直線状であるのでタンクの構造が簡素化される。
また、本実施の形態では、接続タンク3は分岐引出し口3a,3bを有し、接続タンク27は分岐引出し口27a,27bを有するとした。しかしながら、分岐引出し口3b,27aには機器が接続されていない。したがって、接続タンク3,27にそれぞれ設ける分岐引出し口の個数を1個とし、接続タンク3には分岐引出し口3aのみを設け、接続タンク27には分岐引出し口27bのみを設けることでも同様の効果が得られる。ただし、本実施の形態によれば、接続タンク3,27に対して同一の形状および大きさのタンクを適用することになり、それぞれに対して専用品を作成する場合に比べてコストが低減する。
実施の形態2.
本実施の形態では、図1、図2で説明した母線連絡ユニット(II)の構成について説明する。母線接続ユニット(I)については、実施の形態1で説明したとおりである。図8は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の母線連絡ユニット(II)の構成を示す側面図、図9は、母線接続ユニット(II)の単線結線図である。以下、図1、図2、図8、図9を参照して説明する。
図9に示すように、母線連絡ユニット(II)は、母線1と母線2との間を連絡するものであり、母線1,2間には、接地開閉器付きの断路器43、計器用変流器46、遮断器47、計器用変流器50、および接地開閉器付きの断路器40が順に直列に接続されている。
図8に示すように、例えば3個の分岐引出し口42a,42b,42cを側面に備えた筒状の接続タンク42(第3の接続タンク)がその軸線を据付面に対して垂直に設置されている。すなわち、接続タンク42はいわゆる縦形である。
分岐引出し口42a,42bの引き出し方向は、実施の形態1で説明した母線接続ユニット(I)における分岐引きし口3a,3b,27a,27bと同じ方向である。分岐引出し口42cは例えば分岐引出し口42a,42bと反対側に引き出されている。また、分岐引出し口42aは例えば母線2と同じ高さに設けられ、分岐引出し口42bは例えば母線1と同じ高さに設けられ、分岐引出し口42cは例えば分岐引出し口42aと分岐引出し口42bとの中間の高さに設けられている。母線1,2は、分岐引出し口42a,42bの軸線および接続タンク42の軸線と略直交する方向に延伸している。
分岐引出し口42aには、接地開閉器付きの断路器40(第5の断路器)が接続されている。また、断路器40の上部にはその操作装置41が設けられている。なお、断路器40は接地開閉器付きとしなくてもよい。また、断路器40には母線2が接続されている。断路器40は、例えば母線一体形の断路器を構成している。
分岐引出し口42bには、接地開閉器付きの断路器43(第6の断路器)が接続されている。また、断路器43の上部にはその操作装置44が設けられている。なお、断路器43は接地開閉器付きとしなくてもよい。また、断路器43には母線1が接続されている。断路器43は、例えば母線一体形の断路器を構成している。
接続タンク42の内部には、断路器43に接続された導体が配設され、通電部であるこの導体は接続タンク42の上部に配置された遮断器47(第3の遮断器)に導かれている。また、接続タンク42の内側上部には環状の計器用変流器46が配置されている。計器用変流器46は、接続タンク42内に配設された導体を周回し、導体に流れる電流を計測する。
接続タンク42の上部には、縦形の遮断器47が配置されている。すなわち、遮断器47は、筒状の遮断器タンク内に遮断部49を収納して構成され、遮断器タンクは接続タンク42と同一軸線上に配置されて例えばそれぞれのフランジを締結することで互いに連結されている。遮断器47の遮断器タンクの長さは、例えば接続タンク42の長さよりも短い。また、遮断器47の遮断器タンクの側面には例えば1個の分岐引出し口47aが設けられている。分岐引出し口47aは、遮断器タンクの軸線と略直交する方向に略水平に引き出され、その引出し方向は例えば分岐引出し口42a,42bと逆向きである。なお、遮断器47の遮断器タンクと接続タンク42を一体に形成することもできる。すなわち、接続タンク42を含めて遮断器47の遮断器タンクとすることもできる。この場合、遮断器47は、四つの分岐引出し口42a〜42c,47aを有することとなる。
また、図示例では、遮断器47の遮断器タンクは、実施の形態1で説明した母線接続ユニット(I)の遮断器8,25と同じ形状および大きさである。この場合、遮断器タンクの共通化がされるという利点がある。さらにまた、接続タンク42は、分岐引出し口42cが設けられていることを除けば、実施の形態1で説明した母線接続ユニット(I)の接続タンク3,27と同じ形状および大きさである。
接続タンク42内に配設された導体は、断路器43に接続されるとともに遮断部49の一端部に接続されている。また、遮断部49の他端部に接続された導体は分岐引出し口47aを介して接続タンク82内に導かれている。また、分岐引出し口47aの内部には環状の計器用変流器50が配置されている。計器用変流器50は、分岐引出し口47a内に配設された導体を周回し、この導体に流れる電流を計測する。
遮断器47の上部には、遮断器47の操作装置51が設けられている。また、遮断器47の側方にはLCP(回路制御盤:Local Control Panel)52が設けられている。
分岐引出し口47aには、筒状の接続タンク82(第4の接続タンク)が接続されている。接続タンク82の軸線は、遮断器47および接続タンク42の軸線と平行である。すなわち、接続タンク82はいわゆる縦形である。また、接続タンク82の上端部の側面は分岐引出し口47aに接続されている。すなわち、接続タンク82の上端部の側面には分岐引出し口82aが設けられており、この分岐引出し口82aと遮断器47の分岐引出し口47aとが連結されている。ここで、分岐引出し口82aは、分岐引出し口47aの軸線と略平行に引き出されている。また、接続タンク82の下端部の側面には分岐引出し口82bが設けられており、この分岐引出し口82bと接続タンク42の分岐引出し口42cとが連結されている。ここで、分岐引出し口82bは、分岐引出し口42cの軸線と略平行に引き出されている。
遮断部49の上記他端部に接続された導体は、接続タンク82を経て、接続タンク42に導かれ、さらに断路器40に接続される。
本実施の形態では、遮断器47の下部に接続タンク42を設けるようにしたので、母線接続ユニット(I)で用いられる遮断器8,25と同じ形状および大きさの遮断器タンクを用いることができ、遮断器タンクを共通化して製造コストを低減することができる。さらにまた、接続タンク42の形状は、分岐引出し口42cの部分を除けば、母線接続ユニット(I)で用いられる接続タンク3、27と同じ形状および大きさであるので、同様に製造コストの低下につながる。
実施の形態3.
本実施の形態では、図1、図2で説明した線路ユニット(III)の構成について説明する。母線接続ユニット(I)、母線連絡ユニット(II)については、実施の形態1,2で説明したとおりである。図10は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の線路ユニット(III)の構成を示す側面図、図11は、線路ユニット(III)の単線結線図である。以下、図1、図2、図10、図11を参照して説明する。
図11に示すように、線路ユニット(III)では、母線1に接続された接地開閉器付きの断路器58と、母線2に接続された接地開閉器55と、断路器58および接地開閉器55の双方に接続された計器用変流器60と、計器用変流器60に接続された遮断器61と、遮断器61に接続された計器用変流器63と、計器用変流器63に接続された接地開閉器付きの断路器70と、断路器70にそれぞれ接続された計器用変圧器72、ケーブルヘッド64および接地開閉器66とを備えている。
図10に示すように、例えば2個の分岐引出し口57a,57bを側面に備えた筒状の接続タンク57(第5の接続タンク)がその軸線を据付面に対して垂直に設置されている。すなわち、接続タンク57はいわゆる縦形である。
分岐引出し口57a,57bの引き出し方向は、実施の形態1で説明した母線接続ユニット(I)における分岐引きし口3a,3b,27a,27bと同じ方向である。また、分岐引出し口57aは例えば母線2と同じ高さに設けられ、分岐引出し口57bは例えば母線1と同じ高さに設けられている。
分岐引出し口57aには、接地開閉器55が接続されている。また、接地開閉器55の上部にはその操作装置56が設けられている。なお、接地開閉器55の代わりに例えば接地開閉器付きの断路器を設けることもできる。
分岐引出し口57bには、接地開閉器付きの断路器58(第7の断路器)が接続されている。また、断路器58の上部にはその操作装置59が設けられている。なお、断路器58は接地開閉器付きとしなくてもよい。また、断路器58には母線1が接続されている。断路器58は、例えば母線一体形の断路器を構成している。
接続タンク57の内部には、断路器58および接地開閉器55に接続された導体が配設され、通電部であるこの導体は接続タンク57の上部に配置された遮断器61(第4の遮断器)に導かれている。また、接続タンク57の内側上部には環状の計器用変流器60が配置されている。計器用変流器60は、接続タンク57内に配設された導体を周回し、導体に流れる電流を計測する。
接続タンク57の上部には、縦形の遮断器61が配置されている。すなわち、遮断器61は、筒状の遮断器タンク内に遮断部62を収納して構成され、遮断器タンクは接続タンク57と同一軸線上に配置されて例えばそれぞれのフランジを締結することで互いに連結されている。遮断器61の遮断器タンクの長さは、例えば接続タンク57の長さよりも短い。また、遮断器61の遮断器タンクの側面には例えば1個の分岐引出し口61aが設けられている。分岐引出し口61aは、遮断器タンクの軸線と略直交する方向に略水平に引き出され、その引出し方向は例えば分岐引出し口57a,57bと逆向きである。なお、遮断器61の遮断器タンクと接続タンク57を一体に形成することもできる。すなわち、接続タンク57を含めて遮断器61の遮断器タンクとすることもできる。この場合、遮断器61は、三つの分岐引出し口57a,57b,61aを有することとなる。
また、図示例では、遮断器61の遮断器タンクは、実施の形態1で説明した母線接続ユニット(I)の遮断器8,25と同じ形状および大きさである。この場合、遮断器タンクの共通化がされるという利点がある。さらにまた、接続タンク57は、実施の形態1で説明した母線接続ユニット(I)の接続タンク3,27と同じ形状および大きさである。
接続タンク57内に配設された導体は、遮断部62の一端部に接続されている。また、分岐引出し口61aの内部には環状の計器用変流器63が配置されている。計器用変流器63は、分岐引出し口61a内に配設された導体を周回し、この導体に流れる電流を計測する。
また、遮断部62の他端部に接続された導体は分岐引出し口61aを介して線路側機器に接続されている。ここで線路側機器は、接地開閉器付き断路器70(線路側断路器)、線路側接地用の接地開閉器66、断路器70の上部に配置された計器用変圧器72、および断路器70の下部に配置された例えばケーブルヘッド64等を備えている。断路器70は、例えば三つの分岐引出し口65a〜65cを備えた筒状のタンク内に配置されている。分岐引出し口65aは、遮断器61側に引き出されて分岐引出し口61aと連結されている。分岐引出し口65bは、遮断器61と反対側に引き出されて接地開閉器66に接続されている。また、分岐引出し口65cは、分岐引きし口65bの下方で同じ向きに引き出されているが、図示例では機器が接続されていない。断路器70の収納するタンクの側面には断路器70の操作装置71が設けられている。ケーブルヘッド64は、図示はしていないが例えば架台等により支持されている。なお、この線路機器の構成は一例であってこれに限定されない。
遮断器61の上部には、遮断器61の操作装置67が設けられている。また、遮断器61の側方にはLCP(回路制御盤:Local Control Panel)68が設けられている。
なお、LCP68は、遮断器61とは別置にすることもできる。この場合、分岐引出し口61aを母線1,2側に引き出し、母線1,2側に引き出された分岐引出し口に線路側機器を接続することもできる。この場合は、線路機器と遮断器61との間に母線1,2が配置される構成となる。
本実施の形態では、遮断器61の下部に接続タンク57を設けるようにしたので、母線接続ユニット(I)で用いられる遮断器8,25と同じ形状および大きさの遮断器タンクを用いることができ、遮断器タンクを共通化して製造コストを低減することができる。さらにまた、接続タンク57の形状は、母線接続ユニット(I)で用いられる接続タンク3,27と同じ形状および大きさであるので、同様に製造コストの低下につながる。
なお、実施の形態1〜3では、母線接続ユニット(I)、母線連絡ユニット(II)、および線路ユニット(III)を含むガス絶縁開閉装置について説明したが、その他、構成に応じて変圧器ユニットを含めることができる。ここで変圧器ユニットは、図10の構成において計器用変圧器72を設けない構成としたものである。実施の形態3では、接続する線路側機器の構成を変えることで変圧器ユニットも構成できるので、線路ユニットは変圧器ユニットも含めて総括的な意味で用いている。
以上のように、本発明は、二重母線方式のガス絶縁開閉装置として有用である。
1,2 母線
3a,3b,8a,14a,24a,25a 分岐引出し口
27a,27b,42a〜42c 分岐引出し口
47a,57a,57b,61a,65a〜65c,82a,82b 分岐引出し口
3,15,23,27,37,42,57,82 接続タンク
4 接地開閉器
5,17,20,35,40,43,58,70 断路器
6,12,18,21,30,36,41,44,51 操作装置
56,59,67,71,90〜93 操作装置
7,11,33,34,46,50,60,63 計器用変流器
8,25,32,47,61 遮断器
9,19,22,55,66 接地開閉器
10,49,62 遮断部
14,24 傾斜接続タンク
16,22 接続母線
26,81 間隙
64 ケーブルヘッド
72 計器用変圧器

Claims (14)

  1. 第1の母線と、この第1の母線の下方に配置され前記第1の母線と平行な第2の母線と、前記第1の母線における対向する母線端部間に接続され前記第1の母線を区分する第1の母線接続ユニットと、前記第2の母線における対向する母線端部間に接続され前記第2の母線を区分する第2の母線接続ユニットとを備えた二重母線方式のガス絶縁開閉装置であって、
    前記第1の母線接続ユニットは、前記第1の母線と直交する水平方向に引き出された分岐引出し口を有するとともに当該分岐引出し口に前記第1の母線の一方の母線端部が接続された縦形の第1の接続タンクと、この第1の接続タンクの上部に配置され前記第1の接続タンクの分岐引出し口と反対側に分岐引出し口を有する縦形の第1の遮断器と、この第1の遮断器の分岐引出し口に上端部の側面が接続され下端部が前記第1の母線の他方の母線端部側に配置され前記第1の接続タンクに対して傾斜した第1の傾斜接続タンクと、この第1の傾斜接続タンクの下端部に一端部が接続され前記第1の母線と直交する水平方向に延伸するとともに他端部が前記第1の母線の他方の母線端部に接続された第1の接続母線とを備え、
    前記第2の母線接続ユニットは、前記第2の母線の延伸方向において前記第1の接続母線を挟んで前記第1の接続タンクと対向して配置され前記第2の母線と直交する水平方向に引き出された分岐引出し口を有するとともに当該分岐引出し口に前記第2の母線の一方の母線端部が接続された縦形の第2の接続タンクと、この第2の接続タンクの上部に配置され前記第2の接続タンクの分岐引出し口と反対側に分岐引出し口を有する縦形の第2の遮断器と、前記第1の傾斜接続タンクよりも長寸であって前記第2の遮断器の分岐引出し口に上端部の側面が接続され下端部が前記第1の傾斜接続タンクの下端部よりも下方に配置されるとともに前記第1の傾斜接続タンクと逆方向に傾斜した第2の傾斜接続タンクと、この第2の傾斜接続タンクの下端部に一端が接続され前記第1の接続母線と平行に延伸するとともに他端部が前記第2の母線の他方の母線端部に接続された第2の接続母線とを備えることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記第1の接続タンクは、前記第1の母線と直交する水平方向にそれぞれ引き出された上側および下側の分岐引出し口を有し、当該上側の分岐引出し口に前記第1の母線の一方の母線端部が接続され、
    前記第2の接続タンクは、前記第2の母線と直交する水平方向にそれぞれ引き出された上側および下側の分岐引出し口を有し、当該下側の分岐引出し口に前記第2の母線の一方の母線端部が接続されていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記第1および第2の接続母線は、前記第1および第2の母線の延伸方向において、少なくとも互いの一部が重なるよう配置されていることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 前記第1の母線接続ユニットは、前記第1の接続タンクの上側の分岐引出し口に接続されかつ前記第1の母線の一方の母線端部に接続された第1の断路器と、前記第1の接続母線の他端部に接続されかつ前記第1の母線の他方の母線端部に接続された第2の断路器とを備え、
    前記第2の母線接続ユニットは、前記第2の接続タンクの下側の分岐引出し口に接続されかつ前記第2の母線の一方の母線端部に接続された第3の断路器と、前記第2の接続母線の他端部に接続されかつ前記第2の母線の他方の母線端部に接続された第4の断路器とを備えることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 前記第1の遮断器のタンクと前記第1の接続タンクとが互いに連結され、
    前記第2の遮断器のタンクと前記第2の接続タンクとが互いに連結されていることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 前記第1の遮断器のタンクと前記第1の接続タンクとが一体に形成され、
    前記第2の遮断器のタンクと前記第2の接続タンクとが一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  7. 前記第1の遮断器のタンク長は、前記第1の接続タンクのタンク長よりも短く、前記第2の遮断器のタンク長は、前記第2の接続タンクのタンク長よりも短いことを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  8. 前記第1および第2の接続タンクは互いに同じ形状および大きさであり、前記第1および第2の遮断器のタンクは互いに同じ形状および大きさであることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  9. 前記第1の接続タンクの上側および下側の分岐引出し口はそれぞれ前記第1および第2の母線と同じ高さに配置され、
    前記第2の接続タンクの上側および下側の分岐引出し口はそれぞれ前記第1および第2の母線と同じ高さに配置されていることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  10. 前記第1および第2の母線間を連絡する母線連絡ユニットを備え、
    前記母線連絡ユニットは、前記第1および第2の接続タンクの分岐引出し口と同じ方向にそれぞれ引き出された上側および下側の分岐引出し口と当該上側および下側の分岐引出し口と反対側でかつ双方の間の高さで引き出された中間高さの分岐引出し口とを有するとともに当該上側の分岐引出し口には前記第1の母線が接続され当該下側の分岐引出し口には前記第2の母線が接続された縦形の第3の接続タンクと、この第3の接続タンクの上部に配置され前記第3の接続タンクの有する前記中間高さの分岐引出し口と同じ側に引き出された分岐引出し口を有する縦形の第3の遮断器と、この第3の遮断器の分岐引出し口に上端部の側面が接続され下端部の側面が前記中間高さの分岐引出し口に接続された縦形の第4の接続タンクとを備えることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  11. 前記母線連絡ユニットは、前記第3の接続タンクの下側の分岐引出し口に接続されかつ前記第2の母線に接続された第5の断路器と、前記第3の接続タンクの上側の分岐引出し口に接続されかつ前記第1の母線に接続された第6の断路器とを備えることを特徴とする請求項10に記載のガス絶縁開閉装置。
  12. 前記第1〜第3の遮断器のタンクは互いに同じ形状および大きさであることを特徴とする請求項10に記載のガス絶縁開閉装置。
  13. 前記第1および第2の母線に接続された線路ユニットを備え、
    前記線路ユニットは、前記第1および第2の接続タンクの分岐引出し口と同じ方向にそれぞれ引き出された上側および下側の分岐引出し口を有するとともに当該上側の分岐引出し口には前記第1の母線が接続され当該下側の分岐引出し口には前記第2の母線が接続された縦形の第5の接続タンクと、この第5の接続タンクの上部に配置され前記第5の接続タンクの有する前記上側および下側の分岐引出し口と同じ側または反対側に引き出された分岐引出し口を有する縦形の第4の遮断器と、この第4の遮断器の分岐引出し口に接続された線路側機器とを備えることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  14. 前記第1、第2、および第5の接続タンクは互いに同じ形状および大きさであり、前記第1、第2、および第4の遮断器のタンクは互いに同じ形状および大きさであることを特徴とする請求項13に記載のガス絶縁開閉装置。
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