JP4748798B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関し、特に遊技者の操作に応じて遊技球を遊技領域に発射させるパチンコ遊技機に関する。
従来より、パチンコ遊技機等の弾球遊技機では、ときに、発射されたにも関わらず遊技領域に到達しない遊技球、すなわち、戻り球が発生する。この戻り球が生じることにより、ホール側にとっては稼働率の減少、遊技者側にとっては時間あたりの変動回数が減少するという時間効率の悪化を引き起こしていた。
この戻り球について、従来は、単に受け皿に排出するだけにしていたのが殆んどであった。この為、例えば発射された遊技球が5個あって、そのうちの2個が戻り球になったとすると、実際に遊技領域に到達し、遊技に寄与した有効球数は3個ということになっていた。
有効球数の減少は、遊技場側、遊技者側双方に不利益をもたらす。先ず遊技場側にとって、客付きの良し悪しを決定する稼働率は、発射された遊技球ではなく、実際に遊技に供された有効球数で決定される。従って、戻り球が出ればその分、有効球数が減り、稼働率が減少する。
また、遊技者側にとっては、遊技球が遊技領域を転動していってこそ初めて入賞の機会がある。戻り球はこのような入賞には寄与しないから、その分、入賞の機会が減り、獲得球数が減少する。特に大入賞装置が開放されたフィーバー状態のときは、より多くの遊技球を入賞させてこそ獲得球数が増加するのだから、戻り球が出れば、その分、機会が減り、獲得球数が減る。
そこで、戻り球が生じた場合、0.6秒間隔の発射の間に、遊技球を追加発射するパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の遊技機では、0.6秒間隔で遊技球を発射し、そして、戻り球が発生した場合には、0.6秒間隔の間(具体的には、戻り球発生時の次の発射時から0.3秒経過時)、に遊技球を追加発射している。
この特許文献1の遊技機によれば、たとえ戻り球が発生したとしても、それに対応して、遊技球の軌跡を相違させずに遊技球の追加発射をすることができる。
特開2001−170270号公報
しかしながら、特許文献1記載の遊技機は、遊技球の発射間隔を利用して遊技球の再発射(追加発射)をすることができるものの、当該追加発射された遊技球が遊技領域に到達できるか否かを、遊技者による発射操作に依存している。
そのため、遊技者の発射操作により生じる発射強度が弱い場合には、折角追加発射された遊技球が遊技領域に到達せず、再び戻り球が発生してしまう虞がある。また、追加発射された遊技球が戻り球となってしまうと、遊技球の発射間隔の短さ故に、当該戻り球となった遊技球が後続の遊技球と衝突してしまう虞が高い。そのため、追加発射された遊技球が戻り球となることは、通常発射の遊技球が戻り球となること以上に好ましくない。
そこで、本発明は、遊技者による発射操作に関わらず、戻り球の発生に応じて発射される遊技球を遊技領域に確実に到達させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、遊技者によって操作される操作部(発射レバー103)と、操作部の操作量を検出する操作量検出手段(発射ボリューム120)と、操作量検出手段により操作量が検出された場合に、当該操作量に応じた電圧を生成する第1電圧生成手段(第1電圧印加回路150)、および操作量検出手段により検出された操作量に関わらず、遊技球が遊技領域に到達可能な発射強度が生じる一定レベルの電圧を生成する第2電圧生成手段(第2電圧印加回路160)を有する電圧生成手段(発射制御回路70b)と、第1電圧生成手段が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射領域(発射領域360)から遊技領域(遊技領域2a)に発射させる通常発射を行う発射手段(発射ソレノイド91)と、発射手段から発射されたものの遊技領域に到達しなかった遊技球を検出する戻り球検出手段(戻り球検出センサ131)とを備え、発射手段は、戻り球検出手段により遊技球が検出された場合、第2電圧生成手段が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射する特別発射を行うことを特徴とする。
本構成によれば、戻り球検出手段により遊技球が検出された場合、すなわち、戻り球が発生した場合、発射手段は、第2電圧生成手段が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射する特別発射を行っている。
この場合、たとえ戻り球が生じたとしても、遊技者による発射操作に依存せずに生成された電圧に応じた発射強度にて遊技球を発射することが可能となる。
このような本発明によれば、第2電圧生成手段の生成する電圧を、例えば遊技領域に到達可能な程の発射強度が生じる程度に高めておけば、遊技者の発射操作に関わらず、発射手段によって戻り球の発生に応じて特別発射される遊技球を遊技領域に確実に到達させることが可能となる。
これによれば、有効球数の減少を抑えることができるので、遊技場側には稼働率を高める効果を、遊技者側には入賞の機会を高める効果をそれぞれもたらすことができ、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
また、本発明によれば、戻り球の発生に応じて特別発射された遊技球が戻り球となることを防ぐことが可能となるので、当該特別発射された遊技球が、後続の遊技球と衝突する虞を回避することができる。
さらに、本発明によれば、第2電圧生成手段が生成する一定レベルの電圧は、戻り球検出手段により遊技球の検出が行われる際に生成される電圧よりも高く設定されている。
この場合、遊技領域に到達可能な程の発射強度が生じる程度の電圧が、第2電圧生成手段により生成されるので、発射手段によって特別発射される遊技球を、より確実に遊技領域に到達させることが可能となる。
そして、これによれば、有効球数の減少を抑えることができるので、遊技場側には稼働率を高める効果を、遊技者側には入賞の機会を高める効果をそれぞれもたらすことができ、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、発射手段による特別発射は、所定時間継続して実行されることを特徴とする。
本構成によれば、戻り球の発生に応じた特別発射は、所定時間継続して実行されるようになっている。
この場合、所定時間の間は、さらなる戻り球の発生を防ぐことができるので、遊技者に対して、発射操作を調整する時間を与えることが可能となる。
これによれば、たとえ疲労等により遊技者の発射操作の精度が低下したとしても、戻り球が連続して発生する事態を防ぐことができる。そのため、発射操作の精度が低下したときにおいて、遊技者による発射操作の調整が完了するまでに生じる戻り球数を減少させることができ、有効球数の減少をより抑えることができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、戻り球検出手段により遊技球が検出された場合、第1電圧生成手段の生成する電圧を前記一定レベルにまで高める制御である電圧量上昇制御、を実行する発射電圧制御手段(発射電圧制御回路191)を備え、発射手段は、前記特別発射が終了した後に、電圧量上昇制御により高められた電圧に応じた発射強度で遊技球を発射することを特徴とする。
本構成によれは、戻り球が発生した場合、発射電圧制御手段は、第1電圧生成手段の生成する電圧を、一定レベルにまで高める電圧量上昇制御を実行し、発射手段は、電圧量上昇制御により高められた電圧に応じた発射強度で遊技球を発射するようになっている。
この場合、電圧量上昇制御時において発射電圧制御手段は、第1電圧生成手段の生成する電圧を、例えば遊技球が遊技領域に到達可能な程の発射強度が生じる程度に高めておけば、戻り球発生後に発射される遊技球を、確実に遊技領域に到達させることが可能となる。これにより、さらなる戻り球が生じることを防ぐことができ、有効球数の減少を抑えて、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
また、例えば、第2電圧生成手段による特別発射が終了した場合に、第1電圧生成手段の生成する電圧を、戻り球検出手段により遊技球の検出が行われる際に生成される電圧よりも高めてさらなる戻り球の発生を防ぐようにすれば、たとえ第2電圧生成手段による特別発射が終了したとしても、遊技者に対して、発射操作を調整する時間を与えることが可能となる。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、発射電圧制御手段は、戻り球検出手段により遊技球が検出された場合、電圧上昇制御を、所定時間継続して実行することを特徴とする。
本構成によれば、戻り球が発生した場合、電圧量上昇制御が、所定時間継続して実行されるようになっている。
この場合、所定時間の間は、さらなる戻り球の発生を防ぐことができるので、遊技者に対して、発射操作を調整する時間を与えることが可能となる。
これによれば、たとえ疲労等により遊技者の発射操作の精度が低下したとしても、戻り球が連続して発生する事態を防ぐことができる。そのため、発射操作の精度が低下したときにおいて、遊技者による発射操作の調整が完了するまでに生じる戻り球数を減少させることができ、有効球数の減少をより抑えることができる。
請求項5に記載の本発明は、請求項3または4に記載の発明の構成に加えて、戻り球検出手段は、発射手段の発射する遊技球の飛距離を検出する飛距離検出手段(飛距離検出センサ410,411,412,413)を備え、電圧量上昇制御において発射電圧制御手段は、飛距離検出手段の検出する飛距離に応じて、第1電圧生成手段の生成する電圧を高めることを特徴とする。
本構成によれば、電圧量上昇制御において、発射電圧制御手段は、飛距離検出手段の検出する飛距離に応じて、第1電圧生成手段の生成する電圧を高めている。
この場合、発射電圧制御手段は、遊技球を上記検出された距離にまで飛ばすために必要な発射強度と、遊技球を遊技領域2aに到達させるために必要な発射強度とを比較することによって、遊技球が遊技領域に到達するのに不足する電圧分を特定し、そして、当該不足する電圧分のみ高めることもでき、戻り球発生後に発射される遊技球を、より確実に遊技領域に到達させることが可能となる。これにより、さらなる戻り球が生じることをより確実に防ぐことができ、有効球数の減少を抑えて、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、遊技者による発射操作に関わらず、戻り球の発生に応じて発射された遊技球を遊技領域に確実に到達させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態におけるパチンコ遊技機(以下、遊技機という)1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1〜図9は、プリペイドカード方式を適用した遊技機1の一実施の形態を示している。
図1は実施の形態1に係る遊技機を示す斜視図、図2は図1に示す遊技機の分解斜視図、図3は図1に示した遊技機の遊技盤を示す正面図、図4は実施の形態1に係る発射領域内の構成を示す説明図、図5は図4に示す発射ハンドルを示す一部拡大斜視図、図6は図4における発射ソレノイドおよび球送り装置を示す一部拡大斜視図、図7は図6に示す状態から球送り装置を取り外した状態を示す斜視図、図8は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図、図9は図8に示す発射制御回路の概略を示す回路構成図である。
図1および図2に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技盤2(図3)が装着される本体枠3aがヒンジ3cを介して島設備に固定される外枠3bに回動可能に取り付けられ(すなわち、本体枠3aは、本体枠3aの一方端を回動支点として支持されて当該外枠3bに開閉可能に取り付けられる。)、これら本体枠3aおよび外枠3bで遊技機本体3が構成されている。そして、このような遊技機本体3の本体枠3aに対して、本体枠3a上部の左右に固定されたスピーカ6a,6b(図2)を保護するスピーカカバー60a,60bを備える装飾ユニット60、液晶表示装置(LCD)21、遊技盤2を視認可能に被うガラス扉9、上皿部4、下皿部5および発射ハンドル7が取り付けられるようになっている。
ガラス扉9および上皿部4は一体化して形成されており、この一体化された開閉扉(開閉体)は、その一端が本体枠3aに回動可能に軸支され、他端が本体枠3aに係合するようになっている。
上皿部4はガラス扉9の下側に位置し、第1排出口55から払い出された遊技球を貯留し、後述する発射ソレノイド91へ遊技球を供給する上皿4aを有している。上皿部4の所定の位置に、遊技終了時などにおいて上皿4aに貯留された遊技球を後述する下皿5aに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー8が設けられている。
上皿部4の下側に位置する下皿部5は、本体枠3aに固定されており、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5aを有している。
ここで、上皿4aから溢れた遊技球やシャッタレバー8の操作により移動する遊技球は、第2排出口56を介して下皿5aに到達するようになっている。
本体枠3aの右下部、すなわち、下皿5aの右側には、レール11(図3)を介して遊技領域2aへ遊技球を発射する際に遊技者によって回動操作される発射ハンドル7、が備えられている(図1および図2参照)。
ここで、発射ハンドル7が配置された発射領域内の構造について図4および図5を用いて説明する。
図4に示すように、発射領域360内には、上記発射ハンドル7、ならびにこの発射ハンドル7の操作に応じて駆動される発射ソレノイド(発射手段)91、球送り装置92および戻り球受入樋130が配置されている。
球送り装置92は、上皿4aから供給される遊技球を発射ソレノイド91前方の発射位置に送り出すためのものであり、発射ソレノイド91は、遊技球を遊技領域2aに発射するためのものである。発射ソレノイド91および球送り装置92は、いずれも遊技者による発射ハンドル7の操作に応じて駆動される。
発射ハンドル7は、発射ソレノイド91の右側方手前側に設けられたハンドルベース100に取り付けられており、ハンドルベース100に固定された後方把手部材102と、この後方把手部材102に回動可能に設けられた発射レバー103と、発射レバー103を介して後方把手部材102に固定された前方把持手部材104とを備えて構成されている。
発射レバー103には、図5に示すように、遊技者による回動操作を補助する指掛部105a,105b,105cが形成されている。
発射レバー103は、遊技者によって操作される操作部を構成しており、発射ハンドル7の内部には、発射レバー103の回動操作に連動して抵抗値が変化する後述する発射ボリューム120(図8,図9参照)が設けられている。
発射ソレノイド91は、球送り装置92から送り出されてきた遊技球を打撃するハンマーと、このハンマーを駆動する励磁コイルとを備えている。発射ソレノイド91によって発射された遊技球は、図3に示す遊技盤2の外レール11aと内レール11bの間および戻り防止部材16aを通過した後、遊技領域2a内に侵入する。
発射ソレノイド91の左側方には、図7に示すように、遊技球400を発射位置に保持する球保持部110が設けられている。球保持部110は、図7に示すように上側板状体110aと下側板状体110bとから構成されており、上側板状体110aの右端部には下方に向けて突出した突片110a1が形成され、下側板状体110bには、溝部110b1が形成されている。また、球保持部110の左端側には、発射ソレノイド91によって発射された遊技球400を遊技領域2aへ案内する発射通路111が設けられている。
発射通路111および球保持部110の手前側側方には、図6に示すように球送り装置92が取り付けられており、上皿4aに貯留された遊技球400は、遊技者による発射ハンドル7の操作に連動して、球送り装置92の右側中央部の開口92aを介して、発射位置である球保持部110に送り出される。球保持部110に送り出された遊技球400は、下方両脇が溝部110b1により保持されるとともに、上方が突片110a1で係止されて球保持部110の端部に保持される。
また、発射通路111の内壁には、通過する遊技球を検出する発射球検出センサ140(図9)が配置されており、発射ソレノイド91によって発射された遊技球は、この発射球検出センサ140によって検出される。
発射球検出センサ140は、後述する発射制御回路70bの発射電圧制御回路190(図9)に電気的に接続されており、発射ソレノイド91によって発射された遊技球を検出した場合、発射球検出信号を発射電圧制御回路190に入力するようになっている。
戻り球受入樋130は、球送り装置92の右側に設けられており、発射ソレノイド91から発射されたものの遊技領域2aまで到達せずに発射領域360に戻ってきた遊技球(所謂、戻り球)を受け入れる。また、戻り球受入樋130は、第2排出口56に向って延びており、当該戻り球受入れ樋130に受け入れられた遊技球は、第2排出口56を介して下皿5aに排出される。
また、戻り球受入れ樋130の内壁には、当該戻り球受入れ樋130に受け入れられた遊技球を検出する戻り球検出センサ(戻り球検出手段)131が配設されている(図6および図7参照)。この戻り球検出センサ131は、発光部131aおよび発光部131aから照射される光を受ける受光部131bを備えており、この受光部131bの受光状況に基づいて戻り球受入れ樋130に受け入れられた遊技球を検出する。
具体的には、発光部131aは戻り球誘導樋130の左側の内壁に、一方、受光部131bは戻り球誘導樋130の右側の内壁に各々配置されており、発光部131aは、受光部131bに向けて照射している。そして、戻り球誘導樋130に受け入れられた遊技球によって、この照射が遮られた場合に、戻り球検出センサ131は、戻り球受入れ樋130に遊技球が受け入れられた旨、すなわち、戻り球が発生した旨を検出する。
戻り球検出センサ131は、後述する発射制御回路70bの発射電圧制御回路190(図9)に電気的に接続されており、戻り球が発生した旨を検出した場合、戻り球検出信号を発射電圧制御回路190に入力するようになっている。
また、本実施の形態の発光部131aは、例えば、可視光以外の光(例えば、赤外線光)を発するようになっている。なお、発光部131aは、受光部131bに、変調パルス方式を用いて照射してもよい。
遊技盤2(図3)は、外レール11aおよび内レール11bからなるレール11に包囲され、遊技球の転動流下が可能な遊技領域2aを有している。そして、その遊技領域2aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞装置12、通過ゲート13、大入賞装置15、アウト口16、始動入賞装置18などの遊技部材が配置されている。
また、遊技盤2の背面には、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など)等を表示可能な表示領域21aを有する液晶表示装置21が配置されている。
なお、液晶表示装置21の表示領域21aは、演出画像を表示する領域と、装飾図柄の変動表示が行われる装飾図柄表示領域とからなっている。
装飾図柄表示領域は、左、中、右の3つに区分されており、それぞれ別々に装飾図柄の変動表示が行われるようになっている。
また、遊技盤2が透明である本実施の形態では、液晶表示装置21の表示領域21aが遊技盤2を通して視認可能に配置されている。ここで、液晶表示装置21にかえて、例えばCRT(陰極線管)あるいはプラズマディスプレイ等を用いることもできる。
ここで、一般入賞装置12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置、通過ゲート13は、遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示器25a,25b(後述)を点滅させるための装置である。
また、遊技盤2の中央上部には、特別図柄表示器24、普通図柄表示器25a,25b、4個の普通図柄通過記憶表示器23、4個の特別図柄始動記憶表示器22がそれぞれ配置されている。なお、特別図柄表示器24は7セグメントLEDより構成されており、一方、普通図柄表示器25a,25b、普通図柄通過記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22は、それぞれLEDで構成されている。
大入賞装置15は、扉15aおよび遊技球の受け入れ口を有するいわゆるアタッカー式の開閉装置であって、扉15aが閉じて遊技球の入賞が困難となる閉鎖状態と、扉15aが開放して遊技球の入賞が容易となる開放状態との開閉動作が行われるようになっている。さらに、大入賞装置15の内部には、当該大入賞装置15に入賞した遊技球が通過する通過領域が設けられている。
始動入賞装置18は、遊技球が入球(入賞)する受け入れ口18cと、当該受け入れ口18cに遊技球が入賞し易い開放状態と遊技球が入賞し難い閉鎖状態とに変化可能な可変翼18a,18bとを有している。
ここで、始動入賞装置18における閉鎖状態とは、可変翼18a,18bが閉じて遊技球が始動入賞装置18の受け入れ口18cに入りにくくなる状態のことである。一方、始動入賞装置18における開放状態とは、可変翼18a,18bが逆八字状に開口して遊技球が始動入賞装置18の受け入れ口18cに入りやすくなる状態のことである。
また、アウト口16は、一般入賞装置12、始動入賞装置18、大入賞装置15の何れにも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。
上記通過ゲート13は、通過する遊技球を検出するようになっている。この通過ゲート13を遊技球が通過した場合、普通当り抽選用乱数値などが通過記憶として抽出され、当該通過記憶が、後述するメインRAM203の通過記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される。そして、この通過記憶に基づいて、普通図柄表示器25a,25bの点滅表示が所定時間にわたって行われる。また、上述した4個の普通図柄通過記憶表示器23には、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された通過記憶の数が表示されるようになっている。
例えば、通過記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の通過記憶が記憶されている場合には、4個の普通図柄通過記憶表示器23のうち2個が点灯される。この普通図柄通過記憶表示器23の点灯個数により、遊技者に対して、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている通過記憶の数を報知することができる。
上記普通図柄表示器25a,25bは、交互に点滅するようになっており、普通図柄表示器25a,25bの点滅が終了(この点滅が終了するまでの時間は、遊技状態が大当り遊技状態に移行され難い通常遊技状態中においては30秒間、遊技状態が大当り遊技状態に移行され易い確率変動状態中においては6秒間である。)して「当り」が表示された場合(以下、「普通当り時」という。)に、始動入賞装置18が、所定時間だけ遊技球を受け入れ易い開放状態に切り換えられる(開放状態となる時間は、通常遊技状態中においては0.3秒間である。一方、確率変動状態中である場合は、1.8秒間の開放状態が3回繰り返される。)。
また、始動入賞装置18へ遊技球が入賞した場合、大当り抽選用乱数値などが始動記憶として抽出され、当該始動記憶が、後述するメインRAM203の始動記憶領域(“0”〜“4”)に記憶されるようになっている。そして、上述した4個の特別図柄始動記憶表示器22には、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された始動記憶の数が表示されるようになっている。
例えば、始動記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の始動記憶が記憶されている場合には、4個の特別図柄始動記憶表示器22のうち2個が点灯される。この特別図柄始動記憶表示器22の点灯個数により、遊技者に対して、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている始動記憶の数を報知することができる。なお、特別図柄表示器24における特別図柄や、装飾図柄表示領域における装飾図柄の変動および停止は、上記始動記憶に基づいて行われる。
また、7セグメントLEDである特別図柄表示器24に表示される特別図柄として、例えば「H」、「F」等のアルファベットや「−」等の図柄があげられる。そして、これらの数字や図柄は、始動入賞装置18に遊技球が入賞した後に変動表示されるようになっている。なお、これらの数字や図柄の変動表示が終了して停止した場合における図柄が「H」、「F」等のアルファベットだった場合を特定の態様という。この特定の態様は、遊技状態が通常遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態すること(すなわち「大当り」に当選したこと)を示す表示態様である。なお、特定の態様以外の図柄が停止した場合(例えば、「−」)を非特定の態様という。
ここで、上記特定の態様「H」、「F」は、確変大当り態様である「H」、通常大当り態様である「F」に細分化される。通常大当り態様とは、確率変動状態への移行を伴わない通常大当りに当選したことを示す態様、確変大当り態様とは、確率変動状態への移行を伴う(すなわち、通常大当りよりも遊技者に有利な)確率変動大当りに当選したことを示す態様である。
また、装飾図柄表示領域に表示される装飾図柄として、例えば「0」、「1」、「2」・・・「9」等のアラビア数字やその他の図柄等があげられる。そして、これらの数字や図柄は、始動入賞装置18に遊技球が入賞した後に変動表示されるようになっている。なお、これらの数字や図柄の変動表示が終了して停止した場合に、『「7」「7」「7」』、『「2」「2」「2」』等のように同一の数字や図柄が一列に3個揃った場合を大当り態様という。この大当り態様は、遊技状態が通常遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態に移行すること(すなわち「大当り」に当選したこと)を示す表示態様である。
なお、上述した大当り態様以外の停止態様をはずれ停止態様という。
装飾図柄の変動表示は、上述した特別図柄の変動表示と連動して行われる。そのため、特別図柄の停止態様が大当り遊技状態に移行することを示す表示態様(すなわち、特定の態様)となった場合は、当該装飾図柄の停止態様も大当り遊技状態に移行することを示す表示態様(すなわち、大当り態様)となる。
ここで、大当り遊技状態に移行することを遊技者に認識させるための上記大当り態様は、通常大当りに当選したことを示す表示態様である通常態様と、確率変動大当りに当選したことを示す表示態様である確変態様とに分かれている。
また、確変態様は、「7」や「3」等の奇数の数字が停止態様となった場合をいい、一方、非確変態様は、「2」や「6」等の偶数の数字が停止態様となった場合をいう。
なお、特別図柄の停止態様が確変大当り態様となると(すなわち、確率変動大当りとなると)、大当り遊技状態の終了後、特別図柄表示器24における特別図柄の停止態様が特定の態様となる確率の高い確率変動状態へ移行される。一方、特別図柄の停止態様が通常大当り態様となると(すなわち、通常大当りとなると)、大当り遊技状態の終了後は通常遊技状態へ移行される。
また、遊技者に有利な大当り遊技状態とは、例えば後述する大入賞装置ソレノイド72Sが、大入賞装置15に対して、開放状態から閉鎖状態に変化するまでの一連の開閉動作(以下、大当り遊技状態中における大入賞装置15の一連の開閉動作のことを「ラウンド動作」という)を繰り返し行わせることで、通常遊技状態よりも多くの遊技球を入賞させやすくする遊技状態のことである。
ここで、装飾図柄の変動表示は、上述した特別図柄の変動表示と連動して行われる。そのため、特別図柄の停止態様が大当りに当選した旨を遊技者に認識させるための表示態様(すなわち、特定の態様)となった場合は、当該装飾図柄の停止態様も大当り遊技状態に移行することを遊技者に認識させるための表示態様(すなわち、大当り態様)となる。
以上説明したように、本実施の形態では、確率変動大当りとなると、特別図柄表示器24には確変大当り態様が、一方、液晶表示装置21の表示領域21aには確変態様がそれぞれ表示される。また、通常大当りとなると、特別図柄表示器24には通常大当り態様が、一方、液晶表示装置21の表示領域21aには通常態様がそれぞれ表示される。
なお、本実施の形態において、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された始動記憶の数や通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された通過記憶の数は、それぞれ特別図柄始動記憶表示器22、普通図柄通過記憶表示器23に表示されるようになっているが、これに限られず、他の表示媒体に表示されてもよい。例えば、表示領域21aに表示されるようになっていてもよい。
次に、図1に示したパチンコ遊技機1の制御系について、図8を参照して説明する。なお、図8は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。
パチンコ遊技機1の制御系は、主制御回路200、この主制御回路200に接続される副制御回路300、払出制御回路70aおよび発射制御回路70bを有している。この制御系は遊技盤2の背面側に搭載されている。
パチンコ遊技機1の払出制御回路70aには、カードユニット81が接続されている。
カードユニット81は、パチンコ遊技機1の近傍に設置され、プリペイドカードを差込可能な差込口を有しており、当該差込口に差し込まれたプリペイドカードに記録された記録情報を読み取る読み取り手段と、球貸し操作パネル9(図8)の操作に応じて、払出制御回路70aに対し遊技球の貸出を指令する貸出指令信号を出力する貸出指令信号出力手段と、読み取り手段によって読み取った記録情報から特定される貸出可能数から貸出指令信号出力手段により貸出を指令した貸出数を減算し、上記差込口に差し込まれているプリペイドカードに当該情報を記録させる書き込み手段とを有している。
主制御回路200には、予め設定されたプログラムに従ってパチンコ遊技機1の遊技の進行を制御するメインCPU(超小型演算処理装置)201、異常時や電源投入時に各種設定を初期値に戻すためのリセット信号を生成する初期リセット回路204、LED等の表示制御を行うランプ制御回路207、メインCPU201が動作する上で必要な各種データを記憶するメインRAM203が実装されている。
そしてさらに主制御回路200には、メインCPU201が遊技機1の遊技動作を処理制御するためのプログラム、大当り抽選をする際に参照される大当り抽選テーブル、乱数抽選によって普通当り抽選をする際に参照される普通当り抽選テーブル、乱数抽選によって装飾図柄の変動表示パターンを決定する際に参照される変動表示パターン決定テーブルおよびその他の演出を抽選する際に参照される各種確率テーブル、を格納しているメインROM202が実装されている。
メインRAM203は、後述する始動記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される始動記憶をカウントするための始動記憶カウンタ、後述する通過記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される通過記憶をカウントするための通過記憶カウンタ、1回のラウンド動作中に大入賞装置15に入賞した遊技球の数を記憶するための大入賞装置入賞カウンタ、1回の大当り遊技状態中において大入賞装置15が開放状態となった回数(すなわち、1回の大当り遊技状態中におけるラウンドの動作回数)を記憶するための大入賞装置開放回数カウンタなどを具備する。
なお、1回のラウンド動作とは、大入賞装置15が開放状態となってから所定の時間(例えば、30秒)が経過するまで、または大入賞装置15が開放状態となってから所定数(例えば、10個)の遊技球が当該大入賞装置15に入賞して閉鎖状態となるまでの期間のことである。
ここで、メインRAM203は、(“0”〜“4”)の始動記憶領域を有している。
なお、始動記憶領域とは、上述した始動記憶が、始動記憶領域“0”から順に記憶される領域のことである。また、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている大当り抽選用乱数値などは、特別図柄始動記憶表示器22に表示される始動記憶に相当し、始動記憶領域“0”に記憶されている大当り抽選用乱数値などは、大当り抽選処理などに用いられるものである。
さらに、メインRAM203は、(“0”〜“4”)の通過記憶領域を有している。
なお、通過記憶領域とは、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り抽選用乱数値などが、通過記憶領域“0”から順に記憶される領域のことである。また、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている普通当り抽選用乱数値などは、普通図柄通過記憶表示器23に表示される通過記憶に相当し、通過記憶領域“0”に記憶されている普通当り抽選用乱数値などは、普通当り抽選などに用いられるものである。
またメインRAM203は、高確率フラグを具備している。ここで、高確率フラグは、遊技状態が確率変動状態に移行されると確率変動状態を示す値(77)がセットされ、一方、遊技状態が非確率変動状態(確率変動状態以外の遊技状態)に移行されると非確率変動状態を示す値(00)がセットされるようになっている。
メインCPU201は、大当り抽選手段、遊技制御手段、特別図柄態様決定手段およびコマンド送信手段の各機能を有している。
大当り抽選手段は、所定の条件が成立した場合(始動入賞装置18に遊技球が入賞した場合)に、大当りの抽選を行う手段である。
例えば、大当り抽選手段は、始動入賞装置18に遊技球が入賞した場合、乱数抽選により抽出した大当り抽選用乱数値に基づいて大当りの抽選を実行する。
ここで、大当り抽選手段の抽選により大当りに当選すると、特別図柄表示器24には特定の態様が、そして液晶表示装置21の装飾図柄表示領域には大当り態様がそれぞれ停止表示されて、後述する遊技制御手段により大当り遊技状態の制御が行われる。
なお、上述したように大当りには通常大当りと確率変動大当りとの2種類があり、確率変動大当りであった場合は、大当り遊技状態の終了後、特定の態様や大当り態様の導出が行われ易い確率変動状態の制御が行われる。
遊技制御手段は、大当り抽選手段の抽選により大当りに当選し、特別図柄表示器24に大当り態様が停止表示された場合に、遊技状態を遊技者に有利な大当り遊技状態へ移行させるとともに、当該大当り遊技状態の制御を行う手段である。
ここで、遊技制御手段による大当り遊技状態の制御は、大入賞装置15を開放状態としてから閉鎖状態に切り替えるまでの一連のラウンド動作が、所定回数(例えば、15回)行われるまで継続される。
さらに、遊技制御手段は、通常遊技状態および確率変動状態の制御を行う手段である。
特別図柄態様決定手段は、特別図柄の停止態様を決定する手段である。
具体的には、特別図柄態様決定手段は、上記判定手段の大当り抽選結果に基づいて、特別図柄表示器24における特別図柄の停止態様を決定している。また、特別図柄態様決定手段は、特別図柄の停止態様を決定した場合、当該停止態様を示す停止図柄コマンドを生成してセットしている。
さらに、特別図柄態様決定手段は、特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定する手段である。
具体的には、特別図柄態様決定手段は、上記大当り抽選手段の大当り抽選結果および所定の乱数抽選に基づいて、特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間を示す変動表示パターンコマンドを決定している。これにより、特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間が決定される。また、特別図柄態様決定手段は、決定した変動表示パターンコマンドを生成してセットしている。
なお、遊技制御手段であるメインCPU201は、特別図柄態様決定手段により特別図柄の変動表示パターンや停止態様が決定されると、当該変動表示パターンや停止態様を特別図柄表示器24に表示させるためにランプ制御回路207を制御するようになっている。
上述した各手段の機能をそれぞれ実現するためのプログラムがメインROM202に格納されており、メインCPU201が、これら各プログラムをメインROM202からローディングするとともに演算結果をメインRAM203へ更新記憶して実行することにより、上述した各手段の機能を実現するようになっている。勿論、上述した各手段は、専用のハードウェアで構成するようにしても良い。
さらに、コマンド送信手段であるメインCPU201は、生成した各種のコマンド(変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド等)を副制御回路300のサブCPU301に送信することにより、当該遊技における演出を実行させている。
そして、本実施の形態では、上記各種のコマンド(変動表示パターンコマンドや停止図柄コマンド等)に基づいて、液晶表示装置21などによる表示の演出、スピーカなど音発生手段による音の演出、およびランプあるいはLEDなど発光手段による光の演出等が行われる。
主制御回路200のI/Oポート(図示せず)には、通過ゲート13の内側に設けられ、遊技球が通過するのを検出するセンサである通過ゲートスイッチ19Sa、始動入賞装置18に設けられ、当該始動入賞装置18に入賞した遊技球を検出するセンサである始動入賞装置スイッチ19aが接続されている。
また、I/Oポートには、大入賞装置15内の通過領域に設けられ、当該通過領域を通過する遊技球を検出するセンサである大入賞装置スイッチ19Se、一般入賞装置12へ入賞した遊技球を検出するセンサである一般入賞装置スイッチ19Sb、およびメインRAM203に記憶されている各種データを消去するためのバックアップクリアスイッチ74Sが接続されている。
さらに、I/Oポートには、次の各構成要素が接続されている。すなわち、始動入賞装置18の可変翼18a,18bを駆動する可動部材ソレノイド71S、大入賞装置15の扉15aを開閉する大入賞装置ソレノイド72Sなどのアクチュエータが接続されている。
ここで、上記各センサが遊技球を検出すると、その検出信号は主制御回路200のメインCPU201に入力されるので、メインCPU201は、その入力される検出信号に応じて、上記各アクチュエータ71S、72Sをそれぞれ駆動制御する。
主制御回路200のコマンド出力ポート206からは、副制御回路300、払出制御回路70a、および発射制御回路70bに対してそれぞれ制御指令(コマンド)が送信される。
この制御指令(コマンド)を受信した副制御回路300のサブCPU301によって液晶表示装置21、スピーカ8a,8b、装飾ランプ39aの動作が制御されるとともに、この制御指令(コマンド)を受信した払出制御回路70aおよび発射制御回路70bによって、払出装置82および発射ソレノイド91の動作が制御される。
払出制御回路70aには賞球や貸球等を払出す払出装置82が接続されている。払出制御回路70aは、一般入賞装置12、始動入賞装置18、大入賞装置15などに遊技球が入球したことを条件として主制御回路200から出力される払出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御する。これにより、所定数の遊技球が賞球として第1排出口55より払い出される。また、払出制御回路70aは、カードユニット81から出力される貸出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御することで、所定数の遊技球を貸球として第1排出口55より払い出させている。
発射制御回路70bには上述した発射ボリューム120、発射ソレノイド91、球送り装置92、戻り球検出センサ131、発射球検出センサ140が電気的に接続されている。発射制御回路70bは、遊技者により発射レバー103が回動操作されると、発射ソレノイド91および球送り装置92を駆動制御して、遊技球400を遊技領域2aに発射させる。
図9は、上記の発射制御回路70bの概略を示す回路構成図である。なお、同図において図8と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
発射制御回路70bは、発射ボリューム120を含む第1電圧印加回路(第1電圧生成手段)150、発射コンデンサ充電回路180、第2電圧印加回路(第2電圧生成手段)160、および発射電圧制御回路190を備えて構成されている。
第1電圧印加回路150は、DC12[V]の直流電圧を抵抗151およびツェナーダイオード155で分圧しており、さらにツェナーダイオード155にかかる電圧を抵抗152,153,154で分圧している。発射レバー103の回動に連動して抵抗値が変化する可変抵抗からなる発射ボリューム120は、抵抗153と並列に接続されており、抵抗153にかかる電圧がその両端に印加される(すなわち、第1電圧印加回路150の生成する電圧が印加される)。発射ボリューム120は、発射レバー103の操作量を検出する操作量検出手段を構成しており、第1電圧印加回路150から発射ボリューム120に印加された電圧は、発射電圧制御回路190へ出力される。
第2電圧印加回路160は、DC12[V]の直流電圧を抵抗161およびツェナーダイオード165で分圧しており、さらにツェナーダイオード165にかかる電圧を抵抗162,163,164で分圧している。第2電圧印加回路160にて生成された電圧は、発射電圧制御回路190へ出力される。ここで、第2電圧印加回路160は、発射レバー103から検出された操作量に応じて抵抗値が変化する可変抵抗からなる上記発射ボリューム120を含んでいないため、常に一定レベルの電圧が生成される(具体的には、第2電圧印加回路160は、後述する発射ソレノイド91によって遊技球が遊技領域2aに到達可能な程度の発射強度(後述するレベル6の発射強度)が生成される程度の電圧、を生成している)。
発射電圧制御回路190は、第1電圧印加回路150、第2電圧印加回路160、後述する発射コンデンサ充電回路180、戻り球を検出する戻り球検出センサ131、発射ソレノイド91から発射された遊技球を検出する発射球検出センサ140などに電気的に接続されており、第1電圧印加回路150、第2電圧印加回路160のうち何れかにて生成された電圧を、発射コンデンサ充電回路180に印加させる手段である。
本実施の形態における発射電圧制御回路190は、通常、第1電圧印加回路150の生成する電圧(すなわち、発射ボリューム120から出力された電圧)を、発射コンデンサ充電回路180に印加させている。一方、戻り球検出センサ131より戻り球検出信号が入力された場合には、所定時間(例えば、5秒。但し、5秒に限られず、他の時間であってもよい)の間、第1電圧印加回路150の生成する電圧に替わって、第2電圧印加回路160の生成する電圧(すなわち、第2電圧印加回路160から出力された電圧)を、発射コンデンサ充電回路180に印加させている。
発射コンデンサ充電回路180は、コンパレータ(比較器)181およびこのコンパレータ181の出力にゲートGが接続されたドライバFET(電界効果トランジスタ)182を備えて構成されている。ドライバFET182のドレインDには、DC12[V]の直流電流が印加されており、ソースSには、抵抗183を介して発射ソレノイド91、発射コンデンサ184が接続されている。コンパレータ181には、発射電圧制御回路190を介して伝わる電圧と、発射コンデンサ184の充電電圧が抵抗185,186によって分圧された電圧とが入力されている。コンパレータ181では、発射電圧制御回路190を介して伝わる電圧と抵抗185,186によって分圧された電圧との大小が比較され、分圧電圧よりも発射電圧制御回路190を介して伝わる電圧が大きい場合に、発射電圧制御回路190からの電圧がドライバFET182のゲートGに印加される。
ドライバFET182のドレインD〜ソースS間は、ゲートGに電圧が印加されると導通し、DC12[V]の直流電流によって発射コンデンサ184が充電される。ドライバFET182のドレインD〜ソースS間を流れる充電電流はゲート電圧によって制御されるため、ゲート電圧が大きくなるほど、すなわち、発射電圧制御回路190を介して伝わる電圧が大きいほど充電電流も大きくなり、発射コンデンサ184の充電電圧も大きくなる。
発射ソレノイド91は、発射コンデンサ184に充電された電圧に応じて駆動制御される。ここで、発射制御回路70bは、発射ボリューム120により検出された発射レバー103の操作量に応じた電圧を生成する第1電圧印加回路(第1電圧生成手段)150と、発射ボリューム120により検出された操作量に関わらず一定レベルの電圧を生成する第2電圧印加回路(第2電圧生成手段)160とを有する電圧生成手段を構成している。また、発射ソレノイド91は、電圧生成手段が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球400を発射領域360から遊技領域2aに発射させる発射手段を構成している。なお、本実施の形態における発射ソレノイド91は、約0.6秒間隔で遊技球の発射を行っている。但し、これに限られず、0.3秒間隔等、他の時間間隔で遊技球の発射が行われてもよい。
また、本実施の形態において、発射ソレノイド91が遊技球を発射させるときにおける発射強度は、レベル1からレベル10までの10段階に分かれている。この発射強度は、発射コンデンサ184の充電電圧が大きければ大きいほど、すなわち、電圧生成手段が生成した電圧が高ければ高いほど、高レベルとなる。なお、本実施の形態において、遊技球が遊技領域2aに到達可能な発射強度は、レベル6以上の発射強度である。
上記の構成において、遊技者により発射レバー103が操作されると、発射ボリューム120の抵抗値に応じた電圧が、発射電圧制御回路190を介して発射コンデンサ充電回路180に印加される。そして、電圧が印加された発射コンデンサ充電回路180は、当該印加された電圧に応じて、発射コンデンサ184を充電する。
そして、発射コンデンサ184の充電電圧が発射ソレノイド91へ供給されることで発射ソレノイド91が駆動制御され、遊技球400が遊技領域2aへ発射される(すなわち、第1電圧印加回路150が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射領域360から遊技領域2aに発射させる通常発射が、発射ソレノイド91により行われる)。
一方、戻り球が発生した場合には、所定時間(例えば、5秒)の間、第2電圧印加回路160の生成する一定レベルの電圧が、発射電圧制御回路190を介して、発射コンデンサ充電回路180に印加される。そして、第2電圧印加回路160の生成する電圧を印加された発射コンデンサ充電回路180は、この印加された電圧に応じて、発射コンデンサ184を充電する。そして、発射コンデンサ184の充電電圧が発射ソレノイド91へ供給されることで発射ソレノイド91が駆動制御され、遊技球400が遊技領域2aへ発射される(この場合、第2電圧印加回路160が生成した電圧に応じた発射強度(すなわち、レベル6の発射強度)で遊技球を発射する特別発射が、発射ソレノイド91により行われる)。
このように、本実施の形態では、戻り球検出センサ131により遊技球が検出された場合、すなわち、戻り球が発生した場合、発射ソレノイド91は、第2電圧印加回路160が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射する特別発射を行っている。
これにより、戻り球が生じた場合には、遊技者による発射操作に依存せずに生成された電圧に応じた発射強度にて遊技球を発射することが可能となる。
これによれば、第2電圧印加回路160の生成する電圧を、例えば遊技領域2aに到達可能な程の発射強度が生じる程度、すなわち、戻り球検出センサ131により遊技球の検出が行われる際に生成される電圧よりも高く設定しておけば、遊技者の発射操作に関わらず、発射ソレノイド91によって戻り球の発生に応じて特別発射される遊技球を遊技領域2aに確実に到達させることが可能となる(以下、当該電圧を「遊技領域到達レベルの電圧」という)。
この場合、有効球数の減少を抑えることができるので、遊技場側には稼働率を高める効果を、遊技者側には入賞の機会を高める効果をそれぞれもたらすことができ、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
また、ランプ制御回路207には、特別図柄表示器24、普通図柄表示器25a,25b、普通図柄通過記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22等のLEDが電気的に接続されている。ランプ制御回路207は、メインCPU201の制御に基づき、上記LEDの表示制御を行う。
次に、副制御回路300の構成について説明する。副制御回路300には、サブCPU301、プログラムROM302、ワークRAM303、コマンド入力ポート(図示せず)、画像制御回路305、音声制御回路306、およびランプ制御回路307が備えられている。
プログラムROM302には、サブCPU301が、主制御回路200から出力される各種コマンドに基づいて画像制御回路305を処理制御するための制御プログラム(演出データ)、音声制御回路306を処理制御するための制御プログラム、ランプ制御回路307を処理制御するための制御プログラム、複数種類の報知態様に関するデータなどが格納されている。
ワークRAM303は、サブCPU301が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となるものであり、メインCPU201から送信されたコマンド等を記憶する受信バッファ領域(図示せず)と、処理制御するのに必要なデータなどを記憶する作業領域(図示せず)とが割り当てられている。
サブCPU301は、コマンド入力ポートを介して主制御回路200から受信したコマンドを抽選し、その抽選結果に従って画像制御回路305,音声制御回路306,ランプ制御回路307等の制御を行う。
また、サブCPU301は、表示制御手段の機能を有している。
表示制御手段は、液晶表示装置21の表示制御を行う手段である。
たとえば、表示制御手段は、コマンド送信手段であるメインCPU201から変動表示パターンコマンドが送信された場合に、画像制御回路305に対して指示制御を行うことにより、当該変動表示パターンコマンドに応じた装飾図柄の変動表示制御や、その他の演出画像の表示制御等を行っている。また、装飾図柄の変動表示の後には、当該装飾図柄を、メインCPU201から送信された停止図柄コマンドが示す停止態様に応じて停止表示させるための指示制御を画像制御回路305に対して行っている。この場合、液晶表示装置21の装飾図柄表示領域においては、変動表示パターンコマンドに応じた装飾図柄の変動表示が行われた後に、停止図柄コマンドが示す停止態様に応じた停止態様が停止表示される。
画像制御回路305は、サブCPU301からの指示(ワークRAM303の所定の作業領域にセットされた演出データに基づいた指示)に応じて、表示領域21aに装飾図柄の変動表示などの表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROM305bと、サブCPU301からの制御に応じて対応する画像データを画像データROM305bから抽出し、抽出したその画像データを基にして装飾図柄の変動表示や演出画像の表示などを実行するためのデータを生成するVDP(Video Display Processor)305aと、VDP305aにより生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/A変換回路(D/Aコンバータ)305dとを具備する。
また、画像データROM305bには、液晶表示装置21に画像を表示させるための画像データが記憶されている。なお、各画像データには、表示領域21aに各画像データを表示させるために必要な複数の画素データ(ドット単位のデータ)が含まれている。
ここで、VDP305aには、2つのバッファ領域が設けられたVRAM305cが接続されている。VDP305aは、所定時間(例えば、1/30秒)ごとに送信されるサブCPU301からの指示に基づいて、表示領域21aにおける表示を実行するためのデータを生成する際に、以下の処理を行う。VDP305aは、画像データROM305bから、所定の画像データを読み出し、VRAM305cに展開するとともに、VRAM305cから、展開された画像データを読み出す。具体的には、VDP305aは、VRAM305cに設けられた一方のバッファ領域に対して、展開処理を行い、他方のバッファ領域から、既に展開処理が行われた画像データを読み出す。次にVDP305aは、サブCPU301の指示に基づいて、展開処理対象のバッファ領域と、読み出し対象のバッファ領域とを切り換える。そして、VDP305aは、読み出した画像データを、D/A変換回路305dを介して、表示領域21aに表示させる。
なお、本実施の形態では、画像データを展開する記憶装置としてVRAMを使用しているが、これに限られず、他の記憶装置を利用してもよい。たとえば、データを高速で読み書きできるSDRAMを用いてもよい。
音声制御回路306にはスピーカ8a,8bが接続されている。音声制御回路306は、サブCPU301の制御に基づき、音信号を生成する。スピーカ8a,8bは、入力したこの音信号に基づいて音を発生する。
ランプ制御回路307には装飾ランプ39a(装飾ランプとは、遊技機1aの各所に備え付けられているランプやLED等の総称である)が接続されている。ランプ制御回路307は、サブCPU301の制御に基づき、信号を生成する。装飾ランプ39aは、入力したこの信号に基づいて点灯表示等を行う。
このように、スピーカ8a,8b、装飾ランプ39aおよび液晶表示装置21は、サブCPU301がセットした(制御プログラム)演出データに基づいて演出を行うようになっている。
なお、遊技機1における各処理は、主制御回路200と副制御回路300とにより制御されているが、主制御回路200は、副制御回路300により制御される処理の全部または一部を処理してもよく、副制御回路300は、主制御回路200により制御される処理の全部または一部を処理してもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これは本発明を具体的に例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。
また、本実施の形態において、大当り遊技状態、通常遊技状態および確率変動状態の制御がメインCPU201により行われるようになっていたが、メインCPU201の制御可能な遊技状態はこれに限られない。例えば、メインCPU201は、始動入賞装置18が開放状態に切り換わる頻度が向上する時短状態の制御を行うことが可能であってもよい。
さらに、本実施の形態において、第2電圧印加回路160は、レベル6の発射強度が生じる程度の電圧、を生成していたが、これに限られず、第2電圧印加回路160は、レベル6以上の発射強度が生じる程度の電圧を生成してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、戻り球検出センサ(戻り球検出手段)131により遊技球が検出された場合、すなわち、戻り球が発生した場合、発射ソレノイド(発射手段)91は、第2電圧印加回路(第2電圧生成手段)160が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射する特別発射を行っている。
この場合、たとえ戻り球が生じたとしても、遊技者による発射操作に依存せずに生成された電圧に応じた発射強度にて遊技球を発射することが可能となる。
このような本発明によれば、第2電圧印加回路160の生成する電圧を、例えば遊技領域2aに到達可能な程の発射強度(例えば、レベル6の発射強度)が生成される程度に高めておけば、遊技者の発射操作に関わらず、発射ソレノイド91によって戻り球の発生に応じて特別発射される遊技球を遊技領域2aに確実に到達させることが可能となる。
これによれば、有効球数の減少を抑えることができるので、遊技場側には稼働率を高める効果を、遊技者側には入賞の機会を高める効果をそれぞれもたらすことができ、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
また、本発明によれば、戻り球の発生に応じて特別発射された遊技球が戻り球となることを防ぐことが可能となるので、当該特別発射された遊技球が、後続の遊技球と衝突する虞を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、第2電圧印加回路160が生成する一定レベルの電圧は、戻り球検出センサ131により遊技球の検出が行われる際に生成される電圧よりも高く設定されている。
この場合、遊技領域2aに到達可能な程の発射強度が生じる程度の電圧が、第2電圧印加回路160により生成されるので、発射ソレノイド91によって特別発射される遊技球を、より確実に遊技領域2aに到達させることが可能となる。
そして、これによれば、有効球数の減少を抑えることができるので、遊技場側には稼働率を高める効果を、遊技者側には入賞の機会を高める効果をそれぞれもたらすことができ、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
さらに、本実施の形態によれば、戻り球の発生に応じた特別発射は、所定時間(例えば、5秒間)継続して実行されるようになっている。
この場合、所定時間の間は、さらなる戻り球の発生を防ぐことができるので、遊技者に対して、発射操作を調整する時間を与えることが可能となる。
これによれば、たとえ疲労等により遊技者の発射操作の精度が低下したとしても、戻り球が連続して発生する事態を防ぐことができる。そのため、発射操作の精度が低下したときにおいて、遊技者による発射操作の調整が完了するまでに生じる戻り球数を減少させることができ、有効球数の減少をより抑えることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態のパチンコ遊技機1は、実施の形態1の機能の一部に変更を加え、以下に示す機能を有する。
図10は、実施の形態2に係る遊技盤20を示す正面図である。同図に示すように、遊技盤20は、外レール11aと内レール11bとの間に、飛距離検出センサ410,411,412,413が、下から順番に配設されている。この飛距離検出センサ410,411,412,413は、それぞれ、発光部410a,411a,412a,413aおよび発光部410a,411a,412a,413aから照射される光を受ける受光部410b,411b,412b,413bを備えており、この受光部410b,411b,412b,413bの受光状況に基づいて、発射ソレノイド91より発射されて外レール11aと内レール11bとの間を通過する遊技球を検出する。
具体的には、発光部410a,411a,412a,413aは外レール11aに、一方、受光部410b,411b,412b,413bは内レール11bに各々配置されており、発光部410a,411a,412a,413aは、それぞれ受光部410b,411b,412b,413bに向けて照射している。そして、発射ソレノイド91より発射された遊技球によって、この照射が遮られた場合に、飛距離検出センサ410,411,412,413は、発射ソレノイド91より発射された遊技球が発光部と受光部との間を通過した旨を検出する。
飛距離検出センサ410,411,412,413は、発射制御回路70bの発射電圧制御回路(発射電圧制御手段)191(図11)に電気的に接続されており、遊技球を検出した場合、遊技球検出信号を発射電圧制御回路191に入力するようになっている。
ここで、飛距離検出センサ410のみが遊技球検出信号を発射電圧制御回路191に入力した場合には、発射ソレノイド91から発射された遊技球が、飛距離検出センサ410が配設された位置まで届いた旨を意味し、また、飛距離検出センサ410,411が遊技球検出信号を発射電圧制御回路191に入力した場合には、発射ソレノイド91から発射された遊技球が、飛距離検出センサ411が配設された位置まで届いた旨を意味し、そして、飛距離検出センサ410,411,412が遊技球検出信号を発射電圧制御回路191に入力した場合には、発射ソレノイド91から発射された遊技球が、飛距離検出センサ412が配設された位置まで届いた旨を意味する。また、飛距離検出センサ410,411,412,413が遊技球検出信号を発射電圧制御回路191に入力した場合には、発射ソレノイド91から発射された遊技球が、飛距離検出センサ413が配設された位置まで届いた旨を意味する。
また、本実施の形態において、発射ソレノイド91が発射する遊技球の飛距離は、当該発射時における発射強度に比例している。
例えば、当該飛距離は、発射時における発射強度がレベル1の場合には飛距離検出センサ410が配設された位置にすら届かない程度、発射時における発射強度がレベル2の場合には飛距離検出センサ410が配設された位置に届く程度、発射時における発射強度がレベル3の場合には飛距離検出センサ411が配設された位置に届く程度、発射時における発射強度がレベル4の場合には飛距離検出センサ412が配設された位置に届く程度、発射時における発射強度がレベル5の場合には飛距離検出センサ413が配設された位置に届く程度、発射時における発射強度がレベル6の場合には戻り防止部材16aを通過して遊技領域2aに侵入する程度となる。
すなわち、本実施の形態では、何れの飛距離検出センサから遊技球検出信号が入力されるかを特定することによって、発射時における発射強度をほぼ特定できるようになっている。
また、本実施の形態の発光部410a,411a,412a,413aは、例えば、可視光以外の光(例えば、赤外線光)を発するようになっている。なお、発光部410a,411a,412a,413aは、それぞれ受光部410b,411b,412b,413bに、変調パルス方式を用いて照射してもよい。
本実施の形態における発射電圧制御回路191は、第1電圧印加回路150、発射コンデンサ充電回路180、戻り球を検出する戻り球検出センサ131、発射球検出センサ140、飛距離検出センサ410,411,412,413などに電気的に接続されており、第1電圧印加回路150にて生成された電圧を、発射コンデンサ充電回路180に印加させる手段である。
また、本実施の形態における発射電圧制御回路191は、戻り球検出センサ131より戻り球検出信号が入力された場合、所定時間(例えば、5秒。但し、5秒に限られず、他の時間であってもよい))の間、第1電圧印加回路150の生成する電圧を一定レベルにまで高める制御(以下、「電圧量上昇制御」という)を行った後に、当該電圧量上昇制御にて高めた電圧を、発射コンデンサ充電回路180に印加させている。
電圧量上昇制御において、発射電圧制御回路191は、第1電圧印加回路150の生成する電圧に対して所定量の電圧を付加することで、遊技領域2aに到達可能な程の発射強度(レベル6の発射強度)が生成される程度、すなわち、戻り球検出センサ131により遊技球の検出が行われる際に生成される電圧よりも高まる程度の電圧(以下、「遊技領域到達レベルの電圧」という)を生成している。
以下、電圧量上昇制御における発射電圧制御回路191の処理について説明する。
発射電圧制御回路191は、電圧量上昇制御において、まず、飛距離検出センサ410,411,412,413から入力される信号を基にして、当該戻り球を発射した時における発射強度を特定する。
例えば、遊技球検出信号が入力されなかった場合には、戻り球の発射時における発射強度はレベル1である旨を特定し、飛距離検出センサ410のみから遊技球検出信号が入力された場合には、戻り球の発射時における発射強度はレベル2である旨を特定する。また、飛距離検出センサ410,411から遊技球検出信号が入力された場合には、戻り球の発射時における発射強度はレベル3である旨を特定し、飛距離検出センサ410,411,412から遊技球検出信号が入力された場合には、戻り球の発射時における発射強度はレベル4である旨を特定する。そして、飛距離検出センサ410,411,412,413から遊技球検出信号が入力された場合には、戻り球の発射時における発射強度はレベル5である旨を特定する。
次に、発射電圧制御回路191は、特定した発射強度と、遊技領域2aに到達可能な程の発射強度(レベル6の発射強度)との差分を特定する。例えば、特定した発射強度がレベル3である場合には、3レベル分(6レベル−3レベル=3レベル)の差分を特定する。
そして次に、発射電圧制御回路191は、第1電圧印加回路150の生成した電圧に、上記特定した差分の発射強度が生じる程度の電圧を付加し、電圧量上昇制御を終了する。
例えば、3レベル分の差分を特定している場合には、3レベル分の発射強度を生成可能な程度の電圧を第1電圧印加回路150の生成した電圧に付加し、そして、電圧量上昇制御を終了する。
このように、発射電圧制御回路191は、戻り球発生時において、飛距離検出センサより遊技球が検出された場合、遊技球を上記検出された距離にまで飛ばすために必要な発射強度と、遊技球を遊技領域2aに到達させるために必要な発射強度とを比較することによって、遊技球が遊技領域2aに到達するのに不足する電圧分を特定し、そして、当該不足する電圧分のみ高めることもでき、戻り球発生後に発射される遊技球を、より確実に遊技領域2aに到達させることが可能となる。
なお、本実施の形態において、発射電圧制御回路191は、電圧量上昇制御において、第1電圧印加回路150の生成する電圧を、レベル6の発射強度が生じる程度にまで高めていたが、これに限られず、発射電圧制御回路191は、レベル6以上の発射強度が生じる程度にまで高めてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、戻り球が発生した場合、発射電圧制御回路(発射電圧制御手段)191は、第1電圧印加回路150の生成する電圧を、一定レベルにまで高める電圧量上昇制御を実行し、発射ソレノイド91は、電圧量上昇制御により高められた電圧に応じた発射強度で遊技球を発射するようになっている。
この場合、電圧量上昇制御時において発射電圧制御回路191は、第1電圧印加回路150の生成する電圧を、例えば遊技球が遊技領域2aに到達可能な程の発射強度が生じる程度に高めておけば、戻り球発生後に発射される遊技球を、確実に遊技領域2aに到達させることが可能となる。これにより、さらなる戻り球が生じることを防ぐことができ、有効球数の減少を抑えて、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
また、本実施の形態によれば、電圧量上昇制御において発射電圧制御回路191が高める電圧は、戻り球検出センサ131により遊技球の検出が行われる際に生成される電圧よりも高く設定されている。
この場合、遊技領域2aに到達可能な程の発射強度が生じる程度の電圧が、発射電圧制御回路191により生成されるので、戻り球の発生後に発射ソレノイド91によって発射される遊技球を、より確実に遊技領域2aに到達させることが可能となる。
そして、これによれば、有効球数の減少を抑えることができるので、遊技場側には稼働率を高める効果を、遊技者側には入賞の機会を高める効果をそれぞれもたらすことができ、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
さらに、本実施の形態によれば、戻り球が発生した場合、電圧量上昇制御が、所定時間継続して実行されるようになっている。
この場合、所定時間の間は、さらなる戻り球の発生を防ぐことができるので、遊技者に対して、発射操作を調整する時間を与えることが可能となる。
これによれば、たとえ疲労等により遊技者の発射操作の精度が低下したとしても、戻り球が連続して発生する事態を防ぐことができる。そのため、発射操作の精度が低下したときにおいて、遊技者による発射操作の調整が完了するまでに生じる戻り球数を減少させることができ、有効球数の減少をより抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、電圧量上昇制御において、発射電圧制御回路191は、飛距離検出センサ410,411,412,413の検出する飛距離に応じて、第1電圧印加回路150の生成する電圧を高めている。
この場合、発射電圧制御回路191は、遊技球を上記検出された距離にまで飛ばすために必要な発射強度と、遊技球を遊技領域2aに到達させるために必要な発射強度とを比較することによって、遊技球が遊技領域2aに到達するのに不足する電圧分を特定し、そして、当該不足する電圧分のみ高めることもでき、戻り球発生後に発射される遊技球を、より確実に遊技領域2aに到達させることが可能となる。これにより、さらなる戻り球が生じることをより確実に防ぐことができ、有効球数の減少を抑えて、遊技場側、遊技者側双方の不利益を解消することができる。
また、例えば、実施の形態1における第2電圧印加回路160による特別発射が終了した場合に、第1電圧印加回路150の生成する電圧を、戻り球検出センサ131により遊技球の検出が行われる際に生成される電圧よりも高めてさらなる戻り球の発生を防ぐようにすれば、たとえ第2電圧印加回路160による特別発射が終了したとしても、遊技者に対して、発射操作を調整する時間を与えることが可能となる。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機本体が遊技台に取り付けられた遊技機に適用した場合が説明されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技機(スロットマシン)、雀球、スマートボールあるいはゲームセンターに設置された各種ゲーム機など、種々の遊技機に適用することが可能である。
実施の形態1に係る遊技機を示す斜視図である。 図1に示す遊技機の分解斜視図である。 図1に示した遊技機の遊技盤を示す正面図である。 実施の形態1に係る発射領域内の構成を示す説明図である。 図4に示す発射ハンドルを示す一部拡大斜視図である。 図4における発射ソレノイドおよび球送り装置を示す一部拡大斜視図である。 図6に示す状態から球送り装置を取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。 図8に示す発射制御回路の概略を示す回路構成図である。 実施の形態2に係る遊技盤を示す正面図である。 実施の形態2に係る発射制御回路の概略を示す回路構成図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2,20 遊技盤
2a 遊技領域
3 遊技機本体
3a 本体枠
3b 外枠
3c ヒンジ
3d 突起
3e 突起
4 上皿部
4a 上皿
5 下皿部
5a 下皿
6a,6b スピーカ
7 発射ハンドル
9 ガラス扉
10 シャッタレバー
11 レール
11a 外レール
11b 内レール
12 一般入賞装置
13 通過ゲート
15 大入賞装置
16 戻り防止部材
17 アウト口
18 始動入賞装置
18a,18b 可変翼
19Se 大入賞装置スイッチ
19Sb 一般入賞装置スイッチ
19Sa 通過ゲートスイッチ
19a 始動入賞装置スイッチ
21 液晶表示装置(LCD)
21a 表示領域
22 特別図柄始動記憶表示器
23 普通図柄通過記憶表示器
24 特別図柄表示器
25a,25b 普通図柄表示器
39a 装飾ランプ
55 第1排出口
56 第2排出口
60 装飾ユニット
60a,60b スピーカカバー
70a 払出制御回路
70b 発射制御回路(電圧生成手段)
71S 可動部材ソレノイド
72S 大入賞装置ソレノイド
74S バックアップクリアスイッチ
81 カードユニット
82 払出装置
91 発射ソレノイド(発射ソレノイド)
92 球送り装置
92a 開口
100 ハンドルベース
102 後方把手部材
103 発射レバー(操作部)
104 前方把持手部材
105a,105b,105c 指掛部
110 球保持部
110a 上側板状体
110b 下側板状体
110a1 突片
110b1 溝部
111 発射通路
120 発射ボリューム(操作量検出手段)
130 戻り球受入樋
131 戻り球検出センサ(戻り球検出手段)
131a 発光部
131b 受光部
140 発射球検出センサ
150 第1電圧印加回路(第1電圧生成手段)
151,152,153,154 抵抗
155 ツェナーダイオード
160 第2電圧印加回路(第2電圧生成手段)
161,162,163,164 抵抗
165 ツェナーダイオード
180 発射コンデンサ充電回路
181 コンパレータ(比較器)
182 ドライバFET(電界効果トランジスタ)
190,191 発射電圧制御回路(発射電圧制御手段)
200 主制御回路
201 メインCPU
202 メインROM
203 メインRAM
204 初期リセット回路
205 I/Oポート
206 コマンド出力ポート
300 副制御回路
301 サブCPU
302 プログラムROM
303 ワークRAM
304 コマンド入力ポート
305 画像制御回路
305a VDP
305b 画像データROM
305c VRAM
305d D/A変換回路
306 音声制御回路
307 ランプ制御回路
360 発射領域
400 遊技球
410,411,412,413 飛距離検出センサ(飛距離検出手段)
410a,411a,412a,413a 発光部
410b,411b,412b,413b 受光部

Claims (5)

  1. 遊技者によって操作される操作部と、
    前記操作部の操作量を検出する操作量検出手段と、
    前記操作量検出手段により操作量が検出された場合に、当該操作量に応じた電圧を生成する第1電圧生成手段、および前記操作量検出手段により検出された操作量に関わらず、遊技球が遊技領域に到達可能な発射強度が生じる一定レベルの電圧を生成する第2電圧生成手段を有する電圧生成手段と、
    前記第1電圧生成手段が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射領域から遊技領域に発射させる通常発射を行う発射手段と、
    前記発射手段から発射されたものの前記遊技領域に到達しなかった遊技球を検出する戻り球検出手段とを備え、
    前記発射手段は、前記戻り球検出手段により遊技球が検出された場合、前記第2電圧生成手段が生成した電圧に応じた発射強度で遊技球を発射する特別発射を行う、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発射手段による特別発射は、所定時間継続して実行される、
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記戻り球検出手段により遊技球が検出された場合、前記第1電圧生成手段の生成する電圧を前記一定レベルにまで高める制御である電圧量上昇制御、を実行する発射電圧制御手段を備え、
    前記発射手段は、前記特別発射が終了した後に、前記電圧量上昇制御により高められた電圧に応じた発射強度で遊技球を発射する、
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記発射電圧制御手段は、前記戻り球検出手段により遊技球が検出された場合、前記電圧上昇制御を、所定時間継続して実行する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記戻り球検出手段は、前記発射手段の発射する遊技球の飛距離を検出する飛距離検出手段を備え、
    前記電圧量上昇制御において前記発射電圧制御手段は、前記飛距離検出手段の検出する飛距離に応じて、前記第1電圧生成手段の生成する電圧を高める、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機。
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