JP4748769B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は画像読取装置に関するもので、さらに詳しくは、読取画素が列状に配列されるラインセンサを主走査方向に複数個千鳥状に配列し、これと直交する副走査方向に搬送される読み取るべき画像が形成された大判の原稿を、このラインセンサにより順次読み取る画像読取装置に関するものである。
図11は、この種の画像読取装置である原稿搬送型スキャナの構成を示す図であり、図において1はスキャナ本体、2は図の主走査方向に順次0,1,2,・・・・,N−1,Nと光電変換素子よりなる読み取り画素が列状に複数個配列される密着型イメージセンサ、3は原稿搬送部、4は原稿押圧部、5は原稿、7は制御部である。
スキャナ本体のフレームとなる基台11は、主走査方向に延設される断面視コ字状の形状を有して形成され、A0,A1といった大判の原稿画像を読み取るために複数の密着型イメージセンサS1,S2,S3,・・・・が副走査方向に間隔lだけ離反するよう千鳥状に2列にこの基台11に配置されている。また、基台11上には、透明なガラス部材等よりなるコンタクトガラス12が設けられている。これら基台11,密着型センサ2,コンタクトガラス12とで画像読取部が構成されている。
この画像読取部の副走査方向前後部分に、図示しない回転駆動機構により回転駆動力が伝達される駆動ローラ31と、この駆動ローラ31に圧接して原稿5を挟持する従動ローラであるピンチローラ32により構成される原稿搬送部3が設けられている。
この画像読取装置により原稿画像の読み取りを行う場合、先ず原稿5を副走査方向上流側に設けられた駆動ローラ31とピンチローラ32の間に挿入してこれを挟持させ、駆動ローラ31を図の矢印方向に回転駆動させて原稿5を副走査方向に搬送する。この原稿5の搬送と同期して、センサ2により原稿画像を順次読み取り、これを主走査方向1ライン毎のデータとしてラインバッファ72に格納保持し、フレームメモリ73がこのラインバッファ72から読み出した1ライン毎のデータより、各センサの副走査方向方向の離反距離(l)分シフトさせて合成することにより、原稿5全体の画像データを作成するよう構成されている。
作成された原稿5の画像データは、インターフェース回路74を経由して、コンピュータ等の上位装置に送信される。
この画像読取装置に用いられる密着型イメージセンサ2においては、光源21から照射された光線が原稿5より反射してレンズアレイ22に入射し、ラインセンサ23上で結像するよう設けられているので、良好な画像読取を行うためには、原稿5がコンタクトガラス12に密着して搬送されることが必要不可欠となる。そこで、この種の原稿搬送型の画像読取装置においては、画像読取部上を搬送される原稿5をコンタクトガラス12に押圧する原稿押圧部4を設け、これにより原稿5をコンタクトガラス12の方向に付勢して密着させるよう構成されている。
この原稿押圧機構は、原稿5をコンタクトガラス12に密着させるためにコンタクトガラス12と同一平面を有した板状部材からなる押圧部材40を、主走査,副走査方向に固定して原稿5の直上からこれを作用させ、その自重を押圧力とするよう構成されている。
特開2003−125159号公報
複数のラインセンサを千鳥状に配列して大判原稿の画像を読み取る画像読取装置においては、上述の通り画像読取部の副走査方向の前後部分に、駆動ローラ31と原稿5をこれに圧接させて挟持する従動ローラであるピンチローラ32を設けるとともに、画像読取部上を搬送される原稿5をコンタクトガラス12に密着させる原稿押圧部材4を設けて構成されているので、装置の副走査方向に原稿搬送機構を設けるスペースが必要となり、これにより装置を小型化することが困難となるとともに、部品点数が多くなることにより、作成コストが増大し、装置が高価なものとなってしまうといった不具合が生じていた。
本発明はこれら不具合を解消するためになされたものである。
本発明の画像読取装置においては、画像を読み取るべき原稿に作用してこれを副走査方向に搬送する原稿搬送手段を、千鳥状に配列されるイメージセンサと逆位相となる領域において、原稿に作用させてこれを搬送するよう構成した。
本発明の画像読取装置によれば、装置を小型化することが可能となるとともに、部品点数を削減して安価に作成することが可能となる。
画像を読み取るべき原稿を介して互いに圧接される駆動ローラおよび従動ローラからなる原稿搬送手段を、千鳥状に配列されるイメージセンサに対して逆位相となる領域に千鳥状に配設して構成した。
以下図面に基づいて、本発明の画像読取装置を説明する。
図1および図2は本発明の画像読取装置を示す図であり、上述の従来の装置と同等の構成については同一の符号が付与されている。
図において6は画像読取装置本体1に対して回動可能に取り付けられて開閉するよう設けられるトップカバー部材であり、本実施例の画像読取装置においては、このトップカバー部材6に密着型イメージセンサ2が設けられている。このように構成することにより、原稿5の画像を読み取る際に、操作者がこの原稿5の読み取るべき画像が形成される側を確認することができるという効果を奏するものであるが、上述の従来例のように密着型イメージセンサ2は画像読取装置本体1の側に設けられてもよい。
図1に示されるとおり、本発明の画像読取装置においても、上述の従来の装置と同様に、複数の密着型イメージセンサ2が副走査方向に間隔lだけ離反して千鳥状に2列に配列されており、大判原稿5に対して主走査方向全幅領域における画像読取が可能となるよう構成されている。
本発明の画像読取装置における最も特徴的な構成を有する原稿搬送手段8は、画像読取装置本体1に上記密着型イメージセンサ2に対応して主走査方向に延設するように、且つ互いに副走査方向に間隔lだけ離反して設けられる2本の駆動ローラ81と、カバー部材6が閉じた状態でこの駆動ローラ81に圧接するように、且つ密着型イメージセンサ2と逆位相となるように千鳥状に配列される複数の従動ローラ82とにより構成されている。尚、ここでいう逆位相とは、複数の従動ローラ82が千鳥配列される密着型イメージセンサ2に対して、主走査方向について同じ位置であり、且つ副走査方向について離反距離lをもって互いに対向する位置に設けられていることをいう。
原稿5の搬送(原稿読取動作)時においては、図2に示されるとおり、カバー部材6が閉じられると、原稿5は駆動ローラ81と、弾性部材である圧縮バネの復元力によりこれに圧接される従動ローラ82およびラインセンサ2のコンタクトガラスにより挟持される。この状態で2本の駆動ローラ81が図示しない駆動モータならびにその回転駆動力伝達機構により、それぞれ同期して回転駆動され、これにより原稿5の副走査方向の搬送が行われる。
本実施例によれば、原稿5は千鳥状に配列される従動ローラ82と、これに(原稿5を介して)圧接される駆動ローラ81により挟持されて、駆動ローラ81が回転することにより副走査方向へ搬送されるとともに、密着型イメージセンサ2においては、駆動ローラ81が原稿5をコンタクトガラスに圧接して密着させるので、画像読み取りを良好に行うことが可能となる。
以上詳述したとおり、本願発明の画像読取装置においては、千鳥状に配列されるイメージセンサからなる画像読取部において、イメージセンサが設けられない領域に原稿搬送手段を構成することにより、この画像読取部の副走査方向前後側に従来設けなければならなかった搬送手段設置のためのスペースが不要となり、装置を小型化することができ、尚且つ当該領域で原稿5を密着型ラインセンサ2(コンタクトガラス)に密着させることができ、良好な画像読取を行うことができるとともに、部品点数を削減することも可能となる。また、従前は読取部全域に高価なコンタクトガラスを設けていたが、本実施例の場合、密着型センサ部分にのみコンタクトガラスを設ければよく、これにより装置を安価に構成することが可能となる。
この第1実施例においては、従動ローラ82とともにイメージセンサ2(コンタクトガラス)を駆動ローラ81に押圧するよう構成し、これによりイメージセンサ2に対して原稿5の読み取るべき画像が形成された面を密着させることができ、画像読取を良好に行うことができるよう構成したが、例えば搬送される原稿が極端に薄い素材である場合等、イメージセンサ(コンタクトガラス)への圧接力が大きくなると、その摩擦力が負荷となって原稿の搬送ができなくなったり、最悪の場合原稿が破損するなどといった不具合を生じることとなる。
このような原稿を搬送するために、図3に示す本発明の第2実施例においては、原稿搬送手段8の駆動ローラ81と従動ローラ82が圧接された際に、イメージセンサ2(コンタクトガラス)と駆動ローラ81との間に所定の間隙、すなわちギャップが形成されるようにこれを構成し、上記不具合を解消するよう設けられるものである。
図3に示す本発明の第2実施例においては、カバー部材6を閉じると、イメージセンサ2と逆位相となる千鳥状に配列される領域に設けられた従動ローラ82が駆動ローラ81に圧接するとともに、千鳥状に配列されるイメージセンサ2(コンタクトガラス)とこれに対向する駆動ローラ81との間には、所定のギャップが形成される。すなわち、カバー部材6において、従動ローラ82の取り付け位置がイメージセンサ2(コンタクトガラス)よりも駆動ローラ81に近接した位置、図の垂直方向で高さが異なるように配置することにより、イメージセンサ2を駆動ローラ81の間に所定のギャップが形成されるよう構成されている。
この第2実施例においては、例えばイメージセンサ2として使用するセンサの特性として、その焦点深度にある程度の幅があることを許容するものを採用することができ、本願発明は画像読取部において副走査方向に2箇所、すなわち2本の駆動ローラ81上で千鳥状に配列された従動ローラ82により原稿5を支持するので、概ね2次元平面でこれを圧接、支持することができるので、上記イメージセンサ2の焦点深度の許容範囲、すなわち図の所定の間隙(ギャップ)間に原稿5を確実に搬送させることができるとともに、良好な画像読み取りを行うことが可能となる。
さらに、この第2実施例の駆動ローラ81は主走査方向に延設される円筒状のローラで構成されており、図3に示されるように原稿搬送時にはイメージセンサ2に対向する(ギャップが形成されている)領域においても回転駆動することとなるので、原稿5はこのギャップ部分においてその裏面(読み取るべき画像が形成された、センサ2と対向する面の裏側)のみに回転駆動力を伝達されることにより、これが原稿搬送のためのガイド部材として作用することとなり、原稿5の搬送を良好に行うことができるという効果を奏する。
以上の第1ならびに第2実施例においては、駆動ローラ81として主走査方向に延設される円筒状のローラ部材を用いて構成したが、図4に示すように、千鳥状に配列されるイメージセンサおよび駆動ローラに対向する主走査方向に延びる2本の直線を回転軸とした複数のローラ部材でこれを構成してもよい。
上記第1実施例のように、イメージセンサ2(コンタクトガラス)に原稿5を圧接して密着させる場合は、これら複数のローラ部材811,812を回転軸810に固定するよう設け、図示しない駆動モータならびにその回転駆動力伝達機構により回転軸810を回転させることにより、従動ローラ82に圧接する駆動ローラ群811ならびにイメージセンサ2の配列領域に設けられる駆動ローラ群812を回転駆動し、これにより原稿5を従動ローラ82と挟持するとともに、イメージセンサ2(コンタクトガラス)に密着(圧接)させることができる。
上記第2実施例のように、搬送される原稿5をイメージセンサ2(コンタクトガラス)に押圧しないよう構成する場合は、第2実施例と同様に、イメージセンサ2(コンタクトガラス)が駆動ローラ群811,812に圧接しないようこれを配設するようにし、且つこれら複数のローラ部材811,812を回転軸810に固定するよう設け、図示しない駆動モータならびにその回転駆動力伝達機構により回転軸810を回転させることにより、従動ローラ82に圧接する駆動ローラ群811ならびにイメージセンサ2の配列領域に設けられる駆動ローラ群812を回転駆動して、従動ローラ82に圧接する駆動ローラ群811においては原稿5を挟持してこれを搬送するとともに、イメージセンサ2の配設領域に設けられる駆動ローラ群812においては、イメージセンサ2との間に設けられるギャップ部分に搬送される原稿5の裏面部分のみに回転駆動力を伝達することにより、原稿搬送のためのガイド部材として作用するよう設けられる。
また、イメージセンサ2の配設領域に設けられる駆動ローラ群812を、回転軸810に対して回転可能に取り付ける、すなわちフリーローラとしてこれを取り付けることにより、原稿搬送のガイド機構として構成してもよい。この場合は、上述の第2実施例のように、センサ2間とギャップを形成するとともに、或いは第1実施例のように原稿5の裏面からイメージセンサ2(コンタクトガラス)に圧接して、原稿5の搬送に伴って従動するように形成してもよい。
または、第2実施例のようにイメージセンサ2(コンタクトガラス)間に所定のギャップを形成するために、イメージセンサ2の配設領域に設けられる駆動ローラ群812を、従動ローラ82に圧接する駆動ローラ群811よりも小さい径で形成することにより構成することも可能である。
更に、イメージセンサ2の配設領域に設けられる駆動ローラ群812を省略して、この領域に板状の部材等をこの原稿5の搬送経路に所定のギャップをもって設けることにより、原稿搬送のためのガイド部材を構成してもよい。
また、図5は駆動ローラ81をイメージセンサと逆位相の千鳥状に配設される従動ローラ82に対向する領域のみに設けたものであり、この駆動ローラ81を上述の第2実施例に適用し、イメージセンサ2と対向する部分において、板状の部材等をこの原稿5の搬送経路に所定のギャップをもって設けることにより、原稿搬送のためのガイド部材を構成してもよい。
また、この複数の駆動ローラ81にそれぞれ個別に回転駆動させる手段を設け、且つ図6に示すように、イメージセンサ2と対向する領域において、原稿5を圧接する手段83を設けて、実施例1のように原稿5をコンタクトガラスに圧接して密着させて画像読み取りを良好に行う画像読取装置を構成してもよい。
上述の実施例においては、画像読取装置本体1側に駆動ローラ81を設け、イメージセンサと逆位相となる千鳥状に配列される領域に、これに圧接させる従動ローラ82を設けて構成したが、イメージセンサと逆位相となるよう千鳥状に配列される領域に駆動ローラを設け、画像読取装置1側に従動ローラを設けるよう構成してもよく、また互いに圧接するための付勢手段は、駆動ローラ側、従動ローラ側の何れか或いはその両方に設けられるよう構成してもよい。
上述の実施例においては、従動ローラ82に弾性部材である圧縮バネを作用させ、画像読取装置1側に設けた駆動ローラ81に対して圧接させるよう構成したが、互いに圧接するための付勢手段は、駆動ローラ側に設けられるよう構成してもよい。
図7は、本発明の第5実施例を示す図であり、上述の実施例との相違点は、密着型イメージセンサ2と逆位相となるように千鳥状に配列される複数の従動ローラ82が、トップカバー部材6に対して回転可能となるよう固定、支持されているとともに、画像読取装置本体1側に設けられる駆動ローラ81が、イメージセンサ2および従動ローラ82に圧接する方向へ移動可能となるよう支持されている点である。また、駆動ローラ81は、これに当接して作用するプレッシャユニット83により、常時イメージセンサ2および従動ローラ82の方向へ付勢されるよう構成されている。
すなわち、図8に示されるとおり、主走査方向に延設するよう設けられた駆動ローラ81の回転軸810両端部分が、スキャナ本体1に設けられた側板13に形成された摺動溝131に挿入されて支持され、この摺動溝131に沿って駆動ローラ81が図のZ軸方向、すなわちイメージセンサ2および従動ローラ82に向かう方向に移動可能となるよう設けられている。駆動ローラ81に作用するプレッシャユニット83は、スキャナ本体1に対して回動可能に取り付けられるアーム832と、このアーム832に回転可能に取り付けられるローラ831、アーム832に作用してローラ832を駆動ローラ81に圧接させる圧縮バネ833とにより構成されており、圧縮バネ833の復元力により駆動ローラ81がイメージセンサ2および従動ローラ82の方向に常時付勢されるよう構成されている。図示しないモータおよび伝達機構よりなる回転駆動手段により駆動ローラ81が回転駆動すると、これに圧接されているローラ831が従動するよう設けられており、プレッシャユニット83は駆動ローラ81の回転駆動に対して負荷となることがなく、駆動ローラ81をイメージセンサ2および従動ローラ82の方向に付勢するよう構成されている。
本実施例の原稿搬送部においては、原稿5の搬送経路上流側、下流側に設けられる2本の駆動ローラ81に対して、イメージセンサ2および駆動ローラ81の方向に付勢する手段をそれぞれ独立に設けることにより、例えばハンガーを有する大判の図面等といった、副走査方向についてその厚みが一定でない原稿であっても、イメージセンサ2と原稿5の画像読取面との相対距離を常に一定とする、すなわち密着型センサ2の焦点距離に原稿5の画像読取面を位置づけることが可能となり、これにより良好な画像読取を行うことができるという効果を奏するものである。
図7に示されるとおり、原稿5が画像読取部に挿入され、搬送方向(副走査方向)上流側の駆動ローラ81および従動ローラ82に当接されて、さらに駆動ローラ81が図示しない駆動手段により回転駆動されると、原稿5は駆動ローラ81と従動ローラ82により挟持されるが(図7中図)、このとき、従動ローラ82はカバー部材2に対して固定するよう支持されているので、駆動ローラ81は、プレッシャユニット83の圧縮バネ833の復元力に抗してアーム832を図の矢印方向に回動させ、回転駆動軸810が摺動溝131に摺動するように原稿5の厚み分だけ押し下げられる。
この状態で駆動ローラ81を回転駆動させて、原稿5を副走査方向に搬送するとともに、(原稿5の搬送経路の)上流側に設けられたイメージセンサ2により原稿画像の読み取りを行う。
原稿5の搬送、イメージセンサ2による画像読取を順次行うと、原稿5の先端部分は副走査方向下流側の駆動ローラ81および従動ローラ82に当接し、更に搬送されることにより、プレッシャユニット83の圧縮バネ833の復元力に抗して駆動ローラ81を押し下げて、搬送経路下流側の駆動ローラ81と従動ローラ82に挟持される。(図7下図)
このとき、搬送経路上流側の駆動ローラ81においては、原稿5の厚みに追従して(摺動溝131に沿って)従動ローラ82およびイメージセンサ2の方向に摺動し、これにより原稿5の画像読取面とイメージセンサ2との距離が原稿の厚みの変化に応じることなく一定に保たれるよう構成されている。また、図7下図に示されるとおり、原稿搬送経路上流側および下流側に設けられる駆動ローラ81はそれぞれ独立に摺動可能に、かつイメージセンサ2の方向に付勢されていることにより、原稿5の厚みが副走査方向について一定でない場合であっても、イメージセンサ2と原稿5の画像読取面との相対距離を常に一定とすることができるよう構成されている。
図9および図10は、上述の本願発明第5実施例装置に、原稿搬送方向上流側の駆動ローラ81と従動ローラ82に原稿5が挟持された際に、下流側の駆動ローラ81が所定量押し下げられて従動ローラ82との間に隙間が形成されるよう構成したものである。
この第6実施例においては、主走査方向両端側に原稿搬送方向上流側ならびに下流側のそれぞれの駆動ローラ81の回転軸810に係合するリンク機構84が設けられている。このリンク機構84は、溝841,842が形成されるプレート840と、このプレート840をスキャナ本体1の側板13に回動可能に支持する回転軸843、プレート840を常時付勢する引張バネ844とにより構成されている。
プレート840に形成される溝841は、図9および図10に示されるとおり、原稿5の搬送経路上流側に設けられる駆動ローラ81の回転軸810の下側に係合するよう形成され、これにより原稿5の挟持に伴って、これが押し下げられる際に追従してプレート840が押し下げられるよう形成されており、溝842は、同じく下流側の駆動ローラ81の回転軸810の上側に係合するよう形成されている。引張バネ844は、回転軸843を軸としてプレート840を常時上方、すなわち(プレッシャユニット83と同じく)原稿搬送経路上流側の駆動ローラ81をイメージセンサ2ならびに従動ローラ82に圧接する方向へ付勢するよう設けられている。(図9上図)
この第6実施例の画像読取装置において、原稿5が画像読取部に挿入されて上流側の駆動ローラ81および従動ローラ82に挟持される際、図9中図に示されるとおり、原稿5の厚みに応じて上流側の駆動ローラ81が押し下げられると、その回転軸810に係合しているプレート840を引張バネ844の復元力に抗してこれを押し下げて、プレート840の溝842に係合している下流側の駆動ローラ81(の回転軸810)も押し下げ、これにより下流側の駆動ローラ81と従動ローラ82の圧接を解除し、これらの間に隙間を形成する。(図9中図)
さらに原稿5が順次搬送されてその先端が下流側の駆動ローラ81ならびに従動ローラ82に到達すると、形成されている隙間に原稿5が挿入されて、下流側の駆動ローラ81は原稿5の厚みに応じてプレート840の係合を脱して押し下げられる。
この本願の第6実施例のように構成することにより、下流側の駆動ローラ81と従動ローラ82の間に原稿5が挿入される時の衝撃を、それぞれが圧接されている場合に比べて緩和させることができるので、圧接されている下流側の駆動ローラ81と従動ローラ82に原稿が衝突し、更に原稿が搬送されることにより生じるジャム現象(原稿が複雑に折り重なる搬送不良状態)を防止することが可能となる。
上述の実施例においては、イメージセンサ2と逆位相となるよう千鳥状に配列される領域に設けた従動ローラ82を、複数のローラ部材により構成したが、これを一本のローラーで構成してもよい。
本発明の画像読取装置の構成を示す斜視図である。 本発明の画像読取装置の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施例を示す図である。 本発明の第3実施例を示す図である。 本発明の第4実施例を示す図である。 本発明の第4実施例を第1実施例に適用した図である。 本発明の第5実施例を示す図である。 本発明の第5実施例を示す図である。 本発明の第6実施例を示す図である。 本発明の第6実施例を示す図である。 従来の画像読取装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 スキャナ本体
2 密着型イメージセンサ
3 原稿搬送部
4 原稿押圧部
5 原稿
6 トップカバー部
7 制御部
8 原稿搬送部

Claims (11)

  1. 千鳥状に複数個配列される密着型イメージセンサと、原稿に作用してこれを副走査方向に搬送する原稿搬送手段とを有し、各密着型イメージセンサより得られる画像データより原稿全体の画像データを作成する画像読取装置において、
    上記原稿搬送手段は、原稿を介して互いに圧接する駆動ローラと従動ローラによりなるとともに、上記密着型イメージセンサと逆位相となるよう千鳥状に配列される領域において原稿に作用するよう設けられ、当該原稿搬送手段のみにより原稿を搬送することを特徴とする画像読取装置。
  2. 上記原稿搬送手段は、密着型イメージセンサと逆位相の千鳥状に配列される従動ローラと、原稿を介して上記従動ローラと互いに圧接するよう設けられる駆動ローラとにより構成されることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 千鳥状に複数個配列される密着型イメージセンサと、原稿に作用してこれを副走査方向に搬送する原稿搬送手段とを有し、各密着型イメージセンサより得られる画像データより原稿全体の画像データを作成する画像読取装置において、
    上記原稿搬送手段は、密着型イメージセンサと逆位相の千鳥状に配列される従動ローラと、原稿を介して当該従動ローラと互いに圧接するとともに、これと対向するよう主走査方向に配設される2本のローラにより構成される駆動ローラとによりなり、当該原稿搬送手段のみにより原稿を搬送することを特徴とする画像読取装置。
  4. 千鳥状に複数個配列される密着型イメージセンサと、原稿に作用してこれを副走査方向に搬送する原稿搬送手段とを有し、各密着型イメージセンサより得られる画像データより原稿全体の画像データを作成する画像読取装置において、
    上記原稿搬送手段は、密着型イメージセンサと逆位相の千鳥状に配列される従動ローラと、原稿を介して当該従動ローラと互いに圧接するとともに、これと対向するよう主走査方向にに延びる2本の直線を回転軸とする複数のローラにより構成される駆動ローラとによりなり、当該原稿搬送手段のみにより原稿を搬送することを特徴とする画像読取装置。
  5. 上記原稿搬送手段の従動ローラと駆動ローラが原稿を介して圧接される際、駆動ローラと上記密着型イメージセンサ間に所定の間隙が形成されることを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  6. 上記原稿搬送手段の従動ローラと駆動ローラが原稿を介して圧接される際、駆動ローラが原稿を密着型イメージセンサの方向へ押圧することを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  7. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    上記原稿搬送手段により副走査方向に搬送される原稿に作用して、付勢手段の付勢力によりこれを上記密着型イメージセンサの方向へ押圧する押圧手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  8. 上記原稿搬送手段の原稿搬送経路上流側の駆動ローラと従動ローラが原稿を介して圧接される際、下流側の駆動ローラと従動ローラに作用する上記押圧手段の押圧力に抗して圧接を解除する手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
  9. 上記押圧手段は、上記原稿搬送手段の駆動ローラまたは従動ローラの何れかであることを特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
  10. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    上記密着型イメージセンサに対向するよう設けられ、上記原稿搬送手段により副走査方向に搬送される原稿をガイドする原稿ガイド部材を有することを特徴とする画像読取装置。
  11. 上記原稿ガイド部材は、上記原稿搬送手段の駆動ローラまたは従動ローラの何れかであることを特徴とする請求項10記載の画像読取装置。
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