JP4748182B2 - 画像形成装置および現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は,非磁性1成分現像方式の現像装置およびそれを用いた画像形成装置に関する。さらに詳細には,現像ローラを像担持体に非接触に配置し,その間のギャップに電界を形成して現像処理を行う画像形成装置および現像装置に関するものである。
非磁性1成分現像方式の現像装置では,像担持体と現像ローラとが非接触にされたものがある。例えば数十〜数百μm程度の空隙を設けて,これらが互いに平行に配置されているものがある。また,現像装置には,現像ローラへ現像剤を供給するために,発泡材等で形成された供給ローラが現像ローラに圧接されているものがある。そして,供給ローラが現像ローラから見て像担持体の反対側に配置されているものでは,供給ローラによる圧接の方向が,現像ローラを像担持体に向けて押す向きとなる。現像ローラの剛性が十分でない場合には,この供給ローラの圧接力によって,現像ローラの中央部が空隙側へベンディングするという問題点があった。
近年,画像形成装置においては,ますますの低コスト化・省スペース化が求められている。そのため,現像装置の現像ローラに例えば,小径のハードローラが採用されているものがある。芯金にゴム等をコートしたソフトローラに比較して,弾性層が設けられていないハードローラは,安価に製造できるからである。しかし,現像ローラを小径のものとすれば,一般にそれだけ剛性が低下する。そのため,供給ローラの圧接による現像ローラのベンディングが発生しやすくなる。
上記のように現像ローラがベンディングした場合には,現像ローラの中央部ではその端部に比較して,像担持体との間の空隙が狭くなる。そのため,現像ローラの中央部と端部とでこの空隙を超えて移動するトナー量に差ができ,現像ムラの原因の一つとなる。そこで,ベンディング量に対応させて現像ローラの中央部を削り,いわゆる逆クラウン形状に加工したものもある。これにより,ベンディング後の現像ローラと像担持体の表面との距離ができるだけ一定になるようにしている。
また,特許文献1には,現像スリーブの外表面の表面粗さが,中央部から両端部に向かうにしたがって徐々に粗くされた2成分現像方式の画像形成装置が開示されている。これにより,マグネットローラの磁力が弱くなる両端部の汲み上げ量を増やすことができるとされている。
特開2007−86092号公報
しかしながら,現像ローラを逆クラウン形状とする対策では,対策前のものと比較して削る工程が付加されるために,製造に掛かる時間やコストが増加する。また,ベンディング量が大きいものでは,それだけ大きく中央部を削ることが必要となる。削る量が大きいと,規制部材や供給ローラ等による現像ローラへの押圧力が不均一となるおそれがある。このようになった場合には,トナー帯電量の不均一あるいはトナー供給量の不均一等の原因により,画像カブリや濃度ムラ等が発生するという問題点があった。
また,特許文献1に記載の画像形成装置は,2成分現像方式の画像形成装置であるので,現像ローラの長手方向の端部へマグネットローラの幅を越えてトナーやキャリアが飛散するおそれは小さい。そのため,単に両端部の汲み上げ量を増やせばそれでよかった。しかし,非磁性1成分現像方式においては,現像ローラの軸方向端部を超えてトナーが飛散することは,従来より起こりうる問題点の1つである。そのため,この特許文献1に記載されている表面粗さの調整方法を,非磁性1成分現像方式の現像装置にそのまま適用することはできなかった。
本発明は,前記した従来の画像形成装置および現像装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ハードローラを使用した非磁性1成分現像方式の現像装置およびそれを有する画像形成装置において,ローラのベンディングによる画像濃度ムラを効果的に抑制できる画像形成装置および現像装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,像担持体と,像担持体の表面を帯電させる帯電装置と,帯電された像担持体を露光して潜像を形成する露光装置と,非磁性1成分現像剤を担持しつつ像担持体と空隙を介して対向する現像剤担持体と,現像剤担持体に対して,現像剤担持体を像担持体に近づける向きに圧接する供給ローラとを有する画像形成装置であって,現像剤担持体が,芯金に,樹脂材に粉末を配合したコート層を,樹脂材のみの部分の平均厚さが粉末の平均粒径より小さくなるようにコーティングたものであり,コート層は,現像剤担持体の軸方向中央部の画像領域内にコーティングされているとともに,軸方向両端部の画像領域外にはコーティングされておらず,画像領域内の端部寄りの位置では中央寄りの位置と比較して,コート層の樹脂材のみの部分の平均厚さが厚く,かつ,粉末のコート層の単位面積当たりの個数が大きいものである。
本発明の画像形成装置によれば,現像ローラの軸方向に画像領域より端部側は粗さが付加されていない。すなわち,画像領域より端部側の範囲は,芯金がそのまま露出しており,その表面には現像剤はほとんど付着しない。従って,非磁性1成分現像方式であっても,軸方向の端部より外側へ現像剤が漏れるおそれはない。さらに,画像領域内では,軸方向端部で中央部に比較して表面粗さが大きいものとなるようにされている。現像ローラの表面粗さが大きい箇所では,現像剤の搬送量が多い。従って,ベンディングによる画像濃度ムラを打ち消すように表面粗さを調整することができる。
さらに本発明では,現像剤担持体が,芯金に,樹脂材に粉末を配合したコート層をコーティングすることにより粗さが付加されたものである。また,樹脂材のみの部分の平均厚さを粉末の平均粒径より薄く形成すれば,現像剤担持体の表面に粉末の一部が突出する。従って,樹脂材に配合された粉末の単位面積当たりに含まれる個数によって,表面粗さを調整することができる。またその場合には,コート層を比較的厚くコーティングすれば粉末の個数大きくでき,薄くコーティングすれば粉末の個数小さくすることができる。すなわち,コート層のコーティング厚によって,表面粗さを調整することが可能である。なお,芯金は少なくとも画像領域内は均一の外径のものである。
さらに本発明では,画像領域内の表面粗さが,中央部から端部に向かって連続的に大きくなっていることが望ましい。
このようになっていれば,表面粗さが急激に変わる箇所が無い。
さらに本発明では,芯金が,アルミニウム製の中空パイプであることが望ましい。
このようなものであれば,現像剤担持体を軽量で安価なものとできる。
さらに本発明では,現像剤担持体の直径が,画像形成領域の軸方向長さの15分の1を超えないことが望ましい。
このような細い現像剤担持体では,さらにベンディングが起きやすい。本発明では,このような現像剤担持体においても,良好な結果を得ることができる。
さらに本発明では,現像剤担持体と像担持体との間の空隙の大きさが,200μmを超えないことが望ましい。
このように空隙の小さいものであっても,本発明によれば良好な結果を得ることができる。
さらに本発明は,非磁性1成分現像剤を担持しつつ像担持体と空隙を介して対向する現像剤担持体と,現像剤担持体に対して,現像剤担持体を像担持体に近づける向きに圧接する供給ローラとを有する現像装置であって,現像剤担持体が,芯金に,樹脂材に粉末を配合したコート層を,樹脂材のみの部分の平均厚さが粉末の平均粒径より小さくなるようにコーティングたものであり,コート層は,現像剤担持体の軸方向中央部の画像領域内にコーティングされているとともに,軸方向両端部の画像領域外にはコーティングされておらず,画像領域内の端部寄りの位置では中央寄りの位置と比較して,コート層の樹脂材のみの部分の平均厚さが厚く,かつ,粉末のコート層の単位面積当たりの個数が大きい現像装置にも及ぶ。
本発明の画像形成装置および現像装置によれば,ハードローラを使用した非磁性1成分現像方式の現像装置およびそれを有する画像形成装置であっても,ローラのベンディングによる画像濃度ムラを効果的に抑制できる。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,非磁性1成分現像装置を有する画像形成装置に本発明を適用したものである。
本形態の画像形成装置100は,図1に示すように,中間転写ベルト1に沿って,4色の画像形成部20Bk,20C,20M,20Yが配置されているものである。各画像形成部20Bk,20C,20M,20Yは,それぞれ,感光体2を有している。さらに,感光体2の周囲にはそれぞれ,帯電装置21,露光装置22,現像装置10,1次転写装置24,クリーナ装置25が配置されている。また,中間転写ベルト1は,画像形成時には図中に矢印Aで示すように回転されるものである。中間転写ベルト1の回転方向について各画像形成部20Bk,20C,20M,20Yより下流側には,2次転写装置26が配置されている。
本形態では,各画像形成部20Bk,20C,20M,20Yによってそれぞれ,感光体2上に各色のトナー像が形成される。そして,中間転写ベルト1に順次転写され,各色のトナー像が重ねられる。重ねられたトナー像は,2次転写装置26によって記録紙へと転写される。
本形態の現像装置10は,図2に示すように,感光体2に対向して配置され,感光体2上の静電潜像に現像剤を供給するためのものである。現像装置10は,ハウジング11と,現像ローラ12,供給ローラ13,規制ブレード14,除電シート15,弾性材16を有している。現像ローラ12,供給ローラ13,規制ブレード14,弾性材16は,ハウジング11の内部に配置されている。
現像ローラ12は,適量の現像剤を担持して感光体2に対面し,感光体2へ現像剤を供給するためのものである。本形態では,現像剤として,キャリアを用いない非磁性1成分のものを使用している。現像ローラ12は,感光体2に対して空隙を介して平行に配置されている。本形態は,感光体2と現像ローラ12とのギャップの大きさが,200μmを超えないものである。なお,このギャップの値は,現像ローラ12端部のローラ軸と感光体2の軸との間に設けられたDSコロによって規定される設計値である。画像形成時には,図2中に矢印で示すように,現像ローラ12は感光体2に対して連れ回り方向に回転される。
供給ローラ13は,ハウジング11中の現像剤を現像ローラ12に供給するためのものである。供給ローラ13は,弾性を有するローラであり,現像ローラに対して軸に垂直な方向へ押し当てられている。また,供給ローラ13は画像形成時には,図2に矢印で示すように,現像ローラ12に対してカウンタ方向に回転される。
規制ブレード14は,現像ローラ12上に担持された現像剤の層厚を規制するとともに,擦り合わせることにより現像剤を帯電させるためのものである。規制ブレード14は,現像ローラ12と供給ローラ13との接触箇所より,現像ローラ12の回転について下流側において現像ローラ12の表面に接触して配置されている。
除電シート15は,現像領域を通り過ぎた後も現像ローラ12上に残っている現像剤の除電を行うためのものである。現像領域とは,現像ローラ12と感光体2とが対向し,感光体2上に形成されている静電潜像に現像ローラ12から現像剤を供給することのできる範囲である。そのため,除電シート15は,現像ローラ12と感光体2との対向箇所より,現像ローラ12の回転について下流側において,現像ローラ12の表面に接触して配置されている。本形態では,除電シート15は,ハウジング11に固定された弾性材16によって現像ローラ12に押し付けられている。
本形態では,現像ローラ12として,表面粗さ材を添加した樹脂を部分的にコーティングしたアルミ製パイプを用いている。これは,鉄製のパイプやムク材のアルミ棒より軽量であり,表面にゴム層を設けたソフトローラより安価なものである。このようなハードローラを現像ローラ12として使用した場合には,その表面粗さが小さいほど搬送できる現像剤の量が少ないものとなることが知られている。すなわち,アルミ製パイプそのままの平滑な表面では,現像剤はほとんど付着しない。表面粗さをより大きくすることにより,現像ローラ12の表面に現像剤をより多く付着させることができる。
本形態の現像ローラ12は,図3と図4とに示すように,芯金31の周囲にコート層32をコーティングしたものである。芯金31はアルミ製のパイプである。コート層32は,表面粗さ材33が添加された樹脂材34である。図示のように,表面粗さ材33の平均粒径は樹脂材34のみの部分の厚さより大きい。このようになっていることにより,現像ローラ12の表面には表面粗さ材33による凹凸が形成された状態となっている。以下では,樹脂材34のみの部分の厚さを,コート層32のコーティング厚Tという。なお,この樹脂材34はコーティング後に硬化されることにより,ほとんど弾性を有しない状態となる。従って,本形態の現像ローラ12は,ハードローラの1種である。
本形態では,コート層32をコーティングする際に,現像ローラ12の長手方向の位置によりコーティング厚を異なるものとした。図3と図4とに比較して示すように,コーティング厚の違いに応じて,コート層32中に含まれる表面粗さ材33の平均の配置間隔が異なるものとなる。例えば,図3に示すように,コーティング厚Tが厚いと,添加された表面粗さ材33をコート層32内に多く含んだ状態とすることができる。つまり,単位面積当たりの表面粗さ材33の個数が多い。その結果,表面粗さ材33同士の間隔Sが小さいものとなる。このことから,表面粗さは大きいものとなる。逆に,図4に示すように,コーティング厚Tが薄いと表面粗さ材33同士の間隔Sが大きいものとなる。すなわち,表面粗さは小さいものとなる。
本形態の現像ローラ12は,上記のようにコーティング厚Tを調整することにより,画像領域内のうち軸方向端部では表面粗さが大きく,中央部では表面粗さが小さくなるようにしたものである。これらの違いは,例えば表面粗さ計等で検出できる凹凸の平均間隔Smの値の大小として得ることができる。すなわち,表面粗さ材の個数が多く,Smの値が小さいものが表面粗さが大きいものである。従って,表面粗さの大きいものではSmの値が小さい。表面粗さの小さいものではSmの値が大きい。さらに,この表面粗さは,段階的な変化ではなく,軸方向に徐々に異なるものとなるようにしている。すなわち,コーティング厚Tは,軸方向に徐々に異なるものとなるように調整されている。
また,本形態では,現像ローラ12の軸方向端部の画像領域外の範囲にはコーティングが行われていない。すなわち,素材のアルミ製パイプの表面のままである。そのため,コーティングの行われていない範囲,すなわち,現像ローラ12のうちの画像領域外の範囲においては,現像剤がほとんど搬送されない。なお,画像領域とは,現像ローラ12の軸方向長さのうち,感光体2の静電潜像を形成できる範囲に対応する長さ範囲のことである。従って,現像ローラ12の軸方向端部からの,現像装置10の外部への現像剤の飛散は抑制されている。
また,画像領域内では,軸方向の位置によって表面粗さが異なるため,現像剤の搬送量も異なるものとなる。すなわち,本形態の現像ローラ12の画像領域内のうち表面粗さの小さい中央部では,現像剤の搬送量が小さい。表面粗さの大きい端部では搬送量が大きい。一方,現像ローラ12上に一度に担持されている現像剤の量が少ないと,規制部材による帯電がより効率よく行われる。そのため,担持量の多い場合に比較して,現像剤の単位量当たりの帯電量は大きいものとなる。すなわち,本形態の現像ローラ12の画像領域内のうち表面粗さの小さい中央部では,現像剤の帯電量が大きい。表面粗さの大きい端部では帯電量が小さい。
また,本形態では図2に示すように,現像ローラ12について,供給ローラ13の反対側には接触している部材が無い。また,現像ローラ12はアルミ製パイプであるのであまり剛性の大きいものではない。そのため,供給ローラ13が押し当てられることによって,現像ローラ12の中央部がいくらか感光体2側へ撓むことは避けられない。すなわち,現像ローラ12の軸方向について,中央部では感光体2との空隙が狭く,端部では空隙が広くなる。この空隙の差ももちろん段階的なものではなく,軸方向に徐々に異なるものとなる。
本形態の現像装置10では,以上の各条件を調整し,現像ローラ12の軸方向に関して,画像濃度ムラが発生しないようにすることができる。すなわち,画像領域の両端部を基準にすると,中央部では感光体2との空隙が狭い。このことは中央部の画像濃度を濃くする方へ働く。一方,中央部は表面粗さが小さいため現像剤の搬送量が少ない。このことは中央部の画像濃度を薄くする方へ働く。また,現像剤の単位量当たりの帯電量が多い。このことは,感光体2の静電潜像の電荷量を打ち消すために必要な現像剤の量が少なくてすむことを示し,中央部の画像濃度を薄くする方へ働く。従って,現像ローラ12の表面粗さを調整することにより,同一の電荷量の静電潜像に対して感光体2に付着する現像剤の量が,中央部と端部とでほぼ同じになるようにすることができる。
本形態の現像ローラ12では,コート層32の樹脂材34に,トナーとの摩擦帯電を行い,感光体2へ向けてトナーを搬送するための誘電層として作用させる。そのため,トナーへの帯電性とトナーの離型性とがともに優れている材質を使用するとよい。例えば,ウレタン樹脂やフッ素化合物を含むウレタン樹脂,シリコーン樹脂,フッ素樹脂等が好ましい。これらを単独でまたは複合して用いる。
さらに本形態の現像ローラ12では,適切な固体抵抗率を有するものとなるように,樹脂材34に導電性物質を添加した樹脂を用いる。導電性物質としては,例えば,カーボンブラックが好ましい。カーボンブラックに代えて金属粒子を用いることもできる。このカーボンブラックあるいは金属粒子は,表面粗さ33に比較して非常に小径のものであり,樹脂材34のみの部分の厚さ中にも多く含まれることができる。例えば,ナノオーダーの粒子を使用するとよい。
また,表面粗さ材33としては,樹脂粒子や無機微粒子等が適している。樹脂粒子としては,アクリル樹脂粒子,シリコーン樹脂粒子等が好ましい。無機微粒子としては,シリカ微粒子,金属酸化物粒子が好ましい。金属酸化物粒子としては,例えばチタニア粒子等が適している。また,この表面粗さ材33の平均粒径は,例えば,径20〜30μm程度のものが好ましい。
樹脂材23の材質として,例えばウレタン樹脂を使用する場合,その原料は主にポリオール成分とイソシアネート成分であり,これらはそれぞれ以下のようなものが好ましい。ポリオール成分としては,フッ素含有ポリオールが好ましい。例えば,三フッ化エチレンモノマーを主原料とする共重合体ポリオール,または,四フッ化エチレンモノマーを主原料とする共重合体ポリオールなどである。また,イソシアネート成分は,ジフェニルメタンジイソシアネート(MD)やトリレンジイソシアネート(TDI)等のジイソシアネート,または,ウレタン変性ジイソシアネートやアルコール変性ジイソシアネートが好ましい。
フッ素含有ポリオールとしては,例えば,ゼッフル(ダイキン工業社製,商品名),ルミフロン(旭硝子社製,商品名),ディフェンサ(大日本インキ化学工業社製,商品名)等が使用できる。また,ウレタン変性ジイソシアネートとしてはデュラネート(旭化成工業社製,商品名),アルコール変性ジイソシアネートとしてはコスモネート(三井武田ケミカル社製,商品名)が挙げられる。また,溶媒としては,これらの原料を溶解可能で,かつ,上記の表面コート層材料の形成を阻害しない限り特に制限されない。例えば,酢酸ブチル,酢酸エチル,キシレン,トルエン等が挙げられる。
コート層32は,樹脂材34と表面粗さ材33等の各種の添加剤,および溶媒等を混合・分散して得られたコート液を,芯金31に塗布し,乾燥することによって形成可能である。コート液の塗布方法としては,ディッピング法,スプレー塗布法,ロールコータ法,刷毛による塗布等が挙げられる。例えばディッピング法では,コート液からの引き上げ速度によって塗布厚さを調整することができる。引き上げ速度を速くすればコーティング厚Tは厚くなり,引き上げ速度を遅くすればコーティング厚Tは薄くなる。ロールコータ法では,ロールに当接しているブレードとロールとの間隔を調節することにより,コーティング厚Tを調整可能である。なお,形成されたコート層32のコーティング厚Tは,現像ローラ12をカットして,断面を顕微鏡等で拡大して観察することにより測定できる。
そこで本形態では,現像ローラ12軸方向の箇所に応じてそれぞれ適切な表面粗さが得られるように,コーティング条件を調整すればよい。例えば,長さ220mm,直径12mmのアルミ製パイプローラにコート層32のコーティングを施し,本形態の現像ローラ12として使用することができる。画像形成装置に取り付けたときのベンディング量が約90μmの現像ローラ12では,平均間隔Smが,中央部で約190μm,端部で約120μmとなるようにすればよい。これにより,ベンディングによる画像濃度への影響と,表面粗さによる影響とが互いに打ち消し合って,中央部と端部での画像濃度ムラの発生を抑制できる。
なお,本形態は,ローラの直径が画像形成領域の長さの15分の1を超えないような,細い現像ローラ12について特に有効である。例えば,A4プリンタでは,画像領域の幅は220mmであり,これが現像ローラ12の軸方向長さに相当する。本形態によれば,直径14mm以下のハードローラを用いても,画像濃度ムラの発生しない現像ローラ12を得ることができる。また,A3プリンタでは,画像領域の幅は320mmである。本形態によれば,直径20mm以下のハードローラによっても,画像濃度ムラの発生しない現像ローラ12を得ることができる。
また,本形態は,感光体2と現像ローラ12とのギャップの大きさが200μm以下であるような現像装置10について特に有効である。このようにギャップの小さい現像装置10では一般に,僅かなベンディングでも現像ムラとなって現れやすい。本形態の現像ローラ12を用いることにより,このような現像装置10でも画像濃度ムラを効果的に抑制することができる。
次に,発明者が実験によって検証した実施例について説明する。本実験では,直径12mm,肉厚1.5mmのアルミ製パイプローラを3本用意し,以下のように3種類の現像ローラを作成した。各現像ローラの長さは240mmとした。本実験では,両端部各10mmをマスキングして,残りの220mmの範囲にコーティング処理を行った。
本実験では,以下のようなコート液を用意した。フッ素含有ポリオール(ダイキン工業社製ゼッフル)を100重量部と,導電性カーボンブラック(キャボット社製)を8重量部,シリコーン樹脂粒子(平均粒径25μm)を10重量部に,酢酸ブチルを300重量部加え,分散機を用いて分散させた。この分散物に,両末端カルビノール変性の反応性シリコーン油(信越化学工業社製X−22−16−AS)を50重量部加え,攪拌した。これがコート液の主剤である。
次に,この主剤に,ウレタン変性ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成工業社製デュラネート)を硬化剤として配合した。配合量は,主剤中のヒドロキシル基の当量と硬化剤中のイソシアネート基の当量とが1:1となるようにした。これでコート液が調製された。そこで,このコート液をパイプローラにディッピング法にて塗布した。これを空気中で自然に乾燥させた後,140℃で60分加熱し,現像ローラを製造した。
なお,3種類の現像ローラのディッピング法を実行する際の引き上げ速度は,それぞれ図5に示すようにした。実施例は図中に実線で示すように,両端部で4mm/sec,中央部で2mm/secとなるように,なだらかな谷型に変化させた。比較例1は,図中に破線で示すように,その全体を4mm/secで引き上げた。比較例2は,図中に一点鎖線で示すように,その全体を2mm/secで引き上げた。
この処理によって作成された,実施例,比較例1,比較例2の各ローラのコート層32のコーティング厚Tおよびコート層32の表面の凹凸の平均間隔Smを測定した。コーティング厚Tの測定結果を図6に,平均間隔Smの測定結果を図7にそれぞれ示す。ここでは,両端部,中央部,両端部と中央部との中間部の5箇所について測定した。なお,両図中,四角および実線で示すのが実施例の結果である。また,比較例1の結果を丸および破線で,比較例2の結果を三角および一点鎖線で示した。この点は,図8〜図10についても同様である。
実施例では,中央部のコーティング厚Tが約7μm,両端部のコーティング厚Tが約15μmであった。比較例1と比較例2とはその全体にわたっておよそ同じコーティング厚Tであり,比較例1は約15μm,比較例2は約7μmであった。また,凹凸の平均間隔Smは,実施例では中央部で約190μm,両端部で約120μmであった。比較例1は約120μm,比較例2は約190μmであった。
次に,試験機として,コニカミノルタ製Magicolor2430型を用いて,これの現像ローラを上記の3種類のものにそれぞれ置き換える改造を施した。この画像形成装置は,非磁性1成分現像剤を使用するタイプのものである。この3種類の画像形成装置についてそれぞれ,現像剤の搬送量,現像剤の帯電量,ベタ画像の画像濃度を測定した。なお,この画像形成装置に,直径12mmのアルミ製パイプローラを搭載した場合のベンディング量は約90μmであった。
現像剤の搬送量を測定した結果を図8に,現像剤の帯電量を測定した結果を図9に,ベタ画像の画像濃度を測定した結果を図10にそれぞれ示す。各図に示すように,本実施例によれば,現像剤の搬送量は,両端部で約7g/m2,中央部で約5g/m2であり,全体に谷型の傾向であった。また,現像剤の帯電量は,両端部で約15μC/g,中央部で約25μC/gであり,全体に山形の傾向であった。そして,ベタ画像の画像濃度(TD)は,1.1前後であり,大きなムラはなかった。
一方,比較例1では,現像剤の搬送量は約7g/m2,現像剤の帯電量は,約15μC/gであり,いずれもローラ全体にわたって大きな差はなかった。そして,ベタ画像の画像濃度は,両端部で約1.1,中央部で約1.4であり,全体に山形の傾向であった。比較例2では,現像剤の搬送量は約5g/m2であり,現像剤の帯電量は約25μC/gであった。いずれもローラ全体にわたって大きな差はなかった。そして,ベタ画像の画像濃度は,両端部で約0.8,中央部で約1.1であり,全体に山形の傾向であった。
すなわち,比較例1と比較例2との両方とも,現像剤の搬送量や帯電量は軸方向の全体にわたってほぼ一様であるが,形成された画像の濃度は中央部で濃く,両端部で薄いものであった。これは,ローラのベンディングにより中央部のギャップが小さくなったことによる。これに対して,実施例では,現像剤の搬送量や帯電量を中央部と端部で異なるように調整することにより,形成された画像の濃度には大きなムラは発生しないことが確認された。なお,耐久使用後でも,このローラの表面粗さはほとんど変化しなかった。
以上詳細に説明したように本形態の現像装置によれば,アルミパイプ製のハードローラにコーティングを施し,その表面粗さが中央部と端部とで異なるものとした現像ローラ12を用いている。従って,現像剤の搬送量や帯電量を中央部と端部で異なるように調整することができる。そこで,これらをベンディングによる画像濃度のムラをちょうど打ち消すように調整することにより,画像濃度のムラを抑制することができる。これにより,ハードローラを使用した非磁性1成分現像方式の現像装置において,ベンディング等による現像ムラを効果的に抑制できるものとなっている。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,樹脂材や表面粗さ材の材質は上記のものに限らない。また,表面粗さの調整の程度は,ローラの長さと直径との関係や,ローラの材質等によって変更されるべきものである。最終的に画像濃度のムラが抑制される程度に調整すればよい。
本形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本形態に係る現像装置を示す概略構成図である。 厚くコーティングした場合の表面粗さ材の配置を示す説明図である。 薄くコーティングした場合の表面粗さ材の配置を示す説明図である。 3種類のローラ製造時の引き上げ速度を示すグラフ図である。 3種類のローラのコーティング厚の測定結果を示すグラフ図である。 3種類のローラの表面粗さ材の平均間隔の測定結果を示すグラフ図である。 3種類のローラを現像ローラとしたときの現像剤の搬送量の測定結果を示すグラフ図である。 3種類のローラを現像ローラとしたときの現像剤の帯電量の測定結果を示すグラフ図である。 3種類のローラを現像ローラとしたときのベタ画像の画像濃度の測定結果を示すグラフ図である。
符号の説明
2 感光体
10 現像装置
12 現像ローラ
13 供給ローラ
21 帯電装置
22 露光装置
31 芯金
32 コート層
33 表面粗さ材
34 樹脂材
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 像担持体と,前記像担持体の表面を帯電させる帯電装置と,帯電された前記像担持体を露光して潜像を形成する露光装置と,非磁性1成分現像剤を担持しつつ前記像担持体と空隙を介して対向する現像剤担持体と,前記現像剤担持体に対して,前記現像剤担持体を前記像担持体に近づける向きに圧接する供給ローラとを有する画像形成装置において,
    前記現像剤担持体が,芯金に,樹脂材に粉末を配合したコート層を,前記樹脂材のみの部分の平均厚さが前記粉末の平均粒径より小さくなるようにコーティングたものであり,
    前記コート層は,前記現像剤担持体の軸方向中央部の画像領域内にコーティングされているとともに,軸方向両端部の画像領域外にはコーティングされておらず,
    前記画像領域内の端部寄りの位置では中央寄りの位置と比較して,前記コート層の前記樹脂材のみの部分の平均厚さが厚く,かつ,前記粉末の前記コート層の単位面積当たりの個数が大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において,
    前記画像領域内の前記個数が,中央部から端部に向かって連続的に大きくなっていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において,
    前記芯金が,アルミニウム製の中空パイプであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記現像剤担持体の直径が,画像形成領域の軸方向長さの15分の1を超えないことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記現像剤担持体と前記像担持体との間の空隙の大きさが,200μmを超えないことを特徴とする画像形成装置。
  6. 非磁性1成分現像剤を担持しつつ像担持体と空隙を介して対向する現像剤担持体と,前記現像剤担持体に対して,前記現像剤担持体を像担持体に近づける向きに圧接する供給ローラとを有する現像装置において,
    前記現像剤担持体が,芯金に,樹脂材に粉末を配合したコート層を,前記樹脂材のみの部分の平均厚さが前記粉末の平均粒径より小さくなるようにコーティングたものであり,
    前記コート層は,前記現像剤担持体の軸方向中央部の画像領域内にコーティングされているとともに,軸方向両端部の画像領域外にはコーティングされておらず,
    前記画像領域内の端部寄りの位置では中央寄りの位置と比較して,前記コート層の前記樹脂材のみの部分の平均厚さが厚く,かつ,前記粉末の前記コート層の単位面積当たりの個数が大きいことを特徴とする現像装置。
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