JP4747821B2 - 暖房便座 - Google Patents
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Description
態における位相制御は、前記遅延回路を経て遅延された前記位相制御回路からの出力信号により制御され、前記位相制御回路の出力信号は、前記入力電力の交流波形の最大値を過ぎた後に出力されるように構成したものであり、速暖性能を有し、省エネルギー性と低漏洩磁束を実現する暖房便座を実現することが可能になる。
また、位相制御回路の出力信号が電圧の最大値を過ぎてから出力されると、ランプヒータに印加される電圧の波高値が小さくなり(AC141Vよりも低い電圧となる)、また印加時間も短くなることから、ランプヒータに流入する突入電流は抑制され、発生する漏洩磁束を低減することが可能になる。
またこの構成では遅延回路を用いてゼロクロスパルスの出力を一定時間遅延させるだけなので、低出力状態時での位相制御のパルス出力回路構成を簡単な構成でもって低漏洩磁束を実現することができる。
図1は本発明の実施の形態1における暖房便座の構成図である。
態12はトライアック5へ信号が出力されていない状態。高出力状態13はトライアック5へ常時出力されている状態。低出力状態14はトライアック5が位相制御されている状態である。待機状態12から高出力状態13へのパスAは人体検知センサ10で人体検知がなされた時であり、高出力状態13から低出力状態14へのパスBはサーミスタ3が温度検知した時であり、低出力状態14から待機状態12へのパスCは着座センサ4の出力から人体を検出しなくなった時に移行する。例えば、着座センサ4が赤外線LEDの発光部と受光部を持った形式のものであったら、人体が便座1に着座している時は発光部からの光が人体に反射して受光部で検出することによって着座を検出している。人体が便座1から離れると、受光部での反射光検出ができないので着座なしと判定される。
スおよびヒータ印加電圧波形のタイムチャートである。(a)は波数制御時、(b)は位相制御時のものである。それぞれ上からゲートパルスの出力、ヒータ印加電圧波形を示し、縦軸は、出力電圧、横軸は時間である。
れる。ここでパルスが電圧の最大値を過ぎてから出力されると、AC141Vよりも低い電圧が印加され、また印加時間も短くなる。このように低い電圧が印加され、また印加時間も短いことから、突入電流は抑制され、したがって漏洩磁束も低減される。
の違いは、待機状態12もトライアック5が位相制御され、低出力状態にあることである。高出力状態13はトライアック5へ常時出力されている状態。低出力状態14はトライアック5が位相制御されている状態である。待機状態12から高出力状態13へのパスAは人体検知センサ10で人体検知がなされた時であり、高出力状態13から低出力状態14へのパスBはサーミスタ3が温度検知した時であり、低出力状態14から待機状態12へのパスCは着座センサ4の出力から人体を検出しなくなった時に移行する。例えば、着座センサ4が赤外線LEDの発光部と受光部を持った形式のものであったら、人体が便座1に着座している時は発光部からの光が人体に反射して受光部で検出することによって着座を検出している。人体が便座1から離れると、受光部での反射光検出ができないので着座なしと判定される。
の違いは待機状態12から低出力状態14へのパスDが存在することである。待機状態12で人体検知した時、サーミスタ3で便座1の温度が高いと判断したら、低出力状態14へ移行する。このパスDを設けることによって連続して使用されるなどして便座1が暖房されている時など、ランプヒータ2に余分な電力が供給されるのを防ぎ、省電力性に優れた速暖便座が実現される。
2 ランプヒータ
3 サーミスタ
4 着座センサ
5 トライアック
6 ゼロクロス検出回路
6a 位相制御回路
6b 遅延回路
7 ヒータ制御手段
10 人体検知センサ
12 待機状態
13 高出力状態
14 低出力状態
15 赤外線受光素子
Claims (3)
- ランプヒータを有する便座と、
前記便座を使用しようとする人体を検知する人体検知センサと、
前記便座の温度を検出するサーミスタと、
便座への人の着座の有無を検出する着座センサと、
ゼロクロス検出回路および位相制御回路を有し前記ランプヒータへの入力電力を制御するヒータ制御手段と、
前記ゼロクロス検出回路の出力からの信号を一定時間遅延させる遅延回路とを備え、
前記ヒータ制御手段の出力信号は、少なくともランプヒータを駆動しない待機状態と前記ランプヒータを定格出力で駆動する高出力状態と前記ランプヒータを弱出力で駆動する低出力状態とを有し、
前記待機状態から急速に便座を加熱する高出力状態ではゼロクロス時点での通電、非通電を選択する波数制御を行い、前記便座を保温状態に保つ低出力状態では位相制御を行なうようにし、
前記低出力状態における位相制御は、前記遅延回路を経て遅延された前記位相制御回路からの出力信号により制御され、前記位相制御回路の出力信号は、前記入力電力の交流波形の最大値を過ぎた後に出力されるようにした暖房便座。 - 前記待機状態においても前記低出力状態における位相制御を行うようにした請求項1記載の暖房便座。
- 前記ヒータ制御手段は、前記サーミスタの温度検知信号が、一定温度を越えたことを検知すると、前記待機状態から前記低出力状態に状態を遷移させる請求項1または2記載の暖房便座。
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