JP3182592U - 暖房器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】暖房器具(遠赤外線パネルヒータ)10は、筐体1と、ヒータ2と、スイッチ3と、制御部とを備える。スイッチ3は、電源入切スイッチと、自動モードスイッチと、強モードスイッチと、中モードスイッチと、弱モードスイッチからなるスイッチ群から構成される。自動モードスイッチは、予め設定された所定時間の経過によって、発揮される暖房能力(ヒータの発熱強さ)が自動で段階的に小さく変更する(弱く制御する)ように動作することを指示する。すなわち、自動モードスイッチが選択されると、制御部の働きにより、所定のプログラムにしたがって暖房能力を自動で変更する自動モードが機能する。
【選択図】図2
Description
したがって、スイッチボタンの操作や、設定温度の変更といった、暖房能力を調整する煩わしい手間を省いて、自動で経時的に暖房能力を制御するようにした電気暖房器具を提供することができる。
なお、以下に述べる実施の形態は、本考案の好適な具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
この遠赤外線パネルヒータは、部屋に対して放射面が露呈して設置されるものであり、放射面から発せられる輻射熱によって部屋の空気を間接的に暖めるだけでなく、遠赤外線の効果により体の表面だけでなく内側からも優しく暖めてくれるので、近年注目されている暖房器具である。
筐体1は、ヒータ2と共に、スイッチ3や制御部4(図示せず)が搭載される外装部材である。
前面フレームは、パネルヒータユニットの組み付け用の金属枠体である。
なお、パネルヒータユニットにおいて、面状発熱体と背面パネルとの間に、背面側への熱の放出を防止する断熱シート体を配するようにしても良い。
自動モードスイッチ31と、強モードスイッチ32と、中モードスイッチ33と、弱モードスイッチ34は、通電状態において選択することで、ヒータ2の発熱強さをそれぞれ変更するモード切替えスイッチである。すなわち、本実施の形態においては、暖房能力を決定するためのモード選択ボタンを複数備え、これらのモード選択ボタンの中から一を選択して動作させるものとなっている。
このように自動モード機能の最後が、暖房能力が一番小さい(弱い)状態を維持するものであると、経時的な暖まり状況に応じて過剰な暖房を抑制し、適切に暖房することができ、省エネルギーの観点からも望ましいものとすることができる。
中モードスイッチ33は、強モードスイッチ32の選択によって発揮される暖房能力より小さい暖房能力が発揮される中モードが動作することを指示する。
弱モードスイッチ34は、中モードスイッチ33の選択によって発揮される暖房能力よりさらに小さく、一番小さい暖房能力が発揮される弱モードが動作することを指示する。
第一の所定時間と第二の所定時間とが異なる場合は、たとえば、第一の所定時間が2時間、第二の所定時間が1時間とすることができる。
トライアック制御回路41は、電源9とヒータ2との間に介在し、AC電源9から供給される電力を入り切りし、ヒータ2への電力の供給を制御する。このトライアック制御回路41は、トライアックとスイッチとを備え、トライアックのゲートに流れる電流をスイッチによって調整し、ヒータ2側へ流れる電流値を調整する。
したがって、トライアック駆動回路41のスイッチを制御することで、所望の割合でトライアックを導通及び遮断させることができる。
CPU42には、ヒータ2を制御するプログラム、すなわち、トライアックの導通状態と遮断状態を決める通電パターンが記録されている。この通電パターンは、ヒータ2に電圧が印加される期間を異ならせるものであり、複数個が用意されている。ゆえに、プログラムにしたがってトライアック駆動回路41が制御され、選択された通電パターンに対応した通電割合でヒータ2に電圧を印加できるようになっている。
以下、電源入切スイッチボタン30を押した場合、自動モードスイッチボタン31を押した場合、強モードスイッチボタン32を押した場合、中モードスイッチボタン33を押した場合、及び弱モードスイッチボタン31を押した場合に分けて説明する。
電源入切スイッチボタン30を押した場合は、図4に示すフローチャートにしたがって処理が開始される。
まず、使用者が電源入切スイッチボタン30を押すと、制御部4は、電源入切スイッチ30からの電源スイッチ入情報を受け取り、この電源スイッチ入情報に対応してCPU42に記録されたプログラムにしたがって、自動モードが選択されたもの仮定して判断する(S10)。
CPU42は、自動モードに対応するプログラムの通電パターンにしたがってトライアック制御回路41へ通電情報を伝え、トライアック制御回路41は、ヒータ2が出力100%状態を維持するように暖房能力を制御する(S40)。
その結果、CPU42が2時間経過したと判断した場合(Yes、以下「Y」と記す。)、CPU42は、ヒータ2の出力が70%状態(すなわち、暖房能力が中モード状態)となるように、トライアック制御回路41へ新たな通電情報を伝える。トライアック制御回路41は、CPU42からの通電情報にしたがってヒータ2への通電状態を2.1/3秒間通電とし、ヒータ2が出力70%状態となるように暖房能力を変更する(S60)。
その結果、CPU42が1時間経過したと判断した場合(Y)、CPU42は、ヒータ2の出力が50%状態(すなわち、暖房能力が弱モード状態)となるように、トライアック制御回路41へ新たな通電情報を伝える。トライアック制御回路41は、CPU42からの通電情報にしたがってヒータ2への通電状態を1.5/3秒間通電とし、ヒータ2が出力50%状態となるように暖房能力を変更する(S90)。
その結果、CPU42が、電源切が選択されたと判断した場合(Y)、ヒータ2への通電が遮断され、暖房器具10は運伝を停止する。
以上により、電源入切スイッチボタン30を押しただけのときの処理が終了する。
自動モードスイッチボタン31を押した場合は、図5に示すフローチャートにしたがって処理が開始される。
使用者が電源入切スイッチボタン30を押すことにより、自動モードが選択されたものと仮定して判断し(S10)、ヒータ2が出力100%状態となるように暖房能力を制御すると共に(S20)、強モード状態での動作時間のカウントを開始し(S30)、ヒータ2が出力100%状態を維持するように暖房能力を制御する(S40)までの処理は、電源入切スイッチボタン30を押した場合と同様である。
ここで、使用者が自動モードスイッチボタン31を押すことにより、制御部4が自動モード選択情報を受け取ったと判断した場合(Y)、CPU42は、カウントしている動作時間をリセットする(S41−2)と共に、トライアック制御回路41は、自動モードに対応するプログラムの通電パターンにしたがって、そのままヒータ2が出力100%状態を維持するように暖房能力を制御する(S41−3)。
以上により、自動モードスイッチ31を押したときの処理が終了する。
強モードスイッチボタン32を押した場合は、図6に示すフローチャートにしたがって処理が開始される。
使用者が電源入切スイッチボタン30を押すことにより、自動モードが選択されたものと仮定して判断され(S10)、ヒータ2が出力100%状態となるように暖房能力を制御すると共に(S20)、強モード状態での動作時間のカウントを開始し(S30)、ヒータ2が出力100%状態を維持するように暖房能力を制御する(S40)までの処理は、電源入切スイッチボタン30を押した場合と同様である。
ここで、使用者が強モードスイッチボタン32を押すことにより、制御部4が強モード選択情報を受け取ったと判断した場合(Y)、CPU42は、強モードに対応するプログラムの通電パターンにしたがってトライアック制御回路41へ新たな通電情報を伝え、トライアック制御回路41は、CPU42からの通電情報にしたがって、動作時間に関係なくそのままヒータ2が出力100%状態を維持するように暖房能力を制御する(S42−2)。
その結果、CPU42が、電源切が選択されたと判断した場合(Y)、ヒータ2への通電が遮断され、暖房器具10は運伝を停止する。
以上により、強モードスイッチボタン32を押したときの処理が終了する。
中モードスイッチボタン33を押した場合は、図7に示すフローチャートにしたがって処理が開始される。
使用者が電源入切スイッチボタン30を押すことにより、自動モードが選択されたものと仮定して判断され(S10)、ヒータ2が出力100%状態となるように暖房能力を制御すると共に(S20)、強モード状態での動作時間のカウントを開始し(S30)、ヒータ2が出力100%状態を維持するように暖房能力を制御する(S40)までの処理は、電源入切スイッチボタン30を押した場合と同様である。
ここで、使用者が中モードスイッチボタン33を押すことにより、制御部4が中モード選択情報を受け取ったと判断した場合(Y)、CPU42は、中モードに対応するプログラムの通電パターンにしたがってトライアック制御回路41へ新たな通電情報を伝え、トライアック制御回路41は、CPU42からの通電情報にしたがってヒータ2への通電状態を2.1/3秒間通電とし、ヒータ2が出力70%状態となるように暖房能力を変更する(S43−2)。
その結果、CPU42が、電源切が選択されたと判断した場合(Y)、ヒータ2への通電が遮断され、暖房器具10は運伝を停止する。
以上により、中モードスイッチボタン33を押したときの処理が終了する。
最後に、弱モードスイッチボタン34を押した場合は、図8に示すフローチャートにしたがって処理が開始される。
使用者が電源入切スイッチボタン30を押すことにより、自動モードが選択されたものと仮定して判断され(S10)、ヒータ2が出力100%状態となるように暖房能力を制御すると共に(S20)、強モード状態での動作時間のカウントを開始し(S30)、ヒータ2が出力100%状態を維持するように暖房能力を制御する(S40)までの処理は、電源入切スイッチボタン30を押した場合と同様である。
ここで、使用者が弱モードスイッチボタン34を押すことにより、制御部4が弱モード選択情報を受け取ったと判断した場合(Y)、CPU42は、弱モードに対応するプログラムの通電パターンにしたがってトライアック制御回路41へ新たな通電情報を伝え、トライアック制御回路41は、CPU42からの通電情報にしたがってヒータ2への通電状態を1.5/3秒間通電とし、ヒータ2が出力50%状態となるように暖房能力を変更する(S44−2)。
その結果、CPU42が、電源切が選択されたと判断した場合(Y)、ヒータ2への通電が遮断され、暖房器具10は運伝を停止する。
以上により、弱モードスイッチボタン34を押したときの処理が終了する。
Claims (10)
- ヒータの発熱強さを調整する暖房能力制御手段を備えた電気暖房器具であって、
前記暖房能力制御手段として、予め設定された所定時間の経過によって暖房能力が自動で段階的に小さくなるように変更する自動モード機能を備えていることを特徴とする暖房器具。 - 前記ヒータへの通電を実行する電源入ボタンを備え、
前記電源入ボタンを操作することにより、前記自動モード機能が動作するものであることを特徴とする請求項1に記載の暖房器具。 - 前記ヒータへの通電中に暖房能力を決定するためのモード選択ボタンを複数備え、
前記自動モード機能は、前記モード選択ボタンの中から一を選択することにより動作するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の暖房器具。 - 前記自動モード機能は、最終的に暖房能力が一番小さいヒータの発熱強さを維持するものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の暖房器具。
- 前記ヒータの発熱強さは、暖房能力が一番大きい強モード、該強モードより暖房能力が小さい中モード、該中モードより暖房能力がさらに小さい弱モードの三段階に分けられており、
前記自動モード機能は、最初に強モードが動作し、予め設定された所定時間の経過によって、強モードから中モードへ、さらに中モードから弱モードへとそれぞれ変更して動作するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の暖房器具。 - 前記強モードから前記中モードへと変更する所定時間と、前記中モードから前記弱モードへと変更する所定時間は、異なる時間にそれぞれ設定されていることを特徴とする請求項5に記載の暖房器具。
- 前記強モードから前記中モードへと変更する所定時間は2時間、前記中モードから前記弱モードへと変更する所定時間は1時間にそれぞれ設定されていることを特徴とする請求項6に記載の暖房器具。
- 前記ヒータの発熱強さは、強モードがヒータの出力100%状態、中モードがヒータの出力70%状態、弱モードが50%状態であることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の暖房器具。
- 前記ヒータの発熱強さは、ヒータへの通電時間を制御することで調整するものであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の暖房器具。
- 前記ヒータは、遠赤外線を発するものであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の暖房器具。
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CN107655060A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-02-02 | 广东美的环境电器制造有限公司 | 取暖器 |
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- 2013-01-21 JP JP2013000231U patent/JP3182592U/ja not_active Expired - Lifetime
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