JP2009119251A - 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 - Google Patents
便座装置およびそれを備えるトイレ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009119251A JP2009119251A JP2008271701A JP2008271701A JP2009119251A JP 2009119251 A JP2009119251 A JP 2009119251A JP 2008271701 A JP2008271701 A JP 2008271701A JP 2008271701 A JP2008271701 A JP 2008271701A JP 2009119251 A JP2009119251 A JP 2009119251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet seat
- heating element
- heater
- voltage
- seat device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決手段】便座部400と、便座部を加熱する発熱体450と、人体検知部600と、発熱体450の駆動を制御する制御部90とを備え、制御部19は人体検知部600により使用者の存在が検知された場合に、発熱体450を第1の温度勾配で第1の時間を駆動した後、第1の温度勾配よりも急峻な第2の温度勾配で駆動することにより、発熱体450にて発生する突入電流を抑制することができる。また、人体検知部600により使用者の存在が検知された場合にのみ発熱体450を駆動するので、省エネルギー化が実現される。
【選択図】図3
Description
入電流を抑制する必要がある。
さくなり、発熱体の突入電流を抑制することができる。
、突入電流を抑制するとともに、便座部温度を急峻に立ち上げることができる。
。
(1)便座装置およびそれを備えるトイレ装置の外観
図1は本発明の一実施の形態に係る便座装置およびそれを備えるトイレ装置を示す外観斜視図である。図1に示すように、トイレ装置1000は、便座装置100および便器700を備え、トイレットルーム内に設置される。
図2は、図1の遠隔操作装置300の一例を示す模式図である。
図3は本発明の一実施の形態に係る便座装置100の構成を示す模式図である。上述のように、便座装置100は、本体部200、遠隔操作装置300、便座部400および入室検知センサ600を備える。
0の温度等を判定する判定部、タイマ機能を有する計時部、種々の情報を記憶する記憶部、ならびに、ヒータ駆動部402の動作を制御するための通電率切替回路等を含む。
タ450の平面図、図5(b)は、図5(a)の領域C72の拡大図である。図6は、便座部400の平面図である。図7(a)は、図6の便座部400のC73−C73断面図である。
(PEI)からなる。エナメル層463bの膜厚は、20μm以下であり、本例では12〜13μmである。また、エナメル層463bの材料として、ポリイミド(PI)またはポリアミドイミド(PAI)を用いてもよい。
(4−1)ヒータの突入電流
図8はヒータの突入電流を示すタイムチャートである。線状ヒータやランプヒータなど急峻な温度上昇を得ることができるヒータでは、通電開始前のヒータ抵抗値は小さく、このときに流れる電流は、ヒータに定常に流れる電流の数倍〜10倍程度にもなることがある。ヒータの定格電力が1000W−AC100Vの場合は、定常的には10Aであるが、突入電流は数10A〜100A程度になる場合が有る。ヒータ温度が高くなり、抵抗値が大きくなるとこの突入電流は小さくなるが、数100ms〜数秒に亘って、突入電流が発生する場合がある。この突入電流により、家庭内の電力線の抵抗値による電圧降下が発生し、同一電力線に接続されている機器には電圧降下された電圧が印加されることになる。照明器具などでは電圧降下により輝度が低下し、チラツキとなって現れる。
図9はヒータを制御する制御回路のブロック図である。便座ヒータ450を駆動するトライアック500、トライアック500のゲートに接続された電流制限抵抗501、駆動トランジスタ502にてマイクロコンピュータ503からの駆動信号を変換してトライアック500をON/OFFする。ヒータへの投入電力低下する制御方式として、トライアック500を用いて、交流電源の通電位相角を遅らせる方式がある。これを位相制御と呼ぶ。
ンピュータ503からの駆動信号を駆動回路504を介して、ヒータの両端に配置されたトランジスタ等の駆動素子505を交流電源のどの位相であっても、ヒータへの駆動をON/OFFできるものである。駆動素子505をON/OFFする位相、時間によって、ヒータへの通電量を切り替えることができる。
ヒータ通電時の突入電流の抑制を行う為には、ヒータを通電する位相が重要となる。ヒータの投入位相角が小さい、即ち、ヒータへの通電量が少ないほど、ヒータの突入電流は小さくなる。しかしながら、ヒータの通電量が少ないと、ヒータの昇温が小さくなり、ヒータ抵抗値は依然として小さいままとなるため、便座部の表面温度上昇が遅くなってしまう。
ヒータ投入位相角の第1の例として、図12に電圧比較方式を記載する。図12(a)は電圧比較方式のブロック図を示し、(b)は電圧比較方式による制御信号のタイムチャートを示す。
A/D変換した値(デジタル変換値)は、交流電源波形を検出間隔毎の瞬時の検出値となるため、図示のように不連続値となる。この交流電源のデジタル変換値とマイクロコンピュータ内部で保持している規定電圧と比較し、規定電圧よりも交流電圧が低い場合のみヒータへの通電を行う。
次に、位相角の決定としてヒータに流れている電流を検出し、ヒータの突入電流が小さくなるまで低電力での制御をおこなう例を示す。
さらに、位相角を決定する第3の例として、図17のようにヒータ近傍に温度検出素子401bを貼付し、ヒータ温度を検出することもできる。ヒータ温度が高くなる、即ち、ヒータ抵抗値が大きくなったことを検出して、ヒータの突入電流が小さくなったと判定し、ヒータへの通電量を低電力から高電力へ切替を行う。このことにより、ヒータ突入電流による他機器への影響を小さくすることができる。
とで、線状ヒータ460の発熱を直接伝導することによって便座部400を加熱する構成としたが、発熱体を加熱して短時間に便座部400の表面を急峻に昇温できる構成であれば、これに限るものではない。
90 制御部
400 便座部
401b 温度検出素子(ヒータ温度検出部)
450 発熱体(便座ヒータ)
600 入室検知センサ(人体検知部)
700 便器
1000 トイレ装置
Claims (16)
- 便座部と、前記便座部を加熱する発熱体と、使用者の存在を検知する人体検知部と、前記発熱体の駆動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記人体検知部により使用者の存在が検知された場合に第1の温度勾配で第1の時間駆動した後、前記第1の温度勾配よりも急峻な第2の温度勾配で前記発熱体を駆動することを特徴とする便座装置。
- 前記制御部は、所定数の4分の1よりも小さい周期の期間に亘って交流電流を供給する前記第1の電力により前記発熱体を駆動することを特徴とする請求項1記載の便座装置。
- 前記制御部は、交流電圧が一定電圧よりも低い電圧の期間に亘って交流電流を供給する前記第1の電力により前記発熱体を駆動することを特徴とする請求項1記載の便座装置。
- 前記制御部は、交流電圧が一定電圧よりも低い電圧の期間の、交流電圧の電圧上昇時、及び、電圧下降時の少なくともいずれか一方の期間に亘って交流電流を供給する前記第1の電力により前記発熱体を駆動することを特徴とする請求項1または3に記載の便座装置。
- 前記制御部は、交流電源電圧を規定の電圧と比較することで、前記発熱体への駆動期間を決定することを特徴とする請求項1、及び3〜4のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記制御部は、交流電源電圧を規定の時間に細分化して検出し、規定の電圧よりも低い電圧の期間、前記発熱体への駆動することを特徴とする請求項1、及び3〜5のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記発熱体への電流を検出するヒータ電流検出部を有し、前記制御部は、前記ヒータ電流検出部により前記発熱体への電流が規定電流よりも小さくなるまで前記第1の電力により前記発熱体への駆動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記発熱体の周辺温度を検出するヒータ温度検出部を有し、前記制御部は、前記ヒータ温度検出部により前記発熱体の温度が規定温度よりも高くなるまで前記第1の電力により前記発熱体への駆動することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記発熱体と直列に挿入した抵抗と、前記抵抗の両端電圧を検出する抵抗電圧検出部を有し、前記制御部は、前記抵抗電圧検出部により前記抵抗の両端電圧が規定電圧よりも小さくなるまで前記第1の電力により前記発熱体への駆動することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記便座部は、少なくとも一部が金属により形成されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記便座部を形成する金属は、アルミニウムを含むことを特徴とする請求項10に記載の便座装置。
- 前記発熱体は前記便座部の裏面に貼付した線状ヒータであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記発熱体はランプヒータであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記発熱体は面状ヒータであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の便座装置。
- 前記発熱体はPTCヒータであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の便座装置。
- 便器と、請求項1〜15のいずれかに記載の便座装置とを備えるトイレ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271701A JP2009119251A (ja) | 2007-10-22 | 2008-10-22 | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007273390 | 2007-10-22 | ||
JP2008271701A JP2009119251A (ja) | 2007-10-22 | 2008-10-22 | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009119251A true JP2009119251A (ja) | 2009-06-04 |
JP2009119251A5 JP2009119251A5 (ja) | 2011-11-17 |
Family
ID=40812052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008271701A Pending JP2009119251A (ja) | 2007-10-22 | 2008-10-22 | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009119251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101191973B1 (ko) | 2010-01-28 | 2012-10-17 | 주식회사 토일렛하우스 | 좌변기용 변좌 세정액 분사장치 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723558A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Ricoh Co Ltd | 電源装置 |
JPH10162934A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-19 | Funai Electric Co Ltd | 電気ヒータ |
JPH11243640A (ja) * | 1998-02-23 | 1999-09-07 | Nec Corp | 突入電流抑圧用の電源制御方法および電源制御装置 |
JP2003217794A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Casio Electronics Co Ltd | 突入電流防止装置 |
JP2006320608A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 暖房装置と暖房便座およびそれを備えたトイレ装置 |
JP2007083026A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 |
JP2007212192A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Kyosei Create Co Ltd | 電流計測回路及びそれを用いた検査装置 |
-
2008
- 2008-10-22 JP JP2008271701A patent/JP2009119251A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723558A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Ricoh Co Ltd | 電源装置 |
JPH10162934A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-19 | Funai Electric Co Ltd | 電気ヒータ |
JPH11243640A (ja) * | 1998-02-23 | 1999-09-07 | Nec Corp | 突入電流抑圧用の電源制御方法および電源制御装置 |
JP2003217794A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Casio Electronics Co Ltd | 突入電流防止装置 |
JP2006320608A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 暖房装置と暖房便座およびそれを備えたトイレ装置 |
JP2007083026A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 |
JP2007212192A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Kyosei Create Co Ltd | 電流計測回路及びそれを用いた検査装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101191973B1 (ko) | 2010-01-28 | 2012-10-17 | 주식회사 토일렛하우스 | 좌변기용 변좌 세정액 분사장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8117683B2 (en) | Toilet seat device and toilet seat apparatus having the same | |
JP5200626B2 (ja) | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 | |
JP5056500B2 (ja) | 便座装置 | |
WO2010041443A1 (ja) | 便座装置 | |
JP2007007016A (ja) | 便座装置 | |
JP5363250B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP4068648B2 (ja) | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 | |
JP2009119251A (ja) | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 | |
JP5034761B2 (ja) | 便座装置 | |
JP5012467B2 (ja) | 便座装置 | |
JP2009112799A (ja) | 便座装置 | |
JP5050630B2 (ja) | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 | |
JP4561801B2 (ja) | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 | |
JP4821695B2 (ja) | 便座装置およびそれを使用した衛生洗浄装置 | |
JP5691126B2 (ja) | 便座装置 | |
JP2009106568A (ja) | 便座装置 | |
JP2009101045A (ja) | 便座装置 | |
JP5176831B2 (ja) | 便座装置 | |
JP2011010800A (ja) | 便座装置 | |
JP4140627B2 (ja) | 便座装置およびそれを備えるトイレ装置 | |
JP5034641B2 (ja) | 便座装置 | |
JP2006280913A (ja) | 暖房便座 | |
JP2007007017A (ja) | 便座装置 | |
JP2009112798A (ja) | 便座装置 | |
JP2009125333A (ja) | 便座装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20111003 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111003 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20111114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20121214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130507 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130917 |