JP4747111B2 - レバーコンビネーションスイッチ - Google Patents
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Description
また、被操作手段の操作先の位置に応じて、発光手段から発せられた光を受ける受光手段に違いが現れ、これを根拠として被操作手段の操作先の位置を特定することができる。
さらに、被操作手段が操作されることに伴って導光体及び受光手段の少なくとも一方が変位されるような構成を採用することで、被操作手段の操作先の位置に応じて、導光体により導かれた光を受ける受光手段に違いが現れ、これを根拠として被操作手段の操作先の位置を特定することができる。
また、被操作手段の操作先の位置に応じて、受光手段が受ける光の態様に違いが現れ、これを根拠として被操作手段の操作先の位置を特定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のレバーコンビネーションスイッチにおいて、前記発光手段から発せられた光を遮断する遮光部と前記発光手段から発せられた光を透過させる透光部とを有する光学的作用手段が前記発光手段と前記受光手段との間に介在され、前記被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる態様の光が前記光学的作用手段の透光部を透過してその光を前記受光手段が受けるように、前記被操作手段が操作されることに伴って前記光学的作用手段が前記発光手段に対して相対的に変位されることをその要旨としている。
本発明によれば、信頼性を向上することができる。
以下、本発明を自動車のレバーコンビネーションスイッチに具体化した第1実施形態を説明する。
(1)ワイパースイッチユニット2のレバー等が操作されることに伴って、フォトダイオード31〜34による受光態様に違いが現れ、これを根拠として前記レバー等の操作先の位置が特定される。ここに、有接点スイッチではなく、いわば光学式の無接点スイッチが用いられているので、絶縁膜形成による接点不良の発生が回避され、よって信頼性を向上することができる。
(5)上記(4)に関連して、検出系に機械的な摺動部分が存在しないので、摩耗粉等の異物の発生を防止できる。
(7)大電流が流れるような状況下で有接点スイッチが用いられるのであれば、接点部分に絶縁膜が形成されていても、前記電流による絶縁破壊が起こるのでスイッチとして十分に機能することになる。これに対して、レバーコンビネーションスイッチのように小電流しか流れない状況下で有接点スイッチが用いられる場合、前記電流による絶縁破壊は期待できない。従って、本実施形態のように小電流しか流れないレバーコンビネーションスイッチ4に無接点スイッチを採用し、それにより絶縁膜形成による接点不良の発生を回避することは有用である。
以下、本発明の第2実施形態を説明する。
図3に示すように、本実施形態では、1個のLED11、1本の光ファイバ15、1個のライトガイド21、4個のフォトダイオード31〜34を有するフォトダイオードアレイ30により、光学式の無接点スイッチが構成されている。LED11、光ファイバ15及びフォトダイオードアレイ30は固定配置されるとともに、被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なるフォトダイオード(31〜34のいずれか1個)が、ライトガイド21により導かれた光を受けるように、被操作手段が操作されることに伴ってライトガイド21がスライドされるようになっている。
(8)ハーネス接続不要なライトガイド21を変位させる構成を採用しているので、電気的な接続状態を好適に維持しながら、ワイパースイッチユニット2のレバー等の操作先の位置を検出できる。
以下、本発明の第3実施形態を説明する。
図4に示すように、本実施形態では、1個のLED11、1本の光ファイバ15、1個のライトガイド21、4個のフォトダイオード31〜34を有するフォトダイオードアレイ30により、光学式の無接点スイッチが構成されている。LED11、光ファイバ15及びフォトダイオードアレイ30は固定配置されるとともに、被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なるフォトダイオード(31〜34のいずれか1個)が、ライトガイド21により導かれた光を受けるように、被操作手段が操作されることに伴ってライトガイド21が回転されるようになっている。
・被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる組み合わせとなる複数のフォトダイオードが、ライトガイド21により導かれた光を受ける構成を採用してもよい。この場合、LED11から発せられた光を受けた複数のフォトダイオードの組み合わせ態様の違いを根拠として、制御回路40により被操作手段の操作先の位置が特定される。
以下、本発明の第4実施形態を説明する。
図5に示すように、本実施形態では、4個のLED11〜14を有するLEDアレイ10、1個の透光窓51を有するとともにそれの周辺が遮光部52となっている1枚の光学的作用板50、1個のフォトダイオード31により、光学式の無接点スイッチが構成されている。尚、LED11〜14の各々は、互いに異なる周期で点滅するようになっている。そして、LEDアレイ10及びフォトダイオード31は固定配置されるとともに、被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる点滅周期の光が透光窓51を透過してその光をフォトダイオード31が受けるように、被操作手段が操作されることに伴って光学的作用板50がスライドされるようになっている。
(9)ワイパースイッチユニット2のレバー等が操作されることに伴って、フォトダイオード31による受光態様に違いが現れ、これを根拠として前記レバー等の操作先の位置が特定される。ここに、有接点スイッチではなく、いわば光学式の無接点スイッチが用いられているので、絶縁膜形成による接点不良の発生が回避され、よって信頼性を向上することができる。
(14)LED11〜14やフォトダイオード31の寿命によるところが大きいが、一般的に寿命を延ばすことができる。
尚、前記第4実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる組み合わせとなる複数のLEDの各々から発せられた光が光学的作用板50の透光窓51を通過してそれらの光をフォトダイオード31が受ける構成を採用してもよい。この場合、複数のLEDの各々から発せられた光の点滅周期の組み合わせ態様の違いを根拠として、制御回路40により被操作手段の操作先の位置が特定される。
以下、本発明の第5実施形態(参考例)を説明する。
図6に示すように、本実施形態では、1個のLED11、1枚のライトガイド21、1枚の遮光板61、1枚のディテクタ35により、光学式の無接点スイッチが構成されている。LED11、ライトガイド21及びディテクタ35は固定配置されるとともに、被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる面積でディテクタ35が遮光板61により遮光されずに光を受けるように、被操作手段が操作されることに伴って遮光板61が回転されるようになっている。
(17)ワイパースイッチユニット2のレバー等が操作されることに伴って、ディテクタ35による受光態様に違いが現れ、これを根拠として前記レバー等の操作先の位置が特定される。ここに、有接点スイッチではなく、いわば光学式の無接点スイッチが用いられているので、絶縁膜形成による接点不良の発生が回避され、よって信頼性を向上することができる。
(21)LED11やディテクタ35の寿命によるところが大きいが、一般的に寿命を延ばすことができる。
尚、前記第5実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・遮光板61を固定配置するとともに、被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる面積でディテクタ35が遮光板61により遮光されずに光を受けるように、被操作手段が操作されることに伴ってディテクタ35が変位される構成を採用してもよい。
・ディテクタ35は、受光面積に応じて電気抵抗値が変化するので、制御回路40による監視電圧も受光面積に応じたものとなる。従って、前記第5実施形態のような第1の操作位置〜第4の操作位置といった4操作位置のみならず、もっと多くの操作位置の検出に応用できる。つまり、被操作手段の操作先の位置をリニアに検出することができる。要するに、被操作手段の操作先の位置の検出に際して高い分解能を得ることができる。
・被操作手段が操作された場合にその操作者に対して操作感を付与するような節度機構を設けてもよい。
・発光手段がLEDに限定されないことは勿論である。
・光学式の無接点スイッチをモーメンタリスイッチに適用したレバーコンビネーションスイッチに具体化してもよい。
Claims (3)
- 車載機器を動作させるために操作される被操作手段が操作されたとき、その被操作手段の操作先の位置が検出され、該操作先の位置に応じた車載機器の動作が実現されるレバーコンビネーションスイッチにおいて、
光を発する発光手段と、その発光手段から発せられた光を受ける受光手段とを備え、
前記被操作手段が操作されることに伴って、前記発光手段から発せられた光を前記受光手段が受けるときの態様が異なるように構成され、
前記発光手段から発せられた光を前記受光手段が受けるときの態様の違いを根拠として、前記被操作手段の操作先の位置を特定する操作位置特定手段を備え、
前記被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる受光手段が前記発光手段から発せられた光を受けるように複数の受光手段が設けられ、
前記操作位置特定手段は、前記発光手段から発せられた光を受けた受光手段の違いを根拠として、前記被操作手段の操作先の位置を特定し、
さらに、前記発光手段から発せられた光を前記受光手段へ導く導光体が前記発光手段と前記受光手段との間に介在され、
前記被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる受光手段が前記導光体により導かれた光を受けるように、前記被操作手段が操作されることに伴って前記導光体が前記受光手段に対して相対的に変位されることを特徴とするレバーコンビネーションスイッチ。 - 車載機器を動作させるために操作される被操作手段が操作されたとき、その被操作手段の操作先の位置が検出され、該操作先の位置に応じた車載機器の動作が実現されるレバーコンビネーションスイッチにおいて、
光を発する発光手段と、その発光手段から発せられた光を受ける受光手段とを備え、
前記被操作手段が操作されることに伴って、前記発光手段から発せられた光を前記受光手段が受けるときの態様が異なるように構成され、
前記発光手段から発せられた光を前記受光手段が受けるときの態様の違いを根拠として、前記被操作手段の操作先の位置を特定する操作位置特定手段を備え、
前記被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる態様の光が発光手段から発せられてその光を前記受光手段が受けるように複数の発光手段が設けられ、
前記操作位置特定手段は、前記受光手段が受けた光の態様の違いを根拠として、前記被操作手段の操作先の位置を特定することを特徴とするレバーコンビネーションスイッチ。 - 請求項2に記載のレバーコンビネーションスイッチにおいて、
前記発光手段から発せられた光を遮断する遮光部と前記発光手段から発せられた光を透過させる透光部とを有する光学的作用手段が前記発光手段と前記受光手段との間に介在され、
前記被操作手段の操作先の位置毎に互いに異なる態様の光が前記光学的作用手段の透光部を透過してその光を前記受光手段が受けるように、前記被操作手段が操作されることに伴って前記光学的作用手段が前記発光手段に対して相対的に変位されることを特徴とするレバーコンビネーションスイッチ。
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