JP4745291B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球が流下する遊技領域を形成した遊技盤の前側に離間した状態で透明部材を配設すると共に、該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置を遊技盤に配設した遊技機に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、パチンコ球が流下する遊技領域を前面側に形成した遊技盤に各種入賞装置を配設して、該遊技領域を流下するパチンコ球が入賞装置に入賞することで、所定の遊技を展開するよう構成されている。例えば、前記遊技盤に図柄表示装置を配設し、前記入賞装置としての始動入賞装置へのパチンコ球の入賞により図柄表示装置で所要の図柄変動ゲームを行なうと共に、この図柄変動ゲームの結果、図柄表示装置に特定の図柄の組合わせが表示された場合には、入賞装置として別途設けた特別入賞装置を開放して遊技者が多数の賞球を獲得可能な大当りを発生するよう構成されたものが広く知られている。また、前記遊技盤の前側には、ガラス板等の透明部材が前面から離間した状態で配設されて、前記遊技領域を流下するパチンコ球の飛散を防止しつつ、遊技を楽しめるよう構成される。
ここで、前記特別入賞装置には、入賞口を介して前方に開口する入賞空間が内部画成されると共に、入賞口を常には閉成する開閉扉が設けられており、前記特別遊技の発生時に開閉扉が前方(透明部材側)へ開放することで、入賞口を介して入賞空間にパチンコ球が入賞し得るよう構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような開閉扉が前方へ開放するタイプの入賞装置では、開閉扉の寸法設定によっては、開閉扉が開閉するに際して開閉扉とガラス板との間でパチンコ球の噛み込みが起こり得ることから、遊技者に不信感を与えたり、遊技店に多大な損害を与えることがある。また、開閉扉の寸法設定によっては、開閉扉が開放した状態であっても開閉扉とガラス板との間をパチンコ球が通過してしまうことがあり得るから、遊技者に対して不満や違和感を与えることにも繋がる。このような不具合を解消する観点から、特許文献1には、前記開閉扉の前方に離間する位置に前飾り部材を配設する構成が提案されている。
特開2003−205105号公報
ところで、特許文献1に記載されたパチンコ機では、開閉扉の前面に設けたウェイト部材の自重により開閉扉を開放するよう構成されており、該開閉扉の開放途中でパチンコ球を前飾り部材との間に噛み込みそうになった場合でも扉が閉鎖方向に逃げ、パチンコ球の噛み込みが防止される。しかしながら、パチンコ機が遊技に供されている状態では、特別入賞装置に対するタバコのヤニや結露の付着、開閉扉を支持する軸部の摩耗等に起因した摩擦抵抗の増大等によって、自重により開閉扉を開放する構成では、該開閉扉が確実に開放されない問題が起こり得る。従って、開閉扉を駆動手段の駆動により強制的に開閉動作させ、開閉扉を確実に開閉することが望まれる。しかしながら、駆動手段により開閉扉を強制的に開閉動作させる構成では、該開閉扉の開放途中で前飾り部材との間にパチンコ球を噛み込みそうになった場合に扉を閉鎖方向に逃し得ないから、そのまま前飾り部材との間にパチンコ球を噛み込む虞がある。ここで、開閉扉および前飾り部材によるパチンコ球の噛み込みは、前飾り部材を小さく(低く)することで防止し得るが、この場合には前述した開閉扉とガラス板との間の噛み込みを防止し得ない欠点がある。また、前飾り部材を小さくすると装飾性が損なわれることから、前飾り部材をできる限り大きく形成したいといった要請もある。
そこで、本発明は、開閉扉を駆動手段により強制的に開閉する場合であっても、開閉扉と前飾り部材との間に遊技球が噛み込まれるのを防止し得ると共に、前飾り部材の装飾性を向上し得る遊技機を提供する。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る遊技機は、
遊技球(P)が流下する遊技領域(11)を前面(10a)側に形成した遊技盤(10)と、前記遊技盤(10)の前面(10a)から離間して配設されて前記遊技領域(11)を覆う透明部材(12)と、前記遊技盤(10)に配設され、遊技領域(11)を流下する遊技球(P)が入賞可能な入賞装置(20)とを有し、
前記入賞装置(20)は、
前記遊技盤(10)に取り付けられ、前方に開口する入賞口(23)を介して遊技球(P)が入賞可能な入賞空間(24)を画成する装置本体(22)と、
前記装置本体(22)に設けられて前記入賞空間(24)に入賞した遊技球(P)を排出する球排出口(28)と、
前記装置本体(22)に揺動可能に枢支されて前記入賞口(23)を開閉可能に閉成し、上端部が前記透明部材(12)へ近接することで該入賞口(23)を開放する開閉扉(35)と、
前記装置本体(22)に配設されて前記開閉扉(35)に連繋接続し、該開閉扉(35)を強制的に開閉動作させる駆動手段(32)と、
前記装置本体(22)に取り付けられて前記開閉扉(35)の前方に位置し、該装置本体(22)との間を遊技球(P)が通過可能な距離離間する前飾り部材(40)とを備えるよう構成された遊技機において、
前記開閉扉(35)が閉成位置にある状態で、前記開閉扉(35)と前飾り部材(40)との間の領域を、遊技球(P)が通過可能な通過領域(AR1)と、遊技球(P)の通過が規制される通過規制領域(AR2,AR3)とに区分する通過領域区画手段(15,18,37)を備え、
前記通過領域(AR1)に対応する前記前飾り部材(40)の裏面上端部(40a)は、前記開閉扉(35)から前記前飾り部材(40)の裏面までの垂直最短距離(W1)が遊技球(P)の直径寸法に一致する位置まで開閉扉(35)が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉(35)から前飾り部材(40)への垂直ライン(L1)より下方に位置すると共に、当該開閉扉(35)から前記透明部材(12)までの垂直最短距離(W2)が遊技球(P)の直径寸法に一致する位置まで開閉扉(35)が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉(35)から透明部材(12)への垂直ライン(L2)より上方に位置するよう形成され、
前記通過規制領域(AR2,AR3)に対応する前記前飾り部材(40)の裏面上端部(40a)は、前記開閉扉(35)から前記前飾り部材(40)の裏面までの垂直最短距離(W1)が遊技球(P)の直径寸法に一致する位置まで開閉扉(35)が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉(35)から前飾り部材(40)への垂直ライン(L1)より上方に位置するよう形成されることを要旨とする。
このように、前飾り部材の裏面までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した状態で、垂直距離が最短となる開閉扉から前飾り部材への垂直ラインより下方に、通過領域に対応する前飾り部材の裏面上端部を位置させることで、当該開閉扉と前飾り部材との間に遊技球を噛み込むのを防止できる。また、透明部材までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した状態で、該垂直距離が最短となる開閉扉から透明部材への垂直ラインより上方に、通過領域に対応する前飾り部材の裏面上端部を位置させることで、当該開閉扉と透明部材との間に遊技球を噛み込むのを防止できる。すなわち、駆動手段により強制的に開閉扉を開閉しても、遊技球の噛み込みを防止できる。
更に、通過領域区画手段により、開閉扉が閉成位置にある状態で装置本体と前飾り部材との間に遊技球の通過が規制される通過規制領域を形成するようにしたから、該通過規制領域に対応する前飾り部材では、前飾り部材までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した状態で、該垂直距離が最短となる開閉扉から前飾り部材への垂直ラインより上方に、裏面上端部を位置させることができる。すなわち、前飾り部材の形状等の自由度を高くでき、装飾性の向上を図り得る。
請求項2に係る遊技機は、前記開閉扉(35)は、前記装置本体(22)における前記入賞口(23)の上端縁より上方に上端が位置するよう形成され、
前記装置本体(22)における前記入賞口(23)の上端縁と、前記通過領域(AR1)に対応する前記前飾り部材(40)の裏面上端部(40a)とは、同一水平位置となるよう形成されることを要旨とする。
このように、装置本体における入賞口の上端縁と、通過領域に対応する前飾り部材の裏面上端部とを同一水平位置となるよう形成することで、開閉扉および前飾り部材による遊技球の噛み込みを防止しつつ前飾り部材を最大限まで大きくでき、前飾り部材の装飾性が向上する。
請求項3に係る遊技機は、前記装置本体(22)が、前記遊技盤(10)の前面(10a)に固定される台板部(25)と、該台板部(25)の裏側に固定されて遊技盤(10)に形成した開口部(10c)に挿入される本体部(26)とを備え、
前記台板部(25)における前記入賞口(23)の上端縁を画成する縁部には、前記開閉扉(35)の上端が臨む凹状の段部(25a)が形成されて、閉成位置にある開閉扉(35)の上端が台板部(25)の前面(10a)から突出しないよう構成されることを要旨とする。
このように、開閉扉が台板部より前側に突出しないから、遊技領域を流下する遊技球の流下方向に影響を及ぼすことはない。また、開閉扉を台板部の段部に臨ませることで、該開閉扉の不正開放を防止できる。
請求項4に係る遊技機は、前記開閉扉(35)の上端部には、前方へ向けて下方傾斜する第1テーパ面(35a)が形成されると共に、前記通過領域(AR1)に対応する前記前飾り部材(40)の上端部には、後方へ向けて下方傾斜する第2テーパ面(40b)が形成されることを要旨とする。
このように、第1テーパ面および第2テーパ面により遊技球をスムーズに流下させることができる。また、前飾り部材の裏面までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した状態で、通過領域に対応する前飾り部材の裏面上端部と開閉扉との間に位置する遊技球は、前飾り部材の第2テーパ面に沿って外方へ押し出されるから、遊技球の噛み込みをより確実に防止できる。更に、 第2テーパ面を形成することで、前飾り部材の裏面上端部よりも前面上端部の方が上方に位置するから、開閉扉および前飾り部材による遊技球の噛み込みを防止しつつ前飾り部材を最大限まで大きくでき、前飾り部材の装飾性が向上する。
請求項5に係る遊技機は、前記第2テーパ面(40b)は、前記開閉扉(35)から前記前飾り部材(40)の裏面までの垂直最短距離(W1)が遊技球(P)の直径寸法に一致する位置まで開閉扉(35)が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉(35)から前飾り部材(40)への垂直ライン(L1)上に位置するよう形成されることを要旨とする。
このように、前記第2テーパ面を、開閉扉から前飾り部材の裏面までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉から前飾り部材への垂直ライン上に位置するよう形成することで、開閉扉および前飾り部材による遊技球の噛み込みを防止しつつ前飾り部材を最大限まで大きくでき、前飾り部材の装飾性が向上する。
請求項6に係る遊技機は、前記通過領域区画手段として、前記開閉扉(35)に前方へ突出する突起部(37)が形成されていることを要旨とする。
このように、通過領域区画手段としての突起部を開閉扉に形成することで、突起部を前飾り部材で覆い隠すことができ、見栄えが悪くなることはない。また、開閉扉に突起部を形成することで通過領域と通過規制領域とを区分できるから、通過領域区画手段を別途設ける構成と比べて、スペースの有効利用が可能となる。
請求項7に係る遊技機は、図柄変動ゲームを行なう図柄表示装置(13)を前記遊技盤(10)に配設すると共に、該遊技盤(10)における前記入賞装置(20)の上方に近接する位置に、該図柄表示装置(13)での図柄変動ゲームの開始契機となる始動入賞装置(15)を前記通過領域区画手段として配設したことを要旨とする。
このように、通過領域区画手段として遊技に利用される始動入賞装置を用いることで、通過領域区画手段としての部材を別途設ける必要がなく、コストの削減を図り得る。
本発明に係る遊技機によれば、開閉扉と前飾り部材との間、および開閉扉と透明部材との間に遊技球が噛み込まれるのを防止し得ると共に、前飾り部材の装飾性を向上することができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」・「後」、および「左」・「右」とは、図1に示すようにパチンコ機に設置した遊技盤10を正面側(遊技者側)から見た状態を基準として、遊技者側を前方と指称し、遊技盤10の裏側を後方と指称するものとする。
図1はパチンコ機に設けられる遊技盤10の正面図を示す。実施例の遊技盤10は、略矩形状に形成されて、その盤面(前面)10aに略円形状に湾曲するレール10bが取付けられており、該レール10bにより画成される遊技領域11に、図示しない発射装置によってパチンコ球P(図6〜図8等参照)を打出すようになっている。なお実施例に係るパチンコ機には、前記遊技盤10の盤面10aから離間する位置にペアガラス構造のガラス板(透明部材)12が配設されており(図4〜図8参照)、前記遊技領域11をガラス板12で透視可能に覆っている。なお、一般的なパチンコ機は、垂直面に対して略5度後傾した姿勢で遊技店に設置される。
また、前記遊技盤10には、各種の図柄を変動・停止表示して図柄変動ゲームを行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置13を備えたセンター役物と称される大型遊技部品14が配設されると共に、該大型遊技部品14の下方位置に、前記遊技領域11を流下するパチンコ球Pが入賞可能な始動入賞装置(通過領域区画手段)15が配設されており、該始動入賞装置15にパチンコ球Pが入賞することで、図柄表示装置13での図柄変動ゲームが開始されるよう構成されている。そして、図柄変動ゲームの結果、前記図柄表示装置13に特定の図柄組合わせ(例えば、同一図柄の三つ揃)が表示されることで大当りが発生するよう構成される。また、遊技盤10における始動入賞装置15の下方位置には、大当り発生時に開放してパチンコ球Pの入賞を許容する特別入賞装置(入賞装置)20が配設されており、該特別入賞装置20にパチンコ球Pが入賞することで、球払出装置から機前面側に設けた球皿(何れも図示せず)に賞球が払出されるようになっている。なお、遊技盤10には、遊技領域11を流下するパチンコ球Pが入賞可能な一般入賞装置16が複数箇所に設けられると共に、該遊技盤10における遊技領域11の最下方位置には、始動入賞装置15や特別入賞装置20、一般入賞装置16に入賞しないパチンコ球Pを排出するアウト口17を設けてある。
また、遊技盤10の盤面10aには、パチンコ球Pの流路を規定する多数の遊技釘(通過領域区画手段)18が植設されており、前記始動入賞装置15と遊技釘18とにより、特別入賞装置20へ向けてパチンコ球Pが流下可能な経路を規定している。具体的には、前記始動入賞装置15は、前記特別入賞装置20の左右方向における略中央位置の上方に近接配置されると共に、該始動入賞装置15の左右下方位置に遊技釘18が植設されて、始動入賞装置15の左側方および右側方からのみ、パチンコ球Pが特別入賞装置20へ向けて流下し得るよう構成されている。
(特別入賞装置20)
図2〜図8に示すように、前記特別入賞装置20は、前記遊技盤10に取り付けられ、前方に開口する入賞口23を介してパチンコ球Pが入賞可能な入賞空間24を画成する装置本体22と、該装置本体22の入賞口23を開閉する開閉扉35と、該開閉扉35を強制的に開閉動作させるソレノイド(駆動手段)32とから基本的に構成されている。また、前記装置本体22には、前記開閉扉35の前方に位置し、該装置本体22との間をパチンコ球Pが通過可能な距離だけ離間する位置に前飾り部材40が取り付けられている。
(装置本体22)
前記装置本体22は、平板状の台板部25と、該台板部25の裏側に固定される本体部26とから構成され、遊技盤10に開設した取付孔(開口部)10c(図4〜図8参照)内に本体部26を前側から挿入した状態で、台板部25が遊技盤10に固定される。ここで、前記台板部25には、パチンコ球Pが通過可能な横長矩形状の入賞口23が前後に貫通するよう形成され、前記本体部26には、該台板部25の入賞口23に整合する形状で前方へ開口する入賞空間24が画成されている。また、前記本体部26における前記入賞空間24の後方位置には、該入賞空間24内に連通する球通路27が右側に偏った位置に設けられており、該球通路27には、下方に開口する球排出口28が開設されている。なお、前記入賞空間24を画成する底面は、前記球通路27へ向けて下方傾斜するよう形成されて、入賞空間24に入賞したパチンコ球Pを球通路27へ案内して前記球排出口28から最終的に排出するようになっている。また、前記球通路27の球入口には、パチンコ球Pを検出する球検出センサ29が配設されており、該球検出センサ29がパチンコ球Pを検出することで、所定数の賞球が払出されるようになっている。
図3に示すように、前記本体部26における左側部には、前記ソレノイド32を設置する設置部30が設けられており、該設置部30にプランジャ32aを前方へ向けた姿勢でソレノイド32が設置される。また、前記プランジャ32aには、該プランジャ32aの前後移動に伴って上下方向に揺動変位する連繋部材33が取り付けられており、該連繋部材33が開閉扉35に連繋接続するよう構成される。なお、前記ソレノイド32が非励磁状態(非通電状態)の場合には、前記連繋部材33の前端部が下方に位置し、該ソレノイド32に通電した励磁された状態では、該連繋部材33の前端部が上方へ向けて揺動変位するよう構成される。
(開閉扉35)
前記開閉扉35は、前記入賞口23の開口形状に略合致する横長矩形板状に形成されて、その左右側面の下端部に設けられた支軸(図示せず)を介して前記本体部26に揺動自在に枢支される。すなわち、前記開閉扉35は、前記入賞口23を閉成する閉成位置(図4参照)から上端が前記ガラス板12へ近接する方向へ回転することで、該入賞口23を開放する開放位置(図5参照)へ変位する。ここで、前記開閉扉35が開放位置に変位した状態では、図示しないストッパにより後方へ向けて下方傾斜する姿勢に開閉扉35が位置規制され、遊技領域11を流下するパチンコ球Pを開閉扉35で受止めて入賞空間24に案内するようになっている。
前記開閉扉35の左下端部には、前記閉成位置にある状態で後方へ突出する作動片36が上下に離間する位置に形成されており、該上下の作動片36の間に、前記ソレノイド32に接続された前記連繋部材33の前端部が臨むよう構成される。そして、開閉扉35が閉鎖位置にある状態では、前記ソレノイド32の励磁(通電)により前記連繋部材33が上方へ揺動変位することで上側の作動片36を押し上げて開閉扉35を開放位置へ強制的に回転させ、開閉扉35が開放位置にある状態では、ソレノイド32の非励磁(非通電)により連繋部材33が下方へ揺動することで下側の作動片36を押し下げて開閉扉35を閉成位置へ強制的に回転させるよう構成される。
ここで、前記台板部25における前記入賞口23の上端縁を画成する縁部には、図4に示すように、凹状の段部25aが形成されており、閉成位置にある開閉扉35の上端が該段部25aに臨むようになっている。また、前記開閉扉35の上端には、閉成位置を基準として前方へ向けて下方傾斜する第1テーパ面35aが形成されている。すなわち、前記段部25aに開閉扉35の上端を臨ませることで、遊技領域11を流下するパチンコ球Pが開閉扉35に接触するのを抑制すると共に、開閉扉35にパチンコ球Pが接触した際の衝撃を逃がすようになっている。また、前記開閉扉35の前面には、左右端部に前方へ突出する突起部(通過領域区画手段)37,37が形成されている。
(前飾り部材40)
前記前飾り部材40は、前面に所要の装飾が施された平板状の部材であって、後方へ突出する支持部41,41が左右方向に離間する位置に形成されている。そして、前記支持部41,41を前記台板部25に固定することで、閉成位置にある開閉扉35からパチンコ球Pが通過可能な距離だけ離間する位置に前飾り部材40が固定される。また、前記支持部41,41は、前記台板部25に形成された前記入賞口23の左右側縁部に沿って延在するよう形成されている。すなわち、前記開閉扉35が開放位置にある状態で、前記台板部25(開閉扉35)と、前飾り部材40と、左右の支持部41,41とにより囲まれた領域43(以下入賞可能領域という)にパチンコ球Pが流下した場合に、前記特別入賞装置20の入賞口23に入賞し得るようになっている。
ここで、図2に示すように、前記始動入賞装置15は、前記入賞可能領域43の左右方向の中央部上方に位置するよう前記遊技盤10に配置されており、この入賞可能領域43の中央部に対しては遊技領域11を流下するパチンコ球Pが通過しないよう構成されている。更に、前記始動入賞装置15の左右側方に植設した遊技釘18により、遊技領域11を流下するパチンコ球Pを減勢したもとで前記入賞可能領域43へパチンコ球Pが移動するよう構成されており、この入賞可能領域43の中央部に対するパチンコ球Pの通過がより困難になるよう構成されている。すなわち、実施例に係る入賞可能領域43は、前記始動入賞装置15および遊技釘18により、左右側部側のパチンコ球Pが通過可能な領域AR1と、中央側のパチンコ球Pの通過が規制される領域AR2とに区分される。また同様に、前記開閉扉35が閉成位置にある状態では、該開閉扉35の前面に形成した前記左右の突起部37,37によりパチンコ球Pの通過が規制される領域AR3が形成される。
なお、以下の説明で、入賞可能領域43においてパチンコ球Pが通過可能な領域を通過領域AR1と指称し、遊技盤10に設けた始動入賞装置15や遊技釘18によりパチンコ球Pの通過が規制される領域を第1通過規制領域AR2と指称し、前記開閉扉35に形成した突起部37によりパチンコ球Pの通過が規制される領域を第2通過規制領域AR3と指称して区別することもある。
次に、前記開閉扉35と前飾り部材40との関係につき説明する。前記通過領域AR1に対応する前記前飾り部材40の裏面上端部40aの上限位置は、開閉扉35から前飾り部材40の裏面までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致する位置まで開閉扉35を開放した状態で、該垂直距離が最短となる開閉扉35から前飾り部材40への垂直ラインL1より下方に設定される(図6参照)。換言すれば、前記通過領域AR1に対応する前記前飾り部材40は、前記開閉扉35の上端部から前飾り部材40の裏面までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致した状態では、開閉扉35および前飾り部材40の両部材にパチンコ球Pが同時に接触しないよう形成されている。
また、前記通過領域AR1に対応する前飾り部材40における裏面上端部40aの下限位置は、前記開閉扉35から前記ガラス板12までの垂直最短距離W2がパチンコ球Pの直径寸法に一致する位置まで開閉扉35を開放した状態で、該垂直距離が最短となる開閉扉35からガラス板12への垂直ラインL2より上方に位置するよう設定される(図7参照)。換言すれば、前記通過領域AR1に対応する前飾り部材40は、開閉扉35の上端部からガラス板12までの垂直最短距離W2がパチンコ球Pの直径寸法に一致する状態では、該開閉扉35とガラス板12との間に前飾り部材40が位置するよう形成される。
また、前記第1通過規制領域AR2および第2通過規制領域AR3に対応する前記前飾り部材40の裏面上端部40aは、前記開閉扉35から前飾り部材40の裏面までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致する位置まで開閉扉35が開放した状態で、該垂直距離が最短となる開閉扉35から前飾り部材40への垂直ラインL1より上方に位置するよう形成される(図8参照)。すなわち、前述のように前記第1通過規制領域AR2および第2通過規制領域AR3にはパチンコ球Pが進入し得ないから、該第1および第2通過規制領域AR2,AR3に対応する位置では、開閉扉35および前飾り部材40の両部材にパチンコ球Pが同時に接触することはない。
ここで、実施例では、パチンコ機を前述した後傾姿勢で設置した際に、前記通過領域AR1に対応する前飾り部材40の裏面上端部40aが前記特別入賞装置20の入賞口23の上端縁と同一水平位置となるよう形成するよう形成されている。また、前記前飾り部材40の上端部には、左右方向の全長に亘って、後方へ向けて下方傾斜する第2テーパ面40bが形成されている。すなわち、この前飾り部材40の第2テーパ面40bは、前記開閉扉35から前記前飾り部材40までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致した際に、前記通過領域AR1に対応する部位においては、開閉扉35から前飾り部材40までの垂直距離が最短となる垂直ラインL1上に位置する。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記遊技盤10に設けたレール10bに沿って遊技領域11に打出されたパチンコ球Pは、遊技盤10上に設けた遊技釘18等に接触して流下方向を変更しながら流下する。そして、前記遊技領域11を流下するパチンコ球Pが前記始動入賞装置15に入賞すると、前記図柄表示装置13において所要の図柄変動ゲームが開始されると共に、前記球払出装置により所定数の賞球(例えば4個の賞球)が払出される。そして、図柄変動ゲームの結果、図柄表示装置13に特定の図柄組合わせが表示されると大当りが発生し、前記特別入賞装置20の開閉扉35が開放して入賞空間24へのパチンコ球Pの入賞が許容される。
実施例のパチンコ機では、前記台板部25(開閉扉35)と、前記前飾り部材40と、前記左右の支持部41,41とにより囲まれた入賞可能領域43は、前記始動入賞装置15や遊技釘18、開閉扉35に形成した突起部37により、パチンコ球Pが通過可能な通過領域AR1と、パチンコ球Pの通過が規制される第1通過規制領域AR2とに区分するよう構成したから、遊技領域11を流下するパチンコ球Pは、通過領域AR1に流下し得る。
ここで、前記通過領域AR1に対応する前飾り部材40の裏面上端部40aは、前記開閉扉35から前飾り部材40までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致した状態で、該垂直距離が最短となる開閉扉35から前飾り部材40への垂直ラインL1より下方に位置する。すなわち、前記開閉扉35の開放により、開閉扉35から前飾り部材40までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致した際に、当該垂直距離が最短となる位置に存在するパチンコ球Pは、開放する開閉扉35に接触して前側に押し出されるから、該開閉扉35と前飾り部材40とによりパチンコ球Pが噛み込まれるのを防止される。なお、前記開閉扉35の開放に際し、開閉扉35から前飾り部材40の裏面までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法より大きい場合は、開閉扉35と前飾り部材40との間に到来したパチンコ球Pはそのまま落下できるから、両部材35,40により噛み込まれることはなく、また開閉扉35から前飾り部材40の裏面までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法より小さい場合は、両部材35,40に接触可能なパチンコ球Pは開閉扉35より下方に位置するから、該パチンコ球Pは噛み込まれることなくそのまま落下する。
このように、ソレノイド32の駆動により開閉扉35を強制的に開放する構成であっても、前飾り部材40の裏面までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致する位置まで開閉扉35が開放した状態で、通過領域AR1に対応する前飾り部材40の裏面上端部40aを、該垂直距離が最短となる開閉扉35から前飾り部材40の裏面への垂直ラインL1より下方に位置するよう構成することで、当該開閉扉35と前飾り部材40との間にパチンコ球Pが噛み込まれるのを防止できる。
また、前記通過領域AR1に対応する前飾り部材40の裏面上端部40aは、前記開閉扉35からガラス板12の裏面までの垂直最短距離W2がパチンコ球Pの直径寸法に一致する位置まで開閉扉35が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉35からガラス板12への垂直ラインL2より上方に位置するよう形成してある。すなわち、前記開閉扉35の開放により、該開閉扉35からガラス板12までの垂直最短距離W2がパチンコ球Pの直径寸法に一致した状態では、開閉扉35とガラス板12との間に前飾り部材40が必ず位置するから、該前飾り部材40により、当該開閉扉35とガラス板12とによりパチンコ球Pが噛み込まれるのを確実に防止できる。すなわち、実施例に係るパチンコ機では、前述のようにソレノイド32への通電により開閉扉35を強制的に開放する構成であっても、開閉扉35と前飾り部材40との間にパチンコ球Pが遊技球の噛み込まれるのを防止できる。
また、前記前飾り部材40において前記第1通過規制領域AR2に対応する部分には、パチンコ球Pが通過し得ないから、前飾り部材40までの垂直距離がパチンコ球Pの直径寸法に一致する位置まで開閉扉35が開放した状態で、裏面上端部40aが開閉扉35の上端より上方に位置するよう形成できる。すなわち、開閉扉35と前飾り部材40の間の領域(入賞可能領域43)を、通過領域AR1と第1通過規制領域AR2とに区画することで、開閉扉35と前飾り部材40との間、および開閉扉35とガラス板12との間にパチンコ球Pが噛み込まれるのを防止でき、更には前飾り部材40の形状等の自由度を高くできるから、パチンコ機の装飾性の向上を図り得る。
また、実施例では、前記通過領域AR1および第1通過規制領域AR2に区分する通過領域区画手段として、一般的なパチンコ機が備える始動入賞装置15や遊技釘18を用いるようにしたから、該通過領域区画手段としての部材を別途設ける必要がなく、開閉扉35と前飾り部材40との間のパチンコ球Pの噛み込みを低コストで防止し得る。一方、前記通過領域AR1区画手段として開閉扉35に前方へ突出する突起部37を形成する場合には、通過領域区画手段を別に設ける構成と比べて、設置スペースを小さくでき、スペースの有効利用が可能となる。また、開閉扉35に形成される突起部37は、開放位置にある状態では開閉扉35の下方へ向けて突出するから、通過領域区画手段として機能し得ない。すなわち、開閉扉35が開放位置にある状態では、第2通過規制領域AR3に対応する領域はパチンコ球Pが通過可能な通過領域AR1として機能するから、開閉扉35の全体を利用してパチンコ球Pを入賞口23へ案内することができる。なお、前記突起部37は前飾り部材40で覆い隠されるから、見栄えが悪くなることはない。
また、実施例では、前記開閉扉35の上端を、前記特別入賞装置20における入賞口23の上端縁より上方まで延在するよう形成すると共に、前記通過領域AR1に対応する前飾り部材40の裏面上端部40aを、前記特別入賞装置20における入賞口23の上端縁と同一水平位置となるよう形成してある。これにより、開閉扉35および前飾り部材40によるパチンコ球Pの噛み込みを防止しつつ、前飾り部材40を大きくでき、前飾り部材40の装飾性が向上する。また、パチンコ機を正面から見た状態では、前記前飾り部材40により入賞口23全体が覆い隠されるから、パチンコ機の見栄えを向上できる。特に、実施例のように、パチンコ機を後傾状態で設置する場合には、パチンコ機を直立状態で設置する場合に比べて、前飾り部材40の上下寸法を短くしても入賞口23を覆い隠し得るから、開閉扉35と前飾り部材40とによるパチンコ球Pの噛み込みをより確実に防止できる利点がある。ここで、前記特別入賞装置20における台板部25の入賞口23の上端縁を画成する縁部に、凹状の段部25aを形成して、該段部25aに開閉扉35の上端部が臨むよう構成してあるから、該台板部25より前側に開閉扉35が突出するのを防止して、遊技領域11を流下するパチンコ球Pの流下方向に影響を及ぼすことはない。また、前記台板部25の段部25aに前記開閉扉35の上端部を臨ませることで、該台板部25と開閉扉35との間への異物の挿入を困難にでき、該開閉扉35の不正開放を防止する効果も期待できる。
そして、前記開閉扉35の上端部に形成した前方へ向けて下方傾斜する第1テーパ面35aにより、パチンコ球Pを入賞可能領域43側に案内しながらスムーズに流下させることができる。同様に、前記前飾り部材40の上端部に形成した後方へ向けて下方傾斜する第2テーパ面40bにより、パチンコ球Pを入賞可能領域43側に案内しながらスムーズに流下させることが可能である。更に、前記第2テーパ面40bは、前記開閉扉35から前飾り部材40までの垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致する位置まで開閉扉35が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉35から前飾り部材40への垂直ラインL1上に位置するよう形成されているから、垂直最短距離W1がパチンコ球Pの直径寸法に一致する状態で開閉扉35に接触したパチンコ球Pは、前飾り部材40の第2テーパ面40bに沿って押し出され、パチンコ球Pの噛み込みをより確実に防止できる。更に、第2テーパ面40bを形成することで、前飾り部材40の裏面上端部40aよりも前面上端部の方が上方に位置するから、開閉扉35および前飾り部材40によるパチンコ球Pの噛み込みを防止しつつ前飾り部材40を大きくでき、前飾り部材40の装飾性向上を図り得る。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
実施例では、特別入賞装置の開閉扉を強制的に開閉動作させる駆動手段として、ソレノイドを採用したが、これに限られるものではなく、モータであってもよい。そして、駆動手段の作動により開閉扉を強制的に開閉動作させる構成に関しても、実施例に示したリンク機構に限定されるものではなく、例えばカム機構を利用したり、ギア機構を利用することで、開閉扉を開閉させるよう構成することができる。
実施例では、大当り発生時に開放する特別入賞装置に関して本発明を適用したが、これに限られるものではなく、開放するに際して開閉扉の上端部が透明部材へ近接するタイプの入賞装置であれば、何れの入賞装置にも適用可能である。
実施例では、遊技機を後傾状態で設置した際に、前記装置本体における前記入賞口の上端縁と、前記通過領域に対応する前記前飾り部材の裏面上端部とを同一水平位置となるよう構成したが、遊技機は必ずしも後傾状態で設置される必要はない。
実施例では、前記開閉扉と前飾り部材との間の領域を、遊技球が通過可能な通過領域と、遊技球の通過が規制される通過規制領域とに区分する通過領域区画手段として、遊技盤に取り付けられる始動入賞装置および遊技釘、開閉扉に形成される突起を示したが、これに限られるものではない。すなわち、遊技盤に配設されるセンター役物や照明装置を通過領域区画手段として機能するよう構成してもよく、また専用の部材を取り付けるようにしてもよい。
実施例では、開閉扉と前飾り部材との間の領域全体(具体的には入賞可能領域)を、通過領域区画手段により通過領域と通過規制領域とに区分するようにしたが、これに限られるものではない。すなわち、前記通過領域および通過規制領域の夫々は、少なくとも前飾り部材の裏面上端部に対応する位置において前記通過領域区画手段により区分されるよう構成すればよい。従って、前飾り部材の裏面上端部より下方では、開閉扉と前飾り部材との間の全域を遊技球が通過し得る形態であっても、実施例と同様の作用効果が得られる。
本発明の実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る特別入賞装置と、始動入賞装置および遊技釘との位置関係を示す正面図である。 実施例に係る特別入賞装置を示す横断平面図であって、開閉扉を開放位置に変位した状態を示す。 実施例に係る特別入賞装置を、通過領域に対応する位置で縦断して示す側面図であって、開閉扉を閉成位置に変位した状態を示す。 実施例に係る特別入賞装置を、通過領域に対応する位置で縦断して示す側面図であって、開閉扉を開放位置に変位した状態を示す。 実施例に係る特別入賞装置を、通過領域に対応する位置で縦断して示す側面図であって、開閉扉から前飾り部材までの垂直最短距離がパチンコ球の直径に一致する状態を示す。 実施例に係る特別入賞装置を、通過領域に対応する位置で縦断して示す側面図であって、開閉扉からガラス板までの垂直最短距離がパチンコ球の直径に一致する状態を示す。 実施例に係る特別入賞装置を、第1通過規制領域に対応する位置で縦断して示す側面図であって、開閉扉から前飾り部材までの垂直最短距離がパチンコ球の直径に一致する状態を示す。
符号の説明
10 遊技盤
10a 盤面(遊技盤の前面)
10c 取付孔(開口部)
11 遊技領域
12 ガラス板(透明部材)
15 始動入賞装置(通過領域区画手段)
18 遊技釘(通過領域区画手段)
20 特別入賞装置(入賞装置)
22 装置本体
23 入賞口
24 入賞空間
25 台板部
25a 段部
26 本体部
28 球排出口
32 ソレノイド(駆動手段)
35 開閉扉
35a 第1テーパ面
37 突起部(通過領域区画手段)
40 前飾り部材
40a 裏面上端部
40b 第2テーパ面
43 入賞可能領域(開閉扉と前飾り部材との間の領域)
AR1 通過領域
AR2 第1通過規制領域(通過規制領域)
AR3 第2通過規制領域(通過規制領域)
P パチンコ球(遊技球)
L1 垂直距離が最短となる開閉扉から前飾り部材の裏面への垂直ライン
L2 垂直距離が最短となる開閉扉から透明部材への垂直ライン
W1 開閉扉から前飾り部材の裏面までの垂直最短距離
W2 開閉扉から透明部材までの垂直最短距離

Claims (7)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を前面側に形成した遊技盤と、前記遊技盤の前面から離間して配設されて前記遊技領域を覆う透明部材と、前記遊技盤に配設され、遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置とを有し、
    前記入賞装置は、
    前記遊技盤に取り付けられ、前方に開口する入賞口を介して遊技球が入賞可能な入賞空間を画成する装置本体と、
    前記装置本体に設けられて前記入賞空間に入賞した遊技球を排出する球排出口と、
    前記装置本体に揺動可能に枢支されて前記入賞口を開閉可能に閉成し、上端部が前記透明部材へ近接することで該入賞口を開放する開閉扉と、
    前記装置本体に配設されて前記開閉扉に連繋接続し、該開閉扉を強制的に開閉動作させる駆動手段と、
    前記装置本体に取り付けられて前記開閉扉の前方に位置し、該装置本体との間を遊技球が通過可能な距離離間する前飾り部材とを備えるよう構成された遊技機において、
    前記開閉扉が閉成位置にある状態で、前記開閉扉と前飾り部材との間の領域を、遊技球が通過可能な通過領域と、遊技球の通過が規制される通過規制領域とに区分する通過領域区画手段を備え、
    前記通過領域に対応する前記前飾り部材の裏面上端部は、前記開閉扉から前記前飾り部材の裏面までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉から前飾り部材への垂直ラインより下方に位置すると共に、当該開閉扉から前記透明部材までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉から透明部材への垂直ラインより上方に位置するよう形成され、
    前記通過規制領域に対応する前記前飾り部材の裏面上端部は、前記開閉扉から前記前飾り部材の裏面までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉から前飾り部材への垂直ラインより上方に位置するよう形成される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記開閉扉は、前記装置本体における前記入賞口の上端縁より上方に上端が位置するよう形成され、
    前記装置本体における前記入賞口の上端縁と、前記通過領域に対応する前記前飾り部材の裏面上端部とは、同一水平位置となるよう形成される請求項1記載の遊技機。
  3. 前記装置本体は、前記遊技盤の前面に固定される台板部と、該台板部の裏側に固定されて遊技盤に形成した開口部に挿入される本体部とを備え、
    前記台板部における前記入賞口の上端縁を画成する縁部には、前記開閉扉の上端が臨む凹状の段部が形成されて、閉成位置にある開閉扉の上端が台板部の前面から突出しないよう構成される請求項2記載の遊技機。
  4. 前記開閉扉の上端部には、前方へ向けて下方傾斜する第1テーパ面が形成されると共に、前記通過領域に対応する前記前飾り部材の上端部には、後方へ向けて下方傾斜する第2テーパ面が形成される請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記第2テーパ面は、前記開閉扉から前記前飾り部材の裏面までの垂直最短距離が遊技球の直径寸法に一致する位置まで開閉扉が開放した際に、該垂直距離が最短となる開閉扉から前飾り部材への垂直ライン上に位置するよう形成される請求項4記載の遊技機。
  6. 前記通過領域区画手段として、前記開閉扉に前方へ突出する突起部が形成されている請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。
  7. 図柄変動ゲームを行なう図柄表示装置を前記遊技盤に配設すると共に、該遊技盤における前記入賞装置の上方に近接する位置に、該図柄表示装置での図柄変動ゲームの開始契機となる始動入賞装置を前記通過領域区画手段として配設した請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技機。
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