JP4742894B2 - プリンタ、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および記録媒体 - Google Patents

プリンタ、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、プリンタ、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および記録媒体に関する。
近年、たとえば、プリンタにパーソナル・コンピュータなどの情報処理装置が接続されているような環境下においては、情報処理装置にプリンタドライバをインストールし、この情報処理装置において画像データに基づくラスタデータを作成するようにした使用形態がある。このような使用形態において、プリンタの性能を向上させた場合、プリンタの性能向上に伴うあらたなプリンタドライバを、情報処理装置にインストールする必要がある。
ところで、たとえば、組込機器などのように、あらたなプログラムを追加してインストールすることができない情報処理装置を使用している場合、当該情報処理装置に接続されたプリンタの性能を向上させても、情報処理装置にあらたなプリンタドライバをインストールすることができないため、情報処理装置がプリンタの性能向上に対応しきれない場合が想定される。
このため、従来、たとえば、情報処理装置にはプリンタに対して画像データを送信するという最小限の能力を有するプリンタドライバをインストールし、画像データに基づくラスタデータをプリンタにおいて作成するようにした技術がある。これにより、情報処理装置の性能に依存することなく、プリンタの性能を向上させることができる。具体的には、たとえば、より多くの色のインクが使用できるように、プリンタの性能を向上させることができる。
ここで、情報処理装置とプリンタとの間では、たとえば、ESC/P−Rなどの規格に準じて通信がおこなわれる。情報処理装置とプリンタとの間で通信されるデータとしては、情報処理装置からプリンタへ送信される画像データのほかに、たとえば、プリンタのステータスデータのように、プリンタから情報処理装置に送信されるデータがある。
また、従来、たとえば、インクカートリッジの各色のインク残量をインク残量管理部によって検出し、検出された最新のインク残量に基づいて、残量表示制御部によって表示サイズの異なる2種類の残量表示をおこなうことで、限られた画面サイズを有効に利用して、インク残量を表示するようにした技術がある(たとえば、下記特許文献1参照。)。
この従来技術においては、異なる2種類の残量表示のうち、1つの残量表示は、表示サイズが大きく各色のインク残量が10%単位で段階的に表示されるインク残量拡大表示画面であり、他の1つの残量表示は、表示サイズが小さく各色のインク残量を3段階で表示するインク残量アイコンである。アイコンは、ユーザによる操作状態下で常にディスプレイに表示される。これにより、ユーザは、特別な操作をおこなわずにアイコンを介してインク残量の概略を把握できる。また、ユーザは、インク残量メニューからインク残量拡大表示画面を呼び出すことにより、詳細を確認できる。
特開2005−96250号公報
しかしながら、上述した従来技術のように、最小限の能力を有するプリンタドライバを情報処理装置にインストールし、プリント出力用のラスタデータをプリンタにおいて作成することで、情報処理装置の性能に依存することなく、より多くの色や種類のインクが使用できるように性能を向上させたプリンタを使用することができるが、情報処理装置において未定義の色のインクの残量に関するデータがプリンタから情報処理装置に送信された場合、情報処理装置においては未定義の色のインクの残量をユーザに報知することができないという問題がある。
この発明にかかるプリンタは、表示画面上への画像表示処理をおこなう情報処理装置との間で通信をおこなう通信手段を備え、当該通信手段を介して前記情報処理装置から受信した画像データに基づく画像をプリント出力するプリンタであって、前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データを色ごとに取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された色彩データを前記情報処理装置に送信するように前記通信手段を制御する通信制御手段と、を備えることを特徴とする。
したがって、プリンタは、プリント品質の向上を図るために使用可能なインクの色数を増やすことに伴って情報処理装置において未定義のインク色が発生した場合にも、当該未定義のインク色を色ごとに情報処理装置に通知することができる。
これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリント出力結果の品質向上のために増やしたインクの色を、情報処理装置を介して把握することができる。
さらに、プリンタは、プリンタにおいて使用可能なインクの色数に拘わらず、インクの色や種類などの、プリンタにセットされたインクの構成を、色ごとに情報処理装置に通知することができる。これによって、利用者は、セットされたインクの色数が同じであっても、セットされたインクの色の構成が異なる複数のプリンタを利用する場合にも、各プリンタにセットされたインク色を、情報処理装置を介して把握することができる。
また、この発明にかかるプリンタにおける前記取得手段は、前記プリンタにセットされたインクと前記情報処理装置において定義されているインクとが異なる場合に、前記色彩データを取得することを特徴とする。
ここで、プリンタにセットされたインクと情報処理装置において定義されているインクとは、たとえば、プリンタにセットされたインクの色数と情報処理装置において定義されているインクの色数とを比較することによって、異なっているか否かを判断することができる。
また、プリンタにセットされたインクと情報処理装置において定義されているインクとは、たとえば、プリンタにセットされたインクの種類と情報処理装置において定義されているインクの種類とを比較することによって、異なっているか否かを判断することができる。
インクの色数やインクの種類などの、プリンタにセットされたインクの構成をあらわす情報は、取得手段によって取得された色彩データの数によって検出可能であり、情報処理装置において定義されているインクの構成をあらわす情報は、通信手段を介して情報処理装置との間で通信をおこなうことによって検出可能である。
なお、プリンタにセットされたインクの構成と情報処理装置において定義されているインクの構成とが異なるか否かの判断は、プリンタあるいは情報処理装置のいずれにおいておこなってもよい。
したがって、プリンタは、情報処理装置において未定義のインクが発生した場合に限って、当該未定義のインクを色ごとに情報処理装置に通知することができる。これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリント出力結果の品質向上のために増やしたインクあるいはあらたに使用可能になったインクを、情報処理装置を介して把握することができる。
また、この発明にかかるプリンタにおける前記取得手段は、前記プリンタにセットされたインクを識別するコードデータを取得し、前記通信制御手段は、前記取得手段によって取得された色彩データとコードデータとを関連付けたインク色データを前記情報処理装置に送信するように前記通信手段を制御することを特徴とする。
したがって、プリンタは、情報処理装置において未定義のインク色が発生した場合にも、情報処理装置において、同じ色のインクを同じコードデータを用いて定義させることができる。この場合、情報処理装置に対して一度色彩データを送信した以降の通信に関わるデータ量を低減して、通信にかかる負担を軽減することができる。これによって、利用者は、情報処理装置の性能に依存することなく、性能を向上させたプリンタを利用することができる。
また、この発明にかかるプリンタは、前記プリンタにセットされたインクの残量を色ごとに検出する検出手段を備え、前記通信制御手段は、前記検出手段によって検出されたインクの残量に関するデータと前記コードデータとを関連付けた残量データを前記情報処理装置に送信するように前記通信手段を制御することを特徴とする。
したがって、プリンタは、プリント品質の向上を図るために使用可能なインクの色数を増やした場合にも、各インクの残量を色ごとに情報処理装置に通知することができる。これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリント出力結果の品質向上のために増やしたインクを含む各インクの残量を、情報処理装置を介して把握することができる。
また、この発明にかかる情報処理装置は、プリンタとの間で通信をおこなう通信手段を備え、前記プリンタにセットされたインクの残量を表示画面を介して報知する情報処理装置であって、前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データの送信を要求する色彩要求を前記プリンタに送信するように前記通信手段を制御する通信制御手段と、前記色彩要求に応じて前記プリンタから送信された色彩データに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色数分の色彩データを記憶するインク色テーブルを作成する作成手段と、前記作成手段によって作成されたインク色テーブルに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色をあらわす画像を前記表示画面に表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
したがって、情報処理装置は、プリント品質の向上を図るためにプリンタにおいて使用可能なインクの色数を増やすことに伴って未定義のインク色が発生した場合にも、当該未定義のインク色の色彩データを含むインク色テーブルを作成することで、プリンタにセットされたすべてのインクの色を、表示画面を介して通知することができる。
これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリンタにセットされたインクの色を、表示画面を介して把握することができる。
さらに、情報処理装置は、プリンタにおいて使用可能なインクの色数に拘わらず、プリンタにセットされたインクの色を、表示画面を介して通知することができる。これによって、利用者は、セットされたインクの色数が同じであっても、セットされたインクの構成が異なる複数のプリンタを利用する場合にも、各プリンタにセットされたインク色を、表示画面を介して把握することができる。
また、この発明にかかる情報処理装置は、前記色彩要求に応じて前記プリンタから送信された色彩データに基づいて、前記プリンタにセットされたインクと前記情報処理装置において定義されているインクとが一致するか否かを判断する判断手段を備え、前記作成手段は、前記判断手段によって判断された判断結果に応じて、前記プリンタにセットされたインクと前記情報処理装置において定義されているインクとが異なる場合に、前記インク色テーブルを作成することを特徴とする。
ここで、プリンタにセットされたインクと情報処理装置において定義されているインクとは、たとえば、プリンタにセットされたインクの色数と情報処理装置において定義されているインクの色数とを比較することによって、異なっているか否かを判断することができる。
また、プリンタにセットされたインクと情報処理装置において定義されているインクとは、たとえば、プリンタにセットされたインクの種類と情報処理装置において定義されているインクの種類とを比較することによって、異なっているか否かを判断することができる。
インクの色数やインクの種類などの、プリンタにセットされたインクの構成をあらわす情報は、プリンタとの間で通信をおこなうことによって取得可能であり、情報処理装置において定義されているインクの構成をあらわす情報は、作成済みのインク色テーブルに基づいて取得可能である。
したがって、情報処理装置は、未定義のインクが発生した場合に限って、当該未定義のインクの色彩データを含むインク色テーブルを作成し、プリンタにセットされたすべてのインクの色を、表示画面を介して通知することができる。これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリンタにセットされたインクの色を、表示画面を介して把握することができる。
また、この発明にかかる情報処理装置における前記表示制御手段は、前記プリンタにセットされたインクの残量に関するデータが前記通信手段を介して受信された場合、インクの色および残量をあらわす画像を前記表示画面に表示することを特徴とする。
したがって、情報処理装置は、プリント品質の向上を図るために、プリンタにおいて使用可能なインクの色数を増やすことによって未定義のインク色が発生した場合にも、各インクの残量を、表示画面を介して色ごとに通知することができる。これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリンタにセットされた各インクの残量を、表示画面を介して把握することができる。
また、この発明にかかる情報処理方法は、表示画面上への画像表示処理をおこなう情報処理装置との間で通信をおこなう通信手段を備え、当該通信手段を介して前記情報処理装置から受信した画像データに基づく画像をプリント出力するプリンタにおける情報処理方法であって、前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データを色ごとに取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された色彩データを前記情報処理装置に送信するように前記通信手段を制御する通信制御工程と、を含んだことを特徴とする。
したがって、プリンタは、プリント品質の向上を図るために使用可能なインクの色数を増やすことに伴って情報処理装置において未定義のインク色が発生した場合にも、当該未定義のインク色を色ごとに情報処理装置に通知することができる。
これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリント出力結果の品質向上のために増やしたインクの色を、情報処理装置を介して把握することができる。
さらに、プリンタは、プリンタにおいて使用可能なインクの色数に拘わらず、プリンタにセットされたインクの色を、色ごとに情報処理装置に通知することができる。これによって、利用者は、セットされたインクの色数が同じであっても、セットされたインクの色の構成が異なる複数のプリンタを利用する場合にも、各プリンタにセットされたインク色を、情報処理装置を介して把握することができる。
また、この発明にかかる情報処理方法は、プリンタとの間で通信をおこなう通信手段を備え、前記プリンタにセットされたインクの残量を表示画面を介して報知する情報処理装置における情報処理方法であって、前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データの送信を要求する色彩要求を前記プリンタに送信するように前記通信手段を制御する通信制御工程と、前記色彩要求に応じて前記プリンタから送信された色彩データに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色数分の色彩データを記憶するインク色テーブルを作成する作成工程と、前記作成工程によって作成されたインク色テーブルに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色をあらわす画像を前記表示画面に表示する表示制御工程と、を含んだことを特徴とする。
したがって、プリンタは、情報処理装置の性能に依存することなく使用可能なインクの色数を増やしてプリント品質の向上を図るとともに、インクの色数を増やすことに伴って情報処理装置において未定義のインク色が発生した場合にも、当該未定義のインク色の色彩データを含むインク色テーブルを作成することで、プリンタにセットされたすべてのインクの色を情報処理装置に通知することができる。
これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難な情報処理装置を利用している場合にも、情報処理装置の性能に依存することなく、プリント出力結果の品質向上のために増やしたインクの色および色数を、情報処理装置を介して把握することができる。
さらに、情報処理装置は、プリンタにおいて使用可能なインクの色数に拘わらず、プリンタにセットされたインクの色を、表示画面を介して通知することができる。これによって、利用者は、セットされたインクの色数が同じであっても、セットされたインクの構成が異なる複数のプリンタを利用する場合にも、各プリンタにセットされたインク色を、表示画面を介して把握することができる。
また、この発明の情報処理プログラムは、上述した情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。したがって、この発明にかかる情報処理プログラムをコンピュータに実行させることにより、上述した情報処理方法によって得られる動作がコンピュータによって実現される。
また、この発明の記録媒体は、上述した情報処理プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。したがって、この発明にかかる記録媒体に記録された情報処理プログラムをコンピュータによって読み取らせ、実行させることによって、上述した情報処理プログラムの実行によって得られる各種動作が実現される。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプリンタ、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
はじめに、実施の形態のプリンタシステムについて説明する。図示を省略するが実施の形態のプリンタシステムは、プリンタ(図1参照)と、情報処理装置であるホストコンピュータ(図3参照)と、を備えている。プリンタとホストコンピュータとは、相互通信可能に接続されている。
(プリンタのハードウェア構成)
図1は、プリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。まず、プリンタのハードウェア構成について図1を参照して説明する。図1に示すように、プリンタ100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、GRAM(Graphics RAM)104と、EPROM(Erasable and Programmable ROM)105と、入力デバイス106と、ディスプレイ107と、通信I/F(インターフェイス)108と、入力I/F109と、を備えている。プリンタ100が備える各部101〜109は、バス110によって接続されている。
CPU101は、プリンタ100全体の制御を司る。ROM102は、ブートプログラム、情報処理プログラム、プリントプログラムなどのプログラムを記録している。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU101は、RAM103をワークエリアとして使用しながら、ROM102に記録された各種プログラムを実行することによって、プリンタ100の全体の制御を司る。
ここで、ROM102に記録された情報処理プログラムとは、CPU101によって実行されることにより、プリンタ100にセットされたインクの色をホストコンピュータ(図3参照)が備えるディスプレイ上であらわすRGBデータを色ごとに取得させ、取得されたRGBデータをホストコンピュータに送信するように通信I/F108を制御させるプログラムである。
さらに、ROM102に記録された情報処理プログラムとは、CPU101によって実行されることにより、プリンタ100にセットされたインクの色数とホストコンピュータにおいて定義されているインクの色数とが異なる場合に、RGBデータを取得させるプログラムである。
さらに、ROM102に記録された情報処理プログラムとは、CPU101によって実行されることにより、プリンタ100にセットされたインクを識別するインクIDデータを取得させ、上述したように取得されたRGBデータとインクIDデータと関連付けたインク色データをホストコンピュータに送信するように通信I/F108を制御させるプログラムである。
さらに、ROM102に記録された情報処理プログラムとは、CPU101によって実行されることにより、プリンタ100にセットされたインクの残量を色ごとに検出させ、検出されたインクの残量に関するデータとインクIDデータとを関連付けた残量データをホストコンピュータに送信するように通信I/F108を制御させるプログラムである。
また、GRAM104は、即時プリントあるいは出力可能な画像のデータを一時的に記録する。ここで、画像のデータとは、たとえば、ホストコンピュータから送信されたプリント出力用の画像データである。GRAM104は、たとえば、CPU101によって画像のデータを展開する際に使用される。GRAM104としては、たとえば、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)、SGRAM(Synchronous Graphics RAM)、DDR SDRAM(Double Data Rate Synchronous DRAM)などを用いることができる。
また、EPROM105は、インク色テーブル(図2参照)を記録している。インク色テーブルにおいては、プリンタ100にセットされたインクの色をホストコンピュータが備えるディスプレイ(図3参照)上であらわすためのRGBデータと、プリンタ100にセットされたインクごとに設けられたインクIDデータ(コードデータ)とが、関連付けられて記憶されている。
また、入力デバイス106は、各種指示を入力するためのキーを備えており、利用者のキー操作に応じた信号をCPU101へ出力する。ディスプレイ107は、たとえば、入力デバイス106を介して入力される指示内容の概略情報などを表示する。なお、プリンタ100は、ディスプレイ107に加えてあるいは代えて、プリンタ100の動作状態(エラー発生の有無など)を報知する図示しないLEDを備えていてもよい。
また、通信I/F108は、無線あるいは有線を介して、ホストコンピュータとの間で通信をおこない、ホストコンピュータに対してデータを送信したり、ホストコンピュータから送信されたデータを受信したりする。プリンタ100とホストコンピュータとの通信は、ESC/P−Rに準じておこなわれる。ここで、ESC/P−Rとは、セイコーエプソン株式会社が開発したプリンタ制御コードの体系である。
また、入力I/F109は、入力I/F109に接続された残量センサから出力された出力値に応じた検出信号をCPU101に対して出力する。ここで、残量センサとは、プリンタ100にセットされたインクの残量に応じて出力が変化するセンサであり、入力I/F109に接続されている。残量センサは、プリンタ100にセットされたインクの色ごとに設けられている。CPU101は、入力I/F109から出力された検出信号に基づいて、インクの残量を色ごとに検出する。
加えて、図示を省略するが、プリンタ100は、たとえば、印刷をおこなうためのプリンタヘッドや、プリンタヘッドの移動あるいは用紙搬送のためのモータなどの各種の図示しないデバイスを駆動制御するデバイス制御ICを備えている。デバイス制御ICは、デバイス制御ICが制御するデバイスの数に応じて複数設けられている。
図2は、プリンタ100が備えるインク色テーブルを示す説明図である。つぎに、プリンタ100が備えるインク色テーブルについて図2を参照して説明する。図2に示すように、インク色テーブル200においては、上述したインクIDデータを記憶するインクIDエリア210と、プリンタ100にセットされた(あるいはセット可能な)インクの色をホストコンピュータが備えるディスプレイ(図3参照)上であらわすためのRGBデータを記憶するデータ(R,G,B)エリア220と、が確保されている。
すなわち、この発明のプリンタにおける取得手段、通信制御手段、および検出手段によって実現される各種の機能は、図1に示したプリンタ100におけるROM102、RAM103、EPROM105などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU101が所定のプログラムを実行し、プリンタ100における各部を制御することによってその機能を実現する。
(ホストコンピュータのハードウェア構成)
図3は、ホストコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。つぎに、ホストコンピュータのハードウェア構成について図3を参照して説明する。図3に示すように、ホストコンピュータ300は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、メディアドライブ304と、記録メディア305と、音声I/F306と、スピーカ307と、入力デバイス308と、映像I/F309と、ディスプレイ310と、通信I/F311と、を備えている。ホストコンピュータ300が備える各部301〜311は、バス320によって接続されている。
CPU301は、ホストコンピュータ300全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、情報処理プログラムなどの各種プログラムを記録している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU301は、RAM303をワークエリアとして使用しながら、ROM302に記録された各種プログラムを実行することによって、ホストコンピュータ300の全体の制御を司る。
ここで、ROM302に記録された情報処理プログラムとは、CPU301によって実行されることにより、プリンタ100にセットされたインクの色をディスプレイ310上であらわすRGBデータの送信を要求する色彩要求をプリンタ100に送信するように通信I/F311を制御させ、送信要求に応じてプリンタ100から送信されたRGBデータに基づいて、プリンタ100にセットされたインクの色をあらわす画像をディスプレイ310に表示させるプログラムである。
さらに、ROM302に記録された情報処理プログラムとは、CPU301によって実行されることにより、送信要求に応じてプリンタ100から送信されたRGBデータに基づいて、プリンタ100にセットされたインクの色数とホストコンピュータ300において定義されているインクの色数とが一致するか否かを判断させ、プリンタ100にセットされたインクの色数とホストコンピュータ300において定義されているインクの色数とが異なる場合に、プリンタ100にセットされたインクの色をあらわす画像をディスプレイ310に表示させるプログラムである。
さらに、ROM302に記録された情報処理プログラムとは、CPU301によって実行されることにより、プリンタ100にセットされたインクの残量に関するデータが通信I/F311を介して受信された場合、インクの色および残量をあらわす画像をディスプレイ310に表示させるプログラムである。
また、メディアドライブ304は、記録メディア305に対する情報の記録や、記録メディア305に記録された情報の読み出しをおこなう。記録メディア305には、たとえば、インク色テーブル(図4参照)が記録されている。記録メディア305に記録されたインク色テーブルにおいては、図2に示したインク色テーブル200と同様に、上述したRGBデータとインクIDデータとが、関連付けられて記憶されているが、RGBデータは、ホストコンピュータ300において定義されたインクに関するRGBデータのみが記憶されている。
また、音声I/F306は、出力用の音声信号をD/A変換したアナログ信号を、スピーカ307に出力する。スピーカ307は、音声I/F306から出力されたアナログ信号に応じた音声を出力する。
入力デバイス308は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス308は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか1つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
また、映像I/F309は、ディスプレイ310に表示させる画像データを生成し、生成された画像データをディスプレイ310に出力する。映像I/F309は、具体的には、たとえば、ディスプレイ310との間における所定の処理をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像データを一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ310を制御する制御ICなどによって構成される。
また、通信I/F311は、無線あるいは有線を介して、プリンタ100に対してデータを送信したり、プリンタ100から送信されたデータを受信したりする。プリンタ100に対して送信するデータとしては、たとえば、画像データなどがある。上述したようにプリンタ100とホストコンピュータ300との通信はESC/P−Rに準じておこなわれ、プリンタ100に対しては、画像データおよび当該画像データに基づく画像のプリント動作を指示する所定のコマンドを含むデータが送信される。
図4は、ホストコンピュータ300が備えるインク色テーブルを示す説明図である。つぎに、ホストコンピュータ300が備えるインク色テーブルについて図4を参照して説明する。図4に示すように、インク色テーブル400においては、上述したインクIDデータを記憶するインクIDエリア410と、プリンタ100にセットされたインクの色をディスプレイ310上であらわすためのRGBデータを記憶するデータ(R,G,B)エリア420と、が確保されている。
インク色テーブル400において、『02』および『04』というインクIDデータを有するインク色は定義されていないため、データ(R,G,B)エリア420において『02』および『04』というインクIDデータのインクに相当する欄421、422は、空欄となっている。
すなわち、この発明の情報処理装置における通信制御手段、表示制御手段、および判断手段によって実現される各種の機能は、図3に示したホストコンピュータ300におけるROM302、RAM303、記録メディア305などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU301が所定のプログラムを実行し、ホストコンピュータ300における各部を制御することによってその機能を実現する。
(プリンタ100の情報処理手順)
図5は、プリンタ100の情報処理手順を示すフローチャートである。つぎに、プリンタ100の情報処理手順について図5を参照して説明する。図5に示すフローチャートにおいて、まず、ホストコンピュータ300から送信された色数要求を受信したか否かを判断する(ステップS501)。ここで、インク色数要求とは、プリンタ100にセットされたインクの色数(種類数)を、ホストコンピュータ300に通知するように、プリンタ100に対して要求するデータである。
インク色数要求を受信した場合(ステップS501:Yes)には、インク色テーブル200を参照して、プリンタ100にセットされているインクの色数をあらわすインク色数データを取得する(ステップS502)。そして、通信I/F108を制御して、ホストコンピュータ300に対して、生成されたインク色数データを送信して(ステップS503)、ステップS504へ移行する。インク色数要求を受信していない場合(ステップS501:No)には、ステップS504へ移行する。
ステップS504においては、インク色データ要求を受信したか否かを判断する(ステップS504)。ここで、インク色データ要求とは、プリンタ100にセットされたインク色数分のRGBデータを、インクごとにホストコンピュータ300に通知するように、プリンタ100に対して要求するデータである。
インク色データ要求を受信した場合(ステップS504:Yes)には、インク色テーブル200を参照して、インク色ごとに、インク色数分のRGBデータを取得し(ステップS505)、取得されたRGBデータとインクIDデータとを関連付けたインク色データを生成する(ステップS506)。そして、通信I/F108を制御して、ホストコンピュータ300に対して、生成されたインク色データを送信して(ステップS507)、ステップS508へ移行する。インク色データ要求を受信していない場合(ステップS504:No)には、そのままステップS508へ移行する。
そして、残量データ要求を受信したか否かを判断し(ステップS508)、受信していない場合(ステップS508:No)には、ステップS501へ戻る。受信した場合(ステップS508:Yes)には、残量センサの出力値に基づいてインク残量を検出し(ステップS509)、検出結果に基づいて、インクの残量に関するデータとインクIDデータとを関連付けた残量データを生成する(ステップS510)。ここで、インクの残量に関するデータは、たとえば、『30』や『67』などのように、インクタンクがフルに満たされている状態を100%とした場合のパーセンテージをあらわすデータである。
最後に、通信I/F108を制御して、ホストコンピュータ300に対して、ステップS510において生成された残量データを送信して(ステップS511)、一連の処理を終了する。
(ホストコンピュータ300の情報処理手順)
図6は、ホストコンピュータ300の情報処理手順を示すフローチャートである。つぎに、ホストコンピュータ300の情報処理手順について図6を参照して説明する。図6に示すフローチャートにおいて、まず、通信I/F311を制御して、プリンタ100に対して、インク色数要求を送信し(ステップS601)、送信されたインク色数要求に応じたインク色数データを受信するまで待つ(ステップS602:No)。
ステップS602において、ステップS601において送信されたインク色数要求に応じたインク色数データを受信した場合(ステップS602:Yes)には、プリンタ100にセットされたインクの色をディスプレイ310上であらわすRGBデータの送信を要求するインク色データ要求を生成する(ステップS603)。そして、通信I/F311を制御して、プリンタ100に対して、生成されたインク色データ要求を送信する(ステップS604)。
つづいて、ステップS604において送信されたインク色データ要求に応じたインク色データを受信するまで待ち(ステップS605:No)、インク色データ要求に応じたインク色データを受信した場合(ステップS605:Yes)には、受信されたインク色データに基づいて、あらたなインク色テーブルを作成する(ステップS606)とともに、表示用データを初期化する(ステップS607)。
ステップS606においては、図4に示したインク色テーブル400のデータを消去し、ステップS605:Yesにおいて受信されたデータを記録したあらたなインク色テーブルを作成する。その結果、ステップS606においては、図4に示すインク色テーブル400に変えて、図2に示すインク色テーブル200と同じ内容のあらたなインク色テーブルが作成される。すなわち、インク色テーブル400における空欄421、422に該当する色彩データが記録されたあらたなインク色テーブルが作成される。
ステップS607においては、ステップS602:Yesにおいて受信された色数データに基づいて、プリンタ100にセットされたインクの残量を報知するためのポップアップ画面(図7参照)のサイズが、プリンタ100にセットされたインクの色数に応じたサイズになるように、ポップアップ画面の表示サイズを設定する。
そして、通信I/F311を制御して、プリンタ100に対して、残量データ要求を送信する(ステップS608)。ここで、残量データ要求とは、プリンタ100にセットされたインクの残量を、インクごとにホストコンピュータ300に通知するように、プリンタ100に対して要求するデータである。
その後、ステップS608において送信された残量データ要求に応じた残量データを受信するまで待って(ステップS609:No)、受信した場合(ステップS609:Yes)には、受信された残量データに基づいて、表示データを作成し(ステップS610)、作成された表示データを用いて、プリンタ100にセットされたインクの残量を表示する(ステップS611)。ステップS611においては、具体的には、上述したポップアップ画面(図7参照)を、ステップS608において初期化されたサイズでディスプレイ310に表示する。
最後に、ステップS611において表示したポップアップ画面の表示を終了するか否かを判断し(ステップS612)、終了しない場合(ステップS612:No)にはステップS608へ戻り、終了する場合(ステップS612:Yes)には一連の処理を終了する。ステップS612においては、ポップアップ画面の表示を終了する指示操作を入力デバイス308によって受け付けた場合に、ポップアップ画面の表示を終了すると判断する。
ここで、図7は、ディスプレイ310に表示される表示画面の一例を示す説明図である。図7には、上述した図6のステップS611においてディスプレイ310に表示される表示画面700が示されている。図7に示すように、表示画面700には、プリンタ100にセットされたインクの残量を報知するためのポップアップ画面710が表示されている。ポップアップ画面710には、プリンタ100にセットされたインクの色および残量をあらわすインジケータ711〜716が、プリンタ100にセットされたインクの色数分表示されている。
また、ポップアップ画面710には、ポップアップ画面710の表示を終了する際に操作される『閉じる』キー717、『×』キー718が表示されている。上述した図6のステップS612においては、『閉じる』キー717あるいは『×』キー718が操作されたことをもって、ポップアップ画面710の表示を終了する指示操作を受け付けたと判断する。
上述したように、実施の形態によれば、プリント品質の向上を図るためにプリンタ100において使用可能なインクの色数を増やすことに伴って、ホストコンピュータ300において未定義のインク色が発生した場合にも、当該未定義のインク色を含む、プリンタ100にセットされたすべてのインクの色を、ホストコンピュータ300のディスプレイ310を介して報知することができる。
これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難なホストコンピュータ300を利用している場合にも、ホストコンピュータ300の性能に依存することなく、プリント出力結果の品質向上のためにプリンタ100において増やしたインクの色を含む、プリンタ100にセットされたすべてのインクの色を、ホストコンピュータ300のディスプレイ310を介して把握することができる。
また、実施の形態によれば、プリンタ100において使用可能なインクの色数に拘わらず、プリンタ100にセットされたインクの色(種類)を、ホストコンピュータ300のディスプレイ310を介して報知することができる。これによって、利用者は、セットされたインクの色数が同じであっても、色や種類など、インクの構成が異なる複数のプリンタ100を利用する場合にも、各プリンタ100にセットされたインク色を、ホストコンピュータ300のディスプレイ310を介して把握することができる。
また、実施の形態によれば、ホストコンピュータ300において未定義のインク色が発生した場合にも、プリンタ100とホストコンピュータ300との間において、同じ色のインクを同じインクIDデータを用いて定義させることができる。したがって、ホストコンピュータ300において未定義のインク色が発生した場合にも、プリンタ100とホストコンピュータ300との間で一度RGBデータを送信するだけでよく、以降の通信に関わるデータ量を低減して、通信にかかる負担を軽減することができる。これによって、利用者は、ホストコンピュータ300の性能に依存することなく、性能を向上させたプリンタ100を利用することができる。
また、実施の形態によれば、プリント品質の向上を図るためにプリンタ100において使用可能なインクの色数を増やした場合にも、ホストコンピュータ300のディスプレイ310を介して、各インクの残量を色ごとに報知することができる。これによって、利用者は、組込機器のようにプリンタドライバの更新が困難なホストコンピュータ300を利用している場合にも、ホストコンピュータ300の性能に依存することなく、プリント出力結果の品質向上のために増やしたインクを含む各インクの残量を、ホストコンピュータ300のディスプレイ310に表示されたポップアップ画面710におけるインジケータ711〜716を介して把握することができる。
なお、上述した実施の形態においては、プリンタ100にセットされているすべてのインクのインク色データを毎回取得するようにしたが、これに限るものではない。プリンタ100にセットされたインクとホストコンピュータ300のインク色テーブル400に定義されているインクとが一致するか否かを判断するようにしてもよい。
具体的には、たとえば、ホストコンピュータ300は、インク色数データに基づいて、プリンタ100にセットされたインクの色数と、インク色テーブル400に定義されているインクの色数と、が一致するか否かを判断するようにしてもよい。
そして、インク色数データに基づいて、プリンタ100にセットされたインクの色数と、インク色テーブル400に定義されているインクの色数と、が異なる場合に限って、プリンタ100に対して、上述したインク色データ要求を送信するようにしてもよい。
また、この場合、プリンタ100から送信されたインク色データと、図4に示したインク色テーブル400のデータとを比較し、相違するデータのみを更新したあらたなインク色テーブルを作成するようにしてもよい。
このような形態によれば、ホストコンピュータ300において未定義のインク色が発生した場合に限って、当該未定義のインクのインク色データのみを更新することができる。これによって、更新にかかるホストコンピュータ300の処理負担の軽減を図ることができる。
また、具体的には、たとえば、ホストコンピュータ300は、インク色データに基づいて、プリンタ100にセットされたインクの色(種類)と、インク色テーブル400に定義されているインクの色(種類)と、が一致するか否かを判断するようにしてもよい。
そして、インク色データに基づいて、プリンタ100にセットされたインクの色(種類)と、インク色テーブル400に定義されているインクの色(種類)と、が異なる場合に限って、あらたなインク色テーブルを作成するようにしてもよい。
このような形態によれば、ホストコンピュータ300において未定義のインクが発生した場合に限って、あらたなインク色テーブルを作成することができる。これによって、あらたなインク色テーブルの作成にかかるホストコンピュータ300の処理負担の軽減を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
プリンタのハードウェア構成を示すブロック図。 プリンタが備えるインク色テーブルを示す説明図。 ホストコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図。 ホストコンピュータが備えるインク色テーブルを示す説明図。 プリンタの情報処理手順を示すフローチャート。 ホストコンピュータの情報処理手順を示すフローチャート。 ディスプレイに表示される表示画面の一例を示す説明図。
符号の説明
100 プリンタ、108 通信I/F、300 ホストコンピュータ、311 通信I/F

Claims (9)

  1. 表示画面上への画像表示処理をおこなう情報処理装置との間で通信をおこなう通信手段を備え、当該通信手段を介して前記情報処理装置から受信した画像データに基づく画像をプリント出力するプリンタであって、
    前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データと当該プリンタにセットされたインクを識別するコードデータとを色ごとに取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記色彩データと前記コードデータとを関連付けたインク色データを前記情報処理装置に送信するように前記通信手段を制御する通信制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記プリンタにセットされたインクの残量を色ごとに検出する検出手段を備え、
    前記通信制御手段は、
    前記検出手段によって検出されたインクの残量に関するデータと前記コードデータとを関連付けた残量データを前記情報処理装置に送信するように前記通信手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. プリンタとの間で通信をおこなう通信手段を備え、前記プリンタにセットされたインクの残量を表示画面を介して報知する情報処理装置であって、
    前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データと当該プリンタにセットされたインクを識別するコードデータとを関連付けたインク色データの送信を要求する色彩要求を前記プリンタに送信するように前記通信手段を制御する通信制御手段と、
    前記色彩要求に応じて前記プリンタから送信され前記インク色データによって関連付けられた前記色彩データと前記コードデータとに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色数分の色彩データを記憶するインク色テーブルを作成する作成手段と、
    前記作成手段によって作成されたインク色テーブルに基づいて、前記プリンタにセット
    されたインクの色をあらわす画像を前記表示画面に表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記色彩要求に応じて前記プリンタから送信された色彩データに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色数と前記情報処理装置において定義されているインクの色数とが一致するか否かを判断する判断手段を備え、
    前記作成手段は、
    前記判断手段によって判断された判断結果に応じて、前記プリンタにセットされたインクの色数と前記情報処理装置において定義されているインクの色数とが異なる場合に、前記インク色テーブルを作成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記プリンタにセットされたインクの残量に関するデータが前記通信手段を介して受信された場合、インクの色および残量をあらわす画像を前記表示画面に表示することを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 表示画面上への画像表示処理をおこなう情報処理装置との間で通信をおこなう通信手段を備え、当該通信手段を介して前記情報処理装置から受信した画像データに基づく画像をプリント出力するプリンタにおける情報処理方法であって、
    前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データと当該プリンタにセットされたインクを識別するコードデータとを色ごとに取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記色彩データと前記コードデータとを関連付けたインク色データを前記情報処理装置に送信するように前記通信手段を制御する通信制御工程と、
    を含んだことを特徴とする情報処理方法。
  7. プリンタとの間で通信をおこなう通信手段を備え、前記プリンタにセットされたインクの残量を表示画面を介して報知する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記プリンタにセットされたインクの色を前記表示画面上であらわす色彩データと当該プリンタにセットされたインクを識別するコードデータとを関連付けたインク色データの送信を要求する色彩要求を前記プリンタに送信するように前記通信手段を制御する通信制御工程と、
    前記色彩要求に応じて前記プリンタから送信され前記インク色データによって関連付けられた前記色彩データと前記コードデータとに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色数分の色彩データを記憶するインク色テーブルを作成する作成工程と、
    前記作成工程によって作成されたインク色テーブルに基づいて、前記プリンタにセットされたインクの色をあらわす画像を前記表示画面に表示する表示制御工程と、
    を含んだことを特徴とする情報処理方法。
  8. 請求項6または7に記載の情報処理方法における各工程をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  9. 請求項8に記載の情報処理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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