JP4741339B2 - モータの起動電流の制御方法およびそれを利用したディスクドライブ - Google Patents

モータの起動電流の制御方法およびそれを利用したディスクドライブ Download PDF

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Description

本発明は,ディスクドライブのモータの制御方法およびそれを利用したディスクドライブに関する。
従来から,ディスクドライブのモータ制御方法に関して,公開された技術文献としては,特許文献1および2がある。
上記特許文献1には,アクセス時間対電力消費量のテーブルを保存したメモリおよび当該テーブルに基づいて供給電流を制御するマイクロコントローラを備えて,スピンドルモータの初期駆動時に電力消耗を減らすディスクドライブの電力制御技術が提示されている。
上記特許文献2には,電源供給手段から駆動信号生成手段に所定電圧の電源を供給してスピンドルモータを駆動し,上記スピンドルモータの回転に同期された周波数が所定範囲内であるか否かを検出して,当該範囲から逸脱した場合に,上記スピンドルモータの駆動電圧を可変させる技術が提示されている。
例えば,上記スピンドルモータを使用するディスクドライブとしては,ハードディスクドライブ(HDD),CD−ROMドライブ,DVD(Digital Versatile Disk)ドライブがある。
一般的に,ディスクドライブに電源が供給されると,上記ディスクドライブは,ディスクを回転させるために上記スピンドルモータを起動させるための初期化モードを実行する。このとき,停止しているディスクの回転速度を目標速度まで速く到達させるためには,非常に多くの消費電力を必要とする。
図4に示すように,上記スピンドルモータを初期起動させるとき,ディスクドライブは,最も多くの電流を消費する。その結果,スピンドルモータ起動時に消費する過度な電流によって,ディスクドライブに供給される電圧が降下する。このとき,電圧降下が臨界値以上である場合には,ディスクドライブの安定性を保証できないため,図5に示されたように,パワーオンリセット(Power On Reset:POR,図5では,Active Low)を発生させてディスクドライブを再開始させる。
ディスクドライブに供給される電源が不安定であるか,または印刷回路基板(Printed Circuit Board:PCB)での電源線の抵抗成分が大きい場合には,上記電圧降下はより拡大し,上記スピンドルモータ起動時にパワーオンリセットが発生する可能性は,さらに高まる。
米国特許第5,412,809号明細書 特開平8−275579号公報
従来のスピンドルモータの起動電流の制御方法によれば,スピンドルモータ起動時に供給電源の電圧降下が臨界値を超える場合には,上記パワーオンリセットリトライが反復して発生することにより,ディスクドライブが正常に動作できなくなるという問題点があった。
そこで,本発明は,上記問題に鑑みてなされたものであり,本発明の目的とするところは,ディスクドライブのモータ起動時に上記パワーオンリセットの発生有無を判断して,上記ディスクドライブが安定して動作するモータの起動電流を決定することが可能な上記モータの起動電流の制御方法および当該制御方法を利用したディスクドライブを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,ディスクドライブのスピンドルモータ起動時に発生する供給電源の電圧降下によるパワーオンリセットの少なくともリトライ回数を含む履歴情報を管理する過程;及び上記リトライ回数に相応して,スピンドルモータの起動電流を決定するステップと;を含むことを特徴とするモータの起動電流の制御方法が提供される。
上記モータの起動電流に関し,上記リトライ回数が0である場合における,上記モータの起動電流を正常な起動電流値とし,上記リトライ回数が増加するごとに,上記モータの起動電流を上記正常な起動電流値から所定の値だけ低下させるとしてもよい。
上記履歴情報は上記リトライ回数以外にもパワーオンリセットの有無を識別できるリトライ識別データを含む。
上記履歴情報は,記録媒体に記録してもよい。
上記記録媒体が不揮発性メモリであり,かつ,上記モータが正常に起動したときに,上記記録媒体に記録された上記履歴情報を削除する過程をさらに含むとしてもよい。
上記記録媒体は,揮発性メモリであるとしてもよい。
上記モータが正常に起動したときの上記モータの起動電流値を記録するステップをさらに含むとしてもよい。
上記履歴情報を管理する過程は;少なくとも上記記録媒体の初期化を行うパワーオン初期化モードで記録媒体の所定の領域を除く一部または全部の領域を初期化させるステップと;上記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが電源投入時に初期設定されたリトライ識別データと同じであるか否かを判定するステップと;上記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが上記初期設定されたリトライ識別データと一致しなければ,上記記録媒体の所定の領域に,上記リトライ識別データおよびリトライ0回を示すリトライ回数データを記録し,上記記録媒体の所定の領域に記録されたデータと上記初期設定されたリトライ識別データが同じであれば,1回分増加させた上記リトライ回数データを記録するステップと;含むとしてもよい。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,情報を保存するディスクと;上記ディスクを回転させるモータと;上記モータ起動時に発生する供給電源の電圧降下によるパワーオンリセットの少なくともリトライ回数を含む履歴情報を記録する記録媒体と;供給電源の電圧をモニタリングして,上記ディスクドライブの動作が不安定となりうる臨界電圧以下の上記電圧が検出された場合に上記パワーオンリセットを発生させるパワーオンリセット制御信号を生成するリセット判断部と;上記パワーオンリセット制御信号によってパワーオンリセットさせ,パワーオン初期化時に,上記記録媒体の初期化されていない所定の領域に保存された履歴情報を管理し,上記リトライ回数に応じて上記モータの起動電流値を決定するコントローラと;上記コントローラで決定された上記モータの起動電流値に応じて,モータ起動電流を生成させて上記モータに印加するモータドライバと;を備えることを特徴とする,ディスクドライブが提供される。
上記コントローラは,上記リトライ回数が0である場合に,上記モータの起動電流値を正常なモータ起動電流値とし,上記リトライ回数が増加するごとに,上記モータの起動電流値を上記正常なモータ起動電流値から所定の値だけ低下させるとしてもよい。
上記コントローラは,上記記録媒体が不揮発性メモリであり,かつ,上記モータが正常に起動したときに,上記記録媒体に保存された上記履歴情報は消去するとしてもよい。
上記コントローラは,上記記録媒体が揮発性メモリであり,かつ,上記モータが正常に起動したときに,モータ起動電流情報を上記記録媒体に保存するとしてもよい。
上記コントローラは,パワーオン初期化時に,上記記録媒体の所定の領域を除いた一部または全部の領域を初期化し,上記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが初期設定されたリトライ識別データと同じであるか否かを判定し,上記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが初期設定されたリトライ識別データと一致しない場合には,上記記録媒体の所定の領域に,上記リトライ識別データおよびリトライ0回を示すリトライ回数データを記録し,上記記録媒体の所定の領域に保存されたデータが初期設定されたリトライ識別データと同じである場合には,1回分増加させた上記リトライ回数データを上記記録媒体に記録するとしてもよい。
以上説明したように,本発明によれば,上記リトライ識別データから上記パワーオンリセットの有無を識別し,かつ,上記リトライ回数から上記スピンドルモータの起動電流を決定することによって,反復してパワーオンリセットが発生することを防止しつつ,安定してディスクドライブを起動させうる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下では,実施形態の好適な例として,ディスクドライブをHDDに限定して説明する。もちろん,これにより,本発明に適用されるディスクドライブがHDDに限定されるものではない。
図1は,本発明が適用される実施形態の一例であるHDD10の構成を示す図面である。HDD10は,スピンドルモータ14によって回転する少なくとも一つの磁気ディスク12を含んでいる。HDD10は,ディスク表面18に近接して位置した変換器16も含んでいる。
変換器16は,少なくとも一つの磁気ディスク12の磁界を感知または磁化させることによって,回転するディスク12から/に情報を読出/記録できる。一般的に,変換器16は,各ディスク表面18に近接して設置されている。また,図1では,変換器16が単一の変換機であるように示されているが,これは,ディスク12を磁化させるための記録用変換器とディスク12の磁界を感知するための分離された読出用変換器とで構成されており,上記読出用変換器と記録用変換器とが分離された形態でもよい。読出用変換器は,例えば,磁界抵抗(MR:Magneto−Resistive)素子から構成される。通常,変換器16は,ヘッドとも呼ばれる。
変換器16は,スライダ20に一体化されていてもよい。スライダ20は,変換器16とディスク表面18との隙間に空気軸受を生成させる構造になっている。スライダ20は,ヘッドジンバルアセンブリ22に一体化されていてもよい。ヘッドジンバルアセンブリ22は,ボイスコイル26を有するアクチュエータアーム24に付着されていてもよい。ボイスコイル26は,ボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)30を特定するように,マグネチックアセンブリ28に隣接して位置している。ボイスコイル26に供給される電流は,軸受アセンブリ32に対してアクチュエータアーム24を回転させるトルクを発生させる。アクチュエータアーム24の回転は,ディスク表面18を横切る方向に変換器16を移動させる。
一般に,情報は,ディスク12の少なくとも1の環状トラック内に記録される。各トラック34は,複数のセクターを含んでいてもよい。上記セクターは,データフィールドと識別フィールドとを含んでいる。上記識別フィールドは,上記セクターおよび上記トラック(シリンダ)を識別するグレーコードで構成されている。変換器16は,他のトラックから/に情報を読出/記録するために,ディスク表面18を横切る方向に移動する。
図2は,本発明の一実施形態であるHDDの電気的な回路を示す図面である。図2を参照すると,上記HDDは,リセット判断部201,コントローラ202,メモリ203,スピンドルモータドライバ204,スピンドルモータ205,プリアンプ206,記録/判読チャンネル回路207,インターフェース回路208,ボイスコイルモータドライバ209,変換器210およびボイスコイル211を備える。
リセット判断部201は,供給電源の電圧をモニタリングして上記臨界電圧以下の電圧が検出された場合に,変換器210を強制的にパーキング位置に移動させ,コントローラ202をリセットさせるためのパワーオンリセット制御信号を生成させる。
一例として,履歴情報がメモリ203の特定領域0708H〜070aHに記録される場合を想定し,以下,当該想定に基づいて実施形態を例示する。メモリ203の上記特定領域は,図6Aに示されたように,パワーオン初期化時にも初期化されないように設計する。上記履歴情報は,モータ起動時のリトライ識別データおよびリトライ回数データで構成される。例えば,メモリ203の0708H,0709H番地は,リトライ識別データを記録するように割当てられ,070aH番地は,リトライ回数データを記録するように割当てられる。
プリアンプ206は,変換器210で感知された信号を増幅させる増幅回路および変換器210に最適のリード電流を供給するためのリード電流制御回路を備えている。もちろん,ライト電流を供給するためのライト電流制御回路も備えている。
一般に,データリードモードで,HDDは,ディスクから変換器210(一名,ヘッドと称す)によって感知された電気的な信号をプリアンプ206で増幅させて,信号処理を可能にする。次いで,記録/判読チャンネル回路207では,増幅されたアナログ信号をホスト機器(図示せず)が判読できるデジタル信号へと変換した後,さらにストリームデータへと変換して,インターフェース回路208を通じてホスト機器(図示せず)に伝送する。
一般に,データライトモードで,HDDは,インターフェース回路208を通じてホスト機器から入力されたデータを記録/判読チャンネル回路207によって記録チャンネルに適した2進データストリームに変換させた後に,プリアンプ206によって増幅された記録電流を,変換器210を通じてディスクに記録させる。
コントローラ202は,インターフェース回路208を通じてホスト機器から受信されるコマンドを分析し,当該コマンドを実行するように周辺回路を制御する。そして,コントローラ202は,ボイスコイル211に駆動電流を供給するVCMドライバ209にも結合されており,ボイスコイルモータの駆動および変換器210の動作を制御するために,VCMドライバ209に制御信号を供給する。
また,コントローラ202は,供給電源がディスクドライブに供給されるパワーオン初期化時に,メモリ203の初期化されていない上記特定領域で履歴情報を管理し,上記リトライ回数に応じてスピンドルモータの起動電流値を決定するように制御する。
コントローラ202は,上記リトライ回数が0である場合に,スピンドルモータの起動電流値を,正常なスピンドル起動電流値と決定し,上記リトライ回数が増加するごとに,上記スピンドルモータの起動電流値を上記正常なスピンドル起動電流値から所定の値だけ低下させる。
図6Aに示されるように,コントローラ202は,パワーオン初期化モードで,メモリ203の上記特定領域0708H〜070aH番地を除いて初期化させる第1プロセスを実行する。次いで,メモリ203の特定番地0708H,0709Hから読出したデータが上記初期設定されたリトライ識別データ(一例として,55aaH,a5a5H)と同じであるか否かを判定する第2プロセスを実行する。第2プロセスの判定の結果,上記特定番地から読出したデータと電源投入時に初期設定されたリトライ識別データが一致しない場合には,図6Bに示されたように,メモリ203の0708H,0709H番地にリトライ識別データ55aaH,a5a5Hを記録し,070aH番地にリトライ0回を示すリトライ回数データ(一例として,0000H)を記録し,上記特定番地から読出したデータと上記初期設定されたリトライ識別データが同一である場合には,リトライ回数を1増加させたリトライ回数データ(本実施形態においては,1回の増分を1とする。)をメモリ203の070aH番地に記録する第3プロセスを実行する。
コントローラ202は,メモリ203が不揮発性メモリである場合には,スピンドルモータが正常に起動したときのスピンドルモータの起動電流情報をメモリ203の0708Hおよび0709H以外の領域に記録し,メモリ203の0708Hおよび0709Hに保存された履歴情報を消去するように制御しうる。
メモリ203が揮発性メモリである場合,コントローラ202は,スピンドルモータが正常に起動したときのスピンドルモータの起動電流情報をメモリ203の0708H及び0709H以外の領域に保存するように制御しうる。
図3のフローチャートおよび図2のディスクドライブの構成図を参照して,本発明の実施形態にかかるスピンドルモータの起動電流の制御方法について説明する。図3の中では,上記初期設定されたリトライ識別データはIDと表記され,RETRY#は上記リトライ回数を意味する。
ディスクドライブは,電源が供給されたとき,パワーオン初期化モードを実行する(301)。通常,パワーオン初期化モードでメモリ203の一部または全部の領域を初期化される。しかし,本実施形態にかかるディスクドライブでは,図6Aに示されるように,履歴情報を管理するために割当てられた上記特定領域0708H〜070aH番地は除いて初期化されるように設計する。
次いで,メモリ203のリトライ識別データを記録するために割当てられた上記特定番地0708H,0709Hに保存されたデータD(i)を読出す(302)。
メモリ203の上記特定番地0708H,0709Hから読出したデータD(i)と上記初期設定されたリトライ識別データとを比較する(303)。
ステップ303の比較結果,メモリ203の上記特定番地0708H,0709Hから読出したデータD(i)と上記初期設定されたリトライ識別データとが一致していない場合には,メモリ203の上記特定番地0708H,0709Hにリトライ識別データを記録し,メモリ203の070aH番地にリトライ回数0回を表すリトライ回数データ0000Hを記録する(304)。
次いで,スピンドルモータの起動電流を正常なスピンドル起動電流値とする(305)。
一方,ステップ303の比較結果,メモリ203の上記特定番地0708H,0709Hから読出したデータD(i)と上記初期設定されたリトライ識別データとが一致する場合には,メモリ203の070aH番地に保存されているリトライ回数データを読出し,読出したリトライ回数データを1回分増加させた後に,メモリ203の070aH番地に再び記録する(306,307)。これは,スピンドル起動時にパワーオンリセットが既に発生したということを意味する。すなわち,上記スピンドル起動時に過度な電流が消費されれば,これにより,電源電圧が臨界値以下に瞬間的に落ちて,図5に示されたように,パワーオンリセットが発生する。
次いで,メモリ203の070aH番地に記録したリトライ回数データに相応するスピンドル起動電流値を再び決定する(308)。このとき,上記リトライ回数が増加するごとに,スピンドル起動電流値を正常なスピンドル起動電流値から所定の値だけ低下させる。
ステップ305またはステップ308を通じて上記スピンドル起動電流値を決定し,スピンドルモータを起動させる(309)。さらに,上記スピンドルモータを起動させつつ,供給電源の電圧が上記臨界電圧以下に低くなるか否かをモニタリングして,パワーオンリセット発生有無を判定する(310)。
ステップ310の判定結果,パワーオンリセットが発生する場合には,ステップ301に戻して再びパワーオン初期化を実行させる。この場合には,現在設定されているスピンドル起動電流値によっても,供給電源の電圧降下が大きく発生したということを意味する。
ステップ310の判定結果,パワーオンリセットが発生せず,正常にスピンドルモータを起動できた場合には,上記正常起動時のスピンドル起動電流情報をメモリ203の特定領域以外の領域に記録する(311)。これは,パワーオン状態でスピンドルモータを停止させた後に再開始するとき,スピンドル起動電流を決定する際に情報を与えるためである。
次いで,メモリ203がフラッシュメモリのような不揮発性メモリである場合には,メモリ203の上記特定番地0708H,0709Hに記録されたリトライ識別データを消去する(312)。もちろん,メモリ203の070aH番地に保存されているリトライ回数データも共に消してよい。これは,電源オフ後にもデータの内容が残っているため,IDを消して初めて,次の電源オン時に本実施形態の方法を使用できるためである。
しかし,メモリ203が揮発性メモリである場合には,ステップ312を省略できる。
このような方法によって,HDDのスピンドルモータの起動電流を上記リトライ回数に応じて決定することによって,反復して発生するパワーオンリセットの可能性を減らしつつ,安定してスピンドルモータを起動させることができる。
一般に,2,5”以下の外蔵型HDDは,供給電源自体をUSB電源として使用するが,このとき,USB電源は,十分な電流を供給できない場合が多い。該HDDのようにUSB電源を供給電源とするディスクドライブは,USBケーブルのラインが長くて,スピンドルモータ起動時に電圧降下によるパワーオンリセットが発生する可能性が大きい。このような2,5”以下の外蔵型HDD等に本実施形態を適用することによって,スピンドル起動による反復的なパワーオンリセット発生を防止しつつ,安定してスピンドルモータを起動させうる。もちろん,本発明の好適な実施形態としては,供給電源をUSB電源とするものだけでなく,バッテリー駆動等のディスクドライブも含まれる。
本実施形態は,方法,装置,システムとして実行されうる。ソフトウェアとして実行されるとき,本実施形態の構成手段は,必然的に必要な作業を実行するコードセグメントである。プログラムまたはコードセグメントは,プロセッサ判読可能媒体に保存され,または伝送媒体または通信網で搬送波と結合されたコンピュータデータ信号によって伝送されうる。プロセッサ判読可能媒体は,情報を保存または伝送できるいかなる媒体も含む。プロセッサ判読可能媒体の例としては,電子回路,半導体メモリ素子,ROM,フラッシュメモリ,EROM(Erasable ROM),フロッピー(登録商標)ディスク,光ディスク,ハードディスク,光ファイバ媒体,無線周波数(RF:Radio Frequency)網がある。コンピュータデータ信号は,電子網チャンネル,光ファイバ,空気,電界,RF網のような伝送媒体上に伝播されるいかなる信号も含まれる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,モータ制御に適用可能であり,特にディスクドライブのモータ制御方法およびそれを利用したディスクドライブに適用可能である。
本発明の実施形態の一例であるHDDの構成図である。 本発明の実施形態の一例であるHDDの電気的な回路構成図である。 本実施形態によるスピンドルモータの起動電流の制御方法を示すフローチャートである。 スピンドルモータの起動による電流上昇を示すグラフである。 スピンドルモータの起動時に供給電源の電圧降下によるパワーオンリセットの発生を示すグラフである。 本実施形態による電源投入後のメモリの初期化状態を示す図面である。 本実施形態によるメモリの特定領域に割当てられた番地に履歴情報が保存された状態を示す図面である。
符号の説明
201 リセット判断部
202 コントローラ
203 メモリ
204 スピンドルドライバ
303 パワーオンリセットの発生有無を把握するステップ
305,308 スピンドルモータの起動電流を決定するステップ

Claims (8)

  1. ディスクドライブのスピンドルモータ起動時に発生する供給電源の電圧降下によるパワーオンリセットの少なくともリトライ回数を含む履歴情報を管理するステップと
    前記リトライ回数に相応して、スピンドルモータの起動電流を決定するステップと;
    を含み、
    前記モータの起動電流に関し、前記リトライ回数が0である場合における、前記モータの起動電流を正常な起動電流値とし、前記正常な起動電流値から、前記リトライ回数が増加するごとに所定の値ずつ順次前記モータの起動電流を低下させる
    ことを特徴とする、モータの起動電流の制御方法。
  2. 前記履歴情報は前記リトライ回数以外にもパワーオンリセットの有無を識別できるリトライ識別データを含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載のモータの起動電流の制御方法。
  3. 前記モータが正常に起動したときの前記モータの起動電流値を記録するステップを含む
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のモータの起動電流の制御方法。
  4. 前記履歴情報を管理するステップは;
    少なくとも記録媒体の初期化を行うパワーオン初期化モードで前記記録媒体の所定の領域を除く一部または全部の領域を初期化させるステップと;
    前記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが電源投入時に初期設定されたリトライ識別データと同じであるか否かを判定するステップと;
    前記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが前記初期設定されたリトライ識別データと一致しなければ、前記記録媒体の所定の領域に、前記リトライ識別データおよびリトライ0回を示すリトライ回数データを記録し、前記記録媒体の所定の領域に記録されたデータと前記初期設定されたリトライ識別データが同じであれば、1回分増加させた前記リトライ回数データを記録するステップと;
    を含む
    ことを特徴とする、請求項に記載のモータの起動電流の制御方法。
  5. 情報を保存するディスクと;
    前記ディスクを回転させるモータと;
    前記モータ起動時に発生する供給電源の電圧降下によるパワーオンリセットの少なくともリトライ回数を含む履歴情報を記録する記録媒体と;
    供給電源の電圧をモニタリングして、前記ディスクドライブの動作が不安定となりうる臨界電圧以下の前記電圧が検出された場合に前記パワーオンリセットを発生させるパワーオンリセット制御信号を生成するリセット判断部と;
    前記パワーオンリセット制御信号によってパワーオンリセットさせ、パワーオン初期化時に、前記記録媒体の初期化されていない所定の領域に保存された履歴情報を管理し、前記リトライ回数に応じて前記モータの起動電流値を決定するコントローラと;
    前記コントローラで決定された前記モータの起動電流値に応じて、モータ起動電流を生成させて前記モータに印加するモータドライバと;
    を備え
    前記コントローラは、前記リトライ回数が0である場合に、前記モータの起動電流値を正常なモータ起動電流値とし、前記リトライ回数が増加するごとに、前記正常な起動電流値から、前記リトライ回数が増加するごとに所定の値ずつ順次前記モータの起動電流を低下させる
    ことを特徴とする、ディスクドライブ。
  6. 前記コントローラは、前記記録媒体が揮発性メモリであり、かつ、前記モータが正常に起動したときに、モータ起動電流情報を前記記録媒体に保存する
    ことを特徴とする、請求項に記載のディスクドライブ。
  7. 前記コントローラは、
    パワーオン初期化時に、前記記録媒体の所定の領域を除いた一部または全部の領域を初期化し、
    前記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが初期設定されたリトライ識別データと同じであるか否かを判定し、
    前記記録媒体の所定の領域に記録されたデータが初期設定されたリトライ識別データと一致しない場合には、前記記録媒体の所定の領域に、前記リトライ識別データおよびリトライ0回を示すリトライ回数データを記録し、
    前記記録媒体の所定の領域に保存されたデータが初期設定されたリトライ識別データと同じである場合には、1回分増加させた前記リトライ回数データを前記記録媒体に記録する
    ことを特徴とする、請求項に記載のディスクドライブ。
  8. モータのパワーオンリセットリトライ情報を管理するステップと、
    前記パワーオンリセットリトライ情報に基づいて前記モータの起動電流を決定するステップと、
    を含み、
    前記モータの起動電流に関し、リトライ回数が0である場合における、前記モータの起動電流を正常な起動電流値とし、前記正常な起動電流値から、前記リトライ回数が増加するごとに所定の値ずつ順次前記モータの起動電流を低下させる
    ディスクドライブのモータ制御方法。
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