JPH09265725A - ディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知方法 - Google Patents

ディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知方法

Info

Publication number
JPH09265725A
JPH09265725A JP8077547A JP7754796A JPH09265725A JP H09265725 A JPH09265725 A JP H09265725A JP 8077547 A JP8077547 A JP 8077547A JP 7754796 A JP7754796 A JP 7754796A JP H09265725 A JPH09265725 A JP H09265725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
current value
starting
started
maximum current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8077547A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Imai
裕 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8077547A priority Critical patent/JPH09265725A/ja
Priority to US08/785,593 priority patent/US5841260A/en
Publication of JPH09265725A publication Critical patent/JPH09265725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】モータ起動の不具合を高精度で予知する。 【解決手段】モータ3の起動リトライを行う磁気ディス
ク装置において、CPU10は、初期電流値i1で起動
できたならI1カウンタ121を、最大電流値i5での
最初の試行で起動できたならI5カウンタ122を、最
大電流値i5での2回目以降の試行で起動できたならI
5Rカウンタ123を、それぞれインクリメントする。
CPU10は、モニター値保存処理において、ディスク
1のシステムエリアに確保された記録領域111〜11
3の記録値にカウンタ121〜123の値を加算する。
CPU10はホスト装置から特定コマンドを受信する
と、記録領域111〜113に記録された起動電流値別
のモータ起動回数から装置が危険な状態にあるか否かを
判断し、その結果をホスト装置に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、故障予知機能を持
つディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、装置の故障を事前に予知する機能
(故障予知機能)を有する磁気ディスク装置が開発され
ている。この故障予知機能は、磁気ディスク装置内の故
障に関係し得る事象をモニターし、そのモニター値から
装置の故障を予知するものである。モニター値は、装置
が危険な状態であるか否かを判断するためのデータであ
り、代表的なものに、通電時間、モータの起動/停止
(Start/Stop)回数などがある。
【0003】この種の故障予知機能を有する磁気ディス
ク装置には、モータの起動リトライ回数をモニター(カ
ウント)するものも存在する。ここでモータの起動リト
ライについて述べる。
【0004】まず近年の磁気ディスク装置では、電力消
費を抑えるために、モータ起動を予め定められた比較的
小さな値の起動電流値(初期電流値)で行うようになっ
ている。もし、初期電流値でのモータ起動に失敗したな
らば、モータ起動に成功するまで、起動電流値を段階的
に上げながらモータ起動動作を繰り返し試みる。この起
動電流値を段階的に上げながらのモータ起動の試み(再
試行)が起動リトライと呼ばれる。この起動リトライで
の起動電流値には上限があり、その上限の電流値である
最大電流値でのモータ起動に失敗した場合には、その最
大電流値でのモータ起動動作が、一定回数を上限として
モータ起動に成功するまで繰り返し試みられる。
【0005】以上に述べた起動リトライの回数をモニタ
ー(カウント)する従来の磁気ディスク装置では、その
モニター値(カウント値)から、磁気ヘッドと磁気ディ
スクが吸着するといった致命的な状況に至る前に、モー
タの起動の不具合を事前に予知することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら本発明者
は、例えば複数のディスク装置での起動リトライ回数が
同じであっても、モータの起動の不具合の危険度は同じ
であるとは限らないことを認識するに至った。その理由
は、モータを実際に起動できた際の起動電流値(起動可
能電流値)が、ヘッドとディスクとの摩擦係数に強く関
係しており、吸着等のディスク装置での故障と因果関係
にあることによる。このため、たとえ同じ起動リトライ
回数であっても、比較的低い電流で起動できた回数の占
める割合が多いのと、最大電流まで上げて起動できた回
数の占める割合が多いのとでは、危険度が異なる。同様
に、起動リトライ回数が少なくても、起動リトライ回数
が多い場合よりモータの起動の不具合の危険度が少ない
とは限らない。
【0007】したがって、上述した起動リトライの回数
をカウントし、そのカウント値をモニター値として、モ
ータの起動の不具合を予知する従来方式では、不具合発
生の危険度のレベルが把握できず、モータ起動の不具合
に関する精度の高い予知を行うことは困難である。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、モータの起動リトライ時に段階的に大き
くしている起動電流値がディスクとヘッドとの間の吸着
と因果関係が深いことから、モータの起動回数を起動電
流値別にモニターすることで、モータ起動の不具合を高
精度で予知することができるディスク装置及び同装置に
おけるモータ起動不良予知方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクを高
速回転するモータの起動に際しては、予め定められた初
期電流値によるモータ起動を行い、この初期電流値での
モータ起動に失敗した場合には、予め定められた最大電
流値を上限としてモータ起動に成功するまで、起動電流
値を段階的に上げながらモータ起動動作を行い、最大電
流値でのモータ起動に失敗した場合には、その最大電流
値でのモータ起動動作を、一定回数を上限としてモータ
起動に成功するまで繰り返すディスク装置に、上記モー
タの起動回数を予め定められた起動電流値別にモニター
するためのモニター手段と、このモニター手段によりモ
ニターされた起動電流値別のモータ起動回数から、モー
タ起動不良に関して上記装置が危険な状態にあるか否か
を判断する判断手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】このディスク装置においては、ディスクと
ヘッドとの間の吸着と因果関係の深いモータ起動時の起
動電流値を考慮して、予め定められた起動電流値別に、
その起動電流値で実際にモータが起動された回数(モー
タ起動回数)がモニターされて、そのモニターされた起
動電流値別のモータ起動回数からモータ起動不良に関し
て装置が危険な状態にあるか否かが判断されるため、単
に起動リトライ回数だけで判断していた従来技術に比べ
て、モータ起動の不具合に関する精度の高い予知を行う
ことが可能となる。
【0011】また、上記の判断に際して、起動電流値別
のモータ起動回数に、その起動電流値に固有の重みを付
けて、装置の危険度の評価値を算出するようにし、その
評価値と予め定められた閾値とをもとに危険度の判断を
行うならば、モータ起動の不具合に関するより精度の高
い予知が可能となる。
【0012】特に、上記モニター手段によるモニターの
対象に、吸着に関して最悪のモータ起動となる最大電流
値での2回目以降の試行で起動した回数(第1のモータ
起動回数)、これに続く悪い状態でのモータ起動となる
最大電流値での最初の試行で起動した回数(第2のモー
タ起動回数)を含めるならば、モータ起動の不具合に関
する予知精度を更に高めることが可能となる。
【0013】更に、上記モニター手段によるモニターの
対象に、上記第1及び第2の起動回数の他に、吸着に関
して最も好ましいモータ起動となる初期電流値でのモー
タ起動回数(第3のモータ起動回数)も含め、装置の危
険度の評価値の算出に際して、上記第1のモータ起動回
数には第1の符号の第1の重みを、上記第2のモータ起
動回数には当該第1の重みより絶対値が小さい第1の符
号の第2の重みをそれぞれ付けると共に、上記第3のモ
ータ起動回数には第1の符号とは異なる第2の符号の重
みを付けるようにするならば、モータ起動の不具合に関
する予知精度をより一層高めることが可能となる。その
理由は、上記の重み付けにより、初期電流値で起動でき
る良好な状態が続く場合には、上記評価値を危険度が少
ない方向に補正できることによる。もし第3の起動回数
をモニターせず、上記のような重み付けを行わないなら
ば、最大電流値での最初の試行や2回目以降の試行での
モータ起動が極めてまれにしか発生しなくても、上記評
価値は危険度が多い方向に変化していくため、実際には
危険でなくても危険と判断される可能性がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0015】図1において、1はデータが記録される媒
体(メディア)であるディスク(磁気ディスク)、2は
ディスク1へのデータ書き込み(データ記録)及びディ
スク1からのデータ読み出し(データ再生)に用いられ
るヘッド(磁気ヘッド)である。このヘッド2は、ディ
スク1の各データ面に対応してそれぞれ設けられる。
【0016】ディスク1の両面には同心円状の多数のト
ラックが形成され、各トラックには、位置決め制御等に
用いられる(シリンダ番号を示すシリンダデータ及びシ
リンダデータの示すシリンダ内の位置誤差を波形の振幅
で示すためのバーストデータを含む)サーボデータが記
録された複数のサーボ領域が等間隔で配置されている。
これらのサーボ領域は、ディスク1上では中心から各ト
ラックを渡って放射状に配置されている。サーボ領域間
はユーザ領域となっている。そして、1つのサーボ領域
とそれに続く1つのユーザ領域とで1つのサーボセクタ
が構成されている。各サーボセクタのユーザ領域には、
複数のデータセクタが設定される。
【0017】各ディスク1の各面の所定領域には、それ
ぞれシステムエリアが割り当てられている。このシステ
ムエリアは、データエリアとは別の領域に設定されてお
り、対応するディスク面のディフェクトの情報(ディフ
ェクトリスト)、パスワード情報等の保存に用いられ
る。
【0018】各システムエリアの所定領域(所定セク
タ)には、図2に示すように、スピンドルモータ(SP
M)3の起動回数(モータ起動回数)を予め定められた
起動電流値毎に記録するためのモータ起動回数記録領域
(モニター値記録領域)110が確保されている。この
モータ起動回数記録領域110は、最小電流値でのモー
タ起動回数I1を記録するI1記録領域111と、最大
電流値での最初の試行で起動した回数(モータ起動回
数)I5を記録するI5記録領域112と、最大電流値
での2回目以降の試行で起動した回数(モータ起動回
数)を記録するI5R記録領域113からなる。ここ
で、モータ起動回数記録領域110を、各ディスク1の
各面に割り当てられている全てのシステムエリアにそれ
ぞれ確保しているのは、モータ起動回数I1,I5,I
5Rのバックアップを持たせるためであるが、バックア
ップが必要ないならば、1つのシステムエリアだけに確
保するようにしても構わない。
【0019】ディスク1はスピンドルモータ(SPM)
3により高速に回転する。ヘッド2はキャリッジ4と称
するヘッド移動機構に取り付けられて、このキャリッジ
4の移動によりディスク1の半径方向に移動する。キャ
リッジ4は、ボイスコイルモータ(VCM)5により駆
動される。
【0020】スピンドルモータ3及びボイスコイルモー
タ5は、モータドライバ6に接続されている。モータド
ライバ6は、スピンドルモータ3に制御電流を流して当
該モータ3を駆動する他、ボイスコイルモータ5に制御
電流を流して当該モータ5を駆動する。この制御電流の
値(制御量)は、CPU(マイクロプロセッサ)10の
計算処理で決定され、例えばディジタル値で与えられ
る。
【0021】各ヘッド2はフレキシブルプリント配線板
(FPC)に実装されたヘッドIC7と接続されてい
る。ヘッドIC7は、ヘッド2の切り替え、ヘッド2と
の間のリード/ライト信号の入出力等を司るもので、ヘ
ッド2で読み取られたアナログ出力を増幅するヘッドア
ンプ71を有する。
【0022】ヘッドIC7はリード/ライトIC(リー
ド/ライト回路)8と接続されている。リード/ライト
IC8は、大別して、ユーザデータを処理するためのエ
ンコード/デコード機能と、サーボデータを処理するた
めの信号処理機能とを有する。
【0023】リード/ライトIC8は、ヘッド2により
ディスク1から読み出されてヘッドIC7内のヘッドア
ンプ71で増幅されたアナログ出力(ヘッド2のリード
信号)を入力し、データ再生動作に必要な信号処理、例
えばアナログ出力からNRZのデータに変換してディス
クコントローラ(HDC)14に転送する信号処理をデ
コード機能により行う。また、リード/ライトIC8
は、データ記録動作に必要な信号処理、例えばHDC1
4から送られてきたNRZデータ(ライトデータ)を変
調してディスク1に書き込むデータ(例えば2−7、1
−7変調データ)に変換しヘッドIC7に送る信号処理
をエンコード機能により行う。
【0024】リード/ライトIC8はまた、上記した通
常のユーザデータの記録再生処理の他に、ヘッド位置決
め制御等のサーボ処理に必要なサーボデータの再生処理
を信号処理機能により実行する。即ちリード/ライトI
C8は、ヘッド2により読み出されたサーボ領域のサー
ボデータを処理してシリンダデータを含むデータパルス
をサーボ処理回路9に出力する。またリード/ライトI
C8は、(サーボデータ中の)バーストデータのピーク
をサンプルホールドし、サーボ処理回路9に出力する。
【0025】サーボ処理回路9は、リード/ライトIC
8からのデータパルス及びバーストデータを受けてサー
ボ処理に必要な信号処理を実行する。即ちサーボ処理回
路9は、リード/ライトIC8からのデータパルスから
シリンダデータ(シリンダ番号)等を抽出・復号するデ
コード機能、及びライトゲート等のタイミング生成機能
を有する。またサーボ処理回路9は、リード/ライトI
C8からのバーストデータ(アナログ信号)をA/D
(アナログ/ディジタル)変換してCPU10に出力す
るA/D変換機能も有する。サーボ処理回路9は、例え
ばゲートアレイ(GA)を用いて構成されている。
【0026】CPU10は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU10は、ROM11に
格納されている制御用プログラム(ファームウェア)に
従って磁気ディスク装置内の各部を制御する。このCP
U10による制御には、サーボ処理回路9により抽出さ
れたサーボデータ(中のシリンダデータ及びバーストデ
ータ)に従って(モータドライバ6を介してボイスコイ
ルモータ5を駆動制御することで)ヘッド2を目的位置
に移動させるための位置決め制御、HDC14を制御す
ることによるリード/ライトデータの転送制御、更には
スピンドルモータ3の起動制御等がある。
【0027】CPU10によるスピンドルモータ3の起
動制御(モータ起動制御)では、まず初期電流値i1で
モータ起動動作が行われ、もし初期電流値i1でのモー
タ起動に失敗した場合には、モータ起動に成功するま
で、起動電流を段階的に上げながらモータ起動動作を繰
り返す起動リトライが行われる。ここでは、初期電流値
(最小電流値)i1から最大電流値i5まで、i1→i
2→i3→i4→i5のように段階的上げられる。この
起動リトライでは、最大電流値i5まで上げてもモータ
起動できなかった場合には、その最大電流値i5でのモ
ータ起動動作が、一定回数Nを上限としてモータ起動に
成功するまで繰り返し試みられる。
【0028】CPU10は、スピンドルモータ3が起動
された際の起動電流値別に、その電流値でのモータ起動
回数を故障予知のためのモニター値として記録し、その
モニター値からスピンドルモータ3の不具合発生を事前
に予知する故障予知機能を有している。但し本実施形態
では、全ての起動電流値毎にモータ起動回数を記録する
のではなく、予め定められた起動電流値毎のモータ起動
回数、具体的には、最小電流値i1でのモータ起動回数
I1、最大電流値i5での1回目の試行で起動した回数
(モータ起動回数)I5、及び最大電流値i5での2回
目以降の試行で起動した回数(モータ起動回数)I5R
の3種だけを記録するようにしている。なお、以降の説
明では、I5Rに対応する最大電流値(起動電流値)i
5を、I5に対応する最大電流値(起動電流値)i5と
区別するために、i5Rと呼ぶこともある。
【0029】CPU10には、磁気ディスク装置内の各
部を制御するための制御用プログラム(ファームウェ
ア)が格納されている不揮発性メモリとしてのROM1
1と、CPU10のワーク領域、CPU10が使用する
パラメータ類の記憶領域等を提供する書き替え可能メモ
リとしてのRAM12とが接続されている。
【0030】RAM12の所定領域には、上記I1(の
増加分)をカウントするための起動回数カウンタ(I1
カウンタ)121と、上記I5(の増加分)をカウント
するための起動回数カウンタ(I5カウンタ)122
と、上記I5R(の増加分)をカウントするための起動
回数カウンタ(I5Rカウンタ)と、更新フラグ(F)
124の領域が確保されている。このフラグ124は、
カウンタ121〜123の内容がディスク1のシステム
エリアに設けられた記録領域111に反映済みであるか
(フラグオフの場合)否か(フラグオンの場合)を示
す。カウンタ121〜123及び更新フラグ124は、
磁気ディスク装置のパワーオン時に“0”クリアされ
る。
【0031】CPU10にはまた、磁気ディスク装置の
制御用のパラメータが保存される書き替え可能な不揮発
性メモリとしてのEEPROM13と、ディスクコント
ローラ(HDC)14とが接続されている。
【0032】ディスクコントローラ(HDC)14は、
ホスト装置(図示せず)との間のコマンド、データの通
信を制御すると共に、リード/ライトIC8(を介して
ディスク1)との間のデータの通信を制御する。このH
DC14には、リード/ライトデータがキャッシュ方式
で格納される、例えばRAM等で構成されるバッファメ
モリ(バッファRAM)15と、ホストインタフェース
16とが接続されている。ホストインタフェース16
は、HDC14とホスト装置とのインタフェースをなし
ており、HDC14は当該ホストインタフェース16を
介してホスト装置との間のコマンド、データの通信を行
う。
【0033】次に、図1の構成の動作を説明する。ま
ず、図1の構成のモータ起動時(スピンドルモータ3の
起動時)の処理(モータ起動処理)について図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0034】CPU10は、磁気ディスク装置のパワー
オン時(電源投入時)、或いは装置が待機状態にあるス
タンバイモードから(ホスト装置により与えられるリー
ド/ライトコマンドを受けて)ディスクアクセスを行う
必要がある場合、スピンドルモータ3を起動するため
に、ROM11に格納されているファームウェア中のモ
ータ起動ルーチンを次のように実行する。
【0035】まずCPU10は、スピンドルモータ3を
起動するための予め定められた初期電流値(最小電流
値)i1(に見合った制御量)をモータドライバ6に設
定し(ステップS1)、このドライバ6からスピンドル
モータ3に対して設定値に対応した量のモータ起動電流
(制御電流)を供給させることで、当該モータ3を起動
するモータ起動制御を行う(ステップS2)。
【0036】次にCPU10は、このモータ起動制御に
よりスピンドルモータ3が起動した場合には、即ちモー
タ起動に成功した場合には(ステップS3)、RAM1
2内のカウンタ(起動回数カウンタ)のうち、その起動
成功時の起動電流値に対応するカウンタを1だけインク
リメントすると共に更新フラグ124を(カウンタ12
1〜123の内容がディスク1の各面毎に確保されたシ
ステムエリア中の記録領域111〜113に反映されて
いないことを示す)オン状態(ここではオール“1”の
状態)に設定する(ステップS4)。上記のように、最
小電流値i1で起動できた場合には、I1カウンタ12
1がインクリメントされる。
【0037】これに対し、ディスク1とヘッド2との間
の摩擦力が大きくてスピンドルモータ3が起動しなかっ
た(モータ起動失敗時の)場合には、CPU10は現在
設定してあるモータ起動電流値が予め定められた最大電
流値i5であるか否かを判断し(ステップS5)、この
例のように最大電流値i5でないならば、モータドライ
バ6に設定する電流値を例えば所定量だけ増加して(ス
テップS6)、スピンドルモータ3を起動させるための
モータ起動制御を再度行う(ステップS2)。ここで
は、現在のモータ起動電流値が最小電流値i1であるこ
とから、電流値i2が設定される。
【0038】以下同様にして、モータ起動に成功しない
限り(ステップS3)、モータ起動電流値をi2→i3
→i4→i5のように最大電流値まで段階的に上げなが
ら、スピンドルモータ3を起動させるための起動リトラ
イ(ステップS6,S2)が繰り返される。
【0039】このようにして、最大電流値i5での最初
のモータ起動制御(最大電流値i5での1回目の試行)
によりスピンドルモータ3が起動した(モータ起動成功
時の)場合には(ステップS3)、CPU10は、その
最大電流値i5に対応するRAM12内のI5カウンタ
122を1だけインクリメントすると共に更新フラグ1
24をオンする(ステップS4)。なお、電流値i2,
i3,i4のいずれかでスピンドルモータ3が起動した
場合には、ステップS4はスキップされる。
【0040】これに対し、最大電流値i5でのモータ起
動制御でもスピンドルモータ3が起動しなかった(モー
タ起動失敗時の)場合には(ステップS3)、CPU1
0は、その最大電流値i5でのモータ起動制御の回数が
一定回数Nに達しているか否かを調べ(ステップS
7)、一定回数Nに達していないならば、その最大電流
値i5、即ち最大電流値i5R(現在設定されている起
動電流値)でモータ起動の再試行を行う(ステップS
2)。
【0041】以下同様にして、モータ起動に成功しない
限り(ステップS3)、最大電流値i5R(=i5)に
上げた状態でのモータ起動制御が繰り返される(ステッ
プS5,S7,S2)。
【0042】この繰り返しによりスピンドルモータ3が
起動した場合、即ち最大電流値i5での2回目以降の試
行で、言い換えれば最大電流値i5Rでの試行でスピン
ドルモータ3が起動した場合には(ステップS3)、C
PU10は、その起動リトライでの最大電流値i5Rに
対応するRAM12内のI5Rカウンタ123を1だけ
インクリメントすると共に更新フラグ124をオンする
(ステップS4)。
【0043】CPU10は、モータ起動成功によりRA
M12内のカウンタ121〜123のいずれかをインク
リメントすると、モータ起動処理以外の初期化処理を経
てディスクアクセス可能なメインルーチンに進む。
【0044】またCPU10は、装置の電源がオフされ
るまでの予め定められたタイミングで、その時点におけ
るRAM12内のカウンタ121〜123の内容をディ
スク1のシステムエリアに確保された(モータ起動回数
記録領域110内の)記録領域111〜113に反映さ
せる処理(起動回数保存処理)を、図4のフローチャー
トに従って次のように行う。
【0045】まずCPU10は、RAM12内の更新フ
ラグ124を参照し、当該フラグ124がオン状態にあ
るか否かを調べる(ステップS11)。もし、更新フラ
グ124がオン状態(オール“1”状態)にあれば、C
PU10は、カウンタ121〜123の少なくとも1つ
の値は変化しており、且つその変化分がモータ起動回数
記録領域110に反映されていないものと判断する。
【0046】この場合、CPU10は、I1カウンタ1
21の値をI1記録領域111の記録値(最小電流値i
1でのモータ起動回数I1)に、I5カウンタ122の
値をI5記録領域112の記録値(最大電流値i5での
モータ起動回数I5)に、そしてI5Rカウンタ123
の値をI5R記録領域113の記録値(最大電流値i5
Rでの起動回数I5R)に、それぞれ加算して、各記録
領域111〜113の記録内容を更新する(ステップS
12)。なお本実施形態において、モータ起動回数記録
領域110は、各ディスク1の各面に割り当てられたシ
ステムエリアにそれぞれ確保されており、上記ステップ
S12の更新処理は、全てのシステムエリア上のモータ
起動回数記録領域110に対して行われる。
【0047】CPU10は、モータ起動回数記録領域1
10内の各記録領域111〜113の記録内容を更新す
ると、即ち記録領域111〜113にカウンタ121〜
123の内容を反映させると、各カウンタ121〜12
3及び更新フラグ124を“0”クリアする(ステップ
S13)。
【0048】一方、参照した更新フラグ124がオフ状
態(“0”クリア状態)にあれば、CPU10は、カウ
ンタ121〜123の値はいずれも変化しておらず、し
たがってカウンタ121〜123の内容を記録領域11
1〜113に反映させる必要はないものとして、そのま
ま図2のフローチャートの処理(起動回数保存処理)を
終了する。
【0049】このように、更新フラグ124を設け、カ
ウンタ121〜123のいずれかがインクリメントされ
た場合にのみ当該フラグ124をオンして、そのカウン
タの内容をモータ起動回数記録領域110に反映する必
要があることを示すようにすることで、カウンタ121
〜123のいずれもインクリメントされていないにも拘
らず、当該カウンタ121〜123の内容を記録領域1
11〜113に反映させる処理(ステップS12,S1
3)を行う無駄の発生を防ぐことができる。この効果
は、本実施形態においては、起動回数カウントの対象外
となる起動電流値I2〜I4でスピンドルモータ3が起
動できた場合に現れる。
【0050】なお、更新フラグ124を設けずに、カウ
ンタ121〜123の値が変化しているか否かに無関係
に、カウンタ121〜123の内容を記録領域111〜
113に反映させてカウンタ121〜123をクリアす
るようにしても構わない。この場合、無駄な起動回数保
存処理が発生する可能性があるものの、更新フラグ12
4の領域を確保するする必要はなくなる。
【0051】次に、ホスト装置から図1の磁気ディスク
装置に対して、ディスク1の状態をチェックするための
特定コマンドが発行された場合の動作を、図5のフロー
チャートを参照して説明する。
【0052】まず、ホスト装置から発行された上記特定
コマンドは、ホストインタフェース16を介してHDC
14で受信され、CPU10に渡される。CPU10
は、ホスト装置からの上記特定コマンドを受け取ると、
RAM12内の更新フラグ124を参照し、当該フラグ
124がオン状態にあるか否かを調べる(ステップS2
1)。
【0053】もし、更新フラグ124がオン状態(オー
ル“1”状態)にあれば、CPU10は、カウンタ12
1〜123の少なくとも1つの値は変化しており、且つ
その変化分がモータ起動回数記録領域110に反映され
ていないものと判断する。
【0054】この場合、CPU10は、ディスク1のシ
ステムエリアの記録領域111,112,113に記録
されている起動電流値i1,i5,i5R毎の起動回数
と、RAM12内のカウンタ121,122,123の
示す起動電流値i1,i5,i5R毎の起動回数(の変
化分)とを読み込み(ステップS22)、対応する起動
回数同士を加算することで、現時点までの起動電流値i
1,i5,i5R毎の起動回数I1,I5,I5Rの累
計値を算出する(ステップS23)。
【0055】一方、参照した更新フラグ124がオフ状
態(“0”クリア状態)にあれば、CPU10は、カウ
ンタ121〜123の値はいずれも変化しておらず、カ
ウンタ121〜123の内容を記録領域111〜113
に反映させる必要はないものと判断する。この場合、C
PU10は、ディスク1のシステムエリアの記録領域1
11,112,113の記録値を、現時点までの起動電
流値i1,i5,i5R毎の起動回数I1,I5,I5
Rの累計値であるとして読み込む(ステップS24)。
【0056】このように、更新フラグ124を設け、カ
ウンタ121〜123のいずれかがインクリメントされ
た場合にのみ当該フラグ124をオンして、そのカウン
タの内容をモータ起動回数記録領域110に反映する必
要があることを示すようにすることで、カウンタ121
〜123のいずれもインクリメントされていないにも拘
らず、即ち記録領域111〜113の内容が現時点まで
の起動電流値i1,i5,i5R毎の起動回数I1,I
5,I5Rを示しているにも拘らずに、カウンタ121
〜123の値と記録領域111〜113の値とを加算す
る無駄の発生を防ぐことができる。
【0057】CPU10は、ステップS23またはステ
ップS24を実行すると、その実行により取得した現時
点までの起動電流値i1,i5,i5R毎の起動回数I
1,I5,I5Rに予め定められている重みを付けて、
ディスク1の危険度を評価するための評価値Mを算出す
る(ステップS25)。
【0058】次にCPU10は、算出した評価値Mと予
めROM11(またはEEPROM13)に格納されて
いる閾値とを比較し(ステップS26)、評価値Mが閾
値より小さい場合にはディスク1が危険状態にあると判
断して、その旨を予め定められたコマンド仕様に従って
(HDC14及びホストインタフェース16を介して)
ホスト装置に通知する(ステップS27)。これに対
し、評価値Mが閾値以上の場合には、CPU10は、デ
ィスク1が危険状態にないことを予め定められたコマン
ド仕様に従ってホスト装置に通知する(ステップS2
8)。
【0059】本実施形態では、危険度の評価値Mは、次
式 M=100−(I5R×0.5) −(I5×0.25)+(I1×0.02) …(1) に従って算出され、閾値30未満の場合に危険と判断さ
れる。
【0060】上記式では、I5R、即ち起動電流値i5
Rでの起動回数(最大電流値i5での2回目以降の試行
で起動した回数)I5Rには、最悪の状態でのモータ起
動回数であることから、評価値Mを最も大きく減少させ
る方向に作用する絶対値が最大の負の重み(−0.5)
が付けられている。またI5、即ち起動電流値i5での
起動回数(最大電流値i5での最初の試行で起動した回
数)I5には、I5Rに続く悪い状態でのモータ起動回
数であることから、I5Rに対する重みの次に絶対値が
大きい負の重み(−0.25)が付けられている。ま
た、I1、即ち起動電流値(最小電流値)i1で起動し
た回数I1には、最も良好な状態でのモータ起動回数で
あることから、評価値Mを増加する方向に作用する正の
重み(+0.02)が付けられている。
【0061】このように、I5,I5RとI1とで重み
の符号を変えることで、初期電流値i1で起動できる良
好な状態が続く場合には、評価値Mを増加させて、危険
であるとの判断基準値(閾値)から離れるようにするこ
とができる。もし、このような異符号による重み付けを
行わないならば、最大電流値での最初の試行や2回目以
降の試行でのモータ起動が極めてまれにしか発生しなく
ても、評価値Mが減少する一方となって、危険であると
の判断基準値(閾値)に近づく不具合が生じる。
【0062】なお、上記評価値算出式(と式中の重み)
及び閾値は、事前に、磁気ディスク装置の電源のオン/
オフの繰り返しテストであるCSS(Contact Start St
op)テストにより得られたI1,I5,I5Rの危険度
の結果から割り出されたものであるが、あくまでも一例
であり、これに限られるものではない。
【0063】また、本実施形態では、危険度の評価に、
起動電流値i5R,i5,i1での起動回数I5R,I
5,I1を用いた場合について説明したが、i1とi5
(=i5R)の間の電流値i2,i3,i4で起動した
回数も記録して、危険度の評価に利用することで、より
細かいレベルで危険度を評価することも可能である。こ
の場合、i2,i3,i4で起動した回数に付ける重み
の符号をどのようにするかは、実験的に決定すればよ
い。
【0064】また、本実施形態では、起動回数I1,I
5,I5Rの記録のために、高速アクセスが困難なディ
スク1へのアクセスの発生回数を少なくするように、通
常はRAM12内のカウンタ121,122,123で
起動回数I1,I5,I5R(正確には、前回の記録領
域111,112,113への記録時以降の、起動回数
I1,I5,I5Rの変化分)をカウントしておき、装
置の電源がオフされるまでの予め定められたタイミング
で、その時点におけるカウンタ121〜123の内容を
ディスク1のシステムエリアに確保された記録領域11
1〜113に反映させるものとしたが、これに限るもの
ではない。例えば、更新処理の回数が増加するものの、
起動電流値i1,i5,i5Rのいずれかでスピンドル
モータ3が起動する都度、記録領域111〜113のう
ちの対応する記録領域の値(起動回数)を更新する(1
インクリメントする)ようにしても構わない。
【0065】この他、起動電流値毎の起動回数(I1,
I5,I5R)の記録またはバックアップに、EEPR
OM13を用いるようにしても構わない。また、カウン
タ121〜123、更には更新フラグ124の領域を、
RAM12ではなくて、バッファメモリ15に確保する
ようにしても構わない。
【0066】以上は、磁気ディスク装置に適用した場合
について説明したが、本発明は、光磁気ディスク装置、
CD−ROM装置など、記録媒体にモータにより高速回
転するディスクを用いたディスク装置全般に適用可能で
ある。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、モ
ータの起動回数を、ディスクとヘッドとの間の吸着と因
果関係が深い起動電流値別にモニターするようにしたの
で、そのモニター値をもとにモータ起動の不具合を高精
度で予知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】ディスク1のシステムエリアに確保されたモー
タ起動回数記録領域110のデータ構造例を示す図。
【図3】同実施形態におけるモータ起動時の処理を説明
するためのフローチャート。
【図4】同実施形態における起動回数保存処理を説明す
るためのフローチャート。
【図5】同実施形態における特定コマンド(ディスク1
の状態チェックのためのコマンド)受信時の処理を説明
するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ディスク、 2…ヘッド、 3…スピンドルモータ(SPM)、 10…CPU(モニター手段、判断手段)、 11…ROM、 12…RAM、 13…EEPROM、 14…ディスクコントローラ(HDC)、 15…バッファメモリ、 110…モータ起動回数記録領域、 111…I1記録領域、 112…I5記録領域、 113…I5R記録領域、 121…I1カウンタ、 122…I5カウンタ、 123…I5Rカウンタ、 124…更新フラグ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより高速回転する記録媒体とし
    てのディスクを備え、前記モータの起動に際しては、予
    め定められた初期電流値によるモータ起動を行い、この
    初期電流値でのモータ起動に失敗した場合には、予め定
    められた最大電流値を上限としてモータ起動に成功する
    まで、起動電流値を段階的に上げながらモータ起動動作
    を行い、最大電流値でのモータ起動に失敗した場合に
    は、その最大電流値でのモータ起動動作を、一定回数を
    上限としてモータ起動に成功するまで繰り返すディスク
    装置において、 前記モータの起動回数を予め定められた起動電流値別に
    モニターするためのモニター手段と、 このモニター手段によりモニターされた起動電流値別の
    モータ起動回数から、モータ起動不良に関して前記装置
    が危険な状態にあるか否かを判断する判断手段とを具備
    することを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、起動電流値別のモータ
    起動回数に、その起動電流値に固有の重みを付けて、装
    置の危険度の評価値を算出し、その評価値と予め定めら
    れた閾値とから前記装置が危険な状態にあるか否かを判
    断することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記モニター手段は、少なくとも、前記
    最大電流値での最初の試行で起動したモータ起動回数、
    及び前記最大電流値での2回目以降の試行で起動したモ
    ータ起動回数をモニターすることを特徴とする請求項2
    記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記モニター手段は、少なくとも、前記
    初期電流値でのモータ起動回数、前記最大電流値での最
    初の試行で起動したモータ起動回数、及び前記最大電流
    値での2回目以降の試行で起動したモータ起動回数をモ
    ニターし、 前記判断手段は、前記最大電流値での2回目以降の試行
    で起動したモータ起動回数には第1の符号の重みを、前
    記最大電流値での最初の試行で起動したモータ起動回数
    には当該重みより絶対値が小さい前記第1の符号の重み
    をそれぞれ付けると共に、前記初期電流値でのモータ起
    動回数には前記第1の符号とは異なる第2の符号の重み
    を付けることを特徴とする請求項2記載のディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 モータにより高速回転する記録媒体とし
    てのディスクを備え、前記モータの起動に際しては、予
    め定められた初期電流値によるモータ起動を行い、この
    初期電流値でのモータ起動に失敗した場合には、予め定
    められた最大電流値を上限としてモータ起動に成功する
    まで、起動電流値を段階的に上げながらモータ起動動作
    を行い、最大電流値でのモータ起動に失敗した場合に
    は、その最大電流値でのモータ起動動作を、一定回数を
    上限としてモータ起動に成功するまで繰り返すディスク
    装置におけるモータ起動不良予知方法であって、 前記モータの起動回数を予め定められた起動電流値別に
    モニターし、 このモニターした起動電流値別のモータ起動回数から、
    モータ起動不良を予知することを特徴とするディスク装
    置におけるモータ起動不良予知方法。
JP8077547A 1996-03-29 1996-03-29 ディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知方法 Pending JPH09265725A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8077547A JPH09265725A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知方法
US08/785,593 US5841260A (en) 1996-03-29 1997-01-17 Disk device with failure prediction function and motor start error prediction method in the device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8077547A JPH09265725A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09265725A true JPH09265725A (ja) 1997-10-07

Family

ID=13637047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8077547A Pending JPH09265725A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5841260A (ja)
JP (1) JPH09265725A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006134561A (ja) * 2004-11-06 2006-05-25 Samsung Electronics Co Ltd モータの起動電流の制御方法およびそれを利用したディスクドライブ
JP2007087576A (ja) * 2005-09-24 2007-04-05 Samsung Electronics Co Ltd ディスクドライブのモータ回転制御方法、モータ回転制御装置、ディスクドライブ及び記録媒体

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10112988A (ja) * 1996-10-03 1998-04-28 Canon Inc モータ使用装置および画像形成装置
US6982842B2 (en) * 2002-09-16 2006-01-03 Seagate Technology Llc Predictive disc drive failure methodology
WO2004025650A1 (en) * 2002-09-16 2004-03-25 Seagate Technology, Inc. Predictive disc drive failure methodology
US7254514B2 (en) * 2005-05-12 2007-08-07 General Electric Company Method and system for predicting remaining life for motors featuring on-line insulation condition monitor
JP2008108302A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Toshiba Corp 再生装置と再生装置の供給方法
AU2017345741B2 (en) 2016-10-21 2023-02-02 Franklin Electric Co., Inc. Motor drive system and method

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61236382A (ja) * 1985-04-09 1986-10-21 Citizen Watch Co Ltd 直流サ−ボモ−タの制御回路
US4970610A (en) * 1988-10-04 1990-11-13 International Business Machines Corporation Magnetic disk drive start procedure for starting reaction torque amplification
US5267144A (en) * 1990-06-18 1993-11-30 Matsushita Electric Industrial Co., Inc. Access method of an actuator and control apparatus therefor
US5235264A (en) * 1990-06-30 1993-08-10 Nippon Densan Corporation Method of and circuit for starting sensorless motor
EP0573964B1 (en) * 1992-06-08 1998-11-25 Hewlett-Packard Company Bi-polar disk torquing system for a disk drive to free stuck transducers
US5396159A (en) * 1992-09-11 1995-03-07 Nippon Densan Corporation Method of starting a motor
US5471353A (en) * 1992-12-18 1995-11-28 Western Digital (Sea), Pte., Ltd. Disk drive employing multi-mode spindle drive system
US5557183A (en) * 1993-07-29 1996-09-17 International Business Machines Corporation Method and apparatus for predicting failure of a disk drive
US5682334A (en) * 1996-07-26 1997-10-28 Western Digital Corporation Motor start acceleration profile

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006134561A (ja) * 2004-11-06 2006-05-25 Samsung Electronics Co Ltd モータの起動電流の制御方法およびそれを利用したディスクドライブ
JP2007087576A (ja) * 2005-09-24 2007-04-05 Samsung Electronics Co Ltd ディスクドライブのモータ回転制御方法、モータ回転制御装置、ディスクドライブ及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US5841260A (en) 1998-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3046529B2 (ja) 磁気記録装置
US6061805A (en) Method for executing an error recovery procedure
JP3219988B2 (ja) セキュリティ機能を有するディスク装置及び同装置におけるパスワード管理方法
EP1158398B1 (en) Information recording apparatus, information recording system and information recording medium
US6707633B2 (en) Magnetic disk device including coarse and micro actuators
JPH09265725A (ja) ディスク装置及び同装置におけるモータ起動不良予知方法
US6057974A (en) Magnetic disk storage device control method, disk array system control method and disk array system
US6697310B1 (en) Storage apparatus and calibrating method
JPH1125625A (ja) ディスクドライブ装置、ロード・アンロード装置及びその制御方法
JP2001057010A (ja) 磁気記録再生装置及び同装置における動作保証方法
JPH10269027A (ja) ディスク装置及び同装置におけるバッファ管理制御方法
KR100194029B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 스틱션 에러 검출회로 및 방법
US5987400A (en) System for monitoring the throughput performance of a disk storage system
JP2001202728A (ja) ディスク記憶装置、同記憶装置を搭載したシステム、及び同記憶装置を搭載した車両
JPH1011878A (ja) ディスク装置及び同装置におけるモニター値保存制御方法
KR920006297B1 (ko) 하드 디스크 드라이버의 액츄에이터 제어 방법
US7239468B2 (en) Disk drive and control method for disk drive
KR100630713B1 (ko) 스핀들 모터 기동 전류 제어 방법 및 이를 이용한 디스크드라이브
US6307703B1 (en) Magnetic disk apparatus
JP3150242B2 (ja) ディスク装置
JPH10188451A (ja) ディスク装置及び同装置におけるデフェクトに基づく故障予測方法
JPH09293022A (ja) データ記録再生装置及び同装置におけるデータ保護方法
JP2006269032A (ja) 媒体記憶装置の装置固有情報のリード異常予防処理方法及び媒体記憶装置
JPH09282603A (ja) ディスク装置及び同装置におけるモニター値保存制御方法
JPH0536009A (ja) 磁気デイスク装置