JP4739886B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
また、仮に取り外せたとしても、風向変更装置を不完全な状態で取り付ける可能性があり、風向変更装置が脱落して破損したりする可能性もあった。
そこで本発明の目的は、風向変更板の着脱を容易とするとともに、装着時のがたを防止し、確実に風向変更板を保持することが可能な空気調和機を提供することにある。
上記構成によれば、風向変更板の装着状態では、第1規制部材と第2規制部材とは、協働して風向変更板の回動軸の軸方向に沿った移動を規制するので、容易に外れることはない。一方、風向変更板の脱着時には、第1規制部材と第2規制部材との協働状態を解除することにより、風向変更板の回動軸の軸方向に沿った移動を可能として、容易に脱着が可能となる。
図1は、天井埋込型空気調和機のセンターパネル下降時の斜視図である。
図1において、天井埋込型空気調和機1は、天井内部に収納される板金製のユニット本体2と、中央に吸込口3を外周部の二辺に吹出口4を有し、天井穴5を塞ぐように天井面6に設けられる化粧パネル7と、センターパネル8と、を備えている。
天井埋込型空気調和機1は、さらに送風機11を備え、この送風機11は、シロッコファン12A、12Bと、天板取り付けられ、シロッコファン12A、12Bを駆動するファン用モータ13を備えている。
センターパネル8は、4本の吊紐31〜34を介して化粧パネル7に支持され、吊紐を繰り出し、或いは巻き戻すことにより、所定の範囲で昇降し、吸込グリル8を下げた位置で、このセンターパネル8に載置された図示しないフィルタを取り外し可能に構成されている。さらにセンターパネル8が化粧パネル7に取り付けられた状態では、センターパネル8の周縁部に吸込口3を構成する隙間が形成される。
図2は、フラップ取付前の化粧パネル裏面側の斜視図である。
フラップ14は、樹脂で形成されており、フラップ本体14Aと、フラップ14Aの両側に突設された回動軸14B、14Bと、フラップ本体14Aの中央部に設けられた第1規制部材14Cと、を備えている。
第1規制部材14Cは、フラップ本体14に立設され、第1つば部61を有する支持部62と、支持部62に一端側が支持されるとともに、回動軸14Bの軸方向に延在する円筒状の係合部63と、係合部63の他端側に設けられた半円形状の第2つば部64と、を備えている。
化粧パネル7に設けられた吹出口4の長手方向の端部には、フラップ14を回動可能に保持するための軸受け51、52が設けられている。さらに化粧パネル7の吹出口4の中央部分を横切るようにフラップ14の第1規制部材14Cと協働してフラップ14の回動軸14Bの軸方向に沿った移動を規制する第2規制部材53が設けられている。
第2規制部材53は、第2規制部材本体71と、第2規制部材本体71から斜め下方に突設された支持部72と、第1規制部材14Cの係合部63に第1規制部材14Cを回動自在に支持すべく係合される断面U字状の係合部73と、係合部73の側壁を形成し、第1規制部材14Cの第1つば部61あるいは第2つば部62が当接することにより、フラップ14の回動軸14Bの軸方向への移動を規制する二つの当接面74(一方は図示せず)を備えている。
図5に示すように、フラップ14の一方の回動軸14Bが軸受け51に回動可能に支持されている。またフラップ14の他方の回動軸14Bが軸受け52に回動可能に支持されている。
この状態において、第1規制部材14Cの係合部63は、第2規制部材53の係合部73に回動自在に支持されている。
図6に示すように、第2規制部材53の係合部73は、一方の当接面74が第1規制部材14Cの第1つば部61に対向し、他方の当接面74が第1規制部材14Cの第2つば部62に対向するとともに、第1規制部材14Cの係合部63を回動自在に支持している。
この結果、フラップ14は、回動軸14Bの軸方向(図6中、矢印Dで示す)への移動が規制される。
フラップ14を化粧パネル7に取り付ける際には、図7に示すように、いずれか一方の回動軸14Bを一方の軸受け51に斜め上方に差し込み、さらに回動軸14Bの第1の軸方向(矢印D1方向)に摺動させつつ、移動させる。その後、いずれか他方の回動軸14Bを斜め上方に持ち上げ、略水平状態にする。この結果、軸受け51側の回動軸14Bは、軸受け51の受け面に当接させられることとなる。
このような構成とすることにより、特に、軸受け51および軸受け52に対しては、回動軸14Bは、フリーな状態で取り付け、第1規制部材14Cおよび第2規制部材53が協働して、その移動を規制しているだけであるので、ビス留めをすることなく、化粧パネル7へのフラップ14の取り付けを容易とすることができるとともに、取り外しも容易となる。
以上の説明においては、2方向カセット型の空気調和機の場合について説明したが、1方向カセット型あるいは4方向カセット型の空気調和機についても適用が可能である。
以上の説明においては、フラップ14と第1規制部材14Cとを一体に形成していたが、別体であっても、同様に適用が可能である。
7 化粧パネル
8 センターパネル
14 フラップ(風向変更板)
14A フラップ本体(風向変更板本体)
14B 回動軸
14C 第1規制部材
31〜34 吊紐
51、52 軸受け
53 第2規制部材
61 第1つば部
62 第2つば部
71 第2規制部材本体
72 支持部
73 係合部(第2の係合部)
74 当接面(側壁)
Claims (2)
- 吹出口を備えた化粧パネルと、前記吹出口に回動自在に設けられた風向変更板と、を備えた空気調和装置において、
前記風向変更板は、風向変更板本体と、前記風向変更板本体の両側に突設された回動軸と、前記風向変更板本体の中央部に設けられ、第1つば部を有する支持部、前記支持部に一端側が支持される円筒状の係合部および前記係合部の他端側に設けられた第2つば部を有する第1規制部材と、を備え、
前記化粧パネルは、前記回動軸をフリーの状態で下方から支持する軸受けと、前記第1のつば部および前記第2のつば部の間に挟まれ、その側壁が当接することにより、前記風向変更板の前記回動軸方向への移動を規制するとともに、前記係合部と回動可能に係合する第2の係合部と、前記第2の係合部を支持する支持部とを有する第2規制部材と、を備えた、
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1記載の空気調和機において、
前記回動軸は、前記軸方向に所定の遊びを有し、前記軸方向に所定距離移動させることにより前記軸受けに対する係合が解除されるようにされていることを特徴とする空気調和機。
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