JP4736499B2 - 収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、収納容器に係り、更に詳しくは、種々のチップを収納することができ、チップを内部にスムースに収納することができる収納容器に関する。
従来より、BGA型(ボールグリッドアレイ)やCSP型(チップサイズパッケージ)等、基板の一方の面に複数の突起状の端子を有する面実装型のチップが利用されており、このチップを搬送若しくは保管する収納容器として、例えば、特許文献1に開示されるタイプのものが知られている。同文献の図14の構造では、チップにおける基板の外周と、収納容器の内周面とにテーパ面をそれぞれ形成し、これらテーパ面が面接触するように設けられている。また、同文献の図15では、基板の外周及び収納容器の内周面に段部をそれぞれ形成し、これら段部が相互に嵌り合うように形成されている。このような構成によれば、収納容器の上部に位置する出し入れ口からチップを収納したときに、テーパ面や段部を介してチップが水平方向に移動することを規制できるようになっている。
特開平11−251493号公報
しかしながら、特許文献1の構成にあっては、収納容器の内周面を、基板に対応した形状に形成することが不可避となる。つまり、基板の外形やサイズが変わると、それに併せて収納容器を作成する必要があり、ひいては、収納容器の種類が膨大となって製造コストや管理負担が増大するという不都合がある。特に、チップは、回路構成によって基板の外形やサイズに多数のバリエーションがあるため、前記不都合が顕出することとなる。
また、収納容器の出し入れ口を通じてチップを落とし込む場合、チップに位置ずれが生じると、チップが出し入れ口から部分的にはみ出る等、不完全な収納状態になり易いという不都合を招来する。これは、チップの移動を規制すべく、基板の端面と、これに沿う収納容器の形成面との間に隙間が殆どないことに起因する。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、基板の外形やサイズに複数のバリエーションがあっても、チップを移動規制した状態で収納することができる収納容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、収納部内の所定位置にチップをスムースに収納することができる収納容器を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、上方にチップの出し入れ口が形成された収納部を有する収納容器において、
前記チップは、略方形状をなす基板と、この基板の少なくとも一方の面から突出する多数の端子とを含み、各端子は、略半球面状に形成された突起電極により構成され、
前記収納部は、基板を略水平方向に向け、且つ、端子を下向きとしてチップを収納したときに、基板の端面との間に隙間が生じるように当該基板の外周側を囲う起立部と、この起立部の下部に連設されて基板の下面が載置される載置部と、載置部の内側に設けられるとともに、前記端子の外周面に当接可能な当接部とを備え、
前記チップの収納時に、当接部は、基板の端面寄りに位置する前記端子の外周面に当接してチップの略水平方向の移動を規制する、という構成が採用されている。
本発明において、前記出し入れ口の周辺領域には、チップを収納部内に案内するガイド部が設けられ、当該ガイド部は、出し入れ口を囲う位置に所定間隔を隔てて設けられた複数の突起状部により構成されることが好ましい。
また、前記各突起状部は、下方に向かうに従って幅広となる傾斜面を出し入れ口側に備える、という構成も好ましくは採用される。
更に、前記収納部の下部に補助収納部が設けられ、この補助収納部は、前記出し入れ口を下方に向けたときに、チップを下側から保持した状態で収納可能に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
また、前記収納部の下部には、複数の突起体を備えた補助収納部が設けられ、この補助収納部は、前記出し入れ口を下方に向けたときに、チップを下側から保持した状態で収納可能に設けられる一方、前記各突起体は、平面視で隣り合う突起状部の間に位置する、という構成を採用するとよい。
更に、前記収納部は複数設けられるとともに、板状の連結体を介して一体化され、この連結体の外周部には少なくとも下方に突出する枠状体が形成される一方、連結体の下面側には、枠状体の下面位置と略同一高さの先端面を有する位置決め突部が設けられるとよい。
また、前記当接部は、傾斜角度が段階的に変化するテーパ面とされ、上方領域の方が下方領域より、鉛直方向に対する傾斜角度が大きくなるように形成されるとよい
本発明によれば、基板の端面と起立部の間に隙間を設けた場合であっても、当接部と端子とが当接してチップの略水平方向移動を規制することができる。特に、BGA型やCSP型のチップにあっては、各端子の形成領域が規定化されるので、これに応じて当接部を形成し、且つ、前記隙間を大きく設定することにより、チップの前記移動規制を行いつつ、基板の外形やサイズに種々のバリエーションを有するチップを収納することができる。しかも、出し入れ口や載置部の平面積を広く確保することができ、収納部内にチップを容易に収納可能となる。
また、出し入れ口の周辺領域に複数の突起状部からなるガイド部を設けたから、出し入れ口の上方からチップを落とし込んで収納する際、チップに位置ずれが生じても、突起状部にチップを滑らせながら収納部内に案内することができる。このとき、突起状部にチップが散点的に接触することとなり、それらの摩擦抵抗を抑制してチップを収納部内にスムースに収納することが可能となる。
更に、下方に向かうに従って幅広となる傾斜面を突起状部が備えているから、チップを収納する前に基板の面内で回転する方向に位置ずれが生じた場合、傾斜面部上で基板の端面が滑りながら出し入れ口側に案内される。この際、傾斜面が下方に向かうに従って幅広となるので、傾斜面の面に沿うように基板の端部を向けて当該基板の向きを補正することができる。
また、収納部の下部に補助収納部を設けたから、これらの上下向きを変更しても、チップを下側から保持した状態で収納することができる。これにより、一の収納容器の収納部に対し、他の収納容器の補助収納部を重ねて各収納容器を上下反転させることにより、チップを裏返しつつ収納部から補助収納部に受け渡すことができ、チップの両面側を容易且つ迅速に表出させて当該両面の検査等に要する時間を短縮することが可能となる。
更に、補助収納部の各突起体が収納部の隣り合う突起状部の間に位置するので、前述のように収納部から補助収納部にチップを受け渡すときに、各突起体及び突起状部が組み合わされてチップの外周側を囲うようになり、前記受け渡しの確実性を高めることができる。
また、下方に突出する枠状体の下面と位置決め突部の先端面の高さを略同一としたから、片状部材等を介して収納容器を下側から持ち上げる場合、片状部材の上面に枠状体及び位置決め突部を載置することができる。このとき、片状部材の上面に対して連結体が略平行に保たれ、連結体の傾きを調整する作業等を省略することが可能となる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、特に明示しない限り、「上」及び「下」は、図3及び図7を基準として用いる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、実施形態に係る収納容器の平面図が示され、図2には、その底面図が示され、図3には、その正面図が示されている。また、図4には、図1の要部拡大斜視図が示されている。これらの図において、収納容器10は、樹脂材料を用いた一体成形品により構成され、複数枚のチップC(図4参照)を同時に収納可能に設けられている。収納容器10は、図1中縦方向及び横方向に沿って複数設けられた収納部11と、各収納部11の上側にそれぞれ位置するガイド部12と、各収納部11の下方にそれぞれ設けられた補助収納部13と、各収納部11を相互に連結して一体化する板状の連結体15と、この連結体15の外周に形成された枠状体16とを備えて構成されている。
前記チップCは、本実施形態では、BGA型若しくはCSP型等の面実装型とされる。具体的には、図5(A)及び(B)に示されるように、平面形状が略正方形状をなす基板Kと、この基板Kの図5(A)中下面から突出する多数の端子Bとを備えている。基板Kには、図示しない回路が形成されている。各端子Bは、略半球面状に形成された突起電極(半田バンプ)により構成され、形成数、形成位置及びサイズが、例えば、ピッチ0.5mm、ボールサイズ幅0.3mm、突出高さ0.24mmに規定されている。従って、図5(B)中二点鎖線で示される領域、すなわち、基板Kの端面K1寄りに位置する端子Bの外側端部を結ぶ領域(以下の説明において、端子形成領域BAとする)のサイズも、前述と同様に規定化される。本実施形態では、端子形成領域BAは、略正方形となる平面形状とされ、その四辺と隣接する基板Kの端面K1との幅W1がそれぞれ略同一となるように設定されている。
前記収納部11は、図4に示されるように、基板Kを略水平方向に向け、且つ、各端子Bを下向きとしてチップCを内部に収納可能に設けられている。収納部11は、図6ないし図8にも示されるように、連結体15の上面から隆起するとともに、上方にチップCの出し入れ口18を形成する周壁部19と、出し入れ口18に連なって周壁部19の内側に形成されるとともに、上下方向に沿って位置する起立部20と、この起立部20の下部に連設されて略水平となる載置部22と、この載置部22の内方端部から下方に延びる当接部23と、この当接部23の下端側に連なるとともに、連結体15の上面と略同一面上に位置する底面部24とを備え、出し入れ口18の下方に収納空間Aを形成する。収納部11を平面視したときに、出し入れ口18、周壁部19、起立部20、載置部22及び当接部23の外形は、略正方形状すなわち基板Kと相似形となっている。起立部20及び当接部23は、上部が若干外側に傾斜する面により形成されている。また、底面部24の面内には、上下に貫通する貫通穴25が形成されている。
ここで、チップCとの比較において、収納部11のサイズについて図9を用いて更に詳述すると、出し入れ口18の一辺の長さL1及び起立部20下部の一辺の長さL2は、基板Kの一辺の長さL3より大きくそれぞれ設定されている。載置部22の幅W2は、基板Kの前記幅W1より大きく設定されている。また、前記端部形成領域BAの一辺の長さL4と、当接部23上部の一辺の長さL5とは、略同一に設定されている。これにより、収納空間A内にチップCを収納したときに、当接部23が基板Kの端面K1寄りに位置する端子Bの外周面に当接し、チップCの水平方向の移動を規制する(図7、図8参照)。この状態で、端子形成領域BAの外方に位置する基板Kの下面が載置部22上に載置され、また、基板Kの端面K1と起立部20との間に隙間Sが生じるよう、基板Kの外周側が起立部20により囲われる。
前記ガイド部12は、図4、図6〜図8、図10及び図11に示されるように、出し入れ口18の周辺領域すなわち前記周壁部19の上面より立設された複数(本実施形態では六つ)の突起状部27により構成されている。各突起状部27は、出し入れ口18を囲う位置に所定間隔を隔てて配置されている。具体的には、出し入れ口18の一方の相対する端部すなわち図6中左右両端部の中央部と、他方の相対する端部すなわち同図中上下両端部の左右両側とにそれぞれ配置されている。
各突起状部27の底部27Aは、平面形状が周壁部19の外周と出し入れ口18との間に延びる略長円状若しくは略長方形状に形成されている。一方、各突起状部27の頂部27Bは、平面視で前記底部27Aの領域内に収まるサイズの略円状若しくは略正方形状とされ、周壁部19の外周よりに配置されている。また、底部27Aと頂部27Bとの間における出し入れ口18側には、略フラットとなる傾斜面27Cが形成されている。この傾斜面27Cは、その下端が出し入れ口18に沿って位置するとともに、上方に向かうに従って出し入れ口18から離れる方向に傾倒している。また、傾斜面27Cは、下方に向かうに従って幅広の略台形となる面形状を備えている。
前記補助収納部13、図12にも示されるように、連結体15の下面から下方に膨出するとともに、略正方形の平面形状をなす膨出部29と、この膨出部29を囲う位置に設けられた複数(本実施形態では六つ)の突起体30とを備えている。膨出部29の下面は、前記出し入れ口18と略同一の平面サイズに形成されている。前記各突起体30は、膨出部29の四隅付近及び図9中上下両端部の中央部にそれぞれ配置され、図6に示されるように平面視で隣り合う突起状部27の間に位置するようになっている。また、各突起体30は、下方に向かうに従って先細となるテーパ面を備えた形状に設けられている。
前記連結体15は、図1に示されるように、横長の長方形状に設けられている。連結体15の上面中央領域には、縦長の長方形状をなす枠状リブ32が立設され、この枠状リブ32の上面高さは、図13に示されるように、前記突起状体27の頂部27Bの高さと略同一に設定されている。図2及び図14に示されるように、連結体15の下面には、格子状リブ33が垂下している。この格子状リブ33は、縦及び横方向に隣り合う補助収納部13を連結するように配置されているとともに、その下端面が前記膨出部29の下面より上方に位置する高さに設定されている。連結体15の下面における図1中上下両側領域であって、連結体15を横方向に略三等分する位置には、複数の位置決め突部34が設けられている。各位置決め突部34は、その下端面が枠状体16の下端面と略同一の高さとなるように形成されている。
前記枠状体16は、連結体15の外周側から垂下する下部形成体36と、この下部形成体36の上部内側に立設された上部形成体37とを備えている。下部形成体36は、内周面が傾斜面とされるとともに、その下端面が前記突起体30の下端より低くなるように設定されている。上部形成体37は、外周面が傾斜面とされるとともに、その上端面が前記突起状部27の頂部27Bの高さと略同一に設定されている。ここで、図15に示されるように、複数の収納容器10を上下に積み重ねた場合、下部形成体36の上部に、他の収納容器10の下部形成体36の下面が載置されるとともに、下部形成体36及び上部形成体37の前記各傾斜面が相対して嵌り合うようになる。図2中上下両側に位置する下部形成体36の左右両側には、下向き凹状(図3参照)をなす切欠部39がそれぞれ形成されている。また、枠状体16の図3中左右両側には、正面視で鈎状をなすフック部40が連なって設けられている。
なお、図1及び図13に示されるように、前述の枠状リブ32の内側に位置する収納部11と、図1中左側及び右側から二列目の中央側の二つの収納部11は、貫通穴25を省略した構成となっている。従って、所定の吸着グリッド等を介して収納容器10を搬送する場合、当該吸着グリッドを枠状リブ32に重なるように配置することにより吸着保持を行えるようになる。
以上の構成において、収納部11の収納空間A内にチップCを収納する場合、図4に示されるように、出し入れ口18上方から図示しないピックアップ装置等を介してチップCを落とし込めばよい。これにより、図6ないし図8に示されるように、当接部23にチップCの端子Bが当接し、チップCが略水平方向に移動することが規制されるとともに、基板Kの端面K1と起立部20とが非接触に保たれることとなる。
チップCを落とし込む直前において、チップCが水平方向に位置ずれすると、チップCが収納空間Aに収納される前に、基板Kの外周側に突起状部27の傾斜面27Cが散点的に接触する。そして、チップCが傾斜面27Cを滑りながら出し入れ口18側に下降して収納空間A内に案内される。
また、チップCが基板Kの面内で回転する方向にも位置ずれが生じた場合、当該回転方向への位置ずれを補正して収納空間A内に収納される。具体的には、傾斜面27Cが下方に向かうに従って幅広となる、すなわち、隣り合う傾斜面27Cの間隔が狭くなるので、傾斜面27Cを滑り落ちる過程で、出し入れ口18の形成縁と基板Kの端面K1とが略平行となるようにチップCに回転力が付与されて収納空間A内に案内されることとなる。
ここで、図15に示されるように、上下に二つの収納容器10を重ねたときに、下方に位置する収納容器10(以下、「下収納容器10A」とする)の各突起状部27の間に、上方に位置する収納容器10(以下、「上収納容器10B」とする)の突起体30が入り込む。これにより、前記各突起状部27及び突起体30により筒状の周壁を形成するようになり、下収納容器10Aの収納部11が上収納容器10Bの補助収納部13によって閉蓋されるようになる。
この状態で、下収納容器10Aの各収納部11にチップCを収納し、各収納容器10A,10Bを上下反転させると、前記各突起状部27及び突起体30の間を通過し、図16に示されるように、端子Bを上向きとしてチップCが上収納容器10Bの補助収納部13内に受け渡される。このとき、補助収納部13は、前記出し入れ口18を下方に向けたときに、チップCを下側から保持した状態で収納する。
また、図14に示されるように、収納容器10を搬送すべく片状部材Hを介して下から持ち上げる場合、当該片状部材Hが位置決め突部34の下面に接するようにすればよい。これにより、片状部材Hの向きと、連結体15の向きとを略平行に維持することができ、収納容器10を持ち上げた後で連結体15の傾きを調整する作業等を省略できる。
従って、このような実施形態によれば、当接部23が基板Kの端面K1寄りに位置する端子Bの外周面に当接するので、載置部22の幅W2(図9参照)を大きくしても、チップCの水平方向の移動を規制することができる。これにより、端子形成領域BAが同一サイズであれば、基板Kの外形やサイズが異なる種々のチップCを収納可能となり、収納容器10の汎用性を高めることができる。
また、前述のように、複数の収納容器10を用いることにより、チップCを簡単に裏返すことができ、通電検査等のテスト工程において、チップCの両面を迅速に表出させることができる。しかも、下収納容器10Aの各突起状部27と、上収納容器10Bの各突起体30とでチップCが囲われるようになり、チップCの保管にも適したものとなる。
更に、連結体15の下面における格子状リブ33や位置決め突部34によって、連結体15の補強作用を得ることができ、撓み変形を抑制することが可能となる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態において、チップCにおける端子Bの形成数は、説明の便宜上、例示したものであり、前述した規定に応じて適宜変更してもよい。また、基板Kの平面形状は、略長方形状にする等、種々の変更が可能であり、これに応じて出し入れ口18等が相似形となるように収納部11の形状を変更すればよい。
更に、収納部11の設置数は、少なくとも一つあればよく、必要に応じて増減してもよい。
また、収納部11における穴25は、全ての収納部11において省略した構成としてもよい。更に、当接部23は、種々の設計変更が可能であり、例えば、図17(A)及び(B)に示される構成に代替することが可能である。図17(A)において、当接部23は、傾斜角度が段階的に変化するテーパ面とされ、上方領域の方が下方領域より、鉛直方向に対する傾斜角度が大きくなるように形成されている。また、図17(B)において、当接部23は、各端子Bに対応する載置部22上の領域に形成された凹部により構成される。要するに、当接部23は、端子Bの外周面に当接してチップCの略水平方向移動を規制可能であればよい。
実施形態に係る収納容器の概略平面図。 図1の底面図。 図1の正面図。 図1の要部拡大斜視図。 (A)は、チップの正面図、(B)は、その平面図。 図4の平面図。 図6のA−A線に沿う断面図。 図6のB−B線に沿う断面図。 出し入れ口内部を拡大した平面図。 図6のC−C線に沿う断面図。 図6のD−D線に沿う断面図。 図6の底面図。 図1中E部のF−F線に沿う拡大断面図。 図2のG−G線に沿う一部拡大断面図。 二つの収納容器を重ねた状態を示す図14と同様の断面図。 収納容器を上下反転させた状態の図7と同様の断面図。 (A)及び(B)は、変形例に係る収納部の断面図。
符号の説明
10・・・収納容器、11・・・収納部、12・・・ガイド部、13・・・補助収納部、15・・・連結体、16・・・枠状体、18・・・出し入れ口、20・・・起立部、22・・・載置部、23・・・当接部、27・・・突起状部、27C・・・傾斜面、30・・・突起体、34・・・位置決め突部、C・・・チップ、B・・・端子、K・・・基板

Claims (7)

  1. 上方にチップの出し入れ口が形成された収納部を有する収納容器において、
    前記チップは、略方形状をなす基板と、この基板の少なくとも一方の面から突出する多数の端子とを含み、各端子は、略半球面状に形成された突起電極により構成され、
    前記収納部は、基板を略水平方向に向け、且つ、端子を下向きとしてチップを収納したときに、基板の端面との間に隙間が生じるように当該基板の外周側を囲う起立部と、この起立部の下部に連設されて基板の下面が載置される載置部と、載置部の内側に設けられるとともに、前記端子の外周面に当接可能な当接部とを備え、
    前記チップの収納時に、当接部は、基板の端面寄りに位置する前記端子の外周面に当接してチップの略水平方向の移動を規制することを特徴する収納容器。
  2. 前記出し入れ口の周辺領域には、チップを収納部内に案内するガイド部が設けられ、当該ガイド部は、出し入れ口を囲う位置に所定間隔を隔てて設けられた複数の突起状部により構成されていることを特徴する請求項1記載の収納容器。
  3. 前記各突起状部は、下方に向かうに従って幅広となる傾斜面を出し入れ口側に備えていることを特徴する請求項2記載の収納容器。
  4. 前記収納部の下部に補助収納部が設けられ、この補助収納部は、前記出し入れ口を下方に向けたときに、チップを下側から保持した状態で収納可能に設けられていることを特徴する請求項1,2又は3記載の収納容器。
  5. 前記収納部の下部には、複数の突起体を備えた補助収納部が設けられ、この補助収納部は、前記出し入れ口を下方に向けたときに、チップを下側から保持した状態で収納可能に設けられる一方、前記各突起体は、平面視で隣り合う突起状部の間に位置することを特徴する請求項2又は3記載の収納容器。
  6. 前記収納部は複数設けられるとともに、板状の連結体を介して一体化され、この連結体の外周部には少なくとも下方に突出する枠状体が形成される一方、連結体の下面側には、枠状体の下面位置と略同一高さの先端面を有する位置決め突部が設けられていることを特徴する請求項1ないし5の何れかに記載の収納容器。
  7. 前記当接部は、傾斜角度が段階的に変化するテーパ面とされ、上方領域の方が下方領域より、鉛直方向に対する傾斜角度が大きくなるように形成されていることを特徴する請求項1ないし6の何れかに記載の収納容器。
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