JP4736240B2 - 鋼管の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
素管を所定のサイズの製品管に加工する鋼管の製造方法では、従来一般に、複数のスタンド(孔型ロールスタンド)をタンデムに配列してなるレデューサが用いられる。個々のスタンドは複数の孔型ロールを夫々の回転軸が管軸と直交する同一円周上の接線をなすよう円環状に配置しハウジングで支持したものである。レデューサによる絞り圧延では、所定の製品管形状を得るために、使用スタンド数が決定され、各スタンド毎にロール孔型の楕円率、孔径、ロール位相などが設定される。ロール位相は前段スタンドのそれと所定の位相差をもつように設定される。
【0003】
製品管のサイズ(外径)は過去の要求実績等に基づいて離散的に規定されているので、通常は、規定サイズと使用スタンド数との最適な対応関係を定めておき、かつ、規定サイズ毎に、そのサイズに合わせた仕上げ縮径加工(サイジング)が可能な真円に近いロール孔型形状をもたせた仕上スタンド(サイジングスタンド)を保有しておき、要求サイズに応じて前記対応関係から使用スタンド数を決定し、使用スタンドの最終段あるいはさらにその前段に、要求サイズに適合したサイジングスタンドを充当するという方法が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、近年、規定サイズに当てはまらない中間サイズの管の要求頻度が高くなってきた。ところが、上記従来の方法で多様な中間サイズの管を製造しようとすると、必然的に孔型ロール保有数が増大し、設備のコスト面、管理面、保全面の負荷が大きくなって対応困難になる。すなわち、従来のレデューサによる鋼管製造方法では、規定サイズに当てはまらない中間サイズの鋼管を容易に製造できる所謂サイズフリー縮径加工は未だ実現できていない。
【0005】
そこで、本発明は、サイズフリー縮径加工を可能ならしめる鋼管の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意検討を行い、その結果、用いる孔型ロールスタンドの最終2つ前から最終までの終3スタンドをロールギャップ可変スタンドとし、終3スタンドの縮径率を小さく抑えることにより、スタンド替えを行わずとも、規定サイズの鋼管並の良好な断面形状を有する中間サイズの鋼管を製造しうることを見出し、本発明をなした。
【0007】
すなわち、本発明は、孔型ロールスタンドを複数タンデムに配置してなるレデューサで素管を連続的に縮径圧延して製品管となす鋼管の製造方法において、用いる孔型ロールスタンドの少なくとも最終2つ前から最終までの終3スタンドのそれぞれを、上下左右に4個のロールを配設した4ロール式のロールギャップ可変スタンドとし、前記終3スタンドのうち最終2つ前と最終1つ前のスタンドの縮径率をそれぞれ2.25〜2.5%とすると共に、最終スタンドの縮径率を0.5%として、サイズフリー縮径加工を行い、前記製品管の真円度0.31%以下および偏肉率2.4%以下とすることを特徴とする鋼管の製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明では、用いる孔型ロールスタンドの少なくとも終3スタンドをロールギャップ可変スタンドとする。ロールギャップ可変スタンドでは、ロールギャップを変更することにより、1つの入側外径から2つ以上の出側外径が得られる。よって、スタンド替えなしで2つ以上の製品外径を得るためには最終スタンドをロールギャップ可変スタンドとする必要がある。しかし、終3スタンドのとりうる縮径率が2.5 %以下と小さい(その理由は後述する。)ことから、最終スタンドのみ、あるいはさらに最終1つ前もしくは最終2つ前のスタンドのみをロールギャップ可変スタンドとしたのでは、得られる製品管外径の範囲が隣接規定サイズ間を埋める外径の範囲よりも狭くなり、多様な中間サイズの要求に応じきれない部分が残るので、少なくとも終3スタンドは全てロールギャップ可変スタンドとする必要がある。
【0009】
なお、終3スタンドよりも上流側のスタンドは、その一部または全部を、通常のロールギャップ固定スタンドとしてもよく、また、終3スタンドと同様、ロールギャップ可変スタンドとしてもよい。
また、本発明では、終3スタンドの縮径率を0.2 〜2.5 %とする。というのは、終3スタンドの縮径率を0.2 %未満としたのでは加工不十分となって目標外径の達成が困難になり、一方、2.5 %超としたのでは加工過剰となって偏肉の増大や外面真円度の劣化といった形状不具合が顕現するからである。
【0010】
ロールギャップ可変スタンドは、例えば図1に示すように、ロール1を抱え込んだチョック2をインナーハウジング3にて対パス中心距離増減方向9の摺動可能に支持して構成される。チョック2の位置は、位置決めスクリュー4で調整され、例えばエアシリンダ5等でチョック2をスクリュー4に押し付けることでその位置が固定される。ロール1の駆動は、例えば入力軸6から、入力ギア10、リングギア7、ユニバーサルジョイント8を介して、各ロール軸に回転力を伝達することにより行いうる。
【0011】
【実施例】
図1に示したロールギャップ可変スタンドを終3スタンドとしてタンデムに配列した全17スタンドの4ロール式レデューサを用い、終3スタンド入側で表1に示す入側サイズとなるように絞り圧延したJIS STKM11A相当の素管をさらに終3スタンドにより表1に示す条件で絞り圧延して表1に示す中間サイズ相当の外径を有する製品管とした。得られた製品管について偏肉と外面真円度を調査した。偏肉は円周方向の12箇所で測定した肉厚データの(最大値−最小値)/平均値(× 100%)で表した。外面真円度は円周方向の箇所で測定した外径データの(最大値−最小値)/平均値(× 100%)で表した。その結果を表1に示す。
【0012】
表1より、本発明例では比較例に比べて偏肉、外面真円度ともに優れた中間サイズ製品管が得られた。なお、本発明例の偏肉、外面真円度は規定サイズ製品管の実績範囲内に収まっていた。
【0013】
【表1】
Figure 0004736240
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、レデューサを用いた鋼管製造方法においてスタンド替えを行うことなく中間サイズの製品管を製造できるようになり、サイズフリー縮径加工が可能になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールギャップ可変スタンドの1例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ロール
2 チョック
3 インナーハウジング
4 スクリュー(位置決めスクリュー)
5 エアシリンダ
6 入力軸
7 リングギア
8 ユニバーサルジョイント
9 対パス中心距離増減方向
10 入力ギア

Claims (1)

  1. 孔型ロールスタンドを複数タンデムに配置してなるレデューサで素管を連続的に縮径圧延して製品管となす鋼管の製造方法において、用いる孔型ロールスタンドの少なくとも最終2つ前から最終までの終3スタンドのそれぞれを、上下左右に4個のロールを配設した4ロール式のロールギャップ可変スタンドとし、前記終3スタンドのうち最終2つ前と最終1つ前のスタンドの縮径率をそれぞれ2.25〜2.5%とすると共に、最終スタンドの縮径率を0.5%として、サイズフリー縮径加工を行い、前記製品管の真円度0.31%以下および偏肉率2.4%以下とすることを特徴とする鋼管の製造方法。
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