JP2806264B2 - 3ロールマンドレルミルの圧延装置列 - Google Patents

3ロールマンドレルミルの圧延装置列

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JP2806264B2
JP2806264B2 JP6128383A JP12838394A JP2806264B2 JP 2806264 B2 JP2806264 B2 JP 2806264B2 JP 6128383 A JP6128383 A JP 6128383A JP 12838394 A JP12838394 A JP 12838394A JP 2806264 B2 JP2806264 B2 JP 2806264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンネスマン−マン
ドレルミル方式による継目無管の製造において、再加熱
炉およびエキストラクターを省略できると共に、絞り圧
延における偏肉を軽減できる3ロールマンドレルミルの
圧延装置列に関する。
【0002】
【従来の技術】継目無管の製造工程は、丸または角ビレ
ットを加熱したのち穿孔する穿孔工程と、穿孔された中
空素管を延伸圧延する減肉工程と、延伸された母管を所
定仕上げ寸法に絞り圧延する定径圧延工程とからなる。
減肉工程における圧延機としては、プラグミル、マンド
レルミル、アッセルミル、ピルガミル等が知られてい
る。継目無管の製造方法のうちでも生産性に優れたマン
ネスマン−マンドレルミル方式は、図13に示すとお
り、素材の丸ビレット121を回転炉床式加熱炉122
で1200〜1260℃に加熱したのち、穿孔機123
でプラグ124とロール125により穿孔圧延して中空
素管126とする。この段階での中空素管126は、外
径が数サイズで、肉厚も製品に比較して非常に厚肉であ
る。
【0003】次の減肉工程のマンドレルミル127は、
一対の孔型ロール128を組込んだロールスタンドを、
互いに90°ずつロール配列を変えて4〜8基連続的に
配置し、中空素管126に挿入したマンドレルバー12
9と孔型ロール128間で連続的に所定の肉厚まで減
肉、延伸圧延を行う。通常、マンドレルミル127での
減肉量は、内面の荒さを軽減するためにも、7〜15m
m程度圧下を行うのが一般的である。減肉、延伸圧延さ
れた母管130は、図示しないストリッパによりマンド
レルバー129が引抜かれる。減肉、延伸圧延までで素
管温度が加工度に比較して低下しすぎた場合は、再加熱
炉131で母管130を900〜1100℃まで加熱す
るが、温度低下をきたさない場合は、直接定径圧延工程
の絞り圧延機132で外径圧下と若干の肉厚調整を受け
所定仕上げ寸法に仕上げられる。一般的に外径177.
8mm以上の継目無管を製造する大径ミルでは、再加熱
炉がなく、外径177.8mm以下の継目無管を専門に
圧延する小径ミルでは、再加熱炉を設置するのが一般的
である。
【0004】従来、外径177.8mm以上の継目無管
を製造する大径ミルにおいては、2ロールマンドレルミ
ルと2ロールサイザーまたは3ロールサイザーを同一軸
にタンデム配列するのが一般的であった。この場合、マ
ンドレルバーの引抜きは、ストリッパを設置できないの
で、エキストラクターまたはサイザーにより母管をグリ
ップして外径圧下しながらパスライン出口側に送り出
し、母管がマンドレルミルの最終スタンドを尻抜けする
と、バーリストレーナによりマンドレルバーをパスライ
ン入口側に引戻すことによって行われている(特開平3
−114605号公報)。特に最近の傾向では、2ロー
ルサイザーよりも外径加工度を大きく取れ、同一の母管
寸法から各種寸法の製品が得られることによって、マン
ドレルミルの外径段取5〜8種を集約でき、工具の省
略、生産性を向上できる3ロールサイザーまたは3ロー
ルレデューサを絞り圧延機として用いる方法が多く採用
されている。3ロールサイザーまたは3ロールレデュー
サは、圧延方向に垂直な面内で、それぞれのロールの圧
下方向のなす角が120°となるように配設されたスタ
ンドを、図14(a)(b)に示すとおり、隣接するス
タンド間でロール135の圧下方向を60°ずらして交
互に配置し、外径加工度によってスタンド数が決定さ
れ、5〜28スタンドで母管136の連続絞り圧延を行
って外径の圧下と若干の肉厚圧下を行い、所定の製品寸
法に仕上げる。
【0005】3ロールサイザーまたは3ロールレデュー
サの単スタンド圧延では、ロール溝底部ではエッジ部に
比較して圧延方向伸びが大きく、管の周方向肉厚は不均
一な変形を受ける。連続スタンドでの圧延では、ロール
溝底部とエッジ部はスタンド毎に交互に塑性変形が繰返
されるため、ほぼ同一肉厚となるが、ロール溝底部とエ
ッジ部の中間点(溝底を0°位置として30°方向)
は、図17に示すとおり、ロール溝底部とエッジ部の肉
厚より減肉する負の位相(a)図または増肉する正の位
相(b図)状況となり、位相の異なった六角形状の角張
りを生ずる。この角張り現象は、絞り圧延における管長
方向の延伸率が大きくなるほど、かつ厚肉小径になるほ
ど角張り率が増加する傾向にある。
【0006】絞り圧延における管内面の角張りに影響を
与えるパラメーターとしては、圧延材とロールとの接触
面の形状が重要なファクターとなる。絞り圧延における
管内面の角張り度合いは、ロールの孔型、すなわち図1
5、図16に示す母管141とロール142との接触面
投影図143の形状のロール溝底入口面からロール出口
面までの距離CLGに対するエッジ部入口面からロール
出口面までの距離CLEの比(CLE/CLG)で示さ
れる矩形率λを最適化することによって、図18に示す
とおり、ある程度改善することができるが、製品サイズ
は、外径×肉厚では数千種類にのぼり、各サイズ毎にロ
ール孔型を最適にして準備することは、非効率で現実的
には不可能である。また、圧延肉厚によっては、ロール
溝底部とエッジ部との周速度差によってエッジマーク疵
を生じ、矩形率λの最適化だけではロール形状を決定で
きない。現実的には、ロールシリーズ化して外径範囲と
肉厚範囲毎に集約しているのが現状で、表1に示すロー
ルシリーズA、Bで絞り圧延した製品鋼管の外径Dに対
する製品肉厚tの比(以下t/Dという)と角張り率と
の関係を、図19、図20に示す。なお、角張り率P
は、管の外径D、管の断面内の平均肉厚Tmean、ロ
ール溝底部とエッジ部の平均肉厚Teおよびロール溝底
部とエッジ部より30°の部分の平均肉厚T30■によ
り、P=[(T30■−Te)/{(D/2−Tmea
n)×(1−Cos30°)}]×100(%)として
定義される。図19、図20に示すとおり、製品鋼管の
角張りは、ロールシリーズAでは負、Bでは正の偏りを
示し、t/Dに対しても傾向がある。
【0007】
【表1】
【0008】上記3ロール絞り圧延機による絞り加工で
の内面角張り防止対策としては、ロールカリバーを楕円
率が所定の関係を有する3個の円弧曲線となし、第1の
楕円による中央部円弧長と、第2、第3の楕円による端
部円弧長とが所定比率で、かつ、サイドクリアランスを
所定値に限定した3ロール絞り圧延機のロール(特開昭
51−31663号公報)、隣接するスタンド毎に圧延
方向に垂直な面で30°ずつ角度を変えて配置し、管を
円周方向に12分割された区域で塑性変形を繰返すこと
によって、角張り現象を低く抑制し、製品品質の向上を
可能とした3ロール絞り圧延機(特開昭58−2580
5号公報)等が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−114
605号公報に開示の2ロールマンドレルミルと2ロー
ルサイザーまたは3ロールサイザーをタンデムに同一軸
に配列する配置列では、エキストラクターおよび再加熱
炉を省略できるが、後工程の絞り圧延工程で生じる内面
角張り現象を低く抑制することは不可能である。また、
特開昭51−31663号公報に開示のロールは、各サ
イズ毎にロール孔型を最適にして準備する必要があり、
非効率的で現実には実施不可能である。また、特開昭5
8−25805号公報に開示の3ロール絞り圧延機は、
管を円周方向に12分割された区域で塑性変形を繰返す
ことによって、角張り現象を低く抑制するもので、内面
角張りを解消するものではなく、六角形状が十二角形状
になるだけで、抜本的な対策とはいえない。
【0010】この発明の目的は、3ロールマンドレルミ
ルによる継目無管の製造において、3ロールマンドレル
ミルのマンドレルバーストリッピングのためのエキスト
ラクターを省略できると共に、絞り圧延で生じる内面角
張りに起因する偏肉を大幅に軽減できる3ロールマンド
レルミルの圧延装置列を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を行った。その結果、3ロー
ルマンドレルミルと3ロール絞り圧延機を、延伸圧延さ
れた母管の長さより短い間隔でタンデムに同一軸を有す
る圧延パスラインに配置することによって、エキストラ
クターならびに再加熱炉を省略できると共に、3ロール
絞り圧延機で発生する内面の六角角張りを相殺する肉厚
分布を3ロールマンドレルミルにて形成させることによ
って、最終製品の継目無管の偏肉率を低減できることを
究明し、この発明に到達した。
【0012】本願の請求項1に係る発明は、3ロールマ
ンドレルミルと3ロール絞り圧延機を、同一軸を有する
圧延パスラインに延伸圧延された母管の長さより短い距
離でタンデムに配列したマンネスマン−マンドレルミル
方式による継目無管の製造において、3ロールマンドレ
ルミルが少なくとも最終2スタンドにロール位置変更機
構を有することを特徴とする3ロールマンドレルミルの
圧延装置列である。
【0013】また、本願の請求項2に係る発明は、3ロ
ールマンドレルミルと3ロール絞り圧延機を、同一軸を
有する圧延パスラインに延伸圧延された母管の長さより
短い距離でタンデムに配列したマンネスマン−マンドレ
ルミル方式による継目無管の製造において、3ロールマ
ンドレルミルが少なくとも最終2スタンドにロール位置
変更機構を有すると共に、3ロールマンドレルミルの最
終2スタンドと3ロール絞り圧延機のロール位相を30
°ずらして配置したことを特徴とする3ロールマンドレ
ルミルの圧延装置列である。
【0014】
【作用】マンドレルミルは、中空素管の内面をマンドレ
ルバーで拘束し、外表面を孔型ロールで拘束することに
よって、孔型ロールとマンドレルバーの間で中空素管を
延伸圧延し、肉厚を減じて目的の肉厚に加工するミル
で、4〜8スタンドから構成されている。3ロールマン
ドレルミルは、隣接するスタンドのロール配置が各々6
0°ずれており、前段スタンドのロール溝底部は後段ス
タンドのエッジ部となる。図8は3ロールマンドレルミ
ルの半径Rbの真円孔型単ロール71と半径Raのマン
ドレルバー72との相対関係と圧延部形状を示すもの
で、ロール71とマンドレルバー72の間隙で圧延され
る中空素管肉厚を、ロール溝底部をt0■とし、エッジ
部をt60■、その中間をt30■として示す。図8
(a)では、ロール71とマンドレルバー72とを同心
に配置した場合で、当然ロール71とマンドレルバー7
2との間隙幅は均一、すなわち、中空素管肉厚は、t0
■=t30■=t60■となる。ロール71をマンドレ
ルバー72に近づけた場合、ロール71とマンドレルバ
ー72との間隙幅は、ロール溝底部からエッジ部に近づ
くにつれて大きくなり、中空素管肉厚は、図8(b)に
示すとおり、t0■<t30■<t60■となる。さら
に、ロール71をマンドレルバー72から遠ざけた場
合、ロール71とマンドレルバー72との間隙幅は、ロ
ールエッジ部から溝底部に近づくにつれて大きくなり、
中空素管肉厚は、図8(c)に示すとおり、t0■>t
30■>t60■となる。
【0015】図8(b)に示すロール71とマンドレル
バー72配置のスタンドを3ロールマンドレルミルの最
終nスタンドと(n−1)スタンドに組込んだ場合、
(n−1)スタンドではt0■<t30■<t60■の
肉厚分布となる。最終nスタンドでは、(n−1)スタ
ンドのロールエッジ部が溝底部で圧延され、t0■の肉
厚となる。ロール溝底部とエッジ部の中間は、最終nス
タンドにおいても同一間隙幅となり、圧下量は零で同一
肉厚t30■となる。ロール溝底部は最終nスタンドに
おいてエッジ部となり、圧延を受けず肉厚t0■の変化
が起こらない。したがって、3ロールマンドレルミル出
側の母管の肉厚は、t0■=t60■<t30■とな
る。単ロールで考えたことは他の2つのロールでも同じ
く発生するため、ロール溝底から30°方向が厚肉の角
張り位相が正の6角形状の角張りの母管を製造すること
ができる。
【0016】次に図8(c)に示すロール71とマンド
レルバー72配置のスタンドを3ロールマンドレルミル
の最終nスタンドと(n−1)スタンドに組込む場合、
図9に示す2円弧ロール73へとロール形状を変更して
R2>R1とし、t60■の肉厚をt0■と同じかもし
くは厚肉となるようにR2を決定する。図9に示す2円
弧ロール73とマンドレルバー72配置のスタンドを3
ロールマンドレルミルの最終nスタンドと(n−1)ス
タンドに組込んだ場合、(n−1)スタンドではt60
■≧t0■>t30■の肉厚となる。最終nスタンドで
は、(n−1)スタンドのロールエッジ部が溝底部で圧
延され、t0■の肉厚となる。ロール溝底部とエッジ部
の中間は、最終nスタンドにおいても同一間隙幅とな
り、圧下量は零で同一肉厚t30■となる。したがっ
て、3ロールマンドレルミル出側の管の肉厚は、t60
■=t0■>t30■となり、ロール溝底から30°方
向が薄肉の角張り位相が負の6角形状の角張りの母管を
製造することができる。さらに、図9に示す2円弧ロー
ル73を使用して図8(b)に示すようなロールとマン
ドレルバー配置のスタンドを3ロールマンドレルミルの
最終nスタンドと最終前段(n−1)スタンドに組込め
ば、ロール溝底部から30°方向が厚肉の角張り位相が
正の6角形状の角張りの母管を製造することができる。
このため、3ロールマンドレルミルの孔型ロールとして
2円弧ロールを使用した場合は、ロールとマンドレルバ
ーの相対位置、すなわち、ロールギャップを変更するこ
とによって、3ロール絞り圧延機と同様の角張り位相が
正または負の六角形状の内面角張り偏肉を発生させるこ
とが可能である。
【0017】本願の請求項1に係る発明においては、3
ロールマンドレルミルと3ロール絞り圧延機を、同一軸
を有する圧延パスラインに延伸圧延された母管の長さよ
り短い距離でタンデムに配列したマンネスマン−マンド
レルミル方式による継目無管の製造において、3ロール
マンドレルミルが少なくとも最終2スタンドにロール位
置変更機構を有することによって、3ロール絞り圧延機
をマンドレルバーのエキストラクターの代替として使用
できると共に、3ロールマンドレルミルの少なくとも最
終2スタンドのロールとマンドレルバーの相対位置、す
なわち、ロールギャップを変更することができ、3ロー
ル絞り圧延機のロールシリーズ毎に発生する管の内面六
角形状の角張り偏肉を相殺する内面六角形状の角張り偏
肉を予め発生させることができ、3ロール絞り圧延機で
生じる内面六角形状の角張り偏肉が相殺され、周方向肉
厚精度を大幅に向上させることができる。
【0018】また、本願の請求項2に係る発明において
は、3ロールマンドレルミルと3ロール絞り圧延機を、
同一軸を有する圧延パスラインに延伸圧延された母管の
長さより短い距離でタンデムに配列したマンネスマン−
マンドレルミル方式による継目無管の製造において、3
ロールマンドレルミルが少なくとも最終2スタンドにロ
ール位置変更機構を有すると共に、3ロールマンドレル
ミルの最終2スタンドと3ロール絞り圧延機のロール位
相を30°ずらして配置したことによって、3ロール絞
り圧延機をエキストラクターの代替として使用できると
共に、必然的に3ロール絞り圧延機のロールシリーズ毎
に発生する管の内面六角形状の角張り位相の同じ場合の
みロールとマンドレルバーの相対位置、すなわち、ロー
ルギャップを変更すればよく、3ロールマンドレルミル
の最終2スタンドのマンドレルバーとロールとのギャッ
プの相対位置の操作の煩雑さが軽減されると共に、3ロ
ール絞り圧延機のロールシリーズ毎に発生する管の内面
六角形状の角張り偏肉が相殺され、継目無管の製品偏肉
を減少することができる。
【0019】この発明における3ロールマンドレルミル
の少なくとも最終2スタンドのロール圧下量調整機構と
しては、ロールとマンドレルバーとの相対位置、すなわ
ちロールギャップを調整できればよく、特に限定されな
いが、図10に示すとおり、ロール91のロール軸92
を軸支する軸受93の外周を支持する偏心リング94
を、シリンダーやウオームホイールにより回転させ、ロ
ール圧下量を調整する方式(実開平4−64406号公
報、実開平4−64407号公報、特開昭58−258
05号公報、特開昭60−18208号公報等)あるい
は圧下スクリューをスクリュー圧下装置により回転させ
る方式(特開平5−96308号公報等)、図11に示
すとおり、ロール104を保持するロールチョック10
5を油圧シリンダー106により移動させ、ロール圧下
量を調整する方式あるいは図12に示すとおり、ロール
111を保持するロールチョック112を支軸113を
中心に回転するアーム114で保持し、ロールチョック
112の後方に図示していないが油圧シリンダーを配置
し、油圧シリンダーを作動させることによって、支軸1
13を中心にアーム114を回転させて各孔型ロール1
11を開閉する方式等が挙げられる。なお、油圧シリン
ダーをスクリューナットを有する圧下装置をモータで駆
動させる方式に代替することは可能である。また、この
発明における3ロール絞り圧延機としては、3ロールサ
イザーまたはストレッチレデューサを使用することがで
きる。
【0020】
【実施例】実施例1以下にこの発明の詳細を実施の一例
を示す図1ないし図4に基づいて説明する。図1はこの
発明の3ロールマンドレルミルの圧延装置列を備えた継
目無管製造ラインの要部概略図、図2は3ロールマンド
レルミルの少なくとも最終2スタンドに設置する偏心ス
リーブ方式のロール圧下量調整機構の一例を示す概略説
明図、図3は図2のロール圧下量調整機構のロール開閉
原理とロール駆動の説明図で、(a)図はロール開閉原
理の説明図、(b)図はロール駆動の説明図、図4は同
じくテコ方式のロール圧下量調整機構の一例を示す概略
説明図である。図1において、1は図示しない穿孔機で
穿孔圧延された中空素管、2は中空素管1を減肉、延伸
圧延する3ロールマンドレルミルで、3個の孔型ロール
3を120°間隔で組込んだロールスタンドを、隣接す
るスタンド間で互いに60°ずつ配列を変えて4〜8基
連続的に配置し、中空素管1に挿入したマンドレルバー
4と孔型ロール3間で連続的に所定の肉厚まで減肉、延
伸圧延を行う。5は3ロールマンドレルミル2と同一軸
を有する圧延パスラインに延伸圧延された母管6の長さ
より短い距離でタンデムに配列した3ロール絞り圧延機
で、3個の孔型ロール7を120°間隔で組込んだロー
ルスタンドを、隣接するスタンド間で互いに60°ずつ
配列を変えて5〜28基連続的に配置し、3ロールマン
ドレルミル2で減肉、延伸圧延される母管6は、3ロー
ルマンドレルミル2で減肉、延伸圧延中に3ロール絞り
圧延機5の孔型ロール7に噛み込まれて絞り加工を受け
ながら前進し、3ロールマンドレルミル2での減肉、延
伸圧延が完了すると、マンドレルバー4は図示しないリ
トレーナーにより後端を把持して後退され、母管6から
抜き出される。一方、3ロール絞り圧延機5の孔型ロー
ル7に噛み込まれて絞り加工を受けながら前進した母管
6は、所定の外径、肉厚の継目無管に仕上げられるよう
構成されている。
【0021】上記3ロールマンドレルミル2の少なくと
も最終2スタンド(n−1)(n)は、図2または図4
に示すロール圧下量調整機構が備えられており、孔型ロ
ール3とマンドレルバー4の相対位置、すなわち、ロー
ルギャップを変更することができる。図2において各孔
型ロール3を支持するスリーブ8は、ハウジング9に挿
嵌した駆動軸10および補助軸11と同心のケース12
に、図3(b)に示すとおり、偏心軸支され、ケース1
2と軸13がギヤ14を介して連結され、軸13を回転
させるとギヤ14を介してケース12が駆動軸10およ
び補助軸11を中心に回転し、スリーブ8、各孔型ロー
ル3の中心は、図3(a)中の矢印の軌跡を移動し、各
孔型ロール3中心と駆動軸10および補助軸11の中心
間の距離は一定を保ち、各孔型ロール3は圧延パス中心
Pに対して開閉する。駆動軸10は、カップリング15
を介して図示しない駆動源に連結され、図示しない駆動
源を駆動せると、カップリング15を介して駆動軸10
が回転し、ベベルギア16を介して補助軸11が回転す
る。駆動軸10および補助軸11の回転は、ギヤ17を
介してスリーブ8に伝達され、各孔型ロール3を回転さ
せるよう構成されている。また、図4において各孔型ロ
ール3は、各孔型ロール3を支持するロールチョック1
8を支軸19を中心に回転するアーム20で保持し、ロ
ールチョック18の後方に油圧シリンダー21を配置
し、油圧シリンダー21を作動させることによって、支
軸19を中心にアーム20が回転して各孔型ロール3が
開閉するよう構成されている。なお、22はロール3の
駆動軸である。
【0022】上記のとおり構成したことによって、3ロ
ールマンドレルミル2で減肉、延伸圧延される母管6
は、3ロールマンドレルミル2で減肉、延伸圧延中に3
ロール絞り圧延機5の孔型ロール7に噛み込まれて絞り
加工を受けながら前進し、3ロールマンドレルミル2で
の減肉、延伸圧延が完了すると、マンドレルバー4は図
示しないリトレーナーにより後端を把持して後退され、
母管6から抜き出されるから、エキストラクターの代替
として3ロール絞り圧延機5が使用でき、再加熱炉なら
びにエキストラクターを省略することができる。また、
3ロールマンドレルミル2の少なくとも最終2スタンド
(n−1)(n)の各孔型ロール3とマンドレルバー4
の相対位置の調整、すなわち、図2においては軸13に
回転を与えてギヤ14を介してケース12を回転させる
ことにより、図4においては油圧シリンダー21を作動
させることによりロールギャップを調整することがで
き、3ロール絞り圧延機5のロールシリーズ毎に発生す
る管の内面六角形状の角張り偏肉を相殺する内面六角形
状の角張り偏肉を、3ロールマンドレルミル2の最終2
スタンド(n−1)(n)で予め発生させることがで
き、3ロール絞り圧延機5で生じる内面六角形状の角張
り偏肉が相殺され、周方向肉厚精度を大幅に向上させる
ことができる。
【0023】実施例2図5に示す孔型ロール41各部寸
法が表2に示す1〜5スタンドからなる3ロールマンド
レルミルの4、5スタンドに実施例1の図4に示すロー
ルギャップ調整機構を設置し、次工程の3ロール絞り圧
延機で生じる6角形状の内面角張り位相と逆位相となる
ようロールギャップを調整したのち、外径63.5m
m、肉厚9.0mmの中空素管を、外径40.0mmの
マンドレルバーを用いて外径50.0mm、肉厚5.0
mmまで延伸圧延し、マンドレルミル出側の管周方向の
肉厚分布を調査した。その結果を図6に示す。また、3
ロールマンドレルミルで延伸圧延した外径50.0m
m、肉厚5.0mmの管を、1〜4スタンドからなる矩
形率0.3の3ロール絞り圧延機を用い、外径40.0
mm、肉厚5.0mmに定径圧延し、得られた継目無鋼
管の周方向肉厚分布を調査すると共に、角張り率を測定
した。その結果を図6および表3に示す。なお、比較の
ため、2ロールマンドレルミルを使用し、外径63.5
mm、肉厚9.0mmの中空素管を外径40.0mmの
マンドレルバーを用いて外径50.0mm、肉厚5.0
mmまで延伸圧延し、マンドレルミル出側の管周方向の
肉厚分布を調査した。その結果を図7に示す。また、2
ロールマンドレルミルで延伸圧延した外径50.0m
m、肉厚5.0mmの管を、前記と同じ1〜4スタンド
からなる矩形率0.3の3ロール絞り圧延機を用い、外
径40.0mm、肉厚5.0mmに定径圧延し、得られ
た継目無鋼管の周方向の肉厚分布を調査すると共に、角
張り率を測定した。その結果を図7および表3に比較例
として示す。
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】図6に示すとおり、3ロールマンドレルミ
ルの4、5スタンドのロールギャップを、3ロール絞り
圧延機で生じるロール溝底およびエッジ部が薄肉となる
正の内面角張り位相と逆のロール溝底およびエッジ部が
厚肉となる負の内面角張り位相となるよう調整した本発
明では、母管にロール溝底およびエッジ部が厚肉となる
負の内面角張り位相が発生している。この母管を3ロー
ル絞り圧延機で絞り加工すると、絞り加工で発生するロ
ール溝底およびエッジ部が薄肉となる角張りが相殺さ
れ、目標肉厚に近い製品角張り率1.3%の継目無管を
製造することができた。これに対し、図7に示すとお
り、従来の2ロールマンドレルミルで延伸圧延した比較
例の母管は、目標肉厚に近い4角形状の角張りが3ロー
ル絞り圧延機で絞り加工によってロール溝底およびエッ
ジ部が薄肉となる正の内面角張りが生じ、製品角張り率
4.2%と大きくなっている。
【0027】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明の圧延装置
列によれば、3ロール絞り圧延機をマンドレルバーのエ
キストラクターの代替として使用できると共に、3ロー
ルマンドレルミルの少なくとも最終2スタンドのロール
とマンドレルバーの相対位置、すなわち、ロールギャッ
プを変更することによって、3ロール絞り圧延機のロー
ルシリーズ毎に発生する管の内面六角形状の角張り偏肉
を相殺する内面六角形状の角張り偏肉を予め発生させる
ことができ、3ロール絞り圧延機で生じる内面六角形状
の角張り偏肉が相殺され、継目無管の周方向肉厚精度を
大幅に向上させることができ、製品歩留を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の3ロールマンドレルミルの圧延装置
列を備えた継目無管製造ラインの要部概略図である。
【図2】3ロールマンドレルミルの少なくとも最終2ス
タンドに設置する偏心スリーブ方式のロール圧下量調整
機構の一例を示す概略説明図である。
【図3】図2のロール圧下量調整機構のロール開閉原理
とロール駆動の説明図で、(a)図はロール開閉原理の
説明図、(b)図はロール駆動の説明図である。
【図4】同じくテコ方式のロール圧下量調整機構の一例
を示す概略説明図である。
【図5】実施例2で用いた3ロールマンドレルミルの各
スタンド孔型ロールの各部寸法の説明図である。
【図6】実施例2の本発明の実施例における母管および
製品継目無管の周方向角度と肉厚分布との関係を示すグ
ラフである。
【図7】実施例2の比較例における母管および製品継目
無管の周方向角度と肉厚分布との関係を示すグラフであ
る。
【図8】真円孔型単ロールとマンドレルバーの相対位置
と肉厚分布の説明図で、(a)図はロールとマンドレル
バーとが同心の場合、(b)図はロールをマンドレルバ
ーに同心より近づけた場合、(c)図はロールをマンド
レルバーに同心より遠ざけた場合である。
【図9】2円弧ロールを図7(c)図と同様に配置した
場合の肉厚分布の説明図である。
【図10】3ロールマンドレルミルの最終2スタンドに
組込む偏心スリーブ方式のロール圧下量調整機構の単ロ
ールによる説明図で、(a)図は側面図、(b)図は正
面図である。
【図11】3ロールマンドレルミルの最終2スタンドに
組込むスライド摺動方式のロール圧下量調整機構の単ロ
ールによる説明図で、(a)図は側面図、(b)図は正
面図である。
【図12】3ロールマンドレルミルの最終2スタンドに
組込むテコ方式のロール圧下量調整機構の単ロールによ
る説明図で、(a)図は側面図、(b)図は正面図であ
る。
【図13】マンネスマン−マンドレルミル方式の継目無
管製造ラインの全体概略図である。
【図14】3ロール絞り圧延機の隣接スタンドのロール
配置の説明図で、(a)図は前段スタンド、(b)図は
後段スタンドを示す。
【図15】孔型ロールの矩形率説明のための管とロール
との接触面投影図である。
【図16】孔型ロールの矩形率説明のための管とロール
との接触面積の概念図である。
【図17】角張り位相の定義を示すもので、(a)図は
負の角張り位相を示す周方向角度と増肉率との関係説明
図、(b)図は正の角張り位相を示す周方向角度と増肉
率との関係説明図である。
【図18】3ロール絞り圧延機におけるロール矩形率と
角張り率と管外径との関係の一例を示すグラフである。
【図19】表1のロールシリーズAにおけるt/Dと角
張り率との関係を示すグラフである。
【図20】表1のロールシリーズBにおけるt/Dと角
張り率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1、126 中空素管 2 3ロールマンドレルミル 3、7、41 孔型ロール 4、72、129 マンドレルバー 5 3ロール絞り圧延機 6、130、136、141 母管 8 スリーブハウジング 10 、22 駆動軸 11 補助軸 12 ケース 13 軸 14、17 ギヤ 15 カップリング 16 ベベルギヤ 18、105、112 ロールチョック 19、113 支軸 20、114 アーム 21、106 油圧シリンダー 71、91、104、111、135、142 ロール 73 2円弧ロール 92 ロール軸 93 軸受 94 偏心リング 121 丸ビレット 122 回転炉床式加熱炉 123 穿孔機 124 プラグ 125 ロール 127 マンドレルミル 128 孔型ロール 131 再加熱炉 132 絞り圧延機 143 接触面投影図 P 圧延パス中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 17/02 - 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3ロールマンドレルミルと3ロール絞り
    圧延機を、同一軸を有する圧延パスラインに延伸圧延さ
    れた母管の長さより短い距離でタンデムに配列したマン
    ネスマン−マンドレルミル方式による継目無管の製造に
    おいて、3ロールマンドレルミルが少なくとも最終2ス
    タンドにロール位置変更機構を有することを特徴とする
    3ロールマンドレルミルの圧延装置列。
  2. 【請求項2】 3ロールマンドレルミルと3ロール絞り
    圧延機を、同一軸を有する圧延パスラインに延伸圧延さ
    れた母管の長さより短い距離でタンデムに配列したマン
    ネスマン−マンドレルミル方式による継目無管の製造に
    おいて、3ロールマンドレルミルが少なくとも最終2ス
    タンドにロール位置変更機構を有すると共に、3ロール
    マンドレルミルの最終2スタンドと3ロール絞り圧延機
    のロール位相を30°ずらして配置したことを特徴とす
    る3ロールマンドレルミルの圧延装置列。
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