JP4735730B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中間転写ベルトを備える電子写真方式の画像形成装置に関する。
近年、フルカラーの画像形成装置として、感光体ドラム上に形成された各色トナー像をそれぞれ中間転写ベルトに一次転写し、中間転写ベルト上で重ね合わせたトナー像を一括して記録シートに二次転写する、いわゆる中間転写方式の画像形成装置が広く用いられている。
このような画像形成装置において、感光体ドラム上に形成されたトナー像の中間転写ベルトへの一次転写は、中間転写ベルトを挟んで感光体ドラムと略対向する位置に転写ローラを配設し、当該転写ローラを中間転写ベルトの内周面に押圧して、中間転写ベルトの表面を適度な圧力で感光体ドラムに面接触させた状態で、所定の転写電圧を転写ローラに印加することにより、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルトに静電吸着させている。
感光体ドラムと中間転写ベルトとの接触圧力は、大きすぎても、小さすぎても転写効率を低下させるため、接触圧力の設定には高い精度が要求される。
一方、最近では、中間転写ベルトの走行方向における転写ローラと感光体ドラムとの位置を若干ずらして(オフセット)、転写ローラと中間転写ベルトとが接触する第1の接触位置と、感光体ドラムと中間転写ベルトとが接触する第2の接触位置との距離を長くする。
このため、この間の抵抗値を上げて転写ローラと感光体ドラムとの間の電圧差を高くし、これにより電界強度を高めて転写効率を良好に維持する構成(以下、「オフセットタイプ」という)が採用されつつある。
このようなオフセットタイプの構成において、従来、例えば、図11(a)に示すように、転写ローラ1035のローラ軸と同軸上に外径が転写ローラ1035よりも大きな円板状のコロ1034が転写ローラ1035の両端に設けられ、コロ1034を感光体ドラム1031の外周面両端の非画像領域に当接させられている。
このようにして、従来の構成は、感光体ドラム1031と転写ローラ1035との距離を一定に保ち、中間転写ベルト1011の押し込み量L11を一定に保持して、接触圧力を高い精度で確保しようとしている。
ここで、感光体ドラム1031は、1対の第1保持部材1132に軸支されている。
一方、転写ローラ1035およびコロ1034は、揺動軸1036aを中心に揺動する1対の第2保持部材1036の端部に軸支されている。
そして、第2保持部材1036は、ばね(不図示)などにより感光体ドラム1031へと付勢される。
このような構成により、コロ1034が感光体ドラム1031周面の両端部側の非画像領域に当接している。
特開平11−338264号公報
感光体ドラム1031は、通常、メンテナンス等を考慮して着脱可能な構成となっている。
このため、組み付け精度や部品寸法精度のばらつきなどが存在し、感光体ドラム1031を保持する第1保持部材1132と転写ローラ1035およびコロ1034を保持する第2保持部材1036との間に相対的な位置ずれが生じやすい。
例えば、図11(b)に示すように、回転軸1031aと揺動軸1036aとの間に水平方向(X軸方向)のずれが生じ、揺動軸1036aの位置がP1からP1’に移動したとすると、コロ1034と感光体ドラム1031との当接位置がP3からP4に変化し、転写ローラ1035の中間転写ベルト1011への押し込み量は、L11からL12へと拡大する。
また、回転軸1031aと揺動軸1036aとの間に垂直方向(Z軸方向)のずれが生じ、図11(c)に示すように、揺動軸1036aの位置がP1からP1’’に移動したとすると、コロ1034と感光体ドラム1031との当接位置がP3からP5に変化し、転写ローラ1035の中間転写ベルト1011への押し込み量は、L11からL13へと縮小する。
このように、第1保持部材1132と第2保持部材1036との間に相対的な位置ずれが生じた場合、中間転写ベルト1011の押し込み量が変化し、感光体ドラムと中間転写ベルトとの接触圧力を適正な範囲内に設定し難く、転写効率が低下するおそれがある。
本発明の課題は、感光体ドラムなどの像担持回転体の保持部材と転写ローラの保持部材との間に相対的な位置ずれが生じても、像担持回転体から中間転写ベルトへのトナー像の転写効率が低下しにくくすることである。
上記課題を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、周回走行するベルトの外周面側に像担持回転体を配すると共に、前記ベルトの内周面に転写ローラを接触させて、前記ベルト外周面にトナー像を転写させる構成を有する画像形成装置であって、前記像担持回転体をその両端で回転自在に保持する軸受部を有する第1保持部材と、前記転写ローラをその両端で回転自在に保持する軸受部を有する第2保持部材と、前記第1保持部材および第2保持部材のいずれか一方の保持部材を案内するために、前記ベルトの走行方向と直交し、かつ、前記ベルトの走行面と直交する方向に延びるように配された基準面を有するガイド部材と、前記ベルトの走行面と直交する方向に延び、かつ、前記ベルトの走行方向と直交するように配された基準面を有するガイド部材と、前記ガイド部材の案内対象となる保持部材の平坦面を前記基準面に向けて付勢して面接触の状態を維持する第1の付勢手段と、前記ガイド部材の案内対象となる保持部材を他方の保持部材に向けて付勢する第2の付勢手段とを有すると共に、前記転写ローラの軸方向から見たときに、第1保持部材と第2保持部材の当接する部分を含む各対向部分のうち一方の対向部分が、前記ベルトの走行方向と平行な直線状に形成されると共に、他方の対向部分が軸受けの中心と同心の円弧を含む凸型曲線状に形成されてなることを特徴とする。
上記構成によれば、第1と第2の保持部材の一方が、ベルトの走行面とほぼ直交する方向に案内されつつ、他方の保持部材に付勢され、かつ、転写ローラ軸方向から見たときに当該第1保持部材と第2保持部材とが当接する当接部を含む対向部分同士の一方が、前記ベルトの走行方向とほぼ平行な直線形状を有し、他方が凸型曲線状を有している。
または、第1と第2の保持部材の一方が、ベルトの走行面とほぼ直交する方向に案内されつつ、第1保持部材と転写ローラとが、もしくは、第2保持部材と像担持回転体とが、互いに対向する部分で当接し、かつ、前記転写ローラの軸方向から見たときに、前記第1保持部材と第2保持部材のうち前記当接が生じている方の前記対向部分が、前記ベルトの走行方向と平行な直線形状を有している。
これにより、組み付け誤差などがあっても、転写ローラと像担持回転体のベルトの走行面に直交する方向における相対的位置決めがより確実になり、ベルトの押し込み方向においてズレが生じにくい。このため、感光体ドラムとベルトの接触圧を高い精度で適正範囲内に保つことができ、像担持回転体から中間転写ベルトへのトナー像の転写効率の低下を招きにくい。
また、第1と第2の保持部材のうち凸型曲線状の輪郭を有する方が、凸型曲線状を有する保持部材の前記軸方向と直交する平面上において傾きが生じたとしても、転写ローラと像担持回転体との垂直方向における距離は変わらないため、相対的な位置ズレが生じるのはベルトの走行方向だけなので、ベルトの押し込み方向においてズレは生じにくい。
ここで、前記案内される保持部材を前記基準面へと付勢する前記第1の付勢手段の力は、前記案内される保持部材が前記当接部において他方の保持部材から受ける反力により生ずる回転モーメントに抗して、前記基準面との面接触状態を維持させるに足る大きさであることが望ましい。
これにより、前記案内対象となる保持部材が傾くことなく姿勢をしっかりと維持することができ、第1保持部材と第2保持部材との位置決め精度を向上することができる。
また、前記第1の付勢手段は、板ばねであることが望ましく、また、樹脂材料からなることが望ましい。
これにより、安価で簡単な構成により基準面への付勢力が得られる。
また、前記第1の付勢手段は、圧縮コイルばねであるとしてもよい。
これにより、ばねの線形や巻き数を適宜選択することにより、ばね定数が簡単に設定することができ、目的とする付勢力の設定が容易になる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの全体の構成を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る感光体ドラムと一次転写ローラの保持構造を示す一部切り欠き斜視図である。 (a)、(b)、(c)および(d)のそれぞれは、本発明の実施の形態に係る感光体ドラムおよび一次転写ローラの保持部材同士が、異なる相対的位置にあるときの両者の垂直方向における距離を示す図である。 本発明の実施の形態に係る一次転写ローラの保持部材に作用する回転モーメントと基準面への付勢力との関係(その1)を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る一次転写ローラの保持部材に作用する回転モーメントと基準面への付勢力との関係(その2)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る一次転写ローラの保持部材を基準面に付勢する部材の変形例(その1)を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る一次転写ローラの保持部材を基準面に付勢する部材の変形例(その2)を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る一次転写ローラの保持部材を基準面に付勢する部材の変形例(その3)を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る一次転写ローラの保持部材を基準面に付勢する部材の変形例(その4)を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る一次転写ローラの保持部材を基準面に付勢する部材の変形例(その5)を示す部分断面図である。 従来の画像形成装置における感光体ドラムと一次転写ローラの保持構造を示す側面図である。
図1は、当該プリンタ1の全体の構成を示す断面概略図である。
同図に示すように、このプリンタ1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着部5および制御部60を備えている。プリンタ1は、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック色からなるトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行するいわゆるタンデム型のカラープリンタである。
以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
<画像プロセス部>
画像プロセス部3は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部3Y,3M,3C,3K、光学部10、中間転写ベルト11などを備えている。
作像部3Yは、感光体ドラム31Y、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラ34Y、感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナ35Yなどを備えている。
作像部3Yは、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。他の作像部3M〜3Kについても、作像部3Yと同様の構成になっており、同図では符号を省略している。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトである。中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13に張架されて矢印A方向に回転駆動される。
光学部10は、レーザダイオードなどの発光素子を備えている。光学部10は、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム31Y〜31Kを露光走査させる。
この露光走査により、帯電器32Y〜32Kにより帯電された感光体ドラム31Y〜31K上に静電潜像が形成される。各静電潜像は現像器33Y〜33Kにより現像される。
感光体ドラム31Y〜31K上に現像されたY〜K色のトナー像が中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして一次転写が実行される。
一次転写ローラ34Y〜34Kに作用する静電力により中間転写ベルト11上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成される。
さらに、トナー像が中間転写ベルト11の周回に伴って二次転写位置46方向に移動する。
例えば、一次転写ローラ34Yにおいて作用する静電力は、一次転写ローラ34Yと感光体ドラム31Yとの間の電位差によってその大きさが決まる。ここで、一次転写ローラ34Y(〜34K)は、安価で低抵抗な金属ローラであり、表面に絶縁層が設けられておらず、上記電位差を十分に確保するためには、感光体ドラム31Yと一次転写ローラ34Yとの間に介在する中間転写ベルト11の抵抗を大きく設定する必要がある。
このため、本実施の形態におけるプリンタ1では、一次転写ローラ34Yの位置が、これに対応する感光体ドラム31Yに対して、中間転写ベルト11の走行方向(X−X’方向)において、オフセットしている。オフセット量L1は、4mm程度となっている。
さらに、一次転写ローラ34Yは、中間転写ベルト11をこれの走行面と直交するZ’方向に長さL2分押し込んでいる。
(変形例の説明部分の直前で記載していた走行面の定義を前半に記載すると共に、請求項で記載する走行面に疑義が生じないように内容を一部見直しました。)
また、感光体ドラム31M〜31Kおよび一次転写ローラ34M〜34Kについても、これと同様の構成となっている。
ここで、上記押し込み量L2は、良好な一次転写効率を維持する上で、0.01mm以上、0.12mm以下の範囲にあることが望ましい。
一方、給紙部4は、記録シートSを収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の記録シートSを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された記録シートSを二次転写位置46に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対44などを備えている。給紙部4は、中間転写ベルト11上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部4から記録シートSを二次転写位置に給送し、二次転写ローラ45の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シートS上に二次転写される。二次転写位置46を通過した記録シートSは、定着部5に搬送される。記録シートS上のトナー像(未定着画像)が、定着部5における加熱・加圧により記録シートSに定着される。
記録シートSは、排出ローラ対71を介して排出トレイ72上に排出される。
<感光体ドラムと一次転写ローラの保持構造>
本実施の形態におけるプリンタ1は、感光体ドラム31Y〜31Kと一次転写ローラ34Y〜34Kの保持構造に特徴がある。
図2は、上記保持構造を示す一部切り欠き斜視図である。
なお、上記保持構造は、Y−Y’方向において対称形状となっており、同図では、Y方向側の構成の一部を示している。
<一次転写ローラ34Y〜34Kの保持構造について>
一次転写ローラ34Y〜34Kは、それぞれその両端部において、一対の転写ローラ保持部材133Y〜133Kを介して転写ローラ保持機構130に保持されている。
各転写ローラ保持部材133Y〜133Kは、各一次転写ローラ34Y〜34Kのそれぞれをその両端部で軸支すると共に、機枠132に対してZ−Z’方向に摺動可能に保持されている。
すなわち、機枠132において、各感光体ドラム31Y〜31Kの回転軸の位置よりもベルト走行方向へ所定距離だけ下流側へとずれた位置に、上記転写ローラ保持部材133Y〜133Kを、Z−Z’方向に摺動可能に保持する案内部135Y〜135Kが設けられている。
たとえば、案内部135Yは、機枠132の側面132aに一対のガイド部材132b、132cが立設され、一対のガイド部材132b、132cの間に転写ローラ保持部材133Yが摺動可能に挿入され、転写ローラ保持部材133Yが図2における紙面手前側に飛び出さないようにガイド部材132b、132cの図2における紙面手前側端部分にバー部材132eが掛け渡すように付設されてなる。
なお、転写ローラ保持部材133Yと機枠132との成形精度を考慮して、転写ローラ保持部材133YのX−X’方向における幅が、第1、第2ガイド部材132c間の距離よりも100μm程度小さく設定されている。バー部材132eと転写ローラ保持部材133Y間の隙間もその程度である。
転写ローラ保持部材133Yは、そのZ軸方向の高さ16mm、Y軸方向の奥行き6mm、X軸方向の幅11mmのほぼ直方体形状であって、転写ローラ保持部材133Yの上辺部にはストッパー部133bが形成されており、ストッパー部133bが上記バー部材132eに係合することにより、組み立て時などにおいて転写ローラ保持部材133Yが落下しないように工夫されている。
また、ストッパー部133bの中央部よりやや下の部分に一次転写ローラ34Yの軸を回転自在に保持する軸受穴133cを有する。
この転写ローラ保持部材133Yの材料としては、摺動性および成形性および機械的強度に優れた、例えば、POM(polyacetal)、PPS(Polyphenylenesulfide)などの樹脂材料が望ましい。
案内部135Yには、中間転写ベルト11の走行面に対してほぼ直交する平面内に位置するように当該ガイド部材132bが形成されている。
図2の2点鎖線の円内の拡大断面図に示すように、案内部135Yの右側のガイド部材132bの内側面は、左側のガイド部材132cの内側面に形成された凹部132dに板ばね134を装着して転写ローラ保持部材133Yをガイド部材132b方向に付勢することにより、転写ローラ保持部材133Yの右側平坦面133sを基準面132sに常時面接触させた状態で摺動するように構成されている。
上記板ばね134の材料としては、弾性に富み摺動性に優れた樹脂が望ましく、例えば、POM(polyacetal)、PC(Polycarbonate)などを使用することができる。
転写ローラ保持部材133Yの上面には、円柱状の凸部133dが突設され、凸部133dに圧縮コイルバネ138の一端が取り付けられる。
一方、機枠132は、側面部がXZ平面内にあるように配置されている。機枠132は、横断面がほぼ逆L字状であって、その上部に水平方向外側に伸びる水平部1321を有している。当該水平部1321の下面の、上記凸部133dに対向する部分には、円柱状の凸部132dが突設され、圧縮コイルバネ138の他端が取り付けられている。これにより圧縮コイルバネ138が、この位置に保持されつつ、転写ローラ保持部材133Yを下方に付勢するように構成される。
以上では、転写ローラ保持部材133Yの保持構造についてのみ説明したが、他の転写ローラ保持部材133M〜133Kについても同構造であるので、説明を省略する。
<感光体ドラム31Y〜31Kの保持構造について>
各感光体ドラム31Y〜31Kは、それぞれ両端部において各一対の感光体保持部材131Y〜131Kにより保持されている。(図2では、感光体保持部材131Y〜131Kのうち手前側の感光体保持部材131Y〜131Cのみ図示している。)。
本実施の形態では、メンテナンスが容易となるように、各感光体ドラム31Y〜31Kは、それぞれ樹脂ケース(不図示)に収納されてユニット化されており、プリンタ1のY−Y’方向に設けられたガイド部材(不図示)に沿って着脱できるように構成されている。感光体保持部材131Y〜131Kは、当該ユニットの樹脂ケースに一体的に設けられているものとする。
樹脂ケースの中間転写ベルト11に対向する部分には開口部が形成されており、プリンタ1に装着された状態で、各感光体ドラム31Y〜31Kの周面が中間転写ベルト11に接触できると共に、転写ローラ保持部材133Y〜133Kも感光体保持部材131Y〜131Kに当接できるようになっている。
また、各感光体保持部材131Y〜131Kの上部は、一次転写ローラ34Yの軸方向(Y−Y’方向)からみたとき、感光体ドラム31Y〜31Kの軸心を中心とし、当該感光体ドラムの半径と同一の円弧形状に形成されている。
そして、各感光体保持部材131Y〜131Kの上部の円弧部分131aと各転写ローラ保持部材133Y〜133Kkの底面133tとが当接することにより、感光体ドラム31Y〜131Kと転写ローラ保持部材133Y〜133Kとの相対的位置決めが行なわれる。
これにより一次転写ローラ34Y〜34Kによる中間転写ベルト11の押し込み量L2(図1参照)を厳格に設定し、感光体ドラム31Y〜31Kと中間転写ベルト11との接触圧力を適正に設定することができる。
以下、感光体保持部材131Yと転写ローラ保持部材133Yを例にして、上記のメカニズムについて説明する。
図3(a)は、感光体保持部材131Yと転写ローラ保持機構130との相対的な位置が、設計ポイント、即ち、理想の状態にある場合を示す図である。
このような理想の状態から、図3(b)に示すように、感光体保持部材131Yと転写ローラ保持機構130との相対的位置がZ−Z’方向においてずれると、感光体ドラム31Yの中心軸の位置Bに対して、転写ローラ保持機構130における基準点の位置Cが位置C’に変化する。
この場合、同図に示すように、転写ローラ保持機構130は、感光体保持部材131YとのZ軸方向における距離を拡大するが、転写ローラ保持部材133Yの平坦面133tは、感光体保持部材131Yの円弧部分131aに当接したままの状態を維持する。
つまり、転写ローラ保持部材133Yは、転写ローラ保持機構130に対して、第1ガイド部材132bの基準面132sに沿ってZ’方向に移動しているが、感光体保持部材131Yに対しては、何ら相対的な位置変化を生じない。
このため、感光体ドラム31Yおよび一次転写ローラ34Yの回転軸同士のZ−Z’方向における距離H1は変化せず、一次転写ローラ34Yによる中間転写ベルト11の押し込み量L2は変化しない。
ここで、仮に、転写ローラ保持部材133Yが板ばね134により基準面132sに付勢されておらず、転写ローラ保持部材133Yの姿勢が基準面132sに対して傾いていたとすれば、感光体保持部材131Yの円弧部分131aに当接する接線が傾くことになるので、当接位置がずれ、感光体ドラム31Yおよび一次転写ローラ34Yの回転軸同士のZ−Z’方向における距離H1も変化する。
すると、一次転写ローラ34Yによる中間転写ベルト11の押し込み量L2が変化するので、L2の変化を防止するため、板ばね134により転写ローラ保持部材133Yを基準面132sに押圧することが望ましい。
また、図3(a)に示す理想状態から、図3(c)に示すように、感光体保持部材131Yと転写ローラ保持機構130との相対的位置がX−X’方向においてずれが生じて、感光体ドラム31Yの中心軸の位置Bに対して、転写ローラ保持機構130における基準点の位置Cが位置C’’に変化したものとする。
この場合、同図に示すように、転写ローラ保持機構130の位置変化に伴い、転写ローラ保持部材133Yもまた、感光体保持部材131YとのX軸方向における距離を拡大するが、Z軸方向における距離は変化しない。
つまり、一次転写ローラ34Yによる中間転写ベルト11の押し込み量L2は変化しない。
さらに、図3(a)に示す理想状態から、図3(d)に示すように、感光体保持部材131Yと姿勢が傾き、転写ローラ保持機構130との相対的位置がX−X’方向においてずれが生じて、感光体ドラム31Yの中心軸の位置Bに対して、転写ローラ保持機構130における基準点の位置Cが位置C’’’に変化したものとする。
この場合、同図に示すように、転写ローラ保持機構130の位置変化に伴い、転写ローラ保持部材133Yもまた、感光体保持部材131YとのX軸方向における距離を拡大するが、Z軸方向における距離は変化しない。
何故ならば、一次転写ローラ34Yの軸方向(Y−Y’方向)からみたとき、平坦面133tと当接する感光体保持部材131Yの円弧部分131aの曲率半径の中心は、感光体ドラム31Yの回転軸と同位置にあるため、感光体保持部材131Yの姿勢が傾いたとしても、Z軸方向における位置が変化しないからである。
このため、一次転写ローラ34Yによる中間転写ベルト11の押し込み量L2は変化しない。
現実的には、図3(b)〜(d)のずれが重なって生じるものと考えられるが、これらのいずれのケースにおいても、一次転写ローラ34Yによる中間転写ベルト11の押し込み量L2は変化しないので、感光体ドラム31Yと中間転写ベルト11との接触圧力を高精度で設定することができる。
<板ばね134の付勢力の設定について>
上述のような効果を得るためには、転写ローラ保持部材133Yの姿勢が常時傾いていないこと、即ち、ガイド部材の基準面に沿って中間転写ベルト11の走行面に直交する方向に移動することが要請される。
転写ローラ保持部材133Yの姿勢を傾かせる要因としては、図4に示すように、圧縮コイルばね136により、転写ローラ保持部材133Yの頂部中央(以下、「作用点G」という。)に垂直方向下方(Z’方向)に向けて押圧力F1が加わっており、この作用点Gと転写ローラ保持部材133Yと感光体保持部材131Yとが当接している当接点Fとを結ぶ線が、垂直方向に対しておいて角度θ分ずれていることが挙がられる。
そこで発明者は、図4に示すように、転写ローラ保持部材133Yの右側平坦面133sの上端(以下、「E点」という。)に作用するモーメントを考えるとき、板ばね134の押圧力F4に起因して生じるモーメントM1が、圧縮コイルばね136の押圧力F1に起因して生じる回転モーメントM2と反対方向に生じ、かつ、当該回転モーメントM2よりも大きくなるようにすればよいと考えた。
ここで、同図に示すように、感光体保持部材131Yと平坦面133tとの当接点Fにおいて押圧力F1の反力F1’が生じる。
当接点Fにおいて、反力F1’を作用点Gと当接点Fとを結ぶ直線と直交する方向に分力した力F2が、E点の中心として回転させる力となると考えられるので、E点から分力F2の作用線に下ろした垂線の長さをX1とするとき、上述の回転モーメントM2は、X1×F1×SINθによって計算される。
一方、モーメントM1は、E点から押圧力F4の作用線に下ろした垂線の長さをY1とするとき、Y1×F4によって計算される。
したがって、このモデルでは、右側平坦面133sと基準面132sとの面接触状態を保持するため、以下の式1の条件を満足する必要がある。
[式1] F4×Y1>X1×F1×SINθ
なお、実際には、E点における回転モーメントは、当接部Fにおける摩擦力や一次転写ローラ34Yが中間転写ベルト11から受ける力にも影響を受ける。
このため、当接部Fにおける摩擦力や一次転写ローラ34Yが大きい場合には、これらの力も上記式1に反映する必要がある。
そこで、実際の設計手法としては、試験等で確認を行い、板ばね134の付勢力を決定することが現実的であり、要するに、板ばね134の押圧力が、右側平坦面133sと基準面132sとの面接触状態を維持させるに足る大きさに設定されることが望ましい。
本実施の形態では、目標の1次転写効率を達成するため、組み付け誤差や部品の寸法公差などを全て含めた上で、中間転写ベルト11の押し込み量L2のばらつきがプラスマイナス75μm以内に抑えられなければならない。
このような厳しい制約条件がある中、板ばね134が設けられておらず、かつ、転写ローラ保持部材133YのX−X’方向の側方に、左右を合わせて100μm程度の隙間が生じている場合、これに起因する押し込み量L2のばらつきは、16〜62μmも生じることになり、他の部位の寸法精度や組み付け精度の向上を余儀なくされる。
本実施の形態では、板ばね134を設けることで、転写ローラ保持部材133が傾くことに起因する中間転写ベルト11の押し込み量L2のばらつきは0となり、部品寸法に起因するばらつきのみとなる。
このため、他の部位の寸法精度や組み付け精度に余裕が生じるまでとなった。
以上のように、本実施の形態におけるプリンタ1では、感光体保持部材131Yと転写ローラ保持部材133Yとの相対的な位置が、中間転写ベルト11の走行面(X−Y平面)と直交する方向(Z−Z’方向)において、両者の距離が変わらないように構成されている。
また、他のカラーに対応する感光体保持部材および転写ローラ保持部材についてもこれと同様である。
これにより、一次転写ローラ34Y〜34Kによる中間転写ベルト11の押し込み量L2を厳格に設定することができる。
このため感光体ドラム31Y〜31Kと中間転写ベルト11との接触圧力の高精度な設定が可能となり、一次転写効率が低下しにくい。
なお、ここでいう中間転写ベルト11の走行面とは、中間転写ベルト11の一次転写が行われる走行区間における一次転写ローラ34Y(〜34K)によって押圧される前の状態の外周面のことをいう。
もっとも、一次転写ローラ34Y(〜34K)による中間転写ベルト11の押し込み量L2は、0.01mm以上、0.12mm以下なので、上記押圧が行われた後の状態は、押圧が行われる前の状態と殆ど変わらない。
<変形例>
本発明は、上述のような実施の形態に限られるものではなく、次のような変形例であってもよい。
(1)上記実施の形態では、板ばね134により転写ローラ保持部材133Y〜133KのX方向側面を第1ガイド部材132bの基準面132sに付勢していたが、この構成に限るものではない。
例えば、基準面132sと板ばね134との位置を入れ替えて、転写ローラ保持部材133Y〜133KのX’方向側面が基準面を押圧する構成としてもよい。
この場合、上記側面と基準面との面接触状態の保持に要する板ばね134の付勢力が、基準面132sと板ばね134との位置を入れ替える前の場合と後の場合とで異なる。
図5は、後者の場合における、転写ローラ保持部材133Yに作用する回転モーメントと基準面への付勢力との関係を示す模式図である。
なお、ここでは、一次転写ローラ34Yが中間転写ベルト11から受ける力を考慮しないものとする。
同図に示すように、圧縮コイルばね136により、転写ローラ保持部材133Yの頂部中央(以下、「H点」という。)に垂直方向下方(Z’方向)に向けて押圧力F5が加わっているものとする。
ここで、転写ローラ保持部材133Yと感光体保持部材131Yとが当接しているJ点に作用する回転モーメントを考慮する。
J点から押圧力F5の作用線に下ろした垂線の長さをX2とし、J点において押圧力F5に起因して生じる回転モーメントM3とするとき、M3=X2×F5となる。
この回転モーメントM3は、J点中心に時計回りに作用する。言い換えると、回転モーメントM3は、左側平坦面133uと基準面132fとを面接触させない方向に作用する。
したがって、上記面接触状態を保持するためには、上記回転モーメントM3に打ち勝つ逆向きの回転モーメントM4が生じるように、転写ローラ保持部材133YのX方向側面がX’方向に向かって押圧されるようにしなければならない。
この押圧力をF6とし、J点から押圧力F6の作用線に下ろした垂線の長さをY2とするとき、回転モーメントM4は、M4=X2×F5によって算出される。
したがって、このモデルにおいては、左側平坦面133uと基準面132fとの面接触状態を保持するためには、以下の式2の条件を満足する必要がある。
[式2] F6×Y2>F5×X2
なお、実際には、当接部Jにおける回転モーメントは、一次転写ローラ34Yが中間転写ベルト11から受ける力にも影響を受けるので、上記式2を満足するからといって、右側平坦面133sと基準面132sとの面接触状態が保証されるものではない。
実際には、試験等で確認を行い、押圧力F6を決定することが望ましく、要するに、押圧力F6は、左側平坦面133uと基準面132fとの面接触状態を維持させるに足る大きさに設定できればよい。
(2)また、上記実施の形態では、第2ガイド部材132cに凹部132dを設け、ここに板ばね134を嵌め込んでいたが、このような構成に限るものではない。
例えば、図6に示すように、転写ローラ保持部材233YのX’方向側の側面に凹部233aを設ける。そして、凹部233aに板ばね134を嵌め込むと共に、互いに平行する板状の第1ガイド部材232bと第2ガイド部材232cとの間に転写ローラ保持部材233をZ軸方向に滑動自在に設けた構成としてもよい。
(3)さらに、上記実施の形態では、板ばね134は、弾性に富み摺動性に優れた樹脂が望ましいとしたが、これに限るものではない。
例えば、図7に示すように、圧縮コイルばね335の一端に、摺動性に優れた摺動部材334を嵌合させて、摺動部材334を、例えば、転写ローラ保持部材133Yの側面に押し当てる構成としてもよい。
このような構成を採用すると、ばねの線形や巻き数を適宜選択することによって、ばね定数の設定を簡単に行うことができる。
(4)また、上述の構成では、転写ローラ保持部材133Yを基準面132sに押圧させるため、板ばね134や圧縮コイルばね335などと転写ローラ保持部材とが接触する構成となっていたが、この構成に限らない。
例えば、図8に示すように、転写ローラ保持部材433Yに設けられた磁石434aと、第2ガイド部材232c側に設けられた磁石434bとの間に作用する斥力を利用して、非接触で転写ローラ保持部材433Yを第1ガイド部材232bに押圧させてもよい。
もしくは、図9に示すように、転写ローラ保持部材533Yに設けられた磁石434aと、第2ガイド部材232c側に設けられた磁石434bとの間に作用する吸引力を利用して、非接触で転写ローラ保持部材533Yを第1ガイド部材232bに押圧させてもよい。
(5)さらに、上述の構成では、転写ローラ保持部材133Yとは別に板ばね134などを設けていたが、これに限られるものではない。
例えば、図10に示すように、転写ローラ保持部材633YのX軸方向の一方の壁部を、例えば、板ばね状の弾性変形部633aすることにより、転写ローラ保持部材633Yを第1ガイド部材232bに付勢してもよい。
要するに、一次転写ローラを保持する保持部材と基準面とが面接触状態を保っ保ったまま、上記保持部材をこの基準面に沿って案内する案内手段があればよい。
(6)上述の構成では、感光体保持部材131Y〜131Kを固定し、転写ローラ保持部材133Y〜133Kを中間転写ベルト11の走行面と直交する方向(Z軸方向)に滑動自在な構成としていたが、この構成に限るものではなく、転写ローラ保持部材133Y〜133Kを固定し、感光体保持部材131Y〜131Kを中間転写ベルト11の走行面と直交する方向に滑動自在な構成としてもよい。
(7)さらに、上述の構成では、感光体保持部材131Y〜131KのZ方向における上部が円弧状となっていると共に、転写ローラ保持部材133Y〜133KのZ’方向における下部が平坦面133tとなっていたが、場合によっては、両者の形状が入れ替わっていてもよいであろう。
その場合、転写ローラ保持部材133Y〜133Kの底部に設けられることとなった円弧の曲率半径の中心は、これらが回転自在に保持する各一次転写ローラの回転軸の延長上にあることが望ましい。
また、感光体保持部材131Y〜131KのZ方向における上部に設けられることとなった平坦面は、中間転写ベルト11の走行面と極力平行となるように構成されることが望ましい。
このようにすることで、上記実施の形態のプリンタ1と同様に、感光体ドラムと転写ローラ保持部材との相対的位置決めを精度良く行うことができる。
ただし、例えば、1対の感光体保持部材(第1保持部材)131Yと1対の転写ローラ保持部材(第2保持部材)133Yとの相対的位置決め精度が多少低下することを許容するのであれば、上記円弧は、一次転写ローラの回転軸の延長上に中心があるきれいな円弧である必要はなく、要するに、凸型曲線状であればよい。
(8)上記実施の形態では、X−X’方向において感光体ドラム31Yと一次転写ローラ34Yとがオフセットしている構成としたが、このような構成に限るものではなく、感光体ドラム31Yの直上に一次転写ローラ34Yが設けられ、上記オフセットが生じていない構成であっても構わない。
このような場合であっても、第1ガイド部材132bと第2ガイド部材132cとの間に転写ローラ保持部材133Yが挟まれた状態において、転写ローラ保持部材133YのX−X’方向の側方には、100μm程度の隙間が生じているので、微小なオフセットが生じている。このため、右側平坦面133sと基準面132sとの面接触状態を解除する方向に作用する回転モーメントが生じる。
したがって、板ばね134などの押圧部材は、X−X’方向における感光体ドラム31Yと一次転写ローラ34Yとの位置関係に関わらず、一次転写ローラ34Y〜34Kによる中間転写ベルト11の押し込み量L2を厳格に設定するために設けることが望ましい。
(9)また、上記実施の形態では、転写ローラ保持部材133Y〜133Kおよび第1ガイド部材132bの具体的寸法を示したが、これらの寸法は、転写ローラ保持部材133Y〜133Kを基準面132sにしっかりと面接触させた状態で、それぞれに対応する感光体保持部材に当接させることができれば、この数値に限られるものではない。
(10)また、上述の構成では、感光体ドラム31Yと一次転写ローラ34Yの位置決めを行うために、転写ローラ保持部材133Yと感光体保持部材131Yとを当接させていたが、このような構成に限るものではない。
場合によっては、転写ローラ保持部材133Yの底面133tを感光体ドラム31Yの端部に存する外周面に直接当接させて、もしくは、感光体保持部材131Yの上部に中間転写ベルト11の走行面と平行な平面部を設けて、平面部を一次転写ローラ34Yの端部に存する外周面に直接当接させて、感光体ドラム31Yと一次転写ローラ34Yとの位置決めを行ってもよいであろう。
その場合、転写ローラ保持部材133Yおよび感光体保持部材131Yは、それぞれ当接する相手側の部材となる感光体ドラム31Yや一次転写ローラ34Yの摩耗を軽減するために、摺動性の高い材料で構成することが望ましい。
(11)なお、上記実施の形態では、タンデム型のカラープリンタについて説明したが、本発明は、これに限らず、感光体ドラムから転写ベルトにトナー像を転写する全ての画像形成装置に適用されるものである。
本発明は、中間転写ベルトにトナー像を一端転写し、さらに、これを記録シートに転写する画像形成装置誘導加熱により定着ベルトを加熱して記録シート上の未定着画像を熱定着させる定着装置および画像形成装置に広く適用することができる。
1 プリンタ
3 画像プロセス部
3Y,3M,3C,3K 作像部
4 給紙部
5 定着部
10 光学部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 現像器
34 一次転写ローラ
35 クリーナ
41 給紙カセット
42 ローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ対
45 二次転写ローラ
46 二次転写位置
60 制御部
71 排出ローラ対
72 排出トレイ
130 転写ローラ保持機構
131 感光体保持部材
131a 円弧部分
132 機枠
132a 側面
132b,232b 第1ガイド部材
132c,232c 第2ガイド部材
132d,233a 凹部
132e バー部材
132f,132s 基準面
133, 233,433, 533,633 転写ローラ保持部材
133 平坦面
133b 頂部
133c 孔
133d 凸部
133s 右側平坦面
133u 左側平坦面
134 板バネ
138 圧縮コイルバネ
334 摺動部材
434a,434b 磁石
633a 弾性変形部

Claims (6)

  1. 周回走行するベルトの外周面側に像担持回転体を配すると共に、前記ベルトの内周面に転写ローラを接触させて、前記ベルト外周面にトナー像を転写させる構成を有する画像形成装置であって、
    前記像担持回転体をその両端で回転自在に保持する軸受部を有する第1保持部材と、
    前記転写ローラをその両端で回転自在に保持する軸受部を有する第2保持部材と、
    前記第1保持部材および第2保持部材のいずれか一方の保持部材を案内するために、前記ベルトの走行方向と直交し、かつ、前記ベルトの走行面と直交する方向に延びるように配された基準面を有するガイド部材と、
    前記ガイド部材の案内対象となる保持部材の平坦面を前記基準面に向けて付勢して面接触の状態を維持する第1の付勢手段と、
    前記ガイド部材の案内対象となる保持部材を他方の保持部材に向けて付勢する第2の付勢手段とを有すると共に、
    前記転写ローラの軸方向から見たときに、第1保持部材と第2保持部材の当接する部分を含む各対向部分のうち一方の対向部分が、前記ベルトの走行方向と平行な直線状に形成されると共に、他方の対向部分が軸受けの中心と同心の円弧を含む凸型曲線状に形成されてなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持回転体および前記転写ローラの組が、前記ベルトに沿って複数配置されており、前記第1保持部材、前記第2保持部材、前記ガイド部材、前記第1の付勢手段および前記第2の付勢手段は、前記像担持回転体および転写ローラの組ごとにそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記案内される保持部材を前記基準面へと付勢する前記第1の付勢手段の力は、前記案内される保持部材が前記当接部において他方の保持部材から受ける反力により生ずる回転モーメントに抗して、前記基準面との面接触状態を維持させるに足る大きさであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の付勢手段は、板ばねであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記板ばねは、樹脂材料からなることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の付勢手段は、圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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