JP2005055781A - 画像形成装置 - Google Patents

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光幸 宮本
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Abstract

【課題】 安価にレジストレーション補正が行える画像形成装置を提供する。
【解決手段】 各色それぞれに対応する複数の感光体ドラム3Y〜3Kと、各感光体ドラム3Y〜3Kの表面に対し所定間隙を隔てて対向配置され、これらを露光して各色に対応の静電潜像を形成する露光器であるLPH5Y〜5Kと、これらの各静電潜像にトナーを付着させて各色に対応のトナー顕像を現像する現像器の現像ローラ6Y〜6Kと、正回転して各感光体ドラム3Y〜3Kに駆動力を与えるモータ12Y〜12Kと、を備える。各LPH5Y〜5Kは、一端部に形成された第1の突起21Y〜21Kを支軸Jに各感光体ドラム3Y〜3Kの表面に対してスライド移動が可能であって、各モータ12Y〜12Kが逆回転することで各偏芯カム29Y〜29Kに回転力が与えられてスライド移動し、レジストレーション補正が行われる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カラー複写機やカラープリンタといったように各色それぞれに対応する複数の画像形成部を備えた画像形成装置に関し、特に、レジストレーション補正の機能を有する画像形成装置に関する。
従来一般のこの種の画像形成装置は、各色それぞれに対応する複数の画像形成部、具体的には、各色それぞれに対応する複数の像担持体と、これらの各像担持体の表面に対し所定間隙を隔てて対向配置され、各像担持体を露光して各色に対応の静電潜像を形成する露光器と、これらの各静電潜像にトナーを付着させて各色に対応のトナー顕像を現像する現像器と、を備える。像担持体としては、表面に有機系やアモルファス−シリコンの感光層を有する感光体ドラムが挙げられ、露光器としては、レーザー光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射ミラー等を搭載したレーザースキャニングユニット(以下、「LSU」と記すことがある)、或いは、多数のLED素子を一列に並べて形成されたLEDアレイ、レンズアレイ等を搭載したLEDプリントヘッド(以下、「LPH」と記すことがある)が挙げられる。
ところで、このような画像形成装置においては、現像された各トナー顕像が順に中間転写体やシート等の被転写材上に転写されて1つのカラー画像が形成されるわけであるが、各種部品の加工精度や組立精度のばらつき、実際の使用時における環境温度の急変等が起因して、被転写材上で各色の画像(トナー顕像)が一致せず、相互の相対的な位置ずれ、すなわち色ずれが生じる場合がある。これを解消するために、従来一般にはレジストレーション補正が行われる。
このレジストレーション補正は、例えば以下のように行われる。各像担持体上に補正用の標準パターンに基づく静電潜像、トナー顕像を形成し、これらの各標準パターンのトナー顕像を被転写材上に転写した後、CCD等の光センサで被転写材上の各色の標準パターンの画像(以下、「標準パターン画像」と記すことがある)を読み取り、基準となる1つの画像形成部(以下、「基準画像形成部」と記すことがある)によって形成された標準パターン画像(以下、「標準パターン基準画像」と記すことがある)に対しての相互の相対的な位置ずれ量、具体的には主走査線の傾きや書き出し位置のずれ量を検出する。そして、標準パターン基準画像に各標準パターン画像を一致させるべく、各画像形成部に対し、各位置ずれ量に基づいて、次に示すような実際のレジストレーション補正動作を行う。
露光器がLSUである場合、書き出し位置のずれに関しては、レーザー光の出射開始タイミングを早めたり遅らせたりして、電気的に調整する。一方、主走査線の傾きのずれに関しては、レーザー光を最終的に像担持体へ導くための反射ミラーに対し、専用のモータを駆動源としてその配置を機械的に調整する(例えば、特許文献1参照)。
また、露光器がLPHである場合、書き出し位置のずれに関しては、書き出し位置に相当するLED素子を近傍の別のLED素子に換え、主走査線の傾きのずれに関しては、各LED素子の発光タイミングを早めたり遅らせたりして、電気的に調整する。このようにして、レジストレーション補正動作を行っていた。
特開平6−3885号公報(第4−5頁、第4図)
しかし、上記した従来のレジストレーション補正動作においては、以下のような問題がある。露光器がLSUの場合、反射ミラーの配置を機械的に調整するため、その調整範囲は広く、反射ミラーの取付け部にまつわる加工精度や組立精度はそれ程高く要求されない反面、調整の駆動源として専用のモータを必要とすることから、部品点数が嵩み、コストの低減が制約される。また、露光器がLPHの場合、各像担持体に対して副走査線方向に高速で相対移動する各LED素子を電気的に調整するため、その調整範囲は極めて狭く限られることから、LPHそのものの取付け部にまつわる加工精度や組立精度は高精密さが要求され、結果としてコストの低減が制約される。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、安価にレジストレーション補正が行える画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による画像形成装置は、各色それぞれに対応する複数の像担持体と、これらの各像担持体の表面に対し所定間隙を隔てて対向配置され、前記各像担持体を露光して各色に対応の静電潜像を形成する露光器と、これらの各静電潜像にトナーを付着させて各色に対応のトナー顕像を現像する現像器と、を備え、前記各トナー顕像を順に被転写材上に転写して画像を形成する画像形成装置において、画像形成動作の際に正回転して前記各像担持体又は前記各現像器に駆動力を与えるモータを備えており、前記各露光器のうちで少なくとも、基準となる1つの露光器以外の露光器は、レジストレーション補正動作の際に一端部を支軸に前記各像担持体の表面に対してスライド移動が可能であって、前記各モータが逆回転することで前記各スライド移動の駆動力を与えるスライド駆動手段を有する。
これにより、レジストレーション補正動作の際、標準パターン基準画像に対しての各標準パターン画像の相対的な位置ずれ量に基づいて、基準となる露光器が含まれた基準画像形成部以外の他の各画像形成部における露光器が、一端部を支軸に各像担持体の表面に対してスライド移動されるため、主走査線の傾きのずれが機械的に調整されて解消される。もっとも、各露光器のスライド移動量を極力小さくするために、基準画像形成部の露光器も相対的な各位置ずれ量を加味してスライド移動させる構成であることが望ましい。その際、各露光器のスライド移動は、そもそも画像形成動作の際に各像担持体や各現像器を駆動させるためのモータが駆動源として活用される。
ここで、簡単な構成で各スライド駆動手段を実現する観点から、前記各スライド駆動手段は、外周が前記各露光器の他端部における前記各スライド移動の方向に対しての略垂直な面に当接するとともに、前記各モータの逆回転が伝達されて回転する偏芯カムと、前記各露光器の他端部を前記各偏芯カムに向けて付勢する弾性体と、よりなるとよい。
また、各露光器のスライド移動を簡単な構成で安定して行えるように、前記各露光器の一端部における前記各像担持体に対しての背面に、当該画像形成装置本体に固定の第1の固定部材に形成された穴に係合して前記各支軸となる第1の突起を設け、前記各露光器の他端部における前記各像担持体に対しての背面に、当該画像形成装置本体に固定の第2の固定部材に形成された長穴に係合して前記各スライド移動を案内される第2の突起を設けるとよい。
本発明の画像形成装置によれば、レジストレーション補正動作の際、標準パターン基準画像に対しての各標準パターン画像の相対的な位置ずれ量に基づいて、少なくとも、基準となる露光器が含まれた基準画像形成部以外の他の各画像形成部における露光器が、一端部を支軸に各像担持体の表面に対してスライド移動されるため、主走査線の傾きのずれが機械的に調整されて解消される。その際、各露光器のスライド移動は、そもそも画像形成動作の際に各像担持体や各現像器を駆動させるためのモータが駆動源として活用される。従って、特段専用のモータは全く不要であり、しかも調整範囲が広く、格別な加工精度や組立精度は要求されないため、コストの低減が可能になる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。先ず、本発明の第1実施形態である画像形成装置について説明する。図1は第1実施形態の画像形成装置の要部を示す縦断面図、図2はその画像形成装置における画像形成部を示す縦断面図、図3は図2のA−A断面図、図4はその画像形成部の要部を示す斜視図である。
本実施形態の画像形成装置は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色のカラー画像を一時的な被転写材であるベルト状の中間転写体(以下、「中間転写ベルト」と記すことがある)上に転写し、この中間転写体上のカラー画像を最終的にシート上に再転写する、いわゆる中間転写方式の画像形成装置であって、図1中の右側から順に、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色に対応する画像形成部1Y,1M,1C,1Kが、無端状の中間転写ベルト2の下面に沿って配設されている。
各画像形成部1Y,1M,1C,1Kは、像担持体である感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kを備えている。これらの各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの周囲には、図1及び図2中の反時計回りで順に、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの表面を所定の電位に一様に帯電させる帯電器4Y,4M,4C,4Kと、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kを所定の画像信号に基づき露光して各色に対応の静電潜像を形成する露光器であるLPH5Y,5M,5C,5Kと、これらの各静電潜像にトナーを付着させて各色に対応のトナー顕像を現像する現像器の現像ローラ6Y,6M,6C,6Kと、中間転写ベルト2への転写後に各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの表面に残存したトナーを掻き取って除去するクリーニングブレード7Y,7M,7C,7Kと、を備えている。
ここで、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kは、これらの各両端が画像形成装置本体に固定の一対の軸受10Y,10M,10C,10Kで支持されている。更に、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの一方の端部には、ワンウェイクラッチを内蔵したドラム用ギア11Y,11M,11C,11Kが各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kと同軸状に設けられ、これらの各ドラム用ギア11Y,11M,11C,11Kは、画像形成装置本体に固定されたモータであるステッピングモータ12Y,12M,12C,12Kの主軸ギア13Y,13M,13C,13Kと噛合している。
このような構成のもと、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kは、画像形成動作の際、各ステッピングモータ12Y,12M,12C,12Kの主軸ギア13Y,13M,13C,13Kが正回転(図2中の時計回り)することにより、各ドラム用ギア11Y,11M,11C,11Kを介して駆動力が伝達され、図1及び図2中の反時計回りに回転する。但し、詳細は後述するレジストレーション補正動作の際は、各主軸ギア13Y,13M,13C,13Kが逆回転(図2中の反時計回り)するが、各ドラム用ギア11Y,11M,11C,11Kに内蔵のワンウェイクラッチの作用により、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kには回転の駆動力が伝達されない。
続いて、各LPH5Y,5M,5C,5Kは、多数のLED素子を一列に並べてなるLEDアレイ及びレンズアレイで構成されたLEDアレイヘッド部20Y,20M,20C,20Kを有しており、これらの各LEDアレイヘッド部20Y,20M,20C,20Kは、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの表面に対し所定間隙を隔てて対向配置されつつ、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの軸方向すなわち主走査線方向に沿って延在している。
更に、各LPH5Y,5M,5C,5Kの両端部のうち、書き出し側に相当する一端部には、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kに対しての背面、すなわち各LEDアレイヘッド部20Y,20M,20C,20Kが存する面と相反する面に、円柱状の第1の突起21Y,21M,21C,21Kが設けられている。これらの各第1の突起21Y,21M,21C,21Kは、画像形成装置本体に固定の第1の固定部材22Y,22M,22C,22Kに形成された円形の穴23Y,23M,23C,23Kに係合している。
また、各LPH5Y,5M,5C,5Kの書き終わり側に相当する他端部にも同様に、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kに対しての背面に、円柱状の第2の突起24Y,24M,24C,24Kが設けられている。これらの各第2の突起24Y,24M,24C,24Kは、画像形成装置本体に固定の第2の固定部材25Y,25M,25C,25Kに形成された長穴26Y,26M,26C,26Kに係合している。
このような構成のもと、各LPH5Y,5M,5C,5Kは、各第1の突起21Y,21M,21C,21Kを支軸Jにして、各第2の突起24Y,24M,24C,24Kが長穴26Y,26M,26C,26Kに沿って案内されながら、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの表面に対してスライド移動が可能になる。但し、これらの各スライド移動は、詳細は後述するレジストレーション補正動作の際に行われ、画像形成動作の際には、各LPH5Y,5M,5C,5Kは各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kに対して固定の状態である。これを達成する構成について次に説明する。
各ステッピングモータ12Y,12M,12C,12Kの主軸ギア13Y,13M,13C,13Kには、各ドラム用ギア11Y,11M,11C,11Kの他に、露光器用ギア27Y,27M,27C,27Kが噛合している。これらの各露光器用ギア27Y,27M,27C,27Kには、ワンウェイクラッチ28Y,28M,28C,28Kを介して偏芯カム29Y,29M,29C,29Kが連結されている。
ここで、各LPH5Y,5M,5C,5Kの他端部、すなわち各第2の突起24Y,24M,24C,24Kが存する側の端部には、各スライド移動の方向に対しての略垂直な一側面に、各偏芯カム29Y,29M,29C,29Kの外周が当接しており、他方の側面に、画像形成装置本体に固定の弾性体である圧縮コイルバネ30Y,30M,30C,30Kが連結されている。こうして各LPH5Y,5M,5C,5Kは、他端部が各圧縮コイルバネ30Y,30M,30C,30Kによって各偏芯カム29Y,29M,29C,29Kに向けて付勢され、自由なスライド移動が規制されるようになっている。
このような構成のもと、レジストレーション補正動作の際、各偏芯カム29Y,29M,29C,29Kは、各ステッピングモータ12Y,12M,12C,12Kの主軸ギア13Y,13M,13C,13Kが逆回転(図2中の反時計回り)することにより、各露光器用ギア27Y,27M,27C,27Kを介して駆動力が伝達され、図2中の時計回りに回転する。これにより、各LPH5Y,5M,5C,5Kは、各圧縮コイルバネ30Y,30M,30C,30Kの付勢力を受けながら、各偏芯カム29Y,29M,29C,29Kの外周に当接しつつ、各第1の突起21Y,21M,21C,21Kを支軸Jにして、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの表面に対してスライド移動する。その際、各第2の突起24Y,24M,24C,24Kが長穴26Y,26M,26C,26Kに沿って案内されるため、安定的に行われる。
但し、画像形成動作の際は、上記したように各主軸ギア13Y,13M,13C,13Kが正回転(図2中の時計回り)するが、各露光器用ギア27Y,27M,27C,27Kに内蔵のワンウェイクラッチ28Y,28M,28C,28Kの作用により、各偏芯カム29Y,29M,29C,29Kには回転の駆動力が伝達されない。つまり、画像形成動作の際は、各LPH5Y,5M,5C,5Kはスライド移動せず、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kに対して固定の状態になるわけである。
引き続き、このような構成の画像形成装置における画像形成動作及びレジストレーション補正の際の動作について、順に説明する。先ず画像形成動作については、ステッピングモータ12Y,12M,12C,12Kが駆動されて、主軸ギア13Y,13M,13C,13Kが正回転し、これに応じて各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kが回転する。また、中間転写ベルト2が、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの周速に同期した速度で、図1及び図2中の左側に向けて駆動する。
次いで、所定の画像信号に基づき、各画像形成部1Y,1M,1C,1Kによって所定のタイミングで順次画像形成が行われ、転写ベルト2の下面上に1つのカラー画像が形成される。この転写ベルト2上のカラー画像は、そのまま転写ベルト2とともに転写器(不図示)へ送られ、この転写器により、他の経路から供給されたシート上に再転写される。そして、カラー画像が転写されたシートは、定着器(不図示)へ搬送され、この定着器により、加圧・加熱されてカラー画像がシート上に定着された後、画像形成装置本体の外部へ排出されて完了する。
次に、レジストレーション補正の際の動作については、画像形成装置の製造段階での組立時や、メンテナンス段階での感光体ドラムユニット等の交換時や、実際の使用段階での環境温度の急変時等に行われる。その際先ず、上記した画像形成動作と同様に画像形成部1Y,1M,1C,1Kや中間転写ベルト2が駆動される。
次いで、補正用の標準パターンの画像信号に基づき、各画像形成部1Y,1M,1C,1Kによって所定のタイミングで順次標準パターンの画像形成が行われ、転写ベルト2の下面上に各色の標準パターン画像が転写される。その後、中間転写ベルト2の下面に対向配置された光センサであるCCD8(図1参照)により、中間転写ベルト2上の各標準パターン画像を読み取り、基準となる1つの基準画像形成部によって形成された標準パターン基準画像に対し、他の各標準パターン画像の相対的な位置ずれ量を検出する。この位置ずれ量は主走査線の傾きや書き出し位置のずれ量である。
なお、本実施形態では、基準画像形成部がブラック色用の画像形成部1Kに設定されており、この基準画像形成部1Kによって形成された標準パターン基準画像に対し、他の各画像形成部1Y,1M,1Cによって形成された各標準パターン画像の位置ずれ量が検出されるようになっている。
そして、ブラック色の標準パターン基準画像に他色の各標準パターン画像を一致させるべく、基準画像形成部1K以外の他の各画像形成部1Y,1M,1Cに対し、各位置ずれ量に基づいて、次に示すようなレジストレーション補正動作を行う。主走査線の傾きのずれに関しては、ステッピングモータ12Y,12M,12Cが各位置ずれ量に基づくパルス分駆動されて、主軸ギア13Y,13M,13Cがそのパルス分だけ逆回転し、これに応じて各偏芯カム29Y,29M,29Cがその逆回転分に対応する分だけ回転する。これにより、各LPH5Y,5M,5Cが、書き出し側に相当する一端部を支軸Jに各感光体ドラム3Y,3M,3Cの表面に対してスライド移動されるため、主走査線の傾きのずれが機械的に調整されて解消される。
その際、各LPH5Y,5M,5Cのスライド移動は、そもそも画像形成動作の際に各感光体ドラム3Y,3M,3Cを駆動させるために設けられているステッピングモータ12Y,12M,12Cが駆動源として活用される。また、このレジストレーション補正動作は機械的な調整であるため、調整範囲が広く、格別な加工精度や組立精度は要求されない。その結果、コストの低減が可能になる。
もっとも、本実施形態では、基準画像形成部1K以外の各画像形成部1Y,1M,1CにおけるLPH5Y,5M,5Cを移動させるようにしているが、基準画像形成部1KにおけるLPH5Kも各位置ずれ量を加味してスライド移動させるようにしても構わない。各スライド移動量が実質小さくなり、調整精度の向上や調整時間の短縮の観点で有利になるからである。
なお、書き出し位置のずれに関しては、従来と同様、書き出し位置に相当するLED素子を近傍の別のLED素子に換えることでレジストレーション補正動作を達成できるため、何ら支障はない。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照しながら説明する。図5は第2実施形態の画像形成装置における画像形成部の要部を示す斜視図である。なお、図5中で図1〜図4と同じ名称で同じ機能を果たす部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本第2実施形態の特徴は、第1実施形態における各画像形成部1Y,1M,1C,1Kの露光器をLSUに換えた点にある。つまり、図5に示すように、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kを露光する露光器として、LSU5Y’,5M’,5C’,5K’を備えている。LSU5Y’,5M’,5C’,5K’は、内部に、レーザー光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射ミラー等を搭載しており、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの表面に対し所定間隙を隔てて対向して形成されたレーザー出射口31Y,31M,31C,31Kが、各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kの軸方向すなわち主走査線方向に沿って延在している。
このように第1実施形態における各LPH5Y,5M,5C,5Kを単にLSU5Y’,5M’,5C’,5K’に置き換えても、上記の第1実施形態で述べた通りの画像形成動作やレジストレーション補正の際の動作を行える。但し、書き出し位置のずれに関してのレジストレーション補正動作は、従来と同様、レーザー光の出射開始タイミングを早めたり遅らせたりすることでなされる。
また、主走査線の傾きのずれに関してのレジストレーション補正動作は、各LSU5Y’,5M’,5C’,5K’のスライド移動によってなされるが、それらの各スライド移動は、そもそも画像形成動作の際に各感光体ドラム3M,3C,3Kを駆動させるために設けられているステッピングモータ12M,12C,12Kが駆動源として活用される。従って、従来のような特段専用のモータは全く不要である。その結果、コストの低減が可能になる。しかも、このレジストレーション補正動作は機械的な調整であるため、調整範囲が広く、格別な加工精度や組立精度は要求されない。
その他本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、上記の各実施形態では、LPH5Y,5M,5C,5KやLSU5Y’,5M’,5C’,5K’といった各露光器を各偏芯カム29Y,29M,29C,29Kに向けて付勢する弾性体として、圧縮コイルバネ30Y,30M,30C,30Kを設けているが、これに換えて、各露光器を各偏芯カム29Y,29M,29C,29Kに向けて引き込むように作用する引張コイルバネを設けても構わない。
また、上記の各実施形態では、レジストレーション補正動作の際に各露光器をスライド移動させる駆動源として、像担持体である各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Kを駆動させるためのモータであるステッピングモータ12Y,12M,12C,12Kを活用しているが、各現像器の現像ローラ6Y,6M,6C,6Kを駆動させるモータを活用してもよい。また、画像形成装置としては、中間転写方式に限らず、各画像形成部1Y,1M,1C,1Kから直接シート上にカラー画像を転写する直接転写方式のものであっても構わない。この場合のレジストレーション補正における各標準パターン画像のずれ量は、シート上の各標準パターン画像を読み取ることで足りる。
本発明は、レジストレーション補正の機能を有するカラー複写機やカラープリンタといった画像形成装置に有用である。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の要部を示す縦断面図である。 第1実施形態の画像形成装置における画像形成部を示す縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 第1実施形態の画像形成部の要部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置における画像形成部の要部を示す斜視図である。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K 画像形成部
2 中間転写ベルト(被転写材)
3Y,3M,3C,3K 感光体ドラム(像担持体)
5Y,5M,5C,5K LPH(露光器)
5Y’,5M’,5C’,5K’ LSU(露光器)
6Y,6M,6C,6K 現像ローラ(現像器)
8 CCD(光センサ)
11Y,11M,11C,11K ドラム用ギア
12Y,12M,12C,12K ステッピングモータ(モータ)
13Y,13M,13C,13K 主軸ギア
21Y,21M,21C,21K 第1の突起
22Y,22M,22C,22K 第1の固定部材
23Y,23M,23C,23K 穴
24Y,24M,24C,24K 第2の突起
25Y,25M,25C,25K 第2の固定部材
26Y,26M,26C,26K 長穴
27Y,27M,27C,27K 露光器用ギア
28Y,28M,28C,28K ワンウェイクラッチ
29Y,29M,29C,29K 偏芯カム
30Y,30M,30C,30K 圧縮コイルバネ(弾性体)
J 支軸

Claims (3)

  1. 各色それぞれに対応する複数の像担持体と、これらの各像担持体の表面に対し所定間隙を隔てて対向配置され、前記各像担持体を露光して各色に対応の静電潜像を形成する露光器と、これらの各静電潜像にトナーを付着させて各色に対応のトナー顕像を現像する現像器と、を備え、前記各トナー顕像を順に被転写材上に転写して画像を形成する画像形成装置において、
    画像形成動作の際に正回転して前記各像担持体又は前記各現像器に駆動力を与えるモータを備えており、前記各露光器のうちで少なくとも、基準となる1つの露光器以外の露光器は、レジストレーション補正動作の際に一端部を支軸に前記各像担持体の表面に対してスライド移動が可能であって、前記各モータが逆回転することで前記各スライド移動の駆動力を与えるスライド駆動手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記各スライド駆動手段は、外周が前記各露光器の他端部における前記各スライド移動の方向に対しての略垂直な面に当接するとともに、前記各モータの逆回転が伝達されて回転する偏芯カムと、前記各露光器の他端部を前記各偏芯カムに向けて付勢する弾性体と、よりなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記各露光器の一端部における前記各像担持体に対しての背面に、当該画像形成装置本体に固定の第1の固定部材に形成された穴に係合して前記各支軸となる第1の突起を設け、前記各露光器の他端部における前記各像担持体に対しての背面に、当該画像形成装置本体に固定の第2の固定部材に形成された長穴に係合して前記各スライド移動を案内される第2の突起を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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