JP4734115B2 - 計時システム、時刻サービス提供装置及び時刻サービス提供システム - Google Patents

計時システム、時刻サービス提供装置及び時刻サービス提供システム Download PDF

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本発明は、計時システム、時刻サービス提供装置及び時刻サービス提供システムに関する。
下記特許文献1には、タイムスタンプサーバや時刻監査を行うアプリケーションサーバに対して、時刻校正を行う時刻校正手段が示されている。
特開2003−242278号公報
特許文献1の時刻校正手段は、時刻ソースとしてのセシウム原子時計と時刻配信サーバとを備え、タイムスタンプサーバやアプリケーションサーバに時刻情報を提供し、タイムスタンプサーバやアプリケーションサーバで計時している時刻を定期的に校正している。
前述の特許文献1のタイムスタンプサーバやアプリケーションサーバでは、時刻校正手段で計時している時刻情報で校正されるが、時刻校正手段のセシウム原子時計が異常な時刻を出力した場合に、タイムスタンプサーバやアプリケーションサーバの時刻情報も狂うことになる。
本発明は、このような現状に鑑みてなされた発明であり、タイムスタンプサーバやアプリケーションサーバ等の下位装置に、誤った時刻情報を提供することを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る計時システムは、
複数の原子時計がそれぞれ発生するパルスの周波数が正常か否かを判断する原子時計チェック部と、
前記原子時計チェック部の判断結果に基づいて前記複数の原子時計のうちの前記発生するパルスの周波数が正常な原子時計を選択する時計選択部と、
前記時計選択部で選択された原子時計から与えられたパルスを計数するカウンタと、
時刻情報をGPSタイムサーバから取得するラベル選択部と、
前記カウンタ及びメモリを備え、前記カウンタが所定数の前記パルスを計数する毎に前記ラベル選択部からの時刻情報を前記メモリに記憶し、前記カウンタがパルスを計数するのに同期して前記メモリに記憶した時刻情報を更新して計時を行う計時部と、
を備え、前記計時部の計時している時刻情報を現在の時刻として出力するものであり、
さらに、周期的なクロックパルスを発生する発振器を有する内部時計を備え、
前記原子時計チェック部は、前記発振器の発生するクロックパルスの周波数に基づいて前記複数の原子時計の発生するパルスの周波数が正常か否かをそれぞれ判断する、
ことを特徴とする。
なお、前記複数の原子時計の1つを、自己の発生するパルスの周波数が正常なときに前記時計選択部に優先的に選択されるマスタ原子時計とし、
その他を、自己の発生するパルスの周波数が正常で且つ前記マスタ原子時計の発生するパルスの周波数が異常の場合に、前記時計選択部に選択されるバックアップ原子時計とするようにしてもよい。
また、前記原子時計チェック部が前記複数の原子時計の発生するパルスの周波数がすべて異常であると判断した場合に、異常を示す情報を出力してもよい。
また、前記原子時計チェック部は、前記発振器の発生するクロックパルスの周波数と、前記複数の原子時計のうちの判断対象の原子時計とは異なる原子時計が発生するパルスの周波数とに基づいて、該判断対象の原子時計の発生するパルスの周波数が正常か否かを判断してもよい。
また、前記内部時計は、前記クロックパルスに同期した計時を行って内部時刻情報を作成する手段を有し、
さらに、
前記ラベル選択部は、前記GPSタイムサーバの複数から選択的に時刻情報を取得するものであり、
前記内部時計が作成した内部時刻情報と前記GPSタイムサーバから取得した時刻情報とを比較することにより、該GPSタイムサーバから取得する時刻情報が正常か否かを判断するラベルチェック部を備え、
前記GPSタイムサーバから取得する時刻情報が正常でないと前記ラベルチェック部が判断した場合、前記ラベル選択部は、それ以降に、該GPSタイムサーバとは異なる他のGPSタイムサーバから前記時刻情報を取得してもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る時刻サービス提供装置は、本発明の第1の観点に係る計時システムと、
前記計時システムが出力する時刻情報に基づいたサービスを下位装置に提供するサービス提供手段と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記サービス提供手段は、前記計時システムが出力する時刻情報に基づき、前記下位装置が計時する時刻の監査を行ってもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る時刻サービス提供システムは、
複数の本発明の第2の観点に係る時刻サービス提供装置と、
前記各時刻サービス提供装置に共用され、該各時刻サービス提供装置の前記原子時計チェック部及び時計選択部に周期的なパルスを与える前記複数の原子時計と、
前記時刻サービス提供装置に共用され、該各時刻サービス提供装置に前記時刻情報を与える複数のGPSタイムサーバとを備え、
前記複数の時刻サービス提供装置は、他の時刻サービス提供装置と対をなして互いに、相手の前記時計選択部に優先的に選択されるマスタ原子時計となる前記原子時計を、自己の前記マスタ原子時計の発生するパルスの周波数が異常の場合に自己の前記時計選択部に選択されるバックアップ原子時計とし、相手の前記バックアップ原子時計を自己の前記マスタ原子時計としてあることを特徴とする。
本発明によれば、下位装置に対して、誤った時刻情報を与えたり、誤った時刻情報に基づくサービスを提供する危険性を低減できる。
以下、図面に基き、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る時刻サービス提供システムを示す構成図である。
この時刻サービス提供システムは、時刻サービス提供装置である時刻監査装置1と、例えば2台の原子時計2,3と、例えば2台のGPSタイムサーバ4,5とで構成されている。
各原子時計2,3は、セシウム或いはルビジウムでそれぞれ構成され、周期的なパルスをそれぞれ発生し、時刻監査装置1に与える。周期的なパルスとして、1PPS信号と称される1秒周期のパルスを用いる。各GPSタイムサーバ4,5は、受信機等で構成され、GPS(Global Positioning System )から協定世界時の時刻情報を受信して、時刻監査装置1に与える。
時刻監査装置1には、時刻を計時する計時システム10が組込まれると共に、時刻監査部20を備えている。時刻監査システム1は、時刻監査部20を用いて、ネットワークNを介して接続された下位装置のタイムスタンプサーバ(TSS)30に対して時刻情報の監査を行う。ネットワークNには、時刻情報を提供するNTP(Network Time Protocol)サーバ40等も接続されている。
時刻監査部20と計測システム10とは、共通の筐体に納められていてもよいし、個別の筐体に納められていてもよい。
計時システム10は、時刻監査の基準となる時刻の計時を行うシステムであり、水晶発振器を内蔵する内部時計11と、原子時計チェック部12と、時計選択部13と、計時部14と、ラベル選択部15と、ラベルチェック部16とを備えている。原子時計チェック部12、時計選択部13、計時部14、ラベル選択部15及びラベルチェック部16は、個別回路で構成することも可能であるが、時刻監査部20と共にCPU等で構成してもよい。
内部時計11は、水晶発振器を内蔵し、水晶発振器の発振周波数に同期したクロックパルスを出力する。即ち、内部クロックを出力する。内部時計11は、その内部クロックに同期して計時を行い、時刻情報を作成して出力する。内部時計11の出力側が、原子時計チェック部12とラベルチェック部16とに接続されている。
原子時計チェック部12は、原子時計2,3の発生するパルスの周波数が正常であるか否かを判断する判断手段であり、内部時計11から内部クロックが入力され、判断結果を時計選択部13と時刻監査部20とに与える構成である。
時計選択部13は、原子時計2或いは原子時計3から与えられるパルスを選択して計時部14に与える手段であり、時計選択部13の出力側が計時部14に接続されている。
計時部14は、図示しないカウンタやメモリを備え、これらを利用して時刻を計時し、最新の時刻情報を保持して出力する。計時部14の出力側は、時刻監査部20に接続されるとともに、ラベルチェック部16に接続されている。
ラベル選択部15は、時刻情報取得手段であり、GPSタイムサーバ4或いはGPSタイムサーバ5から与えられる時刻情報を選択して計時部14に与える。
ラベルチェック部16は、GPSタイムサーバ4或いはGPSタイムサーバ5から与えられている時刻情報が正常か否かを判断する時刻情報判断手段であり、ラベルチェック部16には、計時部14に保持されている時刻情報と、内部時計11の発生する時刻情報が入力される構成である。ラベルチェック部16の出力側が、ラベル選択部15と時刻監査部20とに接続されている。なお、ラベルチェック部16は、GPSタイムサーバ4及びGPSタイムサーバ5から時刻情報を入力するように、GPSタイムサーバ4及びGPSタイムサーバ5に接続してもよい。
次に、図1の時刻サービス提供システムの動作を説明する。
まず、計時システム10の動作を、図2及び図3を参照して説明する。
図2及び図3は、計時動作を示すフローチャートである。
原子時計2,3は、周期的なパルスを発生する。時計選択部13は、原子時計2をマスタとし(マスタ原子時計)、原子時計3をバックアップ(バックアップ原子時計)とし、原子時計2,3の両方が正常と思われる最初の段階では、原子時計2を選択し、その選択した原子時計2が出力するパルスを計時部14に与える。
GPSタイムサーバ4,5は、GPSから時刻情報を逐次受信し、ラベル選択部15に与える。ラベル選択部15は、例えばGPSタイムサーバ4をマスタとし、GPSタイムサーバ5をバックアップとし、両方のGPSタイムサーバ4,5が正常と思われる最初の段階では、GPSタイムサーバ4を選択し、その選択したGPSタイムサーバ4から与えられた時刻情報を計時部14に与える。時刻情報は、年、月、日、時、分、秒を示す情報である。
計時部14は、ステップS1〜ステップS3の循環ループで計時を行う。即ち、計時部14は、ステップS1でラベル選択部15から与えられた時刻情報を基準値としてメモリに記憶させ、カウンタをリセットする。計時部14は、ステップS1で時刻情報が記憶された以降に、時計選択部13から与えられるマスタ原子時計のパルスをカウンタを用いて計数する度に更新して計時を行っている。(ステップS2)。
計時部14は、計数したパルス数が所定値になったときに(ステップS3:YES)、その時点でラベル選択部15から与えられている時刻情報をメモリに記憶させ、時刻情報を取り込む。(ステップS1)。
一方、内部時計11も、内蔵する水晶発振器の発振周波数に同期した内部クロックを発生すると共に、その内部クロックに同期した時刻を計時し、時刻情報を出力する。内部時計11の発生する内部クロックは、原子時計チェック部12に与えられる。内部時計11の出力する時刻情報は、ラベルチェック部16に与えられる。
原子時計チェック部12は、定期的に原子時計2,3から与えられているパルスの周波数が正常であるか否かをチェックする原子時計チェックタイミングを設けている。
原子時計チェックタイミングにおいて、原子時計チェック部12は、原子時計2の発生するパルスの周波数と内部クロックの周波数とを比較し、さらに、原子時計2の発生するパルスの周波数と原子時計3が発生するパルスの周波数とを比較し、これらの比較結果から、原子時計2の発生するパルスの周波数が正常であるか否かを判断する。同様に、原子時計チェック部12は、原子時計3の発生するパルスの周波数と内部クロックの周波数とを比較し、さらに、原子時計3の発生するパルスの周波数と原子時計2が発生するパルスの周波数とを比較し、これらの比較結果から、原子時計3の発生するパルスの周波数が正常であるか否かを判断する。
計時部14で計数しているパルスが所定値になっていないタイミングで(ステップS3:NO)、原子時計チェックタイミングになると(ステップS4)、原子時計チェック部12は、原子時計2が時計選択部13で選択されている場合には(ステップS5:YES)、原子時計2の発生するパルスの周波数が正常であるか否かを判断する(ステップS6)。
原子時計2の発生するパルスの周波数が正常でない場合(ステップS6:NO)、原子時計3の発生するパルスの周波数が正常であるか否かを判断する(ステップS7)。原子時計チェック部12は、原子時計3の発生するパルスの周波数が正常である場合(ステップS7:YES)、時計選択部13に指示を与えて原子時計3を選択させる。即ち、原子時計2,3の選択切り替えを行う(ステップS8)。
原子時計3の発生するパルスの周波数が正常でない場合(ステップS7:NO)、計時部14による計時に信頼性がなくなるので、異常を示す情報を時刻監査部20に与え、サービスの提供を停止させる(ステップS9a)。また、このとき管理者に警告を発生するようにしてもよい。
一方、ステップS5において、原子時計3が時計選択部13で選択されている場合(ステップS5:NO)、原子時計3の発生するパルスの周波数が正常か否かを判断する。この場合は、原子時計2の発生するパルスの周波数が正常でないので、原子時計3の発生するパルスが正常であるか否かは、原子時計3の発生するパルスの周波数を内部クロックと比較した結果で判断する。原子時計チェック部12は、原子時計3の発生するパルスの周波数が正常でないと判断した場合(ステップS11:NO)、計時部14による計時に信頼性がなくなるので、異常を示す情報を時刻監査部20に与え、サービスの提供を停止させる(ステップS9b)。このとき管理者に警告を発生するようにしてもよい。
原子時計チェック部12が、原子時計2,3の発生するパルスに対する判断を行うために原子時計チェックタイミングを持つのに対し、ラベルチェック部16は、計時部14が出力する時刻情報に対する判断を行う時刻情報チェックタイミングを持つ。
原子時計のチェックタイミングでなく(ステップS4:NO)、ステップS6で原子時計2の発生するパルスの周波数が正常であると判断された場合(ステップS6:YES)、ステップS11で原子時計3の発生するパルスの周波数が正常であると判断された場合(ステップS11:YES)、或いはステップS8で時計選択部15での選択が切り替えられた後に、時刻情報チェックタイミングになると、(図3ステップS12:YES)、ラベルチェック部16は、内部時計11が発生した時刻情報と計時部14のメモリにその時点で記憶されている時刻情報の比較を行い、両時刻情報の差分が前回の比較よりも増加しているか否かを検出する。
ここで、両時刻情報の差分の増加が所定値を超えた場合(ステップS13:YES)、ラベルチェック部16は、ラベル選択部15がGPSタイムサーバ4を選択しているか否かを確認する。ラベル選択部15がGPSタイムサーバ4を選択している場合(ステップS14:YES)、ラベル選択部15に指示を出し、GPSタイムサーバ5を選択させる(ステップS15)。即ち、選択切り替えを行う。ラベル選択部15がGPSタイムサーバ5を選択している場合(ステップS14:NO)、GPSタイムサーバ4,5の両方から与えられる時刻情報が異常であると考えられるので、異常を示す情報を時刻監査部20に与え、サービスの提供を停止させる(ステップS9c)。
時刻情報チェックタイミングになっていない場合(ステップS12:NO)、時刻情報の差分の増加が所定値以下の場合(ステップS13:NO)、及びGPSタイムサーバの選択切り替えを行った場合(ステップS15)後には、処理をステップS2に移し、計時を継続する。
上記の動作を行う計時システム10に対し、時刻監査部20は、ネットワークNを介して接続されたクライアントのタイムスタンプサーバ(TSS)30からの要求に応じ、計時部14のメモリに記憶されている時刻情報を読出し、タイムスタンプサーバ30で計時している時刻と比較し、その差分を求めてタイムスタンプサーバ30に伝送する。また、クライアントがNTP(Network Time Protocol)サーバ40の場合、時刻監査部20は計時部14で更新して保持している時刻情報を逐次送信する。
以上のように、本実施形態の時刻監査装置1は、計時システム10を備え、計時システム10の出力する時刻情報に基いて時刻監査を行っている。
ここで、計時システム10は、原子時計2,3の2つの原子時計を備え、例えば原子時計2に異常が発生した場合でも、原子時計3に切り替えることができ、時刻情報の更新を正確に行うことができる。また、時刻情報の情報源としてのGPSタイムサーバ4,5に関しても、GPSタイムサーバ4とGPSタイムサーバ5を切り替えて選択するので、正確な時刻情報を計時部14で保持できる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る時刻サービス提供システムを示す構成図である。
前述の第1の実施形態では、時刻監査装置1が1台の場合の時刻サービス提供システムを示したが、本実施形態では、複数台の時刻監査装置から構成される時刻サービス提供システムを示す。
図4の時刻サービス提供システムは、2台の原子時計2,3と、2台のGPSタイムサーバ4,5と、2台の時刻監査装置6,7とで構成されている。
2台の時刻監査装置6,7は、原子時計2,3及びGPSタイムサーバ4,5を共用する構成である。各時刻監査装置6,7は、第1の実施形態の時刻監査装置1と同様の構成であるが、時刻監査装置6,7は、互いの計時部10で計時している時刻情報を更新するタイミングと、情報源であるGPSタイムサーバ4,5から時刻情報を取り込むタイミングとを揃える機能を持つ。このような機能は、例えば、時刻監査装置6,7は、互いの原子時計の1つを他方の時刻監査装置7,6に加えたり、時刻監査装置6,7で用いる内部クロックを同期させたり、互いの時刻情報の情報源であるGPSタイムサーバ4,5の1つを他方の時刻監査装置7,6に加えることにより、実現可能になる。特に、時刻監査装置6,7は、互いに、相手のマスタ原子時計を自己のバックアップ原子時計とし、相手のバックアップ原子時計を自己のマスタ原子時計としてある。このため、時刻監査装置6,7の一方のマスタ原子時計のパルス周期に異常が生じても、時刻監査装置6,7の他方は正常なマスタ原子時計のパルス周期で時を刻むので、システムとしては常に原子時計の精度で時刻情報が提供可能となる。例えば、時刻監査装置6,7の一方のマスタ原子時計のパルス周期に異常が生じた時点で、クライアントに時刻監査装置6,7の一方の異常を通知しておけば、クライアントは時刻監査装置6,7の一方の上述の通りマスタ原子時計とバックアップ原子時計との切り替えに要する間を待つことなく、すなわち、新たにマスタ原子時計へと切り替えられた原子時計からのパルスの発生を待つことなく、時刻監査装置6,7の他方にサービスを要求することが可能になる。
以上のように、2台の時刻監査装置6,7を持つ時刻サービス提供システムでは、第1の実施形態と同様に、原子時計2,3のいずれか一方に異常が発生しても、或いはGPSタイムサーバ4,5のいずれか一方に異常が発生した場合でも、正確な時刻を計時することができる。また、時刻監査装置6,7で、計時する時刻情報を更新するタイミングと、時刻情報を更新する更新するタイミングを共通にすることにより、クライアントに対して同じサービスを提供することが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば原子時計2,3の数は、3以上にして、それらから正常な原子時計を選択してもよい。
また、時刻情報の情報源としてのGPSタイムサーバ4,5を3台以上にして、それらから選択したGPSタイムサーバから時刻情報を入力してもよい。
また、GPSタイムサーバ4,5を設けず、外部のNTP装置40から与えられた時刻情報を計時部14のメモリに記憶させる構成にしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る時刻サービス提供システムを示すブロック図である。 計時動作を示すフローチャートである。 計時動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る時刻サービス提供システムを示すブロック図である。
符号の説明
1,6,7 時刻監査装置
2,3 原子時計
4,5 GPSタイムサーバ
10 計時システム
11 内部時計
12 原子時計チェック部
13 時計選択部
14 計時部
15 ラベル選択部
16 ラベルチェック部
20 時刻監査部
30 タイムスタンプサーバ
40 NTPサーバ

Claims (8)

  1. 複数の原子時計がそれぞれ発生するパルスの周波数が正常か否かを判断する原子時計チェック部と、
    前記原子時計チェック部の判断結果に基づいて前記複数の原子時計のうちの前記発生するパルスの周波数が正常な原子時計を選択する時計選択部と、
    前記時計選択部で選択された原子時計から与えられたパルスを計数するカウンタと、
    時刻情報をGPSタイムサーバから取得するラベル選択部と、
    前記カウンタ及びメモリを備え、前記カウンタが所定数の前記パルスを計数する毎に前記ラベル選択部からの時刻情報を前記メモリに記憶し、前記カウンタがパルスを計数するのに同期して前記メモリに記憶した時刻情報を更新して計時を行う計時部と、
    を備え、前記計時部の計時している時刻情報を現在の時刻として出力するものであり、
    さらに、周期的なクロックパルスを発生する発振器を有する内部時計を備え、
    前記原子時計チェック部は、前記発振器の発生するクロックパルスの周波数に基づいて前記複数の原子時計の発生するパルスの周波数が正常か否かをそれぞれ判断する、
    ことを特徴とする計時システム。
  2. 前記複数の原子時計の1つを、自己の発生するパルスの周波数が正常なときに前記時計選択部に優先的に選択されるマスタ原子時計とし、
    その他を、自己の発生するパルスの周波数が正常で且つ前記マスタ原子時計の発生するパルスの周波数が異常の場合に、前記時計選択部に選択されるバックアップ原子時計とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計時システム。
  3. 前記原子時計チェック部が前記複数の原子時計の発生するパルスの周波数がすべて異常であると判断した場合に、異常を示す情報を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の計時システム。
  4. 前記原子時計チェック部は、前記発振器の発生するクロックパルスの周波数と、前記複数の原子時計のうちの判断対象の原子時計とは異なる原子時計が発生するパルスの周波数とに基づいて、該判断対象の原子時計の発生するパルスの周波数が正常か否かを判断することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の計時システム。
  5. 前記内部時計は、前記クロックパルスに同期した計時を行って内部時刻情報を作成する手段を有し、
    さらに、
    前記ラベル選択部は、前記GPSタイムサーバの複数から選択的に時刻情報を取得するものであり、
    前記内部時計が作成した内部時刻情報と前記GPSタイムサーバから取得した時刻情報とを比較することにより、該GPSタイムサーバから取得する時刻情報が正常か否かを判断するラベルチェック部を備え、
    前記GPSタイムサーバから取得する時刻情報が正常でないと前記ラベルチェック部が判断した場合、前記ラベル選択部は、それ以降に、該GPSタイムサーバとは異なる他のGPSタイムサーバから前記時刻情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計時システム。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の計時システムと、
    前記計時システムが出力する時刻情報に基づいたサービスを下位装置に提供するサービス提供手段と、
    を備えることを特徴とする時刻サービス提供装置。
  7. 前記サービス提供手段は、前記計時システムが出力する時刻情報に基づき、前記下位装置が計時する時刻の監査を行うことを特徴とする請求項に記載の時刻サービス提供装置。
  8. 請求項又はに記載の複数の時刻サービス提供装置と、
    前記各時刻サービス提供装置に共用され、該各時刻サービス提供装置の前記原子時計チェック部及び時計選択部に周期的なパルスを与える前記複数の原子時計と、
    前記時刻サービス提供装置に共用され、該各時刻サービス提供装置に前記時刻情報を与える複数のGPSタイムサーバとを備え、
    前記複数の時刻サービス提供装置は、他の時刻サービス提供装置と対をなして互いに、相手の前記時計選択部に優先的に選択されるマスタ原子時計となる前記原子時計を、自己の前記マスタ原子時計の発生するパルスの周波数が異常の場合に自己の前記時計選択部に選択されるバックアップ原子時計とし、相手の前記バックアップ原子時計を自己の前記マスタ原子時計としてある
    ことを特徴とする時刻サービス提供システム。
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