JP4733945B2 - 製壜機のハンドリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス壜を移送するための製壜機のハンドリング装置に関する。
一般に、製壜機のハンドリング装置は、ブローモールドにて成形されたガラス壜を仕上型から取り出して徐冷工程のデッドプレートまで移送したり、口焼台にてその口部が加熱されたガラス壜を取り出して口部成形装置へ移送する際等に用いられる。このようなハンドリング装置は、例えば、先端にガラス壜を保持する壜保持部材を備えたアーム部を回動自在に保持し、駆動部材によって前記アーム部を回動制御してガラス壜を移送するように構成される。このハンドリング装置は、駆動部材によって前記アーム部を回動させるものであるため、壜保持部材が円弧状の軌跡を描くように作動し、ガラス壜が仕上型からほぼ同程度の高さのデッドプレートに移送される。しかしながら、仕上型とデッドプレートとの高さが異なる場合には、別途高さの調整機構を設ける等の方法で対応する必要があり、構成が煩雑なものとなることが問題であった。
上記の問題点を解決するものとしては、例えば、図16に示すように、縦レール115が取付けられた機台111と、横溝部121が形成されかつ前記縦レール115に係合して摺動可能なスライド溝部材120と、前記スライド溝部材120の横溝部121に係合して摺動可能な支持部材130と、前記支持部材130に取付けられかつガラス壜を保持する壜保持部材140と、前記スライド溝部材120を縦方向に摺動させる縦駆動部材150と、前記支持部材130を横方向に摺動させる横駆動部材160とを備えたハンドリング装置100が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記のハンドリング装置100では、縦駆動部材150によって縦方向の作動を制御するとともに、横駆動部材160によって横方向の作動を制御するため、壜保持部材140を任意の軌跡で作動させることができ、仕上型とデッドプレートとの高さが異なる場合でも対応することが可能となる。
ところで、従来のハンドリング装置にあっては、ガラス壜の移送元(仕上型)と移送先(デッドプレート)の高さが異なる場合に対応して作動させるには、壜保持部材の横方向の作動と縦方向の作動とをそれぞれ異なる駆動部材によって制御するのが一般的であり、壜保持部材の作動制御が煩雑な構成とならざるを得なかった。そこで近年では、この種製壜機のハンドリング装置に関し、ガラス壜の移送元(仕上型)と移送先(デッドプレート)の高さが異なる場合に対応でき、動作制度に優れるとともに、壜保持部材の作動をより簡易な構成で制御することができるハンドリング装置が切望されている。
特開平11−263633号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、ガラス壜の移送元と移送先の高さが異なる場合に対応でき、動作制度に優れるとともに、ガラス壜の移送をより簡易な構成で制御することができるハンドリング装置を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、横レール(12)と該横レールのレール方向の両端の移動を規制する横規制部(13A,13B)とを有する機台(11)と、前記機台に取り付けられた駆動部材(15)と、前記駆動部材によって回転駆動され先端にカム部材(25)を有する作動アーム部(20)と、前記横レールに係合して摺動可能な横スライダ部(31)と、前記横規制部に衝き当る衝当部(32)と、前記横レールと直交する縦方向の開放溝部(36)が形成された縦溝部(35)を備えるとともに、前記作動アーム部のカム部材が係合する上部が直線部(42)でかつ下部が曲線部(43)とされたカム溝(41)が形成されたカム板部材(40)とを有する支持部材(30)と、前記支持部材の縦溝部に係合して摺動可能な縦棒部(51)を有し、前記縦棒部の上部に前記作動アーム部のカム部材が左右方向に変位かつ摺動可能に係合して一体動する係合部(53)を備え、前記縦棒部の下部にはガラス壜を保持する壜保持部(60)が設けられた壜保持部材(50)とを有し、前記作動アーム部の前記カム部材が回転駆動されて前記カム溝の前記直線部に沿って移動するときは、前記支持部材によって横方向にスライドされるとともに前記縦棒部が前記縦溝部に沿って上下方向に摺動されて前記壜保持部を円弧状の軌跡を描くように移動させ、前記カム部材が前記カム溝の前記直線部と曲線部の接続部に沿って移動するときは、前記支持部材の前記衝当部が前記横規制部材に衝き当たって支持部材の横方向の移動が規制され、前記カム部材が前記カム溝の前記曲線部に沿って滑動するときは、前記支持部材の前記衝当部が前記横規制部材に衝き当たって支持部材の横方向の移動が規制された状態で前記係合部によって前記カム部材の横方向の変位を吸収しつつ前記縦棒部が前記支持部材の前記縦溝部に沿って上下方向に摺動されて前記壜保持部を垂直方向に移動させることを特徴とする製壜機のハンドリング装置に係る。
請求項2の発明は、前記カム溝の直線部と曲線部とが連接曲線部(44)によって接続されており、前記作動アーム部には補助カム部材(27)が設けられ、前記支持部材のカム板部材の背面部の前記連接曲線部を移動する作動アームの軌跡部分には前記補助カム部材が係合して滑動する補助カム溝部材(46)が形成されている請求項1に記載のハンドリング装置に係る。
請求項1の発明によれば、横レールと該横レールのレール方向の両端の移動を規制する横規制部とを有する機台と、前記機台に取り付けられた駆動部材と、前記駆動部材によって回転駆動され先端にカム部材を有する作動アーム部と、前記横レールに係合して摺動可能な横スライダ部と、前記横規制部に衝き当る衝当部と、前記横レールと直交する縦方向の開放溝部が形成された縦溝部を備えるとともに、前記作動アーム部のカム部材が係合する上部が直線部でかつ下部が曲線部とされたカム溝が形成されたカム板部材とを有する支持部材と、前記支持部材の縦溝部に係合して摺動可能な縦棒部を有し、前記縦棒部の上部に前記作動アーム部のカム部材が左右方向に変位かつ摺動可能に係合して一体動する係合部を備え、前記縦棒部の下部にはガラス壜を保持する壜保持部が設けられた壜保持部材とを有し、前記作動アーム部の前記カム部材が回転駆動されて前記カム溝の前記直線部に沿って移動するときは、前記支持部材によって横方向にスライドされるとともに前記縦棒部が前記縦溝部に沿って上下方向に摺動されて前記壜保持部を円弧状の軌跡を描くように移動させ、前記カム部材が前記カム溝の前記直線部と曲線部の接続部に沿って移動するときは、前記支持部材の前記衝当部が前記横規制部材に衝き当たって支持部材の横方向の移動が規制され、前記カム部材が前記カム溝の前記曲線部に沿って滑動するときは、前記支持部材の前記衝当部が前記横規制部材に衝き当たって支持部材の横方向の移動が規制された状態で前記係合部によって前記カム部材の横方向の変位を吸収しつつ前記縦棒部が前記支持部材の前記縦溝部に沿って上下方向に摺動されて前記壜保持部を垂直方向に移動させるため、一の駆動部材によって、ガラス壜の移送元と移送先の高さが異なる場合にも対応できるように壜保持部の作動を制御するとともに、ガラス壜の移送を精度よく行うことができる。したがって、従来のハンドリング装置に比してガラス壜の移送をより簡易な構成で制御することが可能となり、結果として、制御に関わるコストを低減させることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1において、前記カム溝の直線部と曲線部とが連接曲線部によって接続されており、前記作動アーム部には補助カム部材が設けられ、前記支持部材のカム板部材の背面部の前記連接曲線部を移動する作動アームの軌跡部分には前記補助カム部材が係合して滑動する補助カム溝部材が形成されているため、壜保持部をなめらかな軌跡で作動させることができ、急激な角度の変化が抑制されてより安定した状態でガラス壜の移送を行うことが可能となる。したがって、徐冷前の比較的やわらかいガラス壜を移送する場合であっても、その形状を損なうことなく確実に移送することができる。
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明のハンドリング装置の一実施例を示す斜視図、図2は図1のハンドリング装置の要部を分解した斜視図、図3は同ハンドリング装置の横断面図、図4ないし図8は同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図、図9はガラス壜の移送状態を示す模式図、図10はガラス壜を移送する際の作動アーム部の作動を示す模式図、図11はガラス壜の移送工程を示すタイムチャート図、図12は他の実施例のハンドリング装置を示す斜視図、図13ないし図15は図12のハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。
図1ないし図3に示すように、この発明の一実施例に係る製壜機のハンドリング装置10は、機台11と、駆動部材15と、作動アーム部20と、支持部材40と、壜保持部材50とを有するものである。
機台11は、横レール12と該横レール12のレール方向の両端の移動を規制する横規制部13A,13Bとを有する。実施例では、横レール12及び横規制部13A,13Bが、機台11の下部に取付けられている。また、この機台11には、略中央部分に円形の開口部16が形成されており、その背面側には駆動部材15が取付けられている。駆動部材15としては、公知のサーボモータが好ましく用いられる。なお、図中の符号14A,14Bは横規制部13A,13Bを機台11に取付ける取付部材、15Aは駆動部材15の回転軸である。
作動アーム部20は、駆動部材15によって回転駆動されるものであり、その先端にはカム部材25が取付けられている。符号21は駆動部材15の回転軸15Aを嵌挿して作動アーム部20を一体に固定する固定部材である。
支持部材30は、機台11の横レール12に係合して摺動可能な横スライダ部31と、横規制部13A,13Bに衝き当る衝当部32,32と、横レール12と直交する縦方向の開放溝部36が形成された縦溝部35を備えるとともに、作動アーム部20のカム部材25が係合する上部が直線部42でかつ下部が曲線部43とされたカム溝41が形成されたカム板部材40とを有する。なお、カム板部材40のカム溝41に関し、直線部42はその幅が係合するカム部材25の直径と等しくなるように形成される。また、実施例の曲線部43は、図示のように、その湾曲部分が前記駆動部材15の回転軸15Aとカム部材25の距離を半径とする円弧と略等しい紡錘形状に形成されている。
壜保持部材50は、支持部材30の縦溝部35に係合して摺動可能な縦棒部51を有し、縦棒部51の上部に作動アーム部20のカム部材25と係合して一体動する係合部53を備え、縦棒部51の下部にはガラス壜を保持する壜保持部60が設けられている。この壜保持部材50では、係合部53は断面略コの字型に形成され、作動アーム部20のカム部材25が左右方向に摺動可能に構成される。実施例の係合部53は、前記カム板部材40に形成されたカム溝41の曲線部43の最長幅とほぼ等しい長さとなるように形成されている。
上記ハンドリング装置10の作動について、図4ないし図8を用いて説明する。例えば、図4に示すように、カム部材25が駆動部材15の回転軸15Aの直上位置(原点位置)にある場合、該カム部材25はカム溝41の直線部42の上端部分で係合される。この時、支持部材30は、機台11のほぼ中央に位置する。一方、壜保持部材50は、前記カム部材25と係合しかつ支持部材30の縦溝部35に係合するものであるから、前記支持部材30と同様に壜保持部60が機台11のほぼ中央に位置するように構成される。なお、図において、符号L10は作動アーム部20のカム部材25の動作軌跡、L20は壜保持部60の動作軌跡を表す。
この状態から、作動アーム部20(カム部材25)が動作軌跡L10上を反時計回りで円弧状(軌跡部分L11)に回動した場合(図5参照)、カム部材25は支持部材30を横方向に摺動させつつカム溝41の直線部42を下方向に摺動する。これに伴って、壜保持部材50が支持部材30によって横方向にスライドされるとともに、該壜保持部材50の縦棒部51が縦溝部35に沿って下方向に摺動するため、壜保持部60は円弧状の軌跡(軌跡部分L21)を描くように移動する。そして、作動アーム部20が更に回動して(軌跡部分L12)、カム部材25がカム溝41の直線部42と曲線部43との接続部まで摺動すると、支持部材30の衝当部32が機台11の横規制部13Bに衝き当たって、支持部材30の横方向の移動が規制される(図6参照)。この時の壜保持部60も、前記軌跡部分L21同様に円弧状の軌跡(軌跡部分L22)を描いて移動する。なお、壜保持部60の軌跡部分L21,L22は、カム部材25の軌跡部分L11,L12と同一形状の軌跡となっている。
続いて、作動アーム部20(カム部材25)が軌跡部分L13を回動すると、カム部材25はカム板部材40のカム溝41の曲線部43に沿って滑動する(図7参照)。その際、支持部材30は横規制部材13Bによって規制されているため、横方向に移動することなく静止した状態となる。また、壜保持部材50は、カム部材25の作動に伴って、縦棒部51が支持部材30の縦溝部35に沿って下方向に摺動する一方、係合部53によってカム部材25の横方向の変位を吸収する。したがって、壜保持部60は、垂直方向(軌跡部分L23)に下降する。そして、作動アーム部20はカム部材25がカム溝41の曲線部43の下端部で係合される位置まで回動し(軌跡部分L14)、壜保持部60が前記カム部材25の係合位置に応じてさらに垂直方向(軌跡部分L24)に下降する(図8参照)。
また、カム部材25が駆動部材15の回転軸15Aの原点位置から時計回りに回動する場合は、前記の反時計回りに回動する場合のカム部材25及び壜保持部材60の軌跡(L11〜L14,L21〜L24)と左右対称となるように作動する。したがって、カム部材25の動作軌跡L10は円弧状となり、壜保持部材60の動作軌跡L20は略逆U字型となる。
上記の如く作動するハンドリング装置10において、図9に示すように、仕上型MからデッドプレートDまでガラス壜Gを移送する場合には、壜保持部材60は、仕上型Mのガラス壜Gを保持して所定位置まで垂直に上昇し、仕上型MからデッドプレートDまでの距離Wを横方向へ円弧状に移動した後、垂直に下降してデッドプレートD上にガラス壜Gを載置して開放するように作動する。そのため、ガラス壜Mを保持するあるいは開放する際に、壜保持部60が位置ずれすることなく確実に保持あるいは開放することができる。
また、このハンドリング装置10にあっては、駆動部材15を適宜制御することによって、作動アーム部20の回動範囲を任意に調整することが可能とされている。そのため、カム部材25がカム溝41の曲線部43の下方寄りで係合されるように作動アーム部20の回動範囲を制御すれば、壜保持部60の昇降距離(高さ)を大きく(H1)することができ、一方、カム部材25がカム溝41の曲線部43の上方寄りで係合されるように作動アーム部20の回動範囲を制御すれば、壜保持部60の昇降距離(高さ)を小さく(H2)することができる。したがって、壜保持部60を任意の高さに対応させて作動させることが可能となり、移送元(仕上型M)と移送先(デッドプレートD)の高さが異なる場合でも、精度よく確実にガラス壜Gの移送を行うことが可能となる。
なお、実施例では、作動アーム部20は原点位置に対して左右に約123°まで回動可能とされ、該作動アーム部20の回動角度が原点位置から左右に約56°の位置で支持部材30が衝当部32によって横方向の移動を規制されるように構成されている。また、仕上型MとデッドプレートDとの距離(W)は約317mmであり、壜保持部60が垂直方向に昇降可能な距離(H)は約212mmである。
次に、図10及び図11に従って、このハンドリング装置によるガラス壜の移送工程を説明する。図11のタイムチャート図において、横軸は経過時間と工程を示し、縦軸には作動アーム部20の回転角度(°)、駆動部材15に対する第一作動信号,第二作動信号,キックバック信号、壜保持部材60の作動、駆動部材15のモータ回転数(rpm)のそれぞれの作動状態が示される。なお、この例では、作動アーム部20は回転角度が0°〜180°(壜開放位置〜壜保持位置)までの範囲を回動するものとする。
まず、壜保持部60がガラス壜を保持していない状態(壜保持部60が開放状態)であり、作動アーム部20は待機位置(回転角度60°)で停止している(S1)。駆動部材15が第一作動信号を受信することによって、該駆動部材15のモータが駆動し、作動アーム部20を時計回り方向に壜保持位置(回転角度180°)まで回動させる(S2)。
壜保持位置で駆動部材15が一旦停止し、仕上型等に配置されているガラス壜を壜保持部60によって保持した後、駆動部材15が第二作動信号を受信することによって、該駆動部材15のモータが駆動し、作動アーム部20を壜保持位置から反時計回り方向に壜開放位置(回転角度0°)まで回動させる(S3)。
作動アーム部20が壜開放位置まで回動すると駆動部材15のモータが再び停止し、その後、壜保持部60がガラス壜を開放することによってデッドプレートへのガラス壜の移送が完了する(S4)。
壜保持部60がガラス壜を開放した後、駆動部材15がキックバック信号を受信して、該駆動部材15のモータが駆動し、作動アーム部20を壜開放位置から時計回り方向に待機位置まで回動させる(S5)。以後、はじめに戻って同様の工程が繰り返される。
また、本発明のハンドリング装置(10A)にあっては、図12に図示しかつ請求項2の発明として規定したように、カム溝41の直線部42と曲線部43とを連接曲線部44によって接続し、作動アーム部20に補助カム部材27を設け、支持部材30のカム板部材40の背面部の前記連接曲線部44を移動する作動アーム部20の軌跡部分に前記補助カム部材27が係合して滑動する補助カム溝部材46を形成することが好ましく勧められる。
このハンドリング装置10Aは、図13〜図15からよく理解されるように、作動アーム部20のカム部材25がカム溝41の直線部42と曲線部43との接続部である連接曲線部44に沿って摺動する(軌跡部分L16)ことによって、壜保持部60の動作軌跡L25の軌跡部分L26がなめらかになるように作動する。また、当該ハンドリング装置10Aでは、作動アーム部20が時計回りに回動し、カム部材25がカム溝41の曲線部43から連接曲線部44を経て直線部41を滑動する際に、補助カム部材27が補助カム溝部材46と係合して滑動することによって、支持部材30を横方向に摺動させるように構成される。実施例では、作動アーム部20の回動角度が原点位置に対して左右に約43°〜66°となる範囲で、カム部材25がカム溝41の連接曲線部44を摺動する。
上記の如く作動するハンドリング装置10Aにあっては、壜保持部60の動作軌跡L25の急激な角度の変化を抑制することができるため、ガラス壜を移送する際に振動等が発生しにくくなり、より安定した状態でガラス壜の移送を行うことが可能となる。そのため、例えば、徐冷前の比較的やわらかいガラス壜を移送する場合であっても、その形状を損なうことなく確実に移送することができる。
なお、本発明のハンドリング装置は、上記実施例で述べた構成に限るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を付加して実施することができる。例えば、実施例のハンドリング装置では、カム板部材のカム溝を直線部と紡錘形状の曲線部によって形成したが、壜保持部の動作軌跡に応じて直線部又は曲線部を適宜の形状に形成することができる。
この発明のハンドリング装置の一実施例を示す斜視図である。 図1のハンドリング装置の要部を分解した斜視図である。 同ハンドリング装置の横断面図である。 同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 ガラス壜の移送状態を示す模式図である。 ガラス壜を移送する際の作動アーム部の作動を示す模式図である。 ガラス壜の移送工程を示すタイムチャート図である。 他の実施例のハンドリング装置を示す斜視図である。 図12のハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 同ハンドリング装置の作動状態の一例を示す正面図である。 従来のハンドリング装置の一例を示す正面図である。
符号の説明
10 ハンドリング装置
11 機台
12 横レール
13A,13B 横規制部
15 駆動部材
20 作動アーム部
25 カム部材
30 支持部材
31 横スライダ部
32 衝当部
35 縦溝部
36 開放溝部
40 カム板部材
41 カム溝
42 直線部
43 曲線部
50 壜保持部材
51 縦棒部
53 係合部
60 壜保持部

Claims (2)

  1. 横レール(12)と該横レールのレール方向の両端の移動を規制する横規制部(13A,13B)とを有する機台(11)と、
    前記機台に取り付けられた駆動部材(15)と、
    前記駆動部材によって回転駆動され先端にカム部材(25)を有する作動アーム部(20)と、
    前記横レールに係合して摺動可能な横スライダ部(31)と、前記横規制部に衝き当る衝当部(32)と、前記横レールと直交する縦方向の開放溝部(36)が形成された縦溝部(35)を備えるとともに、前記作動アーム部のカム部材が係合する上部が直線部(42)でかつ下部が曲線部(43)とされたカム溝(41)が形成されたカム板部材(40)とを有する支持部材(30)と、
    前記支持部材の縦溝部に係合して摺動可能な縦棒部(51)を有し、前記縦棒部の上部に前記作動アーム部のカム部材が左右方向に変位かつ摺動可能に係合して一体動する係合部(53)を備え、前記縦棒部の下部にはガラス壜を保持する壜保持部(60)が設けられた壜保持部材(50)とを有し、
    前記作動アーム部の前記カム部材が回転駆動されて前記カム溝の前記直線部に沿って移動するときは、前記支持部材によって横方向にスライドされるとともに前記縦棒部が前記縦溝部に沿って上下方向に摺動されて前記壜保持部を円弧状の軌跡を描くように移動させ、
    前記カム部材が前記カム溝の前記直線部と曲線部の接続部に沿って移動するときは、前記支持部材の前記衝当部が前記横規制部材に衝き当たって支持部材の横方向の移動が規制され、
    前記カム部材が前記カム溝の前記曲線部に沿って滑動するときは、前記支持部材の前記衝当部が前記横規制部材に衝き当たって支持部材の横方向の移動が規制された状態で前記係合部によって前記カム部材の横方向の変位を吸収しつつ前記縦棒部が前記支持部材の前記縦溝部に沿って上下方向に摺動されて前記壜保持部を垂直方向に移動させる
    ことを特徴とする製壜機のハンドリング装置。
  2. 前記カム溝の直線部と曲線部とが連接曲線部(44)によって接続されており、前記作動アーム部には補助カム部材(27)が設けられ、前記支持部材のカム板部材の面部の前記連接曲線部を移動する作動アームの軌跡部分には前記補助カム部材が係合して滑動する補助カム溝部材(46)が形成されている請求項1に記載のハンドリング装置。
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