JP4733870B2 - プリント基板の位置決め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の搬送シュートに設けられた搬送ベルトで搬送されたプリント基板の上下方向の位置決めをするプリント基板の位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種プリント基板の位置決め装置は、図4に示すように、搬送シュート31の係止部32にプリント基板Pの端部を下方から押圧部材33で押圧する技術が知られている。この技術によれば、搬送ベルト34があるために、プリント基板Pをそのより外端部で位置決めできず、プリント基板Pに電子部品が先付けされている場合には尚更であり、特に小さなプリント基板にあっては電子部品の装着できる領域が狭いので、デッドスペースが小さくできないという問題がある。
【0003】
また、図5に示すように、デッドスペースを小さくするために、プリント基板Pを搬送ベルト35に載置した状態で上方から押圧部材36で押圧して位置決めするのでは、位置決めが基板下面基準となり、搬送ベルトの弾性変形やプリント基板の厚み公差の影響で基板の高さ精度が安定しないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の技術によれば、デッドスペースを少なくすることができず、またプリント基板の位置決め精度が安定しないという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、プリント基板内に極力デッドスペースを少なくすると共に、プリント基板の位置決め精度の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため第1の発明は、一対の搬送シュートに設けられた搬送ベルトで搬送されたプリント基板の上下方向の位置決めをするプリント基板の位置決め装置において、前記一対の搬送シュートには支軸を支点として揺動する位置決めレバーを設け、揺動した前記位置決めレバーが前記プリント基板の端部に当接し、前記搬送シュートに形成した係止部に前記プリント基板の両端部を押圧することにより前記プリント基板の上下方向の位置決めをすることを特徴とする。
【0007】
また第2の発明は、前記位置決めレバーを支軸に支持される支持部と、該支持部に連結されて断面が前記支軸を中心とした同心円の円弧状を呈して前記係止部に前記プリント基板の両端部を押圧する押圧部とから形成したことを特徴とする。
【0008】
更に第3の発明は、位置決めの際に前記位置決めレバーを加圧エアーにより揺動させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1において、1、2はシュ−ト支持具3に固定された一対の、断面形状が略コ字形状を呈する搬送シュ−トで、電子部品が既に裏面に取り付けられたプリント基板4の表面に電子部品が所定の位置に装着されるプリント基板4の前後の両端を載置しながら搬送する一対の搬送ベルト5、5が設けられている。
【0010】
前記搬送ベルト5、5は、それぞれ前記搬送シュート1、2の左右端部のスプロケット6に張架され、図示しない駆動モータによりスプロケット6を介して搬送ベルト5、5を回動させる構成である。
【0011】
そして、略コ字形状を呈する前記搬送シュート1、2の凹所内に支軸7を支点として揺動可能な位置決めレバー8が設けられる。該位置決めレバー8は前記支軸7に支持される支持部9と、該支持部9に連結されて断面が前記支軸7を中心とした同心円の円弧状を呈して前記搬送シュート1、2に設けられた係止部11に前記プリント基板4の両端部を押圧する押圧部10とから構成される。
【0012】
また、各搬送ベルト5で形成される空間内には案内部材12が設けられ、該案内部材12には前記位置決めレバー8の支持部9が揺動できるように開口13が開設されている。従って、エアー供給源(図示せず)に連結する継手14及び搬送シュート1、2に開設した供給孔15を介して前記凹所内に供給される加圧エアーにより前記位置決めレバー8が揺動して前記係止部11に前記プリント基板4の両端部を下方から前記押圧部10が押圧する構成である。
【0013】
この場合、加圧エアーにより確実に位置決めレバー8が揺動できるように、前記搬送シュート1又は2と、案内部材12及び位置決めレバー8の支持部9とである程度密閉された空間が形成される。従って、前記案内部材12の開口13の下縁部は、前記押圧部10と同様に前記支軸7を中心とした同心円の円弧状を呈している。
【0014】
尚、前述したような密閉空間及び位置決めレバー8は、1つに限らず搬送シュート1及び2に所定間隔を存して、複数設けても良い。
【0015】
20は前記プリント基板4の下方に配置され水平面内でX及びY方向に移動可能なXYテ−ブルで、プリント基板4と対向する表面には複数の穴(図示せず)が配設されている。そして、プリント基板4のサイズに合わせて前記穴の適数箇所にそのままの状態で引き抜くことができるように挿入されて、プリント基板4の裏面に当接してプリント基板4を水平に支持するバックアップピン(図示せず)が前記XYテーブル20に配設される。
【0016】
そして、本出願人が出願した実開平6−52197号公報等に開示されているように、図示しないが、前記XYテ−ブル20に固定された軸受に先端にロ−ラが取り付けられたシュ−ト昇降レバ−が回動可能に取り付けられ、前記シュ−ト昇降レバ−のロ−ラをシリンダにより上下動させることにより、シュ−ト支持具3と共に基板搬送シュ−ト1、2に支持されたプリント基板4を昇降させる構成であり、前記シュ−ト支持具3は前記XYテーブル20を貫通する各ガイドシャフト21にガイドされながら昇降するものである。
【0017】
尚、前記バックアップピンがプリント基板4裏面に当接し、また揺動した位置決めレバー8の押圧部10で前記係止部11に前記プリント基板4の両端部を下方から押圧した状態で、XYテ−ブル20により平面方向に移動させつつ該基板4上の任意の位置に、部品供給装置より供給された電子部品を装着手段としての部品吸着ノズル(図示せず)が吸着した状態で、定められた位置で上下に移動して、該電子部品を装着するものである。
【0018】
以上の構成により、以下動作について詳述する。先ず、プリント基板4が上流側装置(図示せず)より受継がれて搬送シュ−ト1、2の搬送ベルト5により、所定の位置に停止する。そして、シリンダのロッドが下降され、これに伴ってシュ−ト昇降レバ−が下方に回動されて、ガイドシャフト21により搬送シュ−ト1、2に支持されているプリント基板4はシュ−ト支持具3と共に下降する。
【0019】
この下降によって、XYテ−ブル20の穴にバックアップピンが挿入されており、搬送シュ−ト1、2の下降により、このバックアップピンがプリント基板4の裏面に当接し、該基板4を水平に保持するように押し上げ支持する。また、下流に反りのある基板4に対してもバックアップピンにより反りが押し上げられて基板4は水平に支持される。
【0020】
また、この搬送シュート1、2の下降の際に、エアー供給源(図示せず)より加圧されたエアーが継手14及び搬送シュート1、2に開設した供給孔15を介して前記凹所内に供給される。すると、前記搬送シュート1又は2と、案内部材12及び位置決めレバー8の支持部9とである程度密閉された空間が形成されているので、前記エアーによりスムーズに前記位置決めレバー8が支軸7を支点として揺動して、図2に示す状態から図3に示す状態となり、前記係止部11に前記プリント基板4の両端部を下方から前記押圧部10が押圧することができる。このとき、エアーにより位置決めレバー8の押圧部10は、前記支軸7を中心とした同心円の円弧状を呈している前記案内部材12の開口13の下縁部に沿って揺動するものであるから、極力プリント基板4の端部を押圧支持でき、プリント基板のデッドスペースを小さくすることができ、電子部品の装着できる面積を減らすことなくプリント基板のサイズを小さくできる。
【0021】
そして、電子部品を吸着した部品吸着ノズルがプリント基板4上に下降して、該電子部品が所定位置に装着される。即ち、前記バックアップピンにより中間部が支持され、また位置決めレバー8により前後端部が支持されたプリント基板4上に電子部品が装着される。
【0022】
このとき、上側に反りのあるプリント基板4に電子部品が装着される時には、前記吸着ノズルの下降と共に基板4はバックアップピンで水平に支持される位置まで押し下げられて、その水平位置で装着が行われる。
【0023】
尚、次に、基板サイズ(幅)の異なるプリント基板を用いる場合は、先ず搬送シュ−ト1、2とシュ−ト支持具3とを固定するネジ(図示せず)を緩め、基板サイズに合わせて搬送シュ−ト1を前後いずれかへ移動させ、搬送シュ−ト1、2の間隔を定める。
【0024】
また、上述の実施形態においては、水平面内でXY方向の任意の位置に移動可能なXYテ−ブル20を用い、定められた位置で上下に移動する吸着ノズルを用いたが、上下に移動可能で、かつ、水平面内でXY方向にも移動可能な吸着ノズルを使用する場合には、XYテ−ブルに代えて水平方向に移動しないテーブルを用いてもよい。
【0025】
更に、本実施形態では電子部品自動装着装置に適用したが、勿論本発明の要旨を変更しない範囲で種々変更実施が可能であり、例えば、基板に接着剤等の塗布剤を塗布する塗布装置(いわゆるディスペンサ−装置)や、スクリ−ン板を介して印刷する印刷装置にも応用が可能である。
【0026】
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、プリント基板内に極力デッドスペースを少なくすることができると共に、プリント基板の位置決め精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント基板の位置決め装置の斜視図である。
【図2】動作前の図1の要部断面図である。
【図3】動作時の図1の要部断面図である。
【図4】従来例を示すプリント基板の位置決め装置を示す断面図である。
【図5】他の従来例を示すプリント基板の位置決め装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2 搬送シュート
3 シュ−ト支持具
4 プリント基板
5 搬送ベルト
7 支軸
8 位置決めレバー
9 支持部
10 押圧部
11 係止部
Claims (3)
- 一対の搬送シュートに設けられた搬送ベルトで搬送されたプリント基板の上下方向の位置決めをするプリント基板の位置決め装置において、前記一対の搬送シュートには支軸を支点として揺動する位置決めレバーを設け、揺動した前記位置決めレバーが前記プリント基板の端部に当接し、前記搬送シュートに形成した係止部に前記プリント基板の両端部を押圧することにより前記プリント基板の上下方向の位置決めをすることを特徴とするプリント基板の位置決め装置。
- 前記位置決めレバーを支軸に支持される支持部と、該支持部に連結されて断面が前記支軸を中心とした同心円の円弧状を呈して前記係止部に前記プリント基板の両端部を押圧する押圧部とから形成したことを特徴とする請求項1に記載のプリント基板の位置決め装置。
- 位置決めの際に前記位置決めレバーを加圧エアーにより揺動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリント基板の位置決め装置。
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JP2001225984A JP4733870B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | プリント基板の位置決め装置 |
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Citations (4)
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JPH0516069U (ja) * | 1991-03-13 | 1993-03-02 | 富士通テン株式会社 | 部材の基台への組付け装置 |
JPH06334393A (ja) * | 1993-05-21 | 1994-12-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プリント基板保持方法及びその装置 |
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JPH09307293A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 基板位置決め装置 |
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2001
- 2001-07-26 JP JP2001225984A patent/JP4733870B2/ja not_active Expired - Fee Related
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