JP4733623B2 - 予測交通情報提供装置、車載端末および予測交通情報提供システム - Google Patents

予測交通情報提供装置、車載端末および予測交通情報提供システム Download PDF

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本発明は、交通情報の予測技術に関する。
近年、ナビゲーションシステムを利用して、交通事故の防止、渋滞の緩和などを目的とした交通情報システムが注目されており、数々の技術が提供されている。
このような交通情報システムの一環として、未来の日時における渋滞などを予測する交通情報予測技術が提供されている。
そして、交通情報予測技術には、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System:登録商標)やプローブカーから、旅行時間などの交通情報を取得・蓄積し、蓄積した過去の交通情報に確率処理などの統計処理を施した統計交通情報を利用して、現在または未来の渋滞情報(交通情報)を算出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、過去の交通情報から、主成分分析などを用いて、特徴的な交通情報のパターン(特徴パターン)を算出し、算出した特徴パターンに所定の強度を乗算し、交通情報の予測を行う特徴空間予測の技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、これまでの過去の交通情報から、未来の交通情報を予測する際に、気温や、降水量などの非日種要因を加味した予測が求められている。
特開2005−122461号公報(段落0029〜段落0033、図7) 特開2005−4668号公報(段落0028〜段落0037、図12)
しかしながら、統計交通情報において、非日種要因による影響を加味しようとすると、各非日種要因に対応した統計交通情報が必要となるため、予測に必要なデータ量が膨大な量となってしまう。
つまり、統計交通情報で非日種要因をカバーするとなると、日種要因と非日種要因の組み合わせ(平日・雨、平日・晴、平日・雪など)で統計交通情報を作成することになり、データ量が増大する。また、この組み合わせの条件を絞ると、統計交通情報を作成する際の母数が少なくなってしまうため、予測精度が低下してしまう。
また、特徴空間予測では、原則、特徴量として寄与度が低いパターンを切り捨てるため、精度に限界が生じてしまう。また、非日種要因を反映させる場合には、各特徴パターンのそれぞれに日種要因および非日種要因のパターンを、加味させる必要があるが、特徴パターンが多くなるにつれ、計算量が増大し、計算機の負荷が増大してしまう。
すなわち、特徴空間予測では、日種要因や非日種要因のパターンとして、日種・非日種要因が混在した数十種類の特徴パターンが必要となり、データ量や計算量が増大してしまう。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、天候や季節などの非日種要因を加味した予測交通情報において、予測に必要なデータ量および計算量を低減し、データを低減した場合の予測精度の低下を抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の交通情報予測提供装置、車載端末および予測交通情報提供システムは、交通情報から日種ごとの非日種変動量を算出し、この非日種変動量と基底成分としての非日種情報とを基に、非日種情報にかかる係数である予測係数を算出することを特徴とする。
本発明によれば、天候や季節などの非日種要因を加味した予測交通情報において、予測に必要なデータ量および計算量を低減し、かつデータを低減した場合の予測精度の低下を抑えることが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る予測交通情報提供システムの概略図である。
予測交通情報提供システム1は、気象センタなどから気象情報を取得する気象情報センタ4、VICS(登録商標)などの交通情報提供センタ9またはプローブカー10から旅行時間などの交通情報を取得し、取得した交通情報や、気象情報センタ4から送られた非日種情報を基に予測交通情報を算出し、算出した予測交通情報を各車両8に搭載されている車載端末7に送る交通情報センタ3、予測交通情報提供装置2から送信された予測交通情報を車載端末7に送信する基地局6、および車両8に搭載され、予測交通情報提供装置2から無線送信された予測交通情報を受信して、表示する車載端末7からなる。交通情報センタ3、気象情報センタ4および基地局6は、通信ネットワーク5を介して接続されている。
交通情報センタ3には、指定したリンクにおける日時の予測交通情報を算出して、算出した予測交通情報を通信ネットワーク5および基地局6を介して車載端末7に提供する予測交通情報提供装置2が設置されている。
車載端末7は、予測交通情報提供装置2から送られる予測交通情報や予測係数などを受信し、入力部73を介して本体部71に入力された予測を行いたいリンクや日付や時刻などを予測交通情報提供装置2に送る送受信機74、送受信機74が受信した予測交通情報や予測係数などを視覚的に認識可能な情報として、表示部72に表示させる本体部71を備えてなる。
次に、図1を参照しつつ、図2を参照して本実施形態に係る予測交通情報提供装置について説明する。
図2は、情報センタに設置される予測交通情報提供装置の概略図である。
予測交通情報提供装置2は、日種ごとの統計交通情報である日種別統計交通情報を作成する統計交通情報作成部201、非日種的な変動量に対する非日種要因の影響の度合いを表す予測係数を算出する予測係数算出部202を備える。
また、予測交通情報提供装置2は、日種別統計交通情報、予測係数および非日種情報を基に予測交通情報を算出する交通情報予測部203を備える。
さらに、予測交通情報提供装置2は、交通情報提供センタ9やプローブカー10から送られた交通情報が保存される交通情報データベース(DB)204、気象情報センタ4から送られた気温や降水量などの非日種要因の情報(非日種情報)が保存される非日種情報DB205、統計交通情報作成部201によって作成された日種別統計交通情報が保存される日種別統計交通情報DB206、および予測係数算出部202によって算出された予測係数が保存される予測係数DB207を備える。
非日種要因の種類として、天候の他、季節成分や、周辺店舗のバーゲン期間や、バケーションなどのイベントが考えられる。
また、予測交通情報提供装置2は、日種と日付とを対応させた日種カレンダが保存されているカレンダDB208、リンクに対して一意に付されたリンク番号の一覧などが保存されているリンクDB209、および日種の種類の一覧などが保存されている日種DB210を備える。
また、予測交通情報提供装置2は、交通情報提供センタ9やプローブカー10から送られた交通情報を取得し、取得した交通情報を交通情報DB204に保存する交通情報取得部212を備える。
さらに、予測交通情報提供装置2は、気象情報センタ4から送られた非日種情報を取得し、取得した非日種情報を非日種情報DB205に保存する非日種情報取得部213、車載端末7から、予測を行いたいリンクのリンク番号や日付や時刻が含まれている予測交通情報要求を受信して、交通情報予測部203に送る予測交通情報要求受信部214を備える。
また、予測交通情報提供装置2は、交通情報予測部203が算出した予測交通情報を車載端末7に送る予測交通情報送信部215を備える。
さらに、予測交通情報提供装置2は、通信ネットワーク5と接続し、気象情報センタ4などから送られた情報を受信して、交通情報取得部212や非日種情報取得部213に送り、さらに交通情報予測部203が算出した予測交通情報を車載端末7に送る通信インタフェース部211を備える。
なお、図1および図2に示す予測交通情報提供装置2および車載端末7における各部(201〜203,211〜215,71,72,73)は、コンピュータに搭載されたハードディスクなどの記憶装置に格納されたプログラムが、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリなどの記憶手段に展開され、この展開されたプログラムを図示しないCPU(Central Processing Unit)が実行することで、具現化する。
図3は、交通情報DBにおけるデータの構成例を示す図である。
交通情報DB204には、リンクごとに一意に付された番号であるリンク番号、該交通情報が取得された日付、および該リンク番号および日付に対応したリンクにおける交通情報(旅行時間)が時間的推移のデータとして保存されている。なお、図3では、見やすくするため、交通情報の時間推移をグラフの形で示してあるが、実際には、例えば所定時間毎(例えば、5分毎)における旅行時間の値が保存されている。なお、以下に記述する図4の非日種情報および図5の日種別統計交通情報(日種別統計旅行時間)においても、データは、同様の形式で保存されている。
図4は、非日種情報DBにおけるデータの構成例を示す図である。
非日種情報DB205には、日付と、気温や降水量などの非日種要因の要素と、非日種情報とが保存されている。非日種情報は、該当する日付における要素の時間的推移のデータである。例えば、2006年7月15日の気温では、該当する日付における1日の気温の推移がデータとして保存されている。
図5は、日種別統計交通情報DBにおけるデータの構成例を示す図である。
日種別統計交通情報DB206には、日種と、該日種に対応する日種別統計交通情報(日種別統計旅行時間)が保存されている。日種別統計交通情報の算出方法は、図3を参照して後記する。
図6は、カレンダDBにおける日種カレンダの構成例を示す図である。
図6に示すように日種カレンダには、平日2日目、五十日(ごとおび:月のうち、五、十のつく日)、3連休などの日種がそれぞれの日付に対して対応付けられている。1つの日付に対し、通常複数の日種が対応するが、より特殊な日種が優先されて対応付けられる。
例えば、図6において、7月15日は、土曜日、休日、3連休、3連休初日、五十日などの日種が対応付けられる可能性があるが、この中で交通関係にとって最も重要であり、かつ特殊である五十日が対応付けられることになる。
次に、交通情報のうちの、非日種要因による変動量である非日種変動量の算出方法の概略を示す。
なお、以下の本実施形態では、より具体的な説明を行うため、これまでの交通情報を旅行時間として説明する。すなわち、交通情報は、旅行時間に、統計交通情報は、統計旅行時間に、日種別統計交通情報は、日種別統計旅行時間といったように変換する。しかしながら、交通情報は、旅行時間に限らないので、例えばリンク毎の平均速度、渋滞レベル(道路種別の速度毎にレベル分けしたもの)などを交通情報としてもよい。
図7および図8を参照して、本実施形態における予測係数の作成方法、ならびに予測旅行時間の作成方法の概略を示す。
図7は、非日種変動量を算出する手順の概略を示す図である。
例として、2006年7月15日(以降、7月15日と記載)のデータを用いた場合で説明する。
図6の日種カレンダを参照すると、7月15日の日種は、五十日であることがわかる。さらに、この日の天気は、1日中雨だったとする。
図7のT1(t)は、7月15日のあるリンクにおける旅行時間の時間的推移を表す。
さらに、T2(t)は、日種に関して特徴的な旅行時間である日種別統計交通情報データの時間的推移を表す。日種別統計旅行時間の算出方法については、図9を参照して説明する。
そして、旅行時間T1(t)から日種別統計旅行時間T2(t)を減算したT3(t)が、7月15日における非日種変動量となる。
T3(t)=T1(t)−T2(t) 式(1)
次に、図8を参照して、予測係数の算出処理の概略を説明する。
図8は、非日種情報の一例を示す図である。
図8も、図7にならって7月15日のデータをあげることとする。
図8に示すように、7月15日の気温の変動を表す曲線をX1(t)、降水量の変動を表す曲線をX2(t)とすると、図7の非日種変動量T3(t)は、X1(t),X2(t)・・・を基底成分とすることにより、
T3(t)=a(t)X1(t)+b(t)X2(t)+・・・ 式(2)
と表すことができる。
ここで、a(t),b(t),・・・を予測係数という。予測係数は、T3(t)を主成分分析したり、回帰分析したりすることによって得ることができる。
この予測係数を用いると、ある未来の日付における予想気温の推移X1(t)’、予想降水量の推移X2(t)’・・・を得ることができれば、これらと先の予測係数を用いて該当する日付において予測される非日種変動量(予測非日種変動量)T3(t)’を、
T3(t)’=a(t)X1(t)’+b(t)X2(t)’+・・・ 式(3)
と表すことができる。
これに、該当する日付の日種がわかれば、該当する日種別統計旅行時間T2(t)’を、日種別統計交通情報DB206から取得することによって、その未来の日付における予測旅行時間T1(t)’を、
T1(t)’=T2(t)’+T3(t)’ 式(4)
として求めることができる。
以下、a(t),b(t),・・・の一組を予測係数の組と記載することとする。
(日種別統計交通旅行時間の作成処理)
まず処理に先立って、図1および図2を参照しつつ交通情報DB204および非日種情報DB205のデータ取得の処理について説明する。
予測交通情報提供装置2の交通情報取得部212は、交通情報提供センタ9やプローブカー10からリンクごとの旅行時間などを通信インタフェース部211を介して取得し、旅行時間などを取得した交通情報取得部212は、これを交通情報DB204に保存する。
気象情報センタ4は、日付や時刻ごとの温度や降水量などの非日種情報を通信ネットワーク5を介して交通情報センタ3の予測交通情報提供装置2に送る。
予測交通情報提供装置2の非日種情報取得部213は、通信インタフェース部211を介して、非日種情報を取得し、これを非日種情報DB205に保存する。
図1および図2を参照しつつ、図9に沿って、日種DB210に保存される日種別統計旅行時間の作成処理を説明する。
図9は、日種別統計旅行時間の作成処理の流れを示すフローである。
なお、この処理は、ユーザが日種別統計交通情報DB206の更新を入力したか、あるいは一定の周期(例えば、1年毎)で行われる。
まず、作成したい日種別統計旅行時間の日種が設定される(S101)。設定の方法は、予め日種の名称などが日種DB210に保存されており、統計交通情報作成部201が日種DB210の先頭から日種データを読み込んでいってもよいし、入力部73を介して、日種の名称などが統計交通情報作成部201に入力されることで、日種が設定されてもよい。
次に、統計交通情報作成部201は、カレンダDB208から日種カレンダを取得し、取得した日種カレンダから、設定された日種が対応付けられているすべての日付を取得する(S102)。
次に、対象となるリンクのリンク番号が設定される(S103)。リンク番号の設定方法は、例えばリンクDB209の先頭から統計交通情報作成部201が、リンク番号を読み込むことで行われる。
そして、統計交通情報作成部201が、ステップS102で取得した日付と、ステップS103で設定されたリンク番号とを基に、交通情報DB204から該当する旅行時間を取得する(S104)。
次に、統計交通情報作成部201は、ステップS102で取得した日付に関するすべての旅行時間を取得したか否かを判定する(S105)。判定の方法は、例えばステップS102で取得した日付と、ステップS103で設定されたリンク番号に該当する交通情報DB204の旅行時間に統計交通情報作成部201が、フラグをたてておき、ステップS105において、統計交通情報作成部201が、このフラグを参照することによって判定を行う。
判定の結果、取得した日付に関するすべての旅行時間を取得していないと判定された場合(S105→No)、ステップS104の処理に戻る。
判定の結果、取得した日付に関するすべての旅行時間を取得したと判定された場合(S105→Yes)、ステップS106の処理に進む。
次に、統計交通情報作成部201は、取得したすべてのリンクに関して、予め設定しておいた所定の時間毎に旅行時間の平均をとるなどの処理を行うことによって、該当する日種の統計旅行時間を算出する(S106)。ここで算出された統計旅行時間が、日種別統計旅行時間となる。
そして、統計交通情報作成部201は、すべてのリンクに関して日種別統計旅行時間を算出したか否かを判定する(S107)。判定の方法は、例えば現在読み込んでいるリンクのリンク番号が、リンクDB209の最後のデータであるか否かを統計交通情報作成部201がリンクDB209を参照して、判定することによって行われる。
判定の結果、取得したすべてのリンクに関して日種別統計旅行時間を算出していないと判定された場合(S107→No)、ステップS103に処理を戻す。
判定の結果、取得したすべてのリンクに関して日種別統計旅行時間を算出したと判定された場合(S107→Yes)、ステップS108に処理を進める。
次に、統計交通情報作成部201は、日種DB210に格納されているすべての日種に関して、日種別統計旅行時間を算出したか否かを判定する(S108)。判定の方法は、例えば現在読み込んでいる日種の名称が、日種DB210の最後のデータであるか否かを統計交通情報作成部201が判定することによって行われる。
判定の結果、すべての日種に関して、日種別統計旅行時間を算出していないと判定された場合(S108→No)、ステップS101の処理に戻る。
判定の結果、すべての日種に関して、日種別統計旅行時間を算出していると判定された場合(S108→Yes)、ステップS109の処理に進む。
そして、統計交通情報作成部201は、作成した日種別統計旅行時間を、該当する日種と対応付けて日種別統計交通情報DB206に保存する(S109)。
(予測係数の算出処理)
図1および図2を参照しつつ、図10に沿って予測係数の算出処理の説明をする。
図10は、予測係数の算出処理の流れを示すフローである。
まず、作成したい日種別統計旅行時間の日種が設定される(S201)。設定の方法は、予め日種の名称などが日種DB210に保存されており、統計交通情報作成部201が日種DB210の先頭から日種データを読み込んでいってもよいし、入力部73を介して、日種の名称などが統計交通情報作成部201に入力されることで、日種が設定されてもよい。
次に、統計交通情報作成部201は、カレンダDB208から日種カレンダを取得し、取得した日種カレンダから、設定された日種が対応付けられているすべての日付を取得する(S202)。
次に、対象となるリンクのリンク番号が設定される(S203)。リンク番号の設定方法は、例えばリンクDB209の先頭から統計交通情報作成部201が、リンク番号を読み込むことで行われる。
そして、統計交通情報作成部201が、ステップS202で設定された日付と、ステップS203で設定されたリンク番号とを基に、交通情報DB204から該当する旅行時間を取得する(S204)。
次に、予測係数算出部202は、対象となるリンクの、ステップS201で設定した日種と、ステップS203で設定したリンク番号を基に日種別統計旅行時間を日種別統計交通情報DB206から取得する(S205)。
そして、予測係数算出部202は、ステップS204で取得した旅行時間から、ステップS205で取得した日種別統計旅行時間を減算することによって、対象となるリンクの非日種変動量を算出する(S206)。
なお、本実施形態では、日種カレンダにおいて、日付と日種とを1対1に対応させることによって、旅行時間から減算する日種別統計旅行時間を1つとしたが、前記したように、1つの日付には通常複数の日種が該当する。したがって、例えば該当するリンクにおける日種毎の旅行時間の時間的推移のパターンを人為的に作成し、該当する日付に対応する日種のパターンの平均をとるなどしたデータを日種別統計旅行時間としてもよい。
次に、予測係数算出部202は、該当する日種のすべての日付に対して、対象となるリンクの非日種変動量を算出したか否かを判定する(S207)。判定の方法は、例えば図9のステップS105で行った判定と同様の方法で行うなどがある。
判定の結果、すべての日付に対して、対象となるリンクの非日種変動量が算出されていないと判定された場合(S207→No)、ステップS206の処理に戻る。
判定の結果、すべての日付に対して、対象となるリンクの非日種変動量が算出されたと判定された場合(S207→Yes)、ステップS208の処理に進む。
そして、予測係数算出部202は、非日種情報DB205から、対象となる日付に対応する非日種情報を取得する(S208)。
次に、予測係数算出部202は、ステップS208で取得した非日種情報と、ステップS206で算出した非日種変動量とを基に、主成分分析や回帰分析などを用いて、予測係数の組を算出する(S209)。
そして、予測係数算出部202は、算出した予測係数の組を予測係数DB207に保存する(S210)。
そして、予測係数算出部202は、対象となるすべてのリンクに関して、予測係数を算出したか否かを判定する(S211)。判定方法は、例えば予測係数の組を算出し終えたリンクDB209のリンク番号にフラグをたてておき、予測係数算出部202がリンクDB209を参照してすべてのリンクにフラグがたっているか否かを検索することによって判定する。
判定の結果、すべてのリンクに関して、予測係数を算出していないと判定された場合(S211→No)、ステップS203の処理に戻る。
判定の結果、すべてのリンクに関して、予測係数を算出したと判定された場合(S211→Yes)、ステップS212に処理を進める。
そして、予測係数算出部202は、すべての日種に関して、予測係数を算出したか否かを判定する(S212)。判定方法は、ステップS211の方法と同様の方法で行う。
判定の結果、すべての日種に関して、予測係数を算出していないと判定された場合(S212→No)、ステップS201の処理に戻る。
判定の結果、すべての日種に関して、予測係数を算出したと判定された場合(S212→Yes)、処理を終了する。
(交通情報予測処理)
図1および図2を参照しつつ、図11に沿って交通情報予測処理の説明をする。
図11は、交通情報予測処理の流れを示すフローである。
まず、予測を行いたいリンクのリンク番号や日付や時刻などが入力部73を介して、車載端末7に入力される(S301)。予測を行いたいリンクのリンク番号は、直接入力されてもよいし、例えば表示部72に地図を表示し、ユーザが予測を行いたい道路を指定すると、車載端末7が、指定した道路を該当するリンク番号に変換するなどの方法でもよい。
また、入力されるリンク番号は、複数でもよい。また、エリアや、ルートや、地点(座標)などからリンクのリンク番号を特定してもよい。
次に、車載端末7は、予測交通情報要求を基地局6および通信ネットワーク5を介して予測交通情報提供装置2に送信する(S302)。予測交通情報要求には、予測を行いたいリンクのリンク番号や日付や時刻などが含まれている。
次に、通信インタフェース部211を介して、予測交通情報要求受信部214が、予測交通情報要求を受信する。そして、予測交通情報要求受信部214が、受信した予測交通情報要求を交通情報予測部203に送り、交通情報予測部203は、予測交通情報要求に含まれるリンク番号、日付、時刻などを取得する(S303)。
そして、交通情報予測部203は、カレンダDB208から日種カレンダを取得し、取得した日種カレンダを参照して、ステップS303で入力された日付が、どの日種に該当するかを検索し、該当する日種を取得する(S304)。
そして、交通情報予測部203は、ステップS303で取得したリンク番号と、ステップS304で取得した日種とを基に、日種別統計交通情報DB206を参照して、該当する日種別統計旅行時間を取得する(S305)。
次に、交通情報予測部203は、ステップS303で入力された日付を基に、非日種情報DB205を参照して、当該日付の非日種情報をすべて取得する(S306)。このときの非日種情報は、当該日付における予想気温、予想降水量などのデータである。
そして、交通情報予測部203は、予測係数DB207を参照して、該当する日種における予測係数の組を取得する(S307)。予測係数の組は、予測係数の算出を行った日付分だけ存在するが、例えば、以下のようにして予測係数の組を1つに絞り込む。まず、交通情報予測部203は、リンクの場所、時間、日種などを基に、予測係数の組を絞り込んでいく。ここで、最終的に1組の予測係数に絞り込むことができれば、その予測係数の組を使用する。1組に絞り切れない場合は、最終的に残った予測係数の組において、予測係数毎に平均をとるなどして、使用する予測係数の組を1組に絞り込む。
次に、交通情報予測部203は、取得した予測係数の組と、非日種情報とを基に、該当する日付における予測非日種変動量を算出する(S308)。
そして、交通情報予測部203は、ステップS305で取得した日種別統計旅行時間に、適当な補正係数αを乗算した予測非日種変動量を加算して、該当するリンクにおける予測旅行時間を算出する(S309)。
ここで、補正係数αについて説明する。
以下の計算は、交通情報予測部203が行う処理である。
該当するリンクにおける予測される旅行時間である予測旅行時間T1(t)’は、式(4)に予測非日種変動量の影響を表すパラメータである補正係数αを挿入することによって、以下の式に書き換えることができる。
T1(t)’=T2(t)’+α・T3(t)’ 式(5)
ここで、式(5)の両辺をT2(t)’で割ると、
T1(t)’/T2(t)’=1+α・T3(t)’/T2(t)’ 式(6)
左辺の分母子を該当するリンクのリンク長Lで割ると、式(7)を得る。
(T1(t)’/L)/(T2(t)’/L)=V2(t)’/V1(t)’=1+α・T3(t)’/T2(t)’ 式(7)
ここで、V1(t)’は、算出された予測旅行時間による予測速度、V2(t)’は、日種別統計旅行時間による予測速度である。
式(7)を以下のようにさらに変形すると、式(8)を得る。
V1(t)’=V2(t)’/(1+α・T3(t)’/T2(t)’)=β(t)・V2(t)’ 式(8)
β(t)に関しては、後記する。
そして、交通情報予測部203が、まず、補正係数αを1として、V1(t)’の算出を行い、算出したV1(t)’の値を判定する。この値が、異常な値(例えば、時速200kmなど)であるか否か、すなわち予め定めた速度しきい値以下であるか否かを交通情報予測部203が判定し、当該速度しきい値以下であれば、そのままT1(t)’を予測旅行時間として用いる。V1(t)’が、当該速度しきい値より大きな値であれば、補正係数αを0〜1の間で、所定値だけ減算し、再びV1(t)’を算出して、算出したV1(t)’が異常値であるか否かの判定を行う。
この処理を繰り返し、V1(t)’が速度しきい値以下となるまで、補正係数αの更新を行う。
なお、ここでは補正係数αを時間依存しない値としたが、前記補正係数αの算出手順を、時間毎に行うことによって補正係数αを時間依存する値α(t)としてもよい。
次に、交通情報予測部203は、ステップS303で取得したすべてのリンク番号に該当するリンク(予測対象リンク)に関して、予測旅行時間を算出したか否かを判定する(S310)。
判定の結果、すべての予測対象リンクに関して、予測旅行時間が算出されていないと判定された場合(S310→No)、ステップS305の処理に戻る。
判定の結果、すべての予測対象リンクに関して、予測旅行時間が算出されたと判定された場合(S310→Yes)、処理を終了する。
算出された予測旅行時間および用いられた予測係数は、リンク番号、日付、時刻と共に予測交通情報送信部215へ送られ、予測交通情報送信部215は、通信インタフェース部211、通信ネットワーク5および基地局6を介して、車載端末7へ算出した予測旅行時間を送る。
ここで、式(8)におけるβ(t)について説明する。
β(t)は、日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’(日種別統計交通情報)に対する非日種要因の影響の度合いを意味する強度パラメータである。
交通情報予測部203が、日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’と、強度パラメータβ(t)とを、図示しない強度パラメータ記憶部に記憶させてもよい。
図12は、あるリンクにおける日種別統計旅行時間による予測速度と、強度パラメータの関係を示すグラフの一例である。
図12において、横軸は、日種別統計旅行時間による予測速度(式(8)のV2(t)’)を示し、縦軸は、強度パラメータβ(t)を示す。
交通情報予測部203が、図示しない強度パラメータ記憶部に、図12に示すように日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’と、強度パラメータβ(t)とを、予め対応付けて記憶させておくことにより、式(8)の予測旅行時間による予測速度V1(t)’(予測交通情報)の算出が容易となる。
例えば、交通情報予測部203は、図示しない入力部や、通信インタフェース部211(図1参照)を介して入力された日種別統計旅行時間による予測速度がV2c(t)のときには、交通情報予測部203は、図示しない強度パラメータ記憶部から強度パラメータβc(t)(図12参照)を得る。交通情報予測部203は、この強度パラメータβc(t)を用いて時刻t’における予測旅行時間による予測速度V1w(t’)を、V1w(t’)=βc(t’)・V2c(t’)と算出すればよいので、処理時間の短縮が可能となる。
このように、非日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’に対する強度パラメータβ(t)を、リンクごとに設けてもよいが、道路種別や日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’に対する強度パラメータβ(t)が同一傾向を示す道路、すなわち図12のグラフの形状が類似している道路などに対しては、代表の強度パラメータβ(t)を定めて、使用するようにすれば、図示しない強度パラメータ記憶部に記憶させるデータ量を削減することができる。さらに、図13および図14を参照して後記する該予測旅行時間を用いた経路探索の結果や、渋滞箇所を表示出力するまでの応答時間を短縮することができる。
また、交通情報予測部203が、非日種要因による予測速度の変化の影響が大きいリンクを、例えば該予測速度の最大値と、最小値との差が所定の閾値以上であるリンクとして選択し、このリンクに対してのみ、非日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’と、強度パラメータβ(t)とを対応付けて図示しない強度パラメータ記憶部に記憶させてもよい。
このようにしても、図示しない強度パラメータ記憶部に記憶させるデータ量を削減することができ、さらに、図13および図14を参照して後記する該予測旅行時間を用いた経路探索の結果や、渋滞箇所を表示出力するまでの応答時間を短縮することができる。
ここでは、日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’と、強度パラメータβ(t)とを対応させて図示しない強度パラメータ記憶部に記憶させ、図示しない入力部や、通信インタフェース部211(図1参照)を介して入力された日種別統計旅行時間による予測速度V2(t)’を基に、交通情報予測部203が、強度パラメータβ(t)を取得したが、式(8)を用いて強度パラメータβ(t)を算出してもよい。
次に、図1を参照しつつ、図13および図14に沿って、本実施形態の車載端末における画面例を説明する。
図13は、本実施形態にかかる車載端末の表示部における画面例を示す図である。
車載端末7の本体部71は、予測交通情報提供装置2から送られた予測旅行時間、予測係数、リンク番号、日付、時刻を送受信機74を介して取得する。そして、本体部71は、取得したリンク番号に該当する地図上のリンクに、所定の値を超えた予測旅行時間を渋滞情報として、表示部72に表示させる。
例えば、図11で説明した交通情報予測処理によって、算出された予測旅行時間を表示する際、送られた予測係数の組のうちで、最も大きい予測係数を交通渋滞などの予測旅行時間の要因として、その旨を表示する。
例えば、予測旅行時間を基に、交通渋滞情報を表示するものとすると、Aの区間の交通渋滞は、図10の予測係数の算出処理で算出した予測係数のうち、b(t)が最も大きい値であったとする。各予測係数は、図8を参照した説明に従うとすると、b(t)は、降水量にかかる係数である。したがって、Aの区間において予測される交通渋滞(予測交通渋滞)の要因は、降水量による影響、すなわち雨天によるものと、本体部71が判定する。したがって、本体部71は、表示部72に該当する予測交通渋滞は、雨天による影響である旨の表示を行わせる。
また、Bの区間の予測交通渋滞では、a(t)およびb(t)が最も大きい値であるとする。Aの区間と同様、各予測係数は、図8を参照した説明に従うとすると、a(t)は、気温にかかる係数であり、b(t)は、降水量にかかる係数である。よって、Bの区間では、気温、降水量が交通渋滞の原因となっていると考えられる。これにより、例えば、季節が冬であれば、予測交通渋滞の要因は、降雪であると、本体部71が判定する。したがって、本体部71は、表示部72に該当する予測交通渋滞は、降雪による影響である旨の表示を行わせる。
なお、図13の「S」は、出発地点、「G」は、目的地点を表している。
図14は、本実施形態にかかる車載端末の表示部における画面例を示す図である。
図14は、車載端末7または交通情報センタ3が経路誘導の機能を有し、表示部72が経路誘導の結果得られた複数経路とその予測渋滞度を表示する機能とを有する例である。
経路誘導によって、複数経路とその予測渋滞度を算出する技術は、公知であるため、ここでは説明を省略する。
図14に示すように、複数経路の算出機能により、経路C,D,Eが算出され、それぞれの渋滞度が、予測交通情報提供装置から送られた予測交通情報を基に算出され、画面右上の小ウィンドウc,d,eに表示される画面例である。
そして、それぞれの予測渋滞情報の予測係数から、それぞれの経路における渋滞の要因を表示する。
例えば、経路Cにおける予測交通渋滞において、予測係数b(t)が最も大きいとすると、図13と同様に、雨天による交通渋滞が予想される旨を図14に示すように表示する。そして、図示市内が経路D,Eにおける予測交通渋滞において、予測係数a(t),b(t)が大きく、季節が冬であれば、図13と同様に、経路D,Eにおいては、降雪による交通渋滞が予想される旨を表示する。
また、交通渋滞の要因の表示は、マウスポインタを経路に重ねると、該当する経路における要因を表示するようにしてもよい。
このとき、例えばマウスポインタを経路に重ねることにより、本体部71が、該当する経路のリンクに対応付けられているリンク番号を取得する。そして、予測交通情報提供装置2から送られた予測旅行時間、予測係数、リンク番号、日付、時刻と、取得したリンク番号とを本体部71が、照合することにより、本体部71が、該当するリンクの予測旅行時間および予測係数を特定することによって、該当する要因を特定、表示する。
また、本実施形態では、予測交通情報提供装置2が交通情報センタ3に設置されているが、これに限らず、車載端末7に搭載されてもよい。
この場合、予測交通情報要求受信部214と予測交通情報送信部215とが削除され、予測係数算出部202が算出した予測係数や、交通情報予測部203が算出した予測交通情報に関する情報を、表示部72に表示させる表示処理部が追加される。
この場合、図9の日種別統計旅行時間の作成処理から図11の交通情報予測処理に示す処理が、車載端末7で行われる点以外は、図9から図11に示す処理と同様である。
また、図2に示す各構成要素のうち、交通情報予測部203と、前記した表示処理部とが車載端末7に搭載され、その他の構成要素が情報センタに設置されてもよい。
この場合、図9の日種別統計旅行時間の作成処理と図10の予測係数の算出処理とが、交通情報センタ3で行われ、図11の交通情報予測処理が車載端末7で行われる。
この場合、図11に示す交通情報予測処理に必要な日種、非日種別統計交通情報、予測係数の組、非日種情報などは、必要に応じて車載端末7が、情報センタに要求し、情報センタから車載端末7に、前記した各データがダウンロードされ、ダウンロードされたデータを基に、車載端末7が交通情報予測処理を行ってもよい。
本実施形態によれば、少なくとも日種ごとの統計交通情報と、日々の非日種情報と、予測係数とを用いることによって、交通情報予測を行うため、統計交通情報を用いて、非日種要因の影響を反映させた交通情報予測のように、日種別の統計交通ごとに非日種要因を反映させた統計交通情報を用意する必要が無く、また特徴空間予測のように、多くの特徴パターンを用意する必要が無いため、予測に必要なデータ量の削減が可能となる。
さらに、本実施形態における交通情報予測時の計算量は、非日種情報の種類の数に基づくため、日種・非日種要因が混在した特徴パターンの数に基づく特徴空間予測と比較して、少ない計算量で交通情報の予測ができる。
また、日種別統計交通情報と、予測係数とで、交通情報を予測する際の計算量を削減することで、装置の応答性を向上させることができる。
本実施形態に係る予測交通情報提供システムの概略図である。 情報センタに設置される予測交通情報提供装置の概略図である。 交通情報DBに保存されているデータの構成例を示す図である。 非日種情報DBにおけるデータの構成例を示す図である。 日種別統計交通情報DBにおけるデータの構成例を示す図である。 カレンダDBにおける日種カレンダの構成例を示す図である。 非日種変動量を算出する手順の概略を示す図である。 非日種情報の一例を示す図である。 日種別統計旅行時間の作成処理の流れを示すフローである。 予測係数の算出処理の流れを示すフローである。 交通情報予測処理の流れを示すフローである。 あるリンクにおける日種別統計旅行時間による予測速度と、強度パラメータの関係を示すグラフの一例である。 本実施形態にかかる車載端末の表示部における画面例を示す図である。 本実施形態にかかる車載端末の表示部における画面例を示す図である。
符号の説明
1 予測交通情報提供システム
2 予測交通情報提供装置
3 交通情報センタ
4 気象情報センタ
5 通信ネットワーク
6 基地局
7 車載端末
8 車両
9 交通情報提供センタ
10 プローブカー
71 本体部
72 表示部
73 入力部
74 送受信機
201 統計交通情報作成部
202 予測係数算出部
203 交通情報予測部
204 交通情報DB
205 非日種情報DB
206 日種別統計交通情報DB
207 予測係数DB
208 カレンダDB
209 リンクDB
210 日種DB
211 通信インタフェース部
212 交通情報取得部
213 非日種情報取得部
214 予測交通情報要求受信部
215 予測交通情報送信部

Claims (10)

  1. 交通情報の予測を行う予測交通情報提供装置であって、
    交通情報提供センタまたはプローブカーから送られた日種毎に取得可能な交通情報、非日種情報センタから送られた気象データを含んだ日種以外の要因の情報である非日種情報、および任意の日付と日種とを対応させた情報を保持しているとともに、日種毎の統計交通情報である日種別統計交通情報と、該当する日種とを対応付けて保持している記憶部と、
    前記交通情報に対する前記日種別統計交通情報の差分から、日種によらない交通情報の変動量である非日種変動量を算出し、対象となる日付に対応する非日種情報を、前記記憶部から取得し、前記算出した非日種変動量と、前記取得した非日種情報とを基に、前記非日種情報の重みである予測係数を算出する予測係数算出部と、
    を有することを特徴とする予測交通情報提供装置。
  2. 前記予測係数算出部は、前記非日種変動量を非日種情報によって、主成分分析または回帰分析する
    ことを特徴とする請求項に記載の予測交通情報提供装置。
  3. 入力部を介して、予測対象リンクと、予測対象日時が指定されると、前記予測対象日時に対応する日種を、前記記憶部から取得し、前記取得した日種に対応する日種別統計交通情報を、前記記憶部から取得し、前記予測対象日時の非日種情報を前記記憶部から取得し、前記算出した予測係数と、前記取得した非日種情報とを基に、前記予測対象日時における予測非日種変動量を算出し、前記予測非日種変動量と、前記取得した日種別統計交通情報とを基に、予測交通情報を算出する交通情報予測部
    を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載の予測交通情報提供装置。
  4. 前記交通情報予測部は、前記予測非日種変動量に、重みである強度を乗算する
    ことを特徴とする請求項に記載の予測交通情報提供装置。
  5. 前記交通情報予測部は、前記予測交通情報を基に、該当するリンクにおける予測速度を算出し、前記予測速度を基に、前記予測交通情報が異常値であるか否かを判定し、異常値であるならば前記強度の値を小さくする
    ことを特徴とする請求項に記載の予測交通情報提供装置。
  6. 前記日種別統計交通情報に対する前記非日種変動量の強度値である強度パラメータを算出し、
    前記日種別統計交通情報と、前記算出した強度パラメータとを対応付けて記憶部に保存し、
    入力部または通信部を介して、日種別統計交通情報が入力されると、前記記憶部から該入力された日種別統計交通情報に対応する強度パラメータを取得し、
    該入力された日種別統計交通情報と、該取得された強度パラメータとから予測交通情報を算出する交通情報予測部
    、さらに有することを特徴とする請求項1に記載の予測交通情報提供装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の予測交通情報提供装置から、前記予測交通情報提供装置が算出した予測交通情報を含む情報を受信する車載端末であって、
    情報の処理を行う本体部と、情報の表示を行う表示部とを備え、
    前記車載端末に送られる情報は、前記予測係数の算出に用いた予測係数が含まれ、
    前記車載端末の本体部が、
    前記送られた予測係数のうち、最も大きい予測係数を判定し、
    前記最も大きい予測係数に該当する非日種情報を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする車載端末。
  8. 請求項から請求項のいずれか一項に記載の予測交通情報提供装置
    を搭載した車載端末。
  9. 交通情報の予測に必要なデータを算出する予測交通情報提供装置と、前記予測交通情報が算出したデータを取得して交通情報の予測を行う車載端末と、を備えた予測交通情報提供システムであって、
    前記予測交通情報提供装置は、
    交通情報提供センタまたはプローブカーから送られた日種毎に取得可能な交通情報、非日種情報センタから送られた気象データを含んだ日種以外の要因の情報である非日種情報、および任意の日付と日種とを対応させた情報を保持しているとともに、日種毎の統計交通情報である日種別統計交通情報と、該当する日種とを対応付けて保持している記憶部を有し
    前記交通情報に対する前記日種別統計交通情報の差分から、日種によらない交通情報の変動量である非日種変動量を算出し、対象となる日付に対応する非日種情報を、前記記憶部から取得し、前記算出した非日種変動量と、前記取得した非日種情報とを基に、前記非日種情報の重みである予測係数を算出する
    ことを特徴とする予測交通情報提供システム。
  10. 前記車載端末は、
    入力部を介して、予測対象リンクと、予測対象日時が指定されると、前記予測対象日時に対応する日種を、前記予測交通情報提供装置から取得し、前記取得した日種に対応する日種別統計交通情報を、前記予測交通情報提供装置から取得し、前記予測対象日時の非日種情報を前記予測交通情報提供装置から取得し、前記予測係数を前記予測交通情報提供装置から取得し、前記取得した予測係数と、前記取得した非日種情報とを基に、前記予測対象日時における予測非日種変動量を算出し、前記予測非日種変動量と、前記取得した日種別統計交通情報とを基に、予測交通情報を算出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の予測交通情報提供システム。
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