JP4625335B2 - 渋滞緩和支援システムおよび車載端末 - Google Patents

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Description

本発明は、出発地点および目的地点を含む探索条件に基づいて走行経路を探索する経路探索技術に関する。
従来、GPS受信器を有する複数の車両の位置情報を、移動通信網等の通信回線を介して収集し、収集したそれぞれの車両の位置情報に基づいて、それぞれの道路の現在の渋滞情報を生成し、各車両へ配信する渋滞情報集配信システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−93080号公報
ところで、当該渋滞情報配信システムを利用しているユーザは、渋滞情報を受信した場合、渋滞を避けるために、渋滞情報によって示された渋滞している道路を迂回する場合がある。しかし、当該渋滞情報配信システムを利用しているユーザの多くが、渋滞を避けるために、同一の迂回路を通ると、その迂回路が渋滞する場合がある。そのため、渋滞を回避することが困難な場合があった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる渋滞緩和支援システム、渋滞緩和支援方法、渋滞緩和支援サーバ、および車載端末を提供することを目的とする。例えば、移動体が特定の経路に集中する可能性を低くすることができるようにする。
上記課題を解決するために、本発明の集中緩和支援サーバは、移動体が通過を予定している通過予定経路に含まれる部分経路であって、より多くの予定経路に含まれる部分経路に対して、より多くの付加コストを割り当てることにより、多くの移動体が通過を予定している経路の推奨順位を下げる。
例えば、複数の移動体の集中の緩和を支援する集中緩和支援サーバであって、複数の部分経路のそれぞれのコストである経路コストを含む部分経路属性情報を、複数の部分経路のそれぞれに対応付けて格納する属性情報格納部と、複数の移動体が通過を予定している経路である通過予定経路を格納する経路格納部と、属性情報格納部および経路格納部を参照して、より多くの通過予定経路に含まれる部分経路に対して、より多くの付加コストを割り当てる付加コスト割当部と、付加コスト割当部が割り当てた付加コストを、複数の部分経路のそれぞれに対応付けて格納する付加コスト格納部と、経路探索要求情報、経路コスト、および付加コストに基づいて、現在地点から目的地点までのコストが小さい経路を探索し、探索した経路を推奨経路として、移動体に提示する経路探索部と、移動体に提示した推奨経路を通過予定経路として経路格納部に登録する経路登録部とを有することを特徴とする集中緩和支援サーバを提供する。
本発明によれば、より多くの移動体が通過を予定している経路の推奨順位を下げるので、より多くの移動体が通過を予定している経路にさらに新たな移動体を誘導する可能性を低くすることができる。従って、移動体が特定の経路に集中する可能性を低くすることができる。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る集中緩和支援システム10の構成を示す。集中緩和支援システム10は、通信網12、集中緩和支援サーバ20、複数の基地局14、および複数の車両18を備える。通信網12は、インターネットや通信事業者の専用線網等の有線ネットワークである。
複数の車両18のそれぞれは、車載端末16を有する。複数の車載端末16のそれぞれは、搭載されている車両18のユーザから出発地点、目的地点、および探索条件等の経路探索要求情報を受け取り、受け取った経路探索要求情報を、WCDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)やPHS(Personal Handyphone System)等の無線通信方式に基づいて、複数の基地局14のいずれかへ送信する。そして、車載端末16は、送信した経路探索要求情報に応じて、基地局14から複数の推奨経路を受信した場合に、その情報を車両18のユーザに提示する。そして、提示した複数の推奨経路のいずれかをユーザが選択した場合に、車載端末16は、ユーザが選択した推奨経路を移動予定経路として基地局14へ送信する。さらに、車載端末16は、送信した移動予定経路および方位センサや距離センサ等の出力に応じて随時算出する車両18の現在位置を、車載端末16が有する地図情報と共に表示する。
複数の基地局14のそれぞれは、通信網12に接続されている。基地局14は、車載端末16からWCDMAやPHS等の無線通信方式に基づいて受信したデータを、通信網12を介して、同じく通信網12に接続されている集中緩和支援サーバ20へ送信し、通信網12を介して集中緩和支援サーバ20から受信したデータを、WCDMAやPHS等の無線通信方式に基づいて、車載端末16へ送信する。
集中緩和支援サーバ20は、通信網12および基地局14を介して、複数の車載端末16のいずれかから経路探索要求情報を受信した場合に、自身が有するデータベースを参照して、受信した経路探索要求情報に基づく推奨経路を複数探索する。この場合、より多くの車両18が走行を予定している経路に含まれる道路のコストをより高くすることにより、より多くの車両18が走行を予定している経路に含まれる道路を含む経路の推奨順位を下げる。これにより、渋滞の発生する可能性の低い道路を含む経路を、推奨順位の高い推奨経路とすることができる。集中緩和支援サーバ20は、探索した複数の推奨経路を通信網12および基地局14を介して、車載端末16へ返信する。また、集中緩和支援サーバ20は、送信した複数の推奨経路に応答して、車載端末16から移動予定経路を受信した場合に、受信した移動予定経路をデータベースに登録する。これにより、集中緩和支援サーバ20は、次回の経路探索時に、今回取得した移動予定経路を反映させることができる。
図2は、集中緩和支援サーバ20の構成の一例を示すブロック図である。集中緩和支援サーバ20は、更新部200、地図データ格納部202、統計データ格納部204、経路探索部206、経路登録部208、通過時刻更新指示部210、リンク重複数格納部212、重複数更新部214、および予定経路格納部216を備える。
地図データ格納部202は、地図が所定の距離毎に区切られたメッシュ毎に、メッシュに含まれる道路の長さや座標、道路幅等を含む道路情報、および道路以外の地図構成要素の情報(名称、座標、形状等)を格納する。
統計データ格納部204は、統計データ格納部204に格納されたそれぞれの道路について、過去に収集された渋滞情報や旅行時間に基づいて算出された平均的な旅行時間を格納する。
更新部200は、地図データ格納部202および統計データ格納部204に格納された情報に関して、修正または追加等の情報が発生した場合に、当該情報に基づいて地図データ格納部202および統計データ格納部204に格納された情報を更新する。更新部200は、例えば、交通事故や災害等により特定の道路に通行止めや車線規制等が発生した場合や、新たに道路が作られた場合等に、その情報を地図データ格納部202に反映させる。また、それぞれの道路に対して、統計データが作成される都度、更新部200は、当該統計データを統計データ格納部204に反映させる。これにより、集中緩和支援サーバ20は、常に最新の道路情報を保持することができる。なお、更新部200は、通信回線等を介して、他の機器から更新情報を取得してもよく、着脱可能な記録媒体等を介して、更新情報を取得してもよい。
リンク重複数格納部212は、統計データ格納部204に格納された複数の道路のそれぞれについて、当該道路を含む移動予定経路の数を示す重複数を、当該道路に対応付けて格納する。予定経路格納部216は、複数の車両18の移動予定経路に含まれる道路を、当該移動予定経路に対応付けて格納する。
経路探索部206は、通信網12を介して、車載端末16から経路探索要求情報を受信した場合に、地図データ格納部202、統計データ格納部204、およびリンク重複数格納部212を参照して、当該経路探索要求情報に基づく推奨経路を探索する。
例えば、経路探索要求情報に距離優先の旨が含まれている場合、経路探索部206は、地図データ格納部202に格納されているそれぞれの道路の長さに予め定められたコストを乗ずることにより、それぞれの道路の経路コストを算出する。そして、経路探索部206は、リンク重複数格納部212を参照して、それぞれの道路の重複数に所定値を乗ずる等により、それぞれの道路の重複数に応じたそれぞれの道路の付加コストを算出する。そして、経路探索部206は、算出した経路コストと付加コストとを合計したものをそれぞれの道路のコストとして、例えば公知のダイクストラ法を用いて、経路探索要求情報に含まれる出発地点および目的地点等に基づいて、コストの小さい複数の経路を探索する。そして、経路探索部206は、探索した複数の経路を推奨経路として、それぞれの推奨経路に関する総走行距離、所要時間、および到着時刻等の概要を、通信網12を介して車載端末16へ送信する。
また、例えば、経路探索要求情報に時間優先の旨が含まれている場合、経路探索部206は、統計データ格納部204に格納されているそれぞれの道路の旅行時間に予め定められたコストを乗ずることにより、それぞれの道路の旅行時間コストを算出する。そして、経路探索部206は、リンク重複数格納部212を参照して、それぞれの道路の重複数に所定値を乗ずる等により、それぞれの道路の重複数に応じたそれぞれの道路の付加コストを算出する。そして、経路探索部206は、算出した旅行時間コストと付加コストとを合計したものをそれぞれの道路のコストとして、例えば公知のダイクストラ法を用いて、経路探索要求情報に含まれる出発地点および目的地点等に基づいて、コストの小さい複数の経路を探索する。そして、経路探索部206は、探索した複数の経路を推奨経路として、それぞれの推奨経路に関する総走行距離、所要時間、および到着時刻等の推奨経路の概要を、通信網12を介して車載端末16へ送信する。
経路登録部208は、通信網12を介して、複数の推奨経路のいずれかを示す情報を車載端末16から受信した場合に、当該情報を経路探索部206に通知することにより、経路探索部206に、当該情報で特定される推奨経路の詳細な情報を車載端末16へ送信させる。詳細な情報とは、例えば推奨経路に含まれる全ての道路の道路情報や、移動予定経路上にある複数の通過地点のそれぞれの座標、それぞれの通過地点の通過予定時刻等である。また、経路登録部208は、経路探索部206から移動予定経路の詳細情報を取得し、詳細情報に基づいて、移動予定経路の削除予定時刻を算出し、移動予定経路の詳細情報を算出した削除予定時刻と共に予定経路格納部216に格納する。
このように、複数の推奨経路を送信する段階では、推奨経路の概要を送信し、ユーザがいずれかの推奨経路を移動予定経路として確定した段階で、移動予定経路として確定された推奨経路の詳細な情報を提供するので、複数の推奨経路を迅速に提示することができると共に、通信費用を低くすることができる。
重複数更新部214は、予定経路格納部216を参照して、予定経路格納部216に新たに移動予定経路が登録された場合に、当該移動予定経路に含まれる道路を抽出し、リンク重複数格納部212に格納されている重複数であって、抽出した複数の道路のそれぞれに対応する重複数を1増やす。また、重複数更新部214は、それぞれの移動予定経路に対応付けられている削除予定時刻を参照して、削除予定時刻を過ぎた移動予定経路に含まれる道路を抽出し、リンク重複数格納部212に格納されている重複数であって、抽出した複数の道路のそれぞれに対応する重複数を1減らすと共に、削除予定時刻を過ぎた移動予定経路を予定経路格納部216から削除する。
通過時刻更新指示部210は、経路識別情報、通過地点の座標、および通過時刻を含む通過時刻更新指示を、通信網12を介して車載端末16から受信した場合に、当該通過時刻更新指示に基づいて、経路識別情報、通過地点の座標、および通過時刻を経路探索部206へ送信することにより、経路探索部206に移動予定経路上の通過地点の通過予定時刻を更新させる。通過時刻更新指示部210から移動予定経路上の通過地点の通過予定時刻の更新指示を受けた場合、経路探索部206は、受信した経路識別情報、通過地点の座標、および通過時刻に基づいて、経路識別情報で特定される経路上の通過地点および目的地点の通過予定時刻を更新する。例えば、最後に通過した通過地点の座標を出発地点、通過地点の通過時刻を出発時刻として、経路識別情報で特定される経路に含まれる複数のリンクのそれぞれのリンク情報に基づいて、当該経路の総旅行時間を再計算する。そして、経路探索部206は、更新した通過予定時刻および目的地点の到着予定時刻を、通信網12を介して車載端末16へ返信する。また、経路探索部206は、更新した到着予定時刻を経路登録部208へ送ることにより、予定経路格納部216に格納された削除予定時刻を、経路登録部208に更新させる。
図3は、地図データ格納部202に格納される地図データのデータ構造の一例を示す。地図データ格納部202は、地図を複数に分割することで得られる複数のメッシュ領域のそれぞれについて、それぞれのメッシュ領域にリンク(道路)が含まれる場合に、リンクを含むメッシュ領域に対応付けてテーブル2020を格納する。複数のテーブル2020のそれぞれは、対応するメッシュを識別するメッシュID2021およびメッシュID2021で特定されるメッシュに含まれるリンクの情報を示すテーブル2022を格納する。
それぞれのテーブル2022は、座標2024、リンク属性2025、リンク長2026、旅行時間2027、および接続リンク情報2028を備える。座標2024は、リンクの開始点および終了点の座標を示す。リンク属性2025は、有料道路または一般道路等の道路種別や、道路の車線数等の道路幅等のリンク属性を示す。リンク長2026は、リンクの長さを示す。旅行時間2027は、例えば、リンクに規定された法定速度で当該リンクを走行した場合に、当該リンクを一端から他端まで走行するのにかかる時間を示す。接続リンク情報2028は、対応するリンクの開始ノードに接続されるリンクのリンクIDおよび終了ノードに接続されるリンクのリンクIDをそれぞれ示す。
図4は、統計データ格納部204に格納される統計データのデータ構造の一例を示す。統計データ格納部204は、地図のメッシュ領域のそれぞれについて、それぞれのメッシュ領域にリンクが含まれる場合に、リンクを含むメッシュ領域に対応付けてテーブル2040を格納する。複数のテーブル2040のそれぞれは、対応するメッシュを識別するメッシュID2041およびメッシュID2041で特定されるメッシュに含まれるリンクの統計データを日の種類2042に対応付けて格納する。
日の種類2042は、交通情報統計値が異なる傾向を示す単位毎に定められることが好ましい。本例では、日の種類2042として、休日前の平日「平日(休日前)」、休日明けの平日「平日(休日後)」、盆、正月などといった特異日前の平日「平日(特異日前)」、特異日明けの平日「平日(特異日後)」、その他の平日「平日(一般)」、特異日の初日「休日(特異日初め)」、特異日の終日「休日(特異日終り)」、その他の休日「休日(一般)」が選ばれている。
日の種類2042で特定されるそれぞれの日には、メッシュに含まれるリンクを識別するリンクID2043が対応付けられている。リンクID2043で特定されるリンクのそれぞれには、時間帯2044および統計値2045が対応付けられている。統計値2045は、日の種類2042で特定される日であり、かつリンクID2043で特定されるリンクであり、かつ時間帯2044で特定される時間における旅行時間の統計値を示す。
統計データ格納部204を参照することにより、経路探索部206は、特定の日の特定の時間帯における特定のリンクの旅行時間を抽出することができる。
図5は、予定経路格納部216に格納される移動予定経路のデータ構造の一例を示す。予定経路格納部216は、複数の車両18の移動予定経路毎にテーブル2160を格納する。複数のテーブル2160のそれぞれは、経路ID2161、削除予定時刻2162、および複数のリンクID2163を有する。経路ID2161は、複数の車両18の移動予定経路のそれぞれを識別する情報である。
削除予定時刻2162は、削除予定時刻2162で指定された時刻に当該削除予定時刻2162を含むテーブル2160が削除されることを示す。削除予定時刻2162は、例えば目的地点の到着予定時刻であってよい。削除予定時刻2162を参照することにより、重複数更新部214は、目的地点に到着した車両18の移動予定経路を削除することができ、予定経路格納部216に格納されるデータ量を削減することができる。また、削除予定時刻2162は、到着予定時刻に所定時間加えた時刻であってもよい。これにより、車両18が、到着予定時刻を過ぎても、渋滞等により未だ目的地点に到着していない場合に、通過時刻更新指示部210は、予定経路格納部216に格納されたレコードに基づいて、対応する経路IDの到着予定時刻を更新することができる。
複数のリンクID2163のそれぞれは、経路ID2161で特定される移動予定経路に含まれるリンクを示す。
図6は、リンク重複数格納部212に格納されるリンク重複数のデータ構造の一例を示す。リンク重複数格納部212は、重複数2121をリンクID2120に対応付けて格納する。重複数2121は、リンクID2120で特定されるそれぞれのリンクが、いくつの車両18の移動予定経路に含まれるかを示す。リンク重複数格納部212を参照することにより、経路探索部206は、より多くの車両18に移動予定経路として設定されているリンクに対して、より多くのコストを割り当てることができる。
図7は、車載端末16の構成の一例を示すブロック図である。車載端末16は、地図データ格納部160、現在位置算出部162、受信データ格納部164、通過時間更新判定部166、表示部168、経路探索指示部170、データ送受信部172、および入力部174を備える。地図データ格納部160は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)等であり、地図が所定の距離毎に区切られたメッシュ毎に、メッシュに含まれる道路の長さや座標、道路幅等を含む道路情報、および道路以外の地図構成要素の情報(名称、座標、形状等)を格納する。
現在位置算出部162は、車輪速センサで計測される距離パルスデータおよびジャイロセンサで計測される角加速度データを各々積分した結果得られる距離データおよび角度データを用い、そのデータを時間軸で積分していくことにより、初期位置(X,Y)から自車走行後の位置である現在地(X′,Y′)を定期的に演算する。ここで、自車の回転した角度と進む方位との関係を一致させるため、地磁気センサから得られる方位データと、ジャイロセンサから得られる角加速度データを積分した角度データとを参照して、自車が進行している方向の絶対方位を推定する。なお、車輪速センサのデータおよびジャイロセンサのデータを各々積分してゆくと、誤差が蓄積するため、ある時間周期でGPS受信装置から得られた位置データを基に蓄積した誤差をキャンセルするという処理を施す。
入力部174は、タッチパネルやボタン、キーボード、音声入力装置等であり、ユーザからの入力を受け付ける。経路探索指示部170は、後述する経路探索指示画面を表示部168に表示させ、表示させた経路探索指示画面に応答して、入力部174を介してユーザから受け付けた入力データを、データ送受信部172に、通信網12を介して、集中緩和支援サーバ20へ送信させる。データ送受信部172は、WCDMAやPHS等を用いて、最寄りの基地局14へ入力データを送信し、送信したデータに応じて集中緩和支援サーバ20から受信した経路情報を受信データ格納部164へ送る。
受信データ格納部164に格納される経路の詳細情報には、経路識別情報、経路に含まれる複数のリンクそれぞれの識別情報、経路上にある通過地点の座標、および当該通過地点それぞれの通過予定時刻等が含まれる。
表示部168は、現在位置算出部162から取得した車両18の推定位置に基づいて、地図データ格納部160から読み出した地図データと当該推定位置とに対してマップマッチング処理を行い、マップマッチング処理によって算出された現在位置を、地図データ格納部160から読み出した地図データに含まれるリンク上に表示する。さらに、表示部168は、受信データ格納部164が格納する経路情報を読み出し、読み出した経路情報を地図データ格納部160から読み出した地図データ上に重ねて表示する。
通過時間更新判定部166は、受信データ格納部164に格納された通過予定時刻および表示部168に表示された現在位置を参照して、経路に含まれる通過地点のいずれかを通過した時刻と、対応する通過予定時刻との時間差が所定値以上である場合に、データ送受信部172を介して、車両18の現在位置および経路識別情報を集中緩和支援サーバ20へ送信することにより、集中緩和支援サーバ20に通過予定時刻の更新を指示する。通過予定時刻の更新指示に応答して、更新された通過予定時刻を集中緩和支援サーバ20から受信した場合、データ送受信部172は、受信データ格納部164に格納されている通過予定時刻を、受信した通過予定時刻で上書更新する。このように、通過予定時刻を実際の車両18の走行状況に応じて更新することにより、集中緩和支援サーバ20の予定経路格納部216に格納されている移動予定経路の削除予定時刻を、適切な時刻に更新することができる。従って、実際の車両18の走行状況に基づいて、渋滞発生を精度よく回避することができる。
図8は、受信データ格納部164に格納される詳細情報のデータ構造の一例を示す。受信データ格納部164は、自車が走行を予定している経路を示す経路ID1640と、当該経路に含まれるリンクの識別情報であるリンクID1641と、各通過地点の座標である座標1642と、それぞれの通過地点の通過予定時刻である通過時刻1643とを格納する。リンクID1641を参照することにより、表示部168は、移動予定経路を画面上に表示することができる。また、車両18が予め定められた通過地点を通過した場合に、座標1642および通過時刻1643を参照することにより、通過時間更新判定部166は、実際に通過した時刻と通過予定時刻との差が所定時間以内か否かを判定することができる。
図9は、探索条件の入力を受け付ける場合に表示部168が表示する表示画面3000の一例を示す。表示部168は、探索条件を入力するための表示画面3000に、目的地点3001、出発時刻3002、探索条件3003、推奨経路数3004、およびボタン3008を表示する。目的地点3001は、住所や地図を参照して入力する等の入力方法に対応する複数のボタン3005を有する。
出発時刻3002は、現在時刻を設定する場合または時刻を入力する場合のいずれかを指定する複数のラジオボタン3007を有する。時刻入力に対応するラジオボタン3007が選択された場合には、ボタン3005がアクティブになり、ボタン3005へ時刻を入力することができるようになる。探索条件3003は、距離優先や時間優先の別、および一般道優先や有料道優先の別を選択する複数のラジオボタン3007を有する。本例では、距離優先および時間優先のいずれかと、一般道優先および有料道優先のいずれかとが、探索条件3003として設定される。推奨経路数3004は、推奨経路として何本の経路を提示するかを指定する複数のラジオボタン3007を有する。
目的地点3001、出発時刻3002、探索条件3003、および推奨経路数3004が設定された後に、ボタン3008が押下されることにより、経路探索指示部170は、データ送受信部172に、表示画面3000を介して設定した探索条件を、集中緩和支援サーバ20へ送信させる。その後、集中緩和支援サーバ20は、受信した探索条件に基づいて、複数の経路を探索し、探索した経路の概要を車載端末16へ返信する。
図10は、表示部168が推奨経路を表示する場合の表示画面4000の一例を示す。表示部168は、推奨経路を表示するための表示画面4000に、探索条件4001、経路ID4002、ラジオボタン4003、通過予定時刻4004、経過時間4005、およびボタン4006を表示する。探索条件4001は、探索条件入力画面を介して入力された条件である。経路ID4002は、集中緩和支援サーバ20が探索した推奨経路を識別する情報である。
通過予定時刻4004は、出発地点、目的地点、および複数の通過地点のそれぞれの通過予定時刻を示す。経過時間4005は、目的地点および複数の通過地点のそれぞれにおける、出発地点を出発してからの経過時間を示す。
複数の経路ID4002のそれぞれにラジオボタン4003が対応しており、複数のラジオボタン4003のいずれかを選択した状態で、経過時間4005が押下されると、ラジオボタン4003で選択された経路の識別情報が集中緩和支援サーバ20へ送信される。そして、受信した経路識別情報に応答して、集中緩和支援サーバ20は、当該経路識別情報で特定される経路の詳細情報を車載端末16へ返信する。
なお、本図に示すように、経路1は、目的地点までの所要時間が120分であり、経路2よりも所要時間が長いが、経路2よりも上位の推奨順位となっている。本例では、経路2は、経路1よりも多くの車両18の移動予定経路として登録されている。このように、本実施形態においては、探索条件に適合する経路であっても、多くの車両18が移動予定経路として設定している経路は、推奨順位が下げられて表示される。
図11は、車載端末16の動作の一例を示すフローチャートである。所定のタイミングで本フローチャートに示す車載端末16の動作が開始する。まず、経路探索指示部170は、入力部174を介して、ボタン3008が押下されたか否かを判定することにより、探索条件が入力されたか否かを判定する(S100)。探索条件が入力されていない場合(S100:No)、探索条件が入力されるまでステップ100を繰り返す。
探索条件が入力された場合(S100:Yes)、経路探索指示部170は、データ送受信部172に、入力部174を介して入力された探索条件を、集中緩和支援サーバ20へ送信させる(S102)。そして、データ送受信部172は、送信した探索条件に応答して、集中緩和支援サーバ20から推奨経路の概要を受信し、受信した推奨経路の概要を経路探索指示部170へ送る。経路探索指示部170は、受け取った推奨経路の概要を表示部168に表示させる(S104)。次に、経路探索指示部170は、入力部174を介して、ボタン4006が押下されたか否かを判定する(S106)。ボタン4006が押下されていない場合(S106:No)、ボタン4006が押下されるまでステップ106を繰り返す。
ボタン4006が押下された場合(S106:Yes)、経路探索指示部170は、データ送受信部172に、選択された経路の識別情報を集中緩和支援サーバ20へ送信させる(S108)。そして、データ送受信部172は、送信した経路識別情報に応答して、対応する経路の詳細情報を受信し、受信した詳細情報を受信データ格納部164に格納する(S110)。
次に、表示部168は、現在位置算出部162から取得した車両18の推定位置に基づいて、地図データ格納部160から読み出した地図データと当該推定位置とに対してマップマッチング処理を行い、マップマッチング処理によって算出された現在位置を、地図データ格納部160から読み出した地図データに含まれるリンク上に表示する。さらに、表示部168は、受信データ格納部164に格納された経路の詳細情報を読み出し、読み出した経路情報を地図データ格納部160から読み出した地図データ上に重ねて表示する(S112)。次に、通過時間更新判定部166は、受信データ格納部164に格納された通過地点の座標および表示部168に表示された現在位置を参照して、経路に含まれる通過地点のいずれかを通過したか否かを判定する(S114)。いずれの通過地点も通過していない場合(S114:No)、表示部168は、再びステップ112に示した処理を行う。
通過した地点が目的地点ではない場合(S116:No)、通過時間更新判定部166は、通過した通過地点に対応する通過予定時刻と現在時刻との差が、所定値以内か否かを判定する(S118)。通過予定時刻と現在時刻との差が所定値以内である場合(S118:Yes)、表示部168は、再びステップ112に示した処理を行う。
通過予定時刻と現在時刻との差が所定値以内でない場合(S118:No)、通過時間更新判定部166は、データ送受信部172を介して、車両18の現在位置および経路識別情報等を集中緩和支援サーバ20へ送信することにより、集中緩和支援サーバ20に通過予定時刻の更新を指示する(S120)。そして、通過予定時刻の更新指示に応答して、更新された通過予定時刻を集中緩和支援サーバ20から受信した場合、データ送受信部172は、受信データ格納部164に格納されている通過予定時刻を、受信した通過予定時刻で上書更新する(S121)。
ステップ114において、いずれかの通過地点を通過した場合(S114:Yes)、通過時間更新判定部166は、通過した地点が目的地点か否かを判定する(S116)。通過した地点が目的地点である場合(S116:Yes)、本フローチャートに示す車載端末16の動作は終了する。
図12は、集中緩和支援サーバ20の動作の一例を示すフローチャートである。所定のタイミングで本フローチャートに示す集中緩和支援サーバ20の動作が開始する。まず、経路探索部206は、車載端末16から探索条件を受信したか否かを判定する(S200)。探索条件を受信した場合(S200:Yes)、経路探索部206は、地図データ格納部202、統計データ格納部204、およびリンク重複数格納部212を参照して、受信した探索条件に基づいて、推奨経路を複数探索する(S202)。そして、経路探索部206は、探索した複数の推奨経路の概要を車載端末16へ送信し(S204)、集中緩和支援サーバ20は、再びステップ200に示した処理を行う。
ステップ200において、探索条件を受信していない場合(S200:No)、経路登録部208は、経路識別情報を受信したか否かを判定する(S206)。経路識別情報を受信した場合(S206:Yes)、経路登録部208は、経路探索部206に、受信した経路識別情報で特定される経路の詳細情報を、車載端末16へ送信させる(S208)。そして、経路登録部208は、経路探索部206が車載端末16へ送信した経路の詳細情報を経路探索部206から取得し、取得した詳細情報を移動予定経路として予定経路格納部216に登録する(S210)。次に、重複数更新部214は、予定経路格納部216に登録された移動予定経路に含まれるリンク識別情報を抽出し、リンク重複数格納部212に格納されている重複数であって、抽出した複数のリンクのそれぞれに対応する重複数を1増やす(S212)。
そして、重複数更新部214は、予定経路格納部216に格納されたそれぞれの移動予定経路に対応付けられている削除予定時刻を参照して、削除予定時刻を過ぎた移動予定経路が予定経路格納部216内に存在するか否かを判定する(S214)。削除予定時刻を過ぎた移動予定経路が予定経路格納部216内に存在しない場合(S214:No)、集中緩和支援サーバ20は、再びステップ200に示した処理を行う。
削除予定時刻を過ぎた移動予定経路が予定経路格納部216内に存在する場合(S214:Yes)、重複数更新部214は、当該移動予定経路に含まれるリンクのリンク識別情報を抽出する(S216)。そして、重複数更新部214は、リンク重複数格納部212に格納されている重複数であって、抽出した複数のリンクのそれぞれに対応する重複数を1減らす(S218)。そして、重複数更新部214は、削除予定時刻を過ぎた移動予定経路を予定経路格納部216から削除し(S220)、集中緩和支援サーバ20は、再びステップ200に示した処理を行う。
ステップ206において、経路識別情報を受信していない場合(S206:No)、通過時刻更新指示部210は、通過地点の座標および当該通過地点を通過した時刻と通過予定時刻との時間差を、経路識別情報と共に受信したか否かを判定する(S222)。通過地点の座標および当該通過地点を通過した時刻と通過予定時刻との時間差を、経路識別情報と共に受信した場合(S222:Yes)、経路登録部208は、経路探索部206に、受信した通過地点の座標と、当該通過地点の通過予定時刻との時間差とに基づいて、当該通過地点の座標から目的地点までの通過予定時刻を再計算させる(S224)。そして、経路探索部206は、算出した通過予定時刻を車載端末16へ送信する(S226)。次に、経路登録部208は、経路探索部206から目的地点の到着予定時刻を取得し、取得した到着予定時刻に基づいて、対応する経路の削除予定時刻を更新する。
ステップ222において、通過地点の座標および当該通過地点を通過した時刻と通過予定時刻との時間差を、経路識別情報と共に受信していない場合(S222:No)、更新部200は、更新すべきデータが存在するか否かを判定する(S230)。更新すべきデータが存在する場合(S230:Yes)、更新部200は、当該更新すべきデータに基づいて、地図データ格納部202に格納されている地図データまたは統計データ格納部204に格納されている統計データを更新し(S232)、集中緩和支援サーバ20は、再びステップ200に示した処理を行う。更新すべきデータが存在しない場合(S230:No)、集中緩和支援サーバ20は、再びステップ200に示した処理を行う。
以上、本発明の一実施形態について説明した。
上述したように、本実施形態によれば、より多くの車両18が通過を予定している経路の推奨順位を下げるので、車両18に、より多くの車両18が通過を予定している経路を選択させる可能性を低くすることができる。そのため、より多くの車両18が通過を予定している経路にさらに新たな車両18を誘導する可能性を低くすることができる。従って、車両18が特定の経路に集中する可能性を低くすることができる。
なお、本発明は上記したそれぞれの実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、経路探索部206は、リンク重複数格納部212に格納されたリンクの重複数に所定乗数を乗じて付加コストを算出したが、他の例として、集中緩和支援サーバ20は、図13の(a)および(b)に示すように、道幅やリンク周辺の環境等に基づく評価関数500や評価関数502を、それぞれのリンク毎に予め定め、当該評価関数をリンクのそれぞれに対応付けて格納する評価関数格納部を設けてもよい。この場合、経路探索部206は、特定のリンクについて、リンク重複数格納部212に格納された重複数および評価関数格納部に格納された評価関数に基づいて、付加コストを算出する。これにより、集中緩和支援サーバ20は、探索条件に従った経路に渋滞が発生しないにも関わらず他の経路を推奨したり、渋滞が発生する経路を推奨したりする可能性を低くすることができ、それぞれのリンクに渋滞が発生しない範囲内で、探索条件により近い性質を有する経路をより高い精度で探索し、推奨することができる。
また、本実施形態において、集中緩和支援サーバ20は、複数の推奨経路を検索し、検索した複数の推奨経路を車載端末16に提示したが、本発明はこれに限られない。他の例として、集中緩和支援サーバ20は、車載端末16から取得した経路検索要求情報に基づいて、最適な推奨経路を1本検索し、当該1本の推奨経路を車載端末16に送信すると共に、当該1本の推奨経路を移動予定経路として予定経路格納部216に登録してもよい。
また、本実施形態において、車載端末16は、推奨経路の探索を集中緩和支援サーバ20に要求する都度、経路探索条件を集中緩和支援サーバ20へ送信していたが、本発明はこれに限られない。他の例として、集中緩和支援サーバ20は、車載端末16から、出発地点、目的地点、および出発時刻等の情報を受信し、受信した情報に基づいて、最短時間の経路、最短距離の経路、一般道優先の経路、および有料道優先のそれぞれの条件に基づく最適な経路をそれぞれ探索して、探索した複数の経路を推奨経路として車載端末16に送信し、送信した推奨経路のいずれかを移動予定経路として選択する旨を車載端末16から受信した場合に、指定された推奨経路を移動予定経路として予定経路格納部216に登録する。この場合、集中緩和支援サーバ20は、いずれの条件に基づく推奨経路が選択されたかという履歴を、車載端末16毎に格納してもよい。そして集中緩和支援サーバ20は、次回経路の探索の指示を当該車載端末16から受信した場合に、最も選択回数の多い探索条件に基づく推奨経路を、他の探索条件に基づく推奨経路よりも多く提示する。これにより、よりユーザの嗜好に沿った利便性の高い経路探索を実現することができる。
また、本実施形態では、集中緩和支援サーバ20が経路の探索を全て行うが、本発明はこれに限られず、車載端末16が、地図データ格納部160に格納されたデータに基づいて、探索条件に従って複数の経路を探索し、探索した経路を集中緩和支援サーバ20へ送信することにより、集中緩和支援サーバ20に、最新の地図データ、統計データ、および重複数に応じた付加コストに基づいて、送信した複数の経路に順位付けさせてもよい。この場合、車載端末16は、順位付けされた複数の経路のいずれかを移動予定経路として再び集中緩和支援サーバ20へ送信することにより、移動予定経路を集中緩和支援サーバ20の予定経路格納部216に登録させてもよい。これにより、集中緩和支援サーバ20は、受信した複数の経路のコストのみ比較すればよく、集中緩和支援サーバ20の負荷を低減することができる。
また、予定経路格納部216に、それぞれの移動予定経路に含まれる各リンクの通過予定時刻を格納し、重複数更新部214は、それぞれのリンク毎に重複度を算出し、リンク重複数格納部212に格納してもよい。これにより、経路探索部206は、より詳細な時間毎に各リンクの重複度に基づく付加コストを算出することができるので、それぞれのリンクに渋滞が発生しない範囲内で、探索条件により近い性質を有する経路を、より高い精度で推奨することができる。
また、本実施形態では、車両18の渋滞の緩和を支援する車載端末16を例に説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、複数の飛行機の航路制御や、滑走路の離発着スケジューリング、船の航路制御、船の入港スケジューリング等の、進行経路を予め予想することができ、かつ、集中しないことが好ましい対象物の制御に、本発明を適用することができる。また、テーマパーク内のアトラクションの巡回経路を推奨する装置や、登山経路を推奨する装置等にも本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態に係る集中緩和支援システム10の構成を示す図である。 集中緩和支援サーバ20の構成の一例を示すブロック図である。 地図データ格納部202に格納される地図データのデータ構造の一例を示す図である。 統計データ格納部204に格納される統計データのデータ構造の一例を示す図である。 予定経路格納部216に格納される移動予定経路のデータ構造の一例を示す図である。 リンク重複数格納部212に格納されるリンク重複数のデータ構造の一例を示す図である。 車載端末16の構成の一例を示すブロック図である。 受信データ格納部164に格納される詳細情報のデータ構造の一例を示す図である。 探索条件の入力を受け付ける場合に表示部168が表示する表示画面3000の一例を示す図である。 表示部168が推奨経路を表示する場合の表示画面4000の一例を示す図である。 車載端末16の動作の一例を示すフローチャートである。 集中緩和支援サーバ20の動作の一例を示すフローチャートである。 評価関数の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・集中緩和支援システム、12・・・通信網、14・・・基地局、16・・・車載端末、160・・・地図データ格納部、162・・・現在位置算出部、164・・・受信データ格納部、1640、2161、4002・・・経路ID、1641、2023、2043、2120、2163・・・リンクID、1642・・・座標、1643・・・通過時刻、166・・・通過時間更新判定部、168・・・表示部、170・・・経路探索指示部、172・・・データ送受信部、174・・・入力部、18・・・車両、20・・・集中緩和支援サーバ、200・・・更新部、202・・・地図データ格納部、2020、2022、2040、2160・・・テーブル、2021、2041・・・メッシュID、2024・・・座標、2025・・・リンク属性、2026・・・リンク長、2027・・・旅行時間、2028・・・接続リンク情報、204・・・統計データ格納部、2042・・・日の種類、2044・・・時間帯、2045・・・統計値、206・・・経路探索部、208・・・経路登録部、210・・・通過時刻更新指示部、212・・・リンク重複数格納部、2121・・・重複数、214・・・重複数更新部、216・・・予定経路格納部、2162・・・削除予定時刻、3000、4000・・・表示画面、3001・・・目的地点、3002・・・出発時刻、3003、4001・・・探索条件、3004・・・推奨経路数、3005、3008、4006・・・ボタン、3006・・・入力BOX、3007、4003・・・ラジオボタン、4004・・・通過予定時刻、4005・・・経過時間、500、502・・・評価関数

Claims (2)

  1. 車両の渋滞の緩和を支援する渋滞緩和支援システムであって、
    複数の前記車両のそれぞれに搭載され、搭載されている前記車両の走行経路を複数探索し、探索した複数の前記走行経路を候補経路として前記渋滞緩和支援サーバへ送信する車載端末と、
    それぞれの前記車載端末から受信した前記複数の候補経路を、他の前記車両が走行を予定している経路である走行予定経路に基づいて順位付けする渋滞緩和支援サーバと
    を備え、
    前記車載端末は、
    地図上の道路を構成する複数のリンクのそれぞれのリンク情報を、前記複数のリンクのそれぞれに対応付けて格納する端末側リンク情報格納部と、
    前記渋滞緩和支援サーバとの間でデータの送受信を行う送受信部と、
    前記車両の出発地点および目的地点を含む経路探索要求情報をユーザから受け付ける入力部と
    前記入力部がユーザから受け付けた前記経路探索要求情報に基づいて、前記端末側リンク情報格納部に格納された前記リンクのそれぞれに、前記リンク情報に対応するコストであるリンクコストを割り当てる端末側リンクコスト割当部と、
    前記経路探索要求情報および前記リンクコストに基づいて、前記出発地点から前記目的地点までのコストが小さい経路を複数探索し、前記送受信部に、探索した複数の経路の中で、コストが最も小さい順に複数の経路を前記候補経路として、前記経路探索要求情報と共に前記渋滞緩和支援サーバへ送信させる経路探索部と、
    前記経路探索部が前記送受信部に送信させた前記複数の候補経路に応答して、前記渋滞緩和支援サーバが返信した複数の推奨経路を、前記送受信部が受信した場合に、前記送受信部が受信した前記複数の推奨経路を表示する表示部と、
    前記表示部が表示した前記複数の推奨経路のいずれかをユーザが前記走行予定経路として選択した場合に、ユーザが前記走行予定経路として選択した前記推奨経路を示す旨を、前記送受信部に前記渋滞緩和支援サーバへ送信させる選択経路通知部と
    を有し、
    前記渋滞緩和支援サーバは、
    地図上の道路を構成する複数のリンクのそれぞれのリンク情報を、前記複数のリンクのそれぞれに対応付けて格納するサーバ側リンク情報格納部と、
    前記車載端末から受け付けた前記経路探索要求情報に基づいて、前記サーバ側リンク情報格納部に格納された前記リンクのそれぞれに、リンクコストを割り当てるサーバ側リンクコスト割当部と、
    複数の前記車両の走行予定経路を格納する経路格納部と、
    前記経路格納部を参照して、より多くの前記走行予定経路に含まれる前記リンクに対して、より多くの付加コストを割り当てる付加コスト割当部と、
    前記車載端末から受信した前記複数の候補経路のそれぞれに含まれる前記リンクについて、前記経路探索要求情報、前記リンクコスト、および前記付加コストに基づいて、前記複数の候補経路を、前記出発地点から前記目的地点までのコストが小さい順に順位付けし、順位付けした前記複数の候補経路を前記複数の推奨経路として、前記車載端末へ送信する順位付け部と、
    前記車載端末へ送信した前記複数の推奨経路に応答して、前記車載端末から前記複数の推奨経路のいずれかを指定する旨を受信した場合に、指定された前記推奨経路を走行予定経路として前記経路格納部に登録する経路登録部と
    を有することを特徴とする渋滞緩和支援システム。
  2. 車両の渋滞の緩和を支援する渋滞緩和支援システムに用いられる車載端末であって、
    地図上の道路を構成する複数のリンクのそれぞれのリンク情報を、前記複数のリンクのそれぞれに対応付けて格納するリンク情報格納部と、
    渋滞緩和支援サーバとの間でデータの送受信を行う送受信部と、
    前記車両の出発地点および目的地点を含む経路探索要求情報をユーザから受け付ける入力部と、
    前記入力部がユーザから受け付けた前記経路探索要求情報に基づいて、前記リンク情報格納部に格納された前記リンクのそれぞれに、前記リンク情報に対応するコストであるリンクコストを割り当てるリンクコスト割当部と、
    前記経路探索要求情報および前記リンクコストに基づいて、前記出発地点から前記目的地点までのコストが小さい経路を複数探索し、前記送受信部に、探索した複数の経路の中で、コストが最も小さい順に複数の経路を前記候補経路として、前記経路探索要求情報と共に前記渋滞緩和支援サーバへ送信させる経路探索部と、
    前記経路探索部が前記送受信部に送信させた前記複数の候補経路に応答して、前記渋滞緩和支援サーバが返信した複数の推奨経路を前記送受信部が受信した場合に、前記送受信部が受信した前記複数の推奨経路を表示する表示部と、
    前記表示部が表示した前記複数の推奨経路のいずれかをユーザが前記走行予定経路として選択した場合に、ユーザが前記走行予定経路として選択した前記推奨経路を示す旨を、前記送受信部に前記渋滞緩和支援サーバへ送信させる選択経路通知部と
    を備えることを特徴とする車載端末。
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