JP2003344074A - 情報提供システム - Google Patents

情報提供システム

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JP2003344074A
JP2003344074A JP2002148824A JP2002148824A JP2003344074A JP 2003344074 A JP2003344074 A JP 2003344074A JP 2002148824 A JP2002148824 A JP 2002148824A JP 2002148824 A JP2002148824 A JP 2002148824A JP 2003344074 A JP2003344074 A JP 2003344074A
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center
vehicle
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JP2002148824A
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Hisashi Kurokawa
久 黒河
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 渋滞状況を正確に予測して、渋滞による車両
走行の遅れを織り込んだ各種情報を提示することができ
る情報提供システムを提供する。 【解決手段】 情報提供サービスを行うセンタ30に、地
図情報を蓄積する地図情報蓄積手段22と、VICSセン
タ11の交通情報から生成した各道路区間の渋滞情報を蓄
積する渋滞情報蓄積手段23と、渋滞情報蓄積手段23に蓄
積された渋滞情報を用いて、通行所要時間を算出する地
点間の渋滞予測を行う情報生成手段とを設け、この情報
生成手段が渋滞予測を加味して生成した情報をセンタ30
から提供するようにしている。この情報提供システムで
は、渋滞予測を織り込んだ精度の高い目的地到着時刻や
最適経路の情報を車載機12に提供することができ、ま
た、施設10に立ち寄る場合の施設10の場所や施設の滞在
時間を選択するための有益な情報を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渋滞状況を予測し
て算出した旅行時間や推奨経路等の情報を提供する情報
提供システムに関し、特に、車両が到着した時点での渋
滞度を予測して精度の高い情報を提供できるようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、VICS(ビークル・インフォメ
ーション&コミュニケーション・システム)では、セン
タから各車両に対して、FM波や電波ビーコンを通じ
て、道路の混雑状況を示す渋滞情報、道路区間の所要時
間を示す旅行時間情報、及び、事故や道路工事等に関す
る事象情報を提供している。
【0003】道路の混雑状況は、渋滞(一般道路:≦1
0km/h・高速道路:≦20km/h)、混雑(一般
道路:10〜20km/h・高速道路:20〜40km
/h)、閑散(一般道路:≧20km/h・高速道路:
≧40km/h)の3段階で表示され、道路区間(リン
ク)をリンク番号で指定して、現在、リンク全体が同一
の混雑状態である時は、「リンク番号+状態(渋滞/混
雑/閑散/不明)」で表現され、また、リンク内に異な
る混雑状況が共存するときは、「リンク番号+状態先頭
距離+状態末尾距離+状態」によってリンク内の現在の
混雑状況が表現される。旅行時間は、「リンク番号+旅
行時間」によりリンク通過の所要時間を表す現在情報が
表現され、また、旅行時間が増える傾向か減る傾向かを
示す増減傾向フラグ(増加傾向/低減傾向/変化なし/
不明)が現在情報に付される。また、事象情報は、事故
等の点事象は「事象内容+対象リンク番号+リンク内距
離」で表現され、大規模工事等の線事象は、「事象内容
+(先頭リンク番号+リンク内距離)+(末尾リンク番
号+リンク内距離)+経由リンク列」で表現される。
【0004】これらの提供情報は、所定の時間で更新さ
れる。カーナビゲーションシステムでは、VICSから
交通情報を受信し、渋滞している道路に重み付けをする
ことで、その道路を避けながら目的地までの経路案内を
行っている。
【0005】特開平9−287965号公報には、VI
CSから提供される渋滞情報と旅行時間情報とを有効に
利用して最短旅行時間経路を探索するカーナビゲーショ
ンシステムの経路選出方法が開示されている。この方法
では、高速道路や有料道路等の出入りが規制されている
道路を探索の対象とするとき、更新された過去数回分の
渋滞情報から、渋滞区間の先頭が時間的に移動する距離
を推定し、車両が実際に渋滞区間に到達する時点での渋
滞区間の範囲を予測して最短旅行時間経路の算出に用い
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、VICS情報
は随時更新されているが、渋滞は常に変動しているた
め、実際にその場所に到達した時点では、その状況が既
に変わっている場合が少なくない。また、渋滞の原因は
まちまちであり、過去数回分の受信情報から渋滞範囲を
正確に予測できる道路は極めて限られている。
【0007】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、渋滞状況を正確に予測して、渋滞による
車両走行の遅れを織り込んだ各種情報を提示することが
できる情報提供システムを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の情報提
供システムでは、情報提供サービスを行うセンタに、地
図情報を蓄積する地図情報蓄積手段と、収集した交通情
報から生成した各道路区間の渋滞情報を蓄積する渋滞情
報蓄積手段と、渋滞情報蓄積手段に蓄積された渋滞情報
を用いて、通行所要時間を算出する地点間の渋滞予測を
行う情報生成手段とを設け、この情報生成手段が渋滞予
測を加味して生成した情報をセンタから提供するように
している。
【0009】この情報提供システムでは、渋滞予測を織
り込んだ精度の高い目的地到着時刻や最適経路の情報を
車載機に提供することができ、また、施設に立ち寄る場
合の施設の場所や施設の滞在時間を選択するための有益
な情報を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態における情報提
供システムは、図1に示すように、交通情報を毎日24
時間提供するVICSセンタ11と、VICSセンタ11か
ら送られて来る交通情報を解析して渋滞状況を予測し、
渋滞状況を織り込んだ各種情報を提供するセンタシステ
ム30と、施設の開店時間や待ち時間などの情報をセンタ
システム30に提供するレストランなどの各種施設10と、
ドライバの操作に基づいてセンタシステム30に情報の提
供を要求する車載機12と、地図データが蓄積された地図
データベース(DB)22と、渋滞情報が蓄積された渋滞
情報DB23と、施設10の情報が蓄積されたPOI(Poin
t of Interest)DB21とを備えている。車載機12は、
センタシステム30と無線回線網を通じて交信し、情報提
供を受ける。また、VICSセンタ11及び施設10は、有
線のネットワークを介してセンタシステム30と情報交換
する。
【0011】図2は、センタシステム30の構成をブロッ
ク図で示している。センタシステム30は、VICSセン
タ11や施設10から交通情報や施設情報を収集する情報収
集部31と、交通情報を解析・加工する情報加工部32と、
車載機12から情報提供の要求を受け付けるリクエスト情
報受信部34と、渋滞情報DB21やPOIDB22、地図D
B23に格納された情報等を用いて、提供する情報を生成
する提供情報生成部33と、車載機12に提供情報を送信す
る提供情報送信部35とを備えている。
【0012】このシステムでは、VICSセンタ11が、
前述するように、渋滞情報、旅行時間情報及び事象情報
を毎日24時間、センタシステム30に提供する。VIC
Sセンタ11から送られたこれらの交通情報は、図3に示
すように、道路区間ごとに、時刻(年月日時分秒)と、
その時刻での該当区間の渋滞度(旅行時間)と、その時
の発生事象(事象なし(自然渋滞)、交通事故、コンサ
ートなど)とに分類されて渋滞情報DB21に蓄積され
る。
【0013】センタシステム30の情報加工部32は、渋滞
情報DB21に蓄積された交通情報を用いて、各道路区間
における週及び季節ごとの渋滞度(旅行時間)の統計値
や、事象(事故・道路工事)発生からの渋滞の成長性を
計算して、計算結果を渋滞情報DB21に格納する。ま
た、施設10は、施設10の場所、開店時間、セールやイベ
ントの情報、待ち時間(予測値も含む)、駐車場の空き
情報などをセンタシステム30に送信し、これらの施設情
報は、POIDB22に格納される。
【0014】センタシステム30の提供情報生成部33は、
リクエスト情報受信部34が車載機12から情報提供の要求
を受信すると、渋滞情報DB21、POIDB22及び地図
DB23に格納された情報、並びに、情報収集部31が収集
した最新の交通事故や施設情報を用いて、要求に応える
情報を生成し、提供情報送信部35から車載機12に提供す
る。
【0015】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態では、ドライバが車載機12から現在地及び目的地を指
定して経路案内を要求したときに、センタシステム30の
提供情報生成部33で行われる処理について説明する。図
4は、提供情報生成部33が、車載機12からの要求に基づ
いて、現在地から目的地に最短時間で到達できる経路を
計算する処理について模式的に示している。提供情報生
成部33は、現在地から目的地に至る経路を地図DB23か
ら求め、この経路の各道路区間(現在地〜、〜、
〜、〜目的地、〜、〜、〜目的地)に
おける現在の交通情報を、情報収集部31を通じてVIC
Sセンタ11から取得する。現在、〜目的地の区間に渋
滞が発生している。
【0016】次に、渋滞が発生していない道路区間につ
いては、渋滞情報DB21に蓄積されている各道路区間の
データから、本日と同じ季節の同じ曜日の渋滞度(旅行
時間)を集計して加工した「渋滞度(旅行時間)の時間
変化を示すデータ」を読み出し、各道路区間における現
在時刻以降の渋滞度(旅行時間)を予測する。図4に示
す各道路区間のグラフは、原点の渋滞度(旅行時間)
を、その道路区間の現在時刻の渋滞度(旅行時間)で表
し、現在時刻以降の渋滞度(旅行時間)を、加工データ
から予測した渋滞度(旅行時間)で表した図を示してい
る。
【0017】また、現在渋滞が発生している〜目的地
の区間では、現在の渋滞が自然渋滞であれば、他の道路
区間と同様の手法で「渋滞度(旅行時間)の時間変化を
示すグラフ」を設定する。また、自然渋滞でなければ、
発生事象に応じた「渋滞の成長性の情報」を渋滞情報D
B21から読み出して、現在の渋滞が収まる時点までの渋
滞度(旅行時間)の時間変化を予測し、その時点以降の
渋滞度(旅行時間)は、他の道路区間と同様に、本日と
同じ季節の同じ曜日の渋滞度(旅行時間)を集計・加工
した「渋滞度(旅行時間)の時間変化を示すデータ」か
ら予測する。
【0018】次に、各道路区間の通過に要する時間を、
それぞれの道路区間に到着する時点の各道路区間の渋滞
度(旅行時間)から求める。即ち、現在地〜の道路区
間の通過にはt0時間が掛かる。現在時刻からt0時間後に
地点に着くと、〜の道路区間の通過所要時間は、
グラフの原点からt0時間が経過した時刻の渋滞度(旅行
時間)(=t1)となる。同様に、〜の道路区間の通
過所要時間は、現在時刻から(t0+t1)時間が経過した
時点の渋滞度(旅行時間)(=t2)となり、〜目的地
の道路区間の通過所要時間は、現在時刻から(t0+t1
t2)時間が経過した時点の渋滞度(旅行時間)(=t3
となる。そのため、現在地から目的地までの所要時間
は、 (所要時間)= t0 + t1 + t2 + t3 と計算される。
【0019】提供情報生成部33は、現在地から目的地に
至る各経路について、こうした手法で所要時間を計算
し、最も所要時間が短い経路とその所要時間とを提供情
報送信部35から車載機12に伝える。渋滞が現在発生して
いる道路でも、車両がその渋滞地点に到達する前に渋滞
が解消していれば、渋滞の影響を受けずに進むことがで
きる。この手法で各道路区間の通過所要時間を積算する
ことにより、現在渋滞が発生している地点に渋滞解消前
に到着するのか渋滞解消後に到着するのかを正確に求め
ることができる。
【0020】このように、このシステムでは、経路上の
各地点に到着する時刻を予測し、その地点を通過する時
刻における渋滞度(旅行時間)を用いて経路算出を行う
ことによって、より適切な経路が算出できる。
【0021】また、目的地への到着時刻の予測も渋滞予
測の結果を用いて算出しているため、渋滞予測を行わず
に目的地までの所要時間を算出した場合(この場合に
は、各道路区間の「渋滞度(旅行時間)の時間変化を示
すグラフ」の現在時刻における渋滞度(旅行時間)を加
算することになり、 (所要時間)= t0 + t1' + t2' + t3' となる)に比べて、精度の高い予測が可能となる。
【0022】また、過去の渋滞度(旅行時間)を用いて
経路の各道路区間の所要通過時間を予測することによ
り、現在発生している渋滞が、そこに到着する頃には解
消しているか否かを予想することができるとともに、到
着する頃に発生していると見られる渋滞を予想すること
もできる。センタシステム30から車載機12に渋滞情報を
提供する場合、図5(a)に示すように、現時点での渋
滞情報を知らせるだけで無く、図5(b)に示すよう
に、各地点を通過するときに予測される渋滞情報をも送
信し、車載機側で表示することによって、ドライバは、
適切な経路を選択することができる。
【0023】また、車載機12は、案内経路を示す地図デ
ータが全てセンタシステム30から送られてくるので、地
図情報の蓄積装置や経路探索等の機能を削ることがで
き、簡易的でコストの安い車載機での案内を実現でき
る。
【0024】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態では、ドライバが車載機12から現在地及び目的地を指
定して、どの地域のレストランに立ち寄って食事をする
のが効率的であるかを問い合わせたときに、センタシス
テム30の提供情報生成部33で行われる処理について説明
する。
【0025】ドライバは、このとき、現在地及び目的地
の他に、レストランでの食事時間をセンタシステム30に
通知する。図6は、センタシステム30の提供情報生成部
33が、車載機12からの要求に基づいて、現在地に近いレ
ストラン(施設A)で食事をする場合の目的地までの所
要時間と、目的地に近いレストラン(施設B)で食事を
する場合の目的地までの所要時間とを算出し、それらを
比較して効率的な立ち寄り形態を選択する処理について
模式的に示している。
【0026】提供情報生成部33は、現在地から目的地に
至る経路を地図DB23から求め、この経路上に存在する
レストラン(施設)の情報をPOIDB22から取得す
る。いま、経路上に現在地に近い施設Aと目的地に近い
施設Bとが存在したとする。提供情報生成部33は、これ
らの施設の施設情報から求めた各施設での待ち時間、及
び、経路から離れて施設を往復する時間と、ドライバが
指定した食事時間とを合算して、施設への立ち寄り時間
(sA、sB)を設定する。また、第1の実施形態で説明
した方法により、施設Aの経路地点から施設Bの経路地
点までの道路区間における渋滞度(旅行時間)の現在時
刻以降の時間変化を示すデータ(図6(c)の曲線p)
を求める。
【0027】いま、現在地を出発し、施設Bで食事をし
た後、目的地に到達する場合(図6(a))の所要時間
Bは、曲線pの現在時刻(原点)における渋滞度(旅
行時間)(=tB)と、施設Bへの立ち寄り時間(sB
と、施設Bの経路地点から目的地までの渋滞度(旅行時
間)(=t)(なお、ここでは、説明を簡単にするた
め、施設Bの経路地点から目的地までの旅行時間tは時
間に依らず一定とする)とを加算して、 TB = tB +sB + t と算出する。
【0028】また、先に施設Aで食事をした後、目的地
に到達する場合(図6(b))の所要時間TAは、施設
Aへの立ち寄り時間(sA)と、sAが経過した後の曲線
pの渋滞度(旅行時間)(=tA)と、施設Bの経路地
点から目的地までの渋滞度(旅行時間)(=t)とを加
算して、 TA = sA + tA + t と算出する。
【0029】図6の例では、先に施設Aで食事をして目
的地に向かう場合の所要時間TAの方が、現在地を直ぐ
に出発して施設Bで食事をして目的地に向かう場合の所
要時間TBよりも短い。これは、施設Aで食事をしてい
る間に、施設Aの経路地点から施設Bの経路地点の道路
区間に発生している渋滞が解消するためである。
【0030】そこで、提供情報生成部33は、施設Aを経
由して目的地に向かう経路と、食事を済ませて目的地に
到着する到着予想時刻とを提供情報送信部35から車載機
12に伝える。また、このとき、センタシステム30は、施
設Aの施設情報を車載機12に送信するようにしても良
い。また、ドライバが施設の予約を要求するときには、
車載機12からセンタシステム経由で施設の予約が取れる
ようにしても良い。また、センタシステム30は、予約す
る施設(例えば施設B)に対して、渋滞状況を予測して
算出した施設Bへの到着時刻を通知するようにしても良
い。このように、このシステムでは、目的地までの所要
時間が短縮できる施設を経由して目的地に案内する最適
経路をドライバに提示することができる。
【0031】また、施設Aが美術館のような施設である
場合、施設Aへの立ち寄り時間(s A)を可変したとき
の目的地への到着時刻(TA)を図6(c)のグラフか
ら、 TA = sA + tA + t と求め、この到着時刻(TA)をドライバに提示して、
施設Aへの立ち寄り時間(sA)を決める際の参考に供
することができる。
【0032】図7は、こうした情報提供サービスを行う
場合の車載機12に表示する画面例を示している。現在地
を現在(11:30)出発すると目的地に14:00に到着し、レ
ストランAを経由する場合には、レストランAへの到着
時刻が11:45であり、レストランAに60分滞在する
と、目的地に14:20に到着し、現在地を直ぐに出発する
場合との到着時間差分が20分であることが表示され、
同様に、美術館AまたはレストランBを経由する場合の
施設到着時刻、滞在時間、目的地到着時刻及び到着時間
差分が表示される。それぞれの滞在時間は、クリックし
て可変することができ、滞在時間を変えると、目的地到
着時刻及び到着時間差分が変化する。
【0033】このように、センタシステム30では、渋滞
予測結果を用いて、出発時間や各施設に立ち寄る時間
が、目的地到着の時間にどれくらい影響を与えるかを予
測することができ、この予測情報をドライバに提示する
ことによって、ドライバが立ち寄る施設や滞在時間を容
易に決定することができる。また、施設に立ち寄ること
によって渋滞の影響が低減できる場合に、センタシステ
ム30から車載機12に施設情報を配信するようにすれば、
ドライバは有益な情報を入手することができ、また、各
施設にとっても効果的な宣伝手段となる。
【0034】なお、施設10は、待ち時間として、時間と
ともに変化する待ち時間を予測し、その予測値をセンタ
システム30に通知するようにしてもよい。センタシステ
ム30は、この待ち時間の情報をPOIDB22に格納し、
その施設10の待ち時間を車載機12に提示したり、施設の
立ち寄り時間を算出したりする場合に、その施設10への
車両の到着時刻を予測し、その到着時刻に対応する待ち
時間を使用する。また、センタシステム30が、渋滞状況
を予測して情報を提供した車載機12から定期的に現在地
の情報を収集するようにすれば、センタシステム30は、
予測値に対する実績値(サンプル値)を取得することが
できる。そのため、センタシステム30は、学習機能を持
つことにより、予測の精度を向上させることができる。
また、すべての車両がこのシステムを利用するようにな
れば、車両の運行経路を振り分けることで、渋滞の緩和
を図ることが可能になる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の情報提供システムでは、渋滞予測を織り込んだ精度の
高い目的地到着時刻や最適経路の情報を提供することが
でき、また、施設に立ち寄る場合の施設の場所や施設の
滞在時間を選択するための有益な情報を提供することが
できる。
【0036】ドライバは、極力渋滞を避けた経路案内が
提示されるため、案内に沿って走行することにより、イ
ライラすることなく目的地へ辿り着くことができる。ま
た、現在の渋滞情報だけでなく、渋滞予測に基づいて各
地点に到着する時間における各地点の渋滞情報(予測
値)を見ることができるので、ドライバは自分で経路を
判断する場合でも適切な経路を選択することができる。
【0037】また、食事をしたり、コンビニに寄ったり
するときには、いつ頃、どこの施設に立ち寄れば最も早
く目的地に到着できるかが分かるため、安心できる。ま
た、立ち寄ったときの所要時間によって、渋滞の影響を
どの程度受けるかが分かるので、適切な行動をとること
ができる。また、案内経路を示す地図データが全てセン
タシステムから送られてくるので、車載機から地図情報
の蓄積装置や経路探索等の機能を削ることができ、簡易
的でコストの安い車載機を用いて経路案内を実現でき
る。
【0038】また、センタは、施設に対して、車載機か
ら依頼された予約情報を提供したり、予約した者の到着
予測時刻の情報を提供したりすることができ、また、渋
滞度の変化に応じて、その予約情報や到着予測時刻を自
動的に変更して施設に伝えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における情報提供システムの
構成を示す概念図
【図2】本発明の実施形態におけるセンタシステムの構
成を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態における渋滞情報DBに格納
されたデータのデータ構成図
【図4】本発明の第1の実施形態における目的地までの
所要時間算出方法を説明する説明図
【図5】本発明の第1の実施形態における渋滞箇所提示
方法を説明する説明図
【図6】本発明の第2の実施形態における最適施設探索
方法を説明する説明図
【図7】本発明の第2の実施形態における立ち寄り情報
の提示画面を示す図
【符号の説明】
10 施設 11 VICSセンタ 12 車載機 21 POIDB 22 地図DB 23 渋滞情報DB 30 センタシステム 31 情報収集部 32 情報加工部 33 提供情報生成部 34 リクエスト情報受信部 35 提供情報送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/137 G08G 1/137 G09B 29/00 G09B 29/00 A 29/10 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB23 HB24 HB25 HC08 HC27 HD13 HD16 HD23 2F029 AA02 AB13 AC02 AC06 AC09 AC13 AC14 5H180 AA01 BB05 EE02 FF04 FF12 FF13 FF14 FF22 FF27

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供サービスを行うセンタが、地図
    情報を蓄積する地図情報蓄積手段と、収集した交通情報
    から生成した各道路区間の渋滞情報を蓄積する渋滞情報
    蓄積手段と、前記渋滞情報蓄積手段に蓄積された前記渋
    滞情報を用いて、通行所要時間を算出する地点間の渋滞
    予測を行う情報生成手段とを備え、前記情報生成手段が
    前記渋滞予測を加味して生成した情報を前記センタから
    提供することを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記センタが、各施設から収集した施設
    情報を蓄積する施設情報蓄積手段を備え、前記施設情報
    を前記センタから提供する情報に含めることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記情報生成手段は、前記渋滞予測を織
    り込んだ経路案内情報を生成し、前記センタが、車載機
    に対して前記経路案内情報を提供することを特徴とする
    請求項1に記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記情報生成手段は、前記渋滞予測に基
    づいて車両が将来通過する位置に発生する渋滞の予測情
    報を生成し、前記センタが、前記車両の車載機に対して
    前記渋滞の予測情報を提供することを特徴とする請求項
    1に記載の情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記車載器が、前記センタから提供され
    た前記渋滞の予測情報に基づいて、各地点を通過すると
    予測される時刻の渋滞予測情報を表示することを特徴と
    する請求項4に記載の情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記情報生成手段は、前記渋滞予測を加
    味して、車載機から指定された目的地への到着時刻を算
    出し、前記センタが、前記車載機に対して、前記目的地
    への到着時刻の情報を提供することを特徴とする請求項
    1に記載の情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記情報生成手段は、前記渋滞予測を加
    味して、立ち寄り場所の滞在時間と目的地への到着時刻
    との関係を算出し、前記センタが、車載機に対して、前
    記立ち寄り場所での滞在時間に応じた前記目的地の到着
    時刻を表す情報を提供することを特徴とする請求項1に
    記載の情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記センタが、車載機に対して、立ち寄
    り場所の立ち寄り時間と目的地への到着時刻との関係を
    表す情報を提供することを特徴とする請求項1に記載の
    情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記センタが、車載機に対して、異なる
    地域に存在する立ち寄り場所の各々を選択したときの目
    的地への到着時刻の情報を提供することを特徴とする請
    求項1に記載の情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記情報生成手段は、前記渋滞予測を
    加味して、異なる地域に存在する立ち寄り場所の各々を
    選択したときの目的地への到着時刻を算出し、前記セン
    タが、車載機に対して、前記目的地への到着時刻が早い
    方の前記立ち寄り場所を経由する経路情報を提供するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  11. 【請求項11】 前記センタが、前記施設情報に含まれ
    る前記施設に立ち寄ったときの待ち時間の情報を車載機
    に対して提供することを特徴とする請求項2に記載の情
    報提供システム。
  12. 【請求項12】 前記センタが、前記施設に対して、車
    載機から依頼された予約情報を提供することを特徴とす
    る請求項2に記載の情報提供システム。
  13. 【請求項13】 前記センタが、前記施設に対して、予
    約した者の到着予測時刻の情報を提供することを特徴と
    する請求項12に記載の情報提供システム。
  14. 【請求項14】 前記センタが、前記施設に対して、渋
    滞度の変化に応じて前記予約情報または到着予測時刻を
    自動的に変更することを特徴とする請求項12または請
    求項13に記載の情報提供システム。
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