JP4733532B2 - 管継手 - Google Patents

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本発明は、管部材同士を接続するための管継手に関する。
従来、例えば建物に上下方向に沿って設けられる縦樋と、該縦樋内を流れた雨水を例えば地上の排水口のような所定の箇所に案内すべく地上に沿って配置される案内管とを互いに接続するための管継手が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような管継手は、ほぼ直角に屈曲したL字状の継手本体を備える。継手本体の一端部には、縦樋の下端部が接続され、継手本体の他端部には、案内管の端部が接続される。これにより、縦樋内を流れる雨水の流路の向きを排水口へ向けて転換することができる。
特開2005−155762号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、例えば配管施工時の誤差により、継手本体の底部が水平方向に関して底部における雨水の流れ方向へ向けて仰角で傾斜した状態に管継手の配置姿勢が固定された場合、継手本体内にその一端部から流入した雨水や雨水に含まれる砂泥等の一部が継手本体内から排出されず、それらが継手本体の屈曲部の入隅部分に堆積する虞がある。雨水や砂泥が継手本体内に堆積すると、継手本体内に苔や雑草等が生えてしまうため、雨水が継手本体内を流れ難くなり、雨水の排水効率が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、排水効率の低下を確実に防止することができる管継手を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一端が上方へ開放し且つ他端が側方へ開放するようほぼ直角に屈曲し、前記一端に接続された管部材から前記一端を経て流入した流体を前記他端を経て該他端に接続された管部材に流出させる筒状の継手本体を備える管継手であって、前記継手本体内には、該継手本体の底部における前記他端から前記継手本体内の流体の流れ方向と反対方向へ向けて底部の板厚が漸増することにより、前記底部における前記他端を通る水平面に関して仰角で傾斜し、前記継手本体内に前記一端を経て流入して前記底部に流れ落ちる前記流体を前記他端に案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ほぼ直角に屈曲された継手本体内に、継手本体の底部における他端から継手本体内の流体の流れ方向と反対方向へ向けて底部の板厚が漸増することにより、底部における他端を通る水平面に関して仰角で傾斜し、継手本体内に一端を経て流入して底部に流れ落ちる流体を他端に案内する傾斜面が形成されていることから、例えば配管施工時の誤差により、継手本体の底部が水平方向に関して底部における雨水の流れ方向へ向けて仰角で傾斜した状態に管継手の配置姿勢が固定された場合でも、流路を規定する傾斜面の水平方向に対する傾斜角を、継手本体内からの雨水の排出方向へ向けて俯角にすることができる。
これにより、継手本体の底部が水平方向に関して底部における雨水の流れ方向へ向けて仰角でたとえ傾斜したとしても、傾斜面の案内作用により、雨水や雨水に含まれる砂泥等を継手本体内から従来に比べて容易に排出することができるので、継手本体内にその一端から流入した雨水や雨水に含まれる砂泥等の一部が継手本体の屈曲部の入隅部分に堆積することを確実に抑制することができる。
従って、雨水や砂泥等の一部が継手本体の屈曲部の入隅部分に堆積することによる従来のような雨水の排水効率の低下を確実に防止することができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
図1は、建物に設けられる縦樋11と、該縦樋内を流れる雨水を地上の例えば図示しない排水口に案内するための案内管12とを互いに接続するための管継手10に、本発明を適用した例を示す。
縦樋11は、例えばポリ塩化ビニルのような合成樹脂材料で成形された円筒体からなり、建物の上下方向に沿って配置されている。案内管12は、縦樋11と同様な合成樹脂材料で成形され、縦樋11の内径とほぼ等しい内径を有する円筒体からなり、地面に沿って配置されている。
本発明に係る管継手10は、図1に示すように、所定の角度で屈曲した筒状の継手本体13を備える。
継手本体13は、図示の例では、例えばポリ塩化ビニルのような合成樹脂材料からなる。継手本体13は、上下方向に伸びる筒状の縦部14を有する。縦部14は、一端14aが上方へ開放し、他端14bが側方へ開放する。更に、継手本体13は、縦部14の他端14bに連なり縦部14の側方へ伸び、先端15aが開放する筒状の横部15を有する。継手本体13は、縦部14及び横部15で縦断面がL字状をなすようにほぼ直角に折れ曲がっている。
縦部14及び横部15の横断面は、図示の例では、それぞれ矩形状をなしている。縦部14の底壁14cと横部15の底壁15bとで、継手本体13の底壁16が構成されている。縦部14の一端14aには、縦樋11の下端部11aが挿入され、横部15の先端15aは、案内管12の端部12aに挿入される。
本発明に係る継手本体13内には、その底部13aに、縦樋11から継手本体13内にその縦部14の一端14aを経て流入して底壁16に向けて流れ落ちる雨水を横部15の先端15aに向けて案内するための傾斜面17が形成されている。
傾斜面17は、図示の例では、平面であり、継手本体13の底壁16を、その板厚が底壁16の横部15の先端15a側の一端16aから該一端と反対側に位置する他端16bに向けて漸増するように形成することにより、継手本体13の底壁16の内方側の上面により規定されている。これにより、傾斜面17は、継手本体13の底壁16の外方側に位置する下面16cに関して、継手本体13の底壁16の一端16aすなわち横部15の底壁15bの先端から、継手本体13の底壁16の他端16bすなわち縦部14の横部15が形成された側と反対側に位置する側壁14dの下部に向けて、仰角を有する。底壁16の下面16cに対する傾斜面17の傾斜角度Θは、管継手10の配管状態で、底壁16の一端16aを通る水平面Sに対して傾斜するように設定されており、図示の例では、5°に設定されている。
底壁16には、図示の例では、従来よく知られた発泡剤が含有されている。前記発泡剤は、例えば炭酸水素ナトリウムからなり、継手本体13の成形時に、継手本体13の底壁16となる溶融樹脂材料に含有される。底壁16への前記発泡剤の含有率は、図示の例では、10〜50%である。
この管継手10を用いて縦樋11及び案内管12を互いに接続する際、継手本体13の縦部14の一端14aの内面及び横部15の先端15aの外面にそれぞれ図示しない接着剤を塗布する。続いて、縦部14の一端14aに縦樋11の下端部11aを挿入し、横部15の先端15aを案内管12の端部12aに挿入する。これにより、継手本体13と縦樋11及び案内管12とが前記接着剤により互いに接合され、縦樋11及び案内管12が管継手10を介して互いに接続される。
縦樋11内から継手本体13内にその縦部14の一端14aを経て流入した雨水は、縦部14内を底壁16に向けて流れ落ちる。このとき、底壁16の上面すなわち傾斜面17が、前記したように、継手本体13の底壁16の外方側に位置する下面16cに関して、横部15の底壁15bの先端から縦部14の側壁14dの下部に向けて仰角を有することから、傾斜面17は、継手本体13の底部13aにおける雨水の流れ方向に対して俯角を有するので、底壁16に流れ落ちた雨水は、水勢により流れることに加えてその自重により傾斜面17上を流れ、横部15の先端15aに案内される。傾斜面17の案内作用により横部15の先端15aに案内された雨水は、該先端を経て案内管12に案内され、該案内管内を通って前記排水口に案内される。
本実施例によれば、前記したように、継手本体13内に、継手本体13の底壁16の一端16aを通る水平面Sに関して横部15の底壁15bの先端から縦部14の前記側壁14dの下部に向けて仰角で傾斜する傾斜面17が形成されていることから、例えば配管施工時の誤差により、継手本体13の底壁16の下面16cが、図1に示すように、水平面Sに関して底部13aにおける雨水の流れ方向へ向けて仰角で傾斜した状態に管継手10の配置姿勢が固定された場合でも、雨水の流路を規定する傾斜面17の水平面Sに対する傾斜角を、継手本体13内からの雨水の排出方向へ向けて俯角にすることができる。
これにより、継手本体13の底壁16の下面16cが水平面Sに関して底部13aにおける雨水の流れ方向へ向けて仰角でたとえ傾斜したとしても、傾斜面17の案内作用により、雨水や雨水に含まれる砂泥等を継手本体13内から従来に比べて容易に排出することができるので、継手本体13内に流入した雨水や雨水に含まれる砂泥等の一部が、継手本体13内の縦部14の前記側壁14d及び底壁14cで規定される入隅部分に堆積することを確実に抑制することができる。
従って、雨水や砂泥等の一部が継手本体13内に堆積することによる従来のような雨水の排水効率の低下を確実に防止することができる。
また、前記したように、継手本体13の底壁16に前記発泡剤が含有されていることから、前記発泡剤の発泡により底壁16を形成するために必要となる樹脂材料の量を減らすことができる。これにより、管継手10の製造コストの削減を図ることができる。また、継手本体13の底壁16に前記発泡剤が含有されていることから、継手本体13内に縦部14の一端14aを経て流入した雨水が継手本体13の底壁16に落ちたときに、雨水が底壁16に当たることにより生じる音の一部を底壁16で吸収することができる。
本実施例では、継手本体13がほぼ直角に折り曲げられた管継手10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、継手本体が90°よりも鋭角又は鈍角で折り曲げられた管継手に本発明を適用することができる。
また、本実施例では、継手本体13の縦部14及び横部15の横断面がそれぞれ矩形状をなした例を示したが、これに代えて、矩形状以外の例えば円形の横断面を有する継手本体を本発明に適用することができる。
更に、本実施例では、継手本体13の横部15の先端15aを案内管12の端部12aに挿入する例を示したが、これに代えて、横部15の先端15aに案内管12の端部12aを挿入することができる。この場合、継手本体13の底壁16の一端16aから継手本体13の内方へ間隔をおいた位置を傾斜の基点として傾斜面17を形成することができる。
また、本実施例では、継手本体13の底壁16の下面16cに対する傾斜面17の傾斜角度が5°に設定された例を示したが、これに代えて、底壁16の一端16aから底壁16の他端16bへ向けて底壁16の一端16aを通る水平面Sに関して仰角で傾斜すれば、傾斜面17の前記傾斜角度を5°以上又は5°以下に設定することができる。
更に、本実施例では、傾斜面17が平面である例を示したが、これに代えて、傾斜面1を、底壁16の一端16aから他端16bに向けて底壁16の下面16cとの間隔が漸増する曲面で構成することができる。
また、本実施例では、傾斜面17が、継手本体13の底壁16を、その板厚が底壁16の一端16aから他端16bに向けて漸増するように形成することにより、継手本体13の底壁16の上面により規定された例を示したが、これに代えて、例えば継手本体13の底壁16上に、板部材を底壁16に対して傾斜した姿勢で配置することにより、板部材の上面で傾斜面17を規定することができる。
更に、本実施例では、建物に設けられる縦樋11と該縦樋内を流れる雨水を前記排水口に案内するための案内管12とを互いに接続するための管継手10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、縦樋11及び案内管12以外の管部材同士を接続するための管継手に本発明を適用することができる。
本発明に係る管継手を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
10 管継手
11,12 管部材(縦樋、案内管)
13 継手本体
13a 底部
14a 一端(縦部の一端)
15a 他端(横部の先端)
17 傾斜面

Claims (1)

  1. 一端が上方へ開放し且つ他端が側方へ開放するようほぼ直角に屈曲し、前記一端に接続された管部材から前記一端を経て流入した流体を前記他端を経て該他端に接続された管部材に流出させる筒状の継手本体を備える管継手であって、
    前記継手本体内には、該継手本体の底部における前記他端から前記継手本体内の流体の流れ方向と反対方向へ向けて底部の板厚が漸増することにより、前記底部における前記他端を通る水平面に関して仰角で傾斜し、前記継手本体内に前記一端を経て流入して前記底部に流れ落ちる前記流体を前記他端に案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする管継手。
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