JP4733358B2 - 鉄道広告配信システム - Google Patents

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本発明は、列車制御装置が保有する列車位置・列車遅延・列車行き先・鉄道信号状態等の全ての列車に対する運行関連情報を、線区を越えて全体的に表示できるようにすると共に、その内容の変更を書き換えることができるようにし、また沿線に設置したアンテナを通じて列車又は作業員等と無線で通信できるようにした列車の運行情報システム及び通信システムにおいて、表示しようとする鉄道広告データを列車や駅サインボードへ自動的に送信し表示させる鉄道広告システムに関するものである。
列車運行状況の把握及び管理は、普通、線区ごとに設けられているCTC(=centralized traffic control system)と呼ばれる列車制御装置によって行われている。そして、中央指令所に設置したCTC表示盤に列車の現在位置や鉄道信号状態等を表示し、駐在する指令員がこれを見て列車の運行状況を把握し管理するようなされている。各列車の運行管理は、CTCのネットワークを形成するコンピュータ装置の一つである運行管理装置(PRC=Programmed Rute Control )によって行われている。
従来のPRCは、列車の運転の関係で便宜上分割された鉄道路線(線区)ごとに一つのPRCが設定されて各列車の運行を管理している。そのため、JR宝塚線区内の列車情報をJR東西線区の情報端末装置からは入手することができないでいた。これでは、列車が線区を跨がって運行されている場合が多いにも拘らず、線区を越えた部分については、必要とする情報が得られず不便であった。
例えば、一つの列車が福知山駅を出発してJR宝塚線、JR東西線を経て片町線の四条畷駅まで運行されている場合において、JR東西線の北新地駅で宝塚駅に遅れて到着して来た列車の遅れ時間を知ることができないでいた。
このような列車の運行管理装置においては、的確な列車情報が得られないので、当該列車の各車両に広告を表示しようとする場合、列車の運行状況に適合させた広告を行うことは不可能であり、また沿線情報などに関連した広告を行うことも不可能であった。
そのため、従来では、鉄道車両内の広告は、つり広告に頼るのが一般的であった。ところが、車両内のつり広告は、その撤去及び掲出を、全て係員による人手で行っており、営業運転を終えた後に車両基地などで行うため、全ての列車に対して一斉に取り替えるには、多大な時間と人手を要するという欠点があった。
そこで、つり広告に変わる鉄道車両などの広告方法として、走行中の列車や駅サインボードなどに広告を行う特許文献1〜3に示すような技術が開発されている。
特許文献1に示す従来技術は、鉄道駅などに設置された多数の看板スクリーンに液晶プロジェクタなどを用いて広告画像を表示するものであり、無線電話通信を通じてサーバから広告画像を受信し、内部に蓄積し、看板スクリーンに表示するようにしている。そして、時間帯ごとに広告画像を切り替えるようにしている。
また特許文献2に示す従来技術は、鉄道車両内のつり広告や街頭紙面広告などを、携帯電話に直接配信し、携帯電話を介してインターネットに接続し、広告効果を向上できるようにした街頭広告配信システムである。
更に、特許文献3に示す従来技術は、ユーザが鉄道やバスの停留所や駅などを指定するときに、それに応答して路線情報や路線運行情報を提供するようにし、その際に路線情報とユーザの嗜好情報とに応じて、乗車停留所や降車停留所や路線周辺に関するユーザの嗜好にあった広告情報を選択してユーザに提供するようにしている。
特開2000−347576号公報 特開2002−351369号公報 特開2003−242406号公報
ところで、特許文献1〜3に示すような従来の鉄道広告にあっては、ユーザは広告の表示方法や沿線情報に属する形で広告を得ることができるようになった。しかし、それらの広告提供の方法は画一的であり、旅客流動が発生している駅や列車車内においては、旅客の広告内容に対するニーズも同じく流動しており、画一的ではない。前記特許文献1〜3に示す従来の鉄道広告方法では、これらの流動的なユーザ層及びニーズに的確にリアルタイムで対応できないという問題があった。
例えば、列車が現在、何処を走行しているかという走行エリアによって、要求される沿線関連の広告内容も異なるし、時間帯や普通、快速、新快速、特急といった列車種別によっても乗車される旅客層が異なるので、これらに的確にマッチした広告内容とするためには、前記各条件に対応して広告内容も当然に異なったものが要求されることになる。ところが、前記した通り、特許文献1〜3に示す従来の鉄道広告では、これらに対応することが不可能であった。特に、線区を越えて走行する列車に対しては顕著であった。
尚、特許文献3に示す従来の鉄道広告方法は、ユーザが指定した鉄道やバスの停留所,駅などに対応して路線情報や路線運行情報を提供し、併せて、停留所や路線周辺に関するユーザの嗜好にあった広告情報を選択してユーザに提供するようにしているが、これはユーザの指定に基づく個別の要求に対応したものである。従って、現在走行しているエリアに応じて広告内容を自動的に変更するなどの対応は出来ないでいた。
また走行する列車が、携帯電話などの通信状態が悪いエリアを走行中のときは、これらの情報を入手することは不可能であった。特に、線区を越えて走行する列車にあっては、山間部やトンネル内などを走行することも多々あり、通信不良の問題は顕著であった。
本発明は前記従来の解決課題に鑑みこれを改良除去したものであって、線区を跨いだ列車に関する情報やニーズに的確に対応した広告を自動的に行えるようにすると同時に、沿線関連の広告内容をユーザの嗜好により選択して取得することができるようにした鉄道広告配信システムを提供せんとするものである。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、列車が跨って運行される複数の線区ごとに独立して設置された複数の列車運行管理装置と接続され、各列車運行管理装置それぞれが保有する列車運行関連情報を蓄積して統合することにより構築された統合データベースを保有するサーバと、統合データベースを保有するサーバに接続される鉄道広告の情報提供サーバと、情報提供サーバに接続される入力装置とを有し、統合データベースは、前記複数の列車運行管理装置それぞれが保有する列車運行関連情報を、列車番号、出発駅から終着駅までの駅名情報各駅における到着時刻及び出発時刻に関する着発時刻情報、並びに、到着番線情報に基づいて統合したものであって、複数線区を跨いで運行される列車の出発駅から終着駅までの到着時刻・出発時刻・到着番線及び現在位置等の列車運行関連情報を線区を越えて且つ線区どうしの連携を正確に行って保有するものであり、情報提供サーバは、統合データベースが保有する列車運行関連情報から、広告を表示させようとする列車の運行状況に関するデータを受け取り、当該列車の運行状況が広告データの送出条件を満たすか否かを判定し、送出条件を満たす場合に当該列車へ広告データを送信するように設定されていることを特徴とする鉄道広告配信システムである。
また本発明が採用した請求項2の手段は、前記鉄道広告の情報提供サーバに対し、鉄道信号機又はその近傍に設置したアンテナを通じて、無線通信方式により列車の端末装置からアクセスできるようにした請求項1に記載の鉄道広告配信システムである。
更に、本発明が採用した請求項3の手段は、前記鉄道広告の情報提供サーバは、入力装置より任意な表示区間を指定することによって、広告を表示させようとする列車が前記指定区間に進入すると、当該列車の端末装置へ広告データを送信して広告を表示させる機能を備えている請求項1又は2に記載の鉄道広告配信システムである。
本発明が採用した請求項4の手段は、前記鉄道広告の情報提供サーバは、入力装置より特急、急行、新快速、快速又は普通などの列車種別を入力することにより、指定した種別の列車の端末装置に、広告データを送信して広告を表示させる機能を備えている請求項1乃至3のいずれか一つに記載の鉄道広告配信システムである。
本発明が採用した請求項5の手段は、前記鉄道広告の情報提供サーバは、入力装置より列車の特定号車を指定することにより、広告データを指定した列車の号車に送信し表示させる機能を備えている請求項1乃至4のいずれか一つに記載の鉄道広告配信システムである。
請求項1の発明にあっては、各線区ごとの列車運行管理装置が保有する列車運行関連情報を統合してデータベース化することにより、当該データベースへ情報提供サーバを通じてアクセスすることにより、線区を越えた列車の正確な運行情報を表示することが可能である。そして、この運行情報に、タイアップさせて鉄道広告のデータを送信し、表示させることにより、人手によらずに自動表示させることが可能であり、沿線関連の広告情報も列車遅延などが生じても正確なものが得られる。
請求項2の発明にあっては、走行中の列車に搭載された端末装置及び本社やある駅のコンコース等における任意の部署の各端末装置から、鉄道信号機又はその近傍に設置したアンテナを通じて、無線通信方式により、鉄道広告の情報提供サーバへアクセスして必要とするコンテンツの広告を入手し、表示させることが可能である。
請求項3の発明にあっては、鉄道広告のデータを、入力装置により指定した表示区間内に進入した列車に限って表示させることが可能である。従って、表示区間内に進入した列車の端末装置には、鉄道広告の情報提供サーバから当該広告データが自動的に送信され、表示される。これにより、人手を省くことができ、またコンテンツを変更することも容易である。また列車の遅延があった場合でも、遅延とは無関係に表示区間へ進入した列車に対してのみ目的とする広告を配信できるという利点がある。
請求項4の発明にあっては、特急、急行、新快速、快速又は普通、さらには修学旅行列車や貸し切り列車などの臨時列車や特定列車などの列車種別を入力することにより、指定した種別の列車の端末装置に広告データを送信し表示させるようにしており、列車種別に対応したユーザに適合する広告の配信が可能である。
請求項5の発明では、列車の特定号車を指定することにより、指定した号車にのみ広告データを配信することができ、特定号車のユーザに応じた内容の広告を配信できるという利点がある。
以下に本発明の構成を図面に示す実施の形態に従って説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る鉄道広告配信システム(以下「本発明システム」と言う)の全体を示す概略図である。同図に示す如く、本発明システムの中枢部はコンピュータであり、列車制御装置であるCTCのネットワークを形成するPRC(列車運行管理装置)1を、例えば、JR宝塚線、JR東西線、片町線等のように各線区ごとに有している。
各線区ごとのPRC1には運行状況統合データベース2のサーバが接続されている。そして、このデータベース2に対しキーボード等の入力装置3を備え情報提供サーバ4接続されている。情報提供サーバ4は、目的とするコンテンツに応じて任意の数だけ並設することが可能であり、例えば列車の運行状況に関する情報提供を行うサーバ、駅構内における広告や列車の車内における広告を取り扱うサーバ、列車の先頭又は最後部に設置したカメラからの画像情報を取り扱うサーバ、列車に設置した各種センサーや計測機器からのデータを取り扱うことのできるサーバ、線路上及び駅構内における保全情報を取り扱うサーバ及びその他のサーバが考えられる。本実施の形態にあっては、情報提供サーバ4は、鉄道広告を取り扱うサーバとして説明する。この情報提供サーバ4は、光ファイバーやメタル回線などの有線を通じて各駅などに設置されたサインボード5に接続されており、同様に沿線に沿って設けられたアンテナ6と有線接続されている。
アンテナ6は、列車及び作業用車両、保全作業員等との無線通信を行うためのものであり、鉄道信号機のある位置に設置されている。鉄道信号機の上に直接取り付けてもよく、また鉄道信号機に付帯して取り付けてもよく、鉄道信号機に付随してその近傍に取り付けられるものであればよい。鉄道信号機は、列車が線路内のどの位置にいる場合であっても、列車の乗務員がいずれかの信号機を目視により確認することができるようにその設置位置が設定されている。従って、沿線の各鉄道信号機のある位置は、全体としてみれば列車が線路上のどの位置にいても無線電波を確実に受信できる位置関係にあることになる。それ故、前記アンテナ6を通じて無線通信を行った場合、列車及び作業用車両、鉄道線路上の保全作業員等に対して確実に無線連絡を行うことが可能である。つまり、現在許可されている使用可能な電波であれば、電波の種類、出力に影響を受けることなく、列車及び作業用車両、保全作業員等が線路上のどの位置に位置していても確実に情報の通信が可能となる。また120km/hの高速で走行している電車に対しても十分に情報の伝達が可能である。
列車7は、前記沿線に設置されたアンテナ6と無線通信するための車上装置(例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ)8が搭載されており、モニターにその内容が表示され、必要に応じてプリンタからプリントアウトされるようになっている。また車上装置8のキーボード(図示せず)から必要事項を送信することも可能である。また列車7内にいる乗客は、その携帯端末装置(携帯電話)から車上装置8を通じて若しくは直接アンテナ6を通じて情報提供サーバ4へアクセスし、必要な情報を入手することも可能である。
次に、上述の如く構成された列車運行情報システム及び通信システムを利用した鉄道広告配信システムの動作態様を説明する。今、該当する列車7が福知山駅を出発してJR宝塚線、JR東西線を経由して片町線の四條畷駅を終着駅とする場合を例に説明すると、各線区のPRC1には当該列車の到着時刻、到着番線、出発時刻等の情報が入力されており、その上位のCTC装置から現在の位置情報等が入力されている。運行状況統合データベース2は、これらの各PRC1からの情報を統合して当該列車の福知山駅から四條畷駅までの各駅の到着時刻及び出発時刻、到着番線、現在位置等を一括して保有している。
例えば、列車7が宝塚駅に3分遅れて到着してきたとすると、JR東西線の北新地駅に設置された端末装置から列車の運行情報を取り扱う情報提供サーバ4へアクセスして該当列車の番号を入力すると、宝塚駅での遅れ時間3分が表示され、またそれ以降の各駅における到着時間や出発時間等を表示することが可能である。このように線区を越えた情報を各部署において入手することができ、駅員や乗客がその状況を容易に知ることができるので、列車遅れに対処することが容易であり、無用の混乱が発生することもない。
また列車7の車内においては、広告を取り扱う情報提供サーバ4を通じて車内のモニターへ予めプログラミングされた広告を提供することができる。これは図2の処理フローに示すように、鉄道広告を取り扱う情報提供サーバ4が、運行状況統合データベース2から該当する列車7の運行状況を入手し、これが送出条件を満たすか否かを判定する。送出条件を満たす場合は、広告データの内容をアンテナ6を通じて車上装置8へ送信し、広告表示器9に表示させている。満たさない場合は、最初にもどって運行状況が送出条件を満たすか否かを判定するルーチンを構成する。
そして、広告表示器9に広告を表示している状態においては、情報提供サーバ4は、運行状況を入手し、送出条件を満たすか否かを継続して満たしているか否かを判定し、送出条件を満たさなくなったときには、車上装置8へ広告表示器9へ表示を取り消す指示を送信している。
送出条件を満たしているか否かの判断要素は、列車の現在位置、時間帯(通勤,通学時間)、各線区等の情報を基に予め決められた広告(学用品,学習塾等に関する広告又は沿線のスーパーの買い物情報に関する広告)の内容などがあり、これらは単独又は複数組み合わせて使用される。
具体的な送出条件の例を挙げると、沿線若しくは駅近くに立地するスーパーや薬局などにあっては、夕刻などのタイムセールスを列車の現在位置情報を入手して列車が駅へ到着する直前に、当該列車の広告表示器9へ表示するようにしている。この広告は、所定の時間帯だけ実施するように送出条件を定めればよい。またショッピングセンターなどの大型店舗は、朝と昼と晩とでそれぞれ違う商品や店舗を紹介するように(朝は喫茶店の紹介、昼は服飾雑貨、晩は飲食や食品の情報など)、送出条件を加えることもできる。
また運行情報を入手して、列車が沿線近くの製造メーカーの工場を通過するときには、当該メーカーが製造する製品・商品などを当該列車の広告表示器9へ表示するようにすることも可能である。更に、沿線や駅最寄りのショッピングセンターやアミューズメントスポット、美術館、動物園などの施設にあっては、運行情報を入手して列車が当該駅の近くに進入して来ると、広告表示器9へ催し物の紹介と同時に、アクセス方法を地図上で表現するようにすることもできる。
更にまた、運行情報や他の線区の運行状況を、飛行機のモニターのように視覚的に表現し、大きな駅の立体的な映像表現とともに、カーナビゲーションのようにわかりやすく、乗り換え案内を列車の広告表示器9へ表示することもできる。
また運行情報を入手して列車が揺れの大きい区間へ進入してきたときには、列車の広告表示器9へ先頭車両の正面に取り付けたカメラからの映像をリアルタイムで表示し、混雑時の車両の揺れに対応させることで、乗客の安全を図るようにすることも可能である。
更に運行情報を入手して、列車が該当する駅へ近づいたときに、どちら向きに歩けば、どの方面への通路・出口に通じるかを視覚的に表現して列車の広告表示器9へ表示するようにすることも可能である。
また広告表示器9へ一般のお天気情報を流しながら、レインコートや傘の広告、コートなど防寒グッズや冷暖房器具の広告、花粉対策目薬や医院・薬局の広告などのお天気に関連した広告情報を表示することも可能である。
更に、広告表示器9へ運行情報を入手して列車の到着予定時刻を表示したり、時報のお知らせとともに、時計や携帯電話などの広告を表示するようにすることも可能である。
更にまた、車上装置8が情報提供サーバ4から入手した情報を、運行に関連する情報を専用的に表示する運行状況表示器と、広告に関連する情報を専用的に表示する広告表示器9との二つで表示するようにし、広告表示器9へは映画や音楽などのコマーシャルを専門的に表示するとともに、スポット的に列車が接近した駅の近くの映画館や大型電器店、個別の電化製品などの広告を表示するようにすることも可能である。
更に、女性専用車両にあっては、ドア部分などに、大型の広告表示器9を設置しておき、普段はミラーにしておき、運行情報を入手して駅到着前後に女性向けの化粧品や服飾店などの広告を表示するようにすることも可能である。
更に、広告表示器9に、携帯電話とのデータの送受信ができる機能があれば、商品や店舗に関するより詳細な情報を提供したり、クーポン、クイズやアンケートに答えて当たる懸賞を列車の到着地で得られるようにすることも可能である。
更にまた、広告表示器9を駅サインボード5と連携させ、到着駅のサインボード5が列車到着に合わせて広告表示器9の広告と連動させるようにし、全体として統一的且つ印象的な広告を行うようにすることも可能である。また駅サインボード5には、到着駅近辺から離れた各駅のお天気情報をスポット的に表示するなどの使用態様も可能である。
而して、このような運行状況又は広告情報の入手・表示態様において、宝塚駅を出発した列車8が途中で踏切事故を起こして現場に停車しているような場合、その現場の状況を迅速且つ的確に把握することが困難であり、復旧が遅れる原因になっていた。このシステムにおいては、乗務員が車上装置8からアンテナ6を通じて情報提供サーバ4及び列車指令センターへその状況を報告することができる。また先頭車両に取り付けたカメラによる映像を通じて事故の状況を把握し、復旧に必要なクレーン車の手配や事故処理の的確な指示を行うことが可能である。
またこのような事故があった場合は、宝塚駅以降の四條畷駅までの各駅の到着時刻や出発時刻、到着番線等を変更する必要があり、線区を越えた変更が必要である。それに加えて、当該列車より後に運行される列車の運行内容も変更することが必要となる。従来は、このような場合、指令が各線区のPRC1のオペレータに指示を出すことによって、それぞれのオペレータがそれぞれのPRC1の変更内容を入力して変更していた。本発明に係る運行情報システムでは、運行状況を取り扱う情報提供サーバ4の入力装置3から一人のオペレータが該当する列車の運行内容を変更することにより、運行状況統合データベース2及びこれを通じて各線区のPRC1に記憶されている運行内容が自動的に書き換えられ、変更される。つまり、各線区を越えてすべての線区の全ての列車の運行内容を書き換えることが可能である。
また前記運行内容の変更は、現在在線している各線区の全ての列車に対してアンテナ6から車上装置8へ送信され、そのモニターである広告表示器9に表示される。つまり、各列車に対して新たな運転通告券の発行が行われたことになる。列車乗務員は、この運転通告券に基づいて以後の列車の運行を行えばよい。そして、新たな運転通告券を受信(受領)した場合には、受信した内容を情報提供サーバ4へ返信し、確実に運転通告券の発行がなされたことを確認することが可能である。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るものである。同図に示す如く、この実施の形態のシステムは、各線区のPRC1ごとにPRC接続装置10と運行状況サーバ11とが接続されている。そして、これらの各運行状況サーバ11に対して入力装置3を備えた複数の情報提供サーバ4が接続されている。この実施の形態では、各情報提供サーバ4が前記各運行状況サーバ11のデータを統合して保有している。その他のシステムの構成は、前記図1に示す第1の実施の形態の場合と同じである。
従って、この実施の形態では、情報提供サーバ4の数だけ統合データベースが必要である以外は、前記第1の実施の形態の場合と同じであり、列車7の車上装置8や個人の携帯端末等と、アンテナ6を通じて各情報提供サーバ4及び駅サインボード5との間で通信できることは同じである。
本発明の第1の実施の形態に係るシステムの全体を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、広告に関する情報提供サーバの処理フローを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るシステムの全体を示す概略構成図である。
符号の説明
1…PRC(列車運行管理装置)、2…運行状況統合データベース、3…入力装置、4…情報提供サーバ、5…駅サインボード、6…アンテナ、7…列車、8…車上装置、9…広告表示器

Claims (5)

  1. 列車が跨って運行される複数の線区ごとに独立して設置された複数の列車運行管理装置と接続され、各列車運行管理装置それぞれが保有する列車運行関連情報を蓄積して統合することにより構築された統合データベースを保有するサーバと、統合データベースを保有するサーバに接続される鉄道広告の情報提供サーバと、情報提供サーバに接続される入力装置とを有し、
    統合データベースは、前記複数の列車運行管理装置それぞれが保有する列車運行関連情報を、列車番号、出発駅から終着駅までの駅名情報各駅における到着時刻及び出発時刻に関する着発時刻情報、並びに、到着番線情報に基づいて統合したものであって、複数線区を跨いで運行される列車の出発駅から終着駅までの到着時刻・出発時刻・到着番線及び現在位置等の列車運行関連情報を線区を越えて且つ線区どうしの連携を正確に行って保有するものであり、
    情報提供サーバは、統合データベースが保有する列車運行関連情報から、広告を表示させようとする列車の運行状況に関するデータを受け取り、当該列車の運行状況が広告データの送出条件を満たすか否かを判定し、送出条件を満たす場合に当該列車へ広告データを送信するように設定されていることを特徴とする
    鉄道広告配信システム。
  2. 前記鉄道広告の情報提供サーバに対し、鉄道信号機又はその近傍に設置したアンテナを通じて、無線通信方式により列車の端末装置からアクセスできるようにした請求項1に記載の鉄道広告配信システム。
  3. 前記鉄道広告の情報提供サーバは、入力装置より任意な表示区間を指定することによって、広告を表示させようとする列車が前記指定区間に進入すると、当該列車の端末装置へ広告データを送信して広告を表示させる機能を備えている請求項1又は2に記載の鉄道広告配信システム。
  4. 前記鉄道広告の情報提供サーバは、入力装置より特急、急行、新快速、快速又は普通などの列車種別を入力することにより、指定した種別の列車の端末装置に、広告データを送信して広告を表示させる機能を備えている請求項1乃至3のいずれか一つに記載の鉄道広告配信システム。
  5. 前記鉄道広告の情報提供サーバは、入力装置により列車の特定号車を指定することにより、広告データを指定した列車の号車に送信し表示させる機能を備えている請求項1乃至4のいずれか一つに記載の鉄道広告配信システム。
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