JP4733353B2 - ゴルフクラブセット - Google Patents

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本発明は、複数本のゴルフクラブを備え、これら複数本のゴルフクラブのロフト角度が番手毎に異なるゴルフクラブセットであって、ゴルフクラブセットにおいて各ゴルフクラブによるゴルフボールの打ち出し直後の初速度を向上させるとともに、ゴルフクラブの番手間の初速度を調和させるゴルフクラブセットに関する。
ゴルファは、より良いゴルフプレイをするために技術を向上させようとする一方、より良いスコアを得るために、より良い性能のゴルフクラブを求める。そのため、ゴルフクラブは常により良い性能が求められている。より良い性能とは、例えば飛距離が出るということ、打ち易いこと、または飛距離の調整がし易いことである。
ところで、ゴルフは、ゴルフクラブのクラブ長さまたはロフト角度の異なる14本のゴルフクラブを限度として複数本のゴルフクラブを揃えて競技を行うものである。例えば、1番、3番、5番ウッド等のウッド系ゴルフクラブと、3〜9番のアイアンと、ピッチングウェッジ、サンドウェッジまたはパター等とを揃え、ピンまでの距離に応じてゴルフクラブを適宜選択して打球する。
特に、アイアンゴルフクラブの場合、ゴルフボールをピンの周りに正確にショットするために、番手によって精度良く打ち分けることが望まれている。例えば、ロフト角度の小さいゴルフクラブは飛距離を稼いで比較的正確にショットすること、ロフト角度の大きいゴルフクラブではより正確にコントロールショットをすることが求められている。
ところで、下記特許文献1には、番手間の飛距離の差を均一化することを目的としたアイアンゴルフクラブセットが開示されている。当該文献では、ゴルフクラブヘッドを水平面に所定のライ角度、ロフト角度で載置し、ゴルフクラブヘッドの重心点を通りフェース面に垂直な垂線とフェース面とが交わる点をスイートスポット点として、水平面からスイートスポット点までの高さを重心高さとして定めたとき、アイアンゴルフクラブの番手が大きくなるにつれ重心高さが増大するアイアンゴルフクラブセットを提案している。これにより、打ち出されたゴルフボールの飛距離の差を均一化することができる。
下記特許文献2には、ロフト角度が大きくなるほどゴルフクラブヘッドの重心高さが高くなり、ゴルフクラブヘッドの重心深度が浅くなるゴルフクラブからなるゴルフクラブセットを提案している。これにより、ロングアイアンやミドルアイアンではゴルフボールが上がり易く、ショートアイアンでは落下したゴルフボールを止まり易くすることができる。
一方、下記特許文献3には、ゴルフクラブヘッドの重心を中心とした慣性楕円体をゴルフクラブヘッドの重心を通り、ロフト角度に平行な平面で仮想的に切断したとき、この切断面に現れる平面楕円体の長軸方向の角度が前記切断面と地面との交線に対してトー上がりの角度を有し、その角度が0.5〜9.5度の範囲にあるゴルフクラブを有するゴルフクラブセットを開示する。しかも、このゴルフクラブセットにおいて、上記平面楕円の長軸と短軸の比率であるアスペクト比が1〜4となるようにゴルフクラブセットのゴルフクラブを構成する。さらに、このゴルフクラブセットにおいて、ゴルフクラブの番手が大きくなるに従って前記長軸方向の角度が略同じかまたは順次大きく、かつ番手が大きくなるに従って前記アスペクト比が同じかまたは順次小さくなるようにゴルフクラブが選ばれている。
これにより、ゴルフクラブヘッドのスイートスポットとゴルフボールの打点中心を近づけることにより、打点のばらつきによるオフセットの距離をできるだけ小さくすることができ、ゴルフボールの打ち出し直後の初速度を向上させることができるとされている。
上記特許文献1のように飛距離の差を均一化したり、上記特許文献2のように番手毎に所望のゴルフボールの弾道の高さやバックスピン量が得られるようにゴルフクラブを調整することが知られているが、ゴルフクラブとして最も基本となるゴルフボールの打ち出し直後の初速度の向上のためにどのように調整すればよいかについては提案されていない。
例えば、特許文献1の場合、ゴルフボールの飛距離の差を一定にする目的であれば、ゴルフクラブ個々で打ち出されたゴルフボールの初速度を向上する必要はなく、ゴルフクラブセット内において相対的に初速度が十分に得られていない番手については、この番手のロフト角度が比較的小さくなるように調整し、相対的に初速度が十分に得られている番手については、この番手のロフト角度が比較的大きくなるように調整する等して、結果的にゴルフボールの飛距離の差を均一化させることができる。このように、特許文献1,2ではゴルフクラブにより得られるゴルフボールの打ち出し直後の初速度を向上させることについて何ら考慮されていない。
特許文献3では、ゴルフボールの打ち出し直後の初速度を向上させることができるとされている。しかし、特許文献3ではゴルフボールの打球をフェース面上の一点の打点位置でとらえ、ゴルフボールの打ち出し直後の挙動に基づいて初速度を向上させようとするものではなく、必ずしも効果的にゴルフボールの初速度を調整するものではない。
このように、ゴルフクラブ個々においてゴルフクラブにより打ち出されるゴルフボールの初速度の調整が効果的に成されず、ゴルフボールに十分な初速度が与えられない形態であってもロフト角度を適宜調整することによってゴルフクラブセットとして飛距離を打ち分けることができる。このため、ロフト角度が異なるゴルフクラブセットにおいて、ゴルフクラブ個々がゴルフボールに効果的に初速度を与え、かつ各番手間で初速度が調和するように調整する方法について検討が成されていないのが現状である。
特開2001−198243号公報 特開2003−265653号公報 特開2000−288137号公報
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、複数本のゴルフクラブを備え、これら複数本のうち、ゴルフクラブのロフト角度が20〜41度の範囲にあって番手毎に異なる少なくとも3本のゴルフクラブの群を含むゴルフクラブセットであって、ゴルフボールの打ち出し直後の初速度を向上させて効果的に与えることができ、しかも、ゴルフクラブの番手毎に初速度が調和するゴルフクラブセットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明者らは、ゴルフボールの打ち出し時、ゴルフボールがフェース面と接触しながら摺動して打ち出されること、より具体的にはゴルフボールがフェース面で摺動する距離がロフト角度に応じて変化することに着目した。これにより、ロフト角度が小さいゴルフクラブではゴルフボールがフェース面上で摺動する距離が短く、ロフト角度が大きいゴルフクラブではこの摺動する距離が長くなることを見出した。そして、ゴルフクラブ個々により得られるゴルフボールの初速度が向上するには、ゴルフクラブヘッドの重心位置をゴルフボールの摺動する距離に合わせて設定することが重要であり、ロフト角度と重心の高さとの間に特定の関係が必要であることを見出して本発明に至っている。
すなわち、本発明は、複数本のゴルフクラブを備え、これら複数本のゴルフクラブのロフト角度が番手毎に異なるゴルフクラブセットであって、前記複数本のゴルフクラブは、ロフト角度が20〜41度の範囲にある6本からなるゴルフクラブの群を含み、前記群の全てのゴルフクラブを前記ロフト角度と、前記ロフト角度に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を、前記群について直線で回帰した場合、第1の回帰直線の傾きが0.15〜0.3(mm/度)であり、前記群の全てのゴルフクラブを最小の番手から順番に1から始まる連続する自然数で表した番号と、前記番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を、前記群について直線で回帰した場合、第2の回帰直線の傾きが0.6〜1.2(mm/番)であり、前記群のいずれのゴルフクラブについても、前記重心高さにおける前記第1の回帰直線および前記第2の回帰直線の推定誤差は、いずれも0.5mm以下であり、前記ゴルフクラブヘッドの重心高さは、前記ゴルフクラブヘッドの重心を通るフェース面に垂直の垂線が前記フェース面と交わる点を定め、ゴルフクラブを基準面に通常のアドレスポジションに設置したときの基準面から前記フェース面と交わる点に至る高さのことであることを特徴とするゴルフクラブセットを提供する。
前記回帰直線の傾きは、0.17(mm/度)〜0.28(mm/度)であるのが好ましい。
前記回帰直線の傾きは、0.68〜1.12(mm/番号)であるのが好ましい。
さらに、前記群のいずれのゴルフクラブについても、前記重心高さにおける前記回帰直線の推定誤差が0.5mm以下であるのが好ましい。より好ましくは前記推定誤差が0.3mm以下である。
さらに、前記番号と、前記番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドのフェースプログレッション(mm)との関係を、前記群について直線で回帰した場合、回帰直線の傾きが−0.3〜0.7(mm/番)であるのがさらに好ましい。
本発明は、ロフト角度が20〜41度のゴルフクラブにおいて、ロフト角度と、ロフト角度に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を表す回帰直線の傾きを0.15〜0.3(mm/度)にすることで、ゴルフクラブの番手に応じて、ゴルフボールの初速度を効果的に向上させて付与することができ、ゴルフクラブの番手毎の性能を効率よく引き出すことができる。また、ゴルフクラブを最小の番手から順番に1から始まる連続する自然数で表した番号と、前記番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を表す回帰直線の傾きが0.6〜1.2(mm/番)にすることで、ゴルフクラブの番手に応じて、ゴルフボールの初速度を効果的に向上させて付与することができ、ゴルフクラブの番手毎の性能を効率よく引き出すことができる。
また、ゴルフクラブヘッドの重心高さにおける回帰直線の推定誤差を0.5mm以下とすることにより、ゴルフクラブの各番手間の初速度をより一層調和することができる。
以下、本発明のゴルフクラブセットについて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1は、本発明のゴルフクラブセットの一例であるゴルフクラブセット10を示す模式図である。
ゴルフクラブセット10は、3番アイアン(A3)から9番アイアン(A9)、及びピッチングウェッジ(AP)、アプローチウェッジ(AA)、サンドウェッジ(AS)までの各番手のアイアン(A3〜AS)10本によって構成される。各アイアンは、ゴルフクラブシャフト12の一端にグリップ14を有し、他端にゴルフクラブヘッド16を備える。ゴルフクラブヘッド16は、このヒール側で上方に向けられて突設されたホーゼル18にソケット20を介してゴルフクラブシャフト12に連結されている。
ここで、上述の3番アイアン等の「3番」は番手といい、番手とは、主にロフト角度の異なったゴルフクラブをロフト角度の順番に並べることのできるように、各ゴルフクラブに付与した数字(自然数)、文字、または記号等によって表されたロフト角度の順番に関する識別情報の内容であり、各番手のロフト角度は、一定、または概ね一定の間隔で当業者によって適宜設定されている。また、本発明において番手が大きいとは、ロフト角度が大きい番手を指す。
これらのアイアンA3〜ASのロフト角度θ(°)は、例えば、A3が21°、A4が24°、A5が27°、A6が30°、A7が34°、A8が38°、A9が42°、APが47°、AAが52°、ASが57°と番手が大きくなるにつれ、ロフト角度θ(°)が大きくなっている。そして、ロフト角度θが20°以上41°以下の番手は、A3〜A8の6本の番手となっている。なお、アイアンA3〜ASのロフト角度は、A3からA6までは3°の刻み幅で大きくなり、A7からA9までは4°の刻み幅で大きくなり、APからASまでは5°の刻み幅で大きくなっているが、アイアンA3〜ASのロフト角度の刻み幅は、これに限定されず、3°または4°等の一定の刻み幅であってもよい。
また、グリップ14の端部からゴルフクラブヘッド16の下端までの長さ(クラブ長さ)は、番手が大きくなるにつれ次第に短くなっている。すなわち、番手が小さいものの方がゴルフクラブシャフト12の長さが長い。
このようなゴルフクラブセット10では、ロフト角度が20°以上41°以下の、A3、A4、A5、A6、A7、A8の各ゴルフクラブを番手の順番に並べて、A3を番号1、A4を番号2、A5を番号3、A6を番号4、A7を番号5、A8を番号6とし、かつ後述する重心高さFGHを定め、この番号とこの番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さFGH(mm)との関係を直線で回帰した場合、回帰直線の傾きが0.6〜1.2(mm/番)に設定されている。また、ロフト角度とこのロフト角度に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さFGH(mm)との関係を直線で回帰した場合、回帰直線の傾きが0.15〜0.3(mm/度)に設定されている。
さらに、重心高さFGH(mm)における上記2つの回帰直線の推定誤差は0.5mm以下、好ましくは0.3mm以下であるように設定されている。回帰直線の推定誤差が0.5mm以下とは、ゴルフクラブの番手に応じて定まる番号(自然数)を回帰直線の関数に入力して計算される推定値と、このゴルフクラブの重心の高さの値との誤差が絶対値で0.5mm以下、すなわち−0.5mm〜+0.5mmであることをいう。
さらに、これらのゴルフクラブの番手を表す上記番号とゴルフクラブヘッドのフェースプログレッションF(mm)との関係を直線で回帰した場合、回帰直線の傾きが−0.3〜0.7(mm/番)に設定されている。
このように、重心高さFGH(mm)およびフェースプログレッションF(mm)の勾配が設定されているのは、打ち出されたゴルフボールの初速度を低減することなく効果的に向上させ、ゴルフクラブの各番手毎の初速度の調和を図るためである。
なお、本発明において規定されるゴルフクラブのロフト角度を20°以上41°以下するのは、ロフト角度が20°以上41°以下のゴルフクラブは、ゴルフクラブセットにおいて特に、番手に応じて精度良く打ち分けることが要求されるからである。
ロフト角度が20°未満のゴルフクラブはドライバー等のウッド系のゴルフクラブである。このようなゴルフクラブは、主にティーアップして打球することが目的のゴルフクラブであり、必ずしも地上からの重心高さを重視するような設計にする必要がない。また、ロフト角度が20°未満のゴルフクラブは、ゴルフクラブの供給業者においても積極的に単品のゴルフクラブとして販売していることからわかるように、主にゴルフボールの飛距離を稼ぐことを目的とし、必ずしもゴルフクラブセットの中で番手によって精度良く打ち分けることが要求されるものではない。
一方、ロフト角度が41度を超えるウェッジ等のゴルフクラブはゴルフクラブセットとして構成するよりも、むしろ単品のゴルフクラブとして購入されることが多く、アプローチショット等のコントロールショットに用いられ、バックスピン量が特殊な初期弾道特性を生み出す必要がある。このため、ロフト角度が41°を超えるゴルフクラブは特殊な重心位置設計が必要となり、本発明におけるゴルフクラブセットから除外される。
本実施形態は、10本のアイアンをゴルフクラブセットとしたものであるが、本発明のゴルフクラブセットには、アイアンゴルフクラブセットのみならず、ウッドゴルフクラブセット、ウッドゴルフクラブセットとアイアンゴルフクラブセットの境界を取り払ったようなゴルフクラブセット、ロングアイアンに相当するもののみのゴルフクラブセット、また、ウッドゴルフクラブとアイアンゴルフクラブの中間的性能を備えてどちらにも分類しがたいいわゆるユーティリティゴルフクラブを含めたゴルフクラブセット等、ロフト角度θ(°)が20〜41°の範囲にあり、これらのロフト角度が異なる複数本のゴルフクラブによって構成されるものも含まれる。
重心高さFGHは、図2に示されるように、重心Gを通るフェース面22に垂直の垂線Lがフェース面22と交わる点gを定め、ゴルフクラブ10を基準面Bに通常のアドレスポジションに設置したときの基準面Bから点gに至る高さをいう。また、フェースプロクレションFは、基準面B上に通常のアドレスポジションに設置したときのゴルフクラブシャフト軸Sとフェース面22の最先端の位置Cとの距離をいう。
ここで、ゴルフクラブ10を通常のアドレスポジションに設置するとは、ゴルフクラブヘッド16をライ角度通りに設置し、かつ、図3に示すようにゴルフクラブのシャフト軸Sとリーディングエッジ16aとが互いに平行になるように設置することをいう。ライ角度通りに設置とは、図2において、ソール部16bのラウンドと基準面Bとのなす隙間がトウ側及びヒール側にて略等しくなる状態に設置することをいう。ソール部16bのラウンドが不明瞭な場合は、フェース面22に描かれるスコアライン(図3参照)が基準面Bに平行になるように設置してもよい。ソール部16bのラウンドが不明瞭でかつスコアラインが直線状でない等により基準面Bとの平行が判別できない場合は、ライ角度は、ライ角度(度)=(100−クラブ長さ(インチ))にて設定される。例えば、40インチのクラブ長さであれば、ライ角度は100−40=60度になる。
ここで、クラブ長さは、社団法人日本ゴルフ用品協会が定める測定法により測定される。測定器としては、株式会社鴨下精衡所製のクラブ・メジャーIIが挙げられる。即ち、ヒール側の端部とグリップエンドとの間の距離をクラブ長さとするのである。
アドレスポジションにおいて、リーディングエッジ16aの方向はフェース面22が指す方向と直角な方向に設定される。
上述のようにフェース面22の方向を特定し、通常のアドレスポジションを設定した状態で行うゴルフクラブヘッドの寸法測定は、昇峰企業社製の高爾夫球頭測度台、ゴルフギャレーヂ社製のゴルフクラブアングル測定器、ゴルフスミス社製のゴルフクラブゲージ等の測定器により可能である。このような測定器は公知のものであれば良く、本発明において特に限定されるものではない。
一方、上述した重心高さFGHを規定する点gは、図4に示すような重心測定器41によって求められる。重心測定器41は、上部に重心測定対象物を支持する支持部42を備え、この支持部42が測定対象物を平衡に支持する測定対象物の位置を知ることができるものである。すなわち、重心の測定方法は、図5(a)に示すようにゴルフクラブヘッド16を、支持部42に載せ、手を放しても落ちない平衡な位置を探しだす。つまり、図5(a)に示すように、フェース面22と支持部42の接触部に点gを含んでいれば、ゴルフクラブヘッド22を支持部42に載せて手を放しても落ちないが、図5(b)に示すように、フェース面22と支持部42の接触部に点gを含んでいなければ、ゴルフクラブヘッド16は、支持部42に載せて手を放すと落ちる。このことを利用して点gを求めるものである。
支持部42は平面または3点以上で支持する形態であることが好ましい。また、支持部42の面積は、15mm以下であることが好ましい。また、下限はゴルフクラブヘッドが支えられる限り特に限定されない。支持部42の面積は、平面であれば平面部分の面積、3点以上で支持する形態であれば各点を結んだ図形の面積によって示される。支持部の面積を上記の範囲に設定することによって、より正確に点gを求めることができる。
支持部42によって支持された平面は水平または概ね水平になることが好ましい。ここで、概ね水平とは、水平面に対する傾きが2度以内、好ましくは1度以内のことである。水平または概ね水平になっているか否かは、例えば図6に示すように、支持部42に平面板51を載せて支持させ、平面板51の上に水準器52を置き、確認し、調整することができる。上記範囲内に設定することによって、より正確に点gを求めることが可能になる。
また、本発明でいうロフト角度θ(°)は、図1中のアイアンA6について示されているように、シャフト軸Sとフェース面22との成す角度であり、図7に示されるようなロフト角度測定器60により測定される。図7は、アイアンA6をロフト角度測定器60に取り付けた例を示し、図8は、図7中のゴルフクラブヘッド16の周辺を拡大して示している。
ロフト角度θの測定は、ゴルフクラブ(アイアンA6)をロフト角度測定器60に取り付けた状態において、アイアンA6が基準面62に対してライ角度通りに設置するようにライ角度調整部63において取り付け角度が調整され、次いで、ロフト角度測定器60に取り付けられたゴルフクラブ(アイアンA6)は、ソール部16bが基準面62に接するように、かつ、フェース角度調整具66の先端部66aにフェース面22が密着するように、すなわち、フェース角が0°になるように、ゴルフクラブ(アイアンA6)がチャック部68で固定される。
その後、図9に示すように、ゴルフクラブヘッド16のフェース面22の基準面62に垂直に立てた分度器70を用いてロフト角度θが測定される。フェース面22が平面の場合、上記測定によってロフト角度θが得られる。
ロフト角度θの測定は、上述のように、ゴルフクラブによって測定する他、ゴルフクラブヘッド単体にシャフトピンを差し込んで測定することも可能である。ゴルフクラブヘッド単体で測定して得られるロフト角度θの数値は、上述のゴルフクラブによって測定して得られるロフト角度θと実質的に同じである。
このようなロフト角度θの測定器は、上述の寸法測定と同様に、市販されている公知のものであればよく、例えば、昇峰企業社製の高爾夫球頭測度台、ゴルフギャレーヂ社製のゴルフクラブアングル測定器、ゴルフスミス社製のゴルフクラブゲージ等の測定器が例示される。このような測定器は公知のものであれば良く、本発明において特に限定されるものではない。
こうして測定される上記ゴルフクラブセット10のA3〜ASの内、ロフト角度θが20〜41°の番手はA3〜A8であるが、ゴルフクラブヘッドのロフト角度θ(°)が20〜41°のすべての番手、すなわち、A3〜A8のゴルフクラブは、後述するように、ロフト角度と重心高さFGH(mm)との関係を直線で回帰した場合、回帰直線の傾きが0.15〜0.3(mm/度)である。また、A3〜A8の全てのゴルフクラブを最小の番手から順番に1から始まる連続する自然数で表した番号と、この番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さFGH(mm)との関係を表す回帰直線の傾きが0.6〜1.2(mm/番)である。また、重心高さFGH(mm)における回帰直線の推定誤差は0.5mm以下であるように設定されている。さらに、これらのゴルフクラブの番手を表す自然数とゴルフクラブヘッドのフェースプログレッションF(mm)との関係を直線で回帰した場合、回帰直線の傾きが−0.3〜0.7(mm/番)であるように設定されている。
上記ロフト角度と重心高さFGH(mm)との関係を表す回帰直線の傾きは0.15〜0.3(mm/度)であるが、この範囲より傾きが小さい場合、ロフト角度の小さい、番手の小さいゴルフクラブに重心Gを適正に調整すると、ロフト角度の大きい、番手の大きいゴルフクラブでは、重心Gが低くなりすぎて初速度を効果的にゴルフボールに与えられない不具合が生じる。また、ロフト角度の大きい、番手の大きなゴルフクラブに重心Gを適正に調整すると、ロフト角度の小さい、番手の小さいゴルフクラブでは重心Gが高くなりすぎて初速度を効果的にゴルフボールに与えることができない不具合が生じる。
一方、回帰直線の傾きが上記範囲より大きい場合、ロフト角度の小さい、番手の小さいゴルフクラブに重心Gを適切に調整すると、ロフト角度の大きい、番手の大きいゴルフクラブでは、重心Gが高くなりすぎてゴルフボールの打点位置とのずれが大きくなりゴルフボールの初速度が低下する不具合が生じる。また、ロフト角度の大きい、番手の大きなゴルフクラブに重心Gを適切に調整すると、ロフト角度の小さい、番手の小さいゴルフクラブでは重心Gがあまりにも低くなりすぎてゴルフボールの打点位置とのずれが大きくなり、ゴルフボールの初速度が低下する不具合が生じる。
すなわち、ゴルフクラブのロフト角度と重心高さFGH(mm)との関係を表す回帰直線の傾きを0.15〜0.3(mm/度)とすることにより、後述する実施例でわかるように、ゴルフボールの初速度を効率よく向上し、各番手で打ち出されたゴルフボールの各番手間の初速度の調和を実現する。
このようにロフト角度と重心高さFGH(mm)との関係を規定するのは、以下に示す理由による。
図10(a)および(b)はゴルフクラブヘッドのロフト角度の大小により、ゴルフクラブヘッドのフェース面でゴルフボールが打ち出される際に生じるゴルフボールの挙動の違いを説明する図である。図10(a)は、ロフト角度が小さいゴルフクラブを、図10(b)はロフト角度が大きいゴルフクラブを示している。
図10(a)および(b)に示すゴルフボールの挙動の違いからわかるように、ロフト角度の小さいゴルフクラブヘッドのフェース面上のゴルフボールの摺動する摺動距離Xは、ロフト角度の大きいゴルフクラブヘッドのフェース面上のゴルフボールの摺動する摺動距離Xに比べて小さい。ゴルフボールが接触しながらフェース面と摺動する場合フェース面の摺動領域の概ね中心に図2に示す点g(フェース面重心点)が位置することが、初速度を向上させる点で好ましい。これより、ロフト角度が小さいゴルフクラブからロフト角度の大きいゴルフクラブまで複数本のゴルフクラブで構成されるゴルフクラブセットにおいて、個々のゴルフクラブの与えるゴルフボールの初速度を効果的に向上するためには、個々のゴルフクラブにおけるフェース面重心点が、ゴルフボールがフェース面と接触しながら摺動するフェース面の摺動領域の概ね中心に来るようにゴルフボールの重心位置高さを設定することが必要である。
このような観点から、ロフト角度が大きいゴルフクラブほどゴルフボールの摺動距離が長くなることより、本発明では、打ち出し時のゴルフボールの摺動領域の略中心にフェース面重心点が位置するように重心高さを高くする関係、詳しくはロフト角度と重心高さとの関係を表す回帰直線の傾きが0.15〜0.3(mm/度)になるように設定する。
従来のように、ゴルフボールの初速度を調整するのに、ロフト角度を調整するだけでは、
ゴルフボールの摺動領域の中心とフェース面重心点とが必ずしも一致せず、効果的な初速度をゴルフボールに与えることはできず、ゴルファの行なうゴルフスウィングのエネルギーをゴルフボールに十分に伝えていない。つまり、フェース面重心点があるべき位置に設定されていないため、所望の位置で打球してもフェース面の芯を外したような状態になりがちであり、ゴルフスウィングのエネルギーをロスしながら打球する不安定な打球の状態と同様に、ゴルファーに思った通りの打球の手応えが感じられないといった違和感を与えたり、飛距離が気象条件に左右され思ったように飛距離が得られないといった違和感を与える場合も生じる。このような違和感は、ゴルフスウィングも安定し、ある程度想定通りのゴルフボールの打ち分けを行なう上級ゴルファーに生じ易い。
また、ゴルフクラブセットのゴルフクラブの各番手について最小の番手から順番に1から始まる連続する自然数で表した番号と、この番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を表す回帰直線において、この回帰直線の傾きを0.6〜1.2(mm/番)に設定することにより、上述した、ロフト角度と重心高さとの関係を表す回帰直線の傾きの設定と同様に、ゴルフボールに与える初速度を効果的に向上させて付与させることができる。ゴルフクラブセットでは、ゴルフクラブの番手が大きくなるほどロフト角度が大きくなるように設定されていることから、上記番号を用いて表した回帰直線の傾きについてその範囲を適正に設定することにより、ロフト角度を用いて表した回帰直線の傾きと同様の効果を生ずる。
つまり、上記番号を用いて表した回帰直線の傾きが0.6(mm/番)より小さい場合、番号の小さいゴルフクラブに重心Gを適正に調整すると、番号の大きいゴルフクラブでは、重心Gが低くなりすぎて初速度を効果的にゴルフボールに与えられない不具合が生じる。また、番号の大きなゴルフクラブに重心Gを適正に調整すると、ロフト角度の小さい、番手の小さいゴルフクラブでは重心Gが高くなりすぎて初速度を効果的にゴルフボールに与えることができない不具合が生じる。
一方、上記番号を用いて表した回帰直線の傾きが1.2(mm/番号)より大きい場合、番号の小さいゴルフクラブに重心Gを適切に調整すると、番号の大きいゴルフクラブでは、重心Gが高くなりすぎてゴルフボールの打点位置とのずれが大きくなりゴルフボールの初速度が低下する不具合が生じる。また、番号の大きなゴルフクラブに重心Gを適切に調整すると、番号の小さいゴルフクラブでは重心Gがあまりにも低くなりすぎてゴルフボールの打点位置とのずれが大きくなり、ゴルフボールの初速度が低下する不具合が生じる。
本発明において、ロフト角度を用いた回帰直線の傾きを0.15〜0.3(mm/度)とすることにより、あるいは、上記番号を用いて表した回帰直線の傾きを0.6〜1.2(mm/番)とすることにより、ゴルフボールに与える初速度を効果的に向上させて付与させることができる。上記ロフト角度を用いて表した回帰直線の場合、傾きは0.17〜0.28(mm/度)の範囲に設定するのが好ましく、上記番号を用いて表した回帰直線の場合、傾きは0.68〜1.12(mm/番)の範囲に設定するのが好ましい。
また、このような回帰直線による推定誤差は0.5mm以下、より好ましくは0.3mm以下であることが好ましい。推定誤差を0.5mm以下にすることによってゴルフクラブの初速度をより適正に調和することができ、ゴルフボールの弾道を各番手間でより適正に調和することができる。
同様に、ゴルフクラブの上記番号とフェースプログレッションF(mm)との関係を表す回帰直線の傾きを−0.3〜0.7(mm/番)に設定することにより、後述する実施例でわかるように、ゴルフクラブの弾道をより調和することができる。
重心高さFGH自体の高さは、10〜35mm、好ましくは12〜30mmであるのが好ましい。本発明ではこの範囲にあれば特に制限されないが、ゴルファの力量やスウィングのタイプによって重心高さFGHの高低を適宜調整してもよい。例えば、力量の高い(ヘッドスピードの高い)ゴルファほど重心高さFGHを高く設定するとよい。また、ゴルフボールを打球するとき、ハンドファーストにインパクトする傾向のあるゴルファは重心高さFGHを高く設定するとよい。つまり、同じロフト角度のゴルフクラブにおいてゴルファの力量やスウィングのタイプによって重心高さFGHを適宜設定する。そして、他の番手のゴルフクラブの重心高さFGHを、回帰直線の傾きが0.6〜1.2(mm/番)の範囲になるように設定するとよい。
本発明のゴルフクラブセットとしてアイアンゴルフクラブセットを作製して、ゴルフボールを試打し、打ち出し直後の初速度を測定した。
作製したゴルフクラブセットは3番アイアン(ロフト角度21°)、4番アイアン(ロフト角度24°)、5番アイアン(ロフト角度27°)、6番アイアン(ロフト角度30°)、7番アイアン(ロフト角度34°)および8番アイアン(ロフト角度38°)の計6本のゴルフクラブで構成し、セットA〜11種類のゴルフクラブセットを作製した。各ゴルフクラブセットについて、ロフト角度と重心高さFGHとの関係を表す回帰直線の勾配を求め(ロフト角度−FGH)、またロフト角度とフェースプログレッションFとの関係を表す回帰直線の勾配を求めた(ロフト角度−F)。さらに、ゴルフクラブを最小の番手から順番に1から始まる連続する自然数で表した番号と、この番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を表す回帰直線の勾配を求めた(番号−FGH)。また、上記番号とフェースプログレッションFとの関係を表す回帰直線の勾配を求めた(番号−F)。セットA〜Gはロフト角度と重心高さFGHとの関係を表す回帰直線の勾配が0.15〜0.3(mm/度)であり、本願発明のゴルフクラブセットに該当し、セットH〜Kは本願発明のゴルフクラブセットではない。また、ロフト角度について回帰直線により推定した重心高さFGHと、実際の重心高さFGHとの差である推定誤差を求めた。
求めた結果を下記表1に示す。
Figure 0004733353
一方、セットA〜Kのゴルフクラブセットについて、ゴルフボールによる試打テストを行い、初速効率の平均および初速効率の標準偏差を求めた。
ゴルフボールは、横浜ゴム株式会社TRボールを用い、試打ロボット(株式会社ミヤマエ製ショットロボ4)を用いて100球試打し、ゴルフボールの初速度/ヘッドスピードの平均値を求め、これを初速効率とした。各番手(3番アイアンから8番アイアン)の順番にヘッドスピードを35.0(m/秒)、34.5(m/秒)、34.0(m/秒)、33.5(m/秒)、33.0(m/秒)および32.5(m/秒)に調整して試打した。
5番アイアンのゴルフクラブにて、100球の初速度から求まる初速効率が1.370±0.05の範囲になるようなゴルフボールの打球位置を、ゴルフボールの飛球線方向に沿って移動して見つけ出し、各セット毎にこの打球位置を固定して設定した。そして、各セット毎にゴルフボールを100球試打し、初速効率を求めた。
そして、各セットともに5番アイアンの初速効率が1.370になるように修正した。具体的には、各セットともに5番アイアンの初速効率が1.370±0.05の範囲に含まれるように設定されているが、この初速効率が1.370になっているとは限らない。例えば、5番アイアンの初速効率は1.367であった場合、0.003を加算して1.370とする。そしてこのセットにおいて求められた初速効率に一律0.003を加算し修正した。この修正によって各セットにおける初速効率の比較が可能となる。
また、各セットにおける全番手の初速効率の平均(初速効率平均)を求めるとともに、各セットについて、ロフト角度または番手と初速効率との間の関係を表す回帰直線を求め、この回帰直線による推定誤差を求めた。さらに、各セット毎の推定誤差の最大値(回帰直線から推定される値に対して最大となる値)と推定誤差の最小値(回帰直線から推定される値に対して最小となる値)の間の幅を初速効率誤差幅として求めた。
下記表2には、各セット毎の初速効率平均と初速効率誤差幅を示す。
なお、初速効率は5番アイアンを基準とするため、ロフト角度と重心高さFGHとの関係を表す回帰直線の勾配が本発明の範囲外のとき、初速効率誤差幅は大きくなり、表1に示す推定誤差との相関がなくなる方向にあるため、参考値として括弧を付している。
Figure 0004733353
本発明のゴルフクラブセットであるセットA〜Gは、セットH〜Kに比べて初速効率平均の値が大きく、初速効率推定誤差幅の値が小さい。このことより、ロフト角度と重心高さFGHとの関係を表すロフト角度に対する回帰直線の勾配が0.15〜0.30(mm/度)の範囲、番手を順番に示す自然数に対する回帰直線の傾きが0.6〜1.2(mm/番)の範囲にあれば初速効率平均が上昇し、ゴルフクラブセット内においてゴルフクラブがゴルフボールに付与する初速度を効果的に向上させることができる。
さらに、表1に示す推定誤差が0.5mm以下であり、さらに、ゴルフクラブの番手を表す自然数とゴルフクラブヘッドのフェースプログレションF(mm)との関係を回帰直線で表したときの回帰直線の傾きが−0.3〜0.7(mm/番)の範囲にある場合、表2に示す初速効率誤差幅の値が小さく、ゴルフクラブの各番手間の初速をより調和することができる。
以上、本発明のゴルフクラブセットについて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明のゴルフクラブセットの一例であるゴルフクラブセットを示す図である。 本発明のゴルフクラブセットにおいて定められる重心高さおよびフェースプログレションを説明する説明図である。 ゴルフクラブをアドレスポジションに設置する状態を説明する説明図である。 本発明における重心高さを規定するために用いる重心測定器の説明図である。 (a)および(b)は、図2中の点gを見出すときの重心測定器を用いた測定方法を説明する説明図である。 重心測定器を用いる時の測定方法の一部を説明する説明図である。 ロフト角度測定器を用いたゴルフクラブのロフト角度の測定を説明する説明図である。 図7に示す説明図の部分拡大図である。 図7に示すロフト角度測定器を用いたゴルフクラブのロフト角度の測定を説明する説明図である。 (a)および(b)はゴルフクラブヘッドのフェース面でゴルフボールを打球する際に生じるゴルフボールの挙動を説明する図である。
符号の説明
10 ゴルフクラブセット
12 ゴルフクラブシャフト
14 グリップ
16 ゴルフクラブヘッド
16a リーディングエッジ
16b ソール部
18 ホーゼル
20 ソケット
22 フェース面
51 平面板
52 水準器
60 ロフト角度測定器
62 基準面
63 ライ角度調整部
66 フェース角度調整具
70 分度器

Claims (1)

  1. 複数本のゴルフクラブを備え、これら複数本のゴルフクラブのロフト角度が番手毎に異なるゴルフクラブセットであって、
    前記複数本のゴルフクラブは、ロフト角度が20〜41度の範囲にある6本からなるゴルフクラブの群を含み、
    前記群の全てのゴルフクラブを前記ロフト角度と、前記ロフト角度に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を、前記群について直線で回帰した場合、第1の回帰直線の傾きが0.15〜0.3(mm/度)であり、
    前記群の全てのゴルフクラブを最小の番手から順番に1から始まる連続する自然数で表した番号と、前記番号に対応するゴルフクラブにおけるゴルフクラブヘッドの重心高さ(mm)との関係を、前記群について直線で回帰した場合、第2の回帰直線の傾きが0.6〜1.2(mm/番)であり、
    前記群のいずれのゴルフクラブについても、前記重心高さにおける前記第1の回帰直線および前記第2の回帰直線の推定誤差は、いずれも0.5mm以下であり、
    前記ゴルフクラブヘッドの重心高さは、前記ゴルフクラブヘッドの重心を通るフェース面に垂直の垂線が前記フェース面と交わる点を定め、ゴルフクラブを基準面に通常のアドレスポジションに設置したときの基準面から前記フェース面と交わる点に至る高さのことであることを特徴とするゴルフクラブセット。
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