JP4732883B2 - 回転電気機械を操作するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電気機械の操作方法の分野に関する。本発明は、独立形式の請求項の特徴部分の前に記載された回転電気機械を操作するための方法に基づいている。
高パワーの電圧変換器回路は現在、多くの分野に応用されている。そのような変換機回路は概して3つの電圧レベルを結合し、しばしば回転電気機械を操作するのに使用され、特に、概して回転電気機械が3つのステータ巻き線を備える同期及び非同期機械において使用されている。回転電気機械を操作する従来の方法では、位相に関して概してm(m≧2)個の電圧レベルを結合するための、DC電圧回路を有する変換器回路に結合される。概して3つの電圧レベルを結合するための変換器回路においては、DC電圧回路は第1のキャパシタと当該第1のキャパシタに直列に接続される第2のキャパシタによって形成され、前記DC電圧回路は、第1のキャパシタでの主接続と、第2のキャパシタでの主接続と、2つの直列接続されたキャパシタによって形成される副接続とを有する。3つの電圧レベルを接続する変換器回路は、概して相互連結されたパワー半導体を具備する。これに関連して、図1は、3つの電圧レベルを接続するための従来の3相変換器回路の一実施形態を示す。本方法によれば、変換器回路の位相は、変換器回路内のパワー半導体スイッチに対するスイッチング状態から選択されたスイッチング状態の組み合わせに従って概してDC電圧回路に接続される。3つの電圧レベルを接続する変換器回路においては、変換器回路の位相は、変換器回路内のパワー半導体スイッチに対するスイッチング状態から選択されたスイッチング状態の組み合わせに従ってそれぞれ第1の主接続、第2の主接続、副接続に接続されている。図2に示される状態ダイアグラムにおいて、これらのスイッチング状態の組み合わせと互いの状態遷移とが示されている。“+”は第1の主接続に対する対応する位相の接続を表し、“−”は第2の主接続に対する対応する位相の接続を表し、“0”は副接続に対する対応する位相の接続を表す。
対応するスイッチング状態の組み合わせの選択は例えば、既知の“ダイレクトトルク制御”(DTC)方法に従って発生する。“ダイレクトトルク制御”(DTC)方法では、まず、回転電気機械のトルクに対する最新の実際の値と、回転電気機械のステータ磁束と、副接続における電位とがそれぞれ関連する所定のバリューレンジと比較される。各所定のバリューレンジは時間の経過とともに変化するものであり、回転電気機械のトルクと、回転電気機械の磁束と、副接続での電位に対する基準値から上流の閉ループ制御回路によって概して決定される。最新の実際値が関連する所定のバリューレンジを越えるならば、スイッチング状態の組み合わせは、以前の選択されたスイッチング状態組み合わせの関数として、テーブルから選択され、これによってこのスイッチング状態組み合わせに対する最新値は必要に応じて再び関連するバリューレンジの範囲に入るが、このことは保証されない。さらに、スイッチング状態の組み合わせはつねに、関連するバリューレンジが超えたときにトルクに対する最新の実際値か、ステータ磁束かあるいは電位に関して選択されるのみである。トルクに対する最新の実際値とステータ磁束と電位とがいっしょに考慮されていない。
既知の“ダイレクトトルク制御”(DTC)方法によって回転電気機械を操作するために上記した方法の1つの問題点は、以前の選択されたスイッチング状態組み合わせと最新の選択されたスイッチング状態組み合わせの間に概して複数の遷移状態が存在することである。これらの遷移状態は図2においてスイッチング状態組み合わせ間のラインとして示されている。スイッチング状態組み合わせ及びひとつのスイッチング状態組み合わせから他への遷移は概してテーブルに永久に記憶され、この場合図2に示すように、概してスイッチング状態組み合わせに対するすべての可能な組み合わせがテーブルに記憶されるわけではない。さらに、“ダイレクトトルク制御”では、ただ1つのスイッチング状態組み合わせが、関連する遷移とともに以前の選択されたスイッチング状態組み合わせの関数として選択され、テーブルに記憶され、選択されたスイッチング状態組み合わせに対する最新の値を関連するバリューレンジ内に再び戻す。変形例として選択されるスイッチング状態組み合わせ、特に、以前に選択されたスイッチング状態組み合わせへの遷移が少ない場合にはテーブルに記憶されない。しかしながら、スイッチング状態組み合わせ間の複数の遷移は、変換器回路内のパワー半導体スイッチに対して多数のスイッチング操作を発生させ、その結果、パワー半導体スイッチのスイッチング周波数は増大する。
しかしながら、そのような高いスイッチング周波数は変換器回路内のパワー半導体スイッチにおいて熱損失(高エネルギ消費)を生成し、その結果、パワー半導体スイッチはより急速に劣化して損失が与えられるかあるいは破壊される場合がある。
したがって、本発明の目的は、回転電気機械を操作する方法を提供することにあり、これによって、m((m≧2)個の電圧レベルを接続するために位相において前記回転電気機械に接続された変換器内のパワー半導体スイッチのスイッチング周波数は低減される。この目的は請求項1の特徴によって達成される。本発明のより有利となる展開が従属する請求項に特定されている。
回転電気機械を操作するための本発明による方法において、回転電気機械はm((m≧2)個の電圧レベルを接続するために、位相においてDC電圧回路を有する変換器回路に接続される。本方法によれば、1つのステップ(a)において、変換器回路の位相は、変換器回路内のパワー半導体スイッチに対するスイッチング状態から選択されたスイッチング状態組み合わせにしたがってDC電圧回路に接続される。本発明によれば、このスイッチング状態組み合わせの選択は以下のさらなるステップにおいて実現される。
(b)サンプリング回数から選択可能な数Nに対する開始サンプリング時間がkのときに、N個のサンプリング時間(N≧1)のそれぞれにおいて取りうるすべてのスイッチング状態組み合わせを決定する。
(c)開始サンプリング時間kで各決定されたスイッチング状態組み合わせに対するスイッチング状態シーケンスを形成する。各スイッチング状態シーケンスは、一列内の互いに隣り合うN個のサンプリング時間の決定されたスイッチング状態組み合わせの構成である。前記スイッチング状態組み合わせは開始サンプリング時間kでの各スイッチング状態組み合わせに関連する。
(d)スイッチング状態シーケンスのそれぞれの場合について、開始サンプリング時間kからサンプリング時間k+Nまでについて、回転電気機械及び変換器回路の決定された状態値セットから、回転電気機械のトルク軌道と、回転電気機械のステータ磁束軌道を計算する。
(e)スイッチング状態シーケンスを選択する。(k+N)番目のサンプリング時間での関連するトルク軌道と、ステータ磁束軌道はそれぞれ所定のバリューレンジ内にあるか、あるいは、k番目のサンプリング時間から(k+N)番目のサンプリング時間までに関して、関連するトルク軌道の軌道値と、関連するステータ磁束軌道の軌道値とは各所定のバリューレンジに近づく。
(f)選択されたスイッチング状態シーケンスのそれぞれに対して、(k+N−1)番目のサンプリング時間及び(k+N)番目のサンプリング時間に関して、関連するトルク軌道(M)の軌道値の外挿あるいはステータ磁束軌道の軌道値が各所定のバリューレンジ外になるまで、回数nの決定を行う。
(g)選択されたスイッチング状態シーケンスのそれぞれに対して、関連する決定されたスイッチング状態組み合わせのスイッチング遷移sの全体数を決定する。
(h)選択されたスイッチング状態シーケンスのそれぞれに対して、回数n及びスイッチング遷移sの全体数から品質値cを計算する。
(i)開始サンプリング時間kでの決定されたスイッチング状態組み合わせを、関連する選択されたスイッチング状態シーケンスの品質値cが最も小さくなる選択されたスイッチング状態組み合わせとして設定する。
(j)ステップ(a)から(i)を反復する。ここでk=k+1。
ステップ(b)から(j)によって、最適なスイッチング状態組み合わせは、以前の選択されたスイッチング状態組み合わせをもとにして、以前の選択されたスイッチング状態組み合わせから選択されたスイッチング状態組み合わせへの遷移の数に関して、及び回転電気機械のトルク及び回転電気機械のステータ磁束に対する各所定のバリューレンジに関して、常に有利に選択される。変換器回路内のパワー半導体スイッチのスイッチング操作の数は有利に低減され、これによってパワー半導体スイッチのスイッチング周波数が低減される。スイッチング周波数が低減されるとパワー半導体スイッチ内に生成される熱損失が小さくなり、これによってパワー半導体スイッチがよりゆっくりと劣化し、損害あるいは破壊に対して大きく保護される。さらに、各バリューレンジは全体でより効率よく関連する。
概して、本発明にかかる方法は、決定されたスイッチング状態シーケンスに対して1回以上のサンプリング時間にわたって回転電気機械のふるまいを予測することを可能にする。ステップ(a)から(i)の適用の後に、N個のサンプリング時間の範囲はステップ(j)によって1つのサンプリング時間を介して変位される。しかしその後は、スイッチング状態シーケンスの、ただ1つの第1のスイッチング状態組み合わせ、特にk番目のスイッチング状態組み合わせのみが選択される。次に、品質基準はスイッチング周波数に近似あるいはシミュレートする。
最後に、本発明にかかる方法において、スイッチング状態組み合わせは、すべての関連する変数、特に関連するバリューレンジが超えるときのトルク及びステータ磁束に関連していっしょに考慮される。
これらの及びさらなる目的、本発明の利点及び特徴は、図面を参照した本発明の好ましい実施形態に関して以下に述べる記述において開示される。
本発明によれば、パワー半導体のスイッチング周波数が低減されるので、パワー半導体スイッチの急速な劣化を防止することが可能になる。
図1は、3つの電圧レベルを接続するための、3相変換器回路2の実施形態を示している。回転電気機械1は、位相において、変換器回路2のDC電圧回路3に接続されている。概して、回転電気機械1はm(ここではm≧2)個の電圧レベルに接続される。図1において、DC電圧回路3は、第1のキャパシタC1と、該第1のキャパシタC1に直列に接続された第2のキャパシタC2とによって形成される。ここでC1の値は実質的にC2に等しい。図1に示す3つの電圧レベルを接続するための変換器回路の例示的実施形態に従うDC電圧回路3は、第1のキャパシタC1での第1の主接続V+と、第2のキャパシタC2での第2の主接続V-と、2つの直列接続のキャパシタC1、C2によって形成される副接続NPとを有する。さらに、図1に示す変換器回路は、一部変換器システム4からなり、各位相u、v、wが規定され、第1のスイッチ群5と、第2のスイッチ群6と、第3のスイッチ群7とを具備し、各スイッチ群5,6,7は2つの直列接続されたパワー半導体スイッチによって形成される。さらに、各一部変換器システム4において、第1のスイッチ群5は第1の主接続V+に接続され、第2のスイッチ群6は第2の主接続Vに接続される。さらに、第1のスイッチ群5は第2のスイッチ群6に直列に接続される。第1のスイッチ群5と第2のスイッチ群6との接続点は位相接続部を有する。第3のスイッチ群7は、クランプスイッチ群の形態であり、第2のスイッチ群5、特に2つの直列接続されたパワー半導体スイッチ間の接続点に接続される。さらに、第3のスイッチ群7は第2のスイッチ群6に接続され、特に第2のスイッチ群6の2つの直列接続されたパワー半導体スイッチ間の接続点に接続される。さらに、第3のスイッチ群7、特に第3のスイッチ群7の2つの直接接続されたパワー半導体スイッチ間の接続点は、副接続NPに接続される。第1及び第2のスイッチ群5,6のパワー半導体スイッチは、図1に示すように、駆動可能な双方向パワー半導体スイッチの形態であり、第3のスイッチ群7のパワー半導体スイッチは非駆動の単方向パワー半導体スイッチの形態である。しかしながら、第3のスイッチ群7のパワー半導体スイッチを駆動可能な双方向パワー半導体スイッチの形態にすることも可能である。
本方法によれば、変換器回路2の位相u、v、wは概してm個の電圧レベルを接続するための変換器回路2であり、第1のステップ(a)において、変換器回路2におけるパワー半導体スイッチに対するスイッチング状態の選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,kにしたがって、DC電圧回路3に接続されている。冒頭で述べたように、図2aは一例としての3つの電圧レベルを接続するための変換器回路2のスイッチング状態組み合わせの状態図である。“+”は第1の主接続V+に対する対応する位相u、v、wの接続を表し、“−”は第2の主接続Vに対する対応する位相u、v、wの接続を表し、“0”は副接続NPに対する対応する位相の接続を表す。スイッチング状態組み合わせSK間のラインはスイッチング状態組み合わせSK間の許される遷移を示す。例えばm=5のときの電圧レベルを接続するための、変換器回路2のスイッチング状態組み合わせの状態図は、異なる態様で示される。特に、当業者ならば、スイッチング状態組み合わせSKに基づいて、この変換器回路のすべての可能な切り替え可能なスイッチング状態組み合わせSKが制限なしに切り替えられる変換器回路を実現するであろう。
本発明によれば、上記したスイッチング状態組み合わせSKa,kの選択は次のさらなるステップにおいて実現される:
ステップ(b)において、サンプリング時間から選択可能な数Nに対する開始サンプリング時間kのときに、すべてのとり得るスイッチング状態組み合わせSKk, …,SKk+N-1がNサンプリング時間のそれぞれで決定される。この場合、好ましくは、個々に先行する決定されたスイッチング状態組み合わせSKk-1から開始される。ここで、N≧1でありかつ、第1の先行する決定されたスイッチング状態組み合わせSKk-1は好ましくは、サンプリング時間k−1で先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1である。
ステップ(c)において、各決定されたスイッチング状態組み合わせSKkに対するスイッチング状態シーケンスSSKは、開始サンプリング時間kで形成され、各スイッチング状態シーケンスSSKは、一列内で互いに隣接するNサンプリング時間の決定されたスイッチング状態組み合わせSKk,…,SKk+N-1を構成し、前記スイッチング状態組み合わせSKk,…,SKk+N-1は開始サンプリング時間kでそれぞれのスイッチング状態組み合わせSKkに関連する。図からわかるように、そのようなスイッチング状態シーケンスSSkは一例として、開始サンプリング時間kで許されるスイッチング状態組み合わせSKKの1つに対する関連するラインに沿って図2に従って、一連の許されるスイッチング状態組み合わせSKk、…、SKk+N-1を示す。
ステップ(d)において、スイッチング状態シーケンスSSKのそれぞれに対して、回転電気機械1のトルク軌道Mと回転電気機械1のステータ磁束軌道φとが、開始サンプリング時間kからサンプリング時間k+Nまでについて回転電気機械及び変換器回路の決定された状態値セットXe,k、…、Xe,k+Nから計算される。上記した決定された状態値セットXe,k、…、Xe,k+Nは例えば、2つのステータ磁束値φeS1,k、…、φeS1,k+N;φeS2,k、…、φeS2,k+Nと、2つのロータ磁束値φeR1,k、…、φeR1,k+N;φeR2,k、…、φeR2,k+Nと、場合によっては速度値Ve,k、…、Ve,k+Nとを含む。状態値セットXe,k,…、Xe,k+Nを決定するために、まず、サンプリング時間kでの2つのステータ磁束値φeS1,k、…、φeS2,k及びサンプリング時間kでの2つのロータ磁束値φeR1,k、…、φeR2,k及びおそらくサンプリング時間kでの速度値Ve,kが、例えば測定あるいは推定によって決定される。これらの値はサンプリング時間kで状態値セットXe,kを形成する。サンプリング時間kでの状態値セットXe,k及びトルク軌道M及びステータ磁束軌道φのサンプリング時間kでのMT,k、φT,kが計算モデルにしたがって計算される。この計算モデルは当業者に既知であり、電気機械1及び変換器回路2を記述あるいは機能的にシミュレートする。次に、計算モデルにしたがって、サンプリング時間k+1での状態値セットXe,k+1が、サンプリング時間kでの状態値セットXe,kの関数として及び関連するスイッチング状態シーケンスSSKのサンプリング時間kでの決定されたスイッチング状態組み合わせSKkの関数として計算によって決定される。これから、トルク軌道M及びステータ磁束軌道φのサンプリング時間k+1での軌道値MT,k+1、φT,k+1が計算される。サンプリング時間k+2からk+Nまでに対する状態値セットXe,k+2、…、Xe,k+Nの計算は、状態値セットXe,k+1の上記した計算と類似の方法によって行なうことができる。この場合、状態値セットXe,k+2、…、Xe,k+Nの各計算に対して、各場合において、関連するスイッチング状態シーケンスSSKのサンプリング時間k+1からk+N−1での関連する先行する計算された状態値セットXe,k+1、…、Xe,k+N-1及び決定されたスイッチング状態組み合わせSKk+1、…、SKk+N-1とが使用される。
サンプリング時間k+2からk+Nに対する軌道値MT,k+2、…、MT,k+N及びφk+2、…、φT,k+Nの状態値セットXe,k+2、…、Xe,k+Nから続く計算は、サンプリング時間k及びk+1に対する軌道値MT,k、φT,k;MT,k+1、φT,k+1の上記の計算と同様の方法で行なわれる。軌道値MT,k、…、MT,k+N;φT,k、…、φT,k+Nの上記の計算によれば、回転電気機械1の前記トルク軌道Mと回転電気機械1のステータ磁束軌道φは各スイッチング状態シーケンスSSKであるが、図2に示される簡略化されたプロファイルは、N=2のサンプリング時間に対する関連するスイッチング状態シーケンスSSKの一例を示しており、この場合、トルク軌道Mの点は関連する決定された軌道値MT,k、…、MT,k+Nに対応する。まず、サンプリング時間kからk+Nに対するすべての状態値セットXe,k、…、Xe,k+Nは、上記した手順にしたがって決定され、したがって、サンプリング時間kからk+Nに対する各軌道値MT,k、…、MT,k+N;φT,k、…、φT,k+Nはそれらから計算され、上記の手順にしたがって、トルク軌道M及びステータ磁束軌道φが形成される。
さらなるステップ(e)において、スイッチング状態シーケンスSSKaが選択され、関連するトルク軌道M及び(k+N)番目のサンプリング時間でのステータ磁束軌道φはそれぞれ所定値レンジ内にある。図3に示されるトルク軌道Mに基づいて、これは上部の2つのトルク軌道Mのみに適用されるが、下部のトルク軌道Mには適用されない。図3に示す所定値レンジは2つの点線で示された水平線で示される。ここで、それぞれの所定の値レンジは時間により変更され、回転電気機械のトルク及び回転電気機械1のステータ磁束に対する基準値から上流の閉ループ制御回路によって決定される。そのような閉ループ制御回路は当業者に既知である。他の実施形態として、次にスイッチング状態シーケンスSSKaが選択され、k番目のサンプリング時間から(k+N)番目のサンプリング時間に関する、関連するトルク軌道Mの軌道値MT,k、…、MT,k+Nと、関連するステータ磁束軌道φの軌道値φT,k、…、φT,k+Nは各所定の値レンジに近づく。
ステップ(f)において、選択されたスイッチング状態シーケンスSSKaに対して、回数nは、(k+N−1)番目のサンプリング時間と(k+N−1)番目のサンプリング時間に関する、関連するトルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1、MT,k+N及びステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1及びφT,k+Nの外挿が各所定の値レンジの外になるまで、すなわち外挿値の1つがまず各所定の値レンジを越えるすなわち各所定の値レンジを横断するまで決定される。図3において、2つの上部の関連するトルク軌道Mに対する各外挿は点線で示されている。図3に示される1つの上部の関連するトルク軌道Mの外挿はk+3になるとすぐに所定の値レンジを越えるのに対して、より明確に示すために点線で規定されている、他の上部の関連するトルク軌道Mはk+3では依然として所定の値レンジ内にある。
さらに、ステップ(g)において、選択されたスイッチング状態シーケンスSSKaのそれぞれに対して、関連する決定されたスイッチング遷移の組み合わせSKk、…、SKk+N-1が決定される。
さらに、ステップ(h)において、選択されたスイッチング状態シーケンスSSKaのそれぞれに対して、品質値cが回数nとスイッチング遷移sの全数から計算される。品質値cは好ましくはスイッチング遷移sの全数を回数nによって割り算することによって計算される。
さらなるステップ(i)において、開始サンプリング時間kでの決定されたスイッチング状態組み合わせSKkは選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,kとして設定され、このとき、関連する選択されたスイッチング状態シーケンスSSKaの品質値cが最小となる。
最後に、ステップ(j)において、ステップ(a)から(i)が反復され、k=k+1である。すなわちk=k+1に対してステップ(a)から(i)によって上記したシーケンスにしたがってスイッチング状態組み合わせSKa,kの選択が行なわれる。ここでNはステップ(a)から(j)のそれぞれに対して一定である。
ステップ(b)から(j)によって、特に、外挿によって、全システムすなわち回転電気機械1および関連する変換器回路2のさらなるふるまいを予測することが可能である。先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1に基づいて、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1から選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,kへの遷移の数に関しておよび回転電気機械1のトルク及び回転電気機械1のステータ磁束に対する各所定の値レンジに関して最適なスイッチング状態組み合わせSKa,kを選択することは可能である。変換器回路2内のパワー半導体スイッチに対するスイッチング操作の数を低減してパワー半導体スイッチのスイッチング周波数を低減することは可能である。パワー半導体スイッチは有利なことにスイッチング周波数が低減されたことにより熱損失が少なくなるのでエネルギ消費が低くなる。これによって結果的にパワー半導体スイッチはよりゆっくりと劣化し、損失あるいは破壊に対する保護を大きくすることができる。
ステップ(a)から(j)はソフトウェアとして実装され、このソフトウェアは例えば特にデジタルシグナルプロセッサを用いてコンピュータシステム内に取り込み、当該コンピュータシステム上で動作させることができる。
上記したように、図1はm=3個の電圧レベルに対する変換器回路2を示し、DC電圧回路3がm−2個の副接続NPすなわち単一の副接続NPを有する。m(m≧3)個の電圧レベルを接続する変換器回路2の一般的な場合において、変換器回路2はDC電圧回路3でm−2個の副接続NPを有する。本発明による方法のステップ(d)に関連して、このことは、スイッチング状態シーケンスSSKのそれぞれに対してm−2個の副接続NPでの電位に対するm−2電位軌道UNPは、開始サンプリング時間kからサンプリング時間k+Nまでに対して回転電気機械1及び変換器回路2の決定された状態値セットXe,k、…、Xe,k+Nから計算される。さらに、m≧3のとき、ステップ(e)に関して、スイッチング状態シーケンスSSKaが選択され、加えて、(k+N)番目のサンプリング時間での関連するm−2の電位軌道UNPは各場合において所定の値レンジ内にあるか、あるいは、k番目のサンプリング値から(k+N)番目のサンプリング時間までに関する、関連するm−2個の電位軌道の軌道値UNP, k、…UNP, k+Nは、それぞれの所定の値レンジに近づく。さらに、m≧3のときに、ステップ(f)に関して、選択されたスイッチング状態シーケンスSSKaのそれぞれに対して、回数nは、(k+N−1)番目のサンプリング時間及び(k+N)番目のサンプリング時間に関して、関連するトルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1及びMT,k+N、あるいはステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1及びφT,k+N、あるいはm−2個の電位軌道の軌道値の外挿が各所定の値レンジの外になるまで決定される。m≧3のとき、ステップ(a)から(c)及び(g)から(j)までが維持される。
m≧3のとき、ステップ(b)から(j)によって、特に、外挿によって、全システムすなわち回転電気機械1及び関連する変換器回路2のさらなるふるまいを予測することが可能であり、したがって、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1に基づいてかつ先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1から選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,kへの遷移の数に関して、かつ、回転電気機械1のトルク、回転電気機械1のステータ磁束そしてm−2個の副接続NPでのm−2個の電位に対する、各所定の値レンジに関連して、最適なスイッチング状態組み合わせSKa,kを常に選択することが可能である。すなわち、上記したように、変換器回路2内のパワー半導体スイッチに対するスイッチング操作の数を低減し、これによって、パワー半導体スイッチのスイッチング周波数を低減することが可能である。
概して、ステップ(b)及び(c)は有利なことにステップ(k)において削除され、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1にたいするスイッチング状態シーケンスSSKが形成され、スイッチング状態シーケンスSSKはこの場合、一列内で互いに隣接された、N個先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1の構成である。さらに、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1は選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,kとして設定され、最後に、ステップ(d)が適用され、ステップ(e)から(i)は、関連するトルク軌道Mの軌道値MT,k、…、MT,k+N、及びk番目のサンプリング時間から(k+N)番目のサンプリング時間までに関する関連するステータ磁束軌道φの軌道値φT,k、…、φT,k+Nが各所定の値レンジ内にあるならば、省略できる。m≧3のとき、ステップ(k)において、ステップ(b)及び(c)が省略され、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1に対するスイッチング状態シーケンスSSKが形成され、スイッチング状態シーケンスSSKはこの場合、一列内に隣接された、N個の先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,k-1である。さらに、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,kは選択されたスイッチング状態組み合わせSKa,kとして設定され、最後にステップ(d)が適用され、ステップ(e)から(i)は、k番目のサンプリング時間から(k+N)番目のサンプリング時間までに関連する、関連するトルク値MT,k、…、MT,k+Nと、関連するステータ磁束軌道φの軌道値φT,k、…、φT,k+Nと、関連するm−2個の電位軌道UNP軌道値UNP,k、…、UNP,k+Nが所定の値レンジ内にあるならば、省略される。
このようにして、ステップ(b)及び(c)及びステップ(e)から(i)が省略できるので、計算時間が節約できる。軌道値MT,k、…、MT,k+N及びφT,k、…φT,k+N及びUNP,k、…、UNP,k+Nが満足されないならば、ステップ(b)から(i)が適用されるがステップ(k)は適用されない。
ステップ(k)は同様にしてソフトウェアとして実装され、このソフトウェアは例えば特にデジタルシグナルプロセッサを用いてコンピュータシステム内に取り込み、当該コンピュータシステム上で動作させることができる。
トルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1、MT,k+Nの外挿として一次外挿(linear extrapolation)が好適し、ステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1、φT,k+Nの外挿として二次外挿(quadratic extrapolation)が好適することがわかった。この場合、ステータ磁束軌道φに対する二次外挿の選択と、トルク軌道Mに対する一次外挿の選択とを組み合わせることによって、全システムのふるまいを特に正確に予測することが可能になる。スイッチング状態組み合わせSKa,kの選択がより正確になり、その結果、パワー半導体スイッチのスイッチング周波数をさらに低減することが可能になる。一方、m≧3のとき、トルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1、MT,k+N及びm−2個の電位軌道UNPの軌道値UNP,k+N-1及びUNP,k+Nの外挿としてそれぞれ一次外挿が選択可能であり、ステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1及びφT,k+Nの外挿としては二次外挿が選択可能であり、この場合、上記と同様の利点が得られる。
トルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1、MT,k+N及びステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1、φT,k+Nの外挿として一次外挿を選択することも可能であり、この場合、m≧3である。トルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1、MT,k+N及びステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1及びφT,k+Nの外挿としてそれぞれ一次外挿が選択されることに加えて、m−2個の電位軌道UNPの軌道値UNP,k+N-1、UNP,k+Nの外挿として一次外挿が選択される。
その他の可能性として、トルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1、MT,k+N及びステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1及びφT,k+Nの外挿として二次外挿を選択することも可能であり、この場合、m≧3である。各場合において、トルク軌道Mの軌道値MT,k+N-1、MT,k+N及びステータ磁束軌道φの軌道値φT,k+N-1、φT,k+Nの外挿として二次外挿が選択されることに加えて、m−2個の電位軌道UNPの軌道値UNP,k+N-1、UNP,k+Nの外挿として一次外挿が選択される。
図1は、3つの電圧レベルを接続する3相変換器回路の一実施形態を示す図である。 図2は、変換器回路の位相のスイッチング状態組み合わせをもつ状態ダイアグラムを示す図である。 N=2のサンプリング時間に対する計算されたトルク軌道の模式化されたプロファイルである。
符号の説明
1 回転電気機械
2 3つの電圧レベルを接続するための変換機回路
3 DC電圧回路
4 一部変換器システム
5 第1のスイッチ群
6 第2のスイッチ群
7 第3のスイッチ群

Claims (11)

  1. 回転電気機械を操作する方法であって、m(m≧2)個の電圧レベルを接続するために、位相においてDC電圧回路を有する変換器回路に接続され、以下のステップ
    (a)前記変換器回路の位相(u,v,w)を、前記変換器回路内のパワー半導体スイッチに対するスイッチング状態から選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k)にしたがってDC電圧回路に接続すること、を有し、前記スイッチング状態組み合わせ(SKa,k)の選択は以下のさらなるステップ
    (b)サンプリング回数から選択可能な数Nに対する開始サンプリング時間がkのときに、N個のサンプリング時間(N≧1)のそれぞれにおいて取りうるすべてのスイッチング状態組み合わせ(SKk,…,SKk+N-1)を決定し、
    (c)開始サンプリング時間kで各決定されたスイッチング状態組み合わせ(SKk)に対するスイッチング状態シーケンス(SSK)を形成し、各スイッチング状態シーケンス(SSK)は、一列内の互いに隣り合うN個のサンプリング時間の決定されたスイッチング状態組み合わせ(SKk,…,SKk+N-1)を構成し、前記スイッチング状態組み合わせ(SKk,…,SKk+N-1)は開始サンプリング時間kでの各スイッチング状態組み合わせ(SKk)に関連し、
    (d)スイッチング状態シーケンス(SSK)のそれぞれに対して、開始サンプリング時間kからサンプリング時間k+Nまでについて、前記回転電気機械及び前記変換器回路の決定された状態値セット(Xe,k、…、Xe,k+N)から、前記回転電気機械のトルク軌道(M)と、前記回転電気機械のステータ磁束軌道(φ)を計算し、
    (e)スイッチング状態シーケンス(SSKa)を選択し、この場合、(k+N)番目のサンプリング時間での関連するトルク軌道(M)と、ステータ磁束軌道(φ)はそれぞれ所定の値レンジ内にあるかあるいは、k番目のサンプリング時間から(k+N)番目のサンプリング時間までに関して、関連するトルク軌道(M)の軌道値(MT,k、…、MT,k+N)と、関連するステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k、…、φT,k+N)とは各所定の値レンジに近づき、
    (f)選択されたスイッチング状態シーケンス(SSKa)のそれぞれに対して、(k+N−1)番目のサンプリング時間及び(k+N)番目のサンプリング時間に関して、関連するトルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1、…、MT,k+N)の外挿あるいはステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k+N-1、…、φT,k+N)が各所定の値レンジ外になるまで、回数nを決定し、
    (g)選択されたスイッチング状態シーケンス(SSKa)のそれぞれに対して、関連する決定されたスイッチング状態組み合わせ(SKk,…,SKk+N-1)のスイッチング遷移sの全体数を決定し、
    (h)選択されたスイッチング状態シーケンス(SSKa)のそれぞれに対して、回数n及びスイッチング遷移sの全体数から品質値cを計算し、
    (i)開始サンプリング時間kでの決定されたスイッチング状態組み合わせ(SKk)を、関連する選択されたスイッチング状態シーケンス(SSKa)の品質値cが最も小さくなる選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k)として設定し、
    (j)ステップ(a)から(i)を反復する(k=k+1)ことを具備することを特徴とする方法。
  2. m≧3のときに、m個の電圧レベルを接続するための前記変換器回路はDC電圧回路でm−2個の副接続(NP)を有し、
    ステップ(d)に関連して、スイッチング状態シーケンス(SSK)のそれぞれに対してm−2個の副接続(NP)での電位に対するm−2個の電位軌道(UNP)は、開始サンプリング時間kからサンプリング時間k+Nまでについて前記回転電気機械及び前記変換器回路の決定された状態値セット(Xe,k、…、Xe,k+N)から計算され、
    ステップ(e)に関して、スイッチング状態シーケンス(SSKa)が選択され、(k+N)番目のサンプリング時間での関連するm−2個の電位軌道(UNP)はそれぞれ、所定の値レンジ内にあるか、あるいは、k番目のサンプリング値から(k+N)番目のサンプリング時間までに関して、関連するm−2個の電位軌道(UNP)の軌道値(UNP, k、…UNP, k+N)は、それぞれの所定の値レンジに近づき、
    ステップ(f)に関して、選択されたスイッチング状態シーケンス(SSKa)のそれぞれに対して、回数nは、(k+N−1)番目のサンプリング時間及び(k+N)番目のサンプリング時間に関して、関連するトルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1)及び(MT,k+N)あるいはステータ磁束軌道φの軌道値(φT,k+N-1)及び(φT,k+N、)あるいはm−2個の電位軌道(UNP)の軌道値(UNP,k、…、UNP,k+N)の外挿が各所定の値レンジの外になるまで決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. さらなるステップ(k)の追加と、ステップ(b)及び(c)の省略と、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k-1)に対するスイッチング状態シーケンス(SSK)を形成し、スイッチング状態シーケンス(SSK)は、一列内で互いに隣接された、N個先行する選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k-1)を構成し、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k-1)を選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k)として設定し、k番目のサンプリング時間から(k+N)番目のサンプリング時間までに関して、関連するトルク軌道(M)の軌道値(MT,k、…、MT,k+N、)及び関連するステータ磁束軌道φの軌道値(φT,k、…、φT,k+N)が各所定の値レンジ内にあるならば、ステップ(d)を適用し、ステップ(e)から(i)を省略することを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. さらなるステップ(k)の追加と、ステップ(b)及び(c)の省略と、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k-1)に対するスイッチング状態シーケンス(SSK)を形成し、スイッチング状態シーケンス(SSK)は一列内に隣接された、N個の先行する選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k-1)を構成し、先行する選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k-1)を選択されたスイッチング状態組み合わせ(SKa,k)として設定し、k番目のサンプリング時間から(k+N)番目のサンプリング時間までに関して、関連するトルク値(MT,k、…、MT,k+N)と、関連するステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k、…、φT,k+N)と、関連するm−2個の電位軌道(UNP)の軌道値(UNP,k、…、UNP,k+N)が所定の値レンジ内にあるならば、ステップ(d)を適用し、ステップ(e)から(i)を省略することを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. トルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1、MT,k+N)の外挿と、ステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k+N-1、φT,k+N)の外挿として、それぞれ一次外挿が選択されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の方法。
  6. トルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1、MT,k+N)の外挿と、ステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k+N-1、φT,k+N)の外挿、及びm−2個の電位軌道(UNP)の軌道値(UNP,k+N-1)及び(UNP,k+N)の外挿としてそれぞれ一次外挿が選択されることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の方法。
  7. トルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1、MT,k+N)の外挿と、ステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k+N-1、φT,k+N)の外挿として、それぞれ二次外挿が選択されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の方法。
  8. トルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1、MT,k+N)の外挿と、ステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k+N-1、φT,k+N)の外挿として二次外挿が選択され、及びm−2個の電位軌道(UNP)の軌道値(UNP,k+N-1)及び(UNP,k+N)の外挿としてそれぞれ一次外挿が選択されることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の方法。
  9. トルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1、MT,k+N)の外挿として一次外挿が選択され、ステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k+N-1、φT,k+N)の外挿として二次外挿が選択されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の方法。
  10. トルク軌道(M)の軌道値(MT,k+N-1、MT,k+N)の外挿と、m−2個の電位軌道(UNP)の軌道値(UNP,k、UNP,k+N)の外挿としてそれぞれ一次外挿が選択され、ステータ磁束軌道(φ)の軌道値(φT,k+N-1、φT,k+N)の外挿として二次外挿が選択されることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の方法。
  11. 品質値cはスイッチング遷移sの全数を回数nによって割り算することによって計算されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の方法。
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