JP4730006B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の感光体を有する電子写真方式のカラー画像形成装置における各色の位置ずれを検出し、記録媒体上に正確に位置合わせを行う技術に関するものである。
従来、電子写真方式を採用した画像形成装置においては、像担持体としての感光体を帯電器により帯電し、帯電された感光体に画像情報に応じた光照射を行なって潜像を形成し、この潜像を現像器によって現像し、現像されたトナー像をシート材等に転写して画像を形成することが行われている。
一方、画像のカラー化にともなって、上記、各画像形成プロセスがなされる画像ステーションを複数備えて、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好ましくはブラック像の各色像をそれぞれの像担持体に形成し、各像担持体の転写位置にてシート材に各色像を重ねて転写することによりフルカラー画像を形成するタンデム方式のカラー画像形成装置も提案されている。かかるタンデム方式のカラー画像形成装置は各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、高速化に有利である。
しかしながら、異なる画像形成部で形成された各画像の位置合わせ(レジストレーション)を如何に良好に行うかの点で問題点を有している。なぜならば、シート材等に転写された4色の画像形成位置のずれは、最終的には位置ずれとしてまたは色調の変化として現れてくるからである。
図1は位置ずれの種類を表す図である。上記転写画像の位置ずれの種類として、例えば図1の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、転写材の移動方向(図中矢印A方向)の位置ずれ(以下、副走査位置ずれと称す)(図1(a))、走査方向(図中矢印A方向に直行する方向)の位置ずれ(以下、主走査位置ずれと称す)(図1(b))、斜め方向の位置ずれ(以下、スキュー誤差と称す)(図1(c))、倍率誤差のずれ(図1(d))、湾曲誤差のずれ(図1(e))などが有り、実際には上記5種類のずれが重畳したものが現れる。
そして、上記位置ずれの主原因は、図1(a)の副走査位置ずれの場合は各画像ステーション、走査光学系の取り付けずれ及び、走査光学系内のレンズやミラー(図示せず)取り付けずれであり、図1(b)の主走査位置ずれの場合も同様である。
図1(c)の斜め方向の傾きずれの場合は画像ステーションにおける感光体の回転軸の角度ずれ及び、走査光学系の取り付け角度ずれであり、図1(d)の倍率誤差によるずれの場合は各走査光学系から画像ステーションの感光体までの光路長の誤差による走査線長さのずれによるものであり、図1(e)の湾曲誤差によるずれの場合は各走査光学系内のレンズ等の組立ずれによるものである。
そこで上記5種類のずれをあらかじめ基準となるパターン(以下レジストパターンと称す)を描画し、複数のセンサによってレジストパターンを検出(位置ずれ検出)し、その結果からずれ量を算出し、そのずれ量に応じて、各画像の位置合わせ(位置ずれ補正)を行うことが提案されている。
以下、従来のレジストパターン検出,位置ずれ補正動作について説明する。
図2は従来のレジストパターン検出手段(以下、パターン検出手段と称す)の構成図、図3は従来の無端状担持体上のレジストパターンとパターン検出手段の配置図、図4、5は従来の無端状担持体上のレジストパターンとパターン検出手段の配置図とパターン検出手段の出力信号を示す図である。
図2に示すように、パターン検出手段14は、イメージセンサ(以下、CCDと称す)51、ランプ等の光源52及び反射光をCCD51に結像するためのセルフォックレンズアレイ53からなり、図3に示すように、センサユニット14a,14bはCCD51内の画素が転写ベルト12の搬送方向Aと直角に交わる線上に配置され、搬送方向Aに対して無端状担持体の左右端付近に2つ配置されている。
以上のような構成において、レジストパターン検出,補正動作は、図4に示すように、予めきめられた直線や図形等のレジストパターン、例えば、転写ベルト12の搬送方向Aと直角に交わる線上に、予めきめられた間隔で各色毎に、トナー像33k,33y,33m,33cとして転写させ、センサユニット14a及び、14bにて各色の位置ずれ(レジストずれ)を測定する。
ところで図1(a)に示す副走査位置ずれは、図4(a)に示すように転写ベルト12上の各色のレジストパターンがセンサユニット14a内のCCD51aを通過する時間と予め決められた設計値の時間差(ΔT1=T−T1、Tは予め決められた設計値)と搬送速度vより各色の位置ずれ(ΔY1=ΔT1,v)を演算する。
図1(b)に示す主走査位置ずれは、図5(a)に示すように転写ベルト12上の各色レジストパターンの走査開始位置がセンサユニット14a内のCCD51aを通過する画素位置差(ΔX1)より各色の位置ずれを演算する。
図1(c)に示すスキュー誤差は、図4(b)に示すように転写ベルト12上の同色のレジストパターンがセンサユニット14aおよび14b内のCCD51aおよびCCD51bを通過する時間差(ΔT2)と搬送速度vより各色のスキュー誤差(ΔY2=ΔT2,v)を演算する。
図1(d)に示す倍率誤差は、図5(a)および図5(b)に示すように転写ベルト12上の同色レジストパターンの走査開始及び、終了位置がセンサユニット14aおよび14b内のCCD51aおよびCCD51bを通過する画素位置差(ΔX2、ΔX1)より各色の倍率誤差(ΔX3=ΔX2−ΔX1)を演算する。
このようにして演算された上記4種類の位置ずれ量を基に、位置ずれ補正動作を行う。
特開2000−089541号公報
しかしながら、検出手段には前記したCCDセンサー、その他レーザー等を使用することで位置ずれの検出精度を向上させているが、これらは単体で非常に高価なものであり、さらに、前記したセルフォックレンズ等の光学系部材等が必要となり、検出手段として非常に高価で、高度な寸法精度、高度な組み立て精度が要求されるものとなってしまう。また、逆に汎用のフォトセンサーのような安価なセンサーを使用すると、パターンを検出する際に拡散反射光の影響により検出波形がひずんでしまい、それにより測定誤差が発生するため高精度の検出が難しいという欠点があった。そこで、本発明は上記欠点を補い、低価格で高品質のカラー画像形成装置を提供するものである。
上記課題を解決するために本発明では、汎用のフォトセンサーを使用した場合に発生する拡散反射光による検出波形のひずみ量が測定誤差量と一定の関係があることに着目し、ひずみ量を計測して測定誤差を補正する検出方法を採用している。
非常に低価格にでき、高度な寸法精度や組み立て精度あるいは調整精度が不要で、しかも高精度の位置ずれ検出方法を提供するものである。
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。図6は本発明の実施の形態におけるカラー画像形成装置の構成図である。まず、カラー画像を得る過程について図6を用いて説明する。
図6において、カラー画像形成装置には4つの画像ステーション1a,1b,1c,1dが配置され、各画像ステーション1a,1b,1c,1dは像担持体としての感光体2a,2b,2c,2dをそれぞれに有し、その回りには専用の帯電手段3a,3b,3c,3d、現像手段4a,4b,4c,4d、クリーニング手段5a,5b,5c,5d、画像情報に応じた光を各々の感光体に照射するための走査光学系の露光手段6a,6b,6c,6d、転写手段7内の転写器8a,8b,8c,8dがそれぞれ配置されている。
ここで、画像ステーション1a,1b,1c,1dはそれぞれイエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像,ブラック画像を形成するところであり、露光手段6a,6b,6c,6dからはイエロー画像、マゼンタ画像,シアン画像,ブラック画像に対応した光9a、9b、9c、9dが出力される。各画像ステーション1a,1b,1c,1dを通過する態様で、感光体2a,2b,2c,2dの下方には支持ローラ10、11により支持された無担ベルト状の転写ベルト12が配置され、矢印A方向へ移動する。
また、転写ベルト12に対面して図示しないレジストパターン発生手段からのレジストパターンを検出するパターン検出手段14が配置されており、パターン検出手段14により検出した位置ずれ情報をもとに位置ずれ補正手段15は位置ずれ量を演算する。また、給紙カセット16に収納されているシート材17は、給紙ローラ18により給紙され、シート材転写ローラ19、定着手段20を経て排紙トレー(図示せず)に排出される。
以上のような構成において、まず画像ステーション1dの帯電手段3d及び、露光手段6d等の公知の電子写真プロセス手段により感光体2d上に画像情報のブラック(以降kと記す)成分色の潜像を形成した後、現像手段4dでkトナーを有する現像材によりkトナー像として可視像化され、転写器8dで転写ベルト12にkトナー像が転写される。
一方、kトナー像が転写ベルト12に転写されている間に画像ステーション1cではシアン(以降cと記す)成分色の潜像が形成され、現像手段4cでcトナーによるcトナー像が得られ転写器8cにて転写され、先に転写ベルト12上に転写されたkトナー像と重ね合わされる。
以下、マゼンタ(以降mと記す)トナー像、イエロー(以降yと記す)トナー像についても同様な方法で画像形成が行われ、転写ベルト12上に4色のトナー像の重ね合わせが終了すると、給紙ローラ18により給紙カセット16から給紙された紙等のシート材17上にシート材転写ローラ19によって4色のトナー像が一括転写搬送され、定着手段20で加熱定着され、シート材17上にフルカラー画像が得られる。なお、転写が終了したそれぞれの感光体2a,2b,2c,2dはクリーニング手段5a,5b,5c,5dで残留トナーが除去され、引き続き行われる次の像形成に備えられ、印字動作は完了する。
次に位置ずれ検出動作について説明する。
図7は本発明の実施の形態におけるパターン検出手段の構成と光の進路を表した図を示したものである。パターン検出手段14は転写ベルト12に対して垂直方向にあるいはθの角度をもって対向する発光手段22と受光手段23により構成されており、発光手段22から出た光は直進し転写ベルト12で反射するが、転写ベルト12は平滑度が高いためほとんどの光は転写ベルト12に対してθの角度で反射し(正反射)、受光手段23に入射する。
図8は本発明の実施の形態における位置ずれ補正手段の構成を表した図である。図中の24は発光電流制御手段、25は発光電流検出手段、26は電流−電圧変換手段、27は信号増幅器、28は比較器、29は比較器28の基準電圧、30はCPU、31はカウント手段、32は記憶手段である。
図9は本発明の実施の形態における発光手段の発光量を調整している様子を表した図である。CPU30は転写ベルト12が走行し始めると発光電流検出手段25を監視しながら発光電流制御手段24を制御して発光手段22に一定電流が流れるように調整する。受光手段23には受光量に応じて光電変換された電流が流れ、電流−電圧変換手段26により電圧に変換される。この電圧は微小なため信号増幅器27により増幅されCPU30のアナログポートに入力される。CPU30は入力される電圧が図9で示す電圧V0になるように調整する。具体的には、CPU30に入力される電圧がV0より小さい時は発光電流制御手段24を制御して発光手段22に流れる電流を増やし、逆に電圧が大きい時は電流を減らして最終的にV0近辺に調整する。
図10は本発明の実施の形態における無端状担持体とパターン検出手段および無端状担持体上のレジストパターンの位置関係を表した図である。V0に調整後CPU30は図示しないレジストパターン発生手段に指示し、図10で示すようなレジストパターンを転写ベルト12上に印刷させる。図において、14a、14bは転写ベルト12に対向してその両端に設置された2組のセンサユニットであり、33k−1,33y−1,33m−1,33c−1および33k−2,33y−2,33m−2,33c−2はk,y,m,c4色のレジストパターンセット対を示している。
図11は本発明の実施の形態におけるレジストパターン検出中に発光手段から発せられた光の進路を表した図である。前記したようにパターンを検出する直前までは図7で示すように発光手段22を出た光のほとんどは転写ベルト12で正反射し受光手段23に入っていくが、レジストパターンセット対33k−1,33y−1,33m−1,33c−1と33k−2,33y−2,33m−2,33c−2は紛体により形成されたトナー像であり平滑度が低いため、パターン検出中は図11で示すように光はパターン上で拡散射しほとんどの光は受光手段23には到達できない。
図12は本発明の実施の形態におけるレジストパターンを検出した時の位置ずれ補正手段の動作を表した図を示したものである。信号増幅器27で増幅した信号は図12のaで示すように、レジストパターンを検出する直前までは図9で調整したV0の電圧を保っているが、レジストパターンセット対33k−1を検出し始めると前記したように発光手段22から発せられた光はレジストパターンセット対33k−1で拡散反射し受光手段23には光が入ってこなくなるため、次第に電圧は低下していきレジストパターンが通過すると再びV0に戻る。以降、レジストパターンセット対33y−1,33m−1,33c−1が通過するたびに同様の波形を繰り返す。また、比較器28に入力された信号aは比較器の基準電圧29(図12中の信号b)によりV1の電圧レベルで比較2値化され、信号cのようなパルス波形となる。この信号cはカウント手段31に入力され図示しない内部のカウンターによりクロック信号dに同期してパルスのオン時間(信号c−1のtw0)とパルスのオフ時間(信号c−1のtw1)さらにパルスのオン時間(信号c−1のtw2)が順次ロック信号dの個数としてカウントされ、記憶手段32に格納される。
以上の動作を繰り返すことで全てのレジストパターンセット対33k−1〜33c−1はパターン検出手段14により検出され、記憶手段32に格納される。
次に、位置ずれの算出方法について説明する。背景技術で前記したように位置ずれは主に5種類があるが、ここでは副走査方向位置ずれと主走査方向位置ずれの算出方法について説明する。
まず、位置ずれの算出にはレジストパターン間の距離の計測が必要となるが、これは、レジストパターンの中心間の距離により求める。例えば、図13は本発明の実施の形態における記憶手段に格納されたパルスのon,off時間を表した図であるが、図においてレジストパターンセット対33−kと33−yに対応するパルス波形c−1中のオン時間tw0とtw2の中心はそれぞれのオン時間の両端から1/2の位置が中心となる。従って、レジストパターンセット対33k−1と33y−1の中心間の時間Txは以下の(数1)により求めることができる。
Tx=1/2×tw0+tw1+1/2×tw2・・・(数1)
また、この時の転写ベルト12の進行方向A方向の速度をVとするとレジストパターンセット対33k−1と33y−1の中心間の距離Lは以下のようになる。
L=V×Tx・・・(数2)
このようなレジストパターンの中心間の距離の算出方法を用いて、主走査,副走査方向位置ずれを算出することになるが、副走査方向位置ずれとは、ここでは、転写ベルト12の進行方向A方向の位置ずれを意味しており、基準色(この場合はkだが、他の色を基準にすることも可能)に対する他色の位置ずれを算出する。概念的には、図14で示すようにレジストパターンセット対33k−1を基準として、位置ずれがない時の33y−1,33m−1,33c−1の理論上の位置33y'−1,33m'−1,33c'−1までの距離をそれぞれLx−y,Lx−m,Lx−cとした時に、位置ずれがある時のパターン位置33y−1,33m−1,33c−1までの距離L−v−y1,L−v−m1,L−v−c1との差ΔLv−y1,ΔLv−m1,ΔLv−c1が副走査方向の位置ずれとなる。
また、主走査方向位置ずれとは、ここでは、転写ベルト12の進行方向A方向と垂直方向(図15のB方向)の位置ずれを意味しており、基準色(この場合はkだが、他の色を基準にすることも可能)に対する他色の位置ずれを算出する。以下、概念について説明する。
図15で示すように、kのレジストパターンセット対33k−1と33k−2は転写ベルト12の進行方向A方向に対して45度の角度θ2、θ3で対向して配置されている。レジストパターンセット対33k−1と33k−2を延長した線の交点をPとし、パターン検出手段14の検出ポイントの延長線eとレジストパターンセット対33k−1と33k−2との交点をQ、Rとすると、Pは直角になることから三角形PQRはPを頂点とする直角二等辺三角形となる。また、Pから延長線eに垂線を降ろした交点をSとすると、θ1は二等分され三角形PSQとPSRは合同の二等辺直角三角形となり、辺PSとSQ、SRは同じ長さとなる。辺PSは主走査方向(B方向)の長さでありこれをLkとすると、辺SQとSRを足した長さがL−h−kであることから、LkはL−h−kを使って以下の(数式)で表される。
Lk=1/2×L−h−k・・・(数3)
同様な方法でyのレジストパターンセット対33y−1と33y−2について表したものを図16に示す。kのレジストパターンセット対33k−1と33k−2の時のLkとL−h−kに対応するyの主走査方向の長さをそれぞれLyはL−h−yとすると以下の関係式が成り立つ。
Ly=1/2×L−h−y・・・(数4)
図からわかるように、Lkに対してLyはΔLh−yの差があるが、これがyのkに対する主走査方向位置ずれになる。
ΔLh−y=Ly−Lk=1/2×(L−h−y−L−h−k)・・・(数5)
同様にしてkに対するm、cの主走査方向の位置ずれも算出できる。
次に具体的算出方法について説明する。
図17は本発明の実施の形態における記憶手段に格納されたパルスのon,off時間を表した図だが、検出された各時間tw0〜tw14を使ってレジストパターンセット対33k−1を基準とするレジストパターンセット対33y−1,33m−1,33c−1までの時間T−v−y1,T−v−m1,T−v−c1と、レジストパターンセット対33k−2を基準とするレジストパターンセット対33y−2,33m−2,33c−2までの時間T−v−y2,T−v−m2,T−v−c2を以下の(数式)により求める。
T−v−y1=1/2×tw0+tw1+1/2×tw2・・・(数6)
T−v−m1=1/2×tw0+tw1+tw2+tw3+1/2×tw4・・・(数7)
T−v−c1=1/2×tw0+tw1+tw2+tw3+tw4+tw5+1/2×tw6・・・(数8)
T−v−y2=1/2×tw8+tw9+1/2×tw10・・・(数9)
T−v−m2=1/2×tw8+tw9+tw10+tw11+1/2×tw12・・・(数10)
T−v−c2=1/2×tw8+tw9+tw10+tw11+tw12+tw13+1/2×tw14・・・(数11)
また、k,y,m,c各色のレジストパターンセット対33k−1と33k−2、33y−1と33y−2、33m−1と33m−2、33c−1と33c−2の中心間の時間T−h−k,T−h−y,T−h−m,T−h−cを以下の(数式)により求める。
T−h−k=1/2×tw0+tw1+tw2+tw3+tw4+tw5+tw6+tw7+1/2×tw8・・・(数12)
T−h−y=1/2×tw2+tw3+tw4+tw5+tw6+tw7+tw8+tw9+1/2×tw10・・・(数13)
T−h−m=1/2×tw4+tw5+tw6+tw7+tw8+tw9+tw10+tw11+1/2×tw12・・・(数14)
T−h−c=1/2×tw6+tw7+tw8+tw9+tw10+tw11+tw12+tw13+1/2×tw14・・・(数15)
図18は本発明の実施の形態における位置ずれがない場合と位置ずれがある場合の測定時間の差を表した図であるが、(数6)〜(数11)で求めた値は位置ずれがある時の波形aにおける各時間に対応している。ここで、位置ずれがない時の波形aの各時間Tx−v−y1,Tx−v−m1,Tx−v−c1とTx−v−y2,Tx−v−m2,Tx−v−c2はあらかじめ計算によりわかっているため、位置ずれがある時とない時の時間の差ΔT−y1,ΔT−m1,ΔT−c1とΔT−y2,ΔT−m2,ΔT−c2を以下の(数式)により求める。
ΔT−y1=T−v−y1−Tx−v−y1・・・(数16)
ΔT−m1=T−v−m1−Tx−v−m1・・・(数17)
ΔT−c1=T−v−c1−Tx−v−c1・・・(数18)
ΔT−y2=T−v−y2−Tx−v−y2・・・(数19)
ΔT−m2=T−v−m2−Tx−v−m2・・・(数20)
ΔT−c2=T−v−c2−Tx−v−c2・・・(数21)
これらの時間に転写ベルト12の速度Vを掛けた値が基準色レジストパターンセット対33k−1,33k−2に対する各色のレジストパターンセット対33y−1,33m−1,33c−1、33y−2,33m−2,33c−2の副走査の位置ずれΔLv−y1,ΔLv−m1,ΔLv−c1およびΔLv−y2,ΔLv−m2,ΔLv−c2となる。
ΔLv−y1=ΔT−y1×V・・・(数22)
ΔLv−m1=ΔT−m1×V・・・(数23)
ΔLv−c1=ΔT−c1×V・・・(数24)
ΔLv−y2=ΔT−y2×V・・・(数25)
ΔLv−m2=ΔT−m2×V・・・(数26)
ΔLv−c2=ΔT−c2×V・・・(数27)
理論上は、ΔLv−y1とΔLv−y2、ΔLv−m1とΔLv−m2、ΔLv−c1とΔLv−c2は同じ距離だが、転写ベルト12の速度変動等の影響により同じ距離にはならない。従って、これらを平均化して基準色レジストパターンセット対33k−1,33k−2から各色のレジストパターンセット対33y−1,33m−1,33c−1、33y−2,33m−2,33c−2までの副走査方向の位置ずれの平均値ΔLv−y,ΔLv−m、ΔLv−cを求め、これを副走査方向の位置ずれとする。
ΔLv−y=1/2×(ΔLv−y1+ΔLv−y2)・・・(数28)
ΔLv−m=1/2×(ΔLv−m1+ΔLv−m2)・・・(数29)
ΔLv−c=1/2×(ΔLv−c1+ΔLv−c2)・・・(数30)
また、(数12)〜(数15)で算出した、図18の波形aに対応するk、y、m、c各色のレジストパターンセット対33k−1と33k−2、33y−1と33y−2、33m−1と33m−2、33c−1と33c−2の中心間の時間T−h−k,T−h−y,T−h−m,T−h−cをもとに、(数5)により主走査方向位置ずれΔLh−y,ΔLh−m,ΔLh−cを以下の(数式)により求める。
ΔLh−y=1/2×(T−h−y−T−h−k)×V・・・(数31)
ΔLh−m=1/2×(T−h−m−T−h−k)×V・・・(数32)
ΔLh−c=1/2×(T−h−c−T−h−k)×V・・・(数33)
以上、主走査、副走査方向位置ずれの測定方法について説明してきたが、図18の波形aで示すようなレジストパターンが通過する時に電圧が落ち込むだけの波形は、正反射光しか受光しないように高精度に調整されたレーザーやレンズを用いた光学システムで構成された検出手段でしか実現できない。例えば、汎用のフォトセンサーのような無調整のセンサーを検出手段として使用した場合には、kトナー以外のトナーにおいて、図19の波形a−1で示すようにレジストパターンが通過する時に電圧が落ち込む前後に電圧レベルV0より電圧が上がる(波形a−1中のvf−1とvr−1またはvf−2とvr−2)オーバーシュートが発生する場合がある(以降オーバーシュートと呼ぶ)。この場合、オーバーシュートの影響により波形a−1におけるレジストパターンセット対33y−1と33y−2の中心位置n1やn2は波形aの中心位置m1やm2からずれてしまい、オーバーシュートがある場合とない場合で中心位置の検出にΔty−1やΔty−2の時間差が発生する。つまり、レジストパターンの位置に関係なく検出手段自身の問題により中心位置の測定に測定誤差が発生することになる。
具体的には、オーバーシュートの発生の状況により、Δty−1やΔty−2の時間が異なってくる。例えば、オーバーシュートvf−1はvr−1より電圧レベルが大きいが、このような場合、波形a−1におけるレジストパターンセット対33y−1の中心位置n1は波形aの中心位置m1より早く検出されるため、m1を基準にするとΔty−1は負の値になり、また、オーバーシュートvf−1とvr−1の電圧差Δv1の大きさに比例してΔty−1の時間の長さが長くなってくる(理由は後述する)。逆に、オーバーシュートvr−2はvf−2より電圧レベルが大きいが、このような場合、波形a−1のレジストパターンセット対33y−2の中心位置n2は波形aの中心位置m2より遅く検出されるため、m2を基準にするとΔty−2は正の値になり、また、オーバーシュートvf−2とvr−2の電圧差Δv2の大きさに比例してΔty−2の時間の長さが長くなってくる。これらの関係をまとめると以下のようになる。
Δv=vr−vf・・・(数34)
Δt=w×Δv・・・(数35)
(wは実験により求まる任意の変換係数)
このように、波形の中心位置がずれると主走査,副走査方向の位置ずれの算出の元になるデータに影響がでる。図20は本発明の実施の形態における位置ずれがある場合と位置ずれがあり、さらに、オーバーシュートがある場合の測定時間の差を表した図であるが、図において、副走査方向位置ずれの算出の元になる波形a−1のデータTz−v−y1,Tz−v−m1,Tz−v−c1は中心位置が早く検出されるため、波形aの元データT−v−y1,T−v−m1,T−v−c1よりそれぞれΔt−y1,Δt−m1,Δt−c1だけ短くなる。逆に波形a−1の元データTz−v−y2,Tz’−v−m2,Tz−v−c2は中心位置が遅く検出されるため、波形aの元データT−v−y2,T−v−m2,T−v−c2よりそれぞれΔt−y2,Δt−m2,Δt−c2だけ長くなる。
また、主走査方向位置ずれの算出の元になるデータTz−h−k,Tz−h−y,Tz−h−m,Tz−h−cのうち、Tz−h−kはΔv1とΔv2の発生がないためT−h−kと同じ長さであり、他のTz−h−y,Tz−h−m,Tz−h−cはΔv1とΔv2の相関関係で長さが異なってくる。
例えば、波形a−1において、図19と(数34)からΔv1は負の値になり、Δv2は正の値になるため、波形a−1の元データTz−h−y,Tz−h−m,Tz−h−cは波形aの元データT−h−y,T−h−m,T−h−cより長くなる。しかし、例えば、逆にΔv1が正の値でΔv2が負の値であれば、波形a−1の元データTz−h−y,Tz−h−m,Tz−h−cは波形aの元データT−h−y,T−h−m,T−h−cより短くなる。
これらの関係をまとめると以下の(数式)になる。
Tz−v−y1−T−v−y1=Δt−y1・・・(数36)
Tz−v−m1−T−v−m1=Δt−m1・・・(数37)
Tz−v−c1−T−v−c1=Δt−c1・・・(数38)
Tz−v−y2−T−v−y2=Δt−y2・・・(数39)
Tz−v−m2−T−v−m2=Δt−m2・・・(数40)
Tz−v−c2−T−v−c2=Δt−c2・・・(数41)
Tz−h−y−T−h−y=Δt−y2−Δt−y1・・・(数42)
Tz−h−m−T−h−m=Δt−m2−Δt−m1・・・(数43)
Tz−h−c−T−h−c=Δt−c2−Δt−c1・・・(数44)
従って、無調整のセンサー等を検出手段として使用した場合には、以下に示す副走査方向の測定誤差ΔLvz−y,ΔLvz−m,ΔLvz−c、および、主走査方向の測定誤差ΔLhz−y,ΔLhz−m,ΔLhz−cが発生することになる。
ΔLvz−y=1/2×(Δt−y1+Δt−y2)×V・・・(数45)
ΔLvz−m=1/2×(Δt−m1+Δt−m2)×V・・・(数46)
ΔLvz−c=1/2×(Δt−c1+Δt−c2)×V・・・(数47)
ΔLhz−y=(Δt−y2−Δt−y1)×V・・・(数48)
ΔLhz−m=(Δt−m2−Δt−m1)×V・・・(数49)
ΔLhz−c=(Δt−c2−Δt−c1)×V・・・(数50)
このように、オーバーシュートが発生する理由は例えば以下のように考えられる。
図21〜図22は本発明の実施の形態における受光素子の位置ずれがない場合に無端状担持体上にトナーがない時の光の進路を表した図である。図23〜図24は本発明の実施の形態における受光素子の位置ずれがない場合に無端状担持体上のトナーを検出し始めた時の光の進路を表した図である。図において、22−a、23−aはそれぞれ発光手段22の発光素子(例えばLED)と受光手段23の受光素子(例えばフォトトランジスタ)である。
通常、転写ベルト12上にレジストパターンがない時は、図21のように発光手段22の内部の発光素子22−aから発した光22−a−1,光22−a−2,光22−a−3は入射角と同じ角度で転写ベルト12上で反射し受光素子23−aに入射する。しかし、図22で示すように受光素子23−aが受光手段23の内部において図中のx方向(転写ベルト12の進行方向)にずれて設置されている場合は、発光素子から発した光22−a−3は受光素子23−aの位置がずれているため受光素子23−aに入射されず、受光素子23−aに入射される光の量は受光素子23−aがずれていない場合(図21の場合)より少ない。このため、CPU30は前記した図8の信号増幅器27の出力電圧をV0のレベルに調整するために発光手段22の発光電流を増やし、発光素子22−aの発光強度を受光素子23−aが位置がずれていない場合(図21の場合)より上げてV0に調整している。
ここで、レジストパターンを検出し始めた時の光の挙動について考える。まず、図23のように受光素子23−aの位置がずれていない場合、発光素子から発した光22−a−1,22−a−2はレジストパターンセット対33y−1がまだ到達していないため受光素子23−aに入射するが、発光素子から発した光22−a−3はレジストパターンにちょうど当るため拡散反射し受光素子23−aには入射しなくなる。ところが、図24のように受光素子23−aがずれて設置されている場合、発光素子から発した光22−a−1は拡散反射するが受光素子23−aの位置がずれているためこれを受光してしまう。つまりV0に調整していた時より光束は増え電圧レベルはV0より上がってしまうことになる。これが図20中の波形a−1のΔvに相当するものと考えられる。
このオーバーシュートは図19の波形a−1のようにレジストパターン検出時の電圧落ち込みの前(vf−1,vf−2)であったり、電圧落ち込みの後(vr−1,vr−2)であったりすることがわかっている。これは図25で示すように、例えば受光手段23の内部における受光素子23−aの設置位置が+x方向にずれている時はレジストパターンの検出開始時に拡散反射光を受光しやすくなるため電圧が落ち込む前に電圧がより大きくなり、−x方向にずれている時はレジストパターンの検出終了時に拡散反射光を受光しやすくなるため電圧が落ち込んで立上った後に電圧がよりおおきくなるからだと考えられる。
また、オーバーシュートの差の電圧Δvは図26のグラフで示すように受光素子23−aの位置のずれ量xに比例することがわかっている。これは受光素子23−aの位置のずれ量が大きいほど拡散反射光を受光しやすくなるためだと考えられる。
さらに、前記した(数35)によりオーバーシュートの差の電圧Δvと測定誤差Δtには、図27で示す比例関係があることがわかっている。これは図28の波形a、b、cで示すように、オーバーシュートの差の電圧Δvのレベルが大きくなる(Δv−b<Δv−c)のに反比例して、検出したレジストパターンの電圧落ち込みの幅が狭くなるため(tw−b>tw−c)、結果としてΔvが小さい時の電圧落ち込みの中心よりも、Δvが大きい時の中心がよりずれていく(Δt‐b<Δt−c)ためだと考えられる。
また、kトナーではオーバーシュートが発生しないのは、kトナーはほとんどの光を吸収するため、kトナーに当たった光は受光素子23−aに入射されないからである。
以上は受光素子23−aがx方向(−x方向)にずれて設置された場合を想定して説明しているが、発光素子22−aがx方向(−x方向)にずれて設置された場合、あるいは、発光素子22−aや受光素子23−aの取り付け角度がx方向(−x方向)にずれている場合、また、転写ベルト12の発光素子22−aや受光素子23−aに対する取り付け角度がx方向(−x方向)にずれて設置された場合も同様の現象が発生する。
本発明は前記したオーバーシュートの差の電圧Δvに比例して測定誤差Δtが増加すること(数35、図27)に着目し、電圧Δvをあらかじめ測定しておいて、位置ずれを補正する際に測定誤差を加減算することで正確な補正を実現している。以下説明する。
まず、前記した図9において電圧V0に信号増幅器27の出力レベルを調整した後、図示しないレジストパターン発生手段は図29で示すようなkトナー像を除くymcトナー像のレジストパターンセット複数個を転写ベルト12上に印刷する。このレジストパターンセットをパターン検出手段14で検出し信号増幅器27で増幅した時の波形を図30に示す。CPU30は各色のオーバーシュートの差の電圧Δvを測定し以下の(数式)よりそれぞれの色の平均値Δv1−y,Δv2−y、Δv1−m,Δv2−m、Δv1−c,Δv2−cを算出する。
Δv1−y=(Δv1−y1+Δv1−y2+ −−−+Δv1y−n)/n・・・(数51)
Δv2−y=(Δv2−y1+Δv2−y2+ −−−+Δv2y−n)/n・・・(数52)
Δv1−m=(Δv1−m1+Δv1−m2+ −−−+Δv1m−n)/n・・・(数53)
Δv2−m=(Δv2−m1+Δv2−m2+ −−−+Δv2m−n)/n・・・(数54)
Δv1−c=(Δv1−c1+Δv1−c2+ −−−+Δv1c−n)/n・・・(数55)
Δv2−c=(Δv2−c1+Δv2−c2+ −−−+Δv2c−n)/n・・・(数56)
CPU30はこれらの値と(数35)の関係式から測定誤差Δt−y1,Δt−y2、Δt−m1,Δt−m2、Δt−c1,Δt−c2を算出し記憶手段32に保存する。
Δt−y1=w×Δv1−y・・・(数57)
Δt−y2=w×Δv2−y・・・(数58)
Δt−m1=w×Δv1−m・・・(数59)
Δt−m2=w×Δv2−m・・・(数60)
Δt−c1=w×Δv1−c・・・(数61)
Δt−c2=w×Δv2−c・・・(数62)
オーバーシュートの差の電圧Δvを複数検出し平均値を算出するのは、転写ベルト12の状態(傷、汚れ等)によってΔvの値が変わってしまうため複数検出してこれを補うためである。また、Δvの値はkトナー像以外のトナー像間での差はほとんどないことから、kトナー像を除く他の1色だけでΔv1とΔv2を測定しても問題ない。
次に前記した方法によりCPU30は図10で示した転写ベルト12上のレジストパターンセット対33k−1,33y−1,33m−1,33c−1、33k−2,33y−2,33m−2,33c−2を検出し位置ずれ量を算出する。この時に検出される各レジストパターン中心間の時間関係を図31に示す。波形a−0は位置ずれがない場合、波形aは位置ずれはあるがオーバーシュートがない場合、波形a−1は位置ずれがありさらにオーバーシュートがある場合を示している。
位置ずれがある時とない時の時間の差ΔT−y1,ΔT−m1,ΔT−c1、ΔT−y2,ΔT−m2,ΔT−c2は前記した(数16)〜(数21)により算出される(図31においてΔT−m1とΔT−y2はゼロ)が、位置ずれがありさらにオーバーシュートがある時と位置ずれがない時の時間の差Δt'−y1,Δt'−m1,Δt'−c1、Δt'−y2,Δt'−m2,Δt'−c2には、位置ずれがある時とない時の時間の差ΔT−y1,ΔT−m1,ΔT−c1、ΔT−y2,ΔT−m2,ΔT−c2の値にさらにオーバーシュートΔvにより発生する測定誤差Δt−y1,Δt−m1,Δt−c1、Δt−y2,Δt−m2,Δt−c2が含まれた値として測定される。
Δt'−y1=ΔT−y1+Δt−y1・・・(数63)
Δt'−m1=ΔT−m1+Δt−m1・・・(数64)
Δt'−c1=ΔT−c1+Δt−c1・・・(数65)
Δt'−y2=ΔT−y2+Δt−y2・・・(数66)
Δt'−m2=ΔT−m2+Δt−m2・・・(数67)
Δt'−c2=ΔT−c2+Δt−c2・・・(数68)
このため、CPU30は測定されたΔt'−y1,Δt'−m1,Δt'−c1、Δt'−y2,Δt'−m2,Δt'−c2から、あらあかじめ記憶手段32に保存している測定誤差Δt−y1,Δt−m1,Δt−c1、t−y2,Δt−m2,Δt−c2を減算し、オーバーシュートによるΔvの影響がない状態での位置ずれがある時とない時の時間の差ΔT−y1,ΔT−m1,ΔT−c1、ΔT−y2,ΔT−m2,ΔT−c2を求める。
ΔT−y1=Δt'−y1−Δt−y1・・・(数69)
ΔT−m1=Δt'−m1−Δt−m1・・・(数70)
ΔT−c1=Δt'−c1−Δt−c1・・・(数71)
ΔT−y2=Δt'−y2−Δt−y2・・・(数72)
ΔT−m2=Δt'−m2−Δt−m2・・・(数73)
ΔT−c2=Δt'−c2−Δt−c2・・・(数74)
図示しない位置ずれ補正手段は(数69)〜(数74)により求めた位置ずれがある時とない時の時間差ΔT−y1,ΔT−m1,ΔT−c1、ΔT−y2,ΔT−m2,ΔT−c2をもとに(数22)〜(数30)により副走査方向位置ずれ量を算出し、副走査方向位置ずれの補正をおこなう。
また、図31において、位置ずれがある時の波形aにおけるT−h−k、T−h−y、T−h−m、T−h−cと位置ずれがあり、さらに、オーバーシュートがある時のTz−h−k、Tz−h−y、Tz−h−m、Tz−h−cには下(数式)の関係がある。
Tz−h−k=T−h−k・・・(数75)
Tz−h−y=T−h−y+(Δt−y2−Δt−y1)・・・(数76)
Tz−h−m=T−h−m+(Δt−m2−Δt−m1)・・・(数77)
Tz−h−c=T−h−c+(Δt−c2−Δt−c1)・・・(数78)
このため、CPU30は測定されたTz−h−y,Tz−h−m,Tz−h−cと、あらあかじめ記憶手段32に保存している測定誤差Δt−y1,Δt−m1,Δt−c1、t−y2,Δt−m2,Δt−c2から、オーバーシュートによるΔvの影響がない状態であるT−h−y,T−h−m,T−h−cを求める。
T−h−y=Tz−h−y−(Δt−y2−Δt−y1)・・・(数79)
T−h−m=Tz−h−m−(Δt−m2−Δt−m1)・・・(数80)
T−h−c=Tz−h−c−(Δt−c2−Δt−c1)・・・(数81)
図示しない位置ずれ補正手段はTz−h−kと(数79)〜(数81)により求めたT−h−y,T−h−m,T−h−cをもとに(数31)〜(数33)により主走査方向位置ずれ量を算出し、主走査方向位置ずれの補正をおこなう。
以上の位置ずれ検出方法により、汎用のフォトセンサーのような無調整のセンサーを検出手段として使用した場合でも安定した高精度の検出が可能となる。
本発明は以上説明した電子写真方式のカラー画像形成装置だけでなく、熱転写方式、インクジェット方式のカラー画像形成装置においても適用することができる。また、さらに高精度の位置制御が必要なあらゆる分野においても応用することが可能である。
位置ずれの種類を表す図 従来のパターン検出手段の構成図 従来の無端状担持体上のレジストパターンとパターン検出手段の配置図 従来の無端状担持体上のレジストパターンとパターン検出手段の配置図とパターン検出手段の出力信号を示す図 従来の無端状担持体上のレジストパターンとパターン検出手段の配置図とパターン検出手段の出力信号を示す図 本発明の実施の形態におけるカラー画像形成装置の構成図 本発明の実施の形態におけるパターン検出手段の構成と光の進路を表した図 本発明の実施の形態における位置ずれ補正手段の構成を表した図 本発明の実施の形態における発光手段の発光量を調整している様子を表した図 本発明の実施の形態における無端状担持体とパターン検出手段および無端状担持体上のレジストパターンの位置関係を表した図 本発明の実施の形態におけるレジストパターン検出中に発光手段から発せられた光の進路を表した図 本発明の実施の形態におけるレジストパターンを検出した時の位置ずれ補正手段の動作を表した図 本発明の実施の形態における記憶手段に格納されたパルスのon,off時間を表した図 本発明の実施の形態における副走査方向の位置ずれを表す概念図 本発明の実施の形態における主走査方向の位置ずれを表す概念図 本発明の実施の形態における主走査方向の位置ずれを表す概念図 本発明の実施の形態における記憶手段に格納されたパルスのon,off時間を表した図 本発明の実施の形態における位置ずれがない場合と位置ずれがある場合の測定時間の差を表した図 本発明の実施の形態における位置ずれがある場合と位置ずれがあり、さらに、オーバーシュートがある場合の測定時間の差を表した図 本発明の実施の形態における位置ずれがある場合と位置ずれがあり、さらに、オーバーシュートがある場合の測定時間の差を表した図 本発明の実施の形態における受光素子の位置ずれがない場合に無端状担持体上にトナーがない時の光の進路を表した図 本発明の実施の形態における受光素子の位置ずれがある場合に無端状担持体上にトナーがない時の光の進路を表した図 本発明の実施の形態における受光素子の位置ずれがない場合に無端状担持体上のトナーを検出し始めた時の光の進路を表した図 本発明の実施の形態における受光素子の位置ずれがある場合に無端状担持体上のトナーを検出し始めた時の光の進路を表した図 本発明の実施の形態における受光手段の内部における受光素子の位置がずれた様子を表した図 本発明の実施の形態における受光手段の内部における受光素子の位置ずれ量xとΔvの関係を表した図 本発明の実施の形態におけるΔvと測定誤差Δtの関係を表した図 本発明の実施の形態におけるΔvのレベルとパルス幅twと測定誤差Δtの関係を表した図 本発明の実施の形態における測定誤差を測定するための無端状担持体上のパターンを検出した時の波形を表した図 本発明の実施の形態における測定誤差を測定するための無端状担持体上のパターンを表した図 本発明の実施の形態における位置ずれがない場合と位置ずれはあるがΔvがない場合と位置ずれがありさらにΔvがある場合の測定時間の差を表した図
符号の説明
1a、1b、1c、1d 画像ステーション
2a、2b、2c、2d 感光体
3a、3b、3c、3d 帯電手段
4a、4b、4c、4d 現像手段
5a、5b、5c、5d クリーニング手段
6a、6b、6c、6d 露光手段
7 転写手段
8a、8b、8c、8d 転写器
9a、9b、9c、9d 光
10、11 支持ローラ
12 転写ベルト
14 パターン検出手段
15 位置ずれ補正手段
16 給紙カセット
17 シート材
18 給紙ローラ
19 シート材転写ローラ
20 定着手段
21 ホームセンサー
22 発光手段
22−a 発光素子
22−a−1 発光素子から発した光
22−a−2 発光素子から発した光
22−a−3 発光素子から発した光
23 受光手段
23−a 受光素子
24 発光電流制御手段
25 発光電流検出手段
26 電流−電圧変換手段
27 信号増幅器
28 比較器
29 比較器の基準電圧
30 CPU
31 カウント手段
32 記憶手段
33 トナー像
51 イメージセンサ(CCD)
52 光源
53 セルフォックレンズアレイ

Claims (1)

  1. フォトセンサであるレジストパターン検出手段と、前記レジストパターン検出手段により検出した位置ずれ量を元に位置ずれ補正をおこなう位置ずれ補正手段を有するカラー画像形成装置において、前記レジストパターン検出手段により検出した際のパターンの電圧波形から前記レジストパターン検出手段自身により発生する測定誤差を計測し、前記位置ずれ補正手段により位置ずれ補正する際に、測定した位置ずれ量から前記レジストパターン検出手段自身により発生する測定誤差を修正して位置ずれの補正をおこない、前記レジストパターン検出手段自身により発生する測定誤差は、検出したパターンの電圧波形のうちパターンが前記レジストパターン検出手段を通過する前の波形であって、無担状担持体より通常反射される反射電圧より高い電圧部分のオーバーシュートの電圧レベルと、検出したパターンの電圧波形のうちパターンが前記レジストパターン検出手段を通過した後の波形であって、前記無担状担持体より通常反射される反射電圧より高い電圧部分のオーバーシュートの電圧レベルとの差を測定して算出することを特徴とするカラー画像形成装置。
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