JP4729718B2 - 有機性廃棄物の処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、嫌気性微生物を用いて、糞尿、生ゴミ、食品加工残滓等の有機性廃棄物をメタン発酵処理する有機性廃棄物の処理方法に関する。
生ごみ、汚泥等の有機性廃棄物のほとんどは、焼却や埋立処分されているが、焼却に伴うダイオキシンの発生や埋立処分地の逼迫、悪臭などの問題から、環境負荷の少ない処理方法が求められている。これらの問題を解決するために有機性廃棄物をメタン発酵処理し、発生したメタンガスを燃料電池やガスエンジンを用いて発電するシステムが開発されている。
しかしながら、メタン発酵は有機物をメタンと炭酸ガスに分解するが、100%分解されるわけではなく、発酵廃液中には高濃度の有機成分が残っている。また、発酵廃液中には、発酵残渣もしくはメタン発酵槽で増殖した菌体としての汚泥があり、この汚泥中には高濃度の窒素成分が含まれる。
そこで、メタン発酵処理により生じる汚泥の減容化効果を高めるため、メタン発酵槽での汚泥の滞留時間を保ってメタン発酵処理の効率を低下させないようにしながら改質処理する汚泥量を増加させる必要がある。そのためには、メタン発酵処理により排出された汚泥の一部を固液分離し、分離液を処理水として排出すると共に分離された濃縮汚泥をメタン発酵槽に返送するように構成し、固形物の系外流出を抑え、メタン発酵槽での汚泥保持量及び汚泥濃度を高く保つようにすることがなされている。
例えば、下記特許文献1には、有機性廃棄物をメタン発酵処理し、得られた発酵廃液を活性汚泥処理し、その活性汚泥廃液を固液分離して分離液と濃縮汚泥とに分け、濃縮汚泥の少なくとも一部を好熱菌により生物学的に可溶化させ、可溶化後の処理液を前記メタン発酵処理工程に投入して有機性廃棄物を処理する方法が開示されている。
特開2002−316130号公報
メタン発酵槽は、生ゴミなどの有機物を酢酸やプロピオン酸などに分解する酸生成菌や、酢酸やプロピオン酸などをメタンに分解するメタン菌などの生菌の培養槽であり、これらの生菌は、有機物を餌として増殖する。また、活性汚泥処理槽は、発酵廃液中のアンモニアを亜硝酸に酸化させるアンモニア酸化菌、亜硝酸を硝酸に酸化させる亜硝酸酸化菌、亜硝酸もしくは硝酸中の酸素を使い発酵廃液中の有機物を酸化させる脱窒菌などの生菌の培養槽であり、これらの生菌は、窒素成分やアンモニア成分を餌として増殖する。
メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽内の生菌は、槽内の処理液を取り出す際に、同時に槽外へ流出してしまうが、この生菌の流出量が、生菌の増殖量よりも多いと、メタン発酵処理やメタン発酵処理に伴い排出される発酵廃液の浄化が出来なくなってしまうため、メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽内には生菌を常に一定量存在させる必要があり、槽内に生菌を一定時間滞留させ、生菌を増殖させる必要がある。
しかしながら、上記特許文献1の処理方法では、固液分離した濃縮汚泥を、メタン発酵槽や活性汚泥処理槽に返送する際の返送量について特に考慮がなされていないため、それぞれの槽内における生菌数が必要量となるように管理することが困難であった。
したがって、本発明の目的は、簡易な運転制御方法で、メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽内の生菌が減少しないよう維持でき、有機性廃棄物の処理に伴い発生する発酵残渣などの汚泥を減容化できる有機性廃棄物の処理方法を提供する。
上記目的を達成するにあたって、本発明の有機性廃棄物の処理方法は、有機性廃棄物をメタン発酵槽に投入し、メタン発酵させて発酵廃液を取り出し、この発酵廃液を活性汚泥処理槽に投入し、硝化及び脱窒反応させて活性汚泥廃液を取り出し、この活性汚泥廃液を固液分離し、得られた濃縮汚泥の少なくとも一部を可溶化して前記メタン発酵槽に返送する有機性廃棄物の処理方法において、
前記メタン発酵槽として、生菌が保持又は循環されずに処理液と共に移動して排出される培養槽を用い、
前記活性汚泥処理槽として、生菌が保持又は循環されずに処理液と共に移動して排出される培養槽を用い、
前記活性汚泥廃液にポリ硫酸鉄を、前記活性汚泥廃液の固形分中に10〜20質量%となるように添加し、重力沈殿又は膜分離によって前記活性汚泥廃液を固液分離し、
前記可溶化された濃縮汚泥の前記メタン発酵槽への返送流量と、前記有機性廃棄物の前記メタン発酵槽への投入流量との合計流量を、前記メタン発酵槽及び前記活性汚泥処理槽を通過する処理液の流量とし、
前記処理液の流量と前記メタン発酵槽の容積とで求められる前記メタン発酵槽での水理学的滞留時間が3日以上、かつ、前記処理液の流量と前記活性汚泥処理槽の容積とで求められる前記活性汚泥処理槽での水理学的滞留時間が5.5日以上となるように、前記処理液の流量を設定することを特徴とする。
メタン発酵槽では、メタン発酵槽内に投入される処理液と同量の発酵廃液が、引き抜かれており、メタン発酵槽には常に一定量の処理液(有機性廃棄物)が滞留している。また、活性汚泥処理槽においても同様に、活性汚泥処理槽に投入される発酵廃液と同量の活性汚泥廃液が引き抜かれており、活性汚泥処理槽にも常に一定量の処理液(発酵廃液)が滞留している。
したがって、可溶化処理された濃縮汚泥の前記メタン発酵槽への返送流量と、有機性廃棄物のメタン発酵槽への投入流量との合計流量を調整することで、メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽を通過する処理液の通過時間を調整でき、メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽の菌数が減少しすぎないように制御できる。また、メタン発酵処理に伴い発生した発酵残渣等を濃縮汚泥として取り出し、それを可溶化してメタン発酵槽に返送しているので、系外に排泄する汚泥の発生量を低減でき、汚泥を減容化できる。
そして、メタン発酵槽として、生菌が保持又は循環されずに処理液と共に移動して排出される培養槽を用い、処理液の流量とメタン発酵槽の容積とで求められるメタン発酵槽での水理学的滞留時間が3日以上となるように、処理液の流量を設定するので、メタン発酵槽内の生菌が減少せず、有機性廃棄物のメタン発酵処理に支障をきたすことがない。
更には、活性汚泥処理槽として、生菌が保持又は循環されずに処理液と共に移動して排出される培養槽を用い、処理液の流量と活性汚泥処理槽の容積とで求められる活性汚泥処理槽での水理学的滞留時間が5.5日以上となるように、処理液の流量を設定するので、活性汚泥処理槽内の生菌が減少せず、メタン発酵処理後の発酵廃液の浄化処理に支障をきたすことがない。
また、活性汚泥廃液にポリ硫酸鉄を、活性汚泥廃液の固形分中に10〜20質量%となるように添加することにより、重力沈降や膜分離により固液分離させやすくなり、また、固液分離して得られた分離液は、固形分量が極めて少ないので、下水放流基準を満たしており、廃液処理が容易なものとなる。また分離液中の全リン濃度を低減出来るとともに、鉄分をメタン発酵槽に返送することになるので、メタン菌の栄養塩を供給することとなり、メタン発酵槽内のメタン菌を活性化させ、槽内の硫化水素濃度を下げることが出来る。
本発明によれば、可溶化処理された濃縮汚泥の前記メタン発酵槽への返送流量と、有機性廃棄物のメタン発酵槽への投入流量との合計流量を調整することで、メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽を通過する処理液の通過時間を調整でき、メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽の菌数が減少しすぎないように制御できる。また、メタン発酵処理に伴い発生した発酵残渣等を濃縮汚泥として取り出し、それを可溶化してメタン発酵槽に返送しているので、系外に排泄する汚泥の発生量を低減でき、汚泥を減容化できる。
また、活性汚泥廃液を固液分離する際、凝集剤を添加して固液分離することで、重力沈殿や膜分離により固液分離させやすくなり、分離液中の固形分濃度を低減でき、廃液処理を容易にすることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて更に詳細に説明する。
図1は、本発明の有機性廃棄物の処理方法において利用できる有機性廃棄物処理装置の構成を示す一実施形態であり、この有機性廃棄物処理装置は、ペースト状に粉砕処理された有機性廃棄物をスラリー化して貯留するスラリー調整槽1と、このスラリー状の有機性廃棄物をメタン発酵処理するメタン発酵槽2と、メタン発酵処理後の発酵廃液を浄化処理する活性汚泥処理槽3と、この活性汚泥廃液に凝集剤を攪拌添加して、固形分をフロック形成させる凝集槽4と、フロック形成した活性汚泥廃液を濃縮汚泥と分離液とに固液分離する濃縮分離槽5と、濃縮汚泥を可溶化して貯留する可溶化槽6とで主に構成されている。
スラリー調整槽1からの配管1aは、図示しないスラリー供給ポンプを介してメタン発酵槽2に連結している。
メタン発酵槽2には、メタン菌等の嫌気性微生物の付着・担持量を増加させるため、担体などを配置してもよいが、槽内の生菌が保持又は循環されずに、発酵廃液と共に移動して排出される完全混合型の生菌培養槽であれば、メタン発酵槽2における処理液の水理学的滞留時間=メタン発酵槽2における生菌の水理学的滞留時間となるため、メタン発酵槽2内の生菌の流失速度は、メタン発酵槽2内の処理液の水理学的滞留時間から把握でき、槽内の菌数を容易に把握できる。なお、メタン発酵槽2における処理液の水理学的滞留時間(以下「HRT」とする)は、下式(A)から算出できる。
メタン発酵槽の下部には、メタン発酵処理後の発酵廃液を引き抜くための配管2aが、図示しない発酵廃液引き抜きポンプを介して活性汚泥処理槽3に連結している。
活性汚泥処理槽3としては、発酵廃液中の有機物や窒素を微生物によって硝化及び脱窒するための処理槽であって、好気槽又は間欠曝気槽である。また、槽内には、生菌の付着・担持量を増加させるため、担体などを配置してもよいが、槽内の生菌が保持又は循環されずに、発酵廃液と共に移動して排出される完全混合型の生菌培養槽であれば、活性汚泥処理槽3における発酵廃液のHRT=活性汚泥処理槽3における生菌のHRTとなるため、活性汚泥処理槽3の生菌の流失速度は、活性汚泥処理槽3内の処理液のHRTから把握でき、槽内の菌数を容易に把握できる。なお、活性汚泥処理槽3における発酵廃液のHRTは、下式(B)から算出できる。
活性汚泥処理槽3の底部には、活性汚泥廃液を引き抜くための配管3aが、図示しない活性汚泥引き抜きポンプを介して凝集槽4に連結している。そして凝集槽4には、図示しない凝集剤貯留タンクに連結する配管4aが配置されており、配管4aから凝集剤を投入できるようになっている。凝集槽4の下部には、凝集剤によってフロック形成された凝集槽4内の処理液を引き抜くための配管4bが配置されており、濃縮分離槽5と連結している。
濃縮分離槽5としては、従来より知られている、重力沈澱槽、膜分離装置等の固液分離装置を広く利用できる。中でも、膜分離装置は、凝集槽4での凝集剤の使用量が少なくとも、活性汚泥廃液を効果的に固液分離できるので凝集剤の使用量を低減でき、また、固液分離に要する時間を短縮できるので好ましい。
濃縮分離槽5の上部には、処理液を固液分離して得られた分離液を引き抜き、外部へ放流するための配管5aが配置されている。また、濃縮分離槽5の底部には、可溶化槽6に連結する配管5bが配置されており、濃縮汚泥の一部又は全部を可溶化槽6へ配送可能になっている。そして、可溶化槽6は、配管6aを介して、メタン発酵槽2と連結しており、可溶化槽でスラリー化した濃縮汚泥の一部をメタン発酵槽に返送できるようになっている。
次に、この有機性廃棄物処理装置を用いた本発明の有機性廃棄物の処理方法について説明する。
有機性廃棄物は、粉砕機にて破砕・粉砕などの処理がなされ、ペースト化される。そして、ペースト化された有機性廃棄物を、スラリー調整槽1に貯留し、適度な水で希釈してスラリー化される。
そして、メタン発酵槽2に、スラリー調整槽1で調整されたスラリーと、後述する可溶化槽6でスラリー化した濃縮汚泥とを供給し、ここで、有機性廃棄物のメタン発酵が行なわれ、嫌気性微生物による有機性廃棄物の分解が行われる。なお、一定時間毎に供給される処理液と同量の発酵廃液が、メタン発酵槽2の底部の配管2aから引き抜かれ、活性汚泥処理槽3に送られる。よって、メタン発酵槽2内は、常に一定量の発酵液で満たされている。
メタン発酵槽2における処理液のHRTは、完全混合型のメタン発酵槽を用いた場合、3日以上が好ましく、より好ましくは4〜20日である。図2は、完全混合型のメタン発酵槽を用いた場合のメタン発酵槽2における処理液のHRTと菌数との関係を示す図表である。図2に示すように、完全混合型のメタン発酵槽において、処理液の、即ち、生菌のメタン発酵槽内でのHRTが3日未満であるとメタン発酵槽内の菌数は徐々に減少している。そのため、HRTを3日未満で継続的に処理すると、メタン発酵処理に支障が生じる虞れがあるが、3日以上であれば、槽内の菌数が減少することがないので、メタン発酵処理に支障をきたすことはない。
そして、発酵により生成したバイオガスは、図示しないガスホルダーに回収され、燃料電池発電装置、ガスエンジン等の発電機やボイラーの燃料として有効利用されるようになっている。
メタン発酵槽2での発酵廃液は活性汚泥処理槽3へ移送され、間欠曝気処理などの生物処理によって、発酵廃液中の有機成分や溶解性窒素成分が処理され、発酵廃液が浄化処理される。なお、一定時間毎に供給される発酵廃液と同量の活性汚泥廃液が、活性汚泥処理槽3の配管3a底部から引き抜かれ、活性汚泥処理槽3に送られる。よって、活性汚泥処理槽3内は、常に一定量の発酵廃液で満たされている。
ここで、活性汚泥処理槽として、完全混合型の間欠曝気槽を用い、硝化終了時間から測定したアンモニア酸化細菌(好気性微生物)の増殖時間は図3のような結果が得られた。なお、アンモニア酸化の終了はpH変曲点の検出時とした。また図中の縦軸のA−SRTは、下記式(C)から算出できる値であり、アンモニア酸化細菌(好気性微生物)の増殖に要する時間である。
図3の結果より、アンモニア酸化細菌の増殖に要する時間は2.7日以下であることから、好気性微生物の滞留時間を2.7日以上とすることで、活性汚泥処理槽内の好気性微生物の菌数の減少を防止できる。また、嫌気性微生物も同様の滞留時間が必要であると推測できることから、活性汚泥処理槽3における発酵廃液のHRTは、完全混合型の活性汚泥処理槽を用いた場合、5.5日以上とすることが好ましく、より好ましくは6〜20日である。発酵廃液のHRTが5.5日以上であれば、槽内の菌数が減少することがないので、活性汚泥処理に支障をきたすことがない。
活性汚泥処理槽3から引き抜かれた活性汚泥廃液には、活性汚泥処理槽内の菌体と、有機分とが合成・付着して生成されたSS(Suspended Solid)などが含まれており、固形分濃度はおよそ10000〜20000mg/Lであり、そのまま下水放流することはできない。そのため、活性汚泥廃液を、分離液と濃縮汚泥とに固液分離処理し、活性汚泥廃液から固形分を取り除く必要があるが、この活性汚泥廃液をそのまま固液分離処理した場合、時間や手間がかかるばかりか、分離液中の固形分濃度や全リン濃度は高いため、分離液をそのまま下水放流することはできない。よって、活性汚泥処理槽3から引き抜いた活性汚泥廃液は、凝集槽4で凝集剤を攪拌添加し、活性汚泥廃液中の固形分をフロック形成すると共に、脱リン処理を行う。こうすることで、濃縮分離槽5における固液分離処理が容易なものとなり、分離液中の全リン濃度を低減できると共に、固形分濃度を200mg/L程度以下まで低減できる。
凝集槽4で使用する凝集剤としては、塩化第二鉄、ポリ硫酸鉄などの鉄塩や、ポリ塩化アルミニウムなどといった無機系凝集剤、ポリメタクリル酸エステル系、ポリアクリル酸エステル系、ポリアクリルアミド系等の、カチオン系、アニオン系、ノニオン系高分子凝集剤が挙げられるが、好ましくは鉄塩である。鉄分は、メタン菌の栄養塩として利用できることから、可溶化槽6で可溶化した濃縮汚泥をメタン発酵槽2へ返送する際において、メタン菌の栄養塩を供給することとなり、メタン発酵槽2内のメタン菌を活性化させ、メタン発酵槽2内に滞留する硫化水素濃度を下げることが出来、メタン発酵処理能力を向上できる。
また、鉄塩の添加量は、活性汚泥廃液の固形分中に5〜20質量%となるに添加することが好ましく、より好ましくは10〜15質量%である。活性汚泥廃液を固液分離した分離液を系外に排出するためには、下水放流基準を満たす水質でなければならない。
ここで、図4は、回分試験の方法によって測定したポリ硫酸鉄注入量と全リン濃度との関係を示す図表である。また、図5は、回分試験の方法によって測定したポリ硫酸鉄注入量とpHとの関係を示す図表である。
図4、5に示すように例えば凝集剤としてポリ硫酸鉄を用いた時、ポリ硫酸鉄の添加量が5質量%未満であると、分離液中の全リン量が、下水放流基準値である32mg/L以下を満たすことができないことがある。一方、ポリ硫酸鉄の添加量を増加することで分離液のpHも低下していき、20質量%より多い添加量であると、分離液中のpHが下水放流基準値である6〜9を満たすことができないことがある。したがって、上記範囲内の添加量であれば、下水放流基準値を満たすことができ、配管5aから系外に放流できる。
そして、濃縮汚泥は配管5bから一定量引き抜き、可溶化槽6へ配送し、ここで、固形状の濃縮汚泥を可溶化処理し、スラリー状に調整する。固形状の濃縮汚泥をスラリー状に調整することで、メタン発酵槽2における有機性廃棄物(濃縮汚泥)の処理効率が向上する。濃縮汚泥の可溶化方法としては、特に限定はないが、60℃以上の温度で30分以上加熱処理することが好ましく、より好ましくは60〜95℃である。60℃以上で加熱処理することで、濃縮汚泥の主成分として含まれる生菌を死滅化でき、メタン発酵槽に返送した際に、メタン発酵槽内の嫌気性微生物によって資源化されるので、固形物の発生量を低減出来る。そして、スラリー状に調整した濃縮汚泥は配管6aからメタン発酵槽2へ返送し、ここで、スラリー調整槽1から供給されたスラリーと共に、濃縮汚泥をメタン発酵処理する。
濃縮汚泥の返送量は、上記メタン発酵槽2における処理液のHRTが3日以上、及び/又は、上記活性汚泥処理槽3における活性汚泥廃液のHRTが5.5日以上となるように調整することが好ましい。
このように、本発明によれば、可溶化槽6で可溶化処理された濃縮汚泥のメタン発酵槽2への返送流量と、スラリー調整槽1からの有機性廃棄物のメタン発酵槽2への投入流量との合計流量を調整することで、メタン発酵槽2及び活性汚泥処理槽3を通過する処理液の通過時間を調整でき、メタン発酵槽及び活性汚泥処理槽の菌数が減少しすぎないように制御できる。
また、メタン発酵処理に伴い発生した発酵残渣等を濃縮汚泥として取り出し、それを可溶化してメタン発酵槽に返送しているので、系外に排泄する汚泥の発生量を低減でき、汚泥を減容化できる。
(実施例1)
図1に示すような有機性廃棄物の処理装置を用い、本発明の有機性廃棄物の処理方法によって連続運転を行った。
メタン発酵槽2としては、担体の充填率が40%の容量8Lの発酵槽を使用し発酵温度は55℃とした。スラリー調整槽1からのスラリーの供給量は1.23L/日とし、可溶化槽6からの濃縮汚泥の供給量は0.77L/日とし、メタン発酵槽2に12回に分割して(2時間おきに)投入した。なお、メタン発酵槽2における処理液のHRTは4日である。
また、同量の発酵廃液(2L/日)を配管2aから引き抜き、活性汚泥処理槽3へ投入した。活性汚泥処理槽3としては、好気時間が20〜70分及び嫌気時間が50〜100分であり、好気時間と嫌気時間を合わせて2時間とし、これを1サイクルとする容量13Lの亜硝酸型間欠曝気槽を使用した。なお、活性汚泥処理槽3における発酵廃液のHRTは6.5日である。
また、同量の発酵汚泥廃液(2L/日)を配管3aから引き抜き、凝集槽4に投入した。配管4aからは、まず、ポリ塩化アルミニウムや塩化第二鉄、ポリ硫酸鉄などの無機凝集剤を、活性汚泥廃液中の固形分量に対して10質量%の割合で添加し、更に、ポリアクリルアミド系凝集剤などの有機高分子凝集剤を固形物量に対して1.0〜2.0%添加した。なお凝集剤は、100rpmで1分間急速攪拌させながら投入し、その後10rpmで緩速攪拌した。そしてこの凝集槽4内の処理液を濃縮分離槽5で固液分離させた。なお、濃縮分離槽5としては、重力沈降槽を用いた。濃縮汚泥は可溶化槽6にて、1〜2時間70℃〜80℃加熱処理して濃縮汚泥をスラリー状に調整とした。
上記処理条件で2ヶ月の有機性廃棄物の処理を行ったところ、その間、有機性廃棄物は安定して処理でき、バイオガスの発生量は97NL/日(メタンガス濃度60%)であった。また、固液分離された処理水の水質はpHが6〜7、SS(Suspended Solid)が400mg/L以下、ケルダール窒素が120mg/L以下、全リン量が10mg/L以下、BODが300以下であり、下水放流基準を満たしていた。
(実施例2)
凝集槽4での凝集剤として無機凝集剤のみを使用し、濃縮分離槽5として膜分離装置を用いた以外は実施例1と同様にして有機性廃棄物の処理を2ヶ月間行った。その間、有機性廃棄物は安定して処理でき、また、凝集槽4での凝集剤として有機高分子凝集剤を使用しなくとも、濃縮分離槽5で固液分離した分離液は実施例1での分離液と同様の水質であり、凝集剤の使用量を低減できた。
本発明は、生ゴミ、食品加工残滓、活性汚泥処理などの余剰汚泥等の処理に好適に用いることができる。
本発明で用いる有機性廃棄物処理装置の一実施形態を示す概略構成図である。 完全混合型のメタン発酵槽を用いた場合における、HRTと、槽内の菌数の関係を表す図表である。 完全混合型の活性汚泥処理を用いた場合における、HRTと、槽内の菌数の関係を表す図表である。 凝集剤の投与量に対する分離液の全リン濃度の関係を表す図表である。 凝集剤の投与量に対する分離液のpHの関係を表す図表である。
符号の説明
1:スラリー調整槽
2:メタン発酵槽
3:活性汚泥処理槽
4:凝集槽
5:濃縮分離槽
6:可溶化槽

Claims (1)

  1. 有機性廃棄物をメタン発酵槽に投入し、メタン発酵させて発酵廃液を取り出し、この発酵廃液を活性汚泥処理槽に投入し、硝化及び脱窒反応させて活性汚泥廃液を取り出し、この活性汚泥廃液を固液分離し、得られた濃縮汚泥の少なくとも一部を可溶化して前記メタン発酵槽に返送する有機性廃棄物の処理方法において、
    前記メタン発酵槽として、生菌が保持又は循環されずに処理液と共に移動して排出される培養槽を用い、
    前記活性汚泥処理槽として、生菌が保持又は循環されずに処理液と共に移動して排出される培養槽を用い、
    前記活性汚泥廃液にポリ硫酸鉄を、前記活性汚泥廃液の固形分中に10〜20質量%となるように添加し、重力沈殿又は膜分離によって前記活性汚泥廃液を固液分離し、
    前記可溶化された濃縮汚泥の前記メタン発酵槽への返送流量と、前記有機性廃棄物の前記メタン発酵槽への投入流量との合計流量を、前記メタン発酵槽及び前記活性汚泥処理槽を通過する処理液の流量とし、
    前記処理液の流量と前記メタン発酵槽の容積とで求められる前記メタン発酵槽での水理学的滞留時間が3日以上、かつ、前記処理液の流量と前記活性汚泥処理槽の容積とで求められる前記活性汚泥処理槽での水理学的滞留時間が5.5日以上となるように、前記処理液の流量を設定することを特徴とする有機性廃棄物の処理方法。
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