JP4729054B2 - 通信用半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等のポーラー変調方式を用いる通信用半導体集積回路に関する。
現在、一般的に用いられているI/Q変調方式は、周波数変調データをX−Y座標上の点とし、その周波数変調データを直交するX−Y信号に変換し、このX−Y信号をキャリア周波数に掛け合わせて変調するものである。
一方、最近利用されつつあるポーラー変調方式は、周波数変調データを振幅と角度で表し、角度方向の変調を周波数変調として周波数シンセサイザ(以下、PLL:Phase−Locked Loop) が行い、振幅方向の変調をパワーアンプ(以下、PA) の利得を制御することで変調を行う。
位相変調を伴う変調方式では、先に述べたように、各データ点はある時点での位相情報として表される。
しかし、PLL回路は、その性質上、周波数を制御する回路である。このため、外部から位相データを与えられてもそのデータで直接位相変調を行うことできない。
そこで、位相変調を行うために、位相が周波数の積分であることを利用して位相変調を行っている。
従来の周波数変調する通信用半導体集積回路には、ADPLL(ALL−Digital PLL)を用いたものがある(例えば、非特許文献1参照。)。
ある位相変移を実現するためには、単位クロックあたりの位相変化分を周波数変調として与える必要がある。
上記ADPLLでは、ほぼ全ての回路がデジタル回路として動作しており、かつその位相データは規格化されている。
しかしながら、DPLLを構成するDCO(Digitally Controlled Oscillator)は、デジタル値で制御されている。しかし、該DCOは、基本的にはアナログ的な特性を有する。つまり、該DCOは、ある制御値に対する出力周波数が常に一定にならない特性を有する。
そして、上記ADPLLでは、該DCOの利得の変動及びその利得の傾きが安定したフィードバック系を形成するために、ループフィルタ(Loop Filter)の出力でゲイン補整に当たる係数を乗じている。
この値が適正である時、上記ADPLLでは、DCOの変調データによる位相変動量とこれを相殺する補整量が一致する。このため、PLLは、ループ帯域外を含めた広帯域な周波数変調が可能となる。
したがって、正しい周波数変調を閉ループで行うために正確なDCOの周波数利得を知ることが最も重要となる。
上記従来技術では、ゲインをキャリア周波数近傍で周波数を振って(例えば、BlueToothなどでは離調周波数を加減する)、その時のループの挙動も利用しつつ求めている。
このような方式は理想的ではある。しかし、周波数変調が広帯域となるような変調方式においては、
(1)小さな周波数ステップを基にするので精度が犠牲になる
(2)広帯域においてはゲインが一定ではない
等の問題がある。
IEEE Trans. Circuits Syst. II Analog Digit. Signal Process vol.53 No.3, pp.225-229 Mar 1996
本発明は、周波数変調及び位相変調の高精度化を図ることが可能な通信用半導体集積回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る通信用半導体集積回路は、
デジタル値である発振器制御値により発振信号の発振周波数が制御可能なデジタル制御発振器と、
前記発振信号の波数をカウントし、そのカウント値を出力するカウンタと、
基準信号と前記発振信号との間の位相差値をデジタル値として出力する時間/デジタル変換器と、
前記カウント値と前記位相差値とを加算し、その加算結果である第1の演算値を出力する第1の演算器と、
キャリア周波数を前記基準信号の基準周波数で除算して得られた設定周波数データと、変調周波数を前記基準周波数で除算して得られた変調周波数データと、を加算し、その加算結果である第2の演算値を出力する第2の演算器と、
前記第1の演算値から前記第2の演算値を減算し、その減算結果として位相誤差である第3の演算値を出力する第3の演算器と、
前記第3の演算値をフィルタリングした規格化制御値を出力するループフィルタと、
前記ループフィルタの出力に第1の係数を乗算したキャリア周波数制御値を出力する第1の乗算器と、
前記変調周波数データに第2の係数を乗算した変調周波数制御値を出力する第2の乗算器と、
前記キャリア周波数制御値と前記変調周波数制御値とを加算し、その加算結果として前記発振器制御値を出力する第4の演算器と、を備え、
前記第2の係数Kmは、
Km=Kc+A×Fmod/Frefの関係にある(Kc:第1の係数、A:補正項(実数)、Fmod:前記変調周波数、Fref:前記基準周波数)
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る通信用半導体集積回路によれば、周波数変調及び位相変調の高精度化を図ることができる。
以下、本発明を適用した各実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一態様である実施例1に係る通信用半導体集積回路100の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、通信経路100は、デジタル制御発振器(DCO)1と、カウンタ2と、時間/デジタル変換器(TDC:Time to Digital Converter)3と、第1の演算器(加算器)4と、第2の演算器(加算器)5と、第3の演算器(加算器)6と、ループフィルタ(Loop Filter)7と、第1の乗算器8と、第2の乗算器9と、第4の演算器10と、フリップフロップ11と、を備える。
デジタル制御発振器1は、デジタル値である発振器制御値OTW(Oscillator Tuning Word)により発振信号の発振周波数Fdcoが制御可能である。
なお、ここでは、デジタル制御発振器1のゲインKdcoは、キャリア周波数Fc近傍における発振器制御値OTWの変化に対する発振周波数周波数の変化(Fdco/OTW)として定義している。
ここで、図2は、図1に示すデジタル制御発振器1の概略構成の一例を示す回路図である。また、図3は、発振器制御値OTWとデジタル制御発振器の発振周波数Fdcoとの関係を示す図である。
図2に示すように、デジタル制御発振器1は、インバータ回路1aと、このインバータ回路1aに並列に接続されたインダクタ1bと、このインダクタ1bと並列に接続されたn個の可変容量1cと、を有する。インダクタ1bと可変容量1cとにより共振器が構成されている。
そして、このデジタル制御発振器1は、図2、図3に示すように、例えば、nビットのデジタル値である発振器制御値OTWにより、可変容量1cは、その容量が制御されるようになっている。これにより、デジタル制御発振器1の発振周波数Fdcoが離散的に制御されるようになっている。
また、図3に示すように、発振器制御値OTWのある変化量に対する発振周波数Fdcoの変化量は、その発振周波数Fdcoの値によって異なる。すなわち、広帯域においては、発振器制御値OTWに対する発振周波数変化の1/√LCに依存した非線形性が存在する。言い換えれば、広帯域においては、発振器制御値OTWと発振周波数Fdcoとの間には線形性が成立しない。
また、図1に示すように、フリップフロップ11は、データ端子Dに基準信号が入力され、クロック端子に発振信号が入力されている。このフリップフロップ11は、発振信号に同期したクロック信号を出力端子Qから出力するようになっている。
カウンタ2は、発振信号が入力され、この発振信号の波数をフリップフロップ11の出力信号に同期してカウントし、そのカウント値CNTVを出力するようになっている。
時間/デジタル変換器3は、基準信号と発振信号との間の位相差値ΔΦをデジタル値として出力するようになっている。
第1の演算器4は、カウント値CNTVと位相差値ΔΦとを加算し、その加算結果である第1の演算値4aを出力するようになっている。
第2の演算器5は、キャリア周波数Fcを基準信号の基準周波数Frefで除算して得られた設定周波数データ(Fc/Fref)と、変調周波数Fmodを基準周波数Frefで除算して得られた変調周波数データ(Fmod/Fref)と、を加算する。そして、この第2の演算器5は、その加算結果である第2の演算値5aを出力するようになっている。
なお、上述のように、設定周波数データ(Fc/Fref)および変調周波数データ(Fmod/Fref)は、基準信号で規格化されている。
第3の演算器6は、第1の演算値4aから第2の演算値5aを減算し、その減算結果として位相誤差である第3の演算値Φeを出力するようになっている。
ループフィルタ7は、第3の演算値Φeをフィルタリングしたデジタル値である規格化制御値NTW(Normalized Tuning Word)を出力するようになっている。
第1の乗算器8は、ループフィルタ7の出力に第1の係数Kcを乗算したキャリア周波数制御値OTWcを出力するようになっている。
なお、この第1の係数Kcは、基準周波数をデジタル制御発振器1のキャリア周波数Fc近傍のゲインKdcoで除算した値である。
また、キャリア周波数制御値OTWcは、デジタル制御発振器1の発振周波数がキャリア周波数のとき(すなわち、変調周波数Fmodが“0”のとき)、発振器制御値OTWと等しくなる。このキャリア周波数制御値OTWcは、帰還ループが定常状態で、一定値に収束する。
また、第2の乗算器9は、変調周波数データ(Fmod/Fref)に第2の係数Kmを乗算した変調周波数制御値OTWmodを出力するようになっている。なお、第2の係数Kmは、Km=Kc+A×Fmod/Frefの関係にある(A:補正項(実数))。
また、第4の演算器10は、キャリア周波数制御値OTWcと変調周波数制御値OTWmodとを加算し、その加算結果として発振器制御値OTWを出力するようになっている。
次に、以上のような構成を有する通信用半導体集積回路100の特性について、従来技術の特性と比較しつつ説明する。
図4は、発振器制御値OTWに対して発振周波数Fdcoが線形的に変化する理想的な場合と従来技術の場合とにおける、発振周波数Fdcoと発振器制御値OTWとの関係を示す図である。
図4に示すように、デジタル制御発振器のゲインKdcoが定数(すなわち、理想的な場合)とすると、±Fref/2の周波数変調を行った時のキャリア周波数Fcに対する発振器制御値OTWの変化量は、それぞれΔOTWで同じとなる。
しかし、既述の図3で説明したように、1/√LCの効果が発生する。このため、従来のデジタル制御発振器では周波数切り替えの単位容量が等しくても、発振器制御値OTWに対する発振周波数Fdcoの変化は線形な特性とはならない。
ここで、従来のデジタル制御発振器において、キャリア周波数FcでADPLLがロックした状態にある場合を考える。この場合、ゲインKdcoの傾きが線形なつもりで周波数変調を行うと、高周波側では実際の出力周波数は高く(Fcに対するΔFhighが大きく)なり、低周波側では実際の出力周波数が高く(Fcに対するΔFlowは小さく)なる。
したがって、変調周波数Fmodに対して線形的に変化する発振周波数Fdcoを得るためには、高周波側で発振器制御値OTWが小さくなるように、一方、低周波側で発振器制御値OTWが大きくなるように、制御する必要がある。
ここで、例えば、40MHz程度の広帯域変調では、上記制御を行わない場合、1%程度の誤差が生じ、良好な通信特性を得ることができない。
なお、周波数変調を用いてあらゆる位相変調を実現するには、±πの位相変調ができればよい。したがって、ADPLLの動作周波数が基準周波数Frefだとすると、最大で±Fref/2の周波数変調ができれば、±πの位相変調が実現可能となる。この場合、例えば、Fref=+1Hzで、ADPLLを1秒間動作させれば、結果として2πの位相変調と等価となる。例えば、Fref=1Hzであったとすると、キャリア周波数Fcに対してFc+1Hzの周波数で1秒間ADPLLを動作させると2πの位相変調と等価になる。
ここで、変調周波数Fmodに対して発振周波数Fdcoを線形的に変化させるように制御するための構成について説明する。
図5は、本実施例1に係る通信用半導体集積回路100の第2の乗算器9の構成の一例を示す図である。
図5に示すように、第2の乗算器9は、第3の乗算器9aと、加算器9bと、第4の乗算器9cと、を有する。
第3の乗算器9aは、変調周波数データ(Fmod/Fref)に係数Aを乗算し、その乗算結果を出力するようになっている。
加算器9bは、第3の乗算器9aの出力に第1の係数Kcを加算し、その加算結果を出力するようになっている。
第4の乗算器9cは、加算器9bの出力に変調周波数データ(Fmod/Fref)を乗算し、その乗算結果を変調周波数制御値OTWmodとして出力するようになっている。
したがって、既述のように、第2の乗算器9の第2の係数Kmは、Km=Kc+A×Fmod/Frefの関係にある(A:補正項(実数))。
次に、上記第1の係数Kcおよび補正項Aを求める方法の一例について説明する。
図6は、発振周波数Fdcoに応じた発振器制御値OTWの補正の一例を説明するための図である。
既述のように、ADPLLの動作周波数を基準周波数Frefとすると、2πの位相変調を行うにはキャリア周波数Fcを中心として±Fref/2の周波数が出力できればよい。また、既述の図3のように、位相変調時の発振周波数Fdcoの誤差は、キャリア周波数Fcから最も離れるFc±Fref/2において最も大きくなる。
そこで、図6に示すように、キャリア周波数Fc、およびキャリア周波数Fcを中心としたFc±Fref/2の3個の周波数において、それぞれの発振器制御値OTWc、OTWhigh、OTWlowを取得する。
また、既述のように、第1の係数Kcは、式(1)のように表される。

Kc=Fref/Kdco・・・(1)
一方、デジタル制御発振器のゲインKdcoは、上記で求められた、キャリア周波数Fcから基準周波数Frefの2分の1を除算して得られた発振周波数(Fc−Fref/2)に対応する発振器制御値OTWlow、キャリア周波数Fcに基準周波数Frefの2分の1を加算して得られた発振周波数(Fc+Fref/2)に対応する発振器制御値OTWhighを用いて、式(2)のように表される。
Kdco={(Fc+Fref/2)−(Fc−Fref/2)}/(OTWlow−OTWhigh)・・・(2)
したがって、第1の係数Kcは、上記式(1)、(2)より、式(3)に示す関係にある。

Kc=OTWlow−OTWhigh・・・(3)
ここで、基準周波数Frefで規格化したときの変調周波数データ(Fmod/Fref)の最大値と最小値がそれぞれ±1/2で表現できる。そして、変調周波数データ(Fmod/Fref)の最大値と最小値の差分は、“1”、つまり規格化された基準周波数Frefそのものに相当する。
したがって、第1の係数Kcは、式(3)に示すように、単に発振器制御値OTWの最大値と最小値の差分で表現できる。
このように、第1の係数Kcは、発振周波数FdcoがFc±Fref/2における発振器制御値OTWの差となっている。
ここで、このFc±Fref/2における発振器制御値OTWの差を第1の係数Kcとして考えた場合、必要とする発振器制御値OTWと現実の発振器制御値OTWとのズレは、図6に示すようにΔで表される。
すなわち、Δは式(4)で表される。なお、既述のように、OTWcは、キャリア周波数に対応する発振器制御値である。

Δ=1/2×Kc−(OTWhigh−OTWc)・・・(4)
そして、補正項Aは、式(5)に示す関係にある。

A=−4×Δ=−4×{1/2×Kc−(OTWhigh−OTWc)}・・・(5)
また、第2の係数Kmは、既述のように、式(6)に示す関係にある。

Km=Kc+A×Fmod/Fref・・・(6)
したがって、変調周波数制御値OTWmodは、式(6)より、式(7)のように表される。

OTWmod=Km×Fmod/Fref
=(Kc+A×Fmod/Fref)×Fmod/Fref
=αFmod+βFmod・・・(7)

なお、α=Kc/Fref、β=A/Frefである。
式(6)、(7)に示すように、第2の係数Kmは変調周波数データ(Fmod/Fref)に比例して1次の傾きを有する。そして、変調周波数制御値OTWmodは、この第2の係数Kmに変調周波数データ(Fmod/Fref)を乗算することにより得られる。
これにより、結果として、2次の傾きを有する変調周波数制御値OTWmodで、発振器制御値OTWの補整を行っていることになる。
なお、最大変調周波数(1/2Fref)に対応する変調周波数制御値OTWmodは、式(5)、(7)より、式(8)のように表される。

OTWmod(1/2Fref)=(Kc+1/2×A)×1/2
=1/2×(Kc−1/2×Δ)
=OTWhigh−OTWc・・・(8)
したがって、最大変調周波数(1/2Fref)に対応する発振器制御値OTWは、式(9)となる。

OTW(1/2Fref)=OTWmod(1/2Fref)+OTWc
=OTWhigh・・・(9)
ここで、上記補正項Aを求める方法の他の例について説明する。
図7は、発振周波数Fdcoに応じた発振器制御値OTWの補正の他の例を説明するための図である。
既述の式(3)より、第1の係数KcはOTWlow−OTWhighである。したがって、図7に示すように、ΔはOTWlowを基準としても、図6の場合と同様に得ることができる。
すなわち、Δは式(10)で表される。なお、既述のように、OTWcは、キャリア周波数に対応する発振器制御値である。

Δ=(OTWc−OTWlow)−1/2×Kc・・・(10)
そして、補正項Aは、式(11)に示す関係にある。

A=−4×Δ={(OTWc−OTWlow)−1/2×Kc}・・・(11)
なお、第2の係数Km、変調周波数制御値OTWmod、発振器制御値OTWは、既述の場合と同様である。
本実施例において、注目したいのは2次曲線による補完で周波数の補整を行っている点である。もともと非線形性は1/√LCに比例している。しかし、広帯域とは言っても、数十MHzまでの範囲であれば2次関数で十分補完できているという点である
また、規格化された変調信号は最大で±1/2、全体で1と表現できることからキャリア周波数での第1の係数Kcを唯の引き算だけで表現できている点も不要な演算を必要としないという点において優れていると考えられる。
以上のようにして、通信用半導体集積回路100において、第1の係数Kcおよび補正項Aを求めて、第2の係数Kmを設定する。
これにより、通信用半導体集積回路100は、広帯域における発振器制御値OTWに対する発振周波数変化の1/√LCに依存した非線形性を相殺し、かつPLLのフィードバックループを形成したままデータ送信を行うことができる。
すなわち、通信用半導体集積回路100は、フィードバック経路とは別にデジタル制御発振器1のゲインKdcoを規格化する信号経路を有し、そのゲインが変調周波数データ(Fmod/Fref)に比例した係数を採る。
結果として発振器制御値OTWは、変調周波数データ(Fmod/Fref)に対して2次の補整項を有し、非線形効果を打ち消している。
デジタル制御発振器における1/√LCに起因した発振周波数Fdcoの誤差を、2次の傾きを有する補整 ことで√の複雑な演算を必要としないところと、フィードバックループとは別に係数を乗じる。
これにより、広帯域におけるPLL動作と変調動作の両方を成立させることができる。
ここで、図8は、本実施例1に係る通信用半導体集積回路100における、変調周波数Fmodと、各係数Kc、Km、デジタル制御発振器のゲインとの関係を示す図である。
図8に示すように、第2の係数Kmが変調周波数Fmodに応じて変化するようになっている。
また、図9は、変調周波数と、この変調周波数により設定した発振周波数に対する実際に出力される発振周波数のずれ量と、の関係を示す図である。
図9に示すように、従来技術の場合は、変調周波数の絶対値が大きくなる程ずれ量が大きくなる。
一方、本実施例の場合は、変調周波数Fmodに対して発振周波数Fmodが線形的変化する理想の場合に近づいている。
既述のように、本実施例においては、キャリア周波数を中心として正負共に一定のゲインをもつ場合に対して周波数が共に高くなっている。したがって、キャリア周波数より高い周波数で正しい変調周波数を得るには平均のゲインより高く、低い周波数で正しい変調周波数を得るには平均のゲインより低く補完する。
これにより、周波数変換誤差が減り、広帯域において理想的な周波数変調が行え、結果精度の高い位相変調ができるようになる。
また、基準周波数の1/2の周波数を用いることにより、デジタル制御発振器の利得が高い離調周波数と低い離調周波数における発振器制御値OTWの差分で得られる。
また、線形補完であるため、その他の関数のような複雑な演算機構が必要にならず、補正による回路規模の増大を抑制すると共に消費電力を抑えることができる。
この場合一般的には低いデータレートの回路ではデータを作り出すクロックも低いため、クロックの切り替えによる消費電力の低減も得ることができる。
また、制御値の増加に対して発振周波数が低くなるような場合にも、誤差と線形補完は同様に補整することが可能であり、同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施例に係る通信用半導体集積回路によれば、周波数変調及び位相変調の高精度化を図ることができる。
本実施例においては、PLL回路を動作させるクロック信号(基準信号)の周波数(基準周波数Fref)と変調信号を生成する周波数がKr倍異なる場合について説明する。
図10は、本発明の一態様である実施例2に係る通信用半導体集積回路200の構成の一例を示す図である。なお、図10において、図1と同様の符号を付された構成は、図1と同様の構成を示す。
図10に示すように、通信用半導体集積回路200には、変調周波数Fmodをベースバンド周波数Fbbで除算した変調周波数データ(Fmod/Fbb)が入力されるようになっている。この通信用半導体集積回路200は、実施例1に示す通信用半導体集積回路100と比較して、第3の乗算器10をさらに備える。
この第3の乗算器10は、変調周波数データ(Fmod/Fbb)に係数Kr(なお、Kr=Fbb/Fref)を乗算し、この乗算値を変調周波数データ(Fmod/Fref)として第2の演算器5および第2の乗算器9に出力するようになっている。
以上のような通信用半導体集積回路200により、点線で囲まれた第2の乗算器9および第3の乗算器10をベースバンド周波数Fbbで動作させることができる。なお、他の構成は、Frefを基準周波数として動作する。
これにより、ベースバンド周波数Fbbが基準周波数Frefよりも小さい場合、実施例1と比較して、第3の乗算器10における消費電力を低減することができる。
なお、通信用半導体集積回路200の第3の乗算器10以外の構成の動作は、実施例1の通信用半導体集積回路100と同様である。したがって、通信用半導体集積回路200は、実施例1と同様に、周波数変調及び位相変調の高精度化を図ることができる。
以上のように、本実施例に係る通信用半導体集積回路によれば、周波数変調及び位相変調の高精度化を図ることができる。さらに、本実施例に係る通信用半導体集積回路によれば、より消費電力を削減することができる。
本発明の一態様である実施例1に係る通信用半導体集積回路100の構成の一例を示す図である。 図1に示すデジタル制御発振器1の概略構成の一例を示す回路図である。 発振器制御値OTWとデジタル制御発振器の発振周波数Fdcoとの関係を示す図である。 発振器制御値OTWに対して発振周波数Fdcoが線形的に変化する理想的な場合と従来技術の場合とにおける、発振周波数Fdcoと発振器制御値OTWとの関係を示す図である。 本実施例1に係る通信用半導体集積回路100の第2の乗算器9の構成の一例を示す図である。 発振周波数Fdcoに応じた発振器制御値OTWの補正の一例を説明するための図である。 発振周波数Fdcoに応じた発振器制御値OTWの補正の他の例を説明するための図である。 本実施例1に係る通信用半導体集積回路100における、変調周波数Fmodと、各係数Kc、Km、デジタル制御発振器のゲインとの関係を示す図である。 変調周波数と、この変調周波数により設定した発振周波数に対する実際に出力される発振周波数のずれ量と、の関係を示す図である。 本発明の一態様である実施例2に係る通信用半導体集積回路200の構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 デジタル制御発振器(DCO)
2 カウンタ
3 時間/デジタル変換器(TDC)
4 第1の演算器(加算器)
4a 第1の演算値
5 第2の演算器(加算器)
5a 第2の演算値
6 第3の演算器(加算器)
7 ループフィルタ
8 第1の乗算器
9 第2の乗算器
10 第4の演算器(加算器)
11 フリップフロップ
12 第3の乗算器
100、200 通信用半導体集積回路

Claims (5)

  1. デジタル値である発振器制御値により発振信号の発振周波数が制御可能なデジタル制御発振器と、
    前記発振信号の波数をカウントし、そのカウント値を出力するカウンタと、
    基準信号と前記発振信号との間の位相差値をデジタル値として出力する時間/デジタル変換器と、
    前記カウント値と前記位相差値とを加算し、その加算結果である第1の演算値を出力する第1の演算器と、
    キャリア周波数を前記基準信号の基準周波数で除算して得られた設定周波数データと、変調周波数を前記基準周波数で除算して得られた変調周波数データと、を加算し、その加算結果である第2の演算値を出力する第2の演算器と、
    前記第1の演算値から前記第2の演算値を減算し、その減算結果として位相誤差である第3の演算値を出力する第3の演算器と、
    前記第3の演算値をフィルタリングした規格化制御値を出力するループフィルタと、
    前記ループフィルタの出力に第1の係数を乗算したキャリア周波数制御値を出力する第1の乗算器と、
    前記変調周波数データに第2の係数を乗算した変調周波数制御値を出力する第2の乗算器と、
    前記キャリア周波数制御値と前記変調周波数制御値とを加算し、その加算結果として前記発振器制御値を出力する第4の演算器と、を備え、
    前記第2の係数Kmは、
    Km=Kc+A×Fmod/Frefの関係にある(Kc:第1の係数、A:補正項(実数)、Fmod:前記変調周波数、Fref:前記基準周波数)
    ことを特徴とする通信用半導体集積回路。
  2. 前記第1の係数は、
    前記基準周波数を前記デジタル制御発振器のゲインで除算した値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信用半導体集積回路。
  3. 前記第1の係数Kcは、
    Kc=OTWlow−OTWhighの関係にある(OTWlow:前記キャリア周波数から前記基準周波数の2分の1を除算して得られた前記発振周波数に対応する前記発振器制御値、OTWhigh:前記キャリア周波数に前記基準周波数の2分の1を加算して得られた前記発振周波数に対応する前記発振器制御値)
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信用半導体集積回路。
  4. 前記補正項Aは、
    A=−4×{1/2×Kc−(OTWhigh−OTWc)}の関係にある(OTWc:キャリア周波数に対応する前記発振器制御値)
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信用半導体集積回路。
  5. 前記補正項Aは、
    A=−4×{(OTWc−OTWlow)−1/2×Kc}の関係にある(OTWc:キャリア周波数に対応する前記発振器制御値)
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信用半導体集積回路。
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