JP4727721B2 - マルチプロセッサシステムおよびそれを備えた表示装置 - Google Patents

マルチプロセッサシステムおよびそれを備えた表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、プロセッサを複数個備えるマルチプロセッサシステムに関するものである。
オンボードでマイクロコンピュータやマイクロコントローラなどのプロセッサを他のICとシリアルインタフェースにより接続する方式として、SPI(Serial Peripheral Interface)およびIC(Inter-Integrated Circuit)が知られている。上記他のICとしては、EEPROMや、シフトレジスタ、表示ドライバ、A/Dコンバータなどがある。SPIでは、プロセッサが1つであるか複数であるかに関わらず、1つのマスターと、スレーブとの間での通信となるが、ICではこのようにマスターを1つだけ用いることだけでなく、複数のマスターと、スレーブとの間での通信を行うマルチマスターの機能が使用可能である。
図6(a)に、ASICで構成されたプロセッサからなる2つのマスター(MASTER)が、ICによりスレーブ(SLAVE)としてのEEPROMを共有する構成の例を示す。この場合には、各マスターがそれぞれ出力するシリアルクロックによって、スレーブとの間でのデータの読み出しおよび書き込みのタイミングを決定する。
図6(b)に、ASICで構成されたプロセッサからなる各マスター(MASTER)が、それぞれ別のスレーブ(SLAVE)であるEEPROMと接続された構成を示す。この構成はSPIでもICでも可能である。
特許文献1には、複数のマルチプロセッサがメモリを共有するマルチプロセッサシステムが開示されている。
図7に、特許文献1に記載されているマルチプロセッサシステムの構成を示す。
同図では、3つのプロセッサ91〜93が共有バス112を介して共有メモリ108に接続される構成となっている。プロセッサ91〜93のいずれが共有メモリ108に対してリードおよびライトを行うかの調停を、バス調停回路107bが行う。プロセッサ91はローカルバス102を介してバス制御回路104bおよびローカルメモリ101と接続されており、バス制御回路104bはローカルバス102と共有バス112との接続を行う。プロセッサ92はローカルバス202を介してバス制御回路105bおよびローカルメモリ201と接続されており、バス制御回路105bはローカルバス202と共有バス112との接続を行う。プロセッサ93はローカルバス302を介してバス制御回路106bおよびローカルメモリ301と接続されており、バス制御回路106bはローカルバス302と共有バス112との接続を行う。
上記の構成において、プロセッサ91〜93が共有メモリ108の同じアドレスのデータのリードを要求する場合には、バス制御回路104b・105b・106bから制御線110を介してそのことがバス調停回路107bに入力される。バス調停回路107bは、所定の優先順位に従っていずれか1つのプロセッサからのリード要求を受け付けて、バス制御回路104b・105b・106bに対して、制御線111を介し、そのプロセッサのアドレスバスおよびデータバスを共有バス112に接続するとともに、他のプロセッサのデータバスを共有バス112に接続する制御を行う。これにより、プロセッサ91〜93は同時に、共有メモリ108の同じアドレスのデータのリードを行うことができる。
一方、プロセッサ91〜93がそれぞれ、共有メモリ108の互いに異なるアドレスのデータのリードを要求する場合には、制御線110を介してそのことが入力されたバス調停回路107bは、所定の優先順位に従っていずれか1つのプロセッサからのリード要求を受け付けて、バス制御回路104b・105b・106bに対して、制御線111を介し、そのプロセッサのアドレスバスおよびデータバスを共有バス112に接続するとともに、他のプロセッサをウェイト状態とする制御を行う。これにより、いずれか1つのプロセッサのみが、共有メモリ108からのデータのリードを行うことができる。
特開平11−102348号公報(1999年4月13日公開)
図6(a)の説明から分るように、ICでは各マスターがそれぞれ、スレーブとの間でのデータの読み出しおよび書き込みのタイミングを決定するため、マスターどうしの間でスレーブへのアクセスにおける競合が発生する。従って、複数のマスターを用いたデータ通信に対しては、マスター間での競合を考慮した設計を行う必要がある。従って、この競合対策が万全ではない場合には通信に不具合が発生する可能性がある。
また、図6(b)の説明から分るように、各マスターが個別のメモリにアクセスする場合には、マスター間で競合が発生しないが、メモリの数が多くなり、コストアップを招来する。
また、SPIでプロセッサを複数備える場合には、各プロセッサがメモリにアクセスすることを可能にしようとすると、アクセス権を各プロセッサに割り当てるために、マスターとして設定するプロセッサを随時切り替える構成を備える必要がある。
また、特許文献1の構成では、共有メモリ108へのアクセスに対してプロセッサ間の競合を防ぐためにバス調停回路107bを設けなければならず、システムの構成が複雑になるとともに、コストアップを招来するという問題を生じる。
以上のことを踏まえると、マルチプロセッサシステムにおいては、複数のプロセッサが簡単な構成で競合を確実に回避しながら、できるだけ少ない数のメモリにアクセスするようにすることが重要となる。特に、複数のプロセッサが互いに同じデータを使用する状況にある場合には、メモリをそれらのプロセッサに共通のものとして、各プロセッサが当該同じデータを共用するようにすることにより、マルチプロセッサシステムの構成は大きく簡略化される。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、メモリへのアクセスにおけるプロセッサ間の競合を確実に回避するための構成を、簡単かつ低コストで実現することのできるマルチプロセッサシステム、および、それを備えた表示装置を提供することにある。
本発明のマルチプロセッサシステムは、上記課題を解決するために、複数のプロセッサと、前記複数のプロセッサに共通のメモリとを備えるマルチプロセッサシステムにおいて、前記複数のプロセッサのうちの1つだけがマスターであり、前記メモリはスレーブであり、前記マスター以外の前記プロセッサは、前記マスターが前記メモリに対して行うデータの読み出しアクセスを監視して、前記マスターが前記メモリから読み出したデータのうちの自プロセッサに関連するものを取得するモニターであることを特徴としている。
上記の発明によれば、モニターは、マスターがメモリに対して行うデータの読み出しアクセスを監視している。そして、モニターはマスターがメモリから読み出したデータのうちの自プロセッサに関連するものを取得するので、モニターはマスターのアクセス動作に何ら干渉しない。モニターが複数ある場合にも、モニターどうしでの干渉動作もない。従って、プロセッサ間での競合が発生することが確実に避けられ、しかも、競合を抑えるための付加的な構成が必要ない。
以上により、メモリへのアクセスにおけるプロセッサ間の競合を確実に回避するための構成を、簡単かつ低コストで実現することのできるマルチプロセッサシステムを実現することができるという効果を奏する。
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、前記マルチプロセッサシステムを備え、前記複数のプロセッサのそれぞれは、前記メモリから読み出したデータに基づいて、表示領域上の個別に割り当てられた領域の駆動制御を行うことを特徴としている。
上記の発明によれば、表示装置では、表示領域を分割してできた領域では同じ信号を用いることができる場合が多いので、当該信号に対応するデータをマルチプロセッサシステムのメモリに共用データとして記憶させておくことにより、モニターがマスターによる読み出しデータを取得する機会が多くなる。従って、表示装置においては、前記マルチプロセッサシステムが非常に有効に働くという効果を奏する。
また、プロセッサ間で共用するデータが多ければ、メモリのサイズを小さくすることができ、設計空間上もコスト上も有利となるという効果を奏する。
本発明のさらに他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分わかるであろう。また、本発明の利益は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本発明の実施形態を示すものであり、マルチプロセッサシステムの要部構成を示すブロック図である。 モニターの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、図1のマルチプロセッサシステムを備えた液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 図3の液晶表示装置において、マルチプロセッサシステムのプロセッサが出力する信号のタイミングチャートである。 図3の液晶表示装置において、マルチプロセッサシステムのメモリのマップの一例である。 従来技術を示すものであり、(a)および(b)は、マルチプロセッサシステムの構成例を示すブロック図である。 従来技術を示すものであり、マルチプロセッサシステムの他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 マルチプロセッサシステム
2 プロセッサ(マスター)
3 プロセッサ(モニター)
4 メモリ(スレーブ)
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
本発明の一実施形態について図1ないし図5に基づいて説明すると以下の通りである。
図1に、本実施の形態に係るマルチプロセッサシステム1の構成を示す。マルチプロセッサシステム1は、プロセッサ2・3およびメモリ4を備えている。プロセッサ2とプロセッサ3とメモリ4とを互いに接続するインタフェースとしては、SPIやICを初めとして任意のものでよい。
プロセッサ2は、ASIC(図ではASIC1と記載)で構成されるマイクロプロセッサあるいはマイクロコントローラであり、マルチプロセッサシステム1においてスレーブにコマンドを送信することによりスレーブの動作を制御するマスター(MASTER)である。スレーブの動作を制御するのに、コマンドやデータの授受動作の同期を図るクロックを出力する。このクロックは、以下のモニターのコマンドやデータの受信タイミングをも決めている。マルチプロセッサシステム1において、マスターはこのプロセッサ2の1つだけである。
プロセッサ3は、ASIC(図ではASIC2と記載)で構成されるマイクロプロセッサあるいはマイクロコントローラである。プロセッサ3は、マルチプロセッサシステム1において、プロセッサ2がメモリ4に対して行うデータの読み出しアクセスを監視するモニター(MONITOR)である。
メモリ4は、プロセッサ2・3が用いるデータを記憶し、また、プロセッサ2によってデータが書き込まれる、プロセッサ2・3に共通のメモリであって、ここではEEPROMで構成される。この他、メモリ4は、フラッシュメモリなどの他のメモリでも構成することができる。このメモリ4は、マルチプロセッサシステム1において、マスターであるプロセッサ2からコマンドを受信することにより、データの読み出し動作や書き込み動作が制御されるスレーブ(SLAVE)である。図1には、プロセッサ2・3が用いるデータとしてどのようなものが記憶されているのかについての一例が示されている。アドレス000〜011および101にはプロセッサ2用(図ではASIC1用と記載)のデータが記憶されており、アドレス100にはプロセッサ2およびプロセッサ3に共用される(図ではASIC1,2共用と記載)データが記憶されており、アドレス110および111にはプロセッサ3用(図ではASIC2用と記載)のデータが記憶されている。
なお、コマンド、データおよびクロックの送受信に用いるインタフェースバスは、それぞれの送受信について個別に設けられていてもよいが、コマンドおよびデータ送受信共用のインタフェースバスとクロック送受信用のインタフェースバスとが設けられるなど、その形式はインタフェースの種類に合わせて適宜設定すればよいものである。
また、プロセッサは3つ以上あってもよく、その場合には、マスターであるプロセッサ2以外のプロセッサは全てモニターとなる。本実施の形態のマルチプロセッサシステム1では、複数のプロセッサのうちの1つだけがマスターとなり、そのマスターとなるプロセッサは固定されている。
また、スレーブとしては上記のメモリ4の他にどのような周辺ICが接続されていてもよく、例えば、追加のメモリ、シフトレジスタ、表示ドライバ、A/Dコンバータなどがある。
上記の構成のマルチプロセッサシステム1において、プロセッサ2がメモリ4に対してデータの読み出しを行うときの動作は次のようになる。
プロセッサ2は、データの読み出しを行うことを示すコマンドをインタフェースバス上に出力して、メモリ4に当該コマンドを送信する。読み出したいデータが記憶されているアドレスは、例えばこのコマンドの後半に付加されるが、メモリ4がプロセッサ2からの読み出し要求に返信してから、プロセッサ2がアドレス情報を送信するようにしてもよい。プロセッサ2が送信するアドレスとしては、プロセッサ2自身が用いるデータのアドレスのみならず、プロセッサ3が用いるデータのアドレスもある。すなわち、プロセッサ2は、図1に対応させると、アドレス000〜111の全てについて、データを読み出すコマンドを用意している。
メモリ4は、プロセッサ2から送信されたコマンドを受信すると、指定されたアドレスに記憶されているデータを、インタフェースバス上に出力することによりプロセッサ2に返信する。
プロセッサ2は、メモリ4から受信したデータのうち、自プロセッサ(すなわちプロセッサ2)が用いるデータのみを取得し、自プロセッサが用いないデータは無視する。ここで自プロセッサが用いるデータは、図1に対応させると、アドレス000〜101のデータである。
プロセッサ3は、プロセッサ2がインタフェースバス上に出力したコマンドを監視しており、該コマンドを受信する。そして、このコマンドが、メモリ4からのデータの読み出しを示すコマンドであるか否かを判定する。当該コマンドがメモリ4からのデータの読み出しを示すコマンドである場合には、読み出すデータのアドレスが自プロセッサ(すなわちプロセッサ3)が用いるデータのアドレスであるか否かを判定する。読み出すデータのアドレスが自プロセッサが用いるデータのアドレスであれば、そのデータは自プロセッサに関連するデータであるとして、当該コマンドに対してメモリ4がインタフェースバス上に出力したデータを受信して取得する。ここで自プロセッサが用いるデータのアドレスは、図1に対応させると、アドレス100、110および111である。
また、プロセッサ3は、プロセッサ2がインタフェースバス上に出力したコマンドがメモリ4からのデータの読み出しを示すコマンドでない場合と、読み出すデータのアドレスが自プロセッサが用いるデータのアドレスでない場合とには、当該コマンドを無視する。従って、この場合には、メモリ4がインタフェースバス上に出力したデータを受信しても、これを取得しない。
次に、このような動作を行うプロセッサ3をモニターとしての観点から見た場合の、具体的な構成例について説明する。なお、マスターとしてのプロセッサ2は、SPIやICなどのインタフェースに用いられる通常のマスターの構成で実現することができるので、ここでは特に説明しない。
図2に、モニターとしての機能ブロック図で表したプロセッサ3の構成例を示す。
プロセッサ3は、アドレス検出部3a、内部メモリ3b、比較部3c、データ検出部3d、および、内部動作回路3eを備えている。
アドレス検出部3aは、マスター(プロセッサ2)から出力されたコマンドがスレーブ(メモリ4)からのデータの読み出しを示すコマンドであるか否かを判定し、データの読み出しを示すコマンドであると判定した場合に、当該コマンドに含まれている読み出し先のアドレスを検出する。内部メモリ3bは、モニター(プロセッサ3)が用いるデータのアドレスを予め記憶したメモリである。比較部3cは、アドレス検出部3aで検出したアドレスが、内部メモリ3bに記憶されたアドレスと一致するか否かの比較を行う。そして、アドレスが一致すれば一致したことを示すアドレス比較結果を、アドレスが一致しなければ一致しなかったことを示すアドレス比較結果を、データ検出部3dに伝達する。
データ検出部3dは、スレーブ(メモリ4)から出力された読み出しデータを受信し、比較部3cから入力されたアドレス比較結果に基づいて、受信したデータを内部動作回路3e内に取得するか否かを判定する。比較部3cからアドレスが一致したことを示すアドレス比較結果が伝達されれば、受信したデータを内部動作回路3e内に取得し、比較部3cからアドレスが一致しなかったことを示すアドレス比較結果が伝達されれば、受信したデータを破棄する。内部動作回路3eは、取得したデータに基づいてプロセッサとしての動作を行う。
このように、本実施の形態では、モニターは、マスターがメモリに対して行うデータの読み出しアクセスを監視している。そして、モニターはマスターがメモリから読み出したデータのうちの自プロセッサに関連するものを取得するので、モニターはマスターのアクセス動作に何ら干渉しない。モニターが複数ある場合にも、モニターどうしでの干渉動作もない。従って、プロセッサ間での競合が発生することが確実に避けられ、しかも、競合を抑えるための付加的な構成が必要ない。
以上により、メモリへのアクセスにおけるプロセッサ間の競合を確実に回避するための構成を、簡単かつ低コストで実現することのできるマルチプロセッサシステムを実現することができる。
次に、本実施の形態のマルチプロセッサシステム1を液晶表示装置に搭載した例について説明する。
図3に、マルチプロセッサシステム1を備えた液晶表示装置11の構成を示す。
液晶表示装置11は液晶パネル12を備えており、この液晶パネル12の表示領域上の左半分を占める領域A1の駆動制御をマルチプロセッサシステム1のプロセッサ2により行い、液晶パネル12の表示領域上の右半分を占める領域A2の駆動制御をマルチプロセッサシステム1のプロセッサ3により行うものである。このように分割した領域ごとに駆動制御を行うことは、画素数が多いすなわち高解像度の液晶表示装置に対して各画素に表示データを書き込むための十分な時間を確保するのに都合がよい。
液晶パネル12はソースドライバSD1〜SD8およびゲートドライバGD1〜GD6を備えている。
ソースドライバSD1〜SD4は縦続接続されているとともにゲートドライバGD1〜GD3も縦続接続されており、これらは領域A1の駆動回路である。プロセッサ2は上記両駆動回路にタイミング信号などの制御信号を供給する。
ソースドライバSD5〜SD8は縦続接続されているとともにゲートドライバGD4〜GD6も縦続接続されており、これらは領域A2の駆動回路である。プロセッサ3は上記両駆動回路にタイミング信号などの制御信号を供給する。
タイミング信号としては、ソースドライバSD内で用いる水平タイミングに関連するソーススタートパルス信号SPやラッチストローブ信号LSならびにゲートクロック信号GCK、ゲートドライバGD内で用いる垂直タイミングに関連するゲートスタートパルス信号GSPやゲートクロック信号GSKなどがある。この他、制御信号として、映像補正用のパラメータなどもあり得る。
図4に、これらの主だった信号のタイミングチャートを示す。これらの信号は、プロセッサ2・3がメモリ4から得たデータに基づいて生成したものである。図4ではこれらの信号を、プロセッサ2から出力されたもの(MASTER側)と、プロセッサ3から出力されたもの(MONITOR側)とに区別して示してある。同図から分るように、図示した信号は全て、プロセッサ2から出力されたものと、プロセッサ3から出力されたものとでタイミングが等しくなっている。このように複数のプロセッサが同じ信号を生成して出力する場合には、その信号を生成するためのデータを、各プロセッサに共通のデータとしてメモリ4からマスターが読み出し、マスターとモニターとが同時にこれを取得するようにすればよい。
液晶表示装置などの表示装置では、表示領域を分割しても、各領域では同じ駆動信号を用いればよいことが多いので、それだけメモリ4に記憶させる各プロセッサに共用のデータが多くなる。これはすなわち、モニターがマスターと同じデータを取得する機会が多いことを意味しており、本実施の形態のマルチプロセッサシステム1が、表示領域を分割してできた領域のそれぞれを駆動制御するためのシステムとして有効に働くことを示している。なお、表示領域を分割して生成する領域は3つ以上でもよく、複数であればよい。また、分割の仕方も、表示パネルの上述した列方向の分割線によるものに限らず、行方向の分割線によるものでもよい。マルチプロセッサシステムには、少なくとも分割してできる領域の数だけのプロセッサが設けられ、当該プロセッサのそれぞれには、個別に、表示領域上の駆動制御すべき上記領域が割り当てられる。
なお、プロセッサ2・3が出力する信号としては映像補正用の信号もあり、メモリ4には映像補正用パラメータを記憶させておくこともできる。映像補正用パラメータは表示領域を分割してできた各領域間で異なることは少なく、互いに共通のパラメータとすることができる場合が多い。従って、映像補正についても、本実施の形態のマルチプロセッサシステム1を用いることが有効である。
このように、プロセッサ間で共用するデータが多ければ、メモリのサイズを小さくすることができ、設計空間上もコスト上も有利となる。
また、図4に示したような各信号のタイミングが、プロセッサ2から出力されたものと、プロセッサ3から出力されたものとで異なっている場合には、その信号に対応するデータは、メモリ4の互いに異なるアドレスに記憶されていればよい。そのようなデータが記憶されたメモリ4のマップを図5に示す。このマップでは、アドレス00〜0Fにマスター用のデータが記憶され、アドレス10〜1Fにモニター用のデータが記憶されている。ただし、映像補正用パラメータはマスターとモニターとで共用できるので、アドレス20〜FFに共用データとして記憶されている。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
産業上の利用の可能性
本発明は、液晶表示装置に好適に使用することができる。

Claims (2)

  1. 複数のプロセッサと、前記複数のプロセッサに共通のメモリとを備えるマルチプロセッサシステムにおいて、
    前記複数のプロセッサのうちの1つだけがマスターであり、
    前記メモリはスレーブであり、
    前記マスターは、前記メモリに読み出し用のアドレスとして、前記マスターが用いるデータのアドレスと、前記マスターが用いないデータのアドレスを含むような、前記マスター以外の前記プロセッサが用いるデータのアドレスとを送信し、
    前記マスター以外の前記プロセッサは、前記マスターが前記メモリに対して行うデータの読み出しアクセスを監視して、前記マスターが前記メモリから読み出したデータのうちの自プロセッサに関連するものを、前記マスターが前記メモリからデータを受信している間に、前記マスターが前記メモリからのデータを受信しているインタフェースバスから取得するモニターであることを特徴とするマルチプロセッサシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチプロセッサシステムを備え、前記複数のプロセッサのそれぞれは、前記メモリから読み出したデータに基づいて、表示領域上の個別に割り当てられた領域の駆動制御を行うことを特徴とする表示装置。
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