JP4724589B2 - 広告配信表示システム、広告配信表示方法、広告表示装置、および広告表示プログラム - Google Patents

広告配信表示システム、広告配信表示方法、広告表示装置、および広告表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告配信表示システム、広告配信表示方法、広告表示装置、および広告表示プログラムに関するものである。
近年、電子広告等の情報を作成して配信し、表示装置で表示させるシステム等が増加している。このシステムの表示装置においては、情報の利用者がタッチパネル等から所望の情報を選択して情報を表示させるもの(オンデマンド型情報表示)がある。また、このシステムの表示装置において、情報提供者が所定のスケジュールに従って情報を表示させるもの(スケジュール再生)がある。
しかし、利用者が希望する情報を選択するようなシステムの場合であっても、利用者が希望の情報を選択しない場合は、情報提供者が本来希望する情報を表示させることが望まれる。一方、情報の提供者が所定のスケジュールに従って情報を提供するようなシステムの場合にも、利用者が所望の情報を表示させたい場合もある。
従来は、利用者が情報を望まず、情報を選択しない場合は、情報提供者が表示させたいと望む情報を表示するしかなく、一方、利用者が所望の情報を選択した場合は、情報提供者が表示させたいと望む意思は無視される傾向にある。
そのため、上記両者の中間のもの、つまり情報提供者が広告表示を望むものであって、かつ利用者が選択可能となるもの、または、利用者が広告表示を望むものであって、かつ情報提供者が広告表示を推薦するものが広告媒体の価値を高める目的で市場に要求されている。
ここで、特許文献1は、Webページを閲覧するブラウザに情報を提供する情報提供方法であってブラウザの表示領域からユーザが注目したWebコンテンツの情報を抽出し、抽出した情報から検索キーを生成するものである。
また、特許文献2に記載の発明は、閲覧者識別を行いデータベース用から取得したレコメンド(推奨)映像情報を、趣向の似ている閲覧者同士のマッチングを行うことにより検索して表示するものである。
特開2004−348241号公報 特開2003−085207号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の情報提供方法においては、閲覧者のマウス操作等から情報を類推するものであって、閲覧者が自発的に意図した動作を起こさなければ、類推して情報を提供できないという問題が生じる。
特に、広告の情報提供においては、閲覧者が広告を見ようとする自発的な行動を伴わせずに、閲覧者にとって関心のある広告を表示することが求められる。そのため特許文献1の情報提供方法を広告の情報提供に使用した場合、閲覧者が自発的にマウス等を操作しない限り、適切な広告を類推できず、類推機能を持った広告媒体として機能できない場合が頻発する。
また、広告媒体の価値を向上のためには、全国的な配信(ブロードキャスト型)と、地域・人種・性別・年齢層などに個別的な配信(ターゲットキャスト型)の共存が望まれるが、特許文献1に記載の情報提供方法では、メインの運用である広告コンテンツのブロードキャストとの親和性が考慮されていないという問題がある。
また、特許文献1に記載の情報提供方法では、ターゲットキャスト型の一種である個人に個別的な配信を実現することができるが、ある程度まとまりのある集団に対しては、その集団を概念的に代表する者に操作させることは現実に不可能であるので、その集団が求めるものを抽象化することができず、結果として推薦する広告を配信表示することができないという問題が生ずる。
また、特許文献2に記載の検索方法では、同じ趣向を持った相当数の閲覧者のデータを、一定以上蓄積しなければ、機能しないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題には上述した問題が一例として挙げられる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、閲覧者が広告を見ようとする自発的な行動を伴わせずに、将来的閲覧者となるものの情報、または装置内部もしくは装置周辺の状況などのイベント情報から、閲覧者に適当なプッシュ型メニューファイルを呼び出し、閲覧者に適切な広告を提供することを可能とする広告配信表示システム、広告配信表示方法、広告表示装置、および広告表示プログラムを提供することを目的とするものである。
このような目的を達成するため、請求項1に記載の広告配信表示システムは、複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、該制御情報ファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告表示装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とを備えており、上記広告作成配信サーバ装置は、上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報毎に所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、上記複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルとを、少なくとも一部の広告表示用情報が共用されて表示されるように、制御情報ファイルとして作成して上記広告表示装置に送信する制御情報ファイル作成送信手段を備え、上記ロケーションサーバ装置は、該広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し、該広告表示装置に送信するイベント検知手段を備え、上記広告表示装置は、上記スケジュールファイル又は上記デマンド型メニューファイル若しくは上記プッシュ型メニューファイルを受信し、受信した上記スケジュールファイル又は上記デマンド型メニューファイル若しくは上記プッシュ型メニューファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告再生手段と、上記イベント検知手段からイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類を判定し、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定手段と、上記イベント検知手段から受信したイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定手段により選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の広告配信表示方法は、複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、該制御情報ファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告表示装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とを備える広告配信表示システムにおいて、上記広告作成配信サーバ装置において実行される、上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報毎に所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、上記複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルとを、少なくとも一部の広告表示用情報が共用されて表示されるように、制御情報ファイルとして作成して上記広告表示装置に送信する制御情報ファイル作成送信ステップと、上記ロケーションサーバ装置において実行される、該広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し、該広告表示装置に送信するイベント検知ステップと、上記広告表示装置において実行される、上記スケジュールファイル又は上記デマンド型若しくは上記プッシュ型メニューファイルを受信し、受信した上記スケジュールファイル又は上記デマンド型若しくは上記プッシュ型メニューファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告再生ステップと、上記イベント検知ステップによってイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類を判定し、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定ステップと、上記イベント検知ステップによって送信されたイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定ステップによって選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項4に記載の広告表示装置は、複数の異なる広告表示用情報を1つずつ再生表示する広告表示装置であって、上記広告表示装置は、複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とに接続されており、上記複数の広告表示用情報と、上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報ごとに所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、該スケジュールファイルで使用される複数の広告表示用情報のうち少なくとも一部の広告表示用情報が共用されている複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルと、を格納する表示用情報格納手段と、上記スケジュールファイル又は上記デマンド型若しくはプッシュ型メニューファイルに基づいて上記広告表示用情報を再生表示する広告再生手段と、上記広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し該広告表示装置に送信する、ロケーションサーバ装置のイベント検知手段からイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定手段と、上記イベント検知手段から受信したイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定手段によって選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の広告表示プログラムは、複数の異なる広告表示用情報を1つずつ再生表示する、少なくとも記憶部と制御部を備えた広告表示装置において実行され、上記広告表示装置は、複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とに接続されており、上記広告表示装置は、上記複数の広告表示用情報と、上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報ごとに所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、該スケジュールファイルで使用される複数の広告表示用情報のうち少なくとも一部の広告表示用情報が共用されている複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベントに応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルと、を格納する表示用情報格納手段を備えており、上記制御部において実行される、上記スケジュールファイルまたは上記メニューファイルに基づいて上記広告表示用情報を再生表示する広告表示ステップと、上記広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し該広告表示装置に送信する、上記ロケーションサーバ装置のイベント検知手段からイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類を判定し、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定ステップと、上記イベント検知手段から受信したイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定ステップによって選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替ステップと、を含んだことを特徴とする。
以下に、本発明にかかる広告配信表示システム、広告配信表示方法、広告表示装置、および広告表示プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[本発明の概要]
以下、本広告配信表示システムの概要について、図1を参照して説明し、その後、本広告配信表示システムの構成および処理等について詳細に説明する。図1は、本広告配信表示システムの概要を示す概念図である。
図1に示すように、本広告配信表示システムは、概略的に、以下の基本的特徴を有する。すなわち、本広告配信表示システムは、複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告配信サーバ装置200と、制御情報ファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告表示装置100(100a〜100c)と、イベント情報を検知し広告表示装置100に送信するロケーションサーバ装置400とを備えた広告配信表示システムである。
まず、本広告配信表示システムの広告配信サーバ装置200は、複数の広告表示用情報を広告表示用情報毎に所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、ロケーションサーバ装置400から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルとを、少なくとも一部の広告表示用情報が共用されて表示されるように、制御情報ファイルとして作成して広告表示装置100に送信する。
つぎに、本広告配信表示システムのロケーションサーバ装置400は、広告表示装置の将来的閲覧者の情報または広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し、広告表示装置100に送信する。ここでイベント検知手段の詳細については、後述する。
そして、本広告配信表示システムの広告表示装置100は、スケジュールファイル又はデマンド型メニューファイル若しくはプッシュ型メニューファイルを受信し、受信したスケジュールファイル又はデマンド型メニューファイル若しくはプッシュ型メニューファイルに基づいて複数の広告表示用情報を再生表示する。
さらに、広告表示装置100は、イベント検知手段からイベント情報を受信した場合(広告表示装置100bの場合)に、イベントの種類を判定し、イベントの種類に応じたプッシュ型メニューファイルを選択する。
また、広告表示装置100は、受信したイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、スケジュールファイルに基づいた広告表示用情報の再生表示から、選択されたプッシュ型メニューファイルに基づいた広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、スケジュールファイルに基づいた広告表示用情報の再生表示へ切り替える。
ここで、スケジュール再生モード、デマンド型メニュー表示モード、およびプッシュ型メニュー表示モードのイベントに応じた切り替えについて、図2を参照しながら説明する。図2は、スケジュール再生モード、デマンド型メニュー表示モード、およびプッシュ型メニュー表示モードの切り替えを示す概念図である。
図2に示すように、従来は、スケジュール再生モード(自動プレゼンモード)の状態で、閲覧者からのマウス等の操作があった場合、デマンド型メニューファイルに基づいた再生表示へ切り替えるものであった。さらに、本発明では、サーバ装置からの切替指示や、ロケーション内イベントの発生を検知した場合に、プッシュ型のメニューファイルに基づいた再生表示へ切り替えることができることを特徴とする。図1に示した例によると、通常状態は、スケジュール再生モード(広告表示装置100cの状態)であり、閲覧者からのマウス操作等があった場合は、デマンド型メニュー表示モードに移行する(広告表示装置100aの状態)。あるいは、イベント発生があった場合は、プッシュ型メニュー表示モードに移行することになる(広告表示装置100bの状態)。
図2に示すように、モードの切り替わりのトリガーとなるのは、以下に例示する状況である。(1)サーバ側からモードの切り替わり指示があった場合、サーバ内で生成された再生パック指示ファイル(広告制御メタファイル)を端末(以下「広告表示装置」と併称する)が受信することで、切替指示が伝達される。(2)端末側で予め指定された条件のモードの切り替わりイベントが発生した場合、例えば、広告閲覧者もしくは端末管理者等によるリモートコントローラやタッチパネル操作等があった場合である。(1)のように、閲覧者の指示により表示されるメニューを「デマンド型メニュー」と呼ぶ。一方、(2)のように、閲覧者の意思にかかわらず、ロケ館内発生イベントに即して表示されるメニューを「プッシュ型メニュー」と呼ぶ。他のトリガーとなるイベントとしては、端末がロケーション館内LAN経由で切替支持の電文を受信する設定の場合、例えば、ロケーションへの広告閲覧見込み者(将来的閲覧者)の入場と顧客セグメント情報、ロケーション内での同見込み者のアクション(購買活動など)、ロケーション内での環境変化(気温、湿度、滞留人数、時刻の変化)などの内容の電文が考えられる。
このように、本広告配信表示システムを構成することによって、操作・イベント等に応じてスケジュール再生モードから、デマンド型メニュー表示モード、あるいはプッシュ型メニュー表示モードに切り替えることができ、状況に応じて適切な訴求効果のある広告を配信表示することができる。特に、スケジュール再生モードとデマンド型メニュー表示モードの中間的存在のプッシュ型メニュー表示モードを設定したことで、情報提供者が広告表示を望むものであって、かつ利用者が選択可能となるもの、または、利用者が広告表示を望むものであって、かつ情報提供者が広告表示を推薦するものを提供することができるので、広告媒体の価値を高めることができる。
ここで、本広告配信表示システムの広告表示装置100は、さらに、選択されたプッシュ型メニューファイルに基づく広告表示用情報の再生表示を行っている場合において、更に新たなイベント情報を受信したときは、予め設定されたイベントの優先順位情報に基づいて、現在の再生表示に係るイベントと該新たなイベントの優先度を判定し、新たなイベントの優先順位が該現在の再生表示に係るイベントよりも高順位の場合には、選択された該新たなイベントに係るプッシュ型メニューファイルに基づいた広告表示用情報の再生表示へ切り替えることを指示するようにしてもよい。
これにより、さらに複数のイベントが同時発生した場合にも優先順位に基づいて適切な広告を再生表示することができ訴求効果を高めることができる。特に、広告表示端末において、スケジュール再生とデマンド型メニュー表示とプッシュ型メニュー表示の全てが使用上/運用上ともに共存可能になったので、ロケーションに来場した広告閲覧者へのレコメンド(推奨)情報訴求と、ブロードキャスト型広告配信表示の双方が実現できるという効果を奏する。
また、上記のように本広告配信表示システムを構成したので、来場者のセグメント(年齢、性別等)想定機能に加えて、館内基幹システム(ゲートに設置した会員カードリーダや人顔識別プログラム装置等)の連動を通じてターゲット層の来場等を検知できるので、該セグメントに対してタイムリーな(好機的な)情報訴求が可能となる。
さらに、ブロードキャストを前提に設計された広告配信表示スキームにおいては、ロケーション固有の割り込み情報用の番組枠等を仕様上で容認する必要があるが、本広告配信表示装置では、その点を考慮して設計された仕様を持つため、ブロードキャスト型広告に加えて、ロケーションで発生したイベントに呼応した訴求広告を配信表示することで、ブロードキャスト型とターゲットキャスト型双方の効果的な訴求表示を行うことができる。
[システム構成]
まず、本システムの構成について説明する。図3は、本広告配信表示システムが適用される本システム構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本広告配信表示システムに関係する部分のみを概念的に示している。本システムは、概略的に広告表示装置100と、広告表示装置100に対して広告表示用情報ファイルや広告制御情報ファイルを提供する広告配信サーバ装置200とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成されている。また広告表示装置100は、LAN等を通じて、ロケーションサーバ装置400に接続されている。
図3において、ネットワーク300は、広告表示装置100と広告配信サーバ装置200とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット等である。
図3において、広告表示装置100は、概略的に、広告表示装置100の全体を統括的に制御するCPU等の制御部102、および、各種のデータベースやテーブルなどを格納する記憶部106を備えて構成されており、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。更に、この広告表示装置100は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、ネットワーク300およびロケーションサーバ装置400に通信可能に接続されている。
記憶部106に格納される各種のデータベースやテーブル(再生用テンプレート・素材データ格納部106aなど)は、固定ディスク装置等のストレージ手段であり、各種処理に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブページ等を格納する。
これら記憶部106の各構成要素のうち、再生用テンプレート・素材データ格納部106aは、広告配信サーバ装置200からダウンロードした広告表示用情報や制御情報ファイルなどのテンプレートおよび素材データ、並びにログ情報などを格納する広告情報格納手段である。ここで、広告制御情報について図4を参照して、説明する。図4は、再生用テンプレート・素材データ格納部106aおよび広告/情報データ格納部206aに格納される広告制御情報の一例を示す図である。
図4に示すように、広告制御情報等を含むコンテンツファイルであるプレゼンテーションパック2は、indexファイルとして用いるパック情報ファイル21(xmlファイル形式)と、メニューファイル22と(xmlファイル形式)、自動プレゼンテーションスクリプト(以下、「スケジュールファイル」とよぶ)23(xmlファイル形式)と、複数のプレゼンテーションファイル24−1〜24−nとから構成される。
図4に示すように、パック情報ファイル21、メニューファイル22、自動プレゼンスクリプト(スケジュールファイル)23、およびプレゼンテーションファイル24−1〜24−nは、通常、複数の素材データ(コンテンツ)から成る番組を表示するために必要な情報が定義される制御情報ファイルである。
ここで「スケジュールファイル(自動プレゼンスクリプト)」とは、プレゼンテーションパック各コンテンツの自動プレゼンテーションを定める役割を果たし、番組表に相当するものである。各コンテンツで使用するテンプレートは、ここで定義され、開始時刻、終了時刻、時刻指定、曜日指定、日時指定を行う。当該xmlファイルは、開始・終了時刻や毎日放映などの時刻設定を行うタグや、再生するコンテンツのファイルパスなどを設定するタグなどで構成される。
また、「メニューファイル」とは、プレゼンテーションパックの各コンテンツのメニューを定めるものであり、一覧表に相当する。また、メニューで使用するテンプレート(一覧表の雛形など)やメニューで紹介されるコンテンツを含んでいる。
ここで、メニューファイル22は、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型メニューファイル22aと、ロケーションサーバ装置400から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型メニューファイル22bを含んで構成されている。特にデマンド型メニューファイル22aによって再生表示される広告情報は、閲覧者が閲覧したいコンテンツを表示する顕在ニーズ対応型であるのに対し、プッシュ型メニューファイル22bによって再生表示される広告情報は、閲覧者が好むであろうコンテンツのレコメンド表示を行う潜在ニーズ対応型であるという特徴を有している。このことにより、閲覧者に対して多彩な訴求表示が可能となる。
ここで、デマンド型表示とプッシュ型表示の違いを、図5を参照して説明する。図5は、スケジュール再生モードとデマンド型メニュー表示モードとプッシュ型メニュー表示モードの違いを示す概念図である。
図5に示すように、コンテンツAとBとCを含む広告コンテンツのスケジュール再生中に、閲覧者がマウスをワン・クリックまたはワン・タッチ等した場合、デマンド型メニュー表示モードに移行する。デマンド型メニュー表示画面では、来場者自身の意思・要望のコンテンツが表示される。一方、スケジュール再生中に、顧客来場情報などイベントの発生等があった場合は、プッシュ型メニュー表示モードに切り替えられる。このとき表示されるプッシュ型メニュー表示画面では、来場者に適切とシステムが判断したコンテンツが表示される。
図3に戻って、出力部114は、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカーを用いることができる(なお、以下においては出力部114をモニタとして記載する場合がある)。また、入力部112としては、キーボード、マウス、マイクおよびリモートコントローラ等を用いることができ、図3に示すように、モニタも、マウスと協働してポインティングデバイス機能(タッチパネル機能)を実現することができる。
また、図3において、制御部102は、OS(Operating System)等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、および所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、再生プレーヤー102a、再生スケジュール管理部102b、通信制御部102c、ロケーション発生処理部102dを備えて構成されている。
また、再生プレーヤー102aは、再生用テンプレート・素材データ格納部106aに格納されている広告番組コンテンツなど、指定されたテンプレート、素材の組み合わせで1つのプレゼンテーションを再生する再生手段である。再生プレーヤー102aは、再生指示に含まれるプレゼンテーションファイルに基づいて番組を表示する機能を発揮する。再生プレーヤー102aは、プレゼンテーションファイルに定義されている再生用テンプレートファイルの表示エリアに対応付けられた素材データを、それぞれの表示エリアの再生プレーヤーを用いて再生して番組を表示する。
また、再生スケジュール管理部102bは、再生プレーヤー102aが広告放映開始時間に再生を行うよう時間管理するスケジュール管理手段である。再生スケジュール管理部102bは、広告配信サーバ装置200を介して監視装置240から送信された制御指示に基づいて既に記憶されている複数のプレゼンテーションパック内でプレゼンテーションパックを切替るなどの機能を備えており、また、スケジュール再生モードとメニュー表示モードを切り替える表示切替手段としても機能する。具体的には、端末制御メタファイル内でのプレゼンテーションパックの切替表示、プレゼンテーションパック内でのスケジュールファイルの指示に従い、再生プレーヤーにコンテンツ再生の指示・監督を行う。
通信制御部102cは、広告配信サーバ装置200またはロケーションサーバ装置400との送受信を制御する通信手段である。定期的に広告配信サーバ装置200にアクセスし、データ配信メタファイル、端末制御メタファイルをダウンロードする機能を有する。ここで、「データ配信メタファイル」は、当ファイルの指示に従い、プレゼンテーションパックのダウンロードを行う機能を発揮する。また、「端末制御メタファイル」は、当ファイルの指示に従い、端末の制御・ログの送信を行う機能を有する。
また、ロケーション発生処理部102dは、ロケーションサーバ装置400から受信したイベント情報を処理するイベント情報処理手段である。イベント情報処理手段は、イベント種類判定手段と、イベント順位手段とから構成される。各イベント情報処理の詳細については後述する。
ここで、広告表示装置100のハードウェア構成の詳細について、図6を参照して説明する。図6は、広告表示装置100の構成の詳細を示すブロック図である。
図6に示すように、広告表示装置100は、CPU103と、ネットワークI/F104と、記憶部(内部記憶装置)106と、RAM107と、周辺機器とのI/F108と、出力部114とを、バスを介して相互に接続されている。
記憶部(内部記憶装置)106は、CPUに対して、再生プレーヤー102a〜ロケーション発生処理部102dとしての機能を発揮させるためのプログラム1と、プレゼンテーションパック2と、メニューファイル22と、スケジュールファイル23とを含んで構成される。また、図3における再生用テンプレート・素材データ格納部106aは、プレゼンテーションパック2とメニューファイル22とスケジュールファイル23とを含んで構成されている。
広告表示装置100は起動すると、プログラム1は、RAM107に一時記憶され、CPU103の処理により、図3に示した論理ブロック図のうち広告表示装置100の制御部(102a、102b、102c、および102d)の各機能を実現する。
このうち、周辺機器とのI/F108は、キーボードやカードリーダ、リモートコントローラ受光部などの入力部112から通信制御を行うインタフェースであり、該入力部112から入力があった場合は、閲覧者からの操作等であると判断される、デマンド型メニューへの切替指示となる。
一方、ネットワークI/F104は、広告配信サーバ装置200またはロケーションサーバ装置400との通信制御を行うインタフェースである。ロケーションサーバ装置400からイベント情報を受信した場合、プッシュ型メニューへの切替命令となる。ただし、広告表示装置100に、例えば顧客識別装置等のイベント検知手段が直接接続されている場合は、そのイベント検知手段によるイベント情報をトリガーとしたプッシュ型メニュー表示も構成可能であるので、図6に示す構成に限られない。
再び図3に戻って、広告配信サーバ装置200は、ネットワーク300を介して、広告表示装置100と相互に接続され、概略的に、広告表示用情報ファイルや広告制御情報ファイル等を含むプレゼンテーションパック2を格納する広告/情報データ格納部206a、広告表示装置100の管理を行う端末管理部202aと、広告表示装置100からログ情報を収集するログ集計部202bと、制御情報ファイルを作成するための制御情報ファイル作成手段であるプレゼンテーションパック作成部202cを有する。広告配信サーバ装置200の各機能は、広告配信サーバ装置200のハードウェア構成中のCPU、ディスク装置、メモリ装置、入力装置、出力装置、通信制御装置等およびそれらを制御するプログラム等により実現される。また広告配信サーバ装置200は、制御情報ファイル作成装置220と一体として制御情報ファイル作成送信手段として機能する。
より詳しくは、記憶部には、広告情報や制御情報ファイルを格納する広告/情報データ格納部206aを備え、制御部は、広告表示装置100の管理を行う端末管理部202aと、広告表示装置100からログ情報を収集するログ集計部202bと、制御情報ファイルを作成するための制御情報ファイル作成手段であるプレゼンテーションパック作成部202c、とを備えて構成されている。
このうち、広告/情報データ格納部206aは、プレゼンテーションパック管理機能を構成し、制御情報ファイル作成装置220から受信したパッケージを格納する。更新されたファイルのみのパッケージの場合には、プレゼンテーションパック管理機能は、格納しているパッケージおよび制御情報ファイル作成装置220から受信したパッケージを復号化し、そして、格納しているプレゼンテーションパック内の更新部分(制御情報ファイル作成装置220から受信したパッケージのファイル)だけを変更した後に、パック化、暗号化して格納する。また、新たなプレゼンテーションパック2を構成する1つのパッケージである場合は、新たなプレゼンテーションパック2を構成する全てのパッケージが受信された後、これら全てのパッケージをプレゼンテーションパック化して、格納する。
端末管理部202aは、広告表示装置100からポーリングによるアクセスがあった場合、監視装置240からの監視指示に基づいて広告表示装置100のCPUの負荷情報や広告表示装置100の表示部の温度などの広告表示装置100内の各種状態を示す情報(以下、監視情報という)の送信要求を広告表示装置100に送信する。また、ログ集計部202bは、広告表示装置100からポーリングによるアクセスがあった場合、監視装置240からの制御指示に基づいて、プレゼンテーションパックまたはパッケージのダウンロード要求を広告表示装置100に送信すること、広告表示装置100で既に記憶されている複数のプレゼンテーションパック内でのプレゼンテーションパックの切替え指示を広告表示装置100に送信すること、ポーリング間隔の変更設定指示を広告表示装置100へ送信することなどを行う。
ログ集計部202bは、広告表示装置100から送信される監視情報を集計、記憶する機能である。ログ集計機能によって記憶された各種データは、監視装置240から閲覧可能となっている。
プレゼンテーションパック作成部202cは、プロデューサーが番組を作成するためのパーソナルコンピュータ等のメニューファイル22上で実現され、コンテンツ素材データ作成装置によって作成された各種素材データ、およびテンプレート作成装置によって作成された再生用テンプレートファイルを用いて、図4に示したプレゼンテーションパック2に含まれるすべてのファイルを作成する。そして、作成したプレゼンテーションパック2を、ネットワークを介して広告配信サーバ装置200に送信する。プレゼンテーションパック作成部202cは、プレゼンテーション作成機能と、スケジュール・メニュー作成機能と、パック作成機能と、データアップロード機能とを備えている。
ロケーションサーバ装置400は、広告表示装置の将来的閲覧者の情報または広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し、広告表示装置に送信するイベント検知手段を備えたサーバ装置である。
[システムの処理]
次に、このように構成された本実施の形態における本広告配信表示システムの処理の一例について、以下に図3を参照して詳細に説明する。
[制御情報ファイル作成送信処理]
まず、制御情報ファイル作成送信処理の詳細について説明する。
まず、制御情報ファイル作成装置220は、プレゼンテーションパック作成部202cの処理により、複数の広告表示用情報を広告表示用情報毎に所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイル23と、複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイル22において、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型メニューファイル22aと、ロケーションサーバ装置400から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型メニューファイル22bとを、少なくとも一部の広告表示用情報が共用されて表示されるように、プレゼンテーションパック2として作成し、広告配信サーバ装置200に送信し広告/情報データ格納部206aに格納する。
ここで、本実施例における「メニュー」とは、各番組を自動表示させるための自動再生用ボタンを画面上に配置したものであり、番組選択用の一覧表を示す機能を果たしている。また、自動再生用ボタンはメニュー画面内において番組毎に1つ以上配置されるものとする。ここでのメニューファイルは、自動再生用ボタン(自動再生用ボタン名)と番組ファイル名の対応付け情報が定義される。メニューを用いて番組を表示する際は、マウス等で自動再生用ボタンを指定することによって希望する番組を表示させることが可能となる。
メニュー再生で使用する複数の番組ファイルとスケジュール再生で使用する複数の番組ファイルは、少なくともその一部が共用されるものであり、互いに番組ファイルを共有するかたちで、番組表示を可能としている。換言すると、共用される番組ファイルが1つあればスケジュール再生とメニュー再生の両方を行うことが可能となる。
例えば、3つの番組ファイルA,B,Cからは、番組ファイルA,B,Cを再生するためのメニューファイルと番組A,B,Cを再生するためのスケジュールファイルが作成され、各番組ファイルA,B,Cは、メニューとスケジュールの両方から再生することができる。メニューファイル、スケジュールファイルには、番組A,B,Cを再生するためのファイルであることを示す情報(識別子)をファイル管理のために付加してもよい。そして、広告表示装置100等が、複数の番組ファイルと、この番組に対するスケジュールファイルと、この番組に対するデマンド型若しくはプッシュ型のメニューファイルとによって、複数の番組をスケジュール再生ならびにデマンド型およびプッシュ型メニュー再生させることが可能となる。
処理に戻って、広告配信サーバ装置200は、広告表示装置100からのダウンロード要求を受けると、端末管理部202aの処理により、広告/情報データ格納部206aに格納されたプレゼンテーションパック2を広告表示装置100に送信する。
これにて、制御情報ファイル作成送信処理が終了する。
[イベント検知処理]
次に、イベント検知処理の詳細について説明する。
イベント発生が検出されると、ロケーションサーバ装置400は、内部制御部の処理により、イベント情報を広告表示装置100に送信する。ここで、図7は、本実施の形態における本システムのイベント検知処理の一例を示す図である。
図7に示すように、所定の気温・湿度が温度計・湿度計などのイベント測定手段によって、検出されると、館内LANなどを介してロケーションサーバ装置400は、このイベント情報を広告表示装置100に送信する。他の外界情報の例としては、所定の時刻をタイムサーバーによって検出してもよい。
また、将来的閲覧者となるべき来場者の情報として、推定年齢や国籍を来場者の会員カードリーダなどによって検出するようにしてもよい。他の来場者情報としては、性別を人顔識別装置によって検出するようにしてもよい。
さらに、ロケーション施設情報として、ロケ内店舗売上情報をレジシステム等により検出してもよく、または、来場者数をカウンター等によって検出するようにしてもよい。
上記例示したイベント測定手段によって検出されたイベントは、ロケーションサーバ装置400でイベント情報として加工され、広告表示装置100に送信されることとなる。
[広告再生処理]
次に、広告再生処理の詳細について説明する。
まず、広告表示装置100は起動すると、再生スケジュール管理部102bの処理により、再生プレーヤー102aを起動させる。
つぎに、広告表示装置100は、再生プレーヤー102aの処理により、再生用テンプレート・素材データ格納部106aに格納されているプレゼンテーションパック2を呼び出す。
通常、起動後の初期設定では、スケジュール再生モードに設定されており、再生プレーヤー102aは、スケジュールファイル23を呼び出し、再生し、出力部114に表示する。
これにて、広告再生処理が終了する。
[イベント種類判定処理]
次に、イベント種類判定処理の詳細について説明する。
まず、広告表示装置100は、ロケーション発生処理部102dの処理により、ロケーションサーバ装置400から受信したイベント情報を、解釈する。これによりイベントの種類を判定する。
つぎに、広告表示装置100は、ロケーション発生処理部102dの処理により、プッシュ型メニューファイル22bの中から、イベントの種類に応じて予め設定された、プッシュ型メニューファイル22bを選択する。または、イベントの種類から、キーワード検索等を行って、最適なプッシュ型メニューファイル22b中のプッシュ型メニューを選び出すようにしてもよい。
これにて、イベント種類判定処理が終了する。
[表示切替処理]
次に、表示切替処理の詳細について図8を参照して説明する。図8は、本実施の形態における本システムの表示切替処理の一例を示すフローチャートである。
まず、前述のように広告再生処理により、広告表示装置100は起動すると、再生プレーヤー102aの処理により、スケジュール再生モードを実行する(ステップSA−1)。
つぎに、前述のイベント検知処理で説明したとおり、ロケーションサーバ装置400は、イベント測定手段によって検出された情報により、所定の閾値等によりイベントの発生が検知されると広告表示装置100に通知する。
そして広告表示装置100は、通信制御部102cの処理により、イベント情報を受信し、ロケーション発生処理部102dの処理により、イベント情報を解釈し、イベントが発生したと判断する(ステップSA−2、Yes)。
つぎに、広告表示装置100は、再生スケジュール管理部102bの処理によるメニューモードの切替準備に入る(ステップSA−3)。具体的には、以下の処理(ステップSA−4〜ステップSA−9)を行う。
つまり、広告表示装置100は、ロケーション発生処理部102dの処理により、前述したイベント種類判定処理を行う(ステップSA−4)。
イベント種類判定処理を行った後(ステップSA−5)、広告表示装置100は、ロケーション発生処理部102dの処理によりイベントの有効性を判定し、有効であった場合は(ステップSA−6、Yes)、再生スケジュール管理部102bの処理により、イベント種類判定処理により選択されたプッシュ型メニューファイル22bの再生に切り替えることを、再生プレーヤー102aに指示する。これにより、広告表示装置100は、再生プレーヤー102aの処理によりメニュー画面に切り替え、表示する(ステップSA−7)。もし、イベントが有効でなければ(ステップSA−6、No)、ステップSA−1に戻って、再生プレーヤー102aは、そのままスケジュール再生を行う(ステップSA−1)。有効性の判断は、例えば、検出手段をロケーションサーバ装置400からの電文情報としている場合は、メール文書内に文書不正があればこれを「無効」と判断するなどと設定しておく。
再生プレーヤー102aの処理によりメニュー表示モードに切り替えられると(ステップSA−7)、再生スケジュール管理部102bは、メニュー画面実行(入力)待ちの状態に入る(ステップSA−8)。
そして、(1)一定時間メニュー画面の操作がない場合、(2)サーバからのスケジュールモードへの切替指示を受信した場合、(3)メニュー再生時間が満了した場合など、所定の終了条件を満たす場合は(ステップSA−9、Yes)、広告表示装置100は、再生スケジュール管理部102bの処理により、再生プレーヤー102aに対しスケジュールファイル23を呼び出し再生するよう切替指示を行う(ステップSA−10)。これにより、再び、スケジュール再生モードへと戻る(ステップSA−1)。
一方、所定の終了条件を満たしていない場合は(ステップSA−9、No)、SA−8に戻って、メニュー画面の入力実行待ち状態を続ける。
なお、図示しないが、スケジュール再生中に、イベント情報を受信することなく、閲覧者からの入力部112への操作が実行された場合は、広告表示装置100は、再生スケジュール管理部102bの処理により、デマンド型メニューファイル22aを呼び出して、再生表示するよう、再生プレーヤー102aに指示を行う。そして所定の終了条件を満たした場合は、再び再生スケジュール管理部102bの処理により、スケジュール再生モードへと切り替えられる。
これにて、表示切替処理が終了する。
[イベント順位判定処理]
次に、イベント順位判定処理の詳細について、図9を参照して説明する。図9は、本実施の形態における本システムのイベント順位判定処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップSB−1からステップSB−8までの処理の流れは、図8で示したステップSA−1からステップSA−8と同一であるので、説明を省略する。
図9に示すように、メニュー画面表示モードの状態において(ステップSB−8)、広告表示装置100は、ロケーション発生処理部102dの処理により、さらに新たなイベントが発生したか否かを判定する(ステップSB−9)。
そして、広告表示装置100が新たなイベント情報を受信したと、ロケーション発生処理部102dが判断すると(ステップSB−9、Yes)、該新たな他イベントの有効性と優先度を判定する処理を行う(ステップSB−10)。ロケーション発生処理部102dは、他イベント情報を受信していないと判断した場合は(ステップSB−9、No)、メニュー終了条件判定処理に移る(ステップSB−13)。
イベントの優先度判定は、図7に示した例を用いて、例えば次のように行う。
製品紹介や、ショーの告知、コンサート・映画の宣伝などのように、ロケーションと直接関連のない情報も含む多岐にわたる広告が放映されるケース(広告表示モード)では、図7に示したカテゴリのうち、来場者情報>外界情報>ロケーション設備情報の順で優先度を判定するように設定する。
一方、ロケーション内店舗での販売製品・サービス情報などのように、情報閲覧者の購買活動がロケーション内で行われるケース(販売促進情報表示モード)では、ロケーション施設情報>来場者情報>外界情報の順で優先度を判定するように設定する。
図9に戻り、広告表示装置100は、ロケーション発生処理部102dの処理により、上記優先度判定の結果、他イベント情報が有効であり、かつ、優先度が現イベントよりも高いと判定した場合(ステップSB−11、Yes)、ロケーション発生処理部102dは、他イベントに係るプッシュ型メニューファイル22bに切り替えるよう再生プレーヤー102aに指示する(ステップSB−12)。これにより、再生プレーヤー102aの処理により、他イベントによるプッシュ型メニューファイル22bが再生表示される。他イベントが無効または優先度が現イベントよりも低い場合(ステップSB−11、No)、または、他イベントによるメニュー表示モードを実行した後(ステップSB−12)、メニュー終了条件判定処理に入る(ステップSB−13)。
メニュー終了モードは、図8で示した(1)(2)(3)の他、(4)モニタディスプレイの前から見込み閲覧者が立ち去った場合や、(5)現在実行中のメニューに係るイベントが終了してしまった場合などに(ステップSB−13、Yes)、広告表示装置100は、再生スケジュール管理部102bの処理により、メニュー表示モードを終了し、スケジュールモードへ切り替えることを再生プレーヤー102aに指示するように構成してもよい(ステップSB−14)。
ロケーション発生処理部102dがメニュー終了条件を満たさないと判定した場合は(ステップSB−13、No)、ステップSB−8に戻り、メニュー表示モードを維持し、閲覧者の操作待ち状態に戻る(ステップSB−8)。
これにて、イベント順位判定処理が終了する。
[実施例]
本広告配信表示システムを、Signboxに準拠しているVAAM+(Virtual Appliance Access Method Plus)(登録商標)プロトコルにアドオン(拡張機能設定)した場合の実施例を示す。なお、以下の説明にあたって、適宜図3を参照して説明を行う。
[VAAM概要]
VAAM+(以下「VAAM」)プロトコルにおける広告配信表示システムとは、画像、映像、およびテロップなどのテキスト情報など、広告に必要なコンテンツをネットワーク上のサーバから端末に配信し、配信したコンテンツをネットワークを介したサーバからの指示で自動再生させることを可能とするシステムである。このネットワークを用いた広告コンテンツ配信システムの概観を図12に示す。図12は、広告コンテンツ配信システムの概略図である。
図12に示すように、本実施例における広告配信表示システムは、広告コンテンツ作成者・システム管理者により操作される、広告コンテンツを配信する広告配信サーバ装置200と、広告配信サーバ装置200から広告コンテンツをダウンロードし、該広告コンテンツを再生表示する広告表示装置100と、により構成されている。
図12に示すように、まず、広告コンテンツ作成者は、広告コンテンツを作成し(ステップSD−1)、それを広告コンテンツ配信システムサーバに登録する(ステップSD−2)。
つぎに、広告配信サーバ装置200は、配信待ちの後(ステップSD−3)、広告表示装置100に向け登録されている広告コンテンツを配信する(ステップSD−4)。
そして、広告表示装置100は、受信した広告コンテンツを再生表示し(ステップSD−5)、再生されたことをログとして保存する(ステップSD−6)。
また、広告表示装置100は、保存されているログを、ネットワークを介して広告配信サーバ装置200にアップロードする(ステップSD−7)。
広告配信サーバ装置200は、収集されたログから(ステップSD−8)、広告の再生状況に関するレポートを作成し、広告コンテンツ作成者・管理者に配布する(ステップSD−9)。
広告コンテンツ作成者・管理者は、レポートを用いて広告の効果を把握する(ステップSD−10)。
なお、本実施例では、この広告配信サーバ装置200と広告表示装置100間で送受信される情報の規定および送受信の方法、また広告表示装置100の動作規定を示しているが、広告コンテンツ作成者や管理者と広告配信サーバ装置200間に関しては、特にその仕様を規定せず、なんら運用方法を限定するものではない。
[VAAMシステム構成]
つぎに、図13に広告配信サーバ装置200と広告表示装置100間のシステム構成を図で示す。
図13に示すように、広告配信サーバ装置200は、広告表示装置100のログ収集を行う広告ログサーバ200−Aと、広告表示装置100プレゼンテーションパック切り替えの制御を行う広告制御サーバ200−Bと、プレゼンテーションパック2などの広告コンテンツの配信を行う広告配信サーバ200−Cと、の3つで構成される。これらは、実施の形態の図3に示した構成のうち、広告ログサーバ200−Aはログ集計部202bに相当する機能を有し、広告制御サーバ200−Bと広告配信サーバ200−Cは、端末管理部202に相当する機能を担っている。
ここで、広告コンテンツ配信システムでは、広告コンテンツをプレゼンテーションパックという単位で扱う。その構成は、基本的に実施の形態の図4で示した例と同様である。
つまり、プレゼンテーションパック2は、(1)複数のプレゼンテーションと、(2)プレゼンテーションを自動再生する自動プレゼンスクリプトもしくは手動で選択するためのデマンド型/プッシュ型メニューまたはその両方と、(3)プレゼンテーションパック内の構成やプレゼンテーションパックのIDが記述されるプレゼンテーションパック情報と、から構成される(図4参照)。VAAMプロトコル仕様では、配信や広告表示装置100での広告コンテンツの切り替えは、基本的にこのプレゼンテーションパック単位で行われる。
しかし、プレゼンテーションパック2は、上記以外の他の内容が含まれていてもかまわない。例えば、広告コンテンツが、1週間内容が変わらない運用形態の場合、プレゼンテーションパック2は、1週間分のプレゼンテーションと、そのメニューと、一週間分スケジュールを含む自動プレゼンテーションスクリプトと、プレゼンテーションパック情報で構成されることとすることができる。
また、プレゼンテーションパック2は、基本的には、プレゼンテーションパック情報1つと、メニュー1つと、自動プレゼンテーションスクリプト1つと、プレゼンテーション複数と、から構成されている。しかし、構成はこれに限られず、メニューは、複数のファイルで構成されていてもよく、また、各プレゼンテーションは複数のファイルで構成されていてもよい。
また、「プレゼンテーションファイル」は、テンプレートデータと素材データから構成される。ただし、広告/情報表示端末内に使用テンプレートが既に存在している場合は、テンプレートファイルはプレゼンテーションファイルに必ずしも含まれる必要はなく、この例に限られない。
ここで、広告表示装置100の表示画面の一例を、図10を参照して説明する。図10は、広告端末の表示画面の一例を示す図である。
図10に示すように、表示画面241に、MPEG形式のファイルを表示する動画表示エリア242と、JPEG形式のファイルを表示する静止画表示エリア243と、PNG形式のファイルを表示する静止画表示エリア244と、テキストファイルを表示するテキストスクロールエリア245との4つのエリアを含む1つの番組を表示するとする。
この場合、再生用テンプレートファイルには、動画表示エリア242に関しては、動画表示エリア242を示す表示エリア名の表示位置情報、その表示サイズ、および動画表示エリア242を示す表示エリア名と再生プレーヤー(この場合、或る一つの動画プレーヤー)との関連付け情報が定義され、静止画表示エリア243に関しては、静止画表示エリア243を示す表示エリア名の表示位置情報、その表示サイズ、および静止画表示エリア243を示す表示エリア名と再生プレーヤー(この場合、或る一つの静止ビューワー)との関連付け情報が定義され、静止画表示エリア244に関しては、静止画表示エリア244を示す表示エリア名の表示位置情報、その表示サイズ、および静止画表示エリア244を示す表示エリア名と再生プレーヤー(この場合、或る一つの静止ビューワー)との関連付け情報が定義され、テキストスクロールエリア245に関しては、テキストスクロールエリア245を示す表示エリア名の表示位置情報、その表示サイズ、およびテキストスクロールエリア245を示す表示エリア名と再生プレーヤー(この場合、或る一つのテキストスクロールエンジン)との関連付け情報が定義される。
このように、再生用テンプレートファイルには、各表示エリアの表示位置、表示サイズおよび各表示エリアと再生プレーヤーとの関連付け情報などが定義されており、再生用テンプレートファイルの定義によって、表示画面241のレイアウトを簡単に変更することができる。換言すれば、異なる定義の再生用テンプレートファイルを複数準備しておき、使用する再生用テンプレートファイルによって表示レイアウトを変更したり、同じ再生用テンプレートファイルを用いて各表示エリアに表示する素材データを変更するだけで異なる番組を作成することが可能となる。
ここで、「素材データ」とは、テンプレート内で使用するコンテンツデータであり、例えば、mpgファイル、jpgファイル、Flashファイル、テキストファイルなどをいう。
[VAAM動作シーケンス]
つぎに、図14を参照して、広告コンテンツ配信システムの基本動作シーケンスを示す。
まず、広告コンテンツ登録者は、作成された広告コンテンツを元に作成された配信単位であるプレゼンテーションパック2を広告配信サーバ200−Cに登録する(ステップSE−1)。ここで、ステップSE−1〜SE―5の処理はほぼ同時に行われることを想定されている。
また、広告コンテンツ登録者は、登録したプレゼンテーションパック2をどのタイミングで広告表示装置100においてアクティブにするかまたは、プレゼンテーションが不要になる時期はいつか広告制御サーバに登録する(ステップSE−2)。
ここで、広告制御サーバ200−Bは、登録されたタイミングに従い広告制御記述言語で記述された広告制御メタファイルの作成が出来る情報取得完了(作成待機状態)になる(ステップSE−3)。
また、広告コンテンツ登録者は、登録したプレゼンテーションパック2をどのタイミングで広告表示装置100に配信するのか、また、どのタイミングで広告表示装置100から削除するのか広告配信サーバ200−Cに登録する(ステップSE−4)。
広告配信サーバ200−Cは、登録されたプレゼンテーションパック2配信のタイミングに従い、広告配信記述言語で記述された広告配信メタファイルを作成する(ステップSE−5)。
つぎに、広告表示装置100は、ポーリングにより、広告配信サーバから広告配信メタファイルを取得する(ステップSE−6)。そして、広告配信メタファイルに従い、広告表示装置100は、広告配信サーバ200−Cからプレゼンテーションパック2を取得する(ステップSE−7)。
プレゼンテーションパック2の取得完了後、広告表示装置100は、広告配信メタファイルに記述された報告先(広告配信サーバ200−C・広告制御サーバ200−B)にプレゼンテーションパック2の取得完了を報告する(ステップSE−8)。
取得完了の報告を受け取った報告先(広告配信サーバ200−C・広告制御サーバ200−B)は、作成待機状態となっている広告制御メタファイルを作成する(ステップSE−9)。
つぎに、広告表示装置100は、ポーリングにより、広告制御サーバ200−Bから広告制御メタファイルを取得する(ステップSE−10)。
そして、広告表示装置100は、広告制御メタファイルに従い、広告配信サーバ200−Cから取得したプレゼンテーションパック2をアクティブに変更する(ステップSE−11)。そして、プレゼンテーションパック2の情報に従い、プレゼンテーションパック2内の広告コンテンツが再生される(ステップSE−12)。
また、広告表示装置100は、同時に再生が正常に行われた等のログを蓄積する。そして、広告表示装置100はログを広告ログサーバ200−Aにアップロードする(ステップSE−13)。
そして、広告ログサーバ200−Aは、再生の統計情報などの広告レポートを作成し、広告コンテンツ登録者等に報告する(ステップSE−14)。
つづいて、広告配信サーバ200−Cは、登録されたプレゼンテーションパック2の消去時期の情報に従い、プレゼンテーションパック2の消去を判断する(ステップSE−15)。また、広告配信サーバ200−Cは、プレゼンテーションパック2の消去判断に従い、プレゼンテーションパック2を消去する広告配信メタファイルを作成する(ステップSE−16)。
つぎに、広告配信サーバ装置200は、ポーリングにより、広告配信サーバ200−Cから広告配信メタファイルを取得する(ステップSE−17)。広告表示装置100は、取得した広告配信メタファイルに従い、プレゼンテーションパック2を消去する(ステップSE−18)。
プレゼンテーションパック2の消去完了後、広告配信サーバ装置200は、広告配信メタファイルに記述された報告先(広告配信サーバ200−C・広告制御サーバ200−B)にプレゼンテーションパック2の消去完了を報告する(ステップSE−19)。
以上が、VAAM動作シーケンスのフローである。
[メニューとプレゼンテーションの関係]
図15は、メニューとプレゼンテーションの関係を示した図である。図15に示すように、メニューは広告端末ユーザが手動でプレゼンテーションを再生するための情報とユーザインターフェースを提供する。メニューからプレゼンテーションを再生選択すると選択されたプレゼンテーションが再生され、再生が終了するとメニューに戻る。
[自動プレゼンテーションスクリプトとプレゼンテーションの関係]
図16は、自動プレゼンテーションスクリプトとプレゼンテーションの関係を示した図である。図16に示すように、自動プレゼンテーションスクリプトはメニューにおける広告端末ユーザの再生選択を自動化し、無人でのプレゼンテーション再生を可能にする。自動プレゼンテーションスクリプトには、プレゼンテーションとその再生スケジュールが記述されており、広告表示装置100はこのスケジュールに従いプレゼンテーションの再生をおこなう。
[メニューと自動プレゼンテーションスクリプトの関係]
広告表示装置100には2つのプレゼンテーションのモードが存在する。1つはメニューから手動でプレゼンテーションを再生するモードであり、もう1つは自動プレゼンテーションスクリプトにより自動でプレゼンテーションを再生するモードである。この2つのモードは互いに排他であり、広告表示装置100は必ずどちらかのモードの状態にある。
両方のモードをサポートする広告表示装置100は、広告端末ユーザからの操作等および広告制御サーバ200−Cからの広告制御メタファイル等イベント情報によって2つのモードを切り替えられ、次にモードを切り替えられるまで、どちらのモードの状態であるかという情報を保持している。
ここで、VAAMプロトコル仕様で規定された、自動プレゼンスクリプトモード(スケジュール再生モード)とメニューモードの排他的切り替えの態様について、図11を参照して、説明を行う。図11は、VAAMプロトコル仕様で規定された、スケジュール再生モードとメニューモードの排他的切り替えの態様を示した図である。
図11に示すように、「通常の情報・広告表示」状態では、自動プレゼンスクリプトによって、スケジュール再生が実行されている。
ここで、イベント発生や操作等があると、広告表示装置100の制御部は、プログラム1に対して、[Home]の命令を送る(ステップSC−1)。これにより、再生プレーヤー102aがメニューファイルに基づいて、メニューを表示する。
つぎに、メニュー表示モードに移行すると、プログラム1は、一定時間、閲覧者からの操作待ち状態に移行する。このとき、閲覧者がマウス等により項目を選択(クリック等)すると、項目選択情報と[Enter]命令が入力され、サブメニューを選択した場合は、サブメニューを表示する(ステップSC−2)。一方、再生用項目を選択した場合は、メニュー表示モードからメニュー再生モードへ切り替わり、再生プレーヤー102aは、情報・広告を再生表示する(ステップSC−3)。サブメニュー表示画面で、閲覧者が再生用項目を選択した場合も、同様に情報・広告を再生表示する(ステップSC−4またはステップSC−5)。
また、サブメニュー再生中に[Back Space]が閲覧者により、入力されると(ステップSC−6)、再生プレーヤー102aは、サブメニューファイルに基づいて表示し、サブメニュー表示画面に戻る。また、サブメニュー表示画面で、[Back Space]キーが入力された場合は、サブメニュー表示画面から上位のメニュー表示画面に切り替えられる(ステップSC−7,8)。
また、トップメニュー表示画面でない場合に、閲覧者によって[Home]キーが入力されると(ステップSC−9,10,11,12,13)、再生プレーヤー102aの処理により、トップメニュー表示画面に切り替えられる。
以上のメニュー再生モードを含むメニュー表示モードのいずれの状態であっても、VAAMプロトコルは、[End]キーが入力されると、自動プレゼンスクリプトモード(スケジュール再生モード)に切り替わるように設定されている(SC−14)。そのため、本広告配信表示システムをVAAMプロトコルにアドオンした場合は、一定の終了条件を満たした場合に、再生スケジュール管理部102bが[End]命令をプログラムに送り、再生プレーヤー102aの処理により、メニュー再生モードから自動プレゼンスクリプトモード(スケジュール再生モード)に切り替え表示されることになる。
このように、メニュー動作モード(端末ユーザによるプレゼンテーションの手動再生)と自動プレゼンテーションスクリプト動作モード(プレゼンテーションのスケジュール自動再生)を設定し、VAAM仕様上で、排他的であると規定したために、メニューはスケジュール再生をプロトコル上合法にインタラプトできることとなる。
これにて、VAAMプロトコル上に本広告配信システムをアドオンした実施例の説明を終える。上記のように本広告配信表示システムを、VAAMプロトコルにアドオンしたことにより、上記実施の形態で示した効果に加え、特にCRM(Customer Relationship Management)活動の一環として、既存プロトコルのシーズにあわせた簡易な工夫で広告ショーアップ(訴求効果の増大)を図ることができることとなる。
[他の実施の形態]
さて、これまで本広告配信表示システムの実施の形態について説明したが、本広告配信表示システムは、上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
特に以上の実施の形態においては、本広告配信表示システムをイベント会場用大画面広告への適用を想定した例として説明したが、この場合に限られず、例えば、デジタルサイネージ市場(広告、告知、販促)、e−ラーニング市場、PDAを使用した個人向け情報提供システム等全ての情報提供分野において、同様に適用することができる。
また、例えば、上記の本広告配信表示システムの広告表示装置では、スケジュール再生中に操作等またはイベント発生があった場合に、スケジュール再生を停止し、これをメニュー表示モードに切り替えることとしたが、本広告配信表示システムの実施の形態は、これに限られず、サーバ運用者のオペレーション等のイベント発生があった場合に、プッシュ型ロケーション用番組をスケジュール再生用の広告番組表へ挿入して、広告表示装置において割り込み再生・表示させることとしてもよい。
または、上記の場合であって、スケジュール再生の番組プログラムに予めロケーション番組枠を設定しておき、ここに発生イベントに依存した広告表示用情報を再生することにしてもよい。
この場合、システム用プログラムの変更を行わずに、運用手法の改良のみで実行したので、好機性は実施の形態と比べて多少損なわれるものの、簡単な運用変更を行うのみで同様の効果が得られる。ただし、ロケーション用の番組がない場合やイベントが発生しなかった場合に、アサインされた(割り当てられた)時間帯枠が無駄になるというデメリットもある。
また、上記実施の形態では、広告表示装置100がスタンドアローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、広告表示装置100とは別筐体で構成されるクライアント端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該クライアント端末に返却するように構成してもよい。また、広告配信サーバ装置200は、制御情報ファイル作成装置220と別筺体で制御情報ファイル作成送信手段を行うこととしたが、これに限らず、同一筺体で制御情報ファイル作成送信手段を実現し、広告作成配信サーバ装置としてもよい。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、広告表示装置100、広告配信サーバ装置200、制御情報ファイル作成装置220、監視装置240、およびロケーションサーバ装置400に関して、図示の各構成要素は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、広告表示装置100の各装置が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現することも可能である。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて広告表示装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDなどの記憶部106などは、OS(Operating System)として協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、広告表示装置100に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本広告配信表示システムに係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等(再生用テンプレート・素材データ格納部106a)または広告配信サーバ装置200の記憶部に格納される各種のデータベース等(広告/情報データ格納部206a)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
また、広告表示装置100は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置を接続し、該情報処理装置に本広告配信表示システムの方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
本広告配信表示システムの概要を示す概念図である。 スケジュール再生モード、デマンド型メニュー表示モード、およびプッシュ型メニュー表示モードの切り替えを示す概念図である。 本広告配信表示システムが適用される本システム構成の一例を示すブロック図である。 再生用テンプレート・素材データ格納部106aおよび広告/情報データ格納部206aに格納される広告制御情報の一例を示す図である。 スケジュール再生モードとデマンド型メニュー表示モードとプッシュ型メニュー表示モードの違いを示す概念図である。 広告表示装置100の構成の詳細を示すブロック図である。 本実施の形態における本システムのイベント検知処理の一例を示す図である。 本実施の形態における本システムの表示切替処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における本システムのイベント順位判定処理の一例を示すフローチャートである。 広告端末の表示画面の一例を示す図である。 VAAMプロトコル仕様で規定された、スケジュール再生モードとメニューモードの排他的切り替えの仕組みを示した図である。 広告コンテンツ配信システムの概略図である。 広告配信サーバ装置200と広告表示装置100間のシステム構成を示した図である。 広告コンテンツ配信システムの基本動作シーケンス図である。 メニューとプレゼンテーションの関係を示した図である。 自動プレゼンテーションスクリプトとプレゼンテーションの関係を示した図である。
符号の説明
1 プログラム
2 プレゼンテーションパック
21 パック情報ファイル
22 メニューファイル
22a デマンド型メニューファイル
22b プッシュ型メニューファイル
23 スケジュールファイル
24−1〜24−n プレゼンテーションファイル
100,100a,100b,100c 広告表示装置
102 制御部
102a 再生プレーヤー
102b 再生スケジュール管理部
102c 通信制御部
102d ロケーション発生処理部
103 CPU
104 ネットワークI/F
106 記憶部(内部記憶装置)
106a 再生用テンプレート・素材データ格納部
107 RAM
108 周辺機器とのI/F
112 入力部
114 出力部
114a ディスプレイ
114b スピーカー
200 広告配信サーバ装置
200−A 広告ログサーバ
200−B 広告制御サーバ
200−C 広告配信サーバ
206a 広告/情報データ格納部
202a 端末管理部
202b ログ集計部
202c プレゼンテーションパック作成部
220 制御情報ファイル作成装置
240 監視装置
241 表示画面
242 動画表示エリア
243 静止画表示エリア
244 静止画表示エリア
245 テキストスクロールエリア
300 ネットワーク
400 ロケーションサーバ装置

Claims (5)

  1. 複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、該制御情報ファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告表示装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とを備える広告配信表示システムにおいて、
    上記広告作成配信サーバ装置は、
    上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報毎に所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、上記複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルとを、少なくとも一部の広告表示用情報が共用されて表示されるように、制御情報ファイルとして作成して上記広告表示装置に送信する制御情報ファイル作成送信手段を備え、
    上記ロケーションサーバ装置は、
    該広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し、該広告表示装置に送信するイベント検知手段を備え、
    上記広告表示装置は、
    上記スケジュールファイル又は上記デマンド型メニューファイル若しくは上記プッシュ型メニューファイルを受信し、受信した上記スケジュールファイル又は上記デマンド型メニューファイル若しくは上記プッシュ型メニューファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告再生手段と、
    上記イベント検知手段からイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類を判定し、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定手段と、
    上記イベント検知手段から受信したイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定手段により選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替手段と、
    を備えたことを特徴とする広告配信表示システム。
  2. 請求項1に記載の広告配信表示システムにおいて、
    上記広告再生手段が上記イベント種類判定手段によって選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づく上記広告表示用情報の再生表示を行っている場合において、上記イベント検知手段から更に新たなイベント情報を受信したときは、予め設定されたイベントの優先順位情報に基づいて、現在の再生表示に係るイベントと該新たなイベントの優先度を判定し、該新たなイベントの優先順位が該現在の再生表示に係るイベントよりも高順位の場合に、上記イベント種類判定手段により選択された該新たなイベントに係る上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替えることを上記表示切替手段に指示するイベント順位判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の広告配信表示システム。
  3. 複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、該制御情報ファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告表示装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とを備える広告配信表示システムにおける広告配信表示方法であって、
    上記広告作成配信サーバ装置において実行される、
    上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報毎に所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、上記複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルとを、少なくとも一部の広告表示用情報が共用されて表示されるように、制御情報ファイルとして作成して上記広告表示装置に送信する制御情報ファイル作成送信ステップと、
    上記ロケーションサーバ装置において実行される、
    該広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し、該広告表示装置に送信するイベント検知ステップと、
    上記広告表示装置において実行される、
    上記スケジュールファイル又は上記デマンド型若しくは上記プッシュ型メニューファイルを受信し、受信した上記スケジュールファイル又は上記デマンド型若しくは上記プッシュ型メニューファイルに基づいて上記複数の広告表示用情報を再生表示する広告再生ステップと、
    上記イベント検知ステップによってイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類を判定し、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定ステップと、
    上記イベント検知ステップによって送信されたイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定ステップによって選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替ステップと、
    を含むことを特徴とする広告配信表示方法。
  4. 複数の異なる広告表示用情報を1つずつ再生表示する広告表示装置において、
    上記広告表示装置は、複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とに接続されており、
    上記複数の広告表示用情報と、上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報ごとに所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、該スケジュールファイルで使用される複数の広告表示用情報のうち少なくとも一部の広告表示用情報が共用されている複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベント情報に応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルと、を格納する表示用情報格納手段と、
    上記スケジュールファイル又は上記デマンド型若しくはプッシュ型メニューファイルに基づいて上記広告表示用情報を再生表示する広告再生手段と、
    上記広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し該広告表示装置に送信する、ロケーションサーバ装置のイベント検知手段からイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定手段と、
    上記イベント検知手段から受信したイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定手段によって選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替手段と、
    を備えたことを特徴とする広告表示装置。
  5. 複数の異なる広告表示用情報を1つずつ再生表示する、少なくとも記憶部と制御部を備えた広告表示装置において実行される広告表示プログラムであって、
    上記広告表示装置は、複数の異なる広告表示用情報を再生表示させるための制御情報ファイルを作成し広告表示用情報と共に広告表示装置に送信する広告作成配信サーバ装置と、イベント情報を検知し該広告表示装置に送信するロケーションサーバ装置とに接続されており、
    上記広告表示装置は、上記複数の広告表示用情報と、上記複数の広告表示用情報を広告表示用情報ごとに所定の時間設定または所定の順番設定に基づいて順次再生表示させるためのスケジュールファイルと、該スケジュールファイルで使用される複数の広告表示用情報のうち少なくとも一部の広告表示用情報が共用されている複数の広告表示用情報から1つの広告表示用情報を選択して再生表示させるためのメニューファイルにおいて、閲覧者の操作に応答して表示させるためのデマンド型のメニューファイルと、上記メニューファイルにおいて上記ロケーションサーバ装置から受信したイベントに応答して表示させるためのプッシュ型のメニューファイルと、を格納する表示用情報格納手段を備えており、
    上記制御部において実行される、
    上記スケジュールファイルまたは上記メニューファイルに基づいて上記広告表示用情報を再生表示する広告表示ステップと、
    上記広告表示装置の将来的閲覧者の情報または該広告表示装置付近もしくは内部の状況を検知し該広告表示装置に送信する、上記ロケーションサーバ装置のイベント検知手段からイベント情報を受信した場合に、該イベントの種類を判定し、該イベントの種類に応じた上記プッシュ型メニューファイルを選択するイベント種類判定ステップと、
    上記イベント検知手段から受信したイベント情報の有効性を判断し、有効である場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示から上記イベント種類判定ステップによって選択された上記プッシュ型メニューファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替え、また、予め設定されたメニュー終了条件を満たす場合には、上記スケジュールファイルに基づいた上記広告表示用情報の再生表示へ切り替える表示切替ステップと、
    を含んだことを特徴とする広告表示装置の広告表示プログラム。
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