JP4723761B2 - 計量装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を保持及び排出するように構成されたホッパを備えた計量装置の改良に関し、物品計量技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
各種物品の自動計量に用いられる組合せ計量装置は、多数の計量ホッパが備えられ、該計量ホッパの上方に対応配置されたプールホッパを介してこれらの計量ホッパのそれぞれに物品を分散供給してその重量を計量すると共に該計量値に基づいて組合せ演算を行い、その結果、組合せ重量が所定の許容誤差範囲内で目標重量に最も近い重量となる最適組合せを求めて、この最適組合せに該当した計量ホッパのみから物品を排出させることにより、目標重量に最も近い重量の物品を得るようにしたものである。
【0003】
その場合に、この種の装置に備えられた計量ホッパとしては、例えば特開平9−159517号公報に開示されているものがある。すなわち、図10に示すように、支持台410に重量測定器としてのロードセル420の固定端部が固定されており、そして、該ロードセル420の自由端部に支持部材430を介して計量ホッパ440が取り付けられている。
【0004】
この計量ホッパ440は、ホッパ本体450と、該ホッパ本体450の下部開口450′を開閉するゲート460と、該ゲート460を開閉させるリンク機構470とで構成されている。
【0005】
ゲート460は、ホッパ本体450にゲート軸460aを中心に矢印U,Vで示す方向に回動自在に備えられている。また、該ゲート460背面に固設された取付部材461には、係合ピン462が設けられている。
【0006】
リンク機構470は、図面右方から順に、支持部材430に図示しない部材を介して支軸471aを中心に回転自在に支持された揺動リンク部材471と、一端が支軸471aを介して該揺動リンク部材471に固着された中間リンク部材472と、一端が該中間リンク部材472の他端に支軸472aを中心に回転自在に取り付けられた係合リンク部材473とで構成されている。また、係合リンク部材473の他端には切り欠き173′が形成されており、該係合リンク部材473は、この切り欠き173′を介して前記係合ピン462に係合している。
【0007】
そして、リンク機構470を駆動するモータ480が支持部材430に配置されており、さらに、該モータ480とリンク機構470との間にはカム機構490が介設されている。該カム機構490は、モータ480のモータ軸480aに取り付けられたカム491と、揺動リンク部材471に回転自在に軸支されたカムフォロワ492とで構成されており、モータ480の駆動力が該カム機構490を介してリンク機構470へ伝達される。
【0008】
こうすることにより、前記リンク機構470において、係合ピン462と支軸472aと支軸471aとが一直線上に並ぶ位置関係とされたときにいわゆるトグルがかかり、ゲート460はホッパ本体450の下部開口450′側に押し付けられて、該ゲート460は閉止状態に保持される。
【0009】
そして、モータ480の駆動により、カム機構490を介して揺動リンク部材471が支軸471aを中心に矢印Wで示すように実線状態から鎖線状態に回動すると、中間リンク部材472及び係合リンク部材473を介してゲート460が矢印Vで示すように実線状態から鎖線状態に移動する結果、ホッパ本体450の下部開口450′が開放される。
【0010】
しかしながら、この計量ホッパ440の場合、リンク機構470がホッパ本体450の側方に設けられているため、ゲート460の偏開閉を招く虞がある。また、モータ480からゲート460に至るまでの間の部品点数や回転の支点数が比較的多いため、ゲート460を閉止状態としたときがたつきが生じることがあり、このゲート460を精度よく閉止状態に保持することができなくなることがある。さらに、中間リンク部材472及び係合リンク部材473は、支持部材430右方の本体内側と左方の本体外側とに亘って移動するように配置されており、これらの部材472,473が移動可能に本体側を構成する必要があるため、該本体の防水構造は複雑化することになる。
【0011】
これらの不具合を解消するような試みとして、例えば特開平11−351953号公報に開示されているものがある。すなわち、図11に示すように、支持台510下面に取り付けられたブラケット520にロードセル530の固定端部が固定されており、該ロードセル530の自由端部に支持フレーム540を介して計量ホッパ550が取り付けられている。
【0012】
この計量ホッパ550は、ホッパ本体560と、該ホッパ本体560の下部開口560′を開閉するゲート570と、該ゲート570を開閉させるリンク機構580とで構成されている。
【0013】
ゲート570は、支持フレーム540のホッパ支持部540aにゲート軸570aを中心に矢印X,Yで示す方向に回動自在に備えられている。
【0014】
リンク機構580は、支持フレーム540に配置されて該リンク機構580を駆動するモータ590側から順に、モータ590のモータ軸590aに一端が固定されたアーム部材581と、該アーム部材581の他端に立設された支軸582に回転自在に取り付けられたローラ583が嵌り込む長穴584′を有すると共に、ゲート軸570aの幅方向の中央に連結されて該ゲート軸570aからモータ590側に延びるアーム連結部材584とで構成されている。
【0015】
そして、ホッパ支持部540aは、本体ケース600に設けられた開口を挿通し、また、ホッパ支持部540aと本体ケース600との間の隙間は、ダイヤフラム610によって覆われており、計量ホッパ550側とロードセル530及びリンク機構580側とは概ねこの本体ケース600で隔離されている。
【0016】
こうすることにより、前記リンク機構580において、アーム部材581とアーム連結部材584の長穴584′とが直交する位置関係とされたときにトグルがかかり、ゲート570はホッパ本体560の下部開口560′側に押し付けられて、該ゲート570は閉止状態に保持される。
【0017】
その場合、リンク機構580のアーム連結部材584はゲート軸570aの幅方向の中央に配置されているので、ゲート570の偏開閉は回避され、該ゲート270はスムーズに開閉する。また、モータ590からゲート570に至るまでの間の部品点数や回転の支点数は比較的少ないため、ゲート570閉止時におけるがたつきは抑制される。さらに、リンク機構580が、ロードセル530やモータ590等と共に本体ケース600内方に配置されているので、防水構造が複雑化することはない。
【0018】
そして、モータ590の駆動により、アーム部材581がモータ軸590aを中心に矢印Zで示すように回転すると、アーム連結部材584を介してゲート570がゲート軸570aを中心に矢印Yで示すように実線状態から鎖線状態に移動する結果、ホッパ本体560の下部開口560′が開放される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記計量ホッパ550においては、以下のような不具合が生じることがある。つまり、ゲート570を閉止状態に保持した場合に、本質的に該ゲート570を支持するいわゆるロック点(この場合、支軸582あるいはローラ583が相当)が、ゲート570の配置箇所から離れた箇所に設けられているので、ゲート570閉止の確実性に欠けることがある。すなわち、ホッパ本体560内に保持された物品の重量が特に大きい場合、使用部材のたわみの増大等により閉止状態の保持が不安定となり、その結果、ホッパ本体560の下部開口560′とゲート570との間に生じた隙間からこのホッパ本体560内の物品の一部がこぼれ落ちて、ロードセル530を介して検出される計量値が安定しなくなることがある。
【0020】
そして、前記両公報においては、計量ホッパ440,550と共にモータ480,590等はロードセル420,530の自由端部に負荷されている。したがって、いわゆる風袋重量が大きいことになるので、当該計量ホッパ440,550を多数備えた組合せ計量装置等の固有振動数は低くなり、その結果、該計量装置においては、計量値が安定するまでの時間が長くかかって高速計量化の妨げとなる共に、振動等の外乱に対して敏感になって計量誤差の増大を招く虞が生じることがある。
【0021】
そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、特に下部開口を確実に閉鎖することができるように構成されたホッパを備えて高速計量化が可能であると共に計量誤差の少ない計量装置を提供することを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0023】
まず、請求項1に記載の発明は、ホッパと、該ホッパに連結された重量測定手段とを有し、前記ホッパ内に保持された物品の重量を計量する計量装置であって、前記ホッパは、上下が開口された筐体と、該筐体に回動自在に備えられて該筐体の下部開口を開閉するゲートと、駆動手段からの駆動力を伝達して前記ゲートを回動させる駆動伝達機構とを有し、該駆動伝達機構には、前記駆動手段の駆動によって一端が回動するリンク部材と、前記ゲートに設けられて、前記リンク部材の一端が嵌り込む係合溝とが備えられていると共に、前記ゲートは、前記一端が係合溝に沿って移動することによって開閉し、かつ、前記ゲートの閉止時には、前記係合溝に対して前記リンク部材の一端部側が略直交するように、該リンク部材の回動を規制する回動規制機構が備えられており、かつ、前記ゲートの閉止時には、前記駆動手段が前記駆動伝達機構から切断されていることを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、リンク部材の一端がゲートに設けられた係合溝に沿って移動することによってゲートが開閉するので、比較的簡単な構成でゲート開閉機構を構築することができ、ホッパの安価化が図られる。
【0025】
そして、ゲート閉止時には係合溝に対してリンク部材の一端部側が略直交するため、このときトグルがかかった状態となり、ゲートが閉止状態に確実に保持される。したがって、筐体内に保持された物品の重量がゲートに負荷されても、該ゲートは安定して筐体の下部開口に押し付けられて閉止状態を保持する。しかも、ゲートが閉止状態に保持された場合のロック点が、該ゲートに設けられた至近の係合溝に存在するので、このゲートを一層安定して閉止状態に保持することができ、ホッパにおけるゲート閉止の信頼性向上を図ることができる。
【0026】
さらに、この発明によれば、リンク部材の一端部側が係合溝に対して略直交するように該リンク部材の回動を規制する回動規制機構が備えられているので、ゲート内面に物品の重量が負荷されても、トグルがかかった状態が安定的に保持され、ゲート閉止の信頼性が一層向上する。
【0027】
このように構成することで、例えば、回動規制機構をホッパ側に備えると、ゲートの閉止状態をホッパ側のみで保持することが可能となるため、仮に駆動手段の制御が不能になったとしても、ゲートは閉止状態に安定的に保持される。
【0028】
そして、特にこの発明によれば、上記のようなホッパを計量ホッパとして用いる場合、ゲートが閉止状態に保持されているときには駆動手段が駆動伝達機構から切断されて、重量測定手段に該駆動手段の重量が負荷されないようにすることができる。その結果、風袋重量が低減されることになるので、この計量装置の固有振動数は高くなり、その結果、該計量装置においては、計量値が安定するまでの時間が短縮されて高速計量化が可能となると共に、振動等の外乱に鈍感となって計量誤差の低減が可能となる。
【0029】
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の計量装置において、前記係合溝は平行溝であることを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、係合溝は平行溝とされているので、前記リンク部材の一端は該係合溝に沿ってスムーズに移動可能とされた上で、例えば、この係合溝に対してリンク部材の一端部側が略直交するとき、ゲートの回動速度を減速することが可能となる。その結果、ゲート閉鎖時、該ゲートと筐体下部とが当接する際の騒音の発生が軽減されると共に、ゲート及び筐体の耐久性が維持されるようになる。
【0031】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の計量装置において、前記係合溝は、前記ゲートの幅方向に対して略中央に配置されていることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、係合溝がゲートの幅方向に対して略中央に配置されているので、ゲートをスムーズに開閉することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置について説明する。
【0036】
[全体構成]
図1に示すように、この組合せ計量装置1は、例えば、複数の支持脚2…2で支持された箱状の本体ケース3を有し、該本体ケース3に、物品を分散させる分散テーブル4、該分散テーブル4の周囲に放射状に配置された複数の搬送フィーダ5…5、該搬送フィーダ5…5ごとに設けられた上下一対のプールホッパ6…6及び計量ホッパ7…7等が組み付けられている。
【0037】
組合せ計量装置1に投入された物品は、まず、分散テーブル4によって搬送フィーダ5…5に均等に分散された後、該搬送フィーダ5…5からプールホッパ6…6を経て計量ホッパ7…7に供給され、ここで各重量が計量されて組合せ演算が行われる。また、計量ホッパ7…7の下方には漏斗形状の排出シュート8が配置されており、計量ホッパ7…7から排出された物品は、この排出シュート8の図示しない排出口から集合されてさらに下方に排出される。
【0038】
以下、計量ホッパ7及びプールホッパ6の構成について詳しく説明する。なお、以下の記載において「前、後」とあるのは、本体ケース3外側において、該本体ケース3に対して遠い側を「前」、近い側を「後」としている。
【0039】
[計量ホッパの構成]
図2及び図3に示すように、この計量ホッパ7は、上部開口11aと下部開口11bとが形成された平断面コ字状のホッパ本体11と、該ホッパ本体11を支持するホッパフレーム12と、下部開口11bを開閉する揺動式のゲート13と、該ゲート13を開閉させるリンク機構14とで構成されている。
【0040】
<ホッパ本体>
ホッパ本体11は、対向する両側面11c,11cと前面11dとからなり、両側面11c,11cの上端部には、上方に外拡がり状に突出する案内面11c′,11c′が連設されている。
【0041】
<ホッパフレーム>
ホッパフレーム12は一対のフレーム部材15,15からなり、該フレーム部材15,15は、それぞれ一端がホッパ本体11の両側面11c,11cに固設されていると共に、他端が後方下方に延びている。そして、フレーム部材15,15の後方下方に延びた部位間には、上下位置にそれぞれ係合軸16,17が架設されている。
【0042】
<ゲート>
ゲート13は、ホッパ本体11の下部開口11bを閉鎖可能な平面13aと、該平面13a上部からホッパ本体11内方に連設されてホッパ本体11の後面の代わりをなす連設面13bとからなる。
【0043】
一方、フレーム部材15,15の前記一端には、下方に延びる係合部材21が一対のアーム部21a,21aを介して支軸22,22を中心に矢印A,Bで示す方向に回動自在に軸支されている。また、この係合部材21は、アーム部21a,21aからゲート13の平面13a側に回り込む中間面21bを有しており、該中間面21bは前記平面13aに固着されている。そして、該平面13aの幅方向に対して略中央位置においてこの中間面21bから垂直に起立部21cが設けられており、該起立部21cには、前記平面13aに平行に係合溝21c′が形成されている。こうすることにより、ゲート13は、係合部材21と一体となって支軸22,22を中心に矢印a,bで示す方向に回動可能となる。
【0044】
<リンク機構>
リンク機構14は係合溝21c′とリンク部材31とからなり、該リンク部材31は、前記両フレーム部材15,15の下端部近傍に設けられた支軸32,33を中心に矢印C,Dで示す方向に回動自在に軸支されている。
【0045】
リンク部材31は、後方側の平面視略コ字状の操作部31aと、この操作部31aから前方に延設された平面視L字状の係合部31bとからなる。また、操作部31aの支軸32,33より後方の対向する端部間には係合軸34が架設されている。さらに、係合部31b先端にはゲート13の平面13aに平行に支軸35が立設されており、該支軸35にはローラ36が回転自在に軸支されている。このローラ36は係合溝21c′に嵌まり込んでおり、この係合溝21c′に沿って移動可能とされている。そして、ゲート13が閉止状態に保持されている場合には、係合部31bは前記係合溝21c′に略直交するように設けられている。
【0046】
その場合、図2に示すように、係合溝21c′に対して係合部31bが略直交することによって、さらに具体的には、係合部材21あるいはゲート13に対し、符号aで示す係合溝21c′の延びる方向と、符号bで示す係合部31bの延びる方向とのなす角度が略90°となるようにリンク部材31が位置したとき、トグルがかかってゲート13が閉止状態に保持されるように構成されている。
【0047】
また、手前側のフレーム部材15の後方やや上方に立設されたピン37と、リンク部材31の操作部31aの支軸32より後方に立設されたピン38との間にスプリング39が張設されており、該スプリング39により、リンク部材31の後方側一端は支軸32,33を中心に常に矢印Cで示す方向に回動するように付勢されている。
【0048】
そして、手前側のフレーム部材15の後方下端部には、手前側に突出するようにストッパ部15aが延設されており、該ストッパ部15aと操作部31aの後方手前側の一端の上縁部とが当接することにより、リンク部材31の支軸32,33を中心とする矢印Cで示す方向の回動が規制される。
【0049】
<ゲートの開閉機構>
前記係合軸34を下方に押し下げるために用いられるモータ40が、本体ケース3の縦壁3a内方に備えられている。つまり、回転可能に縦壁3aを挿通する該モータ40のモータ軸40aにアーム部材41の一端が固設されており、該アーム部材41の他端から前方に突設された支軸42にはローラ43が回転自在に支持されている。そして、該ローラ43は、ゲート開放時には係合軸34に係合し、一方、ゲート閉鎖時にはその係合が解除されるように配置されている。
【0050】
こうすることにより、ローラ43によって係合軸34を押し下げるようにモータ40を回転駆動させてやれば、ローラ43と係合軸34との係合を介して、リンク部材31が支軸32,33を中心に矢印Dで示す方向に回動する。
【0051】
<計量ホッパの支持機構>
本体ケース3の縦壁3a内面には側面視コ字状の支持部材51が取り付けられており、該支持部材51に重量測定器としてのロードセル52が固定端部52aをボルトで固定されて支持されている。一方、このロードセル52の自由端部52bには、ブラケット53を介して略円柱状の支柱54が取り付けられており、該支柱54は縦壁3aに形成された円形開口3a′を挿通すると共に、該支柱54の前端部には平面視略コ字状の計量ホッパ支持部材55がその縦面55aを介して固設されている。そして、該計量ホッパ支持部材55の対向する一対の側面55b,55bには、上下にそれぞれ一対の切り欠き55b′,55b′,55b″,55b″が形成されており、該切り欠き55b′,55b′,55b″,55b″と前記ホッパフレーム12に設けられた係合軸16,17との係合を介して、計量ホッパ7が本体ケース3に着脱自在に支持されている。
【0052】
また、縦壁3aの円形開口3a′の縁部と支柱54の外縁との間の隙間は、本体ケース3内への水や塵埃等の侵入を防止するため、ダイヤフラム56で閉鎖されている。
【0053】
なお、本体ケース3からのこの計量ホッパ7の取り外しは、ローラ43と係合軸34との係合を解除しながら、ホッパフレーム12の係合軸16,17と計量ホッパ支持部材55の切り欠き55b′,55b′,55b″,55b″との係合を解除することで行われる。一方、本体ケース3への計量ホッパ7の取り付けは、ローラ43と係合軸34との干渉を避けながら、ホッパフレーム12の係合軸16,17と計量ホッパ支持部材55の切り欠き55b′,55b′,55b″,55b″とを係合させることで行われる。したがって、本体ケース3の外方で行うことができる着脱作業は容易となり、ひいてはこの計量ホッパ7の清掃性向上を図ることができる。
【0054】
[プールホッパの構成]
図4に示すように、プールホッパ6は、重量測定器に連結されない点で前記計量ホッパ7と相違するが、その他の点では計量ホッパ7と略同様の構成とされている。つまり、このプールホッパ6は、上部開口111aと下部開口111bとが形成された平断面コ字状のホッパ本体111と、該ホッパ本体111を支持するホッパフレーム112と、下部開口111bを開閉する揺動式のゲート113と、該ゲート113を開閉させるリンク機構114とで構成されている。
【0055】
<ホッパ本体>
ホッパ本体111は、対向する両側面111c(図面には手前側のみ図示)と前面111dとからなり、両側面111cの上端部には、上方に外拡がり状に突出する案内面111c′が連設されている。
【0056】
<ホッパフレーム>
ホッパフレーム112は一対のフレーム部材115(図面には手前側のみ図示)からなり、該フレーム部材115は、それぞれ一端がホッパ本体111の両側面111cに固設されていると共に、他端が後方下方に延びている。そして、フレーム部材115の後方下方に延びた部位間には、上下位置にそれぞれ係合軸116,117が架設されている。
【0057】
<ゲート>
ゲート113は、ホッパ本体111の下部開口111bを閉鎖可能な平面113aと、該平面113a上部からホッパ本体111内方に延設されてホッパ本体111の後面の代わりをなす連設面113bとからなる。
【0058】
一方、フレーム部材115の前記一端には、下方に延びる係合部材121が一対のアーム部121a(図面には手前側のみ図示)を介して支軸122を中心に矢印E,Fで示す方向に回動自在に軸支されている。また、この係合部材121は、アーム部121aからゲート113の平面113a側に回り込む中間面121bを有しており、該中間面121bは前記平面113aに固着されている。そして、該平面113aの幅方向に対して略中央位置においてこの中間面121bから垂直に起立部121cが設けられており、該起立部121cには、前記平面113aに平行に係合溝121c′が形成されている。こうすることにより、ゲート113は、係合部材121と一体となって支軸122を中心に矢印E,Fで示す方向に回動可能となる。
【0059】
<リンク機構>
リンク機構114は係合溝121c′とリンク部材131とからなり、該リンク部材131は、前記両フレーム部材115の下端部近傍に設けられた支軸132(図面には手前側のみ図示)を中心に矢印G,Hで示す方向に回動自在に軸支されている。
【0060】
リンク部材131は、後方側の平面視略コ字状の操作部131aと、この操作部131aから前方に延設された平面視L字状の係合部131bとからなる。また、操作部131a支軸132より後方の対向する端部間には係合軸134が架設されている。さらに、係合部131b先端にはゲート113の平面113aに平行に支軸135が立設されており、該支軸135にはローラ136が回転自在に軸支されている。このローラ136は係合溝121c′に嵌まり込んでおり、この係合溝121c′に沿って移動可能とされている。そして、ゲート113が閉止状態に保持されている場合には、係合部131bは前記係合溝121c′に略直交するように設けられている。
【0061】
その場合、係合溝121c′に対して係合部131bが略直交することによって、さらに具体的には、係合部材121あるいはゲート113に対し、符号cで示す係合溝121c′の延びる方向と、符号dで示す係合部131bの延びる方向とのなす角度が略90°となるようにリンク部材131が位置したとき、トグルがかかってゲート113が閉止状態に保持されるように構成されている。
【0062】
また、手前側のフレーム部材115の後方やや上方に立設されたピン137と、リンク部材131の操作部131aの支軸132より後方に立設されたピン138との間にスプリング139が張設されており、該スプリング139により、リンク部材131の後方側一端は支軸132を中心に常に矢印Gで示す方向に回動するように付勢されている。
【0063】
そして、前記手前側のフレーム部材115の後方下端部には、手前側に突出するようにストッパ部115aが延設されており、該ストッパ部115aと操作部131aの後方手前側の一端の上縁部とが当接することにより、リンク部材131の支軸132を中心とする矢印Gで示す方向の回動が規制される。
【0064】
<ゲートの開閉機構>
前記係合軸134を下方に押し下げるために用いられるモータ140が、本体ケース3の縦壁3a内方に備えられている。つまり、回転可能に縦壁3aを挿通する該モータ140のモータ軸140aにアーム部材141の一端が固設されており、該アーム部材141の他端から前方に突設された支軸142にはローラ143が回転自在に支持されている。そして、該ローラ143は、ゲート開放時には係合軸134に係合し、一方、ゲート閉鎖時にはその係合が解除されるように配置されている。
【0065】
こうすることにより、ローラ143によって係合軸134を押し下げるようにモータ140を回転駆動させてやれば、ローラ143と係合軸134との係合を介して、リンク部材131が支軸32を中心に矢印Hで示す方向に回動する。
【0066】
<プールホッパの支持機構>
本体ケース3の縦壁3a外面には、平面視略コ字状のプールホッパ支持部材155がその縦面155aを介して固設されている。そして、該プールホッパ支持部材155の対向する一対の側面155b(図面には手前側のみ図示)には、上下にそれぞれ一対の切り欠き155b′,155b″(同じく手前側のみ図示)が形成されており、該切り欠き155b′,155b″と前記ホッパフレーム112に設けられた係合軸116,117との係合を介して、プールホッパ6が本体ケース3に着脱自在に支持されている。
【0067】
なお、本体ケース3からのこのプールホッパ6の取り外しは、ローラ143と係合軸134との係合を解除しながら、ホッパフレーム112の係合軸116,117とプールホッパ支持部材155の切り欠き155b′,155b″との係合を解除することで行われる。一方、本体ケース3へのプールホッパ6の取り付けは、ローラ143と係合軸134との干渉を避けながら、ホッパフレーム112の係合軸116,117とプールホッパ支持部材155の切り欠き55b′,55b″とを係合させることで行われる。したがって、本体ケース3の外方で行うことができる着脱作業は容易となり、ひいてはこのプールホッパ6の清掃性向上を図ることができる。
【0068】
[本実施の形態の作用]
本実施の形態の作用を、図5及び図6を参照して計量ホッパ7について説明する。まず、図5において実線で示すようにゲート13がホッパ本体11の下部開口11bを閉鎖している状態、つまりゲート13が閉止状態に保持されているときには、リンク部材31の前方側一端である係合部31bはゲート13側の係合溝21c′に対して略直交しており、トグルがかかった状態となっている。
【0069】
その場合、リンク部材31における操作部31aの後方手前側の一端の上縁部は、手前側のフレーム部材15に設けられたストッパ部15aに当接している。さらに、リンク部材31とフレーム部材15との間に設けられたスプリング39によって、リンク部材31の後方側一端は支軸32を中心として矢印Cで示す方向に回動するように付勢されている。
【0070】
こうすることにより、ホッパ本体11内に収容された物品の重量がゲート13の平面13aに作用することによって、リンク部材31の係合部31bが実線状態からローラ36を介して係合溝21c′に沿って後方上方(後述するように、これはゲート13の開放方向)へ移動しようしても、それを阻止する方向に該リンク部材31の後方側一端がスプリング39によって付勢されているので、係合部31bが係合溝21c′に沿って後方上方へ移動することはない。一方、係合部31bが係合溝21c′に沿って前方下方(同じくゲート13の閉鎖方向)へ移動しようとしても、リンク部材31の後方側一端の上縁部がストッパ部15aに当接しているので、係合部31bが係合溝21c′に沿って前方下方へ移動することはない。つまり、ゲート13の平面13aにホッパ本体11内方から力が作用してゲート13を開放しようとしても、結局該ゲート13は閉止状態に安定的に保持される。
【0071】
そして、ゲート13に至近の、かつゲート13の幅方向に対して略中央に配置された係合溝21c′にロック点が存在することになるので、ゲート13を確実に閉止状態に保持することができる。
【0072】
また、この計量ホッパ7においては、モータ40からゲート13までの部品点数や回動の支点数等は比較的少なくされているので、ゲート閉止時におけるゲート13のがたつきは抑制される。
【0073】
次に、ゲート13がホッパ本体11の下部開口11bを開放する場合には、例えば、図示しない制御装置によるゲート開放指令に基づいてモータ40を駆動することによって、図6に矢印Iで示すようにモータ軸40aを180°回転させ、アーム部材41に設けられたローラ43を符号イで示す実線状態から符号ウで示す鎖線状態に回転移動させる。その場合、該ローラ43はリンク部材31の操作部31aに設けられた係合軸34に符号エで示す位置で当接した後、スプリング39の付勢力に抗して係合軸34を矢印Jで示す方向に上方から押し下げるように移動する結果、リンク部材31は支軸32を中心に図5に矢印Dで示す方向に回動する。一方、リンク部材31の係合部31bはローラ36を介して係合部材21の係合溝21c′に沿って後方上方に移動する結果、係合部材21及び該部材21と一体とされたゲート13は支軸22を中心に矢印Bで示すように実線状態から鎖線状態に回動し、ゲート13はホッパ本体11の下部開口11bを開放する。そして、ホッパ本体11内に収容されていた物品は下部開口11bを介して排出される。
【0074】
物品が排出されると、モータ40のモータ軸40aは再び前記経路をたどって、つまり、図6に示す矢印Iとは逆方向に回転して原点位置に戻る。その場合、リンク部材31の後方側一端とフレーム部材15との間に設けられたスプリング39の付勢力によって、リンク部材31の該一端は支軸32を中心に矢印Cで示す方向に回動し、この一端の上縁部がストッパ部15aに当接した時点で回動は規制される。そして、ゲート13はホッパ本体11の下部開口11bを再び閉鎖すると共に、ゲート13は閉止状態に保持される。このように、ゲート13の閉止状態を計量ホッパ7側で保持することが可能となるため、仮にモータ40の制御が不能になったとしても、ゲート13は閉止状態に安定的に保持される。
【0075】
また、ゲート13が開閉するときには、リンク部材31の係合部31bは、ローラ36を介して平行溝とされた係合溝21c′に沿ってスムーズに移動し、その上で、仮にモータ軸40aの回転速度が一定であっても、この係合溝21′に対して係合部31bが略直交するとき、ゲート13の回動速度は減速される。つまり、ゲート13でホッパ本体11の下部開口11bを閉鎖するとき、該ゲート13がホッパ本体11下部に当接する際の騒音の発生が軽減されると共に、ゲート13及びッパ本体11の耐久性が維持される。
【0076】
また、ゲート13で下部開口11bを閉鎖するときには、ゲート13はスプリング39の付勢力によって閉鎖方向に回動することになるので、例えば、このゲート13とホッパ本体11下部との間に物品の噛み込みがあったとしても、モータ40のモータ軸40aは係合軸34の動作とは係りなく概ね無負荷状態で所定位置に戻ることになる。したがって、過負荷がかかってモータ40を損傷させる虞はなく、また、無理な力が作用してゲート13やリンク部材31等を損なうこともなくなる。
【0077】
そして、ゲート13が閉止状態に保持されると、図5あるいは図6に示すように、係合軸34とローラ43との係合は解除される。つまり、リンク機構14を包含する計量ホッパ7側と、リンク機構14を駆動するモータ40側とは切り離されることになるので、重量測定器としてのロードセル52にモータ40側の重量が負荷されることはなく、ロードセル52には計量ホッパ7側の重量のみ負荷される。その結果、風袋重量が低減されることになるので、この組合せ計量装置1の固有振動数は高くなり、その結果、該計量装置1においては、カットオフ周波数の高いフィルタを使用することができるため、計量値が安定するまでの時間が短縮されて高速計量化が可能となると共に、振動等の外乱に鈍感となって計量誤差の低減が可能となる。
【0078】
なお、プールホッパ6は、重量測定器に連結されていない点で前記計量ホッパ7と相違するものの、両ホッパ6,7の構成の類似性に基づけば、このプールホッパ6においても計量ホッパ7における前記作用と同様の作用が得られることは明白であるので、説明は省略する。
【0079】
また、この実施の形態においては、ストッパ部15a,115aとスプリング39,139とを設けることで、リンク部材31,131の回動を規制することにより、該リンク部材31,131の係合部31b,131bを係合溝21c′,121c′に対して略直交するように構成しているが、これらに代えて磁石を用いることができる。
【0080】
その場合には、一例として計量ホッパ7においては、リンク部材31における操作部31aの後方手前側の一端の上縁部と手前側のフレーム部材15の適宜箇所とに、互いに吸引し合うように磁石を設ければよい。こうすることにより、ゲート13で下部開口11bを開放するときには両磁石間の吸引力に抗してリンク部材31を所定方向に回動させ、一方、ゲート13で下部開口11bを閉鎖するときには両磁石間の吸引力を利用して前記とは逆方向にリンク部材31を回動させ、両磁石が当接した時点で回動を規制することが可能となる。
【0081】
[参考例]
次に、リンク部材の係合部が係合溝に対して略直交するようにこのリンク部材を回動させる機構に係る参考例について説明する。なお、この参考例は、一例としてプールホッパ6に対して適用したものであって、前記実施の形態と同じ構成要素については、特に混乱を招かない限り同じ符号を用いることにする。
【0082】
この参考例では、図7に示すように、リンク部材231の後方側一端間に2本の係合軸234,234が架設されており、これらの係合軸234,234が形成する隙間に、モータ軸140aにアーム部材141を介して設けられた支軸142に回転自在に支持されるローラ143が嵌まり込んだ構成とされている。
【0083】
こうすることにより、モータ軸140aが矢印Kで示す方向に回転すると、ローラ143は符号オで示す実線状態から符号カで示す鎖線状態に移動する。それに伴い、該ローラ142を介して係合軸234,234は矢印Lで示す方向に移動する。その結果、リンク部材231の後方側一端は実線状態から鎖線状態に移動して、リンク部材231は図示しない支軸を中心に所定方向に回動することになり、図示しないゲートを開放することができる。次いで、モータ軸140aが矢印Kで示す方向とは逆方向に回転すると、リンク部材231の後方側一端は鎖線状態から実線状態に移動することになり、ゲートを閉鎖することができる。
【0084】
そして、ローラ143は係合軸234,234間の隙間に嵌り込む構成とされているので、例えば、ゲートを閉止状態に保持するときには、ローラ143を前記符号カで示す状態に保持するように、図示しないモータを駆動制御すればよい。なお、その場合には、前記実施の形態においてリンク部材131の回動を規制するために用いたスプリング139やストッパ部115a等は必須ではない。
【0085】
次に、さらに別の参考例について説明する。なお、この参考例は、一例として同じくプールホッパ6に対して適用したものであって、前記実施の形態と同じ構成要素については、特に混乱を招かない限り同じ符号を用いることにする。
【0086】
この参考例では、図8に示すように、リンク部材331の後方側一端間に1本の係合軸334が架設されており、該係合軸334に、モータ軸140aにアーム部材141を介して設けられた支軸342に回転自在に支持される側面視コ字状のブロック部材343が、該部材343に設けられた凹部343aを介して摺動自在に嵌合した構成とされている。
【0087】
こうすることにより、モータ軸140aが矢印Mで示す方向に回転すると、ブロック部材343は符号キで示す実線状態から符号クで示す鎖線状態に移動する。それに伴い、該ブロック部材343を介して係合軸334は矢印Nで示す方向に移動する。その結果、リンク部材331の後方側一端は実線状態から鎖線状態に移動して、リンク部材331は図示しない支軸を中心に所定方向に回動することになり、図示しないゲートを開放することができる。次いで、モータ軸140aが矢印Mで示す方向とは逆方向に回転すると、リンク部材331の後方側一端は鎖線状態から実線状態に移動することになり、ゲートを閉鎖することができる。
【0088】
そして、ブロック部材343は係合軸334に嵌合する構成とされているので、例えば、ゲートを閉止状態に保持するときには、ブロック部材343を前記符号キで示す状態に保持するように、図示しないモータを駆動制御すればよい。なお、その場合にも、前記実施の形態においてリンク部材131の回動を規制するために用いたスプリング139やストッパ部115a等は必須ではない。
【0089】
なお、前記実施の形態では、計量ホッパ7においてゲート13と一体とされた係合部材21の起立部21cには、ゲート13の平面13aに平行に係合溝21c′が形成されていたが、図9に示すように、上方に円弧を描くように係合溝21c″を形成することができる。
【0090】
こうすることにより、仮にモータ軸40aの回転速度が一定であっても、ゲート13が支軸22を中心に矢印Aで示す方向に回動して、この係合溝21c″に対してリンク部材31の係合部31bがローラ36を介して略直交するとき、ゲート13の回動速度は減速される。一方、ゲート13が支軸22を中心に矢印Bで示す方向に回動し始めると、前記係合溝21c′の場合に比較して回動速度が増速される傾向となる。その場合、前記係合溝21c″の形状に限定されることはなく、目的に応じてその形状を自由に選択することができる。
【0091】
また、前記実施の形態では、ゲート開閉に際して、モータ軸40aを180°回転させた後、再び同じ経路をたどって原点位置に戻るようにモータ40を駆動したが、モータ軸40aを1回転させるようにしてもよい。あるいは、モータ軸40aを180°回転させて一旦停止させ、この停止位置を所定時間保持するようにモータ40を駆動制御してもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特に下部開口を確実に閉鎖することができるように構成されたホッパを備えて高速計量化が可能であると共に計量誤差の少ない計量装置が提供される。本発明は、組合せ計量装置等の物品計量技術分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】 計量ホッパの構成を示す一部破断拡大側面図である。
【図3】 同じく計量ホッパの構成を示す一部破断拡大平面図である。
【図4】 プールホッパの構成を示す一部破断拡大側面図である。
【図5】 計量ホッパにおけるゲートの開閉動作を説明するための要部側面図である。
【図6】 図5のア−ア線による要部拡大矢視図である。
【図7】 参考例に係るゲートの開閉動作を示すための、図6に相当する図である。
【図8】 さらに別の参考例に係るゲートの開閉動作を示すための、図6に相当する図である。
【図9】 別の構成の係合溝を有する計量ホッパの要部抜粋側面図である。
【図10】 従来の組合せ計量装置における計量ホッパのゲート開閉機構を示す概略要部側面図である。
【図11】 従来の別の組合せ計量装置における計量ホッパのゲート開閉機構を示す概略要部側面図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量装置(計量装置)
6 プールホッパ
7 計量ホッパ
11,111 ホッパ本体(筐体)
11b,111b 下部開口
13,113 ゲート
14,114 リンク機構(駆動伝達機構)
15a,115a ストッパ部(回動規制機構)
21c′,21c″,121c′ 係合溝
31,131,231,331 リンク部材
39,139 スプリング(回動規制機構)
40,140 モータ(駆動手段)
52 ロードセル(重量測定手段)
Claims (3)
- ホッパと、該ホッパに連結された重量測定手段とを有し、前記ホッパ内に保持された物品の重量を計量する計量装置であって、前記ホッパは、上下が開口された筐体と、該筐体に回動自在に備えられて該筐体の下部開口を開閉するゲートと、駆動手段からの駆動力を伝達して前記ゲートを回動させる駆動伝達機構とを有し、該駆動伝達機構には、前記駆動手段の駆動によって一端が回動するリンク部材と、前記ゲートに設けられて、前記リンク部材の一端が嵌り込む係合溝とが備えられていると共に、前記ゲートは、前記一端が係合溝に沿って移動することによって開閉し、かつ、前記ゲートの閉止時には、前記係合溝に対して前記リンク部材の一端部側が略直交するように、該リンク部材の回動を規制する回動規制機構が備えられており、かつ、前記ゲートの閉止時には、前記駆動手段が前記駆動伝達機構から切断されていることを特徴とする計量装置。
- 前記係合溝は、平行溝であることを特徴とする請求項1に記載の計量装置。
- 前記係合溝は、前記ゲートの幅方向に対して略中央に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計量装置。
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