JP6320067B2 - ホッパ及びこれを備えた組合せ秤 - Google Patents

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本発明は、ホッパ本体と揺動開閉自在な排出ゲートを装備したホッパ、及び、これを備えた組合せ秤に関する。
組合せ秤に用いられるホッパの構造としては、例えば、特許文献1に示されているように、薄い板素材でホッパ本体を筒形に形成し、そのホッパ本体の側板に厚板材からなる支持フレームを連結し、両支持フレームに排出ゲートを回動自在に支持するとともに、ゲート開閉操作用のリンク機構を装着支持するように構成したものが知られている。
特開2011−7558号公報
従来の上記ホッパ構造においては、排出ゲート及びゲート開閉用のリンク機構を支持する支持フレームを別部材として加工し、この支持フレームをホッパ本体の側板に溶接などによって連結する加工が必要である。
薄板材のホッパ本体に別加工した支持フレームを精度よく連結するには、特別な組付け治具などを用いて慎重に連結加工することになり、組付け作業効率の向上を阻む一因となるものであった。
また、支持フレームを別加工することで、加工コストが高くつく問題もあった。さらに、ホッパ本体における側板の外面に支持フレームを接合してスポット溶接等によって連結するので、その接合面の隙間に被計量物の残渣等が入り込み付着しやすくなり、清掃や洗浄に手数がかかり、サニテーション性にも問題があった。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、部品点数を削減してコスト低減を図るとともに、組付け作業性を高め、かつ、サニテーション性を向上することができるホッパ及びそれを備えた組合せ秤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明のホッパは、ホッパ本体と開閉自在なゲートとを備えるホッパであって、
前記ホッパ本体は、前板、前板の両端から後方へそれぞれ延出する両側板、及び、前記両側板の後部からそれぞれ延出する両支持フレーム部を備え、
前記両支持フレーム部は、前記ホッパ本体の下部開口を開閉する前記ゲート、及び、前記ゲート作動用のリンク機構を支持するものであり、
前記前板、前記両側板、及び、前記両支持フレーム部が、単一の板素材を屈曲して形成されるものであり、
前記ホッパ本体は、横断面形状がコの字形、あるいは、U形であり、
前記支持フレーム部は、その周縁に屈曲された補強部としての折返しリブを有する
本発明のホッパによると、ゲート、及び、ゲート作動用のリンク機構を支持する別部材、及び、これをホッパ本体に取り付ける手間が不要となり、部品点数を削減するとともに、組付け作業性を高めることができる。
また、ホッパ本体の側板に支持フレームが、単一の板素材によって一連に連設されるので、被計量物の残渣が入込む隙間が存在せず、サニテーション性も向上する。
本発明のホッパによると、単一の板素材を、横断面形状がコの字形、あるいは、U形に屈曲形成することによって、ホッパ本体の前板、両側板及び両支持フレームを一体に連設することができる。
本発明のホッパによると、ホッパ本体から一体に連設された支持フレーム部の板素材が薄いものであっても、周縁の屈曲された補強部としての折返しリブによってその強度が高いものとなり、ゲート、及び、ゲート開閉作動用のリンク機構を確実に支持することができる。
)本発明のホッパの他の実施態様では、前記ホッパ本体の前板及び側板の少なくともいずれか一方には、その周縁に屈曲された補強部としての折返しリブを有する。
この実施態様によると、ホッパ本体の前板や側板を構成する板素材が薄いものであっても、周縁の屈曲された補強部によってその強度が高いものとなる。
)本発明のホッパの更に他の実施態様では、前記両支持フレーム部は、互いに対向すると共に、ステーで連結される。
この実施態様によると、周縁の補強部によって強度の高められた両支持フレーム部が、ステーで連結されて対向されることで、支持フレーム部の板素材が薄いものであっても、対向する支持フレーム部は全体として高い剛性を発揮することができ、ゲート、及び、ゲート開閉作動用のリンク機構を確実強固に支持することができるのみならず、ホッパ本体の強度向上にも有効となる。
)本発明のホッパの好ましい実施態様では、前記ゲートは、前記両支持フレーム部に、前記ホッパ本体の両側板間に亘って支持されると共に、前記ゲートの上端と前記ホッパ本体の上端とによって、上部開口が構成される。
この実施態様によると、ゲートは、両側板間に亘って支持されると共に、その上端がホッパの上部開口の一部を構成する、すなわち、ゲートは、ホッパ本体の後板として機能するので、後板を別途用意して組付ける必要がなくなり、部品点数、及びその組付け手数の節減を図ることができる。
)本発明の組合せ秤は、被計量物を振動によって搬送して搬送端から排出する複数のフィーダと、各フィーダに対応して配置されると共に、前記搬送端から排出される被計量物を保持し、保持した被計量物を下方へ供給する複数の供給ホッパと、各供給ホッパに対応して配置されると共に、各供給ホッパから供給される被計量物を保持し、保持した被計量物の重量を計量する複数の計量ホッパとを備える組合せ秤であって、
前記供給ホッパ及び前記計量ホッパの少なくともいずれか一方のホッパを、上記(1)ないし()のいずれかのホッパとしている。
本発明の組合せ秤によると、複数備えられる供給ホッパや計量ホッパを、部品点数が少なく、組付け作業性が高いものにすることで、装置全体としての部品コスト、及び、組付けコストを大きく節減することができる。
また、ホッパをサニテーション性の優れたものにすることで、被計量物の変更、等に伴う複数のホッパの清掃、あるいは、洗浄作業を短時間で済ますことができ、段取り変更に要する時間を節減して稼働効率を高めることができる。
このように、本発明によれば、部品点数を削減するとともに、組付け作業性を高め、かつ、サニテーション性を向上させたホッパ及び組合せ秤を提供することができる。
組合せ秤の全体正面図である。 供給ホッパの前方一側から見た斜視図である。 供給ホッパの前方他側から見た斜視図である。 供給ホッパの後方から見た斜視図である。 供給ホッパを構成する板素材の展開図である。 供給ホッパの一方の側面図である。 供給ホッパの他方の側面図である。 供給ホッパの平面図である。 供給ホッパにおけるゲート開閉作動用のリンク機構を示し、(a)はバネ有り仕様の正面図、(b)はバネ無し仕様の正面図である。 バネ無し仕様の供給ホッパを前方一側から見た斜視図である。 バネ無し仕様の供給ホッパを前方他側から見た斜視図である。 計量ホッパの前方一側から見た斜視図である。 計量ホッパの前方他側から見た斜視図である。 計量ホッパの後方から見た斜視図である。 供給ホッパを構成する板素材の展開図である。 計量ホッパの一方の側面図である。 計量ホッパの他方の側面図である。 計量ホッパの平面図である。 計量ホッパにおけるゲート開閉作動用のリンク機構を示し、(a)はバネ有り仕様の正面図、(b)はバネ無し仕様の正面図である。 バネ無し仕様の計量ホッパを前方一側から見た斜視図である。 バネ無し仕様の計量ホッパを前方他側から見た斜視図である。 供給ホッパにおけるリンク機構の支持構造の一例を示す平面図である。 計量ホッパにおけるリンク機構の支持構造の一例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係るホッパを備えた組合せ秤1の全体正面図が示されている。この組合せ秤1は、計量包装システムなどに使用されるものであり、製造ライン等から搬入コンベアで搬送されてきた被計量物が組合せ秤1の中心上方から投入供給され、投入された被計量物は所定重量ずつ計量された後、組合せ秤1の中心下方から排出され、包装機(図示せず)に投入されて袋詰めされる。
組合せ秤1の中央には、略円柱形のセンター基体2が配置され、中央が大きく開口された中空構造の基台3に複数本の脚4を介して連結支持されている。センター基体2の上部中央には、供給される被計量物を振動によって放射状に分散搬送する円錐形の分散フィーダ5が設けられるとともに、分散フィーダ5の周囲には、分散搬送された被計量物を振動によって外方に向けて直線搬送する複数台のリニアフィーダ6が放射状に設置される。さらに、各リニアフィーダ6の終端下方に、リニアフィーダ6からの被計量物を一時貯留する供給ホッパ7、および、供給ホッパ7から排出された被計量物を受けてその重量を計測する計量ホッパ8がそれぞれ対応して設けられ、これらリニアフィーダ6、供給ホッパ7、および、計量ホッパ8を1組とする計量ユニットがセンター基体2の周囲に環状に配備されている。
環状に配列された各計量ホッパ8の下方には、所定重量範囲となるように組合せ選択された複数の計量ホッパ8から排出された被計量物を、装置中心側に向けて滑落案内する集合シュート9が配備されるとともに、集合シュート9の下方には、複数の集合シュート9から滑落した被計量物を集める集合ファネル10、集められた被計量物を一旦貯留する集合ホッパ11が配備され、包装機からの排出要求指令に応じて集合ホッパ11が開放作動して所定重量範囲の被計量物を落下排出するようになっている。
なお、分散フィーダ5及びリニアフィーダ6は、センター基体2の上部に配置された振動装置12,13に対して脱着可能に係止装着されるとともに、供給ホッパ7及び計量ホッパ8は、センター基体2の周部に配置された駆動ユニット14,15に対して脱着可能に係止装着される。これによって、分散フィーダ5、リニアフィーダ6、供給ホッパ7及び計量ホッパ8は、被計量物の変更等に応じて、取り外して容易に清掃あるいは洗浄することができる。また、計量ホッパ8内の被計量物の重量を計測するロードセルなどの重量センサも駆動ユニット15に収納配置されている。
各部を制御する制御装置31によって、後述のように供給ホッパ7及び計量ホッパ8の開閉が制御される。
この実施形態では、前記供給ホッパ7、及び、計量ホッパ8を以下のように構成してあり、以下、その構造を詳細に説明する。
〔供給ホッパ7〕
図2ないし図4に、供給ホッパ7の外観斜視図が、また、図6及び図7にその側面図が、図8にホッパ本体の平面図がそれぞれ示されている。
供給ホッパ7には、図5に示される形状に裁断加工されたステンレス鋼板などの単一の板素材7Aを、仮想線で示す箇所で屈折して形成されており、互いに平行に対向する一対の側板16a,16bと、その前端同士を繋ぐ前板16cとを有する平面視コの字形に形成されたホッパ本体16と、このホッパ本体16の下方を開閉するステンレス鋼板などからなる排出ゲート17とが備えられている。なお、前板16cの両端から後方へ延出する両側板16a,16bの上端部は、前記リニアフィーダ6の終端部から送り出されてくる被計量物を的確に受け入れるように上開き状態に屈折されている。
ホッパ本体16における各側板16a,16bの後部からは支持フレーム部16d,16eが一体延出され、ホッパ本体16の後部が全面的に開放された構造、つまり、両側板16a,16b同士を別部材の後板で連結しない構造となっている。
支持フレーム部16d,16eの上部には、排出ゲート17が横向き水平の支点x周りに揺動可能に支持されるとともに、この排出ゲート17を開閉作動させるリンク機構18が、支持フレーム部16d,16eに装備されている。
排出ゲート17は、大部分の横幅がホッパ本体16の後向き開口より少し大きく、上端側の一部が対向する側板16a,16bの間に入り込む横幅に形成された略矩形の平板で構成され、ホッパ本体16へ組み付けた状態において、排出ゲート17の上端がホッパ本体16の上端開口に近く位置するようなっている。また、排出ゲート17の背面に、ホッパ本体16への連結用、及び、リンク機構18への連係用を兼ねる支点金具19が溶接固着されている。
支持フレーム部16d,16eの周縁適所には、屈曲された補強部としての折返しリブ16fが連設されて、支持フレーム部16d,16eの剛性が高められるとともに、両支持フレーム部16d,16eの上下2箇所が、補強部材であるステー20で連結されて、支持フレーム部16d,16e同士の間隔が保持されている。
リンク機構18には、一方の支持フレーム部16dに上部支点a周りに上下揺動可能に支持された上リンク21と、下部支点b周りに上下揺動可能に支持された下リンク22と、上下リンク21,22の遊端同士を平行四連リンク状に連結する連結リンク23と、他方の支持フレーム部16eに前記上部支点aと同心で上下揺動可能に支持された作動リンク24とが備えられており、上リンク21の遊端と作動リンク24の中間箇所とが丸軸からなるステー25で水平に連結されるとともに、作動リンク24の遊端部と排出ゲート17の支点金具19とが連係リンク26で連結されている。
また、下リンク22の遊端部から操作軸27が、図2及び図3等に示すように内向き片持ち状に突設され、前記ステー25と操作軸27とが所定の上下間隔をもって平行に対向配備されている。
作動リンク24の基端側と他方の支持フレーム部16eの下部とに亘って、引っ張りバネからなる付勢バネ28が支持張設されて、作動リンク24が下方に揺動付勢され、これによって排出ゲート17が常時閉じ方向に揺動付勢されている。また、揺動付勢された作動リンク24は、他方の支持フレーム部16eの後端縁に屈折突設されたストッパ29に受け止められて、下方への揺動限界が当接規制されている。
供給ホッパ7は以上のように構成されており、閉じ状態の供給ホッパ7を駆動ユニット14の前部に装着した状態では、図2中の仮想線、及び、図9(a)に示すように、駆動ユニット14の前面に前向きに突出配備された遊転ローラ状の駆動ピン30が、ステー25の直下位置において交差されている。駆動ピン30は、駆動ユニット14に内装されたステッピングモータなどの駆動モータM1によって偏芯した駆動軸の軸心pを中心とする円弧軌跡に沿って正逆に上下移動するよう構成されており、駆動ピン30が時計回りに上方に移動することでステー25が上方に当接移動され、作動リンク24が付勢バネ28による下方付勢力に抗して上部支点a周りに上方へ揺動し、連係リンク26を介して排出ゲート17が支点x周りに開放揺動される。また、駆動ピン30がゲート開放位置から下方に復帰移動すると、下方付勢されている作動リンク24のステー25が駆動ピン30に追従して下方移動し、作動リンク24が上部支点a周りに下方へ付勢揺動することで、連係リンク26を介して排出ゲート17が支点x周りに閉じ操作される。
供給ホッパ7の前記リンク機構18は、閉じ付勢用の前記付勢バネ28を装着しない仕様でもゲート開閉操作を行うことができるものであり、図10及び図11に、バネなし仕様の供給ホッパ7の外観が示されている。
このバネなし仕様においては、バネ連結部付きの作動リンク24に代えてバネ連結部を備えない仕様の作動リンク24'が用いられる。そして、図9(b)に示すように、前記駆動ピン30は、ステー25と、その直下に所定間隔をもって平行に配備された操作軸27との間に挿入交差されるように設定され、駆動ピン30が反時計回りに上方移動することで、ステー25が当接操作されて作動リンク24が上方に作動し、上記のように排出ゲート17が開放され、また、駆動ピン30がゲート開放位置から下方に復帰移動することで、該駆動ピン30によって操作軸27が下方へ当接操作され、リンク機構18全体が下方操作されることで作動リンク24がゲート閉じ方向である下方に操作される。
バネ付きの仕様とバネ無しの仕様とは、被計量物の種類などに対応して選択することができ、この仕様変更に対応してゲート開閉駆動用のモータM1の運転パラメータの設定も変更することができる。例えば、上記のようにモータM1の回転方向を変更したり、あるいは、モータM1にパルスモータが使用される場合には、パルス数、パルス間隔、モータ駆動電流などを各仕様ごとに異なったものに設定して、ゲート開閉角度、開閉速度、操作トルク、等をそれぞれ設定変更することができる。また、これら運転パラメータの設定変更は、図1の制御装置31に対して操作設定器(図示せず)を操作して行うことができる。
〔計量ホッパ8〕
図12ないし図14に、計量ホッパ8の外観斜視図が、また、図16及び図17にその側面図が、図18にホッパ本体の平面図がそれぞれ示されている。
計量ホッパ8は、基本的には上記供給ホッパ7と同様に構成されており、図15に示される形状に裁断加工されたステンレス鋼板などの単一の板素材8Aを、仮想線で示す箇所で屈折して、互いに平行に対向する一対の側板36a,36bと、その前端同士を繋ぐ前板36cとを有する平面視コの字形に形成されたホッパ本体36と、ステンレス鋼板などからなる排出ゲート37とが備えられている。
ホッパ本体36における各側板36a,36bの後部からは支持フレーム部36d,36eが一体延出され、ホッパ本体36の後部が全面的に開放された構造、つまり、両側板36a,36b同士を別部材の後板で連結しない構造となっている。
支持フレーム部36d,36eの上部には、排出ゲート37が横向き水平の支点y周りに揺動可能に支持されるとともに、この排出ゲート37を開閉作動させるリンク機構38が支持フレーム部36d,36eに装備されている。
排出ゲート37は、下半部がホッパ本体36の後部開口より少し幅広で、上部が若干幅狭の形状に形成されるとともに、その幅狭上部が屈折されて支持フレーム部36d,36eの間に入り込むよう構成され、かつ、その背面に支点金具39が溶接固着された構造となっている。
支持フレーム部36d,36eの周縁適所には、屈曲された補強部としての折返しリブ36fが連設されて、支持フレーム部36d,36eの剛性が高められるとともに、両支持フレーム部36d,36eの上下2箇所が、補強部材であるステー40で連結されて、互いの間隔が保持されている。補強部としての折返しリブ36fは、各支持フレーム部36d,36eから各側板36a,36bの上部まで延びている。
リンク機構38には、一方の支持フレーム部36dに上部支点c周りに上下揺動可能に支持された上リンク41と、下部支点d周りに上下揺動可能に支持された下リンク42と、上下リンク41,42の遊端同士を平行四連リンク状に連結する連結リンク43と、他方の支持フレーム部36eに前記上部支点cと同心で上下揺動可能に枢支された作動リンク44とが備えられており、上リンク41の遊端と作動リンク44の遊端側箇所とがステー45で水平に連結されるとともに、作動リンク44の遊端部と排出ゲート37の支持金具39とが連係リンク46で連結されている。
また、下リンク42の遊端部から操作軸47が、図14等に示すように内向き片持ち状に突設され、前記ステー45と操作軸47とが所定の上下間隔をもって平行に対向配備されている。
上リンク41と一方の支持フレーム部36dとに亘って、引っ張りバネからなる付勢バネ48が支持張設されて、リンク機構38の作動リンク44が下方に揺動付勢されている。また、揺動付勢された作動リンク44は、他方の支持フレーム部36eの後端に屈折突設された図14等に示すストッパ49に受け止められて、下方への揺動限界が当接規制されている。
計量ホッパ8は、以上のように構成されており、閉じ状態の計量ホッパ8を駆動ユニット15の前部に装着した状態では、図19(a)に示すように、駆動ユニット15の前面に前向きに突出配備された遊転ローラ状の駆動ピン50が、ステー45の直下位置において交差されている。駆動ピン50は、駆動ユニット15に内装されたステッピングモータなどの駆動モータM2によって偏芯した駆動軸の軸心qを中心とする円弧軌跡に沿って上下移動するよう構成されている。駆動ピン50が時計回りに上方に移動することでステー45が上方に当接移動され、作動リンク44が付勢バネ48による下方付勢力に抗して上部支点c周りに上方へ揺動し、連係リンク46を介して排出ゲート37が支点y周りに開放揺動される。また、駆動ピン50がゲート開放位置から下方に復帰移動すると、下方付勢されている作動リンク44のステー45が駆動ピン50に追従して下方移動し、作動リンク44が上部支点c周りに下方へ付勢揺動することで、連係リンク46を介して排出ゲート37が支点y周りに閉じ操作される。
計量ホッパ8の前記リンク機構38は、閉じ付勢用の前記付勢バネ48を装着しない仕様でもゲート開閉操作を行うことができるものであり、図20及び図21に、バネ無し仕様の計量ホッパ8の外観が示されている。
このバネなし仕様においては、バネ連結孔を備えた上リンク41に代えてバネ連結孔を備えない仕様の上リンク41'が用いられる。そして、図19(b)に示すように、前記駆動ピン50は、ステー45と、その直下に所定間隔をもって平行に配備された操作軸47との間に挿入交差されるように設定され、駆動ピン50が反時計回りに上方移動することで、ステー45が当接操作されて作動リンク44が上方に作動し、上記のように排出ゲート37が開放され、また、駆動ピン50がゲート開放位置から下方に復帰移動することで、駆動ピン50によって操作軸47が当接操作され、リンク機構38全体が下方操作されることで作動リンク44がゲート閉じ方向である下方に操作される。
バネ付きの仕様とバネ無しの仕様とは、被計量物の種類などに対応して選択することができ、この仕様変更に対応してゲート開閉駆動用のモータM2の運転パラメータの設定も変更することができる。例えば、上記のようにモータM2の回転方向を変更したり、あるいは、モータM2にパルスモータが使用される場合には、パルス数、パルス間隔、モータ駆動電流などを各仕様ごとに異なったものに設定して、ゲート開閉角度、開閉速度、操作トルク、等をそれぞれ設定変更することができる。また、これら運転パラメータの設定変更は、図1の制御装置31に対して操作設定器(図示せず)を操作して行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)上記実施形態では、ホッパ本体16(36)を平面視形状がコの字形に形成しているが、後部が開放されたU形に屈曲形成したものであってもよい。
(2)供給ホッパ7における上リンク21と作動リンク24は、ステー25を介して一体連結されて互いの間隔が保持されているので、両リンク21,24の基端支持部を、図22に示すように、支持フレーム部16d,16eから突設した支点軸51にブッシュ52を介して各リンク21,24の基端部を遊嵌支持させただけの簡素な支点構造とすることもできる。また、図23に示すように、計量ホッパ8における上リンク41と作動リンク44の基端支持部も同様に、支持フレーム部36d,36eから突設した支点軸53にブッシュ54を介して各リンク41,44の基端部を遊嵌支持させただけの簡素な支点構造とすることもできる。
かかる支点構造によれば、ボルトやナットを使用する必要がなく、部品点数を削減できると共に、組付け作業性を一層高めることができる。
(3)支持フレーム部16d,16e(36d,36e)の各回動支点部位に、バーリング加工により形成したボスを突出するとともに、このボスに滑り軸受けとしてのブッシュを圧入固定するようにすることもでき、これによると、薄板材からなる支持フレーム部16d,16e(36d,36e)の剛性がボスの突設によって増大することになる。
(4)上記実施形態では、駆動ユニット14(15)の駆動ピン30(50)を前後方向に向かう支点p(q)周りに上下に回動変位させてリンク機構18(38)を作動させるようにしているが、駆動ユニット14(15)の側面に横向きの軸心周りに前後に揺動移動する駆動ピンをリンク機構18(38)に係合させる形態で実施することもできる。
(5)上記実施形態では、ホッパ本体16(36)を後方に全面開放した構造とし、排出ゲート17(37)の上部を対向する側板16d,16e(36d,36e)の間に入り込ませて、ゲート上端をホッパ本体16(36)の上端近傍に位置させた構造としているが、対向する側板16d,16e(36d,36e)の上部を、別部材の後板で連結し、その下方においてホッパ本体16(36)の後向き開口を排出ゲート17(37)で開閉する形態で実施することもできる。
(6)単一の板素材7A(8A)の屈曲部分以外の、前板16c(36c)及び両側板16a(36a),16b(36b)に対応する部分に凹凸のエンボス加工を施して、被計量物が付着するのを防止するようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、供給ホッパ7及び計量ホッパ8に適用して説明したが、本発明は、計量ホッパの下段に設置されて、計量ホッパで計量された被計量物を保持し、組合せ演算に参加するメモリホッパに適用してもよいのは勿論である。
7 供給ホッパ
8 計量ホッパ
16 ホッパ本体
16a 側板
16b 側板
16c 前板
16d 支持フレーム部
16e 支持フレーム部
16f 折返しリブ
17 排出ゲート
18 リンク機構
20 ステー
36 ホッパ本体
36a 側板
36b 側板
36c 前板
36d 支持フレーム部
36e 支持フレーム部
36f 折返しリブ
37 排出ゲート
38 リンク機構
40 ステー

Claims (5)

  1. ホッパ本体と開閉自在なゲートとを備えるホッパであって、
    前記ホッパ本体は、前板、前板の両端から後方へそれぞれ延出する両側板、及び、前記両側板の後部からそれぞれ延出する両支持フレーム部を備え、
    前記両支持フレーム部は、前記ホッパ本体の下部開口を開閉する前記ゲート、及び、前記ゲート作動用のリンク機構を支持するものであり、
    前記前板、前記両側板、及び、前記両支持フレーム部が、単一の板素材を屈曲して形成されるものであり、
    前記ホッパ本体は、横断面形状がコの字形、あるいは、U形であり、
    前記支持フレーム部は、その周縁に屈曲された補強部としての折返しリブを有する、
    ことを特徴とするホッパ。
  2. 前記ホッパ本体の前板及び側板の少なくともいずれか一方には、その周縁に屈曲された補強部としての折返しリブを有する、
    請求項1に記載のホッパ。
  3. 前記両支持フレーム部は、互いに対向すると共に、ステーで連結される
    請求項1または2に記載のホッパ。
  4. 前記ゲートは、前記両支持フレーム部に、前記ホッパ本体の両側板間に亘って支持されると共に、前記ゲートの上端と前記ホッパ本体の上端とによって、上部開口が構成される、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のホッパ。
  5. 被計量物を振動によって搬送して搬送端から排出する複数のフィーダと、各フィーダに対応して配置されると共に、前記搬送端から排出される被計量物を保持し、保持した被計量物を下方へ供給する複数の供給ホッパと、各供給ホッパに対応して配置されると共に、各供給ホッパから供給される被計量物を保持し、保持した被計量物の重量を計量する複数の計量ホッパとを備える組合せ秤であって、
    前記供給ホッパ及び前記計量ホッパの少なくともいずれか一方のホッパを、前記請求項1ないし4のいずれかに記載のホッパとした、
    ことを特徴とする組合せ秤。
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