JP2006125914A - 計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 計量ホッパに備えられて被計量物を保持、排出するゲートの開閉時に引き起こされる衝撃や振動を軽減することによって重量検出器に伝播する衝撃や振動の影響を軽減して、高精度化と高速化とが可能な計量装置を提供する。
【解決手段】 計量ホッパのホッパ本体42の下部開口を開閉するゲート43に、ゲート本体91を含んで支軸94を中心に垂直面内を揺動する閉鎖部43Aと、錘部材93,93を含んで前記支軸94を挟んで前記閉鎖部43Aと反対側に設けられた錘部43Bとを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、被計量物を計量する計量装置に関し、物品計量の技術分野に属する。
従来、被計量物を計量する計量ホッパを備えた計量装置がある。この計量ホッパには、上下が開口された箱状のホッパ本体と、支点を中心に揺動することによって該ホッパ本体の下部開口を開閉するゲートとが備えられたものがあり、該ゲートの開閉により、ホッパ本体内の被計量物を排出したり、あるいはホッパ本体内に被計量物を保持したりすることができるようになっている。そして、計量ホッパは、重量検出器としてのロードセルの自由端に取り付けられている。
ところで、計量ホッパにおいて、ゲートが開閉するときの衝撃や振動が計量ホッパに連結されたロードセルに伝播し、その結果、該ロードセルによる計量値に衝撃成分や振動成分が重畳されて計量誤差を生じることがある。このような衝撃や振動の軽減を図る計量ホッパとしては、例えば特許文献1に開示のものがある。
この特許文献1に記載の計量ホッパは、ロードセルの自由端を固定及び解除するための固定子を備えている。そして、投入された被計量物の計量工程ではロードセルの自由端を自由状態とする一方、計量ホッパへの被計量物の投入工程及びゲートの開閉工程では、ロードセルの自由端を固定状態とするように前記固定子を作動させることにより、前記投入及び開閉工程時に生じる衝撃や振動がロードセルに伝播するのを防止して、計量精度の向上を図るようにしている。
実開昭59−34333号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の計量ホッパでは、計量時ごとに固定子を作動させなければならず、通常は高速化が困難である。また、無理に高速化すると、固定子でロードセルの自由端を固定するとき及び解除するときの衝撃の発生が、新たな問題として浮かび上がるようになる。
ところで、広範な用途に用いられる計量装置に、農産物、水産物、あるいはスナック菓子等、個々の重量が一定しない被計量物を組み合わせて目標重量に計量する組合せ計量装置がある。この組合せ計量装置は、複数の計量ホッパを有し、各計量ホッパに被計量物を分散供給してその重量を計量すると共に該計量値に基づいて組合せ演算を行い、その結果、組合せ重量が目標重量に一致または許容範囲内で目標重量に最も近い重量となる組合せを選択し、この組合せに該当した計量ホッパから被計量物を排出させるように構成されている。
このような組合せ計量装置において、特に昨今要求の高まっている高速化を実現するため、ある計量ホッパが排出工程にあるときに隣接する計量ホッパが計量工程にあるような事態は当然考えられる。そのとき、前記ある計量ホッパのゲートの開閉動作が引き起こした衝撃や振動が自身のロードセルに伝播するにとどまらず、前記隣接する計量ホッパのロードセルにまで機械構成要素を介して伝播することがあり、計量精度を低下させるという問題が生じることになる。その場合、前述した特許文献1に記載の計量ホッパは、発生する衝撃や振動を軽減するものではなく、発生した衝撃や振動の自身に備えられたロードセルへの伝播を防止するものであるので、前記問題は解消されない。
そこで、本発明は、計量ホッパに備えられて被計量物を保持、排出するゲートの開閉時に引き起こされる衝撃や振動を軽減することによって重量検出器に伝播する衝撃や振動の影響を軽減して、高精度化と高速化とが可能な計量装置の提供を課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明は、上下が開口されたホッパ本体と揺動することによって該ホッパ本体の下部開口を開閉するゲートとを有すると共に、重量検出器に連結されて被計量物を計量する計量ホッパを備えた計量装置であって、前記ゲートには、支点を中心に垂直面内を揺動する閉鎖部と、前記支点を挟んで該閉鎖部と反対側に設けられた錘部とが備えられていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記閉鎖部の重心と前記錘部の重心と前記支点とは、略一直線上に並ぶように構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、前記錘部の重量は、前記閉鎖部の重量より軽いことを特徴とする。
そして、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記計量装置は、前記計量ホッパを複数備え、該計量ホッパによる計量値を組合せ演算の上、組合せに選択された計量ホッパから被計量物を排出することにより、目標重量とされた被計量物を得る組合せ計量装置であることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、計量ホッパに設けられたゲートを、支点を挟んで閉鎖部と錘部とを備えた構成としたことにより、ゲートが開き始めるとき及び閉じ始めるときに引き起こされる衝撃や振動が軽減され、その結果、当該計量ホッパの重量検出器に伝播する衝撃や振動の影響が軽減されて、高精度化が可能となる。その場合、従来のように計量時ごとに固定子を作動させるものではないので、高速化が可能となる。
なお、前記錘部を設けたことによる衝撃や振動の軽減の作用は、ゲート自体の重量が錘部の重量分だけ相殺されることによるものと推測される。
次に、請求項2に記載の発明によれば、錘部の構成が重心位置の点で具体化され、また、請求項3に記載の発明によれば、錘部の構成がさらに重量の点で具体化され、このような重量配分にすることにより、衝撃や振動が軽減される効果が顕著に確認されている。
そして、請求項4に記載の発明によれば、前述した特徴を有する計量ホッパを複数備えた組合せ計量装置において、ゲートが開閉された計量ホッパ自身の重量検出器のみならず、隣接する計量ホッパの重量検出器に伝播する衝撃や振動が軽減されて、装置全体としての高精度化と高速化とが可能となる。
本発明の実施の形態に係る計量装置としての組合せ計量装置について説明する。
図1に示すように、この組合せ計量装置1は箱状の本体ケース11を有し、該本体ケース11に、スナック菓子等の被計量物を分散させる加振式の分散テーブル12と、該分散テーブル12の周囲に放射状に配置された複数(この場合14個であり、2個のみ示す)の加振式のフィーダ13…13と、該フィーダ13…13ごとに設けられた上下一対のプールホッパ14…14及び計量ホッパ15…15とが組み付けられており、さらに下方には、計量ホッパ15…15から排出された被計量物を集合する漏斗状の集合シュート16が備えられている。
図2に示すように、上方に配設されたプールホッパ14には、該ホッパ14を本体ケース11に取り付けるためのホッパフレーム21と、上下が開口された中空のホッパ本体22と、その下部開口を開閉する揺動式の一対のゲート23,24とが備えられている。
前記ホッパフレーム21は、ホッパ本体22の図例において手前側と奥方側との両側面に固設された一対(手前側のみ示す)のフレーム部材31,31を上下2つの補強用丸棒32と係合用丸棒33とで連結したものである。また、各フレーム部材31は、一方の端部がホッパ本体22に固設されており、他方の端部が下方に延びたのち本体ケース11方向に延びており、その端部に係合用の切欠部31aが設けられている。
一方、下方に配設された計量ホッパ15には、該ホッパ15を本体ケース11に取り付けるためのホッパフレーム41と、上下が開口された中空のホッパ本体42と、その下部開口を開閉する揺動式のゲート43とが備えられている。
前記ホッパフレーム41は、ホッパ本体42の図例において手前側と奥方側との両側面に固設された一対(手前側のみ示す)のフレーム部材51,51を補強用丸棒52で連結したものである。また、各フレーム部材51は、一方の端部がホッパ本体42に固設されており、他方の端部が下方に本体ケース11方向に延びており、その端部に係合用の切欠部51aが設けられている。
そして、本体ケース11の前面に、膨出するように上部補助ケース61が設けられており、該上部補助ケース61の下方に、下部補助ケース62が設けられている。上部補助ケース61の図例において手前側と奥方側との両側面の上部に、係合ピン(手前側のみ示す)63,63が、上部補助ケース61の前面の上部に、上部が円弧状に切り欠かれた一対の受け部材(手前側のみ示す)64,64が、それぞれ突設されている。
また、下部補助ケース62の図例において手前側と奥方側との両側面の上部と下部とに、各一対の係合ピン(手前側のみ示す)65,65,66,66がそれぞれ突設されている。
これにより、プールホッパ14におけるホッパフレーム21のフレーム部材31,31の切欠部31a,31aと上部補助ケース61の係合ピン63,63とを係合させると共に、ホッパフレーム21の係合用丸棒33と上部補助ケース61の受け部材64,64とを係合させれば、比較的簡素な構成でプールホッパ14を本体ケース11に安定的に支持させることが可能となっている。
一方、計量ホッパ15におけるホッパフレーム41のフレーム部材51,51の切欠部51a,51aと下部補助ケース62の上側係合ピン65,65とを係合させると共に、ホッパフレーム41のフレーム部材51,51の下端部と下部補助ケース62の下側係合ピン66,66とを係合させれば、この場合にも比較的簡素な構成で計量ホッパ15を本体ケース11に安定的に支持させることが可能となっている。
図3に示すように、プールホッパ14の側面視で左右一対の第1及び第2ゲート23,24には、概ね平板状のゲート本体71,72と、ホッパ本体22の図例において手前側と奥方側との両側面間にわたって設けられて、前記ゲート本体71,72を支持する左右の第1及び第2支持部材73,74とが備えられている。
第1及び第2支持部材73,74は、ホッパフレーム21を介してホッパ本体22に第1支軸75及び第2支軸76を中心に揺動自在に支持されている。また、第1及び第2支持部材73,74の反ゲート本体71,72側の両端部は、細長い平板状のリンク部材(手前側のみ示す)77,77で連結されている。そして、第1支持部材73のゲート本体71側は、本体ケース11方向に延設されており、該延設部73aの先端に、ローラ78が回転自在に備えられている。
一方、本体ケース11内にモータ81が配設されており、その出力軸81aに取付プレート82が固設されている。前記出力軸81aから延びる取付プレート82の端部に、概ね上方に向かって延びる細長い第1リンク部材83の一方の端部が取り付けられている。該第1リンク部材83の中間部近傍は突出しており、該突出部83aと本体ケース11内に固定された支柱84との間に、引張バネ85が介設されている。なお、該バネ85は、第1リンク部材83が実線で示す状態を維持するように作用するものである。
第1リンク部材83の他方の端部は、回転自在とされた支軸86に固設された比較的短い第2リンク部材87の先端に取り付けられている。前記支軸86に、先端に爪部が設けられたレバー部材88が固設されている。そして、該レバー部材88の爪部に前記第1支持部材73に備えられたローラ78が嵌り込んで、爪部の内周に沿って移動可能に係合するようになっている。
これにより、モータ81が駆動されると、その駆動力は第1リンク部材83、第2リンク部材87、及びレバー部材88を介してローラ78ひいては第1支持部材73に伝達されることになる。すなわち、モータ81の出力軸81aが矢印a方向に回転すると、取付プレート82も同方向に回転するので、第1リンク部材83はバネ85の付勢力に抗して矢印b方向に移動すると共に、第2リンク部材87は支軸86と一体に矢印b方向に回動する。
その結果、支軸86に固設されたレバー部材88は矢印c方向に回動することになり、該レバー部材88の爪部に係合しているローラ78を介して第1支持部材73が支軸75を中心に矢印d方向に回動するので、ゲート本体71ひいては第1ゲート23が垂直面内を矢印e方向に揺動し、また、リンク部材77,77を介して第2支持部材74が支軸76を中心に矢印f方向に回動するので、ゲート本体72ひいては第2ゲート24が垂直面内を矢印g方向に揺動して、ホッパ本体22の下部開口は開放されるようになる。なお、図例では、第1及び第2ゲート23,24が開いたときのレバー部材88、第1支持部材73、及び両ゲート本体71,72の状態を細い二点鎖線で示している。
そして、さらにモータ81が駆動されると、バネ85の付勢力も相俟って、レバー部材88、第1支持部材73、及び両ゲート本体71,72は二点鎖線で示す状態から実線で示す状態となり、ホッパ本体22の下部開口は閉鎖されるようになる。
図4〜図6に示すように、計量ホッパ15のゲート43には、ホッパ本体42の図例において手前側と奥方側との両側面に沿って折り曲げられた折曲部(図4及び図5には手前側のみ示す)91a,91aを有して、ホッパ本体42の下部開口を閉鎖することができるゲート本体91と、ホッパ本体42の前記両側面間にわたって設けられて、前記ゲート本体91を支持する支持部材92と、該支持部材92のホッパ本体42を挟む上方両端部に取り付けられた錘部材93,93とが備えられている。
支持部材92は、ホッパフレーム41を介してホッパ本体42に支軸94を中心に揺動自在に支持されている。また、支持部材92は、ゲート本体91の背面において一部が本体ケース11方向に延設されており、該延設部92aの先端に、ローラ95が回転自在に備えられている。
その場合、ゲート43における支軸94より下方部分を閉鎖部43A、上方部分を錘部43Bと称することにする。そして、図6に示すように、ゲート本体91がホッパ本体42の下部開口を閉鎖しているときには、錘部材93は支軸94を通る垂線Aの図例において若干左側に位置し、細い二点鎖線で示すようにゲート本体91がホッパ本体42の下部開口を開放しているときには、錘部材93は垂線Aの右側に位置するように、ゲート43の形状が設定されている。したがって、錘部材93が垂線Aより左側に位置すれば、ゲート本体91は閉鎖方向に付勢され、垂線Aより右側に位置すれば、ゲート本体91は開放方向に付勢されるようになる。
また、ゲート本体91を含む閉鎖部43Aの重心G1と錘部材93を含む錘部43Bの重心G2と支軸94とは、符号Bで示す直線上にほぼ並ぶように設定されている。その場合、錘部43Bの重量は閉鎖部43Aの重量より軽く、本実施の形態では、例えばゲート本体91の重量が約350gである場合には、錘部材93,93の重量はそれぞれ約75gに設定されている。なお、本実施の形態のように重量の等しい錘部材93,93を用いる必要はなく、例えば一方を50g、他方を100gとして、合計150gとしてもよく、また、150gの錘部材を1つ用いるようにしてもよい。
図4に示すように、本体ケース11内にモータ101が設置されており、該モータ101の出力軸101aに図例の形状のカム102が固設されている。一方、モータ101近傍の上部補助ケース61内に回転自在に設けられた支軸103に、先端に前記カム102の外周に摺接可能なローラ104aを備えた第1リンク部材104が固設されている。前記支軸103に略V字状の第2リンク部材105が固設されており、該第2リンク部材105の一方の端部と上部補助ケース61内に設けられた支柱106との間に、引張バネ107が介設されていると共に、他方の端部に細長い第3リンク部材108の一方の端部が取り付けられている。なお、前記バネ107は、第1リンク部材104や第2リンク部材105が実線で示す状態を維持するように作用するものである。
第3リンク部材108の他方の端部と、支軸109と一体に回動自在とされた第4リンク部材110の先端と、細長い第5リンク部材111の一方の端部とが連結されている。第5リンク部材111の他方の端部と、下部補助ケース62内に回転自在に設けられた支軸112と一体に回動自在とされた第6リンク部材113の先端とが連結されている。前記支軸112には、先端に爪部を有するレバー部材114が固設されている。そして、該レバー部材114の爪部に前記ゲート43の支持部材92に備えられたローラ95が嵌り込んで、爪部の内周に沿って移動可能に係合するようになっている。
これにより、モータ101が駆動されると、その駆動力は、カム102から第1〜第6リンク部材104,105,108,110,111,113、及びレバー部材114を介してローラ95ひいては支持部材92に伝達されることになる。すなわち、モータ101の出力軸101aが矢印h方向に回転すると、カム102も同方向に回転するので、それまで該カム102とは縁切りされていた第1リンク部材104のローラ104aが該カム102の外周に乗り上げて摺接する結果、第1リンク部材104は支軸103と一体に矢印i方向に回動する。これに呼応して、第2リンク部材105も前記支軸103と一体にバネ107の付勢力に抗して前記矢印i方向に回動するため、第3リンク部材108は矢印j方向に移動する。該第3リンク部材108の移動によって第4リンク部材110は支軸109と一体に矢印k方向に回動するため、第5リンク部材111は矢印m方向に移動すると共に、該第5リンク部材111に連結された第6リンク部材113は支軸112を矢印n方向に回動させる。
その結果、支軸112に固設されたレバー部材114は前記矢印n方向に回動するので、該レバー部材114の爪部に係合しているローラ95を介して支持部材92が支軸94を中心に矢印p方向に回動し、ゲート本体91ひいてはゲート43が垂直面内を矢印q方向に揺動して、ホッパ本体42の下部開口が開放されるようになる。なお、図例では、ゲート43が開いたときのレバー部材114、支持部材92、及びゲート本体91の状態を細い二点鎖線で示している。
そして、さらにモータ101が駆動されて、カム102と第1リンク部材104とが縁切りされると、バネ107の付勢力によって第1〜第6リンク部材104,105,108,110,111,113を介してレバー部材104、支持部材92、及びゲート本体91は二点鎖線で示す状態から実線で示す状態となり、ホッパ本体42の下部開口は閉鎖されるようになる。
図7に示すように、概ね上部補助ケース61の背後の本体ケース11内に、重量検出器としてのロードセル121が、図例において左側の固定端を介して固定されており、該ロードセル121の右側の自由端に、上部補助ケース61内に収容されて下部補助ケース62を吊下げ支持する取付ブロック122が、図示しないボルトで固定されている。該取付ブロック122の上部には、前記支軸103と支柱106とが支持されており、下部には、前記支軸109が支持されている。また、下部補助ケース62内に固定されたブラケット123には、前記支軸112が支持されている。
すなわち、図4及び図7に示すように、計量ホッパ15のゲート43が閉状態にあるときには、該ゲート43を開閉する前記モータ101と前記第1リンク部材104とは縁切りされるように構成されており、したがって、第1リンク部材104から第6リンク部材113までの構成部材の重量と、下部補助ケース62に支持された計量ホッパ15の重量とは、下部補助ケース62や取付ブロック122を介してロードセル121の自由端に負荷されるようになっている。
次に、この組合せ計量装置1の作用を説明すると、図示しない供給手段によって該組合せ計量装置1に供給された被計量物は、まず分散テーブル12によってフィーダ13…13に略均等に分散されたのち、該フィーダ13…13から適量ずつプールホッパ14…14を経て計量ホッパ15…15に供給され、ロードセル(図7に一つのみ示す)121…121によって計量ホッパ15…15内の被計量物の重量が計量されて、組合せ演算が行なわれる。
組合せ演算の結果、組合せに該当した計量ホッパ15…15から被計量物が集合シュート16に排出されて、該集合シュート16を滑落した被計量物は、さらに下流側の例えば包装機等に供給されることになる。
ところで、本実施の形態の場合と同様に14個の計量ホッパが互いに隣接して円形配置されている従来の組合せ計量装置、つまり前記錘部43Bを備えていないゲートを使用した組合せ計量装置では、図8(b)に示すように、例えば第5計量ホッパにおいてゲートが開閉したときに、矢印xで示す全開時近傍で矢印y,zで示すように衝撃や振動に伴う大きな計量信号値が検出されている。その場合、矢印yで示すピークは、前記ゲートが全閉状態から開き始めたときに、また、矢印zで示すピークは、前記ゲートが全開状態から閉じ始めたときに、それぞれ対応している。なお、現象を明確化するため、図8では、被計量物を保持していない無負荷の場合の各計量ホッパの計量信号値の時間変化を示している。
そして、この第5計量ホッパに隣接する第4及び第6計量ホッパ、さらに離間する第7計量ホッパでは、図8(a)、(c)、(d)に示すように、前記矢印xで示した全開時を挟んで両側にそれぞれ矢印y,zで示す前記第5計量ホッパのゲートの開閉に伴ったものと考えられる計量信号値が比較的明確に生じている。また、第5計量ホッパから離間するにつれて、図8(c)と図8(d)との比較から明らかなように、前記矢印y,zで示す計量信号値は小さくなる傾向にある。
したがって、第5計量ホッパのゲートが開閉するタイミングで、隣接する第4計量ホッパや第6計量ホッパ等が計量工程にあれば、前述した計量信号値がそれぞれの計量信号値に重畳されることになり、高精度の計量ができなくなるおそれがある。そして、高速化を図るときには、この問題がとりわけ顕在化するようになる。
その場合に、本実施の形態に係る組合せ計量装置1では、計量ホッパ15に設けられたゲート43を、支軸94を挟んで閉鎖部43Aと錘部43Bとを備えた構成としたことにより、ゲート43が開き始めるとき及び閉じ始めるときに引き起こされる衝撃や振動が軽減され、その結果、当該計量ホッパ15の重量検出器としてのロードセル121に伝播する衝撃や振動の影響が軽減されて、高精度化が可能となる。その場合、従来のように計量時ごとに固定子を作動させるものではないので、高速化が可能となる。
すなわち、一例として図9(b)に示すように、同じく第5計量ホッパ15においてゲート43が開閉されて矢印xで示す全開時近傍で衝撃や振動が生じる場合、衝撃や振動に伴う矢印y,zで示す計量信号値が前記図8(b)に示した場合に比較して明らかに小さくなっており、前記衝撃や振動が軽減されていることがわかる。なお、図9も前記図8と同様に、被計量物を保持していない無負荷の場合の各計量ホッパ15…15の計量信号値の時間変化を示している。
その上、図9(a)、(c)、(d)に矢印y,zで示すように、隣接する第4及び第6計量ホッパ15,15、さらに離間する第7計量ホッパ15における前記ゲート43の開閉に起因する計量信号値は、前記図8(a)、(c)、(d)に示した場合に比較して明らかに小さくなっていることがわかる。
このように、ゲート43が開閉された計量ホッパ15自身のロードセル121のみならず、隣接する計量ホッパ15…15のロードセル121…121に伝播する衝撃や振動が軽減されて、装置全体としての高精度化と高速化とが可能となる。
なお、錘部43Bを設けたことによる衝撃や振動の軽減の作用は、ゲート43自体の重量が錘部43Bの重量分だけ相殺されることによるものと推測される。
そして、閉鎖部43Aの重心G1と前記錘部43Bの重心G2と前記支軸94とを、略一直線上に並ぶようにゲート43を構成し、さらに、前記錘部43Bの重量を、前記閉鎖部43Aの重量より軽くしており、このような重量配分にすることにより、ゲート43を開閉するときに発生する衝撃や振動が軽減される効果が顕著であることが確認されている。
なお、前記実施の形態では、本発明を複数の計量ホッパ15…15が備えられた組合せ計量装置1に適用したが、単一の計量ホッパ15を有する計量装置に適用した場合にも、高精度化と高速化とが可能となるのはいうまでもない。
以上説明したように、本発明によれば、計量ホッパに備えられて被計量物を保持、排出するゲートの開閉時に引き起こされる衝撃や振動を軽減することによって重量検出器に伝播する衝撃や振動の影響を軽減して、高精度化と高速化とが可能な計量装置が提供される。すなわち、本発明は、被計量物を計量する計量装置に関し、物品計量の技術分野に広く好適である。
本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の概略構成を示す側面図である。 プールホッパ及び計量ホッパの本体ケースへの取付構造を示す側面図である。 プールホッパのゲートを開閉する機構を示す側面図である。 計量ホッパのゲートを開閉する機構を示す側面図である。 計量ホッパのゲートの正面図である。 同じく側面図である。 計量ホッパとロードセルとの連結構造を示す側面図である。 錘部を備えない組合せ計量装置において実測された各計量ホッパの計量信号値であって、(a)は第4計量ホッパ、(b)は第5計量ホッパ、(c)は第6計量ホッパ、そして(d)は第7計量ホッパの場合を示す。 錘部を備えた本発明に係る組合せ計量装置において実測された各計量ホッパの計量信号値であって、(a)は第4計量ホッパ、(b)は第5計量ホッパ、(c)は第6計量ホッパ、そして(d)は第7計量ホッパの場合を示す。
符号の説明
1 組合せ計量装置
15 計量ホッパ
42 ホッパ本体
43 ゲート
43A 閉鎖部
43B 錘部
94 支軸(支点)
121 ロードセル(重量検出器)

Claims (4)

  1. 上下が開口されたホッパ本体と揺動することによって該ホッパ本体の下部開口を開閉するゲートとを有すると共に、重量検出器に連結されて被計量物を計量する計量ホッパを備えた計量装置であって、前記ゲートには、支点を中心に垂直面内を揺動する閉鎖部と、前記支点を挟んで該閉鎖部と反対側に設けられた錘部とが備えられていることを特徴とする計量装置。
  2. 前記閉鎖部の重心と前記錘部の重心と前記支点とは、略一直線上に並ぶように構成されていることを特徴とする計量装置。
  3. 前記錘部の重量は、前記閉鎖部の重量より軽いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計量装置。
  4. 前記計量装置は、前記計量ホッパを複数備え、該計量ホッパによる計量値を組合せ演算の上、組合せに選択された計量ホッパから被計量物を排出することにより、目標重量とされた被計量物を得る組合せ計量装置であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の計量装置。
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