JP2003014529A - ホッパ及びそれを備えた計量装置 - Google Patents

ホッパ及びそれを備えた計量装置

Info

Publication number
JP2003014529A
JP2003014529A JP2001201768A JP2001201768A JP2003014529A JP 2003014529 A JP2003014529 A JP 2003014529A JP 2001201768 A JP2001201768 A JP 2001201768A JP 2001201768 A JP2001201768 A JP 2001201768A JP 2003014529 A JP2003014529 A JP 2003014529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
hopper
engaging
link member
weighing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001201768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4723761B2 (ja
Inventor
Hiroshi Hattori
宏志 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2001201768A priority Critical patent/JP4723761B2/ja
Publication of JP2003014529A publication Critical patent/JP2003014529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4723761B2 publication Critical patent/JP4723761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に下部開口を確実に閉鎖することができる
ように構成されたホッパ及びそのホッパを備えて高速計
量化が可能であると共に計量誤差の少ない計量装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 ホッパ本体11の下部開口11bを開閉
するゲート13に、支軸22を中心に回動する係合部材
21を取り付ける。また、係合部材21に設けられたゲ
ート13に平行な係合溝21c′に、支軸32を中心に
回動するリンク部材31の係合部31bを、該係合部3
1b先端のローラ36を介して移動自在に嵌合させる。
そして、リンク部材31の操作部31aを支軸32を中
心に矢印C,D方向に回動させることによって、ローラ
36を介して係合部31bを係合溝21c′に沿って移
動させると共に、係合部材21を介してゲート13を支
軸22を中心に矢印A,B方向に回動させてゲート13
を開閉する。ゲート閉止時には、係合溝21c′に対し
て係合部31bが略直交するように配置して、トグルが
かかった状態を実現することでゲート13を閉止状態に
保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を保持及び排
出するように構成されたホッパ及びそれを備えた計量装
置の改良に関し、物品計量技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】各種物品の自動計量に用いられる組合せ
計量装置は、多数の計量ホッパが備えられ、該計量ホッ
パの上方に対応配置されたプールホッパを介してこれら
の計量ホッパのそれぞれに物品を分散供給してその重量
を計量すると共に該計量値に基づいて組合せ演算を行
い、その結果、組合せ重量が所定の許容誤差範囲内で目
標重量に最も近い重量となる最適組合せを求めて、この
最適組合せに該当した計量ホッパのみから物品を排出さ
せることにより、目標重量に最も近い重量の物品を得る
ようにしたものである。
【0003】その場合に、この種の装置に備えられた計
量ホッパとしては、例えば特開平9−159517号公
報に開示されているものがある。すなわち、図9に示す
ように、支持台410に重量測定器としてのロードセル
420の固定端部が固定されており、そして、該ロード
セル420の自由端部に支持部材430を介して計量ホ
ッパ440が取り付けられている。
【0004】この計量ホッパ440は、ホッパ本体45
0と、該ホッパ本体450の下部開口450′を開閉す
るゲート460と、該ゲート460を開閉させるリンク
機構470とで構成されている。
【0005】ゲート460は、ホッパ本体450にゲー
ト軸460aを中心に矢印U,Vで示す方向に回動自在
に備えられている。また、該ゲート460背面に固設さ
れた取付部材461には、係合ピン462が設けられて
いる。
【0006】リンク機構470は、図面右方から順に、
支持部材430に図示しない部材を介して支軸471a
を中心に回転自在に支持された揺動リンク部材471
と、一端が支軸471aを介して該揺動リンク部材47
1に固着された中間リンク部材472と、一端が該中間
リンク部材472の他端に支軸472aを中心に回転自
在に取り付けられた係合リンク部材473とで構成され
ている。また、係合リンク部材473の他端には切り欠
き173′が形成されており、該係合リンク部材473
は、この切り欠き173′を介して前記係合ピン462
に係合している。
【0007】そして、リンク機構470を駆動するモー
タ480が支持部材430に配置されており、さらに、
該モータ480とリンク機構470との間にはカム機構
490が介設されている。該カム機構490は、モータ
480のモータ軸480aに取り付けられたカム491
と、揺動リンク部材471に回転自在に軸支されたカム
フォロワ492とで構成されており、モータ480の駆
動力が該カム機構490を介してリンク機構470へ伝
達される。
【0008】こうすることにより、前記リンク機構47
0において、係合ピン462と支軸472aと支軸47
1aとが一直線上に並ぶ位置関係とされたときにいわゆ
るトグルがかかり、ゲート460はホッパ本体450の
下部開口450′側に押し付けられて、該ゲート460
は閉止状態に保持される。
【0009】そして、モータ480の駆動により、カム
機構490を介して揺動リンク部材471が支軸471
aを中心に矢印Wで示すように実線状態から鎖線状態に
回動すると、中間リンク部材472及び係合リンク部材
473を介してゲート460が矢印Vで示すように実線
状態から鎖線状態に移動する結果、ホッパ本体450の
下部開口450′が開放される。
【0010】しかしながら、この計量ホッパ440の場
合、リンク機構470がホッパ本体450の側方に設け
られているため、ゲート460の偏開閉を招く虞があ
る。また、モータ480からゲート460に至るまでの
間の部品点数や回転の支点数が比較的多いため、ゲート
460を閉止状態としたときがたつきが生じることがあ
り、このゲート460を精度よく閉止状態に保持するこ
とができなくなることがある。さらに、中間リンク部材
472及び係合リンク部材473は、支持部材430右
方の本体内側と左方の本体外側とに亘って移動するよう
に配置されており、これらの部材472,473が移動
可能に本体側を構成する必要があるため、該本体の防水
構造は複雑化することになる。
【0011】これらの不具合を解消するような試みとし
て、例えば特開平11−351953号公報に開示され
ているものがある。すなわち、図10に示すように、支
持台510下面に取り付けられたブラケット520にロ
ードセル530の固定端部が固定されており、該ロード
セル530の自由端部に支持フレーム540を介して計
量ホッパ550が取り付けられている。
【0012】この計量ホッパ550は、ホッパ本体56
0と、該ホッパ本体560の下部開口560′を開閉す
るゲート570と、該ゲート570を開閉させるリンク
機構580とで構成されている。
【0013】ゲート570は、支持フレーム540のホ
ッパ支持部540aにゲート軸570aを中心に矢印
X,Yで示す方向に回動自在に備えられている。
【0014】リンク機構580は、支持フレーム540
に配置されて該リンク機構580を駆動するモータ59
0側から順に、モータ590のモータ軸590aに一端
が固定されたアーム部材581と、該アーム部材581
の他端に立設された支軸582に回転自在に取り付けら
れたローラ583が嵌り込む長穴584′を有すると共
に、ゲート軸570aの幅方向の中央に連結されて該ゲ
ート軸570aからモータ590側に延びるアーム連結
部材584とで構成されている。
【0015】そして、ホッパ支持部540aは、本体ケ
ース600に設けられた開口を挿通し、また、ホッパ支
持部540aと本体ケース600との間の隙間は、ダイ
ヤフラム610によって覆われており、計量ホッパ55
0側とロードセル530及びリンク機構580側とは概
ねこの本体ケース600で隔離されている。
【0016】こうすることにより、前記リンク機構58
0において、アーム部材581とアーム連結部材584
の長穴584′とが直交する位置関係とされたときにト
グルがかかり、ゲート570はホッパ本体560の下部
開口560′側に押し付けられて、該ゲート570は閉
止状態に保持される。
【0017】その場合、リンク機構580のアーム連結
部材584はゲート軸570aの幅方向の中央に配置さ
れているので、ゲート570の偏開閉は回避され、該ゲ
ート270はスムーズに開閉する。また、モータ590
からゲート570に至るまでの間の部品点数や回転の支
点数は比較的少ないため、ゲート570閉止時における
がたつきは抑制される。さらに、リンク機構580が、
ロードセル530やモータ590等と共に本体ケース6
00内方に配置されているので、防水構造が複雑化する
ことはない。
【0018】そして、モータ590の駆動により、アー
ム部材581がモータ軸590aを中心に矢印Zで示す
ように回転すると、アーム連結部材584を介してゲー
ト570がゲート軸570aを中心に矢印Yで示すよう
に実線状態から鎖線状態に移動する結果、ホッパ本体5
60の下部開口560′が開放される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記計量ホ
ッパ550においては、以下のような不具合が生じるこ
とがある。つまり、ゲート570を閉止状態に保持した
場合に、本質的に該ゲート570を支持するいわゆるロ
ック点(この場合、支軸582あるいはローラ583が
相当)が、ゲート570の配置箇所から離れた箇所に設
けられているので、ゲート570閉止の確実性に欠ける
ことがある。すなわち、ホッパ本体560内に保持され
た物品の重量が特に大きい場合、使用部材のたわみの増
大等により閉止状態の保持が不安定となり、その結果、
ホッパ本体560の下部開口560′とゲート570と
の間に生じた隙間からこのホッパ本体560内の物品の
一部がこぼれ落ちて、ロードセル530を介して検出さ
れる計量値が安定しなくなることがある。
【0020】そして、前記両公報においては、計量ホッ
パ440,550と共にモータ480,590等はロー
ドセル420,530の自由端部に負荷されている。し
たがって、いわゆる風袋重量が大きいことになるので、
当該計量ホッパ440,550を多数備えた組合せ計量
装置等の固有振動数は低くなり、その結果、該計量装置
においては、計量値が安定するまでの時間が長くかかっ
て高速計量化の妨げとなる共に、振動等の外乱に対して
敏感になって計量誤差の増大を招く虞が生じることがあ
る。
【0021】そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、特
に下部開口を確実に閉鎖することができるように構成さ
れたホッパ及びそのホッパを備えて高速計量化が可能で
あると共に計量誤差の少ない計量装置を提供することを
課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0023】まず、請求項1に記載の発明は、上下が開
口された筐体と、該筐体に回動自在に備えられて該筐体
の下部開口を開閉するゲートと、外部駆動源からの駆動
力を伝達して前記ゲートを回動させる駆動伝達機構とが
備えられたホッパに関するもので、前記駆動伝達機構に
は、前記外部駆動源の駆動によって一端が回動するリン
ク部材と、前記ゲートに設けられて、前記リンク部材の
一端が嵌り込む係合溝とが備えられており、前記ゲート
は、前記一端が係合溝に沿って移動することによって開
閉し、かつ、前記ゲートの閉止時には、前記係合溝に対
して前記リンク部材の一端部側が略直交することを特徴
とする。
【0024】この発明によれば、リンク部材の一端がゲ
ートに設けられた係合溝に沿って移動することによって
ゲートが開閉するので、比較的簡単な構成でゲート開閉
機構を構築することができ、ホッパの安価化が図られ
る。
【0025】そして、ゲート閉止時には係合溝に対して
リンク部材の一端部側が略直交するため、このときトグ
ルがかかった状態となり、ゲートが閉止状態に確実に保
持される。したがって、筐体内に保持された物品の重量
がゲートに負荷されても、該ゲートは安定して筐体の下
部開口に押し付けられて閉止状態を保持する。しかも、
ゲートが閉止状態に保持された場合のロック点が、該ゲ
ートに設けられた至近の係合溝に存在するので、このゲ
ートを一層安定して閉止状態に保持することができ、ホ
ッパにおけるゲート閉止の信頼性向上を図ることができ
る。
【0026】次に、請求項2に記載の発明は、前記請求
項1に記載のホッパにおいて、前記係合溝は平行溝であ
ることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、係合溝は平行溝とされ
ているので、前記リンク部材の一端は該係合溝に沿って
スムーズに移動可能とされた上で、例えば、この係合溝
に対してリンク部材の一端部側が略直交するとき、ゲー
トの回動速度を減速することが可能となる。その結果、
ゲート閉鎖時、該ゲートと筐体下部とが当接する際の騒
音の発生が軽減されると共に、ゲート及び筐体の耐久性
が維持されるようになる。
【0028】また、請求項3に記載の発明は、前記請求
項1または請求項2に記載のホッパにおいて、前記係合
溝は、前記ゲートの幅方向に対して略中央に配置されて
いることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、係合溝がゲートの幅方
向に対して略中央に配置されているので、ゲートをスム
ーズに開閉することができる。
【0030】さらに、請求項4に記載の発明は、前記請
求項1から請求項3のいずれかに記載のホッパにおい
て、前記リンク部材の一端部側が前記係合溝に対して略
直交するように該リンク部材の回動を規制する回動規制
機構が備えられていることを特徴とする。
【0031】この発明によれば、リンク部材の一端部側
が係合溝に対して略直交するように該リンク部材の回動
を規制する回動規制機構が備えられているので、ゲート
内面に物品の重量が負荷されても、トグルがかかった状
態が安定的に保持され、ゲート閉止の信頼性が一層向上
する。
【0032】このように構成することで、例えば、回動
規制機構をホッパ側に備えると、ゲートの閉止状態をホ
ッパ側のみで保持することが可能となるため、仮に外部
駆動源の制御が不能になったとしても、ゲートは閉止状
態に安定的に保持される。
【0033】そして、請求項5に記載の発明は、請求項
4のホッパと、該ホッパに連結された重量測定手段と、
前記駆動伝達機構を駆動する駆動手段とが備えられて、
前記ホッパ内に保持された物品の重量を計量する計量装
置に関するもので、前記ゲートの閉止時には、前記駆動
手段が前記駆動伝達機構から切断されていることを特徴
とする。
【0034】この発明によれば、当該ホッパを計量ホッ
パとして用いる場合、ゲートが閉止状態に保持されてい
るときには駆動手段が駆動伝達機構から切断されて、重
量測定手段に該駆動手段の重量が負荷されないようにす
ることができる。その結果、風袋重量が低減されること
になるので、この計量装置の固有振動数は高くなり、そ
の結果、該計量装置においては、計量値が安定するまで
の時間が短縮されて高速計量化が可能となると共に、振
動等の外乱に鈍感となって計量誤差の低減が可能とな
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
組合せ計量装置について説明する。
【0036】[全体構成]図1に示すように、この組合
せ計量装置1は、例えば、複数の支持脚2…2で支持さ
れた箱状の本体ケース3を有し、該本体ケース3に、物
品を分散させる分散テーブル4、該分散テーブル4の周
囲に放射状に配置された複数の搬送フィーダ5…5、該
搬送フィーダ5…5ごとに設けられた上下一対のプール
ホッパ6…6及び計量ホッパ7…7等が組み付けられて
いる。
【0037】組合せ計量装置1に投入された物品は、ま
ず、分散テーブル4によって搬送フィーダ5…5に均等
に分散された後、該搬送フィーダ5…5からプールホッ
パ6…6を経て計量ホッパ7…7に供給され、ここで各
重量が計量されて組合せ演算が行われる。また、計量ホ
ッパ7…7の下方には漏斗形状の排出シュート8が配置
されており、計量ホッパ7…7から排出された物品は、
この排出シュート8の図示しない排出口から集合されて
さらに下方に排出される。
【0038】以下、計量ホッパ7及びプールホッパ6の
構成について詳しく説明する。なお、以下の記載におい
て「前、後」とあるのは、本体ケース3外側において、
該本体ケース3に対して遠い側を「前」、近い側を
「後」としている。
【0039】[計量ホッパの構成]図2及び図3に示す
ように、この計量ホッパ7は、上部開口11aと下部開
口11bとが形成された平断面コ字状のホッパ本体11
と、該ホッパ本体11を支持するホッパフレーム12
と、下部開口11bを開閉する揺動式のゲート13と、
該ゲート13を開閉させるリンク機構14とで構成され
ている。
【0040】<ホッパ本体>ホッパ本体11は、対向す
る両側面11c,11cと前面11dとからなり、両側
面11c,11cの上端部には、上方に外拡がり状に突
出する案内面11c′,11c′が連設されている。
【0041】<ホッパフレーム>ホッパフレーム12は
一対のフレーム部材15,15からなり、該フレーム部
材15,15は、それぞれ一端がホッパ本体11の両側
面11c,11cに固設されていると共に、他端が後方
下方に延びている。そして、フレーム部材15,15の
後方下方に延びた部位間には、上下位置にそれぞれ係合
軸16,17が架設されている。
【0042】<ゲート>ゲート13は、ホッパ本体11
の下部開口11bを閉鎖可能な平面13aと、該平面1
3a上部からホッパ本体11内方に連設されてホッパ本
体11の後面の代わりをなす連設面13bとからなる。
【0043】一方、フレーム部材15,15の前記一端
には、下方に延びる係合部材21が一対のアーム部21
a,21aを介して支軸22,22を中心に矢印A,B
で示す方向に回動自在に軸支されている。また、この係
合部材21は、アーム部21a,21aからゲート13
の平面13a側に回り込む中間面21bを有しており、
該中間面21bは前記平面13aに固着されている。そ
して、該平面13aの幅方向に対して略中央位置におい
てこの中間面21bから垂直に起立部21cが設けられ
ており、該起立部21cには、前記平面13aに平行に
係合溝21c′が形成されている。こうすることによ
り、ゲート13は、係合部材21と一体となって支軸2
2,22を中心に矢印a,bで示す方向に回動可能とな
る。
【0044】<リンク機構>リンク機構14は係合溝2
1c′とリンク部材31とからなり、該リンク部材31
は、前記両フレーム部材15,15の下端部近傍に設け
られた支軸32,33を中心に矢印C,Dで示す方向に
回動自在に軸支されている。
【0045】リンク部材31は、後方側の平面視略コ字
状の操作部31aと、この操作部31aから前方に延設
された平面視L字状の係合部31bとからなる。また、
操作部31aの支軸32,33より後方の対向する端部
間には係合軸34が架設されている。さらに、係合部3
1b先端にはゲート13の平面13aに平行に支軸35
が立設されており、該支軸35にはローラ36が回転自
在に軸支されている。このローラ36は係合溝21c′
に嵌まり込んでおり、この係合溝21c′に沿って移動
可能とされている。そして、ゲート13が閉止状態に保
持されている場合には、係合部31bは前記係合溝21
c′に略直交するように設けられている。
【0046】その場合、図2に示すように、係合溝21
c′に対して係合部31bが略直交することによって、
さらに具体的には、係合部材21あるいはゲート13に
対し、符号aで示す係合溝21c′の延びる方向と、符
号bで示す係合部31bの延びる方向とのなす角度が略
90°となるようにリンク部材31が位置したとき、ト
グルがかかってゲート13が閉止状態に保持されるよう
に構成されている。
【0047】また、手前側のフレーム部材15の後方や
や上方に立設されたピン37と、リンク部材31の操作
部31aの支軸32より後方に立設されたピン38との
間にスプリング39が張設されており、該スプリング3
9により、リンク部材31の後方側一端は支軸32,3
3を中心に常に矢印Cで示す方向に回動するように付勢
されている。
【0048】そして、手前側のフレーム部材15の後方
下端部には、手前側に突出するようにストッパ部15a
が延設されており、該ストッパ部15aと操作部31a
の後方手前側の一端の上縁部とが当接することにより、
リンク部材31の支軸32,33を中心とする矢印Cで
示す方向の回動が規制される。
【0049】<ゲートの開閉機構>前記係合軸34を下
方に押し下げるために用いられるモータ40が、本体ケ
ース3の縦壁3a内方に備えられている。つまり、回転
可能に縦壁3aを挿通する該モータ40のモータ軸40
aにアーム部材41の一端が固設されており、該アーム
部材41の他端から前方に突設された支軸42にはロー
ラ43が回転自在に支持されている。そして、該ローラ
43は、ゲート開放時には係合軸34に係合し、一方、
ゲート閉鎖時にはその係合が解除されるように配置され
ている。
【0050】こうすることにより、ローラ43によって
係合軸34を押し下げるようにモータ40を回転駆動さ
せてやれば、ローラ43と係合軸34との係合を介し
て、リンク部材31が支軸32,33を中心に矢印Dで
示す方向に回動する。
【0051】<計量ホッパの支持機構>本体ケース3の
縦壁3a内面には側面視コ字状の支持部材51が取り付
けられており、該支持部材51に重量測定器としてのロ
ードセル52が固定端部52aをボルトで固定されて支
持されている。一方、このロードセル52の自由端部5
2bには、ブラケット53を介して略円柱状の支柱54
が取り付けられており、該支柱54は縦壁3aに形成さ
れた円形開口3a′を挿通すると共に、該支柱54の前
端部には平面視略コ字状の計量ホッパ支持部材55がそ
の縦面55aを介して固設されている。そして、該計量
ホッパ支持部材55の対向する一対の側面55b,55
bには、上下にそれぞれ一対の切り欠き55b′,55
b′,55b″,55b″が形成されており、該切り欠
き55b′,55b′,55b″,55b″と前記ホッ
パフレーム12に設けられた係合軸16,17との係合
を介して、計量ホッパ7が本体ケース3に着脱自在に支
持されている。
【0052】また、縦壁3aの円形開口3a′の縁部と
支柱54の外縁との間の隙間は、本体ケース3内への水
や塵埃等の侵入を防止するため、ダイヤフラム56で閉
鎖されている。
【0053】なお、本体ケース3からのこの計量ホッパ
7の取り外しは、ローラ43と係合軸34との係合を解
除しながら、ホッパフレーム12の係合軸16,17と
計量ホッパ支持部材55の切り欠き55b′,55
b′,55b″,55b″との係合を解除することで行
われる。一方、本体ケース3への計量ホッパ7の取り付
けは、ローラ43と係合軸34との干渉を避けながら、
ホッパフレーム12の係合軸16,17と計量ホッパ支
持部材55の切り欠き55b′,55b′,55b″,
55b″とを係合させることで行われる。したがって、
本体ケース3の外方で行うことができる着脱作業は容易
となり、ひいてはこの計量ホッパ7の清掃性向上を図る
ことができる。
【0054】[プールホッパの構成]図4に示すよう
に、プールホッパ6は、重量測定器に連結されない点で
前記計量ホッパ7と相違するが、その他の点では計量ホ
ッパ7と略同様の構成とされている。つまり、このプー
ルホッパ6は、上部開口111aと下部開口111bと
が形成された平断面コ字状のホッパ本体111と、該ホ
ッパ本体111を支持するホッパフレーム112と、下
部開口111bを開閉する揺動式のゲート113と、該
ゲート113を開閉させるリンク機構114とで構成さ
れている。
【0055】<ホッパ本体>ホッパ本体111は、対向
する両側面111c(図面には手前側のみ図示)と前面
111dとからなり、両側面111cの上端部には、上
方に外拡がり状に突出する案内面111c′が連設され
ている。
【0056】<ホッパフレーム>ホッパフレーム112
は一対のフレーム部材115(図面には手前側のみ図
示)からなり、該フレーム部材115は、それぞれ一端
がホッパ本体111の両側面111cに固設されている
と共に、他端が後方下方に延びている。そして、フレー
ム部材115の後方下方に延びた部位間には、上下位置
にそれぞれ係合軸116,117が架設されている。
【0057】<ゲート>ゲート113は、ホッパ本体1
11の下部開口111bを閉鎖可能な平面113aと、
該平面113a上部からホッパ本体111内方に延設さ
れてホッパ本体111の後面の代わりをなす連設面11
3bとからなる。
【0058】一方、フレーム部材115の前記一端に
は、下方に延びる係合部材121が一対のアーム部12
1a(図面には手前側のみ図示)を介して支軸122を
中心に矢印E,Fで示す方向に回動自在に軸支されてい
る。また、この係合部材121は、アーム部121aか
らゲート113の平面113a側に回り込む中間面12
1bを有しており、該中間面121bは前記平面113
aに固着されている。そして、該平面113aの幅方向
に対して略中央位置においてこの中間面121bから垂
直に起立部121cが設けられており、該起立部121
cには、前記平面113aに平行に係合溝121c′が
形成されている。こうすることにより、ゲート113
は、係合部材121と一体となって支軸122を中心に
矢印E,Fで示す方向に回動可能となる。
【0059】<リンク機構>リンク機構114は係合溝
121c′とリンク部材131とからなり、該リンク部
材131は、前記両フレーム部材115の下端部近傍に
設けられた支軸132(図面には手前側のみ図示)を中
心に矢印G,Hで示す方向に回動自在に軸支されてい
る。
【0060】リンク部材131は、後方側の平面視略コ
字状の操作部131aと、この操作部131aから前方
に延設された平面視L字状の係合部131bとからな
る。また、操作部131a支軸132より後方の対向す
る端部間には係合軸134が架設されている。さらに、
係合部131b先端にはゲート113の平面113aに
平行に支軸135が立設されており、該支軸135には
ローラ136が回転自在に軸支されている。このローラ
136は係合溝121c′に嵌まり込んでおり、この係
合溝121c′に沿って移動可能とされている。そし
て、ゲート113が閉止状態に保持されている場合に
は、係合部131bは前記係合溝121c′に略直交す
るように設けられている。
【0061】その場合、係合溝121c′に対して係合
部131bが略直交することによって、さらに具体的に
は、係合部材121あるいはゲート113に対し、符号
cで示す係合溝121c′の延びる方向と、符号dで示
す係合部131bの延びる方向とのなす角度が略90°
となるようにリンク部材131が位置したとき、トグル
がかかってゲート113が閉止状態に保持されるように
構成されている。
【0062】また、手前側のフレーム部材115の後方
やや上方に立設されたピン137と、リンク部材131
の操作部131aの支軸132より後方に立設されたピ
ン138との間にスプリング139が張設されており、
該スプリング139により、リンク部材131の後方側
一端は支軸132を中心に常に矢印Gで示す方向に回動
するように付勢されている。
【0063】そして、前記手前側のフレーム部材115
の後方下端部には、手前側に突出するようにストッパ部
115aが延設されており、該ストッパ部115aと操
作部131aの後方手前側の一端の上縁部とが当接する
ことにより、リンク部材131の支軸132を中心とす
る矢印Gで示す方向の回動が規制される。
【0064】<ゲートの開閉機構>前記係合軸134を
下方に押し下げるために用いられるモータ140が、本
体ケース3の縦壁3a内方に備えられている。つまり、
回転可能に縦壁3aを挿通する該モータ140のモータ
軸140aにアーム部材141の一端が固設されてお
り、該アーム部材141の他端から前方に突設された支
軸142にはローラ143が回転自在に支持されてい
る。そして、該ローラ143は、ゲート開放時には係合
軸134に係合し、一方、ゲート閉鎖時にはその係合が
解除されるように配置されている。
【0065】こうすることにより、ローラ143によっ
て係合軸134を押し下げるようにモータ140を回転
駆動させてやれば、ローラ143と係合軸134との係
合を介して、リンク部材131が支軸32を中心に矢印
Hで示す方向に回動する。
【0066】<プールホッパの支持機構>本体ケース3
の縦壁3a外面には、平面視略コ字状のプールホッパ支
持部材155がその縦面155aを介して固設されてい
る。そして、該プールホッパ支持部材155の対向する
一対の側面155b(図面には手前側のみ図示)には、
上下にそれぞれ一対の切り欠き155b′,155b″
(同じく手前側のみ図示)が形成されており、該切り欠
き155b′,155b″と前記ホッパフレーム112
に設けられた係合軸116,117との係合を介して、
プールホッパ6が本体ケース3に着脱自在に支持されて
いる。
【0067】なお、本体ケース3からのこのプールホッ
パ6の取り外しは、ローラ143と係合軸134との係
合を解除しながら、ホッパフレーム112の係合軸11
6,117とプールホッパ支持部材155の切り欠き1
55b′,155b″との係合を解除することで行われ
る。一方、本体ケース3へのプールホッパ6の取り付け
は、ローラ143と係合軸134との干渉を避けなが
ら、ホッパフレーム112の係合軸116,117とプ
ールホッパ支持部材155の切り欠き55b′,55
b″とを係合させることで行われる。したがって、本体
ケース3の外方で行うことができる着脱作業は容易とな
り、ひいてはこのプールホッパ6の清掃性向上を図るこ
とができる。
【0068】[本実施の形態の作用]本実施の形態の作
用を、図5及び図6を参照して計量ホッパ7について説
明する。まず、図5において実線で示すようにゲート1
3がホッパ本体11の下部開口11bを閉鎖している状
態、つまりゲート13が閉止状態に保持されているとき
には、リンク部材31の前方側一端である係合部31b
はゲート13側の係合溝21c′に対して略直交してお
り、トグルがかかった状態となっている。
【0069】その場合、リンク部材31における操作部
31aの後方手前側の一端の上縁部は、手前側のフレー
ム部材15に設けられたストッパ部15aに当接してい
る。さらに、リンク部材31とフレーム部材15との間
に設けられたスプリング39によって、リンク部材31
の後方側一端は支軸32を中心として矢印Cで示す方向
に回動するように付勢されている。
【0070】こうすることにより、ホッパ本体11内に
収容された物品の重量がゲート13の平面13aに作用
することによって、リンク部材31の係合部31bが実
線状態からローラ36を介して係合溝21c′に沿って
後方上方(後述するように、これはゲート13の開放方
向)へ移動しようしても、それを阻止する方向に該リン
ク部材31の後方側一端がスプリング39によって付勢
されているので、係合部31bが係合溝21c′に沿っ
て後方上方へ移動することはない。一方、係合部31b
が係合溝21c′に沿って前方下方(同じくゲート13
の閉鎖方向)へ移動しようとしても、リンク部材31の
後方側一端の上縁部がストッパ部15aに当接している
ので、係合部31bが係合溝21c′に沿って前方下方
へ移動することはない。つまり、ゲート13の平面13
aにホッパ本体11内方から力が作用してゲート13を
開放しようとしても、結局該ゲート13は閉止状態に安
定的に保持される。
【0071】そして、ゲート13に至近の、かつゲート
13の幅方向に対して略中央に配置された係合溝21
c′にロック点が存在することになるので、ゲート13
を確実に閉止状態に保持することができる。
【0072】また、この計量ホッパ7においては、モー
タ40からゲート13までの部品点数や回動の支点数等
は比較的少なくされているので、ゲート閉止時における
ゲート13のがたつきは抑制される。
【0073】次に、ゲート13がホッパ本体11の下部
開口11bを開放する場合には、例えば、図示しない制
御装置によるゲート開放指令に基づいてモータ40を駆
動することによって、図6に矢印Iで示すようにモータ
軸40aを180°回転させ、アーム部材41に設けら
れたローラ43を符号イで示す実線状態から符号ウで示
す鎖線状態に回転移動させる。その場合、該ローラ43
はリンク部材31の操作部31aに設けられた係合軸3
4に符号エで示す位置で当接した後、スプリング39の
付勢力に抗して係合軸34を矢印Jで示す方向に上方か
ら押し下げるように移動する結果、リンク部材31は支
軸32を中心に図5に矢印Dで示す方向に回動する。一
方、リンク部材31の係合部31bはローラ36を介し
て係合部材21の係合溝21c′に沿って後方上方に移
動する結果、係合部材21及び該部材21と一体とされ
たゲート13は支軸22を中心に矢印Bで示すように実
線状態から鎖線状態に回動し、ゲート13はホッパ本体
11の下部開口11bを開放する。そして、ホッパ本体
11内に収容されていた物品は下部開口11bを介して
排出される。
【0074】物品が排出されると、モータ40のモータ
軸40aは再び前記経路をたどって、つまり、図6に示
す矢印Iとは逆方向に回転して原点位置に戻る。その場
合、リンク部材31の後方側一端とフレーム部材15と
の間に設けられたスプリング39の付勢力によって、リ
ンク部材31の該一端は支軸32を中心に矢印Cで示す
方向に回動し、この一端の上縁部がストッパ部15aに
当接した時点で回動は規制される。そして、ゲート13
はホッパ本体11の下部開口11bを再び閉鎖すると共
に、ゲート13は閉止状態に保持される。このように、
ゲート13の閉止状態を計量ホッパ7側で保持すること
が可能となるため、仮にモータ40の制御が不能になっ
たとしても、ゲート13は閉止状態に安定的に保持され
る。
【0075】また、ゲート13が開閉するときには、リ
ンク部材31の係合部31bは、ローラ36を介して平
行溝とされた係合溝21c′に沿ってスムーズに移動
し、その上で、仮にモータ軸40aの回転速度が一定で
あっても、この係合溝21′に対して係合部31bが略
直交するとき、ゲート13の回動速度は減速される。つ
まり、ゲート13でホッパ本体11の下部開口11bを
閉鎖するとき、該ゲート13がホッパ本体11下部に当
接する際の騒音の発生が軽減されると共に、ゲート13
及びッパ本体11の耐久性が維持される。
【0076】また、ゲート13で下部開口11bを閉鎖
するときには、ゲート13はスプリング39の付勢力に
よって閉鎖方向に回動することになるので、例えば、こ
のゲート13とホッパ本体11下部との間に物品の噛み
込みがあったとしても、モータ40のモータ軸40aは
係合軸34の動作とは係りなく概ね無負荷状態で所定位
置に戻ることになる。したがって、過負荷がかかってモ
ータ40を損傷させる虞はなく、また、無理な力が作用
してゲート13やリンク部材31等を損なうこともなく
なる。
【0077】そして、ゲート13が閉止状態に保持され
ると、図5あるいは図6に示すように、係合軸34とロ
ーラ43との係合は解除される。つまり、リンク機構1
4を包含する計量ホッパ7側と、リンク機構14を駆動
するモータ40側とは切り離されることになるので、重
量測定器としてのロードセル52にモータ40側の重量
が負荷されることはなく、ロードセル52には計量ホッ
パ7側の重量のみ負荷される。その結果、風袋重量が低
減されることになるので、この組合せ計量装置1の固有
振動数は高くなり、その結果、該計量装置1において
は、カットオフ周波数の高いフィルタを使用することが
できるため、計量値が安定するまでの時間が短縮されて
高速計量化が可能となると共に、振動等の外乱に鈍感と
なって計量誤差の低減が可能となる。
【0078】なお、プールホッパ6は、重量測定器に連
結されていない点で前記計量ホッパ7と相違するもの
の、両ホッパ6,7の構成の類似性に基づけば、このプ
ールホッパ6においても計量ホッパ7における前記作用
と同様の作用が得られることは明白であるので、説明は
省略する。
【0079】また、この実施の形態においては、ストッ
パ部15a,115aとスプリング39,139とを設
けることで、リンク部材31,131の回動を規制する
ことにより、該リンク部材31,131の係合部31
b,131bを係合溝21c′,121c′に対して略
直交するように構成しているが、これらに代えて磁石を
用いることができる。
【0080】その場合には、一例として計量ホッパ7に
おいては、リンク部材31における操作部31aの後方
手前側の一端の上縁部と手前側のフレーム部材15の適
宜箇所とに、互いに吸引し合うように磁石を設ければよ
い。こうすることにより、ゲート13で下部開口11b
を開放するときには両磁石間の吸引力に抗してリンク部
材31を所定方向に回動させ、一方、ゲート13で下部
開口11bを閉鎖するときには両磁石間の吸引力を利用
して前記とは逆方向にリンク部材31を回動させ、両磁
石が当接した時点で回動を規制することが可能となる。
【0081】[別の実施の形態]次に、リンク部材の係
合部が係合溝に対して略直交するようにこのリンク部材
を回動させる機構に係る別の実施の形態について説明す
る。なお、この実施の形態は、一例としてプールホッパ
6に対して適用したものであって、前記実施の形態と同
じ構成要素については、特に混乱を招かない限り同じ符
号を用いることにする。
【0082】この実施の形態では、図7に示すように、
リンク部材231の後方側一端間に2本の係合軸23
4,234が架設されており、これらの係合軸234,
234が形成する隙間に、モータ軸140aにアーム部
材141を介して設けられた支軸142に回転自在に支
持されるローラ143が嵌まり込んだ構成とされてい
る。
【0083】こうすることにより、モータ軸140aが
矢印Kで示す方向に回転すると、ローラ143は符号オ
で示す実線状態から符号カで示す鎖線状態に移動する。
それに伴い、該ローラ142を介して係合軸234,2
34は矢印Lで示す方向に移動する。その結果、リンク
部材231の後方側一端は実線状態から鎖線状態に移動
して、リンク部材231は図示しない支軸を中心に所定
方向に回動することになり、図示しないゲートを開放す
ることができる。次いで、モータ軸140aが矢印Kで
示す方向とは逆方向に回転すると、リンク部材231の
後方側一端は鎖線状態から実線状態に移動することにな
り、ゲートを閉鎖することができる。
【0084】そして、ローラ143は係合軸234,2
34間の隙間に嵌り込む構成とされているので、例え
ば、ゲートを閉止状態に保持するときには、ローラ14
3を前記符号カで示す状態に保持するように、図示しな
いモータを駆動制御すればよい。なお、その場合には、
前記実施の形態においてリンク部材131の回動を規制
するために用いたスプリング139やストッパ部115
a等は必須ではない。
【0085】次に、さらに別の実施の形態について説明
する。なお、この実施の形態は、一例として同じくプー
ルホッパ6に対して適用したものであって、前記実施の
形態と同じ構成要素については、特に混乱を招かない限
り同じ符号を用いることにする。
【0086】この実施の形態では、図8に示すように、
リンク部材331の後方側一端間に1本の係合軸334
が架設されており、該係合軸334に、モータ軸140
aにアーム部材141を介して設けられた支軸342に
回転自在に支持される側面視コ字状のブロック部材34
3が、該部材343に設けられた凹部343aを介して
摺動自在に嵌合した構成とされている。
【0087】こうすることにより、モータ軸140aが
矢印Mで示す方向に回転すると、ブロック部材343は
符号キで示す実線状態から符号クで示す鎖線状態に移動
する。それに伴い、該ブロック部材343を介して係合
軸334は矢印Nで示す方向に移動する。その結果、リ
ンク部材331の後方側一端は実線状態から鎖線状態に
移動して、リンク部材331は図示しない支軸を中心に
所定方向に回動することになり、図示しないゲートを開
放することができる。次いで、モータ軸140aが矢印
Mで示す方向とは逆方向に回転すると、リンク部材33
1の後方側一端は鎖線状態から実線状態に移動すること
になり、ゲートを閉鎖することができる。
【0088】そして、ブロック部材343は係合軸33
4に嵌合する構成とされているので、例えば、ゲートを
閉止状態に保持するときには、ブロック部材343を前
記符号キで示す状態に保持するように、図示しないモー
タを駆動制御すればよい。なお、その場合にも、前記実
施の形態においてリンク部材131の回動を規制するた
めに用いたスプリング139やストッパ部115a等は
必須ではない。
【0089】なお、前記実施の形態では、計量ホッパ7
においてゲート13と一体とされた係合部材21の起立
部21cには、ゲート13の平面13aに平行に係合溝
21c′が形成されていたが、図9に示すように、上方
に円弧を描くように係合溝21c″を形成することがで
きる。
【0090】こうすることにより、仮にモータ軸40a
の回転速度が一定であっても、ゲート13が支軸22を
中心に矢印Aで示す方向に回動して、この係合溝21
c″に対してリンク部材31の係合部31bがローラ3
6を介して略直交するとき、ゲート13の回動速度は減
速される。一方、ゲート13が支軸22を中心に矢印B
で示す方向に回動し始めると、前記係合溝21c′の場
合に比較して回動速度が増速される傾向となる。その場
合、前記係合溝21c″の形状に限定されることはな
く、目的に応じてその形状を自由に選択することができ
る。
【0091】また、前記実施の形態では、ゲート開閉に
際して、モータ軸40aを180°回転させた後、再び
同じ経路をたどって原点位置に戻るようにモータ40を
駆動したが、モータ軸40aを1回転させるようにして
もよい。あるいは、モータ軸40aを180°回転させ
て一旦停止させ、この停止位置を所定時間保持するよう
にモータ40を駆動制御してもよい。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に下部開口を確実に閉鎖することができるように構成
されたホッパ及びそのホッパを備えて高速計量化が可能
であると共に計量誤差の少ない計量装置が提供される。
本発明は、組合せ計量装置等の物品計量技術分野に広く
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の
全体構成を示す概略図である。
【図2】 計量ホッパの構成を示す一部破断拡大側面図
である。
【図3】 同じく計量ホッパの構成を示す一部破断拡大
平面図である。
【図4】 プールホッパの構成を示す一部破断拡大側面
図である。
【図5】 計量ホッパにおけるゲートの開閉動作を説明
するための要部側面図である。
【図6】 図5のア−ア線による要部拡大矢視図であ
る。
【図7】 別の実施の形態に係るゲートの開閉動作を示
すための、図6に相当する図である。
【図8】 さらに別の実施の形態に係るゲートの開閉動
作を示すための、図6に相当する図である。
【図9】 別の構成の係合溝を有する計量ホッパの要部
抜粋側面図である。
【図10】 従来の組合せ計量装置における計量ホッパ
のゲート開閉機構を示す概略要部側面図である。
【図11】 従来の別の組合せ計量装置における計量ホ
ッパのゲート開閉機構を示す概略要部側面図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量装置(計量装置) 6 プールホッパ 7 計量ホッパ 11,111 ホッパ本体(筐体) 11b,111b 下部開口 13,113 ゲート 14,114 リンク機構(駆動伝達機構) 15a,115a ストッパ部(回動規制機構) 21c′,21c″,121c′ 係合溝 31,131,231,331 リンク部材 39,139 スプリング(回動規制機構) 40,140 モータ(駆動手段) 52 ロードセル(重量測定手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下が開口された筐体と、該筐体に回動
    自在に備えられて該筐体の下部開口を開閉するゲート
    と、外部駆動源からの駆動力を伝達して前記ゲートを回
    動させる駆動伝達機構とが備えられたホッパであって、
    前記駆動伝達機構には、前記外部駆動源の駆動によって
    一端が回動するリンク部材と、前記ゲートに設けられ
    て、前記リンク部材の一端が嵌り込む係合溝とが備えら
    れており、前記ゲートは、前記一端が係合溝に沿って移
    動することによって開閉し、かつ、前記ゲートの閉止時
    には、前記係合溝に対して前記リンク部材の一端部側が
    略直交することを特徴とするホッパ。
  2. 【請求項2】 前記係合溝は平行溝であることを特徴と
    する請求項1に記載のホッパ。
  3. 【請求項3】 前記係合溝は、前記ゲートの幅方向に対
    して略中央に配置されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のホッパ。
  4. 【請求項4】 前記リンク部材の一端部側が前記係合溝
    に対して略直交するように該リンク部材の回動を規制す
    る回動規制機構が備えられていることを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載のホッパ。
  5. 【請求項5】 請求項4のホッパと、該ホッパに連結さ
    れた重量測定手段と、前記駆動伝達機構を駆動する駆動
    手段とが備えられて、前記ホッパ内に保持された物品の
    重量を計量する計量装置であって、前記ゲートの閉止時
    には、前記駆動手段が前記駆動伝達機構から切断されて
    いることを特徴とする計量装置。
JP2001201768A 2001-07-03 2001-07-03 計量装置 Expired - Lifetime JP4723761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001201768A JP4723761B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 計量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001201768A JP4723761B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 計量装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003014529A true JP2003014529A (ja) 2003-01-15
JP4723761B2 JP4723761B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=19038675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001201768A Expired - Lifetime JP4723761B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 計量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4723761B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021554A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Ishida Co Ltd 計量装置
US7819630B2 (en) 2005-04-01 2010-10-26 Hitachi, Ltd. Steam turbine blade, steam turbine rotor, steam turbine with those blades and rotors, and power plant with the turbines
JP2012098078A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤
JP2014182030A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Ishida Co Ltd ホッパ装置及びそれを搭載した組合せ計量装置
JP2015151155A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 大和製衡株式会社 ホッパ及びこれを備えた組合せ秤
JP2015169580A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 大和製衡株式会社 組合せ秤
CN108482894A (zh) * 2018-05-22 2018-09-04 广东安本智能机器有限公司 一种用于组合秤的料斗机构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11351953A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Anritsu Corp 物品収容排出装置および計量装置
JP2001146319A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Masatoshi Imanaka ホッパ装置および組合せ計量装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11351953A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Anritsu Corp 物品収容排出装置および計量装置
JP2001146319A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Masatoshi Imanaka ホッパ装置および組合せ計量装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021554A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Ishida Co Ltd 計量装置
US7819630B2 (en) 2005-04-01 2010-10-26 Hitachi, Ltd. Steam turbine blade, steam turbine rotor, steam turbine with those blades and rotors, and power plant with the turbines
JP2012098078A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤
JP2014182030A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Ishida Co Ltd ホッパ装置及びそれを搭載した組合せ計量装置
JP2015151155A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 大和製衡株式会社 ホッパ及びこれを備えた組合せ秤
JP2015169580A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 大和製衡株式会社 組合せ秤
CN108482894A (zh) * 2018-05-22 2018-09-04 广东安本智能机器有限公司 一种用于组合秤的料斗机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4723761B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2555131A1 (en) Mixer with pivotable bowl
JP2023510078A (ja) パレットモジュール、仕分けロボット及び倉庫物流システム
JP2003014529A (ja) ホッパ及びそれを備えた計量装置
CN110234582A (zh) 空中搬送车
JP2010241358A (ja) 車両用シートのバックボード
JPH11351953A (ja) 物品収容排出装置および計量装置
JP2010234835A (ja) 自動搬送装置
JP4727856B2 (ja) ホッパ及びそれを備えた計量装置
JP4449747B2 (ja) プリンタ装置
JP6692198B2 (ja) 精米搬送装置
JP2003014530A (ja) ホッパ装置および計量装置
JP2501479Y2 (ja) コンテナスプレッダのコンテナストッパ
JPH06155365A (ja) 工業用ロボット
JP2000038295A (ja) 産業車両のバッテリフード
JPH0713079Y2 (ja) フローティング部保持機構
US6991455B2 (en) Shutter structure of an oven apparatus used in semiconductor or liquid crystal display processes
JP2798436B2 (ja) 開閉機構
JP2929342B2 (ja) カバーの開閉装置
JPH0725876Y2 (ja) テ−プカセットの開閉蓋機構
US5299077A (en) Disk player-recorder
JP2005121582A (ja) 組合せ計量装置
JP2005121584A (ja) 組合せ計量装置
JP5733069B2 (ja) 車両用トランク構造
JP3632604B2 (ja) パチンコ機
JPH0633564Y2 (ja) カセツト装填装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080619

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4723761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250