JP2005121582A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動力伝達手段のハードウェア構成を複雑化することなく装置全体としてのサイズを減少することができる組合せ計量装置を提供する。
【解決手段】 プールホッパ20のゲート部22a、22bは、それぞれプールホッパユニット70の配列方向と略平行な方向に開閉自在に設けられている。また、駆動力伝達部50は、主として、モータ57と、互いに上下に配置されており、モータ57の側面のうちA方向側に沿って片面に設けられたリンク機構51a、51bとを備える。これにより、プールホッパユニット70の配列方向の大きさを減少することができる。そのため、組合せ計量装置全体としてA−B方向の大きさを減少することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、個々の重量が異なる対象物を所定の重量となるように組合せる組合せ計量装置に関するもので、特に、対象物(前述の組合せの対象となる物、以下、「計量物」と称す)を一時的に蓄えるホッパ部に駆動力を伝達する駆動力伝達手段の改良に関する。
組合せ計量装置では、(1)供給された計量物を複数のプールホッパに分散投入し、続いて、(2)プールホッパのそれぞれに投入された計量物を対応する計量ホッパに移行して計量するとともに、各計量ホッパでの計量値に基づいて計量設定値に最も近く、かつ設定値を下回らない組合せを選択する。ここで、プールホッパや計量ホッパのように計量物を一時的に貯留するホッパ部としては、ホッパ部本体の下部にゲート部を両持ち状態にて取り付け、ゲート部を開放することにより、ホッパ部に貯留された計量物を下方へ排出するものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
特公平07−113569号公報 実登2525916号
しかし、特許文献1および特許文献2のホッパ部を使用した組合せ計量装置では、複数のホッパ部を配列する配列方向とホッパ部のゲートの開閉方向とが略同一となる。これにより、隣接するホッパ部のゲートが干渉することを防止するために各ホッパ部間の距離を狭めることができず、組合せ計量装置のサイズが大型化するという問題が発生する。
ここで、この問題を解消するために複数のホッパ部を配列する配列方向とホッパ部の開閉方向とが略垂直となるように、すなわち、投入される計量物の投入方向と略平行な軸線を中心としてホッパ部を約90度回転させて配置するという方策も考えられる。
しかしながら、ホッパ部を約90度回転させて配置する場合、特許文献1、2の組合せ計量装置では、モータ等の駆動源から伝達される駆動力の伝達方向も約90度回転させる必要が生じる。その結果、駆動源からの駆動力を伝達する伝達部のハードウェア構成が複雑化したり、当該伝達部のサイズが大きくなるといった問題が生じる。
そこで、本発明では、駆動力伝達手段のハードウェア構成を複雑化することなく装置全体としての大きさを減少することができる組合せ計量装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、所定量の計量物を計量する組合せ計量装置であって、所定の方向に配列され、それぞれが前記計量物を一時的に蓄える複数のホッパユニット、を備え、各ホッパユニットについて、略直交する水平2方向をA−B方向およびC−D方向として定義し、そのうちA−B方向を前記複数のホッパユニットの配列方向に略一致させたときに、前記複数のホッパユニットのそれぞれは、一時的に蓄えられた前記計量物に対する2種類の動作がそれぞれ可能とされたホッパ部と、前記ホッパ部から見てD方向側に設けられ、A−B方向に沿って伸びたモータ軸を有するモータと、前記モータ軸のA方向側の軸端部で生じる2種類の駆動力を、前記モータのA方向側の片面に沿って前記ホッパ部に伝達する2系統のリンク機構を備える駆動力伝達手段と、を備え、前記2系統のリンク機構のそれぞれにおいては、A−B方向に沿って伸びるリンク部回転軸まわりに各リンク部材が回動することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の組合せ計量装置において、前記ホッパ部において実行される前記2種類の動作は、A−B方向に伸びるホッパ部回転軸で軸支された動作部での2種類の回動動作であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の組合せ計量装置において、前記動作部は、前記ホッパ部の下部においてC−D方向に開閉自在に設けられており、前記ホッパ部に一時的に蓄えられた計量物を下方へ排出するゲート部を含むことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の組合せ計量装置において、前記ホッパ部は、ホッパ部本体のA方向の側面側に設けられており、前記モータからの駆動力を伝達して前記ゲート部を動作させるホッパ部伝達部を含み、前記ゲート部は、前記ホッパ部回転軸を介して前記ホッパ部本体のA方向側の面に片持ち状態で取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の組合せ計量装置において、前記2系統のリンク機構は互いに上下配置されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載の組合せ計量装置において、前記駆動力伝達手段は、前記モータ軸の回転方向に応じて、前記2系統のリンク機構に選択的に前記モータの駆動力を伝達することを特徴とする。
請求項1から請求項6に記載の発明によれば、モータの駆動力を伝達する駆動力伝達手段は、モータ軸のひとつの軸端部の側(A方向の側)にまとめて配設されている。すなわち、駆動力伝達手段はモータのB方向の側には配設されていない。これにより、各ホッパユニットの配列方向(A−B方向)の幅を減少することができる。そのため、組合せ計量装置全体としてA−B方向の大きさを減少することができる。
また、請求項1から請求項6に記載の発明によれば、モータ軸および駆動力伝達手段のリンク部回転軸はそれぞれ複数のホッパユニットの配列方向(A方向)と略平行である。これにより、モータからの駆動力は、回転軸方向をほぼ一定(A方向)にしつつ各リンク部材を対応するリンク部回転軸周りに回動させることによってホッパ部に伝達することができる。そのため、駆動力伝達手段のハードウェア構成を複雑化することなく簡易なものとすることができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、ホッパ部回転軸は、それぞれ複数のホッパユニットの配列方向と略平行(A方向)である。これにより、回動軸方向をほぼ一定にしつつ各動作部を駆動することによって2種類の動作を実行することができる。そのため、ホッパ部の動作部におけるハードウェア構成を簡易なものとすることができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、ホッパ部のゲート部におけるハードウェア構成を簡易なものとすることができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、ホッパ部本体のB方向側の面には、ホッパ部回転軸およびホッパ部伝達部は設けられていない。これにより、ホッパ部の配列方向(A−B方向)の幅を減少することができる。そのため、組合せ計量装置全体として配列方向の大きさを減少することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、2系統のリンク機構は互いに上下配置することにより、駆動力伝達手段の配列方向(A−B方向)の幅をさらに減少することができる。そのため、組合せ装置全体としての配列方向の大きさをさらに減少することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、モータ軸の回転方向に応じて、2系統のリンク機構に選択的にモータの駆動力を伝達することができる。そのため、1つのモータで、2種類の動作を選択的に実行することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.組合せ計量装置の全体構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置1の全体構成の一例を示す図である。また、図2は、組合せ計量装置のプールホッパユニット70および計量ホッパユニット80を側面から見た図である。
組合せ計量装置1とは、複数の計量ホッパのそれぞれに投入された計量物の重量に基づき、コンピュータ制御によって複数の計量ホッパのうち1または2以上の計量ホッパを選択するとともに、この選択された計量ホッパに貯留されている計量物を組合せることにより、一定量に設定された重量または個数を自動計量する装置である。
なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付している。また、図1および以降の各図には、説明の便宜のため、A方向、B方向、C方向およびD方向という各方向を定義する。
ここで、A方向とは、X軸と略平行であってX軸正方向と同一の向きをもつものを、また、B方向とはX軸と略平行であってX軸負方向と同一の向きをもつものを、それぞれ言う。また、C方向とは、Y軸と略平行であってY軸正方向と同一の向きをもつものを、D方向とは、Y軸と略平行であってY軸負方向と同一の向きをもつものを、それぞれ言う。さらに、A−B方向は、X軸と略平行な方向のみに着目して向きを問題しない場合に、また、C−D方向は、Y軸と略平行な方向のみに着目して向きを問題にしない場合に、それぞれ使用する。このように、A−B方向とC−D方向とは、いずれもXY平面と略平行であり、A−B方向とC−D方向とは互いに略直交する関係にある。
組合せ計量装置1は、プールホッパユニット70(図1および図2参照)や計量ホッパユニット80(図2参照)などの各構成を支持する基台として使用される本体部2、前面パネル3、上面パネル4、側面パネル5、計量物が供給される投入口6、および所定の重量(以下、「計量目標重量」と称す)となるように計量物が組み合わされて排出される排出部7を備える。
前面パネル3および上面パネル4は、計量物が組合せ計量装置1によって処理される間に、埃などの異物が計量物に混入しないように保護する機能を有している。また、前面パネル3、上面パネル4および側面パネル5は、開閉(あるいは取り外し)可能とされており、組合せ計量装置1に対するメンテナンスを行う際には、オペレータが内部に容易にアクセスすることができるようにされている。
なお、本実施の形態において、前面パネル3は透明なプラスチック等によって形成されている。そのため、前面パネル3を閉じた状態であっても組合せ計量装置1による計量物の計量状況を把握することができる。
プールホッパユニット70は、図1に示すように、A−B方向に沿って複数(本実施の形態では8つ)配置されている。すなわち、プールホッパユニット70は、A−B方向と略一致する方向を配列方向として本体部2に複数配置される。また、プールホッパユニット70は、図2に示すように、プールホッパ20を備える。
これにより、本実施の形態の組合せ計量装置1では、投入口6から投入されて搬送トラフ11によって搬送された計量物を合計8個のプールホッパ20にて一時的に蓄えることができる。そして、プールホッパユニット70にて一時的に蓄えられた計量物は、対応する計量ホッパユニット80(80a、80b)に排出される。
計量ホッパユニット80(80a、80b)はそれぞれ、図2に示すように、対応するプールホッパユニット70の下方に配置される。すなわち、計量ホッパユニット80aは対応するプールホッパユニット70から見てD方向側の下方に、また、計量ホッパユニット80bは対応するプールホッパユニット70から見てC方向側の下方に、それぞれ配置される。また、図2に示すように、各計量ホッパユニット80(80a、80b)は、計量物の重量計測を行う計量ホッパ30(30a、30b)をそれぞれ備える。さらに、計量ホッパユニット80a、80bのそれぞれは、プールホッパユニット70と同様に、A−B方向と略一致する方向を配列方向として本体部2に複数(本実施の形態では8つ)配置される。(計量ホッパユニット80のA−B方向の配置に関しては図示省略)。
これにより、本実施の形態の組合せ計量装置1では、プールホッパユニット70のプールホッパ20から排出される計量物を合計16個の計量ホッパ30(30a、30b)にて一時的に蓄えるとともに、各計量ホッパ30(30a、30b)にて計量物の重量計測が行われる。そして、コンピュータ制御によって選択された一または二以上の計量ホッパ30(30a、30b)から計量物が排出される。
このように本実施の形態の組合せ計量装置1では、16個の計量ホッパ30を組合せることによって得られる65,535通りの中から最適な組合わせを選ぶとともに、選択された計量ホッパ30に貯留される計量物を1つに集合されることにより、計量設定値に最も近く、かつ設定値を下回らない組合せを選択することができる。
排出部7は、図1に示すように、プールホッパユニット70等が取り付けられた本体部2の下部に配設されており、コンピュータ制御によって選択された計量ユニット80の計量ホッパ30(30a、30b)のそれぞれから排出される計量物を集合させることができる。そのため、一定量に設定された重量または個数の計量物を組合せ計量装置1外に排出することができる。
制御部90は、プログラムや変数等を格納するメモリ91と、メモリ91に格納されたプログラムに従った制御を実行するCPU92とを備えている。CPU92は、メモリ91に格納されているプログラムに従って、計量ホッパ30(30a、30b)内の計量物の重量計測、プールホッパ20および計量ホッパ30のそれぞれに一時的に貯留されている計量物の排出動作、および各計量ホッパ30に貯留されている計量物の重量に基づいて一定重量となる計量ホッパ30の組合せを選択する処理等を所定のタイミングで実行する。
<2.ホッパユニットの構成>
<2.1.プールホッパユニットの構成>
図3は、図2に示すプールホッパユニット70および計量ホッパユニット80(80a、80b)を上面から見た図である。また、図4は、プールホッパ20付近および計量ホッパ30(30a、30b)付近の側面図である。さらに、図4は、プールホッパユニット70および計量ホッパユニット80(80a、80b)の駆動力伝達部付近の側面図である。ここでは、プールホッパユニット70の構成について説明する。
プールホッパユニット70は、図2ないし図4に示すように、主として、計量物を一時的に貯留するプールホッパ20と、モータ57(図3、図5参照)からの駆動力を伝達してプールホッパ20のゲート部22(図3、図4参照)の開閉動作を実行する駆動力伝達部50とを備える。
プールホッパ20は、搬送トラフ11から供給される計量物を一時的に蓄えるとともに、蓄えられている計量物を対応する計量ホッパ30a、30bのいずれかに向けて所定のタイミングで排出する振り分けホッパとしての貯留部である。図4に示すように、プールホッパ20は、主として、ホッパ本体21、2つのゲート部22(22a、22b)、および各ゲート部22に対応して設けられたホッパ部回転軸23(23a、23b)とを備える。
ホッパ本体21は、図3に示すように、主として、筒状体21aと、筒状体21aのA方向側の側面に取り付けられた板材21bとから構成されている。ここで、筒状体21aのA方向側の側面(配列方向と略垂直な一側面)に取り付けられた板材21bは、筒状体21aから見て下方向に延設される。
ゲート部22a、22bは、それぞれ板金加工によって所定の形状に加工された板状部材であり、ホッパ本体21の下部に設けられている。また、ゲート部22aは、取り付け部24aを介してホッパ部回転軸23aに、ゲート部22bは、取り付け部24bを介してホッパ部回転軸23bに、それぞれ軸支されている。したがって、ゲート部22a、22bは、いずれもホッパ本体21に対して片持ち状態で支持される。
ここで、ホッパ部回転軸23aは、切削加工によって形成された部材であり、図3および図4に示すように、板材21bの上部であってC方向側(モータ57と逆側)の端部付近に配設されており、プールホッパユニット70の配列方向と略平行な軸心を有する。また、ホッパ部回転軸23bは、図3および図4に示すように、板材21bの上部であってD方向側(駆動力伝達部50側)の端部付近に配設されており、ホッパ部回転軸23aと同様に、プールホッパユニット70の配列方向と略平行な軸心を有する。
したがって、ゲート部22aはホッパ部回転軸23aを回転中心として矢印AR3方向またはその逆方向に、また、ゲート部22bはホッパ部回転軸23bを回転中心として矢印AR4方向またはその逆方向に、それぞれ回動することができ、ホッパ本体21の下部をC−D方向に開閉自在とすることができる。
すなわち、プールホッパ20のゲート部22aはホッパ部回転軸23aを中心として、またゲート部22bはホッパ部回転軸23bを中心として、それぞれ回動して2種類の回動動作を行うことにより、ホッパ本体21の下部を閉鎖することができ、プールホッパ20にて計量物を貯留することができる。
また、ホッパ本体21の下部を閉鎖した状態で、ゲート部22a、22bのいずれか一方を開放する(すなわち、2種類の回動動作のうち一方の回動動作を行う)と、プールホッパ20に貯留された計量物を対応する計量ホッパ30a、30bのいずれかに投入することができる。なお、プールホッパ20の下部には略三角柱形状を有する補助部材29が配設されている。そのため、計量ホッパ30a、30bのいずれかに計量物が投入される際に、当該計量物が他方の計量ホッパに投入されることを防止することができる。
ここで、従来の組合せ装置のプールホッパについて検討すると、従来のプールホッパのゲート部は、当該ゲート部の幅方向の両端部分で軸支できるように、すなわち、ホッパ本体に対してゲート部を両持ち状態で支持できるようにするため、板状部材の幅方向の両端部分を曲げて、その両端部分をホッパ本体に対して軸支する構造を採用していた。すなわち、従来のゲート部は曲げ加工によって形成されていた。
しかし、一般的に曲げ加工による加工精度は切削加工による加工精度と比較して低くなることが知られている。そのため、曲げ加工によってゲート部を形成する場合、ゲート部の両端部分間の幅値の許容値を大きくする必要がある。
これにより、ゲート部の両端部分間の幅値からゲート部のホッパ本体の幅値を引いた値ΔDが所定値より大きくなると、ゲート部を開閉する際の振動や、組合せ計量装置自身の振動に起因してホッパ部にて騒音が発生するという問題が生じていた。
これに対して、本実施の形態では、板状部材であり板金加工によって形成されたゲート部22(22a、22b)は、切削加工によって形成されたホッパ部回転軸23(23a、23b)によって片持ち状態で支持されている。すなわち、ゲート部22(22a、22b)およびホッパ部回転軸23(23a、23b)は、曲げ加工によって形成されていない。これにより、ホッパ本体21に対するゲート部22(22a、22b)の取り付け精度を従来のホッパと比較して小さくすることができる。そのため、ゲート部22での振動を抑制でき、プールホッパ20から発生する騒音を防止することができる。
また、従来のホッパ部では、ゲート部の両端のそれぞれをホッパ本体に対して軸支するため、2つの軸心を略一致させる必要があった。そして、当該2つの軸心が略一致しない場合、ホッパ部にて振動が生じて騒音の原因となっていた。これに対して、ゲート部22(22a、22b)を片持ち状態にて支持する場合、軸心を一致させる工程が不要となり、騒音の問題が生じないだけでなく、装置設置時における軸心調整のための作業工程も削減することができるという利点も生ずる。
さらに、ゲート部22を片持ち状態とする場合、両持ち状態とする場合と比較して部品点数を減少することができる。そのため、プールホッパ20を軽量化するとともに、プールホッパ20の清掃性を向上させてプールホッパ20を衛生的に維持することができる。
伝達部26は、駆動力伝達部50から伝達される駆動力をプールホッパ20のゲート部22aに伝達する部材である。図3および図4に示すように、伝達部26は、複数(本実施の形態では2つ)のリンク部材26a、26bと、複数(本実施の形態では3つ)のリンク部回転軸26c〜26eとによって構成されており、プールホッパ20のA方向側に設けられている。
すなわち、取り付け部24aとリンク部材26aとの間にはリンク部回転軸26cが、リンク部材26aおよびリンク部材26bとの間にはリンク部回転軸26dが、それぞれ配設されている。また、駆動力伝達部50側のリンク部材26bのC−D方向の略中心部は、その一端が板材21bに固定されたリンク部回転軸26eによって軸支されている。さらに、リンク部材26bの端部のうち駆動力伝達部50側の部分には、略円柱形状を有しアーム部53aの切欠部55aに嵌合可能な突起部25aが設けられている。
これにより、後述するようにモータ57の駆動力が駆動力伝達部50に伝達されて駆動力伝達部50のアーム部53aがアーム部回転軸54cを中心に回動すると、(1)アーム部53aの回動動作にともなって突起部25aの取り付けられたリンク部材26bがプールホッパユニット70の配列方向と略平行な軸心を有するリンク部回転軸26eを中心として回動するとともに、(2)リンク部材26aは、リンク部材26bからの回転運動を受けることにより、プールホッパユニット70の配列方向と略平行な軸心を有するリンク部回転軸26c、26dに対して相対的に移動する。すなわち、リンク部材26a、26bおよび取り付け部24aはリンク部回転軸26c〜26eを介して連動接続されている。
そのため、モータ57からの駆動力を駆動力伝達部50および伝達部26を介して取り付け部24aと連動接続されたゲート部22aに伝達することができ、モータ57の動作状態を制御することによって、ゲート部22aの回動動作を制御することができる。
また、各リンク部回転軸26c〜26e、ホッパ部回転軸23(23a、23b)の軸方向がプールホッパユニット70の配列方向と略同一となるように設定されており、伝達部26のハードウェア構成を簡単にすることができる。
ゲート部22bと接続された取り付け部24bには、略円柱形状を有しており、アーム部53bの切欠部55bに嵌合可能な突起部25bが突起部25aの上方に位置するように設けられている。これにより、後述するようにモータ57の駆動力が駆動力伝達部50に伝達されて駆動力伝達部50のアーム部53bがアーム部回転軸54dを中心に回動すると、アーム部53bの回動動作にともなって突起部25bの固設された取り付け部24bがホッパ部回転軸23bを中心として回動し、その結果、ホッパ本体21に対してゲート部22bを回動することができる。そのため、モータ57の動作状況を制御することによって、ゲート部22bの回動動作を制御することができる。
続いて、駆動力伝達部50について説明する。駆動力伝達部50は、プールホッパ20に駆動力を伝達してプールホッパ20のゲート部22(22a、22b)を駆動させる部材であり、駆動ユニット40に配設される。図5に示すように、駆動力伝達部50は、主として、モータ57と、モータ57の駆動力を伝達する2つのリンク機構51(51a、51b)とを備える。
リンク機構51aは、モータ57の駆動力をプールホッパ20に伝達して、ゲート部22aを回動させる機構である。図5に示すように、リンク機構51aは、主として、複数(本実施の形態では3つ)のリンク部材52(52a、52c)と、アーム部53aと、複数(本実施の形態では4つ)のリンク部回転軸54(54a、54c)とから構成されており、モータ57の側面のうちA方向側に沿って片面に配設されている。すなわち、リンク機構51aの各要素は、モータ57の側面のうちA方向側の側面の付近に配設されており、A方向側の側面のと逆側の側面からみてB方向側には、リンク機構51aの各要素は配設されていない。
図5に示すように、アーム部53aとリンク部材52aとの間、隣接する2つのリンク部材52aの間、およびリンク部材52aとリンク部材52cとの間には、それぞれ対応するリンク部回転軸54aが配設されている。そのため、アーム部53a、2つのリンク部材52a、およびリンク部材52cのそれぞれは、対応するリンク部回転軸54aを介して連動接続されている。さらに、アーム部53aは、その一端が駆動ユニット40内の所定の場所に固定されたアーム部回転軸54cによって軸支されている。そのため、アーム部回転軸54cを中心としてアーム部53aが回動することによって、プールホッパ20の伝達部26に駆動力を伝達することができる。ここで、リンク部回転軸54a、アーム部回転軸54cは、プールホッパユニット70の配列方向と略平行な軸心を有する。
このように、モータ軸56を矢印AR1方向に回転させることによってリンク機構51aのリンク部材52cに伝達されるモータ57の駆動力は、2つのリンク部材52aを介して伝達され、アーム部53aをアーム部回転軸54cを中心として回動させることに使用される。これにより、切欠部55aに嵌め合わされたプールホッパ20の突起部25aを上下方向に移動することができる。そのため、プールホッパ20の伝達部26にモータ57の駆動力を伝達することができ、ゲート部22aをホッパ部回転軸23aを中心として回動させることができる。
一方、リンク機構51bは、モータ57の駆動力をプールホッパ20に伝達してゲート部22bを回動させる機構である。図5に示すように、リンク機構51bは、主として、複数(本実施の形態では3つ)のリンク部材52(52b、52d)と、アーム部53bと、複数(本実施の形態では4つ)のリンク部回転軸54(54b、54d)とから構成されており、モータ57の側面のうちA方向側に沿って片側に配設されている。
すなわち、リンク機構51bの各要素は、モータ57の側面のうちA方向側の側面の付近に配設されており、A方向側の側面のと逆側の側面からみてB方向側には、リンク機構51bの各要素は配設されていない。また、リンク機構51bは図2および図5に示すように、リンク機構51aの上方に配設されており、リンク機構51aとリンク機構51bとは互いに上下に配置されている。これにより、駆動力伝達部50についてプールホッパユニット70の配列方向の幅(大きさ)を減少することができる。そのため、組合せ計量装置1全体としての当該配列方向の幅をさらに減少することができる。
図5に示すように、アーム部53bとリンク部材52bとの間、隣接する2つのリンク部材52bの間、およびリンク部材52bとリンク部材52dの間には、それぞれ対応するリンク部回転軸54bが配設されている。
そのため、アーム部53b、2つのリンク部材52b、およびリンク部材52dのそれぞれは、対応するリンク部回転軸54bを介して連動接続されている。また、アーム部53bは、その一端が駆動ユニット40内の所定の場所に固定されたアーム部回転軸54dによって軸支されている。そのため、アーム部回転軸54dを中心としてアーム部53bが回動することによって、プールホッパ20のゲート部22bに駆動力を伝達することができる。ここで、リンク部回転軸54b、アーム部回転軸54dは、プールホッパユニット70の配列方向と略平行な軸心を有する。
すなわち、モータ軸56を矢印AR1の逆方向に回転させることによってリンク機構51bのリンク部材52dに伝達されるモータ57の駆動力は、2つのリンク部材52bを介して伝達されて、アーム部53bをアーム部回転軸54dを中心として回動させることに使用される。これにより、切欠部55bに嵌め合わされたプールホッパ20の突起部25bを上下方向に移動することができる。そのため、ゲート部22bをホッパ部回転軸23bを中心として回動させることができる。
モータ57は、プールホッパ20のゲート部22(22a、22b)を動作させる駆動源としての回転力を付与するために使用される。図5に示すように、モータ57の回転軸であるモータ軸56は、モータ57の側面のうちA方向側に設けられており、当該モータ軸56の軸方向は、プールホッパユニット70の配列方向と略平行となるように配置されている。
モータ軸56の先端付近の軸端部には回転部材58が固設されるとともに、回転部材58の端部のうち回転中心からみて外周方向の端部には略円柱形状の当接部59が設けられている。これにより、モータ軸56を矢印AR1方向に回転させると、当接部59と突き当てられたリンク部材52cを下向きに押し下げることが、また、モータ軸56を矢印AR1の逆方向に回転させると、当接部59と突き当てられたリンク部材52dを上向きに押し上げることができる。すなわち、モータ軸56の軸端部からは2種類の駆動力を伝達することができ、モータ軸56の回転方向に応じてリンク機構51aのリンク部材52c、またはリンク機構51bのリンク部材52dのいずれか一方を選択して排他的にモータ57の駆動力を伝達することができる。そのため、リンク機構51a、51bのいずれか一方に選択的にモータ57の駆動力を伝達することができる。
また、モータ57から伝達される駆動力は、上述のようにA方向側に設けられたモータ軸56、回転部材58を介してリンク機構51(51a、51b)に伝達される。すなわち、リンク機構51はモータ57のA方向側にのみに設けられており、モータ57のB方向側には設けられていない。そのため、プールホッパユニット70の配列方向の大きさを増大させることなく、2種類の駆動力をプールホッパ20に伝達することができる。
<2.2.計量ホッパユニットの構成>
ここでは、計量ホッパユニット80(80a、80b)について説明する。ここで、計量ホッパユニット80bは、図2に示すように、(1)取り付け位置が相違する点を除けば、対応するプールホッパ20を挟んで対称なハードウェア構成を有する。そこで、以下では、計量ホッパユニット80aについてのみ説明する。
計量ホッパユニット80aは、図2、図4および図5に示すように、主として、計量物を一時的に貯留するとともに、貯留された計量物の重量を計測する計量ホッパ30aと、モータ67a(図5参照)からの駆動力を伝達して計量ホッパ30aのゲート部32a(図4参照)の開閉動作を実行する駆動力伝達部60とを備える。
計量ホッパ30aは、対応するプールホッパ20から所定のタイミングで投入される計量物を一時的に貯留するとともに、この貯留された計量物の重量を計測する計量部である。図4に示すように計量ホッパ30aは、主として、ホッパ本体31a、ゲート部32a、およびホッパ回転軸33aとを備える。
ホッパ本体31aは、筒状体を形成しており、当該ホッパ本体31aの下部の開口部はXY平面に対して傾斜する開口面を有する。
ゲート部32aは、板金加工によって形成された板状部材であり、図4に示すように、ホッパ本体31aの下部の開口部付近に設けられている。また、図4に示すように、ゲート部32aは、板状部材である取り付け部34aを介して、ホッパ本体31aに固定されており、切削加工によって形成されたホッパ回転軸33aに軸支されてホッパ本体31aに対して片持ち状態で支持される。
これにより、ゲート部32aは、ホッパ回転軸33aを回動中心として矢印AR5方向またはその逆方向に回動することができ、ホッパ本体31aの下部を開閉することができる。そのため、ゲート部32aを閉鎖することによってホッパ本体31aとゲート部32aとに囲まれた空間に計量物を貯留することができる。
また、図4に示すように、ゲート部32aと接続された取り付け部34aには、略円柱形状を有しており、アーム部63aの切欠部65aに嵌合可能な突起部35aが設けられている。これにより、後述するようにモータ67aの駆動力が駆動力伝達部60aに伝達されて駆動力伝達部60aのアーム部63aがアーム部回転軸64cを中心に回動すると、アーム部63aの回動動作にともなって突起部35aの固設された取り付け部34aがホッパ部回転軸33aを中心として回動し、その結果、ホッパ本体31aに対してゲート部32aを回動することになる。そのため、モータ67aの動作状況を制御することによって、ゲート部32aの開閉動作を制御することができる。
なお、本実施の形態の計量ホッパ30aでは、計量ホッパ30aに貯留された重量に応じたロードセル(図示省略)の変位量を変換することによって、計量物の質量計量ホッパ30aに貯留された計量物の重量を算出している。
このように、本実施の形態の計量ホッパ30aはホッパ本体31aに対してゲート部32aを片持ち状態で支持している。そのため、計量ホッパ30aのゲート部32aは、プールホッパ20のゲート部22と同様に、従来の両持ち状態のゲートと比較して計量ホッパ30の振動を抑制でき、計量ホッパ30aから発生する騒音を防止することができる。
また、本実施の形態の計量ホッパ30aのゲート部32aはホッパ本体31aに対して片持ち状態で支持されている。そのため、プールホッパ20のゲート部22と同様に、軸心を一致させる工程が不要となり、騒音の問題が生じないだけでなく、装置設置時における軸心調整のための作業工程も削減することができる。
また、プールホッパ20の場合と同様に、ゲート部32aを片持ち状態とすることにより、両持ち状態と比較して部品点数を減少でき、計量ホッパ30aを軽量化することができる。
さらに、ゲート部32aを片持ち状態で支持することにより、振動発生源を1つとすることができる。これにより、高周波カット(低周波透過)フィルタ等を適用して容易に振動成分を除去し、計量物の重量計測をすることができる。そのため、重量計測のための時間を短縮することができる。
続いて、駆動力伝達部60aについて説明する。駆動力伝達部60aは、計量ホッパ30aに駆動力を伝達する部材であり、駆動ユニット40に配設される。図5に示すように、駆動力伝達部60aは、主として、モータ67aと、モータ67aの駆動力を伝達するリンク機構61aとを備える。
モータ67aは、計量ホッパ30aのゲート部32aを開閉させる駆動源としての回転力を付与するために使用される。図5に示すように、モータ67aの回転軸であるモータ軸66aは、モータ67aのA方向側に設けられており、計量ホッパユニット80aの配列方向と略平行となるように配置されている。
また、モータ軸66aの先端付近には回転部材68aが固設されるとともに、回転部材68aの端部のうち回転中心からみて外周方向の端部には略円柱形状の当接部69aが設けられている。そのため、モータ軸66aを矢印AR2方向に回転させると、当接部69aと突き当てられたリンク部材62cを下向きに押し下げることができる。
リンク機構61aは、モータ67aの駆動力を計量ホッパ30aに伝達して、ゲート部32aを回動させる機構である。図5に示すように、リンク機構61aは、主として、複数(本実施の形態では3つ)のリンク部材62a、62cと、アーム部63aと、複数(本実施の形態では4つ)のリンク部回転軸64a、64cとから構成されており、モータ67aの側面のうちA方向側に沿って片側に配設されている。すなわち、リンク機構61aの各要素は、モータ67aの側面のうちA方向側の側面の付近に配設されており、A方向側の側面のと逆側の側面からみてB方向側には、リンク機構61aの各要素は配設されていない。
図5に示すように、アーム部63aとリンク部材62aとの間にはアーム部回転軸64cが配設されている。また、隣接する2つのリンク部材62aの間、およびリンク部材62aとリンク部材62cとの間には、それぞれ対応するリンク部回転軸64aが配設されている。そのため、アーム部63a、2つのリンク部材62a、およびリンク部材62cのそれぞれは、対応するリンク部回転軸64aおよびアーム部回転軸64cを介して連動接続されている。さらに、アーム部63aは、その一端が駆動ユニット40内の所定の場所に固定されたリンク部回転軸64cによって軸支されている。そのため、リンク部回転軸64cを中心としてアーム部63aが回動することにより、計量ホッパ30aに駆動力を伝達することができる。ここで、リンク部回転軸54a、アーム部回転軸54cは、計量ホッパユニット80aの配列方向と略平行な軸心を有する。
このように、モータ軸66aを矢印AR2方向に回転させることによってリンク機構61aのリンク部材62cに伝達されるモータ67aの駆動力は、2つのリンク部材62aを介して伝達され、アーム部63aをリンク部回転軸64cを中心として回動させることに使用される。これにより、切欠部65aに嵌め合わされた計量ホッパ30aの突起部35aを上下方向に移動することができる。そのため、計量ホッパ30aの取り付け部34aにモータ67aの駆動力を伝達することができ、ゲート部32aをホッパ回転軸33aを中心として回動させることができる。
<3.本発明の実施の形態の組合せ計量装置の利点>
以上のように、本実施の形態の組合せ計量装置1において、プールホッパ20では板金加工によって形成されたゲート部22(22a、22b)を切削加工によって形成されたホッパ部回転軸23(23a、23b)を介してホッパ本体21に片持ち状態で支持しており、また、計量ホッパ30では板金加工によって形成されたゲート部32(32a、32b)を切削加工によって形成されたホッパ部回転軸33(33a、33b)を介してホッパ本体31(31a、31b)に片持ち状態で支持している。これにより、従来のゲート部のように、加工精度の低い曲げ加工でなく、加工精度の高い切削加工や板金加工によってゲート部やホッパ部回転軸を形成することができる。そのため、ゲート部22、32での振動を抑制することができ、プールホッパ20や計量ホッパ30で騒音が発生することを防止できる。
また、本実施の形態では、駆動力伝達部50のリンク機構51a、51bをモータ57の側面のうちA方向側の側面に沿って、駆動力伝達部60aのリンク機構61aをモータ67aの側面のうちA方向側の側面に沿って、それぞれ配設している。これにより、リンク機構51a、51b、61aを片側に集中することができる。そのため、プールホッパユニット70および計量ホッパユニット80の配列方向(すなわち、A−B方向)の幅を減少することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。
(1)本実施の形態において、A方向はX軸正方向と同一の向きをもつものを、また、B方向とはX軸と略平行であってX軸負方向と同一の向きをもつものと定義しているが、これに限定されるものでなく、A方向はX軸負方向と同一の向きをもつものを、また、B方向とはX軸と略平行であってX軸正方向と同一の向きをもつものと定義してもよい。この場合、例えば、プールホッパ20の伝達部26はホッパ本体21を挟んで逆側の面に沿って配設されることになる。
(2)また、本実施の形態の組合せ計量装置1において、プールホッパユニット70および計量ホッパユニット80の配列方向はA−B方向と略平行なものとして説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、配列方向が所定の円周方向と一致するものとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の全体構成の一例を示す図である。 図1の組合せ計量装置におけるプールホッパユニットおよび計量ホッパユニットの側面図である。 図1の組合せ計量装置におけるプールホッパユニットおよび計量ホッパユニットの上面図である。 プールホッパ付近および計量ホッパ付近の側面図である。 プールホッパユニットおよび計量ホッパユニットの駆動力伝達部付近の側面図である。
符号の説明
1 組合せ計量装置
20 プールホッパ
21、31(31a、31b) ホッパ本体
22(22a、22b)、32(32a、32b) ゲート部
23(23a、23b)、33(33a、33b) ホッパ部回転軸
24(24a、24b)、34(34a、34b) 取り付け部
30(30a、30b) 計量ホッパ
50、60(60a、60b) 駆動力伝達部
51(51a、51b)、61(61a) リンク機構
56、66 モータ軸
70 プールホッパユニット
80(80a、80b) 計量ホッパユニット
90 制御部

Claims (6)

  1. 所定量の計量物を計量する組合せ計量装置であって、
    (a) 所定の方向に配列され、それぞれが前記計量物を一時的に蓄える複数のホッパユニット、
    を備え、
    各ホッパユニットについて、略直交する水平2方向をA−B方向およびC−D方向として定義し、そのうちA−B方向を前記複数のホッパユニットの配列方向に略一致させたときに、
    前記複数のホッパユニットのそれぞれは、
    (a-1) 一時的に蓄えられた前記計量物に対する2種類の動作がそれぞれ可能とされたホッパ部と、
    (a-2) 前記ホッパ部から見てD方向側に設けられ、A−B方向に沿って伸びたモータ軸を有するモータと、
    (a-3) 前記モータ軸のA方向側の軸端部で生じる2種類の駆動力を、前記モータのA方向側の片面に沿って前記ホッパ部に伝達する2系統のリンク機構を備える駆動力伝達手段と、
    を備え、
    前記2系統のリンク機構のそれぞれにおいては、A−B方向に沿って伸びるリンク部回転軸まわりに各リンク部材が回動することを特徴とする組合せ計量装置。
  2. 請求項1に記載の組合せ計量装置において、
    前記ホッパ部において実行される前記2種類の動作は、A−B方向に伸びるホッパ部回転軸で軸支された動作部での2種類の回動動作であることを特徴とする組合せ計量装置。
  3. 請求項2に記載の組合せ計量装置において、
    前記動作部は、前記ホッパ部の下部においてC−D方向に開閉自在に設けられており、前記ホッパ部に一時的に蓄えられた計量物を下方へ排出するゲート部を含むことを特徴とする組合せ計量装置。
  4. 請求項3に記載の組合せ計量装置において、
    前記ホッパ部は、ホッパ部本体のA方向の側面側に設けられており、前記モータからの駆動力を伝達して前記ゲート部を動作させるホッパ部伝達部を含み、
    前記ゲート部は、前記ホッパ部回転軸を介して前記ホッパ部本体のA方向側の面に片持ち状態で取り付けられていることを特徴とする組合せ計量装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の組合せ計量装置において、
    前記2系統のリンク機構は互いに上下配置されていることを特徴とする組合せ計量装置。
  6. 請求項5に記載の組合せ計量装置において、
    前記駆動力伝達手段は、前記モータ軸の回転方向に応じて、前記2系統のリンク機構に選択的に前記モータの駆動力を伝達することを特徴とする組合せ計量装置。
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