JP4722113B2 - 回転継手 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ベベル研磨装置、半導体ウェハ研磨装置、真空チャック部スピンドル、半導体洗浄装置等の高度な清潔さが求められる被軸封機器に好適となる回転継手(ロータリージョイント)に関するものである。
従来、この種の回転継手は、図4に示すように、合成樹脂等によるリップ型のシール装置を持つものに構成されていた。即ち、一端(図4では上端)にウェハーを載せるターンテーブル(回転部材であって図示は省略)を取付可能で、かつ、縦軸心P方向に沿う貫通流路31を有する回転軸32と、この回転軸32を、これに外嵌される回転フランジ部41に作用する軸受33を介して回転自在に支持し、かつ、回転軸32の他端(図4では下端)における貫通流路31に対向して開口する流体路34を備える支承体35と、貫通流路31と流体路34とを軸封状態で連通接続させるためのシール装置36と、を有して成る回転継手Bである。
シール装置36は、回転軸32の下端部に形成されるシール用軸部32Aと、これに圧接外嵌される状態で支承体35に嵌装される上下一対の環状シール部材37,38と、で構成されており、各環状シール部材37,38のリップ部37a,38aがシール用軸部32Aの外周面32aに摺接している。このシール装置36により、回転軸32の回転に拘らずに窒素ガスや負圧による吸い込み流路となる貫通流路31と流体路34とをシール状態で連通接続させることができる。尚、39は上側の環状シール部材37を内嵌装備し、かつ、シール洗浄液の供給口部40を備える中間フランジである。
上記のようなリップ型のシール装置を持つ回転継手を、例えば、特許文献1にて開示されるベベル研磨装置に適用する場合には問題が生じてきた。ベベル研磨装置は、円板状の半導体ウェハーの外周端であるベベル部(エッジ部とも呼ばれる)を研磨する装置であり、剥れかかっていたりする不要な絶縁膜やメタル膜を除去して、後加工での発塵を防止する有用なものである。リップシール構造の利点は、金属コンタミがないことや、コンパクト設計が可能となることが挙げられる。
近年、スループット時間等のプロセス時間短縮に伴ってベベル研磨装置における回転速度が速くなってきているが、合成樹脂等のリップシールによって構成されているシール装置では、摺動特性上、合成樹脂製シールの摩耗速度が非常に速くなってシール寿命(耐久性)が短くなってしまうとともに、それによる摩耗粉が著しく増加して清潔性の点でも問題になってきたのである。
一方、特許文献2にて開示される回転継手のように、回転軸の一端に嵌装される回転密封輪(42)に、支承体にシール状態で、かつ、軸心方向移動可能に支持される静止密封輪(43)を圧接させて成るメカニカルシールを有するものも知られている。これは、リップシール構造のシール装置に比べて、高圧や高周速(高回転速度)に対応できて使用条件に融通が利く利点があるが、摺動部分の安定した潤滑のためにはクウェンチを施すことが必要になるが、そのためにはダブルシール構造を採ることになって寸法が大幅に大きくなってしまう問題が生じる。
このように、回転継手においては、リップシール構造でもメカニカルシール構造でも一長一短があり、ベベル研磨装置のように厳しい条件下でも良好に機能させるに関して、更なる改善の余地が残されているものであった。
特開2007−5661号公報 特許第2918874号公報
本発明の目的は、より高速回転が求められる厳しい条件下でも、大型化を抑制しつつシール部の潤滑が行えるようにしながら、十分なシール寿命と清潔性を有するように改善された回転継手を得る点にある。
請求項1に係る発明は、一端に回転部材を取付可能で、かつ、軸心P方向に沿う貫通流路3Aを有する回転軸3と、この回転軸3を軸受2を介して回転自在に支持し、かつ、前記回転軸3の他端における前記貫通流路3Aに対向して開口する流体路12を備える支承体1と、前記貫通流路3Aと前記流体路12とを軸封状態で連通接続させるためのシール機構Sと、を有して成る回転継手において、
前記シール機構Sが、前記回転軸3の他端に一体回転状態で装備される回転密封輪6と、前記支承体1に軸封状態で前記軸心P方向に相対移動可能で、かつ、前記回転軸3に向けて押圧付勢される静止密封輪9,10とで成る環状シール部25,26を有する接触型のメカニカルシールsi,soを、前記軸心Pに対する径方向に重複する状態で一対設けて構成されるとともに、径内側の前記メカニカルシールsiの回転密封輪6と、径外側の前記メカニカルシールsoの回転密封輪6とがSic製で一体のものに形成され
前記回転密封輪6の下面には、径内側の前記静止密封輪9と対を成す第1摺動面6Aと、径外側の前記静止密封輪10と対を成す第2摺動面6Bと、それら両者6A,6Bの径方向の間にて上方に凹入する環状凹み部6bとが形成され、
前記回転密封輪6のボス部6aに一体回転状態に外嵌される駆動フランジ7が、キー8を介して前記回転軸3に相対回転不能に遊外嵌されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の回転継手において、前記各メカニカルシールsi,soの前記環状シール部25,26どうしの間の空間部1a,1bに洗浄液を供給及び排出する液洗浄機構Bが装備されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の回転継手において、前記空間部1a,1bに、内外の前記環状シール部25,26を連通させる径方向の経路を前記軸心P方向に迂回させる環状堰1kが設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の回転継手において、前記流体路12の反回転軸側の開口部20aが前記支承体1における前記軸心Pに対する横側面1sに形成されるとともに、前記支承体1における前記洗浄液の供給口22a及び排出口23aが、前記流体路12の前記開口部20aと前記軸心P方向の位置が同等で、かつ、前記軸心Pに対する径方向の角度が互いに異なる状態で前記横側面1sに形成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、接触型のメカニカルシールが径方向の内外に一対設けられるダブルシール構造であるから、より高速回転(高周速)に対応できるようになるとともに、従来のシングル構造のメカニカルシールで対応していた部位に前記ダブルシール構造を適用し、クウェンチを施すことで大幅な摩耗粉の低減が可能となる。加えて、内外のメカニカルシールの回転密封輪が一体のものに形成されているので、別々に形成されている場合に比べて、部品点数の削減やコストダウンを可能としながら装置としてのコンパクト化を図ることができる。その結果、より高速回転が求められる厳しい条件下でも、大型化を抑制しつつシール部の潤滑が行えるようにしながら、十分なシール寿命と清潔性を有するように改善された回転継手を得ることができる。
請求項2の発明によれば、液洗浄機構によって内外のメカニカルシール間の空間部を清潔状態に維持することができ、清潔性の利点をより安定的に得ることができる効果がある。
請求項3の発明によれば、内外のメカニカルシール間の空間部に設けられた環状堰により、内外何れか一方のメカニカルシールを経た洗浄液を軸心方向に迂回させて他方のメカニカルシールに向かうようにできるから、内外いずれの環状シール部においても洗浄液の流れを促進させて各環状シール部に十分な潤滑作用や冷却作用を与えることができ、より信頼性や耐久性を向上できる効果が得られる。
請求項4の発明によれば、洗浄液の給排の各開口部を含む複数の開口部が、軸心に関する角度を互いに変えることで軸心方向位置を大きく異ならせることなく支承体に配置することが可能になり、従って、複数数の開口部を側周面に形成しながら軸心方向の大型化が抑制できる支承体を持つ合理的な回転継手を提供することができる。
以下に、本発明による回転継手の実施の形態を、ベベル研磨装置等に適用される場合について図面を参照しながら説明する。図1は実施例1による回転継手の断面図、図2は図1の要部の拡大断面図、図3は図1の回転継手の底面図、図4は従来の回転継手を示す断面図である。
〔実施例1〕
実施例1による回転継手Aは、図1に示すように、下ケース部1Aと上ケース部1Bとの嵌合連結で成る軸受ケース(支承体の一例)1には転がり軸受2,2を介して縦軸心P回りで転自在に回転軸3が支承されており、回転軸3の上端部には円形のプレート4がボルト止めされるとともに、回転軸3の下部と軸受ケース1とに亘って形成されるシール機構Sを有して構成されている。
回転軸3の下端部には、Oリング5を介してのシール状態で回転密封輪6が上方移動不能に外嵌されており、回転密封輪6のボス部6aに一体回転状態に外嵌される駆動フランジ7が、キー8を介して回転軸3に相対回転不能に遊外嵌されている。回転密封輪6の下面には、径内側の第1摺動面6Aと、径外側の第2摺動面6Bと、それら両者6A,6Bの径方向の間にて上方に凹入する環状凹み部6bとが形成されている。第1及び第2摺動面6A,6Bは互いに同一となる平面上に形成されている。また、回転密封輪6には、回転軸3の中心流路3Aに連通する中心孔6cが形成されている。
下ケース部1Aには、第1摺動面6Aと対を成す第1静止密封輪9と、第2摺動面6Bと対を成す第2静止密封輪10とが装備されている。第1静止密封輪9は、Oリング11を介してのシール状態で下ケース部1Aの流路孔12に内嵌されるボス部9Aと、第1静止密封輪9を回転不能に上昇付勢させるためのフランジ部9Bと、第1摺接環9Cとから成るとともに中心孔9aを有する筒状部材に構成されている。フランジ部9Bは、下ケース部1Aに落し込み配置される複数のコイルバネ13によって上昇付勢されるとともに、下ケース部1Aに植設されるピン14が入り込む横向き凹入部9bが形成されており、フランジ部9Bに一体形成される第1摺接環9Cの上面である環状の第1摺接面15を、第1摺動面6Aに押圧付勢状態で接触させるように構成されている。
第2静止密封輪10は、Oリング16を介してのシール状態で下ケース部1Aの外側収容部分1bに内嵌されるボス部10Aと、第2静止密封輪10を回転不能に上昇付勢させるためのフランジ部10Bと、第2摺接環10Cとから成るとともに、中心孔10aを有する大径筒状部材に構成されている。フランジ部10Bは、下ケース部1Aに落し込み配置される複数のコイルバネ17によって上昇付勢されるとともに、上下のケース部1A,1Bを連結する連結ボルト18が入り込む横向き凹入部10bが形成されており、フランジ部10Bに一体形成される第2摺接環10Cの上面である環状の第2摺接面19を、第2摺動面6Bに押圧付勢状態で接触させるように構成されている。
つまり、下ケース部1Aと回転密封輪6とで形成される内側収容部分1aに、第1摺動面6Aを持つ回転密封輪6、及び第1摺動面6Aに圧接される第1摺接面15を持つ第1静止密封輪9を設けて成る接触型のメカニカルシールである内側シール部siと、下ケース部1Aと回転密封輪6と上ケース部1Bで形成される外側収容部分1bに、第2摺動面6Bを持つ回転密封輪6、及び第2摺動面6Bに圧接される第2摺接面19を持つ第1静止密封輪9を設けて成る接触型のメカニカルシールである外側シール部soとによるダブルシール構造のシール機構Sが構成されている。即ち、軸心Pに対する径方向に重複する状態で一対のメカニカルシールsi,soが設けられている。
図1,図3に示すように下ケース部1Aには、流体路である流路孔12に連通して横向きに開口する主流路20、流路孔12に小径でもって連通して横向きに開口する副流路21、注入路22、及び取出路23が形成され、上ケース部1Bには、駆動フランジ7の側方にて内部連通し、かつ、横向きで開口するドレン路24が形成されている。例えば、主流路20の開口部20aには真空配管(図示省略)が、副流路21の開口部21aには窒素ガス配管(図示省略)が連通接続される。つまり、流路孔12の反回転軸側の開口部20aが軸受ケース1における軸心Pに対する横側面である側周面1sに形成されるとともに、軸受ケース1における洗浄液の供給口である開口部22a及び排出口である開口部23aが、流路孔12の開口部20aと軸心P方向の位置が同等で、かつ、軸心Pに対する径方向の角度が互いに異なる状態で側周面1sに形成されている。
そして、注入路22の開口部22aと取出路23の開口部23aとにはシール機構Sに清水等の洗浄液を流す注入管とは抽出管(共に図示省略)がそれぞれ連通接続される。つまり、内外のシール部si,soの環状シール部25,26どうしの間の空間部1a,1bに洗浄液を供給及び排出する液洗浄機構Bが装備されている。
図1に示すように、第1静止密封輪9を落し込み配置する内側収容部分1aと、第2静止密封輪10落し込み配置する外側収容部分1bとを隔てるべく縦軸心P方向に延設される環状隔壁1Kが下ケース部1Aに形成されている。その環状隔壁1Kの先端部である隔壁先端部(環状堰の一例)1kは、互いに同一平面状に形成される第1摺動面6A及び第2摺動面6Bのを越えて環状凹み部6bに侵入している。つまり、隔壁先端部1kは、内外の環状シール部25,26を連通させる径方向の経路を軸心P方向に迂回させる環状堰として機能する。
従って、注入路22に供給される清水は、内側シール部siのコイルバネ13配置用穴と同径の注入孔22bを通って内側収容部分1aに入り、外側収容部分1bにおける外側シール部soの径内側部分を通って取出孔23bに流れるが、隔壁先端部1kの存在によって清水は十分に高い位置を通って循環する。つまり、内側収容部分1aに入って来た清水は内側の環状シール部25付近を確実に流れ、一旦、環状凹み部6bを経てから外側収容部分1bに入り、外側の環状シール部26付近を確実に流れてから排出されるようになり、その結果、内外の環状シール部25,26において清水の流れを促進させて各環状シール部25,26に十分な潤滑作用や冷却作用を与えることができ、より信頼性や耐久性を向上させることが可能な構成になっている。
尚、主流路20を介しての真空吸引はウェハのチャッキング用であり、副流路21を介しての窒素ガス供給はウェハのリリース用である。そして、注入路22及び取出路23を介しての清水の流通はクウェンチ(後述)用であり、ドレン路24はシール機構S(外周シール)の漏れ回収(検知)用である。真空吸引を窒素ガス供給孔よりも低い位置とすることで、シール機構Sで発生するパーティクルが効果的に真空吸引される構造となっている。また、クウェンチの出口(取出孔23b)は、環状シール部25,26(シール面)を通すことからはそれらより上側に設けるのが望ましいが、上端がそれら環状シール部25,26よりも高い隔壁先端部1kを設ける工夫により、清水が環状シール部25,26を通る構造としながらも低い位置の出口(取出孔23b)が実現されている。
ところで、回転密封輪6の材質例はSicであり、第1静止密封輪6の材質例はSicであり、第2静止密封輪10の材質例はカーボンである。また、第1及び第2摺動面6A,6B、第1摺接面15、第2摺接面19等の接液(接ガス)部材は、各種金属の他、PEEK、PTFE,SiC,CVD−SiC、及びPEEK、或いはPTFE,PFAのコーティングを施した金属材料等によって作製されても良い。
本発明による回転継手は次のような利点がある。内外の静止密封輪6,10は互いに独立する別体のものとし、かつ、内外のシール部si,soそれぞれの回転密封輪6は内外一体のものとしてダブルシール構造を採るものであるから、内外のシール部si,soを別々に構成させる手段に比べて、径方向に一対のシール部si,soを有効に機能する状態としながらも径方向寸法のコンパクト化が可能になっている。また、高速回転領域(1500rpm以上:メカニカルシール呼び径周速で1.3m/s以上)の設計が可能である。
また、ダブルシール構造によってより高速回転(高周速)に対応できるとともに、従来のシングル構造のメカニカルシールで対応していた部位にダブルシール構造を適用し、クウェンチ(シール面の潤滑や洗浄のために水やスチーム等を被シール流体の反対側より供給すること)を施すことで大幅な摩耗粉の低減が可能となる。加えて、内外のメカニカルシールの回転密封輪が一体のものに形成されており、別々に形成されている場合に比べて、部品点数の削減やコストダウンを可能としながらコンパクト化を図ることができる。
実施例1による回転継手の構造を示す断面図 図1の要部を示す拡大断面図 図1の回転継手の底面図 従来の回転継手を示す断面図
符号の説明
1 支承体
1a,1b 空間部
1k 環状堰
1s 横側面
2 軸受
3 回転軸
3A 貫通流路
6 回転密封輪
9,10 静止密封輪
12 流体路
20a 流体路の開口部
22a 洗浄液の供給口
23a 洗浄液の排出口
25,26 環状シール部
B 液洗浄機構
P 軸心
S シール機構
si,so 接触型のメカニカルシール

Claims (4)

  1. 一端に回転部材を取付可能で、かつ、軸心方向に沿う貫通流路を有する回転軸と、この回転軸を軸受を介して回転自在に支持し、かつ、前記回転軸の他端における前記貫通流路に対向して開口する流体路を備える支承体と、前記貫通流路と前記流体路とを軸封状態で連通接続させるためのシール機構と、を有して成る回転継手であって、
    前記シール機構が、前記回転軸の他端に一体回転状態で装備される回転密封輪と、前記支承体に軸封状態で前記軸心方向に相対移動可能で、かつ、前記回転軸に向けて押圧付勢される静止密封輪とで成る環状シール部を有する接触型のメカニカルシールを、前記軸心に対する径方向に重複する状態で一対設けて構成されるとともに、径内側の前記メカニカルシールの回転密封輪と、径外側の前記メカニカルシールの回転密封輪とがSic製で一体のものに形成され
    前記回転密封輪の下面には、径内側の前記静止密封輪と対を成す第1摺動面と、径外側の前記静止密封輪と対を成す第2摺動面と、それら両者の径方向の間にて上方に凹入する環状凹み部とが形成され、
    前記回転密封輪のボス部に一体回転状態に外嵌される駆動フランジが、キーを介して前記回転軸に相対回転不能に遊外嵌されている回転継手。
  2. 前記各メカニカルシールの前記環状シール部どうしの間の空間部に洗浄液を供給及び排出する液洗浄機構が装備されている請求項1に記載の回転継手。
  3. 前記空間部に、内外の前記環状シール部を連通させる径方向の経路を前記軸心方向に迂回させる環状堰が設けられている請求項2に記載の回転継手。
  4. 前記流体路の反回転軸側の開口部が前記支承体における前記軸心に対する横側面に形成されるとともに、前記支承体における前記洗浄液の供給口及び排出口が、前記流体路の前記開口部と前記軸心方向の位置が同等で、かつ、前記軸心に対する径方向の角度が互いに異なる状態で前記横側面に形成されている請求項2又は3に記載の回転継手。
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