JP4720716B2 - 負荷制御システム - Google Patents

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本発明は、複数台の端末を用いて負荷を遠隔制御する負荷制御システムに関するものである。
従来から、図16に示すようにそれぞれ負荷L(たとえば照明負荷)が接続され当該負荷Lを制御する複数台の子機端末Bと、負荷Lが接続されていない複数台の子機端末B’とが、同一の信号線C上にバス接続された負荷制御システムが知られている。子機端末Bと子機端末B’とは各子機端末B,B’に固有の端末アドレスによって互いに対応付けられており、負荷Lが接続されている子機端末Bの操作、あるいはこの子機端末Bに対応付けられた子機端末B’の操作に従って当該負荷Lが制御される。
負荷Lが接続されていない子機端末B’の操作によって負荷Lを制御する際には、子機端末B’の操作に従って当該子機端末B’から信号線C上に送信元アドレス(自己の端末アドレス)と送信先アドレス(対応する子機端末Bの端末アドレス)と制御状態(たとえば負荷Lが照明負荷であれば、オンオフ、調光値など)とを含む通信フレームが送出される。送信先アドレスに指定された子機端末Bは通信フレームを受信し、通信フレームに含まれる制御状態に従って負荷Lの制御を行う。
ところで、子機端末B同士の対応付けは、一対一に限らず、一対多あるいは多対多であってもよい。ただし、通信フレームは1台の子機端末Bのアドレスを送信先アドレスとして送信されるので、複数台の子機端末Bに通信フレームを送信する場合には通信フレームを複数回送信する必要があり、1台の子機端末Bに通信フレームを送信する場合に比べて通信時間が長くなる。しかも、子機端末Bに送信先となる複数台の子機端末Bのアドレスを登録する必要があり、アドレスの設定が面倒である。
そこで、この種の負荷制御システムとして、上述のように負荷Lを個別に制御するだけでなく、複数の負荷Lを一斉に制御できるように、複数ずつにグループ分けされた負荷Lをグループ単位で一括して制御するグループ制御機能や、全ての負荷Lについてグループごとに予め設定された制御状態に一斉に制御するシーン制御機能などを備えたものが考えられている。
同じグループに属する負荷Lには同一のグループ番号(グループ識別子)が割り当てられており、グループ番号の割り当ては、所定のグループ番号に負荷Lの接続された子機端末Bのアドレスを対応付けることにより行われる。そのため、負荷制御システムには、グループ番号と子機端末Bのアドレスとの対応関係を記憶した情報テーブルを有し信号線Cに接続される親機端末Aが設けられ、グループ制御やシーン制御を行う際には親機端末Aの情報テーブルが参照される。
上述の負荷制御システムの構築時には以下の手順で設定が必要である。
すなわち、子機端末Bに設けられているディップスイッチでアドレスの設定を行い(手順1)、専用の設定端末を用いて各グループ番号にアドレスを対応付けることによりグループの設定を行い(手順2)、設定端末を用いて各グループ番号に制御状態を対応付けることによりシーンの設定を行う(手順3)。なお、手順1のアドレス設定が完了すれば、手順2,3を行わなくても負荷Lを個別に制御することは可能である。
しかし、手順1でユーザがアドレスの設定を間違えて複数台の子機端末Bでアドレスが重複してしまうと、負荷制御システムが不動作になる可能性がある。そこで、アドレスに関しては自動的に割り当てられる構成とすることにより、アドレス設定(手順1)の手間を省くとともに設定ミスを防止することが考えられている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1の負荷制御システムでは、子機端末B(端末器)が、予め設定されている識別符号を電源投入時および指定時に親機端末A(主装置)に送信し、親機端末Aは、識別符号を受信すると、当該識別符号を持つ子機端末Bに対してアドレス(ブロック番号)を通知し、当該子機端末Bは受信したアドレスを記憶する。
特開平10−191466号公報(第5頁)
しかし、子機端末Bのアドレスが親機端末Aで自動的に割り当てられると、ユーザは子機端末Bとアドレスとの対応関係が分かりにくく、上述した手順2,3におけるグループやシーンの設定が困難になり、負荷Lのレイアウト変更などに伴うグループやシーンの設定変更も困難である。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、子機端末のアドレスが親機端末で自動的に割り当てられる構成を採用しながらも、グループやシーンの設定が容易な負荷制御システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、負荷を制御する負荷制御部および負荷回路ごとに設定されたアドレスを記憶する子機メモリを有した子機端末と、アドレスを記憶する親機メモリを有するとともに親機アドレスが設定された1台の親機端末とが信号線に接続され、子機端末および親機端末が、送信元のアドレスと送信先のアドレスとを含む通信フレームを信号線上に送出することにより通信を行う通信部をそれぞれ有し、同一のグループ識別子に対応付けられる複数の負荷回路の組み合わせを同一のグループとしグループ識別子を指定することによりグループ単位で負荷を制御するグループ制御が可能な負荷制御システムであって、子機端末は、負荷回路ごとにグループ識別子を設定するグループ設定手段を有し、親機端末は、子機端末からの要求を受けてアドレスを当該子機端末の子機メモリおよび親機メモリに自動で設定するアドレス設定手段と、グループ設定手段で設定されたグループ識別子を子機メモリ内のアドレスと共に子機端末から収集し当該アドレスに対応付けて親機メモリに記憶することにより、グループ識別子に負荷回路を対応付けるグループ情報テーブルを親機メモリに構築するグループ構築手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、子機端末が、負荷回路ごとにグループ識別子を設定するグループ設定手段を有し、且つ親機端末が、グループ設定手段で設定されたグループ識別子を子機メモリ内のアドレスと共に子機端末から収集し当該アドレスに対応付けて親機メモリに記憶することにより、グループ識別子に負荷回路を対応付けるグループ情報テーブルを構築するグループ構築手段を有するので、ユーザは子機端末のグループ設定手段によって負荷回路ごとに対応させるグループ識別子を設定するだけでグループの設定を行うことができる。そのため、ユーザは専用の設定端末を用いて各グループ識別子にアドレスを対応付けることによりグループの設定を行う従来構成のように、子機端末とアドレスとの対応関係を把握する必要がなく、したがって、子機端末のアドレスが親機端末のアドレス設定手段で自動的に割り当てられる構成を採用しながらもグループの設定が容易になる。なお、1台の子機端末に複数の負荷が接続される場合には、各負荷で個別の負荷回路を構成してもよく、この構成では負荷ごとに個別のアドレスが設定される。一方、複数の負荷で1つの負荷回路を構成してもよく、この構成では複数の負荷に1つのアドレスが設定される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、同一のシーン識別子に対応付けられる前記グループ識別子ごとの前記負荷の制御状態の組み合わせを同一のシーンとしシーン識別子を指定することにより当該シーン識別子に対応付けられた制御状態の組み合わせに従って負荷を制御するシーン制御が可能な負荷制御システムであって、前記親機端末が、任意のタイミングでグループ識別子ごとの負荷の制御状態の組み合わせを前記子機端末から収集しシーン識別子に対応付けて親機メモリに記憶することにより、シーン識別子に負荷の制御状態の組み合わせを対応付けるシーン情報テーブルを親機メモリに構築するシーン構築手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、親機端末が、任意のタイミングでグループ識別子ごとの負荷の制御状態の組み合わせを子機端末から収集しシーン識別子に対応付けて親機メモリに記憶することにより、シーン識別子に負荷の制御状態の組み合わせを対応付けるシーン情報テーブルを構築するシーン構築手段を有するので、ユーザはグループ制御を行った状態でシーン構築手段を動作させるだけでシーン情報テーブルを容易に構築することができる。そのため、ユーザは専用の設定端末を用いて各グループ番号に制御状態を対応付けることによりシーンの設定を行う従来構成のように、子機端末とアドレスとの対応関係を把握する必要がなく、したがって、子機端末のアドレスが親機端末のアドレス設定手段で自動的に割り当てられる構成を採用しながらもシーンの設定が容易になる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記子機端末が、自己の前記負荷制御部で制御可能な前記負荷回路に対応する前記グループ識別子について前記シーン識別子ごとの制御状態をシーン情報として前記子機メモリに記憶しており、前記親機端末が、子機端末が入れ替えられた場合に、少なくとも入れ替わった子機端末に対して当該子機端末の負荷制御部で制御可能な負荷回路に対応するグループ識別子についてのシーン情報を通知することによりシーン情報を子機メモリに記憶させるシーン更新手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、子機端末が故障し別の子機端末に入れ替えた際に、入れ替え後の子機端末に親機端末のアドレス設定手段でアドレスが改めて設定されても、入れ替え後の子機端末の子機メモリには入れ替え前と同一のシーン情報がシーン更新手段によって設定されるので、子機端末の入れ替え後にシーンを設定しなおす必要が無い。したがって、子機端末を入れ替えただけであれば、新規の負荷制御システムを構築する場合よりもさらに簡単にシーンの設定を行うことができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記シーン更新手段が、前記子機端末のうち入れ替わった子機端末に対してのみ前記シーン情報を通知することを特徴とする。
この構成によれば、シーン情報が入れ替わった子機端末にのみ通知されるので、全ての子機端末にシーン情報が通知される場合に比べて、子機端末を入れ替えてからシーンの設定が完了するまでの所要時間が短くなる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記アドレス設定手段が、前記子機端末ごとに実装されている部品に固有の識別符号を子機端末から取得し、当該識別符号に基づいて前記アドレスを割り当てることを特徴とする。
この構成によれば、アドレス設定手段が、子機端末ごとに実装されている部品に固有の識別符号を利用してアドレスを設定するので、アドレスを設定するための特別な識別子を子機端末に付与する必要がない。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明において、前記子機端末が複数台設けられており、前記グループ構築手段で前記グループ識別子が収集される際に当該グループ識別子を含むグループ登録要求信号を信号線上に送出し、且つ、他の子機端末からのグループ登録要求信号内のグループ識別子と自己の前記負荷制御部で制御可能な前記負荷回路に対応するグループ識別子とが一致するとグループ識別子が一致する旨を通知するグループ通知部を有することを特徴とする。
この構成によれば、各子機端末が、他の子機端末からのグループ登録要求信号内のグループ識別子と自己の負荷制御部で制御可能な負荷回路に対応するグループ識別子とが一致するとその旨を通知するグループ通知部を有するので、ユーザは、グループを設定する際に、設定対象の子機端末と同一グループの負荷回路が属する子機端末をグループ通知部によって確認することができる。その結果、同一のグループに属する負荷回路の存在を確認しながらグループの設定を行うことができ、グループの設定をより簡便に行うことができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明において、前記親機端末が、前記グループ情報テーブルに記憶されている前記グループ識別子を表示する既存グループ表示部を有することを特徴とする。
この構成によれば、グループ情報テーブルを既存グループ表示部に表示させることにより、既に使用されているグループ識別子をユーザに通知することができる。したがって、ユーザは、親機端末の既存グループ表示部で使用済みのグループ識別子を確認しながらグループの設定を行うことができ、グループの設定がより簡便になる。
本発明は、子機端末が、負荷回路ごとにグループ識別子を設定するグループ設定手段を有し、且つ親機端末が、グループ設定手段で設定されたグループ識別子を子機メモリ内のアドレスと共に子機端末から収集し当該アドレスに対応付けて親機メモリに記憶することにより、グループ識別子に負荷回路を対応付けるグループ情報テーブルを構築するグループ構築手段を有するので、ユーザは子機端末のグループ設定手段によって負荷回路ごとに対応させるグループ識別子を設定するだけでグループの設定を行うことができる。そのため、ユーザはグループの設定に際して子機端末とアドレスとの対応関係を把握する必要がなく、したがって、子機端末のアドレスが自動的に割り当てられる構成を採用しながらもグループの設定が容易になる。
以下の各実施形態では、白熱灯などの照明負荷の制御を行う負荷制御システム(照明制御システム)を例示するが、照明負荷以外の負荷の制御を行う負荷制御システムに本発明を適用することもできる。
(実施形態1)
本実施形態の負荷制御システムは、図1に示すように、それぞれ照明負荷を制御する複数台の子機端末B1,B2,…と、各子機端末B1,B2,…にアドレスを割り当てる1台の親機端末Aとを共通の信号線Cにバス接続した構成を有する。以下、子機端末B1,B2,…を特に区別しない場合には子機端末Bともいう。
各子機端末Bは、不揮発性メモリからなり負荷回路ごとに設定されたアドレスを記憶する子機メモリ1と、照明負荷Lを制御するようにユーザによって操作される操作入力部2と、照明負荷Lが接続されており操作入力部2の操作に従って照明負荷Lを制御する負荷制御部3と、信号線Cに接続されており他の子機端末Bおよび親機端末Aとの通信が可能な通信部4と、ロータリーディップスイッチからなり後述のグループ番号を設定するグループ設定手段5と、子機メモリ1の読書が可能なCPU6とを備える。本実施形態の負荷制御部3は、照明負荷Lの明るさを調光値として指定された明るさに調節する調光制御が可能に構成されている。調光値は、絶対値であってもよいし、現時点よりも明るくあるいは暗くさせるだけの相対的な値であってもよいが、ここでは、消灯に相当する0から全点灯に相当する100までの範囲で表される調光値を採用する。
ここにおいて、子機端末B同士は子機メモリ1に記憶されたアドレスによって互いに対応付けられる。そして、操作入力部2の操作に従って子機端末Bから信号線C上に送信元アドレス(自己のアドレス)と送信先アドレス(対応する子機端末Bのアドレス)と制御状態(照明負荷Lの調光値)とを含む通信フレームが送出されると、送信先アドレスに指定された子機端末Bは、通信フレームに含まれる制御状態に従って照明負荷Lの制御を行う。これより、照明負荷Lが接続されている子機端末Bの操作、あるいはこの子機端末Bに対応付けられた子機端末Bの操作に従ってこの照明負荷Lが制御される。なお、負荷制御部3のない子機端末Bが信号線Cに接続されていてもよい。
本実施形態では、各子機端末Bに対してそれぞれ照明負荷Lを複数ずつ接続し、各照明負荷Lでそれぞれ個別に制御可能な負荷回路を構成している。そのため、子機端末Bごとに設定される端末アドレス(Ad1,Ad2,…)を指定するだけでは、当該子機端末Bに接続された照明負荷Lが全て指定されることとなり、1台の照明負荷Lを特定することはできない。そこで、各子機端末Bにおいてはそれぞれ照明負荷Lごとに負荷番号(L1,L2,…)を割り振り、各子機端末Bの端末アドレスの後に負荷番号を付加したものを負荷回路のアドレスとして用いることによって、制御する照明負荷Lを特定できるようにしてある。したがって、子機メモリ1には複数のアドレスが記憶されることになる。なお、1台の子機端末Bに接続される複数の照明負荷Lで1つの負荷回路を構成してもよく、この場合には各子機端末Bの端末アドレスが負荷回路のアドレスとして用いられる。
一方、親機端末Aは、子機端末Bにアドレスを割り当てるアドレス設定手段7を有したCPU8と、アドレスを記憶する親機メモリ9と、信号線Cに接続されており子機端末Bの通信部4との通信が可能な通信部10と、ユーザによって操作される操作入力部11と、後述のシーンの設定を行う際に操作されるシーン登録スイッチ12とを備える。ここで、親機端末Aのアドレス(親機アドレス)は予め決められており、子機端末Bの通信部4は、何ら設定を行わなくとも親機端末Aのアドレスを送信先に指定して親機端末Aの通信部10に信号を伝送することができる。
親機端末Aのアドレス設定手段7は、各子機端末Bのアドレスを自動的に割り当てる構成を採用している。すなわち、子機端末Bは、予め設定されている装置アドレスを電源投入時に親機端末Aに送信し、親機端末Aは、装置アドレスを受信すると、当該装置アドレスを持つ子機端末Bに対して端末アドレスを通知することにより端末アドレスを割り当て、当該子機端末Bは受信した端末アドレスに負荷番号を付加したアドレスを子機メモリ1に記憶する。子機端末Bに予め設定されている装置アドレスは、ここでは、たとえばフラッシュメモリ等の部品の製造番号のように、ハードウェアに固有のMACアドレスに類似する識別符号であるが、EEPROM等に予め登録された番号等であってもよい。なお、アドレス設定手段7は、子機端末Bからの装置アドレスを受けなくとも、子機端末Bに対して親機端末Aと通信可能な状態となった順に端末アドレスを自動的に送信し、子機メモリ1にアドレスを記憶させる構成であってもよい。
ところで、本実施形態の負荷制御システムは、親機端末Aと子機端末Bとの間で通信を行うことにより、複数ずつにグループ分けされた照明負荷Lをグループ単位で一括して制御するグループ制御が可能に構成されている。そのための構成として、親機メモリ9には、複数の照明負荷Lの組み合わせを子機メモリ1内のアドレスによりそれぞれ所望のグループ番号(グループ識別子)に対応付けて記憶したグループ情報テーブルが構築され、親機端末Aは、グループ情報テーブルで同一のグループ番号に対応付けられた照明負荷Lを同一のグループとして負荷制御部3にグループ制御を行わせるグループ制御手段13としての機能をCPU8に備えている。
ここで、グループを設定するための構成として、子機端末Bには、グループ番号(G1,G2,…)を設定するグループ設定手段5が設けられ、親機端末AのCPU8には、グループ情報テーブルを構築するグループ構築手段14としての機能が付与されている。
すなわち、グループ番号は子機端末Bのグループ設定手段5によって負荷回路ごとに手動で設定され、これにより照明負荷Lごとにグループ番号が設定される。なお、子機端末B単位で照明負荷Lを制御する負荷制御システムにおいては、グループ番号は子機端末Bごとに設定されることになる。本実施形態では、子機メモリ1にアドレスが登録される前であってもグループ番号を設定できるように、グループ設定手段5は、予め定められた負荷番号ごとにグループ番号を設定可能に構成されている。ここで、グループ設定手段5にリモコン受光部を設け、子機端末Bと離れた位置からでもワイヤレスリモコンによってグループ番号を設定できる構成としてもよい。
そして、親機端末Aのグループ構築手段14は、グループ設定手段5で設定されたグループ番号を子機メモリ1内のアドレスと共に子機端末Bから収集し、両者を対応付けて親機メモリ9に記憶することによりグループ情報テーブルを構築する。
また、本実施形態の負荷制御システムは、親機端末Aと子機端末Bとの間で通信を行うことにより、負荷制御システムに接続された全ての照明負荷Lについてグループごとに予め設定された調光値(制御状態)に一斉に制御するシーン制御が可能に構成されている。そのための構成として、親機メモリ9にはグループ番号ごとの照明負荷Lの調光値の組み合わせをそれぞれシーン識別子としての所望のシーン番号(シーン識別子)に対応付けて記憶したシーン情報テーブルが構築され、親機端末Aは、シーン番号を指定することによりシーン情報テーブルで当該シーン番号に対応付けられた調光値の組み合わせに従って負荷制御部3にシーン制御を行わせるシーン制御手段15としての機能をCPU8に備えている。
ここで、シーンを設定するための構成として、親機端末AのCPU8には、シーン情報テーブルを構築するシーン構築手段16としての機能が付与されている。
すなわち、シーン構築手段16は、任意のタイミングでグループ番号ごとの照明負荷Lの調光値の組み合わせを子機端末Bから収集し、シーン番号(S1,S2,…)に対応付けて親機メモリ9に記憶することによりシーン情報テーブルを構築する。本実施形態のシーン構築手段16は、親機端末Aのシーン登録スイッチ12が操作されたタイミングで調光値の組み合わせを収集する。したがって、照明負荷Lについてグループ制御を行った状態で親機端末Aのシーン登録スイッチ12を操作するだけで、その時点でのグループごとの調光値の組み合わせが、シーン制御時に用いる調光値の組み合わせとして親機端末Aの親機メモリ9に記憶されることになる。
以下に、本実施形態の負荷制御システムにおける子機端末B、親機端末Aの各種動作を説明する。
まず、子機端末B1のアドレス設定を行う際の子機端末B、親機端末Aの動作について説明する。
電源が投入されて起動した子機端末B1は、装置アドレスとしての製造番号を含むアドレス要求信号を図2に示すように親機端末Aに送信する。このとき、アドレス要求信号は、信号線Cに接続されている不特定多数の相手(子機端末B・親機端末A)に向けて送信されるブロードキャストで送出されるが、子機端末Bにおいては無視される。
親機端末Aは、アドレス要求信号を受けると、これに含まれる製造番号を親機メモリ9に登録するとともに、当該製造番号に対して既に登録済みの子機端末Bと重複しないように端末アドレスの対応付けを行う。ただし、新規の端末アドレスを割り当てるのは製造番号が未登録の場合のみであって、製造番号が既に登録済みの場合には既に割り当てた端末アドレスを再度割り当てる。これにより、子機端末Bの電源が一旦落ちて再起動することがあっても、1台の子機端末Bに複数の端末アドレスが付与されることはない。そして、親機端末Aは、登録した製造番号に割り当てた端末アドレスAd1を含むアドレス登録信号を、当該製造番号を持つ子機端末B1に送信する。このとき、アドレス登録信号は、ブロードキャストで信号線C上に送出されるが、製造番号が異なる他の子機端末Bにおいては無視される。
子機端末B1は、アドレス登録信号を受信すると、これに含まれる端末アドレスAd1を自己の端末アドレスとして子機メモリ1に登録し、以降の通信には当該端末アドレスAd1を使用する。そして、予め定められている負荷番号L1,L2を端末アドレスAd1に付加したものをアドレスとして子機メモリ1に記憶する。その後、他の子機端末Bにおいても、上述の子機端末B1と同様に親機端末Aとの通信を行うことによってそれぞれ端末アドレスAd2,Ad3,…が割り当てられる。
次に、グループ設定を行う際の子機端末B、親機端末Aの動作について説明する。
子機端末Bは、一括して制御する照明負荷Lのグループ番号が同一になるように、たとえば電源が投入される前に予め、ユーザによってグループ設定手段5で負荷番号ごとにグループ番号の割り当てが行われる。そして、上述のように端末アドレスAd1を取得した子機端末B1は、グループ番号G2,G1と当該グループ番号が対応付けられた負荷番号L1,L2との組み合わせを含むグループ登録要求信号を図3に示すように親機端末Aに送信する。ただし、照明負荷Lが接続されていない子機端末Bにおいては照明負荷Lが接続されていないことを表す番号(たとえばL0)を負荷番号として、グループ登録要求信号を送信する。このとき、グループ登録要求信号は送信元アドレスを自己(子機端末)の端末アドレスAd1とし、送信先アドレスを親機端末Aのアドレスとしてユニキャストで送出される。
一方、グループ登録要求信号を受信した親機端末Aは、送信元である子機端末B1の製造番号と端末アドレスAd1との組み合わせに、グループ番号G2,G1と負荷番号L1,L2との組み合わせを対応付けて、図4に示すグループ情報テーブルを親機メモリ9内に構築する。これにより、グループ情報テーブルにおいては、グループ番号G2,G1が負荷回路のアドレス(端末アドレスAd1+負荷番号L1,L2)に対応付けて記憶される。そして、親機端末Aはグループ登録要求信号の送信元の子機端末B1に対して、登録したグループ番号G2,G1を含むグループ登録許可信号をユニキャストで返信する。グループ登録許可信号を受信した子機端末B1は、グループ登録許可信号内のグループ番号G2,G1が送信したグループ登録要求信号のグループ番号G2,G1と一致していることを確認し、図5に示すように自己に関係する製造番号についてのみ、グループ番号G2,G1とアドレスとの対応関係を表すグループ情報を子機メモリ1内に構築する。ここで、グループ登録許可信号のグループ番号とグループ登録要求信号のグループ番号とが一致していなければ、再度グループ登録要求信号を送信する。その後、他の子機端末B2,B3,…においても上述の子機端末B1と同様にグループ番号が設定される。
次に、グループ制御を行う際の子機端末B、親機端末Aの動作について図6を参照して説明する。
グループ制御は、子機端末Bの操作入力部2で所定の操作を行うことにより実行される。ここでは、グループ制御を行う際に操作されるグループ制御スイッチ(図示せず)が操作入力部2に設けられており、グループ制御スイッチにおいてグループ番号と調光値(制御状態)とを指定できる構成とした例を示す。子機端末B1は、グループ制御スイッチが操作されると、指定されたグループ番号と調光値とを含むグループ操作信号を、送信元アドレスを自己のアドレスAd1とし、送信先アドレスを親機端末Aのアドレスとしてユニキャストで送信する。
グループ操作信号を受信した親機端末Aは、グループ操作信号内のグループ番号と調光値とを含むグループ制御信号をブロードキャストで送出する。グループ制御信号は全ての子機端末Bで受信され、グループ制御信号を受信した子機端末Bは、子機メモリ1内のグループ情報を参照してグループ制御信号内のグループ番号が登録されているか否かを判断する。ここで、該当するグループ番号が無ければグループ制御信号内の調光値を無視し、該当するグループ番号があれば、子機端末Bはグループ制御信号内の調光値に従って当該グループ番号に対応する照明負荷Lを調光制御する。そして、照明負荷Lの制御が完了すると、その時点での照明負荷Lの調光値(制御状態)と当該照明負荷Lの負荷番号とを含む負荷応答信号を親機端末Aに送信する。負荷応答信号は、送信元アドレスを自己(子機端末B)のアドレスとし、送信先アドレスを親機端末Aのアドレスとしてユニキャストで送信される。
負荷応答信号を受信した親機端末Aは、送信したグループ制御信号内の調光値と受信した負荷応答信号内の調光値とを照合する。ここで、グループ制御信号内のグループ番号に属する全ての照明負荷Lについて、グループ制御信号と負荷応答信号とで調光値が一致していれば、親機端末Aは、照明負荷Lが正常に制御されたものと判断しグループ制御を完了する。一方、グループ制御信号内のグループ番号に属する照明負荷Lのうち1台でも負荷応答信号が所定期間内に返信されない場合や、負荷応答信号に通信エラーが発生している場合や、グループ制御信号と負荷応答信号とで調光値が一致しない場合には、親機端末Aは照明負荷Lが正常に制御されなかったものと判断し、再度グループ制御信号を送信する。このとき、グループ制御信号は、ブロードキャストパケットとして送出されてもよいし、正常に制御できなかった子機端末B宛のユニキャストパケットとして送出されてもよい。
次に、シーン設定を行う際の子機端末B、親機端末Aの動作について説明する。
親機端末Aは、グループ制御を行っている状態でシーン登録スイッチ12が操作されると、図7に示すようにシーン登録開始信号をブロードキャストで送出する。シーン登録開始信号を受信した子機端末Bは、その時点における接続されている照明負荷Lの調光値をグループ番号ごとに確認し、グループ番号ごとの調光値の組み合わせを含むシーン登録信号を親機端末Aにユニキャストで送信する。なお、照明負荷Lの接続されていない子機端末Bにおいてはシーン登録開始信号は無視される。
シーン登録信号を受信した親機端末Aは、シーン登録信号内のグループ番号と調光値との組み合わせを、予め定められているシーン番号に対応付けて親機メモリ9に記憶する。そのため、照明負荷Lが接続された子機端末Bの全てからシーン登録信号を親機端末Aが受信した時点で、図8に示すようにシーン番号にグループ番号ごとの調光値の組み合わせを対応付けたシーン情報テーブルが親機メモリ9内に構築されることとなる。なお、子機端末Bは、親機端末Aからのシーン登録開始信号を受信した時点で、図9に示すように自己に関係するグループ番号(ここでは、グループ番号G1,G2)についてのみ、シーン番号と調光値との対応関係を示すシーン情報を子機メモリ1内に構築する。
次に、シーン制御を行う際の子機端末B、親機端末Aの動作について図10を参照して説明する。
シーン制御は、親機端末Aの操作入力部11で所定の操作を行うことにより実行される。ここでは、シーン制御を行う際に操作されるシーン制御スイッチ(図示せず)が操作入力部11に設けられており、シーン制御スイッチにおいてシーン番号を指定できる構成とした例を示す。親機端末Aは、シーン制御スイッチが操作されシーン番号が指定されると、このシーン番号を含むシーン制御信号をブロードキャストで送出する。
シーン制御信号は全ての子機端末Bで受信され、シーン制御信号を受信した子機端末Bは、子機メモリ1内のシーン情報を参照してシーン制御信号内のシーン番号が登録されているか否かを判断する。ここで、該当するシーン番号が無ければ照明負荷Lの制御は行わず、該当するシーン番号があれば、子機端末Bはそのシーン番号に対応付けられたシーン情報内の調光値に従って該当するグループ番号の照明負荷Lを調光制御する。そして、照明負荷Lの制御が完了すると、その時点での照明負荷Lの調光値(制御状態)と当該照明負荷Lの負荷番号とを含む負荷応答信号を親機端末Aに送信する。負荷応答信号は、送信元アドレスを自己(子機端末B)のアドレスとし、送信先アドレスを親機端末Aのアドレスとしてユニキャストで送信される。
負荷応答信号を受信した親機端末Aは、シーン情報テーブルにおいて送信したシーン制御信号内のシーン番号に対応する調光値と受信した負荷応答信号内の調光値とを照合する。ここで、シーン制御信号内のシーン番号に対応したグループ番号に属する全ての照明負荷Lについて、シーン情報テーブルと負荷応答信号とで調光値が一致していれば、親機端末Aは、照明負荷Lが正常に制御されたものと判断しシーン制御を完了する。一方、シーン制御信号内のシーン番号に対応したグループ番号に属する照明負荷Lのうち1台でも負荷応答信号が所定期間内に返信されない場合や、負荷応答信号に通信エラーが発生している場合や、シーン情報テーブルと負荷応答信号とで調光値が一致しない場合には、親機端末Aは照明負荷Lが正常に制御されなかったものと判断し、再度シーン制御信号を送信する。このとき、シーン制御信号は、ブロードキャストパケットとして送出されてもよいし、制御対象とする特定の子機端末B宛のユニキャストパケットとして送出されてもよい。
本実施形態の負荷制御システムによれば、上述のように、ユーザは子機端末Bに付与されたアドレスに関係なく負荷回路ごとにグループの設定を行うことができるから、グループやシーンの設定のために子機端末Bとアドレスとの対応関係を把握する必要はない。そのため、子機端末Bのアドレスを親機端末Aで自動的に割り当てるようにしながらも、従来構成のようにグループやシーンの設定が困難になることはない。また、従来構成に比較すると、グループやシーンの設定に専用の設定端末が不要になるという利点もある。
以下、図11(a)に示すように、1台の親機端末Aと3台の子機端末B1,B2,B3とが信号線Cで接続されている負荷制御システムにおいて、図11(b)に示すような、グループ情報テーブルおよびシーン情報テーブルが構築された例を示す。この例では、各子機端末Bには照明負荷Lがそれぞれ1台ずつ接続されており、そのため、グループ番号は各子機端末Bにそれぞれ1つずつ設定される。なお、図11(b)では、親機端末Aに記憶されているシーン情報テーブル、グループ情報テーブルを「親機端末」の欄に示し、子機端末B1,B2,B3に記憶されているシーン情報、グループ情報をそれぞれ「子機端末B1」,「子機端末B2」,「子機端末B3」の欄に示す。
ここでは、1台の子機端末B1が故障したため、当該故障した子機端末B1を図12(a)のように新規の子機端末B4に入れ替える場合について説明する。
この場合にユーザが手動で設定しなければならない事項は、新規の子機端末B4のグループ番号を、故障した子機端末B1で設定していたグループ番号G2にグループ設定手段5で設定することのみである。
グループ設定手段5でグループ番号が設定された後に電源が投入された新規の子機端末B4は、親機端末Aから新規の端末アドレスAd4が自動的に割り振られる。このとき、負荷制御システム全体の電源を一旦落として再投入するようにしても、製造番号が既に登録済みの既設の子機端末B2,B3に関しては、最初の電源投入時に割り当てられた端末アドレスAd2,Ad3が再度割り当てられるので、端末アドレスが変更されることはない。そして、端末アドレスAd4を取得した子機端末B4は、グループ登録要求信号を親機端末Aに送信し、親機端末Aからグループ登録許可信号が返信される。この時点で、親機端末Aおよび子機端末Bには図12(b)に示すようなグループ情報テーブル、シーン情報テーブル、グループ情報、シーン情報がそれぞれ構築されるが、新規の子機端末B4のシーン情報に関しては調光値が空欄である。
ここにおいて、親機端末Aは、新規の端末アドレスAd4を割り当てた子機端末B4のグループ番号G2が既にシーン情報テーブルに登録されている場合に、このグループ番号G2および調光値の組み合わせと、これに対応するシーン番号S1,S2とを含むシーン登録要求信号を図13に示すように子機端末B4にユニキャストで送信するシーン更新手段17(図1参照)としての機能をCPU8に有する。シーン登録要求信号を受信した子機端末B4は、シーン登録要求信号内の調光値とシーン番号との対応関係に基づいて、シーン番号ごとの調光値をシーン情報に登録する。
子機端末B4はシーン情報への調光値の登録が完了すれば、シーン登録完了信号を親機端末Aにユニキャストで返信する。なお、図13に示す例では、シーン番号S1,S2ごとにシーン登録要求信号を分けて伝送しているので、シーン登録完了信号も2度に分けて伝送される。
上述の処理によって、新規の子機端末B4においても、図14に示すようにシーン情報が構築される。なお、本実施形態の親機端末Aは、特定の子機端末Bから所定の期間に亘って一切の応答がない場合に、この子機端末Bに関する情報をグループ情報テーブルおよびシーン情報テーブルから削除する構成を採用しており、これにより子機端末B1に関する情報は親機端末Aのグループ情報テーブルから削除される。
本実施形態の負荷制御システムによれば、上述したように子機端末Bの入れ替えが行われた場合に、ユーザが新規の子機端末B4のグループ番号G2を設定するだけでシーンの設定まで自動的に行われるので、子機端末Bの入れ替え後にシーン設定を改めて行う場合に比べると、シーンの再設定の手間が省けるという利点がある。しかも、親機端末Aは入れ替えられた新規の子機端末B4にのみシーン登録要求信号を送信しており、他の子機端末B2,B3には送信しないので、全ての子機端末Bにシーン登録要求信号を送信する場合に比べて通信に要する時間が短くなる。
また、本実施形態では、1台の子機端末Bについて入れ替えを行う例を示したが、複数台の子機端末Bについて入れ替えが行われる場合にも、各子機端末Bについて本実施形態と同様の処理が行われることによってシーン情報が再構築される。
(実施形態2)
本実施形態の負荷制御システムは、図15に示すようにグループ構築手段14でグループ番号が収集される際にグループ登録要求信号をブロードキャストするように子機端末Bが構成されている点と、子機端末Bに、他の子機端末Bからのグループ登録要求信号に含まれるグループ番号が自己の有するグループ番号に一致するとその旨を通知するグループ通知部(図示せず)をそれぞれ設けた点とが実施形態1の負荷制御システムとは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
すなわち、本実施形態の子機端末Bは、他の子機端末Bでグループ番号が新規設定あるいは変更される度にこの子機端末Bからのグループ登録要求信号を受信し、このグループ登録要求信号内のグループ番号が自己の有するグループ番号に一致するか否かをCPU6によって判断する。グループ通知部は、各負荷回路にそれぞれ対応したLED表示部(図示せず)を有しており、グループ登録要求信号内のグループ番号と一致するグループ番号が割り当てられた負荷回路があれば、この負荷回路に対応するLED表示部を所定の通知時間だけ点灯させる。なお、LED表示部は子機端末Bを設置した状態で視認可能な位置に設けられている。
上述の構成によれば、ユーザは、グループの設定を行う際に、グループ番号を設定する負荷回路と同一のグループ番号を既に有する負荷回路を、LED表示部の点灯状態によって容易に確認することができる。その結果、どの負荷回路(子機端末B)に同じグループ番号が割り当てられているのかを確認しながらグループ番号の設定を行うことができ、グループ番号の設定をより簡便に行うことが可能となる。
(実施形態3)
本実施形態の負荷制御システムは、液晶表示部(図示せず)を有し親機メモリ9内のグループ情報テーブルやシーン情報テーブルを表示する既存グループ表示部(図示せず)を親機端末Aに設けた点が実施形態1の負荷制御システムとは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本実施形態の構成によれば、図11(b)に示したようなグループ情報テーブルを既存グループ表示部の液晶表示部に表示させることにより、既に使用(設定)されているグループ番号をユーザに通知することができる。したがって、ユーザは、親機端末Aの既存グループ表示部で使用済みのグループ番号を確認しながらグループ番号の設定を行うことができ、グループ番号の設定がより簡便になるという利点がある。
本発明の実施形態1の構成を示すブロック図である。 同上のアドレス設定動作を示すシーケンス図である。 同上のグループ設定動作を示すシーケンス図である。 同上のグループ情報テーブルを示す説明図である。 同上のグループ情報を示す説明図である。 同上のグループ制御動作を示すシーケンス図である。 同上のシーン設定動作を示すシーケンス図である。 同上のシーン情報テーブルを示す説明図である。 同上のシーン情報を示す説明図である。 同上のシーン制御動作を示すシーケンス図である。 (a)同上の負荷制御システムの一例を示すシステム構成図、(b)同上のグループ情報テーブル・シーン情報テーブルの説明図である。 (a)同上の負荷制御システムの一例を示すシステム構成図、(b)同上のグループ情報テーブル・シーン情報テーブルの説明図である。 同上のシーン設定動作を示すシーケンス図である。 (a)同上の負荷制御システムの一例を示すシステム構成図、(b)同上のグループ情報テーブル・シーン情報テーブルの説明図である。 本発明の実施形態2のグループ設定動作を示すシーケンス図である。 従来例を示すシステム構成図である。
符号の説明
1 子機メモリ
3 負荷制御部
4 通信部
5 グループ設定手段
7 アドレス設定手段
9 親機メモリ
10 通信部
14 グループ構築手段
16 シーン構築手段
17 シーン更新手段
A 親機端末
B 子機端末
C 信号線
L 照明負荷

Claims (7)

  1. 負荷を制御する負荷制御部および負荷回路ごとに設定されたアドレスを記憶する子機メモリを有した子機端末と、アドレスを記憶する親機メモリを有するとともに親機アドレスが設定された1台の親機端末とが信号線に接続され、子機端末および親機端末が、送信元のアドレスと送信先のアドレスとを含む通信フレームを信号線上に送出することにより通信を行う通信部をそれぞれ有し、同一のグループ識別子に対応付けられる複数の負荷回路の組み合わせを同一のグループとしグループ識別子を指定することによりグループ単位で負荷を制御するグループ制御が可能な負荷制御システムであって、子機端末は、負荷回路ごとにグループ識別子を設定するグループ設定手段を有し、親機端末は、子機端末からの要求を受けてアドレスを当該子機端末の子機メモリおよび親機メモリに自動で設定するアドレス設定手段と、グループ設定手段で設定されたグループ識別子を子機メモリ内のアドレスと共に子機端末から収集し当該アドレスに対応付けて親機メモリに記憶することにより、グループ識別子に負荷回路を対応付けるグループ情報テーブルを親機メモリに構築するグループ構築手段とを有することを特徴とする負荷制御システム。
  2. 同一のシーン識別子に対応付けられる前記グループ識別子ごとの前記負荷の制御状態の組み合わせを同一のシーンとしシーン識別子を指定することにより当該シーン識別子に対応付けられた制御状態の組み合わせに従って負荷を制御するシーン制御が可能な負荷制御システムであって、前記親機端末は、任意のタイミングでグループ識別子ごとの負荷の制御状態の組み合わせを前記子機端末から収集しシーン識別子に対応付けて親機メモリに記憶することにより、シーン識別子に負荷の制御状態の組み合わせを対応付けるシーン情報テーブルを親機メモリに構築するシーン構築手段を有することを特徴とする請求項1記載の負荷制御システム。
  3. 前記子機端末は、自己の前記負荷制御部で制御可能な前記負荷回路に対応する前記グループ識別子について前記シーン識別子ごとの制御状態をシーン情報として前記子機メモリに記憶しており、前記親機端末は、子機端末が入れ替えられた場合に、少なくとも入れ替わった子機端末に対して当該子機端末の負荷制御部で制御可能な負荷回路に対応するグループ識別子についてのシーン情報を通知することによりシーン情報を子機メモリに記憶させるシーン更新手段を有することを特徴とする請求項2記載の負荷制御システム。
  4. 前記シーン更新手段は、前記子機端末のうち入れ替わった子機端末に対してのみ前記シーン情報を通知することを特徴とする請求項3記載の負荷制御システム。
  5. 前記アドレス設定手段は、前記子機端末ごとに実装されている部品に固有の識別符号を子機端末から取得し、当該識別符号に基づいて前記アドレスを割り当てることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の負荷制御システム。
  6. 前記子機端末は複数台設けられており、前記グループ構築手段で前記グループ識別子が収集される際に当該グループ識別子を含むグループ登録要求信号を信号線上に送出し、且つ、他の子機端末からのグループ登録要求信号内のグループ識別子と自己の前記負荷制御部で制御可能な前記負荷回路に対応するグループ識別子とが一致するとグループ識別子が一致する旨を通知するグループ通知部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の負荷制御システム。
  7. 前記親機端末は、前記グループ情報テーブルに記憶されている前記グループ識別子を表示する既存グループ表示部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の負荷制御システム。
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