JP4720402B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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本発明は固体撮像装置に係り、特に画素にリング状のゲート電極を持つ増幅素子を備えた固体撮像装置の構造に関する。
固体撮像装置は、大別するとCCD(Charge Coupled Device:電荷転送素子)とCMOS(Complementary MOS)センサの2種類に分けられる。CCDは、画素内のフォトダイオードで光電変換して得られた電荷を垂直電荷転送路、水平電荷転送路を通して読出し部に転送し、そこで電圧に変換して出力信号を得る構造である。全画素で光電変換された電荷を単一の読出し部で電圧に変換するため、CCDは画素間の信号ばらつきが少なく、低雑音であるという特長を有する。また、フォトダイオードで光電変換された電荷を、全画素で同時に垂直電荷転送路に移してから順次転送して信号読出しを行えるので、いわゆるグローバルシャッタ(一括シャッタ)動作が容易に実現できる。
しかし、CCDは、電荷の転送に数種類の高い電圧が必要で消費電力が大きくなり、また画素数が多くなると電荷の転送、特に水平電荷転送に時間がかかり高速で動作できないなど不具合がある。
一方、CMOSセンサは、フォトダイオードで光電変換して得られた電荷を画素内で電圧または電流信号に変換し、その信号を画素内に設けた増幅用トランジスタで増幅してから画素外に出力する構造をとる。2次元マトリクス状に配列された複数の画素をスイッチで切り替えて信号を読み出すので、CMOSセンサの動作速度は速く、また、画素部と周辺駆動回路をCMOSで構成するため、CMOSセンサは低電圧で駆動できて低消費電力となり、さらに、ADコンバータなどの信号処理回路も同一チップに搭載できる等々の特徴を持っている。
しかし、CMOSセンサは、画素内に設けた個別の増幅トランジスタで信号を増幅するため画素間の信号ばらつきが大きく、CCDに比べて雑音特性が不利になる。また、CCDで容易に実現できるグローバルシャッタ動作をしようとすると、CMOSセンサでは1画素あたりのトランジスタ数を4〜5個に増やす必要があり、チップ面積が大きくなってコスト高となる。このため、一般用途のCMOSセンサでは画面走査線の1ライン毎に信号を読み出す、いわゆるラインシャッタ(ローリングシャッタ)動作が基本となっている。
ここで、固体撮像装置によって撮影した画像とシャッタ動作の関係について説明する。動きの速い被写体をラインシャッタ動作の撮像装置で撮ると画像が歪む。図14(A)に示すような、上下に動く円形のボールを被写体として、画面の上端から1ラインずつ読み出す方式のCMOSセンサで撮ると、その撮影した画像はボールが上に動く場合は同図(B)に示すように扁平になり、ボールが下に動く場合は同図(C)に示すように楕円状に伸びる。
この現象は、撮影した画像を静止画として読み出す場合に特に目立つ不具合である。そのため、ラインシャッタ動作のCMOSセンサを動画・静止画撮影カメラに応用するときは、メカニカルシャッタを併用してフォトダイオードの受光時間を全画素同一にすることが行われるが、メカニカルシャッタを入れることにより光学系が大きくなり、コストが上がるなどの問題がある。
一方、CMOSセンサの1画素当りのトランジスタを減らして、かつ、グローバルシャッタ機能を実現する固体撮像装置も従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。この従来の固体撮像装置では、光電変換領域と、転送ゲートと、リング状ゲート読出しトランジスタとで、画素を構成し、グローバルシャッタ機能を実現している。
特開平10−41493号公報
しかるに、上記の特許文献1記載の従来の固体撮像装置は、フォトダイオードで光電変換した電荷を、全画素一斉にリング状ゲートトランジスタの下に全面的に設置されたpウェルに転送するので、電荷電圧変換効率が悪く出力電圧が小さい不具合がある。
また、上記の従来の固体撮像装置では、フォトダイオードで光電変換した電荷をリング状ゲートトランジスタの下のpウェルに一括転送した後、1ラインずつ信号を読み出すが、画面の上側から順次読み出すとすると、最上端のラインのトランジスタは電荷が転送された後直ぐに読み出し動作をするが、最下端のラインのトランジスタは電荷転送後およそ1フィールド(フレーム)時間が経過してから電荷の読み出し動作を行う。すなわち、最上端と最下端のリング状ゲートトランジスタでは、リング状ゲートトランジスタのp領域に電荷を保持する時間がおよそ1フィールド(フレーム)時間ほど異なっている。リング状ゲートトランジスタの下のpウェルは、ソース高濃度n型領域に隣接しているためプロセス条件の最適化が不十分であるとリーク電流を発生し、その場合は最上端のトランジスタでは信号電荷に対するリーク電流の影響は殆どないが、最下端に行くに従ってリーク電流の影響が大きくなる。このように、上記の従来の固体撮像装置では、1フィールド(フレーム)の画面内で場所により、リーク電流の大きさが異なり、信号電圧の不均一を生じさせるおそれがある。
また、固体撮像装置の解像度は画素数で決まるので多画素化の要求が強いが、単純に画素数を増やすとチップ面積や光学系が大きくなりコストアップとなる。そこで、フォトダイオードの面積比率を確保した状態でなるべく画素ピッチを小さくする努力がなされている。CMOSセンサの画素ピッチを狭めて多数の画素を1チップに集積する場合、複数画素のフォトダイオードの電荷を1個の読み出しトランジスタから出力することにより高集積化する方法が考えられる。
この手法を特許文献1記載のCMOSセンサに適用すると、複数のフォトダイオードの電荷を転送する場所(pウェル領域)が共通のため、各フォトダイオードの電荷を順次転送して読み出さねばならず、グローバルシャッタ動作ができない。速く動く被写体の静止画を撮る用途には不適当である。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、画面内の画素位置によって信号電圧がばらつくことを抑え、かつ、複数のフォトダイオードに対して共通のトランジスタで読み出す構成も可能な、グローバルシャッタ機能付きの固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、基板上のリング状ゲート電極と、リング状ゲート電極の中央開口部に対応する基板の位置に設けられたソース領域と、ソース領域を取り囲み、かつ、リング状ゲート電極の外周に達しないように基板に設けられたソース近傍領域とを有し、入力された電荷の量をしきい値電圧の変化として出力する信号出力用MOSFETと、光を電荷に変換して電荷を蓄積する光電変換領域と、光電変換領域に隣接して設けられ、光電変換領域から転送された電荷を蓄積する電荷蓄積と、電荷蓄積に蓄積されている電荷を、1ラインずつ信号を読み出す直前に信号出力用MOSFETのソース近傍領域へ転送する電荷転送とを含む単位画素が複数配列されており、
電変換領域に蓄積されている電荷は、その光電変換領域に対応して配置された電荷蓄積部に全画素一斉に転送され、光電変換領域における次の電荷の蓄積は、電荷蓄積部に前の電荷が全画素一斉に転送された後から、電荷蓄積部に次の電荷が全画素一斉に転送されるまで、信号の読み出し期間中も継続して行われることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、基板上のリング状ゲート電極と、リング状ゲート電極の中央開口部に対応する基板の位置に設けられたソース領域と、ソース領域を取り囲み、かつ、リング状ゲート電極の外周に達しないように基板に設けられたソース近傍領域とを有し、入力された電荷の量をしきい値電圧の変化として出力する信号出力用MOSFETと、光を電荷に変換して電荷を蓄積する複数の光電変換領域と、複数の光電変換領域に1対1に対応して隣接してそれぞれ設けられ、複数の光電変換領域のうち対応する光電変換領域から転送された電荷を蓄積する複数の電荷蓄積と、複数の電荷蓄積に1対1に対応して設けられ、複数の電荷蓄積に蓄積されている電荷を、1ラインずつ信号を読み出す直前に共通の信号出力用MOSFETのソース近傍領域へ順番に転送する複数の電荷転送手段とを含む複数の画素単位で規則的に配列されており、光電変換領域に蓄積されている電荷は、その光電変換領域に対応して配置された電荷蓄積部に全画素一斉に転送され、光電変換領域における次の電荷の蓄積は、電荷蓄積部に前の電荷が全画素一斉に転送された後から、電荷蓄積部に次の電荷が全画素一斉に転送されるまで、信号の読み出し期間中も継続して行われ、ソース近傍領域は、リング状ゲート電極の電位を上げてソース領域のソース電位をフローティングすることによりリセットされることを特徴とする。
本発明によれば、全画素の光電変換領域で変換された電荷を一斉に電荷蓄積手段に移した後、電荷蓄積手段に蓄積された電荷を、電荷転送手段により1ラインずつ信号を読み出す直前に信号出力用トランジスタのソース近傍領域へ転送することで、信号出力用トランジスタのソース近傍領域での電荷保持時間を、電荷蓄積手段を設けない場合に比べて、ソース近傍領域に電荷を保持している時間は最長で1ライン時間の数百分の1程度と短くでき、信号出力トランジスタで発生するリーク電流の影響は非常に小さく、また画面の位置によってもリーク電流の影響は変わらない。
一方、本発明によれば、上記の電荷蓄積手段に電荷が保持される時間は画面の上端と下端で異なり、最長で1フィールド(フレーム)時間ほど異なるが、電荷蓄積手段を例えば埋め込みチャンネル型のMOS構造にすることで、リーク電流を非常に小さく抑えられるので、電荷保持時間の差が信号電圧に影響を与えないようにできる。
また、本発明によれば、複数の電荷転送手段により複数の電荷蓄積手段に蓄積された電荷を、1ラインずつ信号を読み出す直前に共通の信号出力用トランジスタのソース近傍領域へ順番に転送するようにしたため、複数の光電変換領域に対し共通の信号出力トランジスタを配置する高密度型の構成において、光電変換領域から電荷蓄積手段には全画素一斉に電荷を転送できるので、グローバルシャッタ機能を実現できる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる固体撮像装置の第1の実施の形態の平面図、図2は図1のYーY’線に沿う縦断面図を示す。両図中、同一構成部分には同一符号を付してある。本実施の形態の固体撮像装置は、図2に示すように、pシリコン基板1上にp型エピタキシャル層2を成長させたものを基板として使う。図2に示すように、p型エピタキシャル層2内にnウェル4があり、nウェル4上にはゲート酸化膜11を挟んで信号読み出しトランジスタのゲート電極12が、図1に示すように平面形状がリング状に形成されている(リング状ゲート電極)。
リング状ゲート電極12の中央開口部に位置するnウェル4の表面にはn型のソース領域15があり、図2に示すように、そのソース領域15に隣接して取り囲むようにp型のソース近傍p型領域9がある。また、ソース近傍p型領域9の下のpエピタキシャル層2内にp層3が設けられている。また、ソース領域15、ソース近傍p型領域9と離れたnウェル4の表面にはn型のドレイン領域10がある。
リング状ゲート電極12の外のnウェル4中にはp型埋め込み領域6が形成され、nウェル4とのpn接合により埋め込みフォトダイオードを形成している。p型埋め込み領域6の表面にはn層7があり、このn層7は、単位画素エリアの外周でnドレイン領域10とつながっている。p型埋め込み領域6とn層7のpn接合は、p型埋め込み領域6に蓄積した正孔がゲート酸化膜11に接触して再結合しないように、ポテンシャルのバリアを作る役割を担っている。
また、p型埋め込み領域6に隣接したゲート酸化膜11上には、電荷蓄積用のゲート電極13が形成されている。この電荷蓄積用ゲート電極13の下のチャンネル領域内には、フォトダイオードと距離をおいてp埋め込み層8が設けられる。本実施の形態は、上記のフォトダイオードに隣接して、ゲート酸化膜11と、電荷蓄積用ゲート電極13と、ポテンシャルの異なるp埋め込み層8及びnウェルチャンネル17を持つチャンネル部分とからなる電荷蓄積手段を設けた点に特徴がある。
また、電荷蓄積用ゲート電極13とリング状ゲート電極12の間には、電荷転送用ゲート電極14がある。これらのゲート電極12、13、14の作成には例えば2層ポリシリコンプロセスを使う。具体的には、電荷蓄積用ゲート電極13とリング状ゲート電極12を第1層ポリシリコンで形成し、この第1層ポリシリコンの表面を低温ウェット熱酸化法で薄く酸化し、その後第2層ポリシリコンで電荷転送用ゲート電極14を作成する。
図3は図1及び図2に示した本発明の固体撮像装置の第1の実施の形態の等価回路図を示す。画素は画素敷き詰め領域にm行n列で配置されているが、そのうちの1画素だけを代表として図3の等価回路で表現している。画素等価回路は前記リング状ゲート電極12を持つ増幅用MOS型電界効果トランジスタ(以下、MOSFET)であるリング状ゲートMOSFET21と、ドレイン22(図1、図2の10に相当)と、電荷蓄積用ゲート電極24(図1、図2の13に相当)及び電荷転送用ゲート電極25(図1、図2の14に相当)を持つ複合MOSFETと、フォトダイオード23(図1、図2の6及び7に相当)とから構成されており、リング状ゲートMOSFET21のドレインがフォトダイオード23のn側端子に接続されている。
また、電荷蓄積用ゲート電極24と電荷転送用ゲート電極25とを持つ複合MOSFETのソースがフォトダイオード23のp側端子に接続され、複合MOSFETのドレインがリング状ゲートMOSFET21のバックゲート(図2のソース近傍p型領域9に相当)と接続されている。リング状ゲートMOSFET21は、図1、図2ではリング状ゲート電極12直下のソース近傍p型領域9をゲート領域とし、n型のソース領域15及びn型のドレイン領域10を有するnチャネルMOSFETである。また、上記の複合MOSFETは、図1、図2では電荷転送用ゲート電極14直下のnウェル4をゲート領域、p型埋め込み領域6をソース領域、ソース近傍p型領域9をドレインとするpチャネルMOSFETである。
画素内のリング状ゲートMOSFET21のリング状ゲート電極は、信号線26を介して垂直走査回路31に接続されており、また、電荷蓄積用ゲート電極24と電荷転送用ゲート電極25はそれぞれ信号線27、28を介して転送ゲート駆動回路32に接続されており、リング状ゲートMOSFET21のドレイン電極とフォトダイオード23のn側端子はドレイン22及び信号線29を介してドレイン電圧制御回路33に接続されている。
リング状ゲート電極と電荷転送用ゲート電極は行毎に制御するので、図中、横方向に配線するが、電荷蓄積用ゲート電極は全画素一斉に制御するので、縦方向の配線でもよいが、ここでは横方向で表現している。ドレイン電圧制御回路33は、全画素一斉に制御する場合と行毎に制御する場合があり、ここでは横方向で表現する。また、リング状ゲートMOSFET21のソース電極につながる配線は縦方向に配線され、配線の一方はソース電位制御回路34に接続され、もう一方は信号出力回路35に接続されている。
信号出力回路35には、図示していないクランプ回路やサンプルホールド回路、差動増幅器によって信号電圧とリセット電圧の差を読み出す、いわゆるCDS(相関二重サンプリング)の機能を備えている。信号出力回路35から出力された信号は、水平走査回路36により制御されるスイッチを介して出力される。
次に、本実施の形態の等価回路の動作について、図4のタイミングチャートを併せ参照して説明する。ドレイン電圧制御回路33からは図4(A)に示すようにハイレベルVddのドレイン電圧が出力されている。また、図4のt1までの期間で、図3の埋め込みフォトダイオード23に光が入射し、光電変換効果により電子ホール対が発生し、フォトダイオード23のp型領域(図2のp型埋め込み領域6)にホールが蓄積される。
続いて、時刻t1で全画素の転送ゲート駆動回路32から信号線27へ出力される電圧により全画素の電荷蓄積用ゲート電極24の電位VCが図4(B)に示すようにローレベル(Low)となり、全画素で一斉にフォトダイオード23から電荷蓄積ゲート電極24下のチャンネルへ、ホール電荷が転送される。
続く時刻t2では、電荷蓄積ゲート電極24の電位VCが図4(B)に示すように再びVddとなる。この状態でホール電荷は電荷蓄積ゲート電極24の下のp型埋め込みチャンネルに保持され、また電荷蓄積ゲート電極24の下のnウェルチャンネル(図2の17)により、フォトダイオード23と電荷蓄積ゲート電極24間の電荷移動が阻止される。フォトダイオード23では再びホール電荷の蓄積が始まり、これは次に電荷蓄積ゲート電極24のVCがLowになるまで続く。
画素の信号読み出しは各行毎に順番に行われるので、時刻t2から時刻t3は図示した画素が位置する行を読み出すまでの待機状態となる。待機状態のリング状ゲートMOSFET21のゲート電位VRは図4(D)に示すようにLow、ソース電位VSは同図(E)に示すようにS1であり、リング状ゲートMOSFET21はオフ状態である。ソース電位制御回路34により制御されるソース電位VSは他の行からの信号読み出しが行われている間、その画素からの信号の値により、様々な値を取り得る。
時刻t3で、図3に示した画素の位置する行の全画素について、転送ゲート駆動回路32から信号線28に出力される信号により、転送ゲート電極25の電位VTGが図4(C)に示すようにLowにされ、電荷蓄積ゲート電極24の直下のp型埋め込みチャンネルに保持されている電荷を、リング状ゲートMOSFET21のバックゲート(ソース近傍p型領域9)に転送する。この電荷転送が終った後、転送ゲート電極25の電位VTGがVddに戻り、その後、読み出し動作が始まる。
まず、時刻t4で垂直走査回路31から信号線26を介して出力される信号により、図4(D)に示すようにリング状ゲートMOSFET21のリング状ゲート電極電位がVg1になる。この電位Vg1はLowとVddとの間の電位である。一方、信号出力回路35内のスイッチ(図示せず)により信号線30にソースフォロア回路がつながり、リング状ゲートMOSFET21のソース電位VSは図4(E)に示すように時刻t4でS2(=Vg1−Vth1)となる。ここで、Vth1はリング状ゲートMOSFET21のバックゲート(ソース近傍p型領域9)にホールがある状態でのリング状ゲートMOSFET21のしきい値電圧である。このソース電位S2が信号出力回路35内の第1のキャパシタ(図示せず)に記憶される。
次に、時刻t5では、垂直走査回路31から信号線26を介して出力される信号により、図4(D)に示すようにリング状ゲートMOSFET21のリング状ゲート電極電位VRがVg2になり、リング状ゲートMOSFET21のソース電位VSは同図(E)に示すようにS3になる。ここで、Vg2、S3>Lowであり、リング状ゲートMOSFET21がオンして電流が流れないような電位設定にするのが望ましい。また、Vg2、S3≦Vddが望ましい。簡便な設定では、Vg2=S3=Vddとする。このとき、図2に示したソース近傍p型領域9のポテンシャルが持ち上げられ、nウェル4のバリアを越えて、ホールがp型エピタキシャル層2に排出される(リセット)。図2の縦断面図でソース近傍p領域9の下のp層3は、このリセット電圧を適当な値に調節するためのものである。
続いて、時刻t6では、垂直走査回路31から信号線26を介して出力される信号により、図4(D)に示すようにリング状ゲートMOSFET21のリング状ゲート電極電位が再びVg1になる。しかし、このときは直前の期間でホールが基板であるp型エピタキシャル層2に排出されていて、ソース近傍p型領域9にはホールが存在しないので、リング状ゲートMOSFET21のソース電位VSは、図4(E)に示すように時刻t6ではS0(=Vg1−Vth0)となる。ここで、Vth0はリング状ゲートMOSFET21のバックゲート(ソース近傍p型領域9)にホールがない状態でのリング状ゲートMOSFET21のしきい値電圧である。
このソース電位S0が、信号出力回路35内の第2のキャパシタ(図示せず)に記憶される。信号出力回路35内の差動アンプは、上記の第1及び第2のキャパシタの電位差、すなわち(Vth0−Vth1)を出力する。この出力値はホール電荷によるしきい値電圧変化分である。この信号は水平走査回路36内のスイッチを通してセンサ外へ出力される。
なお、上記の説明ではt5〜t6のリセット時のソース電位VSをソース電位制御回路34から供給したが、その電位をフローティングにする方法もある。その場合は、リング状ゲート電極電位をVg2とすると、リング状ゲートMOSFET21がオン状態となり、リング状ゲートMOSFET21のソース電極にドレインから電流が供給され、ソース電極電位が上昇し、従ってソース近傍p型領域9のポテンシャルが持ち上げられ、nウェル4のバリアを越えて、ホールがp型エピタキシャル層2に排出される(リセット)。ホールが完全に排出されたときのソース電極電位VSは、Vg2−Vth0になる。この方法では、ソース電位制御回路34のうち、ソース電位S3を供給するトランジスタを削減することができ、チップ面積を減らすことができる。
上記の図1、図2に示す構成の本発明の第1の実施の形態の固体撮像装置は、リング状のゲート電極12を持つリング状ゲートMOSFET21が増幅用MOSFETであり、図3に示したように各画素内に増幅用MOSFETを持つという意味で、CMOSセンサの一種であり、また1画素2トランジスタのグローバルシャッタ機能を有するCMOSセンサである。
なお、本出願人は、1画素2トランジスタのグローバルシャッタ機能を有するCMOSセンサを先に特願2004−21895号にて提案している。図11はこの本出願人の提案になる固体撮像装置の一例の平面図、図12は図11のXーX’線に沿う縦断面図を示す。両図中、図1、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図11及び図12に示すように、この先の提案になる固体撮像装置では、第1の実施の形態の電荷蓄積用ゲート電極13、電荷転送用ゲート電極14、p埋め込み層8の替わりに、リング状ゲート電極12とp型埋め込み領域9との間に転送ゲート電極16が設けられている。
図13は図11及び図12に示した本出願人の先の提案になる固体撮像装置の一画素当りの一例の等価回路図を示す。図13中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図13において、画素等価回路はリング状ゲートMOSFET21、ドレイン22、転送ゲートMOSFET52、フォトダイオード23からなっており、リング状ゲートMOSFET21のドレインがフォトダイオード23のn側端子に接続され、転送ゲートMOSFET52のソースがフォトダイオード23のp側端子に接続され、ドレインがリング状ゲートMOSFET21のバックゲート(図11のソース近傍p型領域9)と接続されている。
転送ゲートMOSFET52は、図12では転送ゲート電極16直下のnウェル4をゲート領域、埋め込みのp型領域6をソース領域、ソース近傍p型領域9をドレイン領域とするpチャネルMOSFETである。画素内のリング状MOSFET21のゲート電極は垂直走査回路31に、転送ゲートMOSFET52のゲート電極は転送ゲート駆動回路51に、リング状MOSFET21のドレイン電極はドレイン電圧制御回路34に、それぞれ接続されている。
この本出願人の提案になる固体撮像装置(CMOSセンサ)は、図13に示すように、1画素2トランジスタ構成であり、フォトダイオード23で光電変換した電荷を、オンとされた転送ゲートMOSFET52を通して全画素一斉にリング状ゲートMOSFET21のバックゲート(ソース近傍p型領域9)に転送するので、グローバルシャッタ機能を実現でき、また、光電変換された電荷は面積の小さなソース近傍p型領域9に転送されるので、特許文献1に記載の従来の固体撮像装置に比べて電荷電圧変換効率が高く、出力を大きくとれる。また、1画素あたりのトランジスタ数が少ないので、画素面積内のフォトダイオードの面積比率を上げられることも、信号出力が大きくなることに貢献する。更に、リング状ゲートMOSFETをリセットするとき、ソース近傍p型領域9は完全に空乏化するので、リセット時の残留電荷量のばらつきによるリセット雑音が発生しない、などの優れた特長を有する。
しかしながら、この本出願人の提案になる固体撮像装置も特許文献1に記載の従来の固体撮像装置と同様に、リング状ゲートトランジスタの直下のp型領域に蓄積されている電荷の保持時間が、そのリング状ゲートトランジスタを構成する画素の位置によって異なることに起因したリーク電流の大きさの相違による信号電圧の不均一の問題があり、また、高集積化のために、複数画素のフォトダイオードの電荷を1個の読み出しトランジスタから出力する手法を適用した場合は、複数のフォトダイオードの電荷を蓄積する場所がソース近傍p型領域で共通するため、各フォトダイオードの電荷を順次転送して読み出さねばならず、グローバルシャッタ動作ができないという問題がある。
これに対し、本実施の形態によれば、全画素のフォトダイオードで光電変換した電荷を、まず、全画素一斉に電荷蓄積手段である電荷蓄積用ゲート電極13の下のチャンネル領域(p埋め込み層8及びnウェルチャンネル17)に転送し、その後、1ラインずつ信号を読み出す直前に、上記の電荷蓄積手段から増幅機能と読み出し機能を備えたトランジスタであるリング状ゲートMOSFET21のソース近傍p型領域9に転送するようにしているため、ソース近傍p型領域9に電荷が保持される時間はごく短時間(最長で1ライン時間の数百分の1程度)であり、リング状ゲートMOSFET21で発生するリーク電流の影響は非常に小さく、また、画面の位置によってもリーク電流の影響は変わらない。
ここで、ソース近傍p型領域9に電荷が保持される上記の時間について更に説明するに、1ライン時間は、1ラインの複数画素のそれぞれにおいて、電荷蓄積用ゲート電極13の下のチャンネル領域からリング状ゲートMOSFET21のソース近傍p型領域9に電荷を一斉に転送する時間Aと、ソース近傍p型領域9に蓄積された電荷をしきい値電圧の変化として出力信号線30に一斉に読み出す時間Bと、リング状ゲートMOSFET21を一斉にリセットする時間Cと、リング状ゲートMOSFET21のリセット後の信号をソース近傍p型領域9から読み出す時間Dと、出力信号線30毎に信号出力回路35内の前述した2つのキャパシタの電位差をとって映像信号を1画素ずつ順番に出力する時間Eと、時間Aの前と時間Eの後にある何もしない時間(帰線期間)Fとの合計時間である。
これらの時間の中で時間Eが大半を占め、時間A〜Dはそれぞれ僅かな時間である。リング状ゲートMOSFET21のソース近傍p型領域9に電荷が保持されている時間は、上記の時間Aの終了後、時間Cが終了するまでである。時間Bのときに信号の読み出しが行われるので、信号のばらつきに影響する電荷保持時間は時間Aの終了時点から時間Bが終るまでの時間であり、この時間は1ラインの画素の位置に関係せず、全画素で同じである。これにより、ソース近傍p型領域9に電荷が保持される時間は、最長で1ライン時間の数百分の1程度となる。
一方、光電変換された電荷は電荷蓄積用ゲート電極13の下のチャンネル領域に最大1フィールド(フレーム)時間保持され、また各画素での保持時間が画面内の位置によって異なるが、このチャンネル領域は埋め込みチャンネルで形成され、リーク電流が非常に小さいので、画面内で信号電圧のばらつきを起こさない。
また、本実施の形態によれば、増幅機能と読み出し機能を備えたトランジスタであるリング状ゲートMOSFET21を含む信号出力手段とは別に上記の電荷蓄積手段を設けたため、複数画素のフォトダイオードの電荷を1個の読み出しトランジスタから出力する高密度化の手法を適用した場合でも、全画素のフォトダイオードから電荷蓄積手段には一斉に電荷を転送できるので、グローバルシャッタ機能を実現できる。
なお、上記説明では、電荷蓄積用ゲート電極13下にp埋め込み層8とnウェルチャンネル17を形成してポテンシャルのバリアを作っているが、電荷蓄積用ゲート電極13を2つに分け個別のゲート電圧でポテンシャルを制御してもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、高画素密度、高解像度の固体撮像装置を実現する手段として、フォトダイオードの面積比率を確保したまま画素ピッチを挟めるために、2画素分の読み出しトランジスタを共通化したものである。図5は本発明になる固体撮像装置の第2の実施の形態の平面図、図6は図5のZ−Z’線に沿う縦断面図を示す。図5及び図6中、図1、図2と同一構成部分には同一符号を付すと共に、リング状ゲート電極12を中心として右側の各構成部分には添え字aを、左側の各構成部分には添え字bを付してある。
図5及び図6に示すように、本実施の形態では、リング状ゲート電極12を中心として、フォトダイオードを構成するp型埋め込み領域6a、6b及びn層7a、7b、p埋め込み層8a、8b、電荷蓄積用ゲート電極13a、13b、電荷転送用ゲート電極14a、14bを配置している。リング状ゲート電極12、ソース領域15、ソース近傍p型領域9、n型のドレイン領域10、nウェル4等は共通である。
本実施の形態では、p型埋め込み領域6a、6bを有する各フォトダイオードの面積を、それぞれ図1及び図2に示した第1の実施の形態のp型埋め込み領域6を有するフォトダイオードの面積と同じにしても、本実施の形態の画素面積は第1の実施の形態のそれの7割程度に縮小される。画素面積当たりのフォトダイオード面積比率を同じにする条件では、本実施の形態の画素面積は第1の実施の形態のそれの5割程度になる。
図7は本発明の固体撮像装置の第2の実施の形態の等価回路図を示す。ここでは、読み出しトランジスタであるリング状ゲートMOSFETを共用する2画素のみを表示している。図7中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7において、共通の読み出しトランジスタであるリング状ゲートMOSFETはゲートとソースがそれぞれつながった2つのトランジスタ21a(MOS−A)、21b(MOS−B)で表している。
すなわち、図6において、単一のリング状ゲート電極12直下のソース近傍p型領域9をゲート領域とし、n型のソース領域15をソース領域とし、n層7aをドレイン領域とする第1のnチャネルMOSFETを図7ではリング状ゲートMOSFET21aとして示し、単一のリング状ゲート電極12直下のソース近傍p型領域9をゲート領域とし、n型のソース領域15をソース領域とし、n層7bをドレイン領域とする第2のnチャネルMOSFETを図7ではリング状ゲートMOSFET21bとして表している。
また、図7においてゲート電極24a、25aは図6の電荷蓄積用ゲート電極13a、電荷転送用ゲート電極14aに相当し、これらゲート電極24a、25aを持つ複合MOSFETは、図6の電荷転送用ゲート電極14a直下のnウェル4をゲート領域、p埋め込み層8aをソース領域、ソース近傍p型領域9をドレインとするpチャネルMOSFETである。同様に、図7においてゲート電極24b、25bは図6の電荷蓄積用ゲート電極13b、電荷転送用ゲート電極14bに相当し、これらゲート電極24b、25bを持つ複合MOSFETは、図6の電荷転送用ゲート電極14b直下のnウェル4をゲート領域、p埋め込み層8bをソース領域、ソース近傍p型領域9をドレインとするpチャネルMOSFETである。2つの複合トランジスタのドレインは、リング状ゲートMOSFET21a、21bのバックゲートに共通接続されている。
なお、図7では、電荷蓄積用ゲート電極24a、24bの電極配線27a(VC−A)と27b(VC−B)を別配線としているが、通常の動作モードでは全画素一斉にフォトダイオードから電荷を転送するので、同一配線でもよい。
次に、図7の等価回路の動作を図8のタイミングチャートを併せ参照して説明する。ドレイン電圧制御回路33からは図8(A)に示すように常時ハイレベルのVddのドレイン電圧VDが出力されている。この状態で、時刻t11で転送ゲート駆動回路32から電極配線27a(VC−A)と27b(VC−B)に、図8(B)、(D)に示すように、ローレベル(Low)の転送ゲート信号が出力され、2つのフォトダイオードの埋め込み領域6a、6bにそれぞれ蓄積されていた電荷が、2つの電荷蓄積用ゲート電極24a(13a)、24b(13b)直下のp埋め込み層8a、8bにそれぞれ転送保持される。
続く時刻t12で、転送ゲート駆動回路32から一方の信号線28aに出力される転送ゲート信号VTG−Aが図8(C)に示すようにLowとなって、ゲート電極25aを有する複合トランジスタがオンとなってp埋め込み層8aに保持されていた、一方のフォトダイオードからの電荷がリング状ゲートMOSFET21aのバックゲートに転送される。その後、第1の実施の形態の図4で説明したと同様の手順で信号を読み出す(t13〜t15)。
上記の1画素の信号読み出し終了後、引き続いて時刻t16で、転送ゲート駆動回路32からもう一方の信号線28bに出力される転送ゲート信号VTG−Bが図8(E)に示すようにLowとなって、ゲート電極25bを有する複合トランジスタがオンとなってp埋め込み層8bに保持されていた、もう一方のフォトダイオードからの電荷がリング状ゲートMOSFET21bのバックゲートに転送される。その後、第1の実施の形態の図4で説明したと同様の手順で信号を読み出す(t17〜t19)。なお、図8(F)、(G)は垂直走査回路31から出力されるゲート信号VR、リング状ゲートMOSFET21a、21bの共通のソース電位VSを示す。
このように、本実施の形態では、読み出しトランジスタであるリング状ゲートMOSFET21a、21bを共通にしても、転送ゲートのタイミングを調整することにより、2つのフォトダイオードから正常に信号を読み出すことができる。すなわち、本発明の第2の実施の形態では、2つのフォトダイオードに対し1つの読み出しトランジスタを配置する方法で正しく信号を読み出すことができ、かつ、単位画素面積を縮小でき、また、電荷蓄積領域は個別にあるのでグローバルシャッタ機能も実現できる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図9は本発明になる固体撮像装置の第3の実施の形態の平面図を示す。同図中、図1、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図9に示す第3の実施の形態では、p型埋め込み領域6a、6b、6c、6dを各々有する4画素分のフォトダイオードを2行2列に配置すると共に、それらフォトダイオードの中心にリング状ゲート電極12、ソース領域15等からなる単一のリング状ゲートMOSFETを配置した、4画素1読み出しトランジスタの構成とすることにより、画素の高密度化を図っている。
ここで、図9では、電荷蓄積用ゲート電極13a、13b、13c、13d、および電荷転送用ゲート電極14a、14b、14c、14dを分けて配線しなければならず、配線面積の比率が高くなり、フォトダイオードの面積比率を低下させるように見える。
しかし、図10に示すように、各々図9に示した4画素1読み出しトランジスタの構成である第1ブロック40Aと、第2ブロック40Bとを縦方向に並べて、隣接ブロック40A、40B間で電荷転送用ゲート電極の配線(41と42、また44と45)を共通化し、また電荷蓄積用ゲート電極を全画素共通のポリシリコンで配線することにより、隣接フォトダイオード間のスペースを配線領域に使えるので、必要なフォトダイオード面積を確保することができる。
なお、図10において、43、46は隣接する第1ブロック40Aと第2ブロック40B間で共通化した電荷転送用ゲート電極にメタル配線するためのコンタクト穴を示し、コンタクト穴43は転送ゲート配線41、42のコンタクト穴を、コンタクト穴46は転送ゲート配線44、45のコンタクト穴を示す。
このような配線方法を併用した場合、単位画素ピッチが2μm以下になっても、フォトダイオードの面積比率を40%以上にすることができる(本発明者により、1.8μmピッチ画素のパターンをレイアウトし、フォトダイオードの面積比率が40%以上になることが確認された。)。従って、本実施の形態によれば、高画素密度でありながら信号レベルの高い固体撮像装置を提供できる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図2、図6の縦断面図でp型とn型を入れ替えても同様の機能が実現可能であることは勿論である。
本発明の固体撮像装置の第1の実施の形態の平面図である。 図1のYーY’線に沿う縦断面図である。 本発明の固体撮像装置の第1の実施の形態の1画素当りの等価回路図である。 図3の動作説明用タイミングチャートである。 本発明の固体撮像装置の第2の実施の形態の平面図である。 図5のZ−Z’線に沿う縦断面図である。 本発明の固体撮像装置の第2の実施の形態の1画素当りの等価回路図である。 図7の動作説明用タイミングチャートである。 本発明の固体撮像装置の第3の実施の形態の平面図である。 図9の固体撮像装置を縦方向に2つ並べたときの平面図である。 本出願人が先に提案した固体撮像装置の一例の平面図である。 図11のX−X’線に沿う縦断面図である。 図11の固体撮像装置の1画素当りの等価回路図である。 ラインシャッタ動作の画像歪の説明図である。
符号の説明
4 nウェル
6、6a、6b、6c、6d p型埋め込み領域
7、7a、7b n
8、8a、8b p埋め込み層
9 ソース近傍p型領域
10 ドレイン領域
11 ゲート酸化膜
12 リング状ゲート電極
13、13a、13b、13c、13d、24、24a、24b 電荷蓄積用ゲート電極
14、14a、14b、14c、14d、25、25a、25b 電荷転送用ゲート電極
15 ソース領域
17、17a、17b nウェルチャンネル
21、21a、21b リング状ゲートMOSFET
23、23a、23b フォトダイオード


Claims (2)

  1. 基板上のリング状ゲート電極と、前記リング状ゲート電極の中央開口部に対応する前記基板の位置に設けられたソース領域と、前記ソース領域を取り囲み、かつ、前記リング状ゲート電極の外周に達しないように前記基板に設けられたソース近傍領域とを有し、入力された電荷の量をしきい値電圧の変化として出力する信号出力用MOSFETと、
    光を電荷に変換して前記電荷を蓄積する光電変換領域と、
    前記光電変換領域に隣接して設けられ、前記光電変換領域から転送された電荷を蓄積する電荷蓄積と、
    前記電荷蓄積に蓄積されている電荷を、1ラインずつ信号を読み出す直前に前記信号出力用MOSFETの前記ソース近傍領域へ転送する電荷転送
    を含む単位画素が複数配列されており、
    前記光電変換領域に蓄積されている電荷は、その光電変換領域に対応して配置された前記電荷蓄積部に全画素一斉に転送され、
    前記光電変換領域における次の電荷の蓄積は、前記電荷蓄積部に前の電荷が全画素一斉に転送された後から、前記電荷蓄積部に前記次の電荷が全画素一斉に転送されるまで、前記信号の読み出し期間中も継続して行われることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 基板上のリング状ゲート電極と、前記リング状ゲート電極の中央開口部に対応する前記基板の位置に設けられたソース領域と、前記ソース領域を取り囲み、かつ、前記リング状ゲート電極の外周に達しないように前記基板に設けられたソース近傍領域とを有し、入力された電荷の量をしきい値電圧の変化として出力する信号出力用MOSFETと、
    光を電荷に変換して前記電荷を蓄積する複数の光電変換領域と、
    前記複数の光電変換領域に1対1に対応して隣接してそれぞれ設けられ、前記複数の光電変換領域のうち対応する前記光電変換領域から転送された電荷を蓄積する複数の電荷蓄積と、
    前記複数の電荷蓄積に1対1に対応して設けられ、前記複数の電荷蓄積に蓄積されている電荷を、1ラインずつ信号を読み出す直前に共通の前記信号出力用MOSFETの前記ソース近傍領域へ順番に転送する複数の電荷転送手段と
    を含む複数の画素単位で規則的に配列されており、
    前記光電変換領域に蓄積されている電荷は、その光電変換領域に対応して配置された前記電荷蓄積部に全画素一斉に転送され、
    前記光電変換領域における次の電荷の蓄積は、前記電荷蓄積部に前の電荷が全画素一斉に転送された後から、前記電荷蓄積部に前記次の電荷が全画素一斉に転送されるまで、前記信号の読み出し期間中も継続して行われ、
    前記ソース近傍領域は、前記リング状ゲート電極の電位を上げて前記ソース領域のソース電位をフローティングすることによりリセットされることを特徴とする固体撮像装置。
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