JP4746962B2 - 固体撮像装置及び撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置及び撮像システムに関する。
今日、MOSトランジスタを利用した撮像素子であるCMOSエリアセンサの開発が盛んである。CMOSエリアセンサの詳細は、特許文献1などに開示されている。また特許文献2には、MOS型のイメージセンサの信号読み出し動作及びその回路構成が開示されている。
特開2004−320592号公報 特開2003−046864号公報(図1、2)
CMOSエリアセンサにおいて、特許文献1などに開示されている垂直信号線は、画素領域中でアナログ信号が通る特に大事な配線である。ノイズや信号切り替えによる垂直信号線の電位の変動を最小限に抑えることが、信頼性のあるCMOSセンサを提供する上で必要である。これを具体的に説明する。特許文献2の図1の構成において、画素アンプ5と共にソースフォロワ回路を構成するためのロードトランジスタ6のゲート電極に接続されている定電流を供給するための配線LGCEL,SCELの電位が変動する。この電圧変動によって、層間絶縁膜を介して生じる寄生容量を介して、信号出力線10の電位が変動する。この信号出力線の電位変動を低減することが望まれている。
本発明は、このような課題に鑑み、垂直信号線の外来ノイズに起因する電位の変動を最小限に抑え、高品位画像を撮像できる固体撮像装置及び撮像システムを提供することを目的とする。
本発明の固体撮像装置は、光電変換された電荷を増幅するためのアンプ用電界効果トランジスタと、前記アンプ用電界効果トランジスタのソース電極に接続される信号線と、前記信号線に接続される電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタと、前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタのゲート電極に接続されるコンデンサとを有し、前記コンデンサは、互いに隣接する複数の前記信号線ごとに1つが前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタのゲート電極に接続されていることを特徴とする。
コンデンサを設けることにより、アンプ用電界効果トランジスタのソース電極に接続される信号線の電位の変動を防止することができる。信号線の外来ノイズに起因する電位の変動を最小限に抑え、高品位画像を撮像することができる。
以下に好ましい実施形態を挙げて説明するが、この形態の内容の任意の組み合わせも本発明の範囲内である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置の周辺回路領域を示す回路図である。以下、電界効果トランジスタを単にトランジスタという。図中、1は画素領域、2は垂直信号線、3は水平走査回路、4はカレントミラー構成回路、5は電流源の負荷を構成する最終段MOSトランジスタの共通ゲート線、6は輝度信号用水平信号線である。8は信号読み出し回路、9はFD電位生成回路、10は電流源の負荷を構成する最終段MOSトランジスタ、12は負荷電流源遮断用MOSトランジスタ、16はノイズレベル用水平信号線、17はメインアンプ、19は外部信号端子である。本実施形態では、負荷電流源の最終段のMOS電界効果トランジスタ10のゲート電極にコンデンサ7を取り付ける。そして、このコンデンサ7は、垂直信号線2ごとにトランジスタ10のゲート電極に接続される。
第1の実施形態では、負荷電流源最終段MOSトランジスタ10のゲート電極とつながった一方の電極と、半導体基板を使った他方の電極と、両者間の酸化膜で、コンデンサ7を構成する。図3は、この構成を示す平面図(a)と断面図(b)である。断面図(b)は、平面図(a)のAA’線での断面図である。図中、13はn型シリコン基板、14はp型ウエル、15はn型不純物領域、18は酸化膜を表す。他の符号は、以前に説明した部品と同じである。以下、これらの部品の関係について、詳述する。
n型シリコン基板13の表面にp型ウエル14を形成し、p型ウエル14中にn型不純物領域15を形成する。n型不純物領域15のない部分の直上には、コンデンサ7を作る一方の電極、負荷電流源最終段MOSトランジスタ10のゲート電極、負荷電流源遮断用MOSトランジスタ12のゲート電極が、酸化膜18を介して存在する。これらコンデンサ7を作る一方の電極、負荷電流源最終段MOSトランジスタ10のゲート電極、負荷電流源遮断用MOSトランジスタ12のゲート電極は、ポリシリコンで形成されるのが望ましい。負荷電流源遮断用MOSトランジスタ12の役割については後述する。この構成では、コンデンサ7を、MOSトランジスタ10、12などと同じプロセスで形成するため、コンデンサ7を形成することによるコストアップ要因はない。コンデンサ7は、MOS構造によって形成されている。このコンデンサ7の望ましい容量は、1〜100fFの範囲である。また、図3(b)の断面図では、コンデンサ7の下部には、n型不純物領域15のないように構成しているが、電極形成前にイオン打ち込みをしてn型不純物領域を形成してもよい。なお、この構成では、p型ウェル14がn型シリコン基板13中にあるとして説明したが、p型ウェル14が無くて、基板がp型シリコン基板であってもよい。また、MOSトランジスタ10、12はnチャンネルMOSトランジスタであるとして説明したが、p型ウエル14をn型ウエルまたはn型シリコン基板として、pチャンネルMOSトランジスタとしてもよい。
さらには、コンデンサ7の他方の電極をもポリシリコンで形成してもよい。このとき、コンデンサ7の一方の電極もポリシリコンで形成しているが、その一方の電極の上に絶縁層を介してポリシリコンからなる他方の電極を形成するのである。この構成においても、上記と同様の効果を得ることができる。
図2は、画素領域1と垂直走査回路11を示す回路図である。図中、11は垂直走査回路である。PD1−1、PD2−1などはフォトダイオード、FD1、FD2、FD3はフローティングディフュージョン、M1とM2は転送MOSトランジスタ、M3とM5はリセットMOSトランジスタ、M4はアンプ用MOSトランジスタである。他の符号は、以前に説明した部品と同じである。なお、以降はフローティングディフュージョンをFDと略す。第1の実施形態の場合、1画素(1個のフォトダイオード)ごとに一つの転送MOSトランジスタがあり、2画素(2個のフォトダイオード)ごとに一つのFD、リセットMOSトランジスタ、アンプ用MOSトランジスタがある。また、FDは、フォトダイオードから転送された電荷を蓄積する画素コンデンサとしての役割もある。
フォトダイオードPD1−1等は、光電変換により電荷を生成する光電変換手段である。転送MOSトランジスタM1及びM2は、それぞれフォトダイオードPD1−1及びPD1−2の電荷をFD1に転送するための転送手段である。アンプ用MOSトランジスタM4は、ゲート電極がFD1に接続され、ソース電極が垂直信号線2に接続され、ドレイン電極が電源電圧(VDD)に接続され、FD1の電荷を増幅し、垂直信号線2に出力する。
図4の駆動タイミングチャートを使って、第1の実施形態の駆動方法を説明する。図中のφRes1、φTX1、φTX2、φRes2は、図2の画素領域1に通じる配線の電圧のタイミングを表しており、その配線位置については図2に記述している。φRes1とφRes2は、それぞれリセットMOSトランジスタM3、M5のオン/オフを制御する。また、φTX1、φTX2は、それぞれ転送MOSトランジスタM1、M2のオン/オフを制御する。また、φVR1とφVR2は、図1のFD電位生成回路9に通じる配線の電圧のタイミングを表しており、その配線位置については図1に記述している。
まず、1行目の走査について説明する。タイミングt1で、φRes1のハイレベルによってリセットMOSトランジスタM3をオンし、FD1の電位をVRHとし、FD1、FD2、FD3を活性化する。このとき、FD電位生成回路9は、φVR1のハイレベルとφVR2のハイレベルによって垂直信号線2に電位VRHを供給している。つぎに、タイミングt2で、φVR1のローレベルにより、負荷電流源遮断用MOSトランジスタ12がオンし、垂直信号線2は負荷電流源構成回路4と負荷電流源最終段MOSトランジスタ10に接続される。これにより、FD1、FD2、FD3のノイズレベルがアンプMOSトランジスタM4と垂直信号線2を通じて読み出し回路8に読み出される。つぎに、タイミングt3で、φTX1のハイレベルにより転送MOSトランジスタM1がオンとなり、光照射によりPD1−1に貯まった電荷がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−1、PD3−1に貯まった電荷が、それぞれFD2、FD3に転送される。つぎに、タイミングt4で、転送MOSトランジスタM1がオフとなり、光照射によるPD1−1、PD2−1、PD3−1の電荷発生量がアンプMOSトランジスタM4と垂直信号線2を通じ、輝度信号として読み出し回路8に読み出される。つぎに、タイミングt5で、φRes1のハイレベルによって、リセットMOSトランジスタM3がオンし、FD1、FD2、FD3の電位をグランド(GND)とし、FD1、FD2、FD3をオフする。このとき、FD電位生成回路9は、φVR1のハイレベルとφVR2のローレベルによって垂直信号線2にGNDを供給している。
つぎに、タイミングt6で、水平走査回路3により読み出し回路8に蓄えられたノイズレベルと輝度信号が読み出され、それぞれノイズレベル用水平信号線16と輝度信号用水平信号線6を通じてメインアンプ17に送られる。このとき、図示していないが、水平走査回路3から複数の読み出し回路8に順々にパルスが送られ、左の列から順に、輝度信号とノイズレベルが読み出される。メインアンプ17は、輝度信号用水平信号線6から入った輝度信号から、ノイズレベル用水平信号線16から入ったノイズレベルを引き算し、真の輝度信号を、外部信号端子19に送り、1行目の走査が終わる。
2行目も、タイミング期間t7の間で、転送MOSトランジスタM2をオンすること以外は、1行目と同様の走査をする。つまり、2行目を選択するために、φTX2のハイレベルにより転送MOSトランジスタM2がオンとなり、光照射によりPD1−2に貯まった電荷がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−2、PD3−2に貯まった電荷が、それぞれFD2、FD3に転送される。
3行目は、タイミングt8でφRes2をハイレベルにすることによって、リセットMOSトランジスタM5をオンして、3行目用と4行目用のFDの電位をVRHにして活性化する。このとき、φRes1はローレベルであるため、リセットMOSトランジスタM3はオフであるため、1行目用と2行目用のFDの電位はGNDのままである。同様に、3行目用と4行目用以外の行のリセットMOSトランジスタはオフのため、これらの行のFDの電位はGNDのままである。
これらの走査を全行繰り返すことによって、1フレームの輝度信号が外部に読み出される。第1の実施形態では、負荷電流源の最終段のMOSトランジスタ10のゲート電極にコンデンサ7を取り付ける。そして、このコンデンサ7は、垂直信号線2ごとにあるが、MOSトランジスタの形成と同じプロセスで製造できるため、低コストである。また、第1の実施形態では、垂直信号線2でFD電位を供給するが、前述のコンデンサ7を付加したため、信号転送時の電位の変動が小さい。
本実施形態は、周辺回路領域に配する負荷電流源の最終段のMOSトランジスタ10のゲート電極に、電気的に接続されたコンデンサ7を形成するものである。この最終段のMOSトランジスタ10は、画素領域から信号が出力される垂直信号線2に接続されている。このことによって、垂直信号線2の電位の変動を最小限に抑え、高品位画像を撮像できるCMOSセンサを提供することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態による固体撮像装置の周辺回路領域を示す回路図である。図中、20はFD電位供給線であり、他の符号は、以前に説明した部品と同じである。第1の実施形態ではFDの電位制御は垂直信号線2を介して行われていたが、第2の実施形態では、FDの電位制御はFD電位供給線20を介して行われる。本実施形態では、FD電位の供給を垂直方向に走るFD電位供給線20から行う。また、第1の実施形態と同様に、負荷電流源の最終段のMOSトランジスタ10のゲート電極にコンデンサ7を取り付ける。そして、このコンデンサ7は、垂直信号線2ごとにある。
図6は、第2の実施形態の画素領域と垂直走査回路を示す回路図である。図中の符号は、以前に説明した部品と同じである。第2の実施形態では、画素領域のリセットMOSトランジスタM3、M5は、そのドレインがFD電位供給線20に接続されている。また、画素領域のアンプMOSトランジスタM4は、そのドレインがFD電位供給線20に接続されている。これは、FD電位供給線20が、アンプMOSトランジスタM4の電源電圧(VDD)をも供給しているからである。
図7の駆動タイミングチャートを使って、第2の実施形態の駆動を説明する。図中のφRes1、φTX1、φTX2、φRes2、φVFDは、図6の画素領域1に通じる配線の電圧のタイミングを表しており、その配線位置については図6に記述している。φVFDは、FD電位供給線20の電位である。
まず、1行目の走査について説明する。タイミングt1で、φRes1のハイレベルによってリセットMOSトランジスタM3をオンし、FD1の電位をVDDとし、FD1、FD2、FD3を活性化する。このとき、φVFDは電源電圧(VDD)となっている。つぎに、タイミングt2で、信号読み出し回路8内の駆動によって、FD1、FD2、FD3のノイズレベルがアンプMOSトランジスタM4と垂直信号線2を通じて読み出し回路8に読み出される。つぎに、タイミングt3で、φTX1のハイレベルにより転送MOSトランジスタM1がオンとなり、光照射によりPD1−1に貯まった電荷がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−1、PD3−1に貯まった電荷が、それぞれFD2、FD3に転送される。つぎに、タイミングt4で、転送MOSトランジスタM1がオフとなり、光照射によるPD1−1、PD2−1、PD3−1の電荷発生量がアンプMOSトランジスタM4と垂直信号線2を通じ、輝度信号として読み出し回路8に読み出される。つぎに、タイミングt5で、φRes1のハイレベルによって、リセットMOSトランジスタM3がオンし、FD1、FD2、FD3の電位をグランド(GND)とし、FD1、FD2、FD3をオフする。このとき、φVFDはグランド(GND)となっている。
つぎに、タイミングt6で、水平走査回路3により読み出し回路8に蓄えられたノイズレベルと輝度信号が読み出され、それぞれノイズレベル用水平信号線16と輝度信号用水平信号線6を通じてメインアンプ17に送られる。このとき、図示していないが、水平走査回路3から複数の読み出し回路8に順々にパルスが送られ、左の列から順に、輝度信号とノイズレベルが読み出される。メインアンプ17は、輝度信号用水平信号線6から入った輝度信号から、ノイズレベル用水平信号線16から入ったノイズレベルを引き算し、真の輝度信号を、外部信号端子19に送り、1行目の走査が終わる。
2行目も、タイミング期間t7の間で、転送MOSトランジスタM2をオンすること以外は、1行目と同様の走査をする。つまり、2行目を選択するために、φTX2のハイレベルにより転送MOSトランジスタM2がオンとなり、光照射によりPD1−2に貯まった電荷がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−2、PD3−2に貯まった電荷が、それぞれFD2、FD3に転送される。
3行目は、タイミングt8でφRes2をハイレベルにすることによって、リセットMOSトランジスタM5をオンして、3行目用と4行目用のFDの電位を電源電圧(VDD)にして活性化する。このとき、φRes1はローレベルであるため、リセットMOSトランジスタM3はオフであり、1行目用と4行目用のFDの電位はグランド(GND)のままである。同様に、3行目用と4行目用以外の行のリセットMOSトランジスタはオフのため、これらの行のFDの電位はグランド(GND)のままである。
これらの走査を全行繰り返すことによって、1フレームの輝度信号が外部に読み出される。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態は、負荷電流源の最終段のMOSトランジスタ10のゲート電極にコンデンサ7を取り付ける。そして、このコンデンサ7は、2本の垂直信号線2ごとに1つある。他の回路と駆動方法は、第1の実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態は、負荷電流源の最終段のMOSトランジスタ10のゲート電極にコンデンサ7を取り付ける。そして、このコンデンサ7は、4本の垂直信号線2ごとに1つある。他の回路と駆動方法は、第1の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態は、4画素(4個のフォトダイオード)に一つのFD、リセットMOSトランジスタ、アンプ用MOSトランジスタがある。各画素(各フォトダイオード)には、一つずつ転送MOSトランジスタがある。このため、トランジスタ数が削減できる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態は、第1の実施形態の負荷電流源にスイッチを加える形態である。図9は、第6の実施形態の周辺回路領域を示す回路図である。図中、21は負荷電流源スイッチ、22は負荷電流源スイッチのゲート線であり、他の部品番号は前述のとおりである。図10の駆動タイミングチャートを使って、負荷電流源スイッチ21の使い方を説明する。図9の負荷電流源スイッチのゲート線は、図10のφPVLのタイミングでオンオフ動作される。つまり、画素選択の時間はオンにするが、それ以外の時間はオフにするのである。
この駆動により、必要のないときに負荷電流源最終段MOSトランジスタ10に電流が流れるのを防止できながら、コンデンサ7の効果で、必要なときの垂直信号線2の電位を安定させることができる。
(デジタルカメラに適用した実施形態)
図8は、本発明の第1〜第6の実施形態に記載の固体撮像装置をカメラ(撮像システム)に適用した際の構成例を示す回路ブロック図である。本実施形態は、上記実施形態の固体撮像装置をカメラに応用する場合の例を示したものである。上記実施形態の固体撮像装置は、固体撮像素子54に対応する。撮影レンズ(光学系)52の手前にはシャッター51があり、露出を制御する。絞り53により必要に応じ光量を制御し、撮影レンズ52は固体撮像素子54に光を結像させる。固体撮像素子54から出力された撮像信号は信号処理回路55で処理され、A/D変換部56によりアナログ信号からディジタル信号に変換される。出力されるディジタル信号はさらに信号処理部57で演算処理される。処理されたディジタル信号はメモリ部60に蓄えられたり、外部I/F部63を通して外部の機器に送られる。固体撮像素子54、撮像信号処理回路55、A/D変換部56、信号処理部57はタイミング発生部58により制御される他、システム全体は全体制御部・演算部59で制御される。記録媒体62に画像を記録するために、出力ディジタル信号は全体制御部・演算部59で制御される記録媒体制御I/F部61を通して、記録される。
以上のように、第1〜第6の実施形態によれば、光電変換された電荷を増幅するアンプ用MOSトランジスタを備えた画素領域1と、少なくとも、前記アンプ用MOSトランジスタのソース電極に垂直信号線2を介して電気的に接続された負荷電流源4,10を備えた周辺回路領域と、を有する光電変換装置において、負荷電流源を構成する最終段のMOSトランジスタ10があり、最終段のMOSトランジスタ10のゲート電極がコンデンサ7の一方の電極が、垂直信号線2ごとに電気的に接続されている。また、コンデンサ7の他方の電極は、半導体基板内にある。
コンデンサ7を設けることにより、画素領域1にあって、光電変換された電荷を増幅するアンプ用MOSトランジスタM4のソース電極に接続された垂直信号線2の電位の変動を防止することができる。すなわち、垂直信号線2の外来ノイズに起因する電位の変動を最小限に抑え、高品位画像を撮像できるCMOSセンサを提供することができる。
本実施形態の光電変換装置は、スチルカメラや、ビデオカメラなどの、撮像用の撮像装置として、利用することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態による固体撮像装置の周辺回路領域を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態の画素領域と垂直走査回路を示す回路図である。 図3(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態の負荷電源最終段MOSトランジスタと負荷電流源遮断用MOSトランジスタとコンデンサの平面図及び断面図である。 本発明の第1の実施形態の駆動タイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態による固体撮像装置の周辺回路領域を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の画素領域と垂直走査回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の駆動タイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態によるカメラ(撮像システム)の構成例を示す回路ブロック図である。 本発明の第6の実施形態による固体撮像装置の周辺回路領域を示す回路図である。 本発明の第6の実施形態の駆動タイミングチャートである。
符号の説明
1 画素領域
2 垂直信号線
3 水平走査回路
4 負荷電流源構成回路
5 電流源最終段MOSトランジスタの共通ゲート線
6 輝度信号用水平信号線
7 コンデンサ
8 信号読み出し回路
9 FD電位生成回路
10 負荷電流源最終段MOSトランジスタ
11 垂直走査回路
12 負荷電流源遮断用MOSトランジスタ
13 n型シリコン基板
14 p型ウエル
15 n型領域
16 ノイズレベル用水平信号線
17 メインアンプ
18 酸化膜
19 外部信号端子
20 FD電位供給線

Claims (12)

  1. 光電変換された電荷を増幅するためのアンプ用電界効果トランジスタと、
    前記アンプ用電界効果トランジスタのソース電極に接続される信号線と、
    前記信号線に接続される電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタと、
    前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタのゲート電極に接続されるコンデンサとを有し、
    前記コンデンサは、互いに隣接する複数の前記信号線ごとに1つが前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタのゲート電極に接続されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記コンデンサは、MOS構造によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記アンプ用電界効果トランジスタ、前記信号線及び前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタは複数配置され、
    前記コンデンサは、前記各信号線ごとに前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタのゲート電極に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記コンデンサの容量は、1〜100fFであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記信号線と前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタとの間にスイッチを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. さらに、電荷を蓄積し、前記アンプ用電界効果トランジスタのゲート電極に接続される画素コンデンサを有し、
    前記画素コンデンサの電位制御は、前記信号線を介して行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. さらに、電荷を蓄積し、前記アンプ用電界効果トランジスタのゲート電極に接続される画素コンデンサを有し、
    前記画素コンデンサの電位制御は、前記アンプ用電界効果トランジスタのドレイン電極に接続された供給線を介して行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記アンプ用電界効果トランジスタ、前記信号線及び前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタは複数配置され、
    前記コンデンサは、本の前記信号線ごとに1つが前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタのゲート電極に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  9. 前記アンプ用電界効果トランジスタ、前記信号線及び前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタは複数配置され、
    前記コンデンサは、本の前記信号線ごとに1つが前記電流源の負荷を構成する電界効果トランジスタのゲート電極に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  10. さらに、光電変換により電荷を生成する光電変換手段と、
    電荷を蓄積し、前記アンプ用電界効果トランジスタのゲート電極に接続される画素コンデンサと、
    前記光電変換手段の電荷を前記画素コンデンサに転送するための転送手段と
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記画素コンデンサ及び前記アンプ用電界効果トランジスタは、数個の前記光電変換手段ごとに1つが設けられ、
    前記転送手段は、前記各光電変換手段ごとに1つが設けられることを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置へ光を結像する光学系と、
    前記固体撮像装置からの出力信号を処理する信号処理回路と
    を有することを特徴とする撮像システム。
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