JP4720045B2 - 収納装置および収納装置の管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は収納装置および収納装置の管理方法に関し、特にロッカーなどの収納部に設けられた電気錠をICカードによって施解錠する収納装置および収納装置の管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
温浴施設などの各種レジャー施設では、施設の利用者が使用できるロッカーなどの収納装置が備え付けられている。このような収納装置は、各利用者が荷物の収納などに使用するための収納部を複数備え、各収納部には、所定の鍵を用いて施解錠する錠が設けられている。近年では、このような収納装置が備える収納部の錠に、ICカードを鍵として電気的に施解錠する電気錠が用いられてきている。
【0003】
このようなICカードによって施解錠する電気錠が設けられたロッカーの収納部を利用する場合、まず、利用者は、その施設の受付に行き、一方、受付は、利用者に割り当てるロッカーの収納部を決定してその収納部の番号についての情報を書き込んだICカード、あるいは、あらかじめ収納部の番号が書き込まれているICカードを利用者に渡す。ICカードを受け取った利用者は、その番号に該当する収納部を、複数ある収納部の中から見つけ出し、渡されたICカードを鍵にしてその収納部の電気錠を施解錠する。したがって、利用者は、使用終了後まで、この割り当てられた収納部のみを使用することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、個々の収納部に電気錠が設けられている収納装置を利用する場合、利用者が施設などの受付で割り当てられるICカードが、これが記憶している番号に該当する収納部の電気錠でしか使用することができないものであったため、利用者にとって必ずしも利便性の良い場所にある収納部が割り当てられるとは限らないという問題点があった。さらに、受付では、利用者に割り当てる収納部を選び出して処理する手間がかかるという問題点がある。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、複数ある収納部の中から使用する収納部を利用者が選択でき、さらに、施設などにおける受付処理を低減できる収納装置および収納装置の管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、複数の収納部と、前記収納部の各々に設けられた電気錠の施解錠を制御する電気錠制御装置と、前記電気錠制御装置と通信可能に接続して前記収納部の各々の使用状況を管理する上位コントローラとを備えた収納装置において、前記電気錠制御装置は、固有のカードID情報を有するICカードに記録されている情報の読み取り、または前記ICカードに記録する情報の書き込みを行うICカード通信手段と、前記収納部が解錠されている未使用状態であって、かつ前記収納部が選択されたことを示す情報である選択済み情報が前記ICカードに記録されていない場合に、前記ICカードから読み取った前記カードID情報を格納する格納手段と、前記格納手段に格納されている前記カードID情報と、前記ICカードから読み取った前記カードID情報とを照合する照合手段と、前記カードID情報の格納により前記電気錠を施錠するとともに、前記収納部が前記ICカードに割り当てられていない未使用状態から前記収納部が前記ICカードに割り当てられた使用状態に更新し、前記照合手段による前記カードID情報の照合の成立により前記電気錠を施錠または解錠する電気錠制御手段と、前記カードID情報と、前記カードID情報の格納により前記電気錠を施錠した前記収納部に固有の収納部ID情報を前記上位コントローラに送信する送信手段と、を備え、前記上位コントローラは、前記カードID情報と前記収納部ID情報とを前記電気錠制御装置から受信する受信手段と、前記カードID情報と前記収納部ID情報とから、前記収納部と前記ICカードとの対応関係を管理する管理手段と、前記ICカードの返却を受け付けて前記ICカードの前記カードID情報に対応する前記収納部ID情報を有する前記収納部の前記使用状態から前記未使用状態に更新する解除指令を送信する解除指令送信手段と、を備えることを特徴とする収納装置が提供される。
【0007】
このような収納装置によれば、収納装置は、複数の収納部と、収納部の各々に設けられた電気錠の施解錠を制御する電気錠制御装置と、電気錠制御装置と通信可能に接続して収納部の各々の使用状況を管理する上位コントローラとを備える。
電気錠制御装置は、ICカード通信手段と、格納手段と、照合手段と、電気錠制御手段と、送信手段と、を備える。上位コントローラは、受信手段と、管理手段と、解除指令送信手段と、を備える。
ICカード通信手段は、固有のカードID情報を有するICカードに記録されている情報の読み取り、またはICカードに記録する情報の書き込みを行う。格納手段は、収納部が解錠されている未使用状態であって、かつ収納部が選択されたことを示す情報である選択済み情報がICカードに記録されていない場合に、ICカードから読み取ったカードID情報を格納する。照合手段は、格納手段に格納されているカードID情報と、ICカードから読み取ったカードID情報とを照合する。電気錠制御手段は、カードID情報の格納により電気錠を施錠するとともに収納部を未使用状態から使用状態とし、照合手段によるカードID情報の照合の成立により電気錠を施錠または解錠する。送信手段は、カードID情報と、カードID情報の格納により電気錠を施錠した収納部に固有の収納部ID情報を上位コントローラに送信する。
受信手段は、カードID情報と収納部ID情報とを電気錠制御装置から受信する。管理手段は、カードID情報と収納部ID情報とから、収納部とICカードとの対応関係を管理する。解除指令送信手段は、ICカードの返却を受け付けてICカードのカードID情報に対応する収納部ID情報を有する収納部の使用状態から未使用状態に更新(使用状態を解除)する解除指令を送信する。
これにより、複数ある収納部の中から任意に選択される収納部に設けられている電気錠の施解錠をICカードによって行い、その収納部を使用することができる。さらに、利用者に割り当てる収納部の選び出しやICカードへの収納部の番号の記録など、施設などにおける受付処理が低減されるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、非接触ICカードによって施解錠を行う収納装置に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1は収納装置の構成ブロック図である。ただし、図1には、収納装置が備える複数の収納部のうち、ひとつの収納部についての構成のみ示している。
収納装置1は、収納部に設けられた電気錠2に接続されて、非接触ICカードに記録されている情報の読み取り/書き込みを行い、この電気錠2の施解錠を行う電気錠制御装置3を有している。電気錠制御装置3は、通信ドライバ回路4を備え、収納装置1が備える各収納部の使用/未使用状況を管理する上位コントローラ5との間で相互に情報を伝達できるようになっている。
【0010】
電気錠2の施解錠に用いられる非接触ICカードには、1枚の非接触ICカードに固有のIDの情報であるカードID情報、利用者の氏名などの情報である利用者情報、複数の収納部の各収納部に固有のIDの情報である収納部ID情報、および複数ある収納部の中から使用する収納部が選択されてその収納部が使用状態になっていることを示す情報である選択済み情報が、それぞれ読み取り/書き込み可能になっている。電気錠制御装置3によるこれらの情報の読み取り/書き込み処理動作は、制御部6によって制御されている。
【0011】
電気錠制御装置3は、非接触ICカードとアンテナ7を介して通信し、非接触ICカードにあらかじめ記録されているカードID情報および利用者情報を復調回路8によって復調し、制御部6が認識可能な信号に変換して受信することにより情報の読み取り処理を行う。書き込み処理の場合には、電気錠制御装置3は、収納部ID情報および選択済み情報を制御部6から送信し、これらの情報を変調回路9によって変調して非接触ICカードが記録可能な信号に変換し、アンテナ7を介して非接触ICカードに書き込む。
【0012】
また、電気錠制御装置3は、情報の格納手段としてメモリ10を有しており、非接触ICカードから読み取られたカードID情報を格納するようになっている。さらに、電気錠制御装置3は、このメモリに格納されたカードID情報と、このカードID情報の格納後に読み取られるカードID情報とを照合する照合手段11を有している。そして、電気錠制御装置3によって読み取られたカードID情報の照合結果に基づいて、電気錠駆動回路によって電気錠の施解錠動作を制御する電気錠制御手段12により、電気錠2を施解錠する。
【0013】
さらに、電気錠制御装置3は、収納部の使用/未使用状態を表示する使用状態表示ランプ13、収納部に設けられた電気錠2の施錠/解錠状態を表示する施解錠状態表示ランプ14を備えている。また、電気錠制御装置3は、読み取られたカードID情報および利用者情報に含まれているIDおよび利用者氏名を、そのロッカーの扉などに設けられたLCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)などの表示装置によって表示する表示手段15と、電気錠2が設けられている収納部の番号およびその収納部が配置されている配置場所を用紙あるいは非接触ICカードに印刷する印刷手段16とを備えている。使用状態表示ランプ13、施解錠状態表示ランプ14、表示手段15および印刷手段16は、それぞれ制御部6によって制御されるようになっている。
【0014】
次に、上記構成の収納装置1の施解錠制御について説明する。収納装置1を設置した施設は、利用者に対し、その受付時に、カードID情報および利用者情報を記憶させた非接触ICカードを渡す。収納装置1の上位コントローラ5は、各収納部の使用/未使用状況に基づき、電気錠制御装置3に対して使用/未使用状態を表示する指令を送信し、この指令を受けて、電気錠制御装置3は、その収納部の使用/未使用状態を使用状態表示ランプ13によって表示する。
【0015】
ここで、電気錠2が解錠されている未使用状態の収納部において、アンテナ7部分に非接触ICカードがかざされると、電気錠制御装置3は、この非接触ICカードに含まれるカードID情報および利用者情報を読み取り、カードID情報をメモリ10に格納する。これに伴い、電気錠制御装置3は、電気錠駆動回路を介して電気錠2を施錠し、使用状態表示ランプ13の表示を収納部が使用状態にあることを示す表示に切り替えるとともに、電気錠2が施錠状態にあることを施解錠状態表示ランプ14によって表示する。
【0016】
メモリ10へのカードID情報の格納後、電気錠制御装置3は、このカードID情報および施錠された電気錠2が設けられている収納部の収納部ID情報を、通信ドライバ回路4を介して上位コントローラ5に送信する。これにより、上位コントローラ5は、どの収納部の電気錠がどのICカードに割り当てられているかを把握し、各収納部の使用/未使用状況を管理することができる。
【0017】
さらに、ここで使用された非接触ICカードには、収納部ID情報および選択済み情報が記録される。そして、読み取ったカードID情報および利用者情報から、表示手段15によって、表示装置にIDと利用者氏名を表示するとともに、その収納部の番号および配置場所を、所定の用紙あるいは非接触ICカードに、印刷手段16によって印刷する。
【0018】
一方、使用状態の収納部のアンテナ7部分に、非接触ICカードがかざされると、収納装置1は、その都度、電気錠制御装置3によって、収納部ID情報およびカードID情報の読み取りを行う。ここで読み取られるカードID情報は、電気錠2が設けられた収納部の使用中に読み取られたカードID情報である使用中カードID情報であって、電気錠制御装置3は、この使用中カードID情報とすでにメモリ10に格納されているカードID情報とを照合手段11によって照合する。それとともに、読み取られた収納部ID情報とこの収納部の収納部ID情報との一致を判別する。
【0019】
そして、電気錠制御装置3は、カードID情報の照合が成立した場合のみ、電気錠駆動回路を介して電気錠2を施解錠し、この電気錠2の施解錠状態を施解錠状態表示ランプ14によって表示する。ここで、照合が成立し、施錠されていた電気錠2を解錠する場合には、電気錠制御装置3は、その非接触ICカードに記録されている選択済み情報を消去する。また、使用状態で照合が成立し、解錠されていた電気錠2を施錠する場合には、電気錠制御装置3は、その非接触ICカードに再び選択済み情報を記録する。
【0020】
さらに、収納部が使用状態となっている場合には、電気錠制御装置3は、非接触ICカードがかざされても、読み取った使用中カードID情報をメモリ10に格納しないようになっている。
【0021】
また、収納部が未使用状態となっている場合であって、読み取った非接触ICカードにカードID情報と共に選択済み情報が記録されている場合には、カードID情報を格納しないようになっている。これにより、1度施錠に用いた非接触ICカードによって別の収納部に設けられている電気錠の施解錠は行えないようになっている。
【0022】
収納部の使用が終了し、非接触ICカードが受付に返却されると、上位コントローラ5は、この非接触ICカードに記録されているカードID情報を基に、記憶している収納部ID情報から、使用されていた収納部を特定し、上位コントローラ5からその収納部の電気錠制御装置3に対して、収納部の使用状態を解除して未使用状態とする指令を送信する。この指令を受信した電気錠制御装置3は、メモリ10に格納されているカードID情報を消去し、使用状態表示ランプ13を、収納部が未使用状態であることを示すランプ表示に切り替える。ただし、非接触ICカードの返却時に、その非接触ICカードにまだ選択済み情報が記録されている場合には、上位コントローラ5は、その非接触ICカードを受け付けないようになっている。
【0023】
そして、この電気錠2に接続されている電気錠制御装置3は、新たな非接触ICカードを受け付け可能な状態となる。
上記の収納装置1によれば、収納部の使用前に、あらかじめカードID情報および利用者情報が非接触ICカードに記録されていて、この非接触ICカードを用いることにより、未使用状態にある複数の収納部から、使用する収納部を選択できる。したがって、利用者が、好みの場所の収納部を自由に選択して使用することができるようになる。一方、施設側では、利用者に割り当てる収納部の選び出しやICカードへの収納部の番号の記録など、受付での処理が低減されるようになる。
【0024】
また、施錠時に非接触ICカードに選択済み情報を記録し、未使用状態の収納部で読み取った非接触ICカードにカードID情報と共に選択済み情報が記録されている場合には、そのカードID情報を格納しないようになっているので、1度施錠に用いた非接触ICカードによって別の収納部に設けられている電気錠の施解錠が行えないようになっている。
【0025】
収納装置1では、使用状態表示ランプ13によって収納部の使用/未使用状態が表示されるので、利用者は、未使用状態の収納部を容易に見つけ出すことができる。
【0026】
また、IDおよび利用者氏名が表示装置に表示されるので、使用/未使用状態の確認、使用している収納部の見つけ出しが容易になる。
さらに、利用者には、使用している収納部の番号や配置場所が印刷されて渡されるので、収納部を見つけ出す際の便宜となる。
【0027】
次に、収納装置1における電気錠2の施解錠制御の処理について説明する。図2および図3は収納装置の処理の流れを示すフローチャートである。はじめに電気錠制御装置3は、非接触ICカードの読み取り待機状態になっている。まず、収納装置1では、電気錠制御装置3によって非接触ICカードの読み取りが行われたか否かが判断され(ステップS1)、読み取りが行われていないと判断された場合には、引き続き、非接触ICカードの読み取り待機状態が維持される。ステップS1において、非接触ICカードの読み取りが行われたと判断された場合には、次に、この読み取りが行われた収納部が未使用状態であるか否かが判断される(ステップS2)。ここで、収納部が未使用状態であると判断された場合には、この非接触ICカードに選択済み情報が記録されているか否かが判断される(ステップS3)。非接触ICカードに選択済み情報が記録されていないと判断された場合には、メモリ10にカードID情報が格納されて(ステップS4)、電気錠2が施錠され(ステップS5)、この収納部が使用状態であることが使用状態表示ランプ13によって表示される(ステップS6)。さらに、この非接触ICカードに収納部ID情報および選択済み情報が記録され(ステップS7)、上位コントローラ5にカードID情報および収納部ID情報が送信される(ステップS8)。
【0028】
また、ステップS2において、収納部が未使用状態でない、すなわち使用状態であると判断された場合には、使用された非接触ICカードのカードID情報である使用中カードID情報とメモリ10に格納されているカードID情報とが一致するか否かが判断される(ステップS9)。使用された非接触ICカードの使用中カードID情報がメモリ10に格納されているカードID情報と一致すると判断された場合には、電気錠2が施錠状態であるか否かが判断される(ステップS10)。ここで、電気錠2が施錠状態であると判断された場合には、電気錠2を解錠し(ステップS11)、施錠状態でないと判断された場合には、電気錠2を施錠する(ステップS12)。
【0029】
ステップS9において、使用された非接触ICカードの使用中カードID情報がメモリ10に格納されているカードID情報と一致しないと判断された場合、ステップS11およびステップS12における施解錠後は、ステップS1に戻り、非接触ICカードの読み取り待機状態となる。
【0030】
また、ステップS3において、使用された非接触ICカードに選択済み情報が記録されていると判断された場合、およびステップS8において上位コントローラ5にカードID情報および収納部ID情報が送信された後も、ステップS1に戻り、非接触ICカードの読み取り待機状態となる。
【0031】
なお、以上の説明では、非接触ICカードを用いて収納部の電気錠を施解錠する構成としたが、本発明では、ICチップなどを内蔵したタグ形状やリストバンド形状の情報読み取り/書き込み可能な情報記録媒体を用いることもでき、以上の説明における非接触ICカードには、その形状として、タグ形状やリストバンド形状など、カード型以外の形状の情報記録媒体を含めるものとする。
【0032】
また、以上の説明では、収納部の電気錠を施解錠するためのICカードとして、アンテナを介して非接触の状態で制御部と情報の通信を行う非接触ICカードを用いたが、コンタクトを介して直接接触することにより情報を伝達する接触式の接触ICカードを用いて、収納部の電気錠を施解錠する構成としてもよい。この場合、収納装置の各収納部には、接触ICカードの挿入口、およびアンテナに替えて接触ICカードの読み取り/書き込み機構を備える電気錠制御装置が設けられる。そして、挿入口から挿入された接触ICカードが含んでいる情報を電気錠制御装置で読み取るようにすることで、各収納部の電気錠の施解錠制御および処理が実現されるようになる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、電気錠に接続された電気錠制御装置によって、ICカードのカードID情報を読み取ってこの電気錠の施錠を行い、施錠に用いられたICカードのカードID情報と同一のカードID情報が読み取られた場合に、この電気錠を解錠する。これにより、複数ある収納部の中から選択される収納部に設けられた電気錠の施解錠をICカードによって行い、その収納部を使用することができ、ICカードによって収納部の場所が決められてしまうことがなくなる。さらに、利用者に割り当てる収納部の選び出しやICカードへの収納部の番号の記録など、施設などにおける受付処理が低減されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納装置の構成ブロック図である。
【図2】収納装置の処理の流れを示すフローチャート(その1)である。
【図3】収納装置の処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
【符号の説明】
1 収納装置
2 電気錠
3 電気錠制御装置
4 通信ドライバ回路
5 上位コントローラ
6 制御部
7 アンテナ
8 復調回路
9 変調回路
10 メモリ
11 照合手段
12 電気錠制御手段
13 使用状態表示ランプ
14 施解錠状態表示ランプ
15 表示手段
16 印刷手段
Claims (5)
- 複数の収納部と、前記収納部の各々に設けられた電気錠の施解錠を制御する電気錠制御装置と、前記電気錠制御装置と通信可能に接続して前記収納部の各々の使用状況を管理する上位コントローラとを備えた収納装置において、
前記電気錠制御装置は、
固有のカードID情報を有するICカードに記録されている情報の読み取り、または前記ICカードに記録する情報の書き込みを行うICカード通信手段と、
前記収納部が解錠されている未使用状態であって、かつ前記収納部が選択されたことを示す情報である選択済み情報が前記ICカードに記録されていない場合に、前記ICカードから読み取った前記カードID情報を格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されている前記カードID情報と、前記ICカードから読み取った前記カードID情報とを照合する照合手段と、
前記カードID情報の格納により前記電気錠を施錠するとともに、前記収納部が前記ICカードに割り当てられていない未使用状態から前記収納部が前記ICカードに割り当てられた使用状態に更新し、前記照合手段による前記カードID情報の照合の成立により前記電気錠を施錠または解錠する電気錠制御手段と、
前記カードID情報と、前記カードID情報の格納により前記電気錠を施錠した前記収納部に固有の収納部ID情報を前記上位コントローラに送信する送信手段と、
を備え、
前記上位コントローラは、
前記カードID情報と前記収納部ID情報とを前記電気錠制御装置から受信する受信手段と、
前記カードID情報と前記収納部ID情報とから、前記収納部と前記ICカードとの対応関係を管理する管理手段と、
前記ICカードの返却を受け付けて前記ICカードの前記カードID情報に対応する前記収納部ID情報を有する前記収納部の前記使用状態から前記未使用状態に更新する解除指令を送信する解除指令送信手段と、
を備えることを特徴とする収納装置。 - 前記収納部が前記使用状態にあるか前記未使用状態にあるかを表示する使用状態表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の収納装置。
- 前記収納部が施錠状態にあるか解錠状態にあるかを表示する施解錠状態表示手段を有することを特徴とする請求項2記載の収納装置。
- 前記電気錠制御装置は、前記電気錠の施錠時には、前記カードID情報が読み取られた前記ICカードに、前記選択済み情報を記録し、前記電気錠の解錠時には、前記選択済み情報を前記ICカードから消去する選択済み情報記録手段を備え、
前記解除指令送信手段は、
前記ICカードが前記選択済み情報を記録している場合は、前記ICカードの返却を受け付けないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の収納装置。 - 複数の収納部と、前記収納部の各々に設けられた電気錠の施解錠を制御する電気錠制御装置と、前記電気錠制御装置と通信可能に接続して前記収納部の各々の使用状況を管理する上位コントローラとを備え、前記電気錠制御装置は、固有のカードID情報を有するICカードに記録されている情報の読み取り、または前記ICカードに記録する情報の書き込みを行うICカード通信手段と、前記収納部が解錠されている未使用状態であって、かつ前記収納部が選択されたことを示す情報である選択済み情報が前記ICカードに記録されていない場合に、前記ICカードから読み取った前記カードID情報を格納する格納手段と、前記格納手段に格納されている前記カードID情報と、前記ICカードから読み取った前記カードID情報とを照合する照合手段と、前記カードID情報の格納により前記電気錠を施錠し、前記照合手段による前記カードID情報の照合の成立により前記電気錠を施錠または解錠する電気錠制御手段と、前記カードID情報と、前記カードID情報の格納により前記電気錠を施錠した前記収納部に固有の収納部ID情報を前記上位コントローラに送信する送信手段とを備え、前記上位コントローラは、前記カードID情報と前記収納部ID情報とを前記電気錠制御装置から受信する受信手段と、前記カードID情報と前記収納部ID情報とから、前記収納部と前記ICカードとの対応関係を管理する管理手段とを備えた収納装置の管理方法において、
前記カードID情報の格納により前記収納部が前記ICカードに割り当てられていない未使用状態から前記収納部が前記ICカードに割り当てられた使用状態に更新し、前記上位コントローラが前記ICカードの返却を受け付けて前記ICカードの前記カードID情報に対応する前記収納部ID情報を有する前記収納部に解除指令を送信することで前記使用状態から前記未使用状態に更新することを特徴とする収納装置の管理方法。
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