JP2007226749A - 施錠装置、ロッカー、錠管理方法、解錠方法及び錠管理プログラム - Google Patents

施錠装置、ロッカー、錠管理方法、解錠方法及び錠管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キーと錠との通信により、錠をスタンドアローンで使用することができる施錠装置、錠管理方法、施錠方法、ロッカー及び錠管理プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の施錠装置10は、キー固有ID番号、錠番号及び錠開閉フラグを記憶するキーメモリ部80と、キー固有ID番号及び錠開閉フラグを送信し、錠番号を受信するキー送受信部90とからなるキー70と、錠の開閉を行う錠ロック機構60と、キー固有ID番号及び錠番号を記憶する錠メモリ部30と、キーから送信されるキー固有ID番号及び錠開閉フラグを受信する錠送受信部40と、錠の開閉を管理する錠管理部50とを備えた錠20とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スポーツセンター等の不特定多数の者が利用する施設のロッカー等の利用を管理する施錠装置、ロッカー、錠管理方法、解錠方法及び錠管理プログラムに関し、特に、ロッカー等の利用に際してスタンドアローンで管理しうるものに関する。
近年スポーツセンター等の不特定多数の者が利用する施設が急増しており、また、その利用者数も増加している。
このような施設では、利用者が施設利用中に荷物を入れておくロッカーは、快適かつ簡易に利用及び管理ができる錠管理方法を採用している。
このようなロッカーを管理するシステムの中には、無線電波を送受信できるICタグ付ロッカーキーを用いて、施設のロッカーの施錠及び解錠を行い、また、利用者の施設内での利用状況を記録する等を行っているものがある(例えば、特許文献1(特開2003−346241公報)参照)。
特許文献1記載の発明は、スポーツ施設等において、利用者は先ず靴箱に自分の靴を入れて施錠をし、靴箱のキーを受付に提出して、ICタグ付ロッカーキーと交換をし、任意のロッカーを利用し、施設利用後は、受付でICタグ付ロッカーキーを返却して、靴箱のキーを受け取り、退館するというものである。
特許文献1記載の発明によれば、施設利用者の利用状況が記録でき、ロッカーの使用状況を一元的に集中管理することも可能になるため、施設利用者の現時点での収容可能人数などもすぐに把握することが可能になる。
また、同じく無線電波を送受信できるICタグ付キーを用いて、施設利用者の利用状況を正確に把握や、確実な精算処理等を行っているものがある(例えば、特許文献2(特開2005−248545公報)参照)。
特許文献2記載の発明は、利用者は先ず受付でICタグ付キーを受け取った後、任意の靴箱に靴を入れ、任意のロッカーを利用し、施設利用後は、靴箱から靴を取り出し、受付にICタグ付キーを返却し、退館するというものである。
このようにして、特許文献2記載の発明によれば、施設利用者の利用人数及び利用状況を正確に把握し、確実に精算処理を行うことが可能になる。
特開2003−346241公報 特開2005−248545公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された従来の錠管理方法では、ICタグ付ロッカーキーや、複数のロッカーを通信回線で接続し、ICタグ内のデータや、ロッカーで記憶された各種情報を一元的に集中管理することが必要となり、システムが大がかりになってしまう。
また、比較的小規模な施設でロッカー数が少ないような施設の場合には、大がかりなシステムよりは簡易なシステムが望まれるところであり、ロッカー等の錠が集中管理されたシステムではなく、各錠がそれぞれ単独で錠の開閉を管理するような、スタンドアローンで管理可能な施錠装置やそれを用いたロッカーが望まれていた。
そこで、本発明の目的は、通信回線を通じて集中管理された錠ではなく、各錠ごとに錠の開閉を管理できるような、スタンドアローンで管理可能な施錠装置、ロッカー、錠管理方法、解錠方法及び錠管理プログラムを提供することである。
(1)上記のような課題を解決するため、本発明に係る施錠装置は、錠の施錠又は解錠の状態を示す錠開閉フラグを含む管理情報を記憶するキーメモリ部と、管理情報を送受信するキー送受信部とを備えたキーと、キー送受信部との間で管理情報を送受信する錠送受信部と、錠の開閉を行う錠ロック機構と、錠送受信部がキー送受信部から受信したキーメモリ部に記憶された錠開閉フラグが開状態の場合であって、錠ロック機構が施錠されていない場合に錠ロック機構に施錠可能状態となるよう指示する錠管理部とを備えた錠とからなる。
(2)また、(1)の場合、管理情報には、それぞれのキーに一意に割り当てられたキー固有ID番号を含んでもよく、錠ロック機構の施錠が行われた場合に、錠管理部が、キー固有ID番号を錠メモリ部に記憶させてもよい。
(3)また、(2)の場合、錠ロック機構の施錠が行われた場合に、錠管理部が、キーメモリ部に記憶されていた錠開閉フラグを閉状態に書き換えるよう指示してもよい。
(4)また、(2)又は(3)の場合、管理情報には、それぞれの錠に一意に割り当てられた錠番号を含み、錠の錠ロック機構の施錠が行われた場合に、錠管理部がキーメモリ部に当該錠の錠番号を書き込むよう指示してもよい。
(5)また、(2)から(4)の場合、錠管理部に、錠ロック機構が施錠された後に錠送受信部がキーメモリ部に格納されているキー固有ID番号を受信した場合に、錠送受信部が受信したキー固有ID番号と錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、錠ロック機構に、解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段とを備えてもよい。
(6)また、(2)から(4)の場合、錠管理部に、錠ロック機構が施錠された後に錠送受信部がキーメモリ部に格納されているキー固有ID番号を受信した場合に、錠送受信部が受信したキー固有ID番号と錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、錠ロック機構に解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段とを備え、解施錠指示手段により錠ロック機構が解錠可能状態となり、錠の解錠が行われた場合に、錠管理部がキーメモリ部に書き込まれた当該錠の錠番号を消去せずに記憶したままにしておくようにしてもよい。
(7)本発明に係るロッカーは、錠の施錠又は解錠の状態を示す錠開閉フラグを含む管理情報を送受信するキーとの通信によって施錠又は解錠状態が管理されるロッカーであって、管理情報を送受信する錠送受信部と、錠の開閉を行う錠ロック機構と、錠送受信部が受信した錠開閉フラグが開状態の場合であって、錠ロック機構が施錠されていない場合に錠ロック機構に施錠可能状態となるよう指示する錠管理部とを備える。
(8)また、(7)の場合、管理情報には、それぞれのキーに一意に割り当てられたキー固有ID番号を含み、錠管理部に、錠ロック機構の施錠が行われた場合に、キー固有ID番号を錠メモリ部に書き込む指示を発するメモリ指示手段を備えてもよい。
(9)また、(8)の場合、錠管理部に、錠ロック機構の施錠が行われた場合に、メモリ指示手段が、キーメモリ部に記憶されていた錠開閉フラグを閉状態に書き換える指示を発するようにしてもよい。
(10)また、(8)又は(9)の場合、管理情報には、それぞれの錠に一意に割り当てられた錠番号を含み、錠の錠ロック機構の施錠が行われた場合に、メモリ指示手段がキーメモリ部に当該錠の錠番号を書き込む指示を発するようにしてもよい。
(11)また、(8)から(10)の場合、錠ロック機構が施錠された後に錠送受信部がキー固有ID番号を受信した場合に、錠送受信部が受信したキー固有ID番号と錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、錠ロック機構に、解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段とを備えてもよい。
(12)また、(11)の場合、錠ロック機構が施錠された後に錠送受信部がキー固有ID番号を受信した場合に、錠送受信部が受信したキー固有ID番号と錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、錠ロック機構に、解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段とを備え、解施錠指示手段により錠ロック機構が解錠可能状態となり、錠の解錠が行われた場合に、メモリ指示手段がキーメモリ部に書き込まれた錠番号を消去せずに記憶させたままにしておく指示を発するようにしてもよい。
(13)本発明に係る錠管理方法は、錠と通信を行うキーと、キーとの通信結果に基づいて施錠又は解錠が行われる複数の錠とからなる施錠装置における錠管理方法であって、キーに記憶された錠開閉フラグを、キーから錠のうちの特定の錠に送信し、特定の錠が受信する施錠情報受信ステップと、施錠情報受信ステップにより特定の錠が受信した錠開閉フラグが「開」である場合に特定の錠が施錠可能か否かを判断する施錠判断ステップと、施錠判断ステップにより施錠可能であると判断された場合には、特定の錠を施錠可能状態にする施錠処理ステップと、施錠処理ステップにより特定の錠が施錠可能状態となり、その状態で、特定の錠が施錠された場合には、キーに記憶されている錠開閉フラグを「開」から「閉」に書き換える施錠時キー書換ステップとからなる。
(14)また、(13)の場合、施錠情報受信ステップは、錠がキー固有ID番号をも受信するものであり、さらに、施錠処理ステップにより特定の錠が施錠可能状態となり、その状態で、特定の錠が施錠された場合には、施錠情報受信ステップにより受信したキー固有ID番号を特定の錠に書き込む施錠時錠書換ステップを含んでもよい。
(15)また、(14)の場合、施錠時キー書換ステップは、さらに、キーに当該特定の錠の錠番号を書き込むステップを含んでもよい。
(16)また、本発明に係る解錠方法は、(14)又は(15)に記載された錠管理方法によって施錠された施錠装置の錠を解錠する方法であって、キーに記憶されたキー固有ID番号及び錠開閉フラグを、キーから錠のうちの特定の錠に送信した場合に特定の錠が受信する解錠情報受信ステップと、解錠情報受信ステップにより、特定の錠が受信したキー固有ID番号と特定の錠に記憶されているキー固有ID番号とが一致しているかを判断する解錠判断ステップと、解錠判断ステップにより判断された結果に基づいて、キー固有ID番号が一致している場合には、特定の錠を解錠する解錠処理ステップと、解錠処理ステップにより特定の錠が解錠された場合には、キーに記憶されている錠開閉フラグを「閉」から「開」に書き換える解錠時キー書換ステップと、解錠処理ステップにより特定の錠が解錠された場合には、特定の錠に記憶されているキー固有ID番号を消去する解錠時錠書換ステップとを含む。
(17)また、本発明に係る解錠方法は、(15)に記載された錠管理方法によって施錠された施錠装置の錠を解錠する方法であって、キーに記憶されたキー固有ID番号及び錠開閉フラグを、キーから錠のうちの特定の錠に送信した場合に特定の錠が受信する解錠情報受信ステップと、解錠情報受信ステップにより、特定の錠が受信したキー固有ID番号と特定の錠に記憶されているキー固有ID番号とが一致しているかを判断する解錠判断ステップと、解錠判断ステップにより判断された結果に基づいて、キー固有ID番号が一致している場合には、特定の錠を解錠する解錠処理ステップと、解錠処理ステップにより特定の錠が解錠された場合には、キーに記憶されている錠開閉フラグを「閉」から「開」に書き換える解錠時キー書換ステップと、解錠処理ステップにより特定の錠が解錠された場合には、特定の錠に記憶されているキー固有ID番号を消去する解錠時錠書換ステップとを含み、解錠時キー書換ステップは、さらに、キーに書き込まれた当該特定の錠の錠番号を消去せずに、記憶させたままにしておくステップを含む。
(18)本発明に係るプログラムは、(13)から(17)に示した方法をコンピュータに実行させる。
本発明の施錠装置、ロッカー、錠管理方法、解錠方法及び錠管理プログラムによれば、キーと通信を行って施錠又は解錠を行うロッカー等について、一元的に集中管理するシステムを用いることなく、各ロッカーの錠をスタンドアローンで管理することができる。
以下、図面を参照して本発明の施錠装置の実施の形態を説明する。以下の説明においては本発明に係る施錠装置、錠管理方法、解錠方法及び錠管理プログラムをロッカーに適用した場合について説明するが、本発明に係る施錠装置は、ロッカーに限らず、下足箱等、荷物を一時的に預けて施錠を行うものに適用することができるのはもちろんである。
図1は、本発明に係る施錠装置の構成を示すブロック図である。図1には、本発明に係る施錠装置10が示されており、キー70と、例えば、ロッカーに用いられた場合の錠20とを含み、キー70と錠20との間で管理情報の送受信が行われる。
キー70は、ロッカーの錠の施錠又は解錠の状態を示す錠開閉フラグを含む管理情報を記憶するキーメモリ部80と、管理情報を送受信するキー送受信部90とを備えている。
キーメモリ部80は、ロッカーの錠の施錠又は解錠の状態を示す錠開閉フラグを含む管理情報を記憶する。キーメモリ部80に用いられるメモリは半導体メモリを使用するのが一般的であるが、情報を記憶することができる媒体であればよく、半導体メモリに何ら限定されない。なお、メモリに記憶されるべき管理情報の詳細については図6に示されており、かかる管理情報の詳細については後述する。
キー送受信部90は、管理情報を送受信する。このキー送受信部90は無線による送受信機が一般的であるが、管理情報の送受信が可能であれば無線送受信機に限定されるものではない。
一方、ロッカーの錠20は、管理情報を記憶する錠メモリ部30、キー送受信部90との間で管理情報を送受信する錠送信部40、ロッカーの錠の開閉を行う錠ロック機構60、及び、錠送受信部40がキー送受信部90から受信したキーメモリ部80に記憶された錠開閉フラグが開状態の場合であって、錠ロック機構が施錠されていない場合に錠ロック機構60に施錠可能状態となるよう指示する錠管理部50とを備えている。
ここで、ロッカーの錠送信部40は、管理情報を記憶する錠メモリ部30とキー送受信部90との間で管理情報を送受信する。かかる錠送受信部40もまたキー送受信部90と同様、具体的態様については何ら限定されない。
また、ロッカーの錠ロック機構60は、ロッカー20の錠の開閉を行う。錠ロック機構60は、機械的な施錠又は解錠を行うものではあるが、後述する錠管理部50からの指示に従って施錠可能状態又は解錠可能状態が制御され、施錠可能状態の場合に機械的な施錠を受け入れ、解錠可能な状態の場合に機械的な解錠を受け入れるものである。
従って、本明細書及び特許請求の範囲にいう「キー」とは、上記の説明で明らかなようにロッカーの錠との間で通信を行い、錠ロック機構60の施錠可能状態又は解錠可能状態を制御可能とするものであれば足り、機械的に扉を施錠したり解錠したりする装置としての機能を有しているか否かは本明細書におけるキーであることを左右しない。
かかる機械的な施錠又は解錠については、ロッカーの錠とキーとの通信の最中又は通信の終了後に、機械的に鍵を差し込みその鍵を回転させることに行われてもよいのはもちろんであるが、単にレバーを動かすことによって行われてもよい。また、暗証番号を入力することにより行われてもよい。
錠管理部50は、錠メモリ部30、錠送受信部40、錠ロック機構60と相互に接続されている。錠管理部50は、錠送受信部40が受信した管理情報を処理し、必要な管理情報を錠メモリ部30に記憶させる。また、錠メモリ部30が記憶している管理情報のうち、必要な管理情報を取り出して錠送受信部40に送信するよう指示を出す。
さらに、錠管理部50は、管理情報のうちキーメモリ部80に記憶された錠開閉フラグが開状態の場合であって錠ロック機構60が施錠されていないと判断した場合に、錠ロック機構60に施錠可能状態となるよう指示する。錠ロック機構60が施錠されているか否かについては、例えば、錠管理部50が、錠ロック機構60の錠の機械的なロックの状態をセンサー等で検知したり、錠ロック機構60が施錠された場合にメモリ部50に記憶させた電子信号の状態を検知することで判断することができる。
図2は、本発明に係る施錠装置の全体構成を示す図である。図2には、ロッカー番号「001」、「002」、「003」、「004」、「005」、「006」である6個のロッカーが備えられたロッカー群25と、ロッカーの開閉可能状態の制御を行うキー70が示されている。図2におけるロッカー番号は連続番号で示されているが連続番号であることには限定されないのはもちろんである。このロッカー番号はロッカーに備え付けた錠の錠番号と一致させておくことで管理が容易になる。以下、このロッカー番号については錠番号として説明する。
本発明における施錠装置10は、図1に示したように基本的にキー70とロッカーの錠20との組み合わせで構成されるが、必ずしもキーとロッカーの錠とが一対一で対応する必要はなく、キーが一つあれば、複数のロッカーの錠のうち、任意のロッカーの錠について施錠し、その施錠されたロッカーを解錠することを可能とするものを含む。
図2においては、錠番号「003」によって特定される特定のロッカーの錠20と、キー70と電波によって通信されている状態の模式図が描かれている。この通信によって、管理情報のうち図1におけるキーメモリ部80に記憶された錠送受信部40がキー送受信部90から受信したキーメモリ部80に記憶された錠開閉フラグが開状態の場合であって、錠ロック機構60が施錠されていない場合に、錠ロック機構60に施錠可能状態となるよう指示することになる。
この場合には、例えば錠番号「002」のロッカーの錠が施錠されているとするならば、錠番号「002」で特定されるロッカーの錠ロック機構60へ施錠可能状態とするよう指示されることはない。もちろん、錠番号「003」以外のロッカーについても同様である。
図3は、本発明に係る施錠装置に用いるキーを示した図である。図3(a)は本発明に用いられるキー70の具体的な外観の一例を示す図である。図3(b)は本発明に係る施錠装置に用いることが可能なRF−IDタグ72の外観を示す図である。
本発明に用いられるキー70の外観は任意であるが、例えば、図3(a)に示すように腕に巻き付けて使用できる腕時計型であってもよいし、紐を付けて首から提げるようなものであってもよいし、クリップを用いて上着のポケットで固定できるようなものであってもよい。
キー70には、例えば、電波を送受信する機能を有するRF−IDタグを用いることができる。RF−IDタグは、無線周波数の電波によって管理情報を表す信号を送受信できるタグである。
図3(b)に示すRF−IDタグ72は、例えば、テキサスインスツルメンツ株式会社製のTI−RFIDトランスポンダを用いることができる。同社製のTI−RFIDトランスポンダには、その使用形態や使用状況により、ガラス封入型、カード型、ディスク型等の様々な形状を有するものをいずれでも使用することが可能である。
図3(b)には、RF−IDタグ72として、アンテナ74とICチップ76を内部に含み、ガラス容器78に封入されているガラス封入型のRF−IDトランスポンダを用いたものが示されている。
ICチップ76には、管理情報を記録するキーメモリ部30として機能するメモリ領域(図示せず)、アンテナ74を介して送受信を行う領域や管理情報の通信を行う領域も含まれる(図示せず)。
このようなトランスポンダを用いると、比較的環境の悪い状況においても長期間に亘って製品の劣化を抑えられると共に、小型であるので容易に他のパッケージに挿入して使用することができるので、例えば、図3(a)の外観図で示されるような、ロッカーの錠20と通信を行うキー70をより容易に実現することができる。
図4は、錠ロック機構60の一例の動作説明図である。図4(a)には、RF−IDタグ72を内部に挿入させたキー70と、錠ロック機構60が図示されている。錠ロック機構60には、錠ロックのつまみ62が備えられており、図4(b)に示すように、つまみ62の凹部64にキー70の左端部が垂直に嵌りこむようになっている。このキー70の右端部をつまみ62の凹部64に垂直にはめ込み、図4(a)に示すように図面左回り方向又は右回り方向に回転させることで施錠又は解錠を行うことができる。この際、錠ロック機構60が解錠可能状態の場合に、つまみ62を右に回転させると解錠が行われ、錠ロック機構60が施錠可能な状態のときに、つまみ62を左に回転することで施錠が行われる。
施錠が可能な状態と解錠が可能な状態との遷移は、当該ロッカー20とキー70との間の管理情報の通信の結果に基づいて行われる。
図5は、キー70と通信するロッカーの錠20を示すブロック図である。図5には特に錠管理部50の詳細が示されている。図5には、管理部50の内部の機能ブロックとして錠メモリ部30とキーメモリ部80に対し書き込み又は書き換えを指示するメモリ指示手段51と、錠メモリ部30とキー送受信部90から錠送受信部40が受信した管理情報を比較する比較手段52と、比較手段52の比較結果に基づいて錠の錠ロック機構60が解錠状態になるよう指示を出す解施錠指示手段54が図示されている。なお、図1と同符号を付した構成要素は図1と同じものであることを意味している。
ここで、図6を参照し、錠メモリ部30とキーメモリ部80に記憶される管理情報について説明する。図6(a)は、キーメモリ部30のメモリ領域を示した図であり、図6(b)は、錠メモリ部90の領域を示した図である。ここで、各メモリ部の領域には、管理情報が記憶される。
このようなメモリ領域を有するキー70については、例えば、一定の施設内に入場する際に、施設の受付にて、利用者を特定する情報をキー固有ID番号とを関連づけて保存した後に利用者に手渡し、ロッカーだけでなく、施設内のレストランやショップにおいて利用代金を決済する変わりにキー固有ID番号に基づいて利用者を特定する情報と関連づけるように利用することもできる。なお、その場合には、施設から退場してキーを返却する際に利用代金を精算をするようしてもよい。
図6(a)には、錠メモリ部30のメモリ領域が示されている。錠メモリ部30には、施錠する際に受信した、それぞれのキーに一意に割り当てられたキー固有ID番号と、それぞれのロッカーに一意に割り当てられた錠番号とを含む管理情報が記憶されるべきメモリ領域が示されている。
図6(b)には、キーメモリ部80のメモリ領域が示されている。キーメモリ部80には、それぞれのキーに一意に割り当てられたキー固有ID番号、それぞれのロッカーに一意に割り当てられている錠番号、及び、いずれかの錠の開閉に当該キーが用いられたか否かの状態を示す錠開閉フラグを含む情報が記憶されるべきメモリ領域が示されている。
錠開閉フラグは、例えば、ある一つのロッカーの錠の施錠を行う場合には「開」の状態を意味する信号を、また、すでに施錠したロッカーの錠の解錠を行う場合には「閉」の状態を意味する信号をキーメモリ部80に記憶するフラグである。
キー固有ID番号は、それぞれのキーに一意に割り当てられる。具体的には、上述したTI−RFIDは、それぞれの特有のIDが割り当てられており、同じIDは存在しない。
ロッカーの錠番号は、それぞれのロッカーに一意に割り当てられており、錠番号もロッカー番号と同一の番号が割り当てられている。具体的には、図2に示すようなロッカー群25で示した各ロッカーに割り振られたロッカー番号「001」「002」「003」「004」「005」「006」は錠番号と一致する。
図5に戻り、本発明の施錠装置の施錠動作を説明する。今、例えば、キー70のキーメモリ部30には、錠開閉フラグとして、開状態を意味する管理情報である「0」のデータが記憶されているとする。この場合、「開状態」のフラグを特定のロッカーの錠送受信部40が受信したときに、当該ロッカーの管理部50内の解施錠指示手段54によって、錠ロック機構60の状態を検知して錠ロック機構60に対して施錠可能状態となるよう指示がなされる。
そして、実際に錠ロック機構60の施錠が行われた場合には、キーメモリ部80に記憶されているキー固有ID番号がキー送受信部90から錠送受信部40に送信され、錠メモリ部30に記憶される。これにより、キー固有ID番号を用いて解錠を行うことが可能となる。
また、実際に錠ロック機構60の施錠が行われた場合には、錠ロック機構60からその状態を検知した錠管理部50のメモリ指示手段51が、キーメモリ部80に記憶されていた錠開閉フラグを「閉状態」を意味する管理情報である「1」のデータに書き換える指示をキー70に対して送信するよう錠送受信部40に指示する。これにより、あるキー70を用いてロッカーの錠を施錠した場合には、キーメモリ部80に閉状態を意味する管理情報である「1」のデータを記憶させることができ、閉状態のフラグを記憶しているキーを用いて他のロッカーを施錠することができなくするようにできる。
さらに、実際に錠ロック機構60の施錠が行われた場合には、錠メモリ部30に記憶されている錠番号が錠送受信部40からキー送受信部90に送信され、キーメモリ部80に記憶される。
具体的な施錠動作は、施錠可能状態の場合に、例えば、鍵を差し込んでその鍵を回転させたり、単にレバーを動かしたり、暗証番号を入力したりすることで、機械的に錠を動作させることによって行われることになる。そして、ロッカーが実際に施錠された場合に、メモリ指示手段51は、キーメモリ80及び錠メモリ部30の内容を新たな管理情報に書き換えるよう指示する。
次に、図5のブロック図に基づいて解錠動作の説明を行う。キー70によって、ロッカーの錠の施錠が行われた場合を考える。この場合、比較手段52が、錠送受信部40が前記キーメモリ部に格納されているキー固有ID番号を受信したときに、錠送受信部40が受信したキー固有ID番号と錠メモリ部30に記憶されたキー固有ID番号とを比較する。比較手段52によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、解施錠指示手段54が、錠ロック機構60に、解錠可能状態となるよう指示することで、解錠動作が可能となる。
このようにして錠ロック機構60の解錠が行われた場合に、メモリ指示手段51が錠メモリ部30に記憶されている固有ID番号を消去する指示を出すようにしてもよい。
また、キーメモリ部80に書き込まれた錠番号を消去せずに記憶したままにしておくことにしてもよい。このように、錠番号をキーメモリ部80に記憶しておくことにより、施設内で使用されたキー70が施設に返却された後であっても、どのロッカーが使用されたかがわかる。
具体的な解錠動作は、解錠可能状態の場合に、例えば、鍵を差し込んでその鍵を回転させたり、単にレバーを動かしたり、暗証番号を入力したりすることで、機械的に錠を動作させることによって行われることになる。そして、ロッカーが実際に解錠された場合に、メモリ指示手段51は、キーメモリ80及び錠メモリ部30の内容を新たな管理情報に書き換えるよう指示する。
図7は、本発明に係る錠管理方法のうち、施錠する方法及び解錠する方法を示したフローチャートである。図7(a)は、本発明に係る錠管理方法のうちの施錠ステップを図示したフローチャートである。施錠ステップは、施錠情報受信ステップ(S710)と、施錠判断ステップ(S720)と、施錠処理ステップ(S725)と、施錠時キー書換ステップ(S730)と、施錠時錠書換ステップ(S740)とからなる。
施錠情報受信ステップ(S710)は、キーに記憶された錠開閉フラグとキー固有ID番号とを、キーから錠のうちの特定の錠に送信し、特定の錠が受信する。
施錠判断ステップ(S720)は、施錠情報受信ステップ(S710)により特定の錠が受信した錠開閉フラグが「開」である場合に特定の錠が施錠可能か否かを判断する
施錠処理ステップ(S725)は、施錠判断ステップ(S720)により施錠可能であると判断された場合には、特定の錠を施錠可能状態にする。
施錠時キー書換ステップ(S730)は、施錠処理ステップ(S725)により特定の錠が施錠可能状態となり、その状態で、特定の錠が施錠された場合には、キーに記憶されている錠開閉フラグを「開」から「閉」に書き換える。
施錠時錠書換ステップ(S740)は、施錠処理ステップ(S725)により特定の錠が施錠可能状態となり、その状態で、特定の錠が施錠された場合には、施錠情報受信ステップ(S710)により受信した前記キー固有ID番号を前記特定の錠に書き込む。
図7(b)は、本発明に係る錠管理方法によって施錠された施錠装置の解錠方法を図示したフローチャートである。解錠ステップは、解錠情報受信ステップ(S750)と、解錠判断ステップ(S760)と、解錠処理ステップ(S765)と、解錠時キー書換ステップ(S770)と、解錠時錠書換ステップ(S780)とからなる。
解錠情報受信ステップ(S750)は、キーに記憶されたキー固有ID番号及び錠開閉フラグを、キーから錠のうちの特定の錠に送信した場合に特定の錠が受信する。
解錠判断ステップ(S760)は、解錠情報受信ステップ(S750)により、特定の錠が受信したキー固有ID番号と特定の錠に記憶されているキー固有ID番号とが一致しているかを判断する。
解錠処理ステップ(S765)は、解錠判断ステップ(S760)により判断された結果に基づいて、キー固有ID番号が一致している場合には、特定の錠を解錠する。
解錠時キー書換ステップ(S770)は、解錠処理ステップ(S765)により特定の錠が解錠された場合には、キーに記憶されている錠開閉フラグを「閉」から「開」に書き換える。このとき、キーに書き込まれた当該特定の錠の錠番号を消去せずに、記憶させたままにしておくこともできる。
解錠時錠書換ステップ(S780)は、解錠処理ステップ(S765)により特定の錠が解錠された場合には、特定の錠に記憶されているキー固有ID番号を消去する。
図8は、本発明に係る錠管理方法のうちの施錠方法を錠とキーとに分けて図示したフローチャートである。図8には、ロッカーの錠20の開閉を行うキー70と、キー70との通信結果に基づいて施錠又は解錠が行われる複数のロッカーとからなる施錠装置10における錠管理方法の施錠のための方法がロッカーの錠側とキー側とに分けて図示されている。
図8は、キーに記憶されたキー固有ID番号及び錠開閉フラグを、キーからロッカーのうちの特定のロッカーの錠に送信した場合に特定のロッカーの錠が受信する施錠情報受信ステップ(S810)と、施錠情報受信ステップ(S810)により、特定のロッカーの錠が受信した錠開閉フラグが「開」である場合に、特定の錠が施錠可能か否かを判断する施錠判断ステップ(S820)と、施錠判断ステップ(S820)により判断された結果に基づいて、錠開閉フラグが「開」である場合には、特定のロッカーの錠を施錠する施錠処理ステップ(S830)と、施錠処理ステップ(S830)により特定のロッカーの錠が施錠された場合には、キーに記憶されている錠開閉フラグを「開」から「閉」に書き換え、かつ、キーに特定のロッカーの錠番号を書き込む施錠時キー書換ステップ(S840、S870)と、施錠処理ステップ(S840、S870)により特定のロッカーの錠が施錠された場合には、施錠情報受信ステップ(S810)により受信したキー固有ID番号を特定のロッカーの錠に書き込む施錠時錠書換ステップ(S850)とからなる施錠のための方法のフローチャートが図示されている。
まず、キー送受信部90が、キーメモリ部80に記憶されているキー固有ID番号と錠開閉フラグを錠送信部40に送信する(S860)。
施錠情報受信ステップでは、キー70に記憶されたキー固有ID番号及び錠開閉フラグを、キー70のキー送受信部90が特定のロッカーの錠20に送信した場合に特定のロッカーの錠20の錠メモリ部30が受信する(S810)。
施錠判断ステップでは、施錠情報受信ステップ(S810)により特定のロッカーの錠20が受信した錠開閉フラグが「開」であるか否かを判断し、錠ロック機構60が施錠可能か否かを判断する(S820)。
施錠処理ステップでは、施錠判断ステップ(S820)により判断された結果に基づいて、錠開閉フラグが「開」である場合には、錠ロック機構60が施錠可能状態となり、実際に施錠が行われる(S830)。
施錠時キー書換ステップでは、施錠処理ステップ(S830)により特定のロッカーの錠の施錠が行われた場合には、キー70に記憶されている錠開閉フラグを「開」から「閉」に書き換えるよう指示を出し(S840)、キー70は、キーメモリ部80に記憶されている錠開閉フラグを「閉」に書き換え、かつ、当該特定のロッカーの錠の20の錠番号を書き込む(S870)。
施錠時錠書換ステップでは、施錠処理ステップ(S830)により特定のロッカーの錠が施錠された場合には、施錠情報受信ステップ(S810)により受信したキー固有ID番号を特定のロッカーの錠20の錠メモリ部30に書き込む(S850)。
図9は、本発明に係る錠管理方法のうちの解錠方法を錠とキーとに分けて図示したフローチャートである。図9には、ロッカーの錠20の開閉を行うキー70と、キー70との通信結果に基づいて施錠又は解錠が行われる複数のロッカーとからなる施錠装置10における錠管理方法の解錠のための方法がロッカーの錠側とキー側とに分けて図示されている。
図9には、ロッカーの錠20と通信を行うキー70と、キー70との通信結果に基づいて施錠又は解錠が行われる複数のロッカーの錠20とからなる施錠装置における錠管理方法のうち、解錠方法が示されている。かかる解錠方法は、キー70に記憶されたキー固有ID番号を、キー70からロッカーのうちの特定のロッカーに送信した場合に特定のロッカーが受信する解錠情報受信ステップ(S910)と、解錠情報受信ステップ(S910)により、特定のロッカーが受信したキー固有ID番号と特定のロッカーに記憶されているキー固有ID番号とが一致しているかを判断する解錠判断ステップ(S920)と、解錠判断ステップ(S920)により判断された結果に基づいて、キー固有ID番号が一致している場合には、特定のロッカーを解錠する解錠処理ステップ(S930)と、解錠処理ステップ(S930)により特定のロッカーが解錠された場合には、キー70の錠開閉フラグを記憶するメモリ領域に「開」を書き込む解錠キー70処理ステップ(S940、S970)と、解錠処理ステップ(S940、S970)により特定のロッカーが解錠された場合には、特定のロッカーの錠に記憶されているキー固有ID番号を消去する解錠時錠書換ステップ(S950)とからなる解錠のための方法のフローチャートが図示されている。
まず、キー送受信部90が、キーメモリ部80に記憶されているキー固有ID番号を錠送信部40に送信する(S960)。
解錠情報受信ステップでは、キー70に記憶されたキー固有ID番号を、キー70のキー送受信部90が特定のロッカーの錠20に送信した場合に特定のロッカーの錠20の錠メモリ部30が受信する(S910)。
解錠判断ステップでは、解錠情報受信ステップ(S910)により、特定のロッカーの錠20が受信したキー固有ID番号と特定のロッカーの錠20に記憶されているキー固有ID番号とが一致しているかを判断する(S920)。
解錠処理ステップでは、解錠判断ステップ(S920)により、特定のロッカーの錠20が受信したキー固有ID番号と特定のロッカーの錠20に記憶されているキー固有ID番号とが一致している場合には、錠ロック機構60が解錠可能状態となり、実際に解錠が行われる(S930)。
解錠時キー書換ステップは、解錠処理ステップ(S930)により特定のロッカーの錠20が解錠された場合には、キー70の錠開閉フラグを記憶するキーメモリ部80の領域に「開」を書き込むよう指示を出し(S940)、キー70は、錠開閉フラグを記憶するキーメモリ部80のメモリ領域に「開」を書き込む(S970)。
解錠時錠書換ステップでは、解錠処理ステップ(S930)により特定のロッカーの錠20が解錠された場合には、特定のロッカーの錠20に記憶されているキー固有ID番号を消去する(S950)。
なお、解錠時キー書換ステップ(S940、S970)では、キー70のキーメモリ部80に記憶された錠番号は消去せずに、記憶させたままにしておいてもよい。
以上のように本発明においては、フラグの一致を施錠又は解錠の条件としているため、小容量のデータのやりとりでセキュリティを確保することができる。
また、 キー70のキーメモリ部80に記憶された錠番号を消去しないことにより、例えば、当該錠番号に基づいて種々の統計に用いることが可能となる。例えば、ロッカーに忘れ物があった場合には、キーメモリ部80に記憶されている錠番号によって、当該キーを最後に使用した者が使用したロッカーがわかり、例えばロッカーに忘れ物をした場合に速やかに対応することができる。
以上、本発明の施錠装置、ロッカー、錠管理方法及び錠管理プログラムについて説明したが、ロッカーの錠と通信を行うキーによりスタンドアローンで管理される錠を通信で結び、錠番号、キー固有ID番号及び施設利用状況の情報を、錠から管理サーバに転送することにより、利用者の顧客情報や過去の利用状況と併せてデータベース化することもできる。それにより、錠の一元的な集中管理及び利用者の施設利用状況の把握が可能になり、また、施設利用者の現在の利用人数及び利用状況を正確に把握し、確実に精算処理を行うことが可能になる。
本発明に係る施錠装置、ロッカー、錠管理方法及び錠管理プログラムは、錠とキーとの通信により施錠又は解錠を管理できるので、スタンドアローンで用いる錠として利用が見込まれる。
本発明に係る施錠装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る施錠装置の全体構成を示す図である。 本発明に係る施錠装置に用いるキーを示した図である。 錠ロック機構の一例の動作説明図である。 キーと通信するロッカーの錠を示すブロック図である。 キーメモリ部及び錠メモリ部のメモリ領域を示した図である。 本発明に係る錠管理方法のうち、施錠する方法及び解錠する方法を示したフローチャートである。 本発明に係る錠管理方法のうちの施錠方法を図示したフローチャートである。 本発明に係る錠管理方法のうちの解錠方法を図示したフローチャートである。
符号の説明
10 施錠装置
20 錠
25 ロッカー群
30 錠メモリ部
40 錠送受信部
50 錠管理部
51 メモリ指示手段
52 比較手段
54 解施錠指示手段
60 錠ロック機構
62 つまみ
64 凹部
70 キー
72 RF−IDタグ
74 アンテナ
76 ICチップ
78 ガラス容器
80 キーメモリ部
90 キー送受信部

Claims (18)

  1. 錠の施錠又は解錠の状態を示す錠開閉フラグを含む管理情報を記憶するキーメモリ部と、前記管理情報を送受信するキー送受信部とを備えたキーと、
    前記キー送受信部との間で前記管理情報を送受信する錠送受信部と、錠の開閉を行う錠ロック機構と、
    前記錠送受信部がキー送受信部から受信した前記キーメモリ部に記憶された錠開閉フラグが開状態の場合であって、前記錠ロック機構が施錠されていない場合に前記錠ロック機構に施錠可能状態となるよう指示する錠管理部とを備えた錠と
    からなる施錠装置。
  2. 前記管理情報には、それぞれのキーに一意に割り当てられたキー固有ID番号を含み、
    前記錠ロック機構の施錠が行われた場合に、前記錠管理部が、前記キー固有ID番号を前記錠メモリ部に記憶させる
    請求項1記載の施錠装置。
  3. 前記錠ロック機構の施錠が行われた場合に、前記錠管理部が、前記キーメモリ部に記憶されていた錠開閉フラグを閉状態に書き換えるよう指示する請求項2記載の施錠装置。
  4. 前記管理情報には、それぞれの錠に一意に割り当てられた錠番号を含み、錠の錠ロック機構の施錠が行われた場合に、前記錠管理部が前記キーメモリ部に当該錠の錠番号を書き込むよう指示する請求項2又は請求項3記載の施錠装置。
  5. 前記錠管理部に、
    前記錠ロック機構が施錠された後に前記錠送受信部が前記キーメモリ部に格納されているキー固有ID番号を受信した場合に、前記錠送受信部が受信したキー固有ID番号と前記錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、前記錠ロック機構に、解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段と
    を備えた請求項2から請求項4記載の施錠装置。
  6. 前記錠管理部に、
    前記錠ロック機構が施錠された後に前記錠送受信部が前記キーメモリ部に格納されているキー固有ID番号を受信した場合に、前記錠送受信部が受信したキー固有ID番号と前記錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、前記錠ロック機構に解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段とを備え、
    前記解施錠指示手段により前記錠ロック機構が解錠可能状態となり、錠の解錠が行われた場合に、前記錠管理部が前記キーメモリ部に書き込まれた当該錠の錠番号を消去せずに記憶したままにしておく請求項2から請求項4記載の施錠装置。
  7. 錠の施錠又は解錠の状態を示す錠開閉フラグを含む管理情報を送受信するキーとの通信によって施錠又は解錠状態が管理されるロッカーであって、
    前記管理情報を送受信する錠送受信部と、
    錠の開閉を行う錠ロック機構と、
    前記錠送受信部が受信した錠開閉フラグが開状態の場合であって、前記錠ロック機構が施錠されていない場合に前記錠ロック機構に施錠可能状態となるよう指示する錠管理部と
    を備えたロッカー。
  8. 前記管理情報には、それぞれのキーに一意に割り当てられたキー固有ID番号を含み、
    前記錠管理部に、
    前記錠ロック機構の施錠が行われた場合に、前記キー固有ID番号を前記錠メモリ部に書き込む指示を発するメモリ指示手段を備えた
    請求項7記載のロッカー。
  9. 前記錠管理部に、
    前記錠ロック機構の施錠が行われた場合に、前記メモリ指示手段が、前記キーメモリ部に記憶されていた錠開閉フラグを閉状態に書き換える指示を発する
    請求項8記載のロッカー。
  10. 前記管理情報には、それぞれの錠に一意に割り当てられた錠番号を含み、
    錠の錠ロック機構の施錠が行われた場合に、前記メモリ指示手段が前記キーメモリ部に当該錠の錠番号を書き込む指示を発する請求項8又は請求項9記載のロッカー。
  11. 前記錠ロック機構が施錠された後に前記錠送受信部がキー固有ID番号を受信した場合に、前記錠送受信部が受信したキー固有ID番号と前記錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、前記錠ロック機構に、解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段と
    を備えた請求項8から請求項10記載のロッカー。
  12. 前記錠ロック機構が施錠された後に前記錠送受信部がキー固有ID番号を受信した場合に、前記錠送受信部が受信したキー固有ID番号と前記錠記憶部に記憶されたキー固有ID番号とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によりキー固有番号が一致すると判断した場合に、前記錠ロック機構に、解錠可能状態となるよう指示する解施錠指示手段とを備え、
    前記解施錠指示手段により前記錠ロック機構が解錠可能状態となり、錠の解錠が行われた場合に、前記メモリ指示手段が前記キーメモリ部に書き込まれた錠番号を消去せずに記憶させたままにしておく指示を発する請求項11記載のロッカー。
  13. 錠と通信を行うキーと、前記キーとの通信結果に基づいて施錠又は解錠が行われる複数の錠とからなる施錠装置における錠管理方法であって、
    前記キーに記憶された錠開閉フラグを、前記キーから前記錠のうちの特定の錠に送信し、前記特定の錠が受信する施錠情報受信ステップと、
    前記施錠情報受信ステップにより前記特定の錠が受信した錠開閉フラグが「開」である場合に前記特定の錠が施錠可能か否かを判断する施錠判断ステップと、
    前記施錠判断ステップにより施錠可能であると判断された場合には、前記特定の錠を施錠可能状態にする施錠処理ステップと、
    前記施錠処理ステップにより前記特定の錠が施錠可能状態となり、その状態で、前記特定の錠が施錠された場合には、前記キーに記憶されている錠開閉フラグを「開」から「閉」に書き換える施錠時キー書換ステップと
    からなる錠管理方法。
  14. 前記施錠情報受信ステップは、錠がキー固有ID番号をも受信するものであり、
    さらに、前記施錠処理ステップにより前記特定の錠が施錠可能状態となり、その状態で、前記特定の錠が施錠された場合には、前記施錠情報受信ステップにより受信した前記キー固有ID番号を前記特定の錠に書き込む施錠時錠書換ステップを含む、請求項13記載の錠管理方法。
  15. 前記施錠時キー書換ステップは、さらに、前記キーに当該特定の錠の錠番号を書き込むステップを含む
    請求項14記載の錠管理方法。
  16. 請求項14又は請求項15に記載された錠管理方法により施錠された施錠装置の錠の解錠方法であって、
    前記キーに記憶されたキー固有ID番号及び錠開閉フラグを、前記キーから前記錠のうちの特定の錠に送信した場合に前記特定の錠が受信する解錠情報受信ステップと、
    前記解錠情報受信ステップにより、前記特定の錠が受信したキー固有ID番号と前記特定の錠に記憶されているキー固有ID番号とが一致しているかを判断する解錠判断ステップと、
    前記解錠判断ステップにより判断された結果に基づいて、キー固有ID番号が一致している場合には、前記特定の錠を解錠する解錠処理ステップと、
    前記解錠処理ステップにより前記特定の錠が解錠された場合には、前記キーに記憶されている錠開閉フラグを「閉」から「開」に書き換える解錠時キー書換ステップと、
    前記解錠処理ステップにより前記特定の錠が解錠された場合には、前記特定の錠に記憶されているキー固有ID番号を消去する解錠時錠書換ステップとを含む、解錠方法。
  17. 請求項15に記載された錠管理方法により施錠された施錠装置の錠の解錠方法であって、
    前記キーに記憶されたキー固有ID番号及び錠開閉フラグを、前記キーから前記錠のうちの特定の錠に送信した場合に前記特定の錠が受信する解錠情報受信ステップと、
    前記解錠情報受信ステップにより、前記特定の錠が受信したキー固有ID番号と前記特定の錠に記憶されているキー固有ID番号とが一致しているかを判断する解錠判断ステップと、
    前記解錠判断ステップにより判断された結果に基づいて、キー固有ID番号が一致している場合には、前記特定の錠を解錠する解錠処理ステップと、
    前記解錠処理ステップにより前記特定の錠が解錠された場合には、前記キーに記憶されている錠開閉フラグを「閉」から「開」に書き換える解錠時キー書換ステップと、
    前記解錠処理ステップにより前記特定の錠が解錠された場合には、前記特定の錠に記憶されているキー固有ID番号を消去する解錠時錠書換ステップとを含み、
    前記解錠時キー書換ステップは、さらに、前記キーに書き込まれた当該特定の錠の錠番号を消去せずに、記憶させたままにしておくステップを含む、解錠方法。
  18. 請求項13から請求項17記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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