JP4387655B2 - ロッカー使用管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プールやスポーツジム等のスポーツ施設で更衣類を収納保管するロッカー、あるいはカプセルホテルの寝台カプセル等の使用管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プールやスポーツジム等のスポーツ施設の更衣用のロッカーや、カプセルホテルの寝台ボックス(以下、単にロッカーと称する)を使用する際には、施設側が用意したロッカー番号を表記した鍵付きタグやカードを用いて指定されたロッカーを使用施錠したり、あるいは、ロッカーに設けられた暗証番号入力用のテンキーを用いて施錠使用する等が一般的である。
【0003】
このようなロッカーの場合は、運動中、常時鍵付きタグやカードを持ち続ける必要があり運動の妨げとなり、また、暗証番号入力方式は、入力した暗証番号を失念してしまい開錠が困難となる弊害もある。
【0004】
このようなロッカー使用の弊害に対して、運動の妨げとならず、且つ、ロッカー施錠が確実に実行できるロッカー管理システムとしてIDコードを組み込んだリストバンドを用いる方法がある。
【0005】
このリストバンドによるロッカー管理システムは、リストバンド毎に個別の識別コードであるIDコードを記憶させるICチップと共に、そのIDコード毎に使用が許可されたロッカー番号が表記される表記部とからなっている。このリストバンドのIDコードと使用許可ロッカー番号は、コンピュータ機器にロッカー使用情報として記憶させると共に、コンピュータ機器に接続されたロッカーの扉に設けられた読み取り手段で読み取ったリストバンドのIDコードから使用許可を得たIDコードであるが判定されてロッカーの施錠と開錠ができるようになっている。このリストバンドは、記憶されている単一のIDコードに対して、使用許可ロッカー番号の設定と表記が自由にできようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−306637号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されている従来のロッカー管理システムは、識別情報が記録された任意のリストバンドに対して、任意の空きロッカーを対応させ、その対応させたロッカー番号がリストバンドに表記される。そのリストバンドに表記されたロッカー番号のロッカーにおいて、リストバンドの識別情報を読み込み、コンピュータ機器で使用許可されているか判定して、ロッカーの施錠と開錠を制御駆動している。
【0008】
このようなロッカー管理システムは、任意のリストバンドに任意のロッカーを選定することができるが、このリストバンドとロッカーとの関係は、ロッカー管理者側が空きロッカーリストから選定するものである。
【0009】
しかし、顧客の中には、例えば、ロッカールームの奥まった場所に設置されているロッカーや、設置位置の高い、または低い位置のロッカーを好まない場合がある。このような好ましくないロッカーを選定指定された顧客には不満が生じ、顧客はロッカーの選定変更を望むために、ロッカーの貸し出し管理が煩雑となる。
【0010】
さらに、リストバンドを紛失した場合、リストバンドに使用ロッカー番号が表記されているために、取得者がそのリストバンドの使用ロッカー番号の認識が容易となり、保安上好ましくなかった。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客自らが好みのロッカーを選定出来、使用管理の作業効率向上と、リストバンド紛失時にそのリストバンドの使用ロッカー番号が判明しにくいロッカー使用管理システムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のロッカー使用管理システムは、ロッカー毎の識別情報を記憶することなく、携帯識別手段毎に個別に設定された識別情報が記憶され、その識別情報は外部から読み取り可能で顧客毎に携帯される携帯識別手段と、複数のロッカーの使用状態情報を登録すると共に、前記携帯識別手段を顧客が受領した際に、受領した携帯識別手段に記憶されている識別情報を登録する使用管理手段と、複数のロッカー毎に設けられ、前記携帯識別手段の識別情報を読み取るリーダライタ手段、電気錠並びに前記リーダライタ手段からの信号及び前記ロッカー毎の識別情報を前記使用管理手段へ送信する制御手段と、前記ロッカーのリーダライタ手段が読み取り、前記制御手段から前記使用管理手段へ送信された顧客が携帯する携帯識別手段の識別情報と前記使用管理手段に登録されている携帯識別手段の識別情報とを照合する照合手段とを具備し、前記照合手段によりロッカーから送信された携帯識別手段の識別情報と前記使用管理手段に登録されている識別情報とが一致し、かつ、前記ロッカーから送信されたロッカー毎の識別情報に基づきロッカーが空き状態であると判定された場合に、前記使用管理手段から当該ロッカーの制御手段へ前記電気錠の施錠または解錠を指示することを特徴としている。
【0013】
本発明のロッカー使用管理システムの前記携帯識別手段は、個別に設定される識別情報を記憶する記憶機能と、その記憶機能に記憶されている識別情報を外部機器で読み取り可能な読み取り機能のみを有し、いかなる情報の表示機能も有していないことを特徴としている。
【0014】
本発明のロッカー使用管理システムの前記使用管理手段は、前記ロッカーの全ての識別情報と、使用許可を与えたロッカーに対する携帯識別手段の識別情報等の情報データを記憶すると共に、それら情報データから携帯識別手段毎にロッカーの使用可否判定とを行うことを特徴としている。
【0015】
本発明のロッカー使用管理システムは、前記複数のロッカーを複数のグループに区分し、それぞれのグループ単位毎に使用管理手段を設けたことを特徴としている。
【0016】
本発明のロッカー使用管理システムは、前記携帯識別手段の識別情報を読み取り前記使用管理手段に送信し、その携帯識別手段が使用しているロッカーの識別情報を入手すると共に、その入手したロッカーの識別情報を表示させるロッカー識別情報表示機器を前記ロッカーと異なる場所や位置に設けたことを特徴としている。
【0017】
本発明のロッカー使用管理システムの前記携帯識別手段は、リストバンド形式、またはカード形式で形成されたことを特徴としている。
【0018】
また、本発明のロッカー使用管理システムの前記ロッカーは、更衣類や手荷物等の収納保管、または宿泊用の寝台カプセル等であることを特徴としている。
【0019】
本発明のロッカー使用管理システムは、空きロッカーの中から顧客が好みのロッカーを選択指定でき、その顧客が選択指定したロッカーと顧客の識別情報は集中管理できるために、ロッカー使用管理の効率も向上できた。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明に係るロッカー使用管理システムの一実施形態を図1乃至図6を用い説明する。
【0021】
本発明に係るロッカー使用管理システムの全体構成を図1を用いて説明する。例えば、プールやスポーツジム等に複数のロッカー11a〜11nが設置されている。この複数のロッカー11a〜11nのそれぞれの扉には、リーダーライターボックス12a〜12nと電気錠15a〜15nが設けられている。このリーダライターボックス12a〜12nのそれぞれには、リーダライタ13a〜13nと制御部14a〜14nが内蔵されている。
【0022】
リーダライタ13a〜13nは、後述するリストバンド1やカード3に設けられている識別情報用ICチップに記憶されている識別情報を読み取るもので、制御部14a〜14nは、前記リーダライタ13a〜13nを駆動制御すると共に、電気錠15a〜15nの駆動制御と、コントローラ16を介してコンピュータ17と各種制御信号や情報データの授受を行うものである。
【0023】
また、前記ロッカー11a〜11nのそれぞれの扉は、前記リーダライターボックス12a〜12nの制御部14a〜14nの駆動制御により電気錠15a〜15nで施錠及び解錠されるようになっている。
【0024】
前記制御部14a〜14nは、コントローラ16を介してコンピュータ17に接続されている。コントローラ16は、前記ロッカー11a〜11nの制御部14a〜14nとコンピュータ17との間で交換される各種制御信号と情報データの授受のインターフェイスであり、コンピュータ17は、ロッカー11a〜11nの識別情報データ、使用の有無データ、使用者の識別情報データ、及び課金データなどの各種情報データの記憶と、前記制御部14a〜14nに対して各種駆動指示を行う制御信号を生成するものである。
【0025】
一方、ロッカーの使用者は、図2に示すリストバンド1またはカード3を保有する。このリストバンド1は、使用者の手首に巻き付けるバンドに識別情報を記憶するICチップ2のみが埋設設置されている。このICチップ2は、個々のリストバンド1を識別する識別情報であるIDコード(以下、IDコードと称する)が記憶されている。このリストバンド1のIDコードは、前記ロッカー11a〜11nのリードライタ13a〜13nで読み取りが可能であるが、ロッカー番号などの使用ロッカーを認識するための表示機能は有していない。
【0026】
また、カード3は、全体形状が略名刺サイズで、前記リストバンド1のICチップ2と同じ機能を有するICチップ4が埋設されている。なお、形状は異なるがリストバンド1とカード3の用途や作用は同じであるため、特に断りのない限り、以降の説明はリストバンド1のみを用いて説明する。
【0027】
次に、前記ロッカー11a〜11nに設けられているリーダライターボックス12a〜12nと電気錠15の構成を図3を用いて説明する。
【0028】
リーダライターボックス12は、制御部14とリーダライタ13と及びランプ18からなっている。
【0029】
前記制御部14は、前記コントローラ16を介して、前記コンピュータ17と各種制御信号と情報データを授受すると共に、リーダライタ13を駆動制御して、リストバンド1のICチップ2に記憶されているIDコードを読み取り、その読み取ったリストバンド1のIDコードをコントローラ16を介してコンピュータ17に送信する。
【0030】
また、前記制御部14は、前記コンピュータ17からの制御信号の基で、ランプ18を点消灯制御する。このランプ18は、ランプ点灯回路と表示用ランプからなり、ロッカー11の使用状態と空き状態をランプの点消灯で表示するために設けられている。
【0031】
更に、前記制御部14は、電気錠15を駆動制御する。この電気錠15は、スイッチ類19とソレノイド20からなっている。ソレノイド20はロッカーの扉の施錠ロックと施錠ロック解錠を行うもので、スイッチ類19はソレノイド20の施錠と解錠の状態を検出するものである。
【0032】
なお、制御部14a〜14nには、それぞれ個別にロッカー11a〜11nを識別するための識別情報であるロッカー番号(以下、単にロッカー番号と称する)を有している。
【0033】
次に、前記コントローラ16の構成について図4を用いて説明する。コントローラ16は、前記複数のロッカー11a〜11nの制御部14a〜14nと接続されて各種制御信号と情報データを入出力する入出力部21と、この入出力部21に接続された変換部22、この変換部22と前記コンピュータ17との間の各種制御信号と情報データの授受用の送受信部23とからなっている。
【0034】
入出力部21は、前記コンピュータ17から送受信部23と変換部22を介して、ロッカー11a〜11nの制御部14a〜14nへ入力する各種駆動制御信号を各制御部14a〜14nに振り分け入力したり、あるいは、各制御部14a〜14nからコンピュータ17に出力されるロッカー番号、リストバンドIDコード、及び電気錠の施錠/解錠情報等の状態情報信号の信号インターフェイスである。
【0035】
変換部21は、前記コンピュータ17から入出力部20に入力される各種制御データから制御部14a〜14nを駆動制御する信号に変換したり、前記制御部14a〜14nから入出力部20を介して出力された状態情報信号を状態情報データに変換する。
【0036】
送受信部22は、コンピュータ17から制御部14a〜14nに送信する各種制御データと、及び制御部14a〜14nから送信された状態情報データのインターフェイスである。
【0037】
このような構成のロッカー使用管理システムのロッカー施錠/解錠処理動作について、図5を用いて説明する。
【0038】
顧客は、ロッカー使用の受付窓口で、ロッカー使用のために、リストバンド1を受領する。このリストバンド1には、それぞれIDコードが書込記録されていると共に、受付窓口で図示していない端末機からコンピュータ17にロッカー使用のためにチェックインされた顧客のリストバンドIDコードであることの登録を行う。
【0039】
受付窓口でこのリストバンド1を受領した顧客は、ロッカー11が設置された領域内で、好みのロッカー11を探索する。なお、ロッカー11の扉に設けられたリーダライターボックス12のランプ18の点消灯により使用ロッカーと空きロッカーが区別されており、そのランプ17の点消灯により好みのロッカーを探索する。
【0040】
顧客は、空きロッカー表示されているロッカー11から所望の、例えば、ロッカー11aを選択し、その選択したロッカー11aのリーダライタ13aに保有しているリストバンド1を近づけると、コンピュータ17はステップS1で、制御部14aを介してリーダライタ13aを駆動制御して、リストバンド1に記憶されているIDコードを読み取らせる。
【0041】
このステップS1でリストバンド1のIDコードが読み取られると、コンピュータ17は、ステップS2で制御部14を駆動制御して読み込んだリストバンド1のIDコードとそのIDコードを読み込んだロッカー11aのロッカー番号を送信するように制御してリストバンドIDコードとロッカー番号を受信する。
【0042】
このステップS2で制御部14から送信されたリストバンドIDコードとロッカー番号を基に、コンピュータ17は、ステップS3でリストバンドIDコードは、チェックイン登録されているIDコードであるか判定する。
【0043】
このステップS3のチェックイン済みリストバンドIDコードの判定は、コンピュータ17に設けられているデータ記憶メモリに記憶されている受付窓口で登録記憶されたチェックイン顧客が保有するリストバンドIDコードと照合判定する。
【0044】
このステップS3で、チェックイン済みのリストバンドIDコードではないと判定されると、ステップS4でコンピュータ17は、顧客がリストバンドIDコードを読み込ませたロッカー番号と、使用登録不可のデータを送信する。このロッカー番号と使用登録不可データを受信したロッカーの制御部14は、ロッカー使用不可の表示を行わせる。このロッカー使用不可表示は、例えば、ランプ18を点滅させて表示させる。
【0045】
前記ステップS3で、チェックインしているリストバンドIDコードであると判定されると、コンピュータ17は、ステップS5で前記コンピュータ17のデータ記憶メモリの使用済みロッカー番号と照合して、既に使用されているロッカー11であるか判定される。
【0046】
このステップS5の結果、既で使用されているロッカー11であると判定されると、コンピュータ17は、ステップS6で使用されているロッカー番号に登録されているリストバンドIDコードと比較し、既に登録されているロッカー番号と使用リストバンドIDコードとが不一致であると、ステップS9で、顧客が使用を希望するロッカー番号の使用登録不可データをロッカー11の制御部14に送信する。この使用登録不可データを受信したロッカー11の制御部14は、前記ステップS4と同様に基に、ランプ18を点滅させて、顧客にロッカー使用登録は出来ない表示を行う。
【0047】
前記ステップS5で使用していない空きロッカー11であると判定されると、コンピュータ17はステップS7でその空きロッカー番号とリストバンドIDコードを基に、空きロッカーを使用ロッカーに登録変更し、且つ、そのロッカー番号に使用する顧客のリストバンドIDコードを登録記録させる。
【0048】
このステップ7のロッカー番号とリストバンドIDコードの登録が終了するか、または前記ステップS6で、既登録データからロッカー番号とリストバンドIDコードが一致したと判定すると、コンピュータ17は、ステップS8でロッカー番号とロッカー使用許可データを制御部14に送信する。
【0049】
このステップS8の使用許可データを受信したロッカー番号のロッカー11の制御部14は、コンピュータ17からの制御の基で、ステップS10で電気錠15の施錠または解錠の状態信号を検出出力させる。このロッカー11の制御部14からの電気錠15の状態信号を基に、コンピュータ17はステップ10で、電気錠15が解錠状態であるか判定する。
【0050】
ロッカー11が解錠状態でない場合、つまり施錠状態であると、ステップS11でロッカー11の電気錠15を解錠するように制御部14を制御させる。
【0051】
ロッカー11が解錠状態の場合は、ステップS12でロッカー11の電気錠15を施錠するように制御部14を制御する。
【0052】
つまり、ステップS5,S7,S8,S10,及びS12の処理ルートは、新規ロッカー使用許可の処理判定で、ステップS5,S6,S8,S10,及びS11の処理ルートは、使用しているロッカーを解錠処理判定となる。
【0053】
以上説明したように、本発明のロッカー使用管理システムは、コンピュータ17にコントローラ16を介して接続された複数のロッカー11a〜11nに設けられたリーダライターボックス12a〜12nからなり、好みの空きロッカー11のリーダライタ13で、リストバンドIDコードを読み込ませることで、ロッカー使用登録が出来、そのロッカー使用登録データは、コンピュータ17に記憶される。
【0054】
また、リストバンド1には、使用ロッカー番号の表示機能はないために、もし仮に紛失した場合、リストバンド1からロッカー番号は容易に判明することはない。
【0055】
なお、使用登録したロッカー番号を失念した場合のために、受付窓口にロッカー番号照合機器を設置し、リストバンドIDコードを読み取り、使用登録されているロッカー番号を表示できるようにする。
【0056】
次に、ロッカー11の使用終了後の登録解除処理動作について図6を用いて説明する。顧客はロッカーの使用が終了すると、リストバンド1を受付窓口に提出する。ステップS21でコンピュータ17は、図示していないチェックアウト端末機からリストバンドIDコードを読み込ませる。
【0057】
このステップS21で読み込んだリストバンドIDコードを基に、ステップS22でコンピュータ17は、ロッカー使用登録されているリストバンドIDコードと照合させる。このステップS22の照合の結果、ロッカー使用登録されていないリストバントIDコードの場合は、ステップS23で処理を終了させる。
【0058】
このステップS22で、ロッカー使用登録されているリストバンドIDコードであると判定されると、コンピュータ17はステップS24で、ロッカー使用登録されているロッカー番号からリストバンドIDコードを消去させ、ステップS25でデータ記憶メモリのロッカー番号を空きロッカーとするための未使用データを記録すると共に、ステップS26で、コントローラ16を介して、未使用となったロッカー11の制御部14に対して、ランプ18を空きロッカーを表示する未使用ランプの点灯指示を行う。
【0059】
このリストバンドIDコードをチェックアウト入力させることで、使用登録ロッカーを空きロッカーに設定でき、チェックアウト後の新規のチェックイン使用登録が速やかに実行できる。
【0060】
なお、チェックアウトによる登録解除動作と共に、ロッカー使用料金の請求または領収書の発行も同時実行することも出来る。
【0061】
次に、本発明に係るロッカー使用管理システムの他の実施形態を図7乃至図9を用いて説明する。
【0062】
この他の実施形態のロッカー使用管理システムは、前述した一実施形態のロッカー使用管理システムと、ロッカー11に設けられているリーダーライターボックス12と電気錠15は全く同一であるから図示してなく、前述の一実施形態と異なるコントローラ16’のみを示している。
【0063】
この他の実施形態のコントローラ16’は、図7に示すように、前記コントローラ16の変換部21に代えて、登録部21’を設けている。
【0064】
この登録部21’は、前記変換部21の機能にロッカー11の制御部14を制御する機能と、管理するロッカー11のロッカー番号、それらロッカー11の使用時のリストバンドIDコード、及びロッカー11の使用・未使用の情報等のデータ記憶機能などを有している。
【0065】
この他の実施形態のロッカー使用管理システムは、管理するロッカーの数が比較的膨大で、単一のコンピュータで処理管理すると、処理速度が遅くなったり、データを記憶させるメモリが膨大となる場合に、ロッカーをある数でグルーピングして、そのグルーピングされたグループ単位のロッカーをコントローラ16’で管理するようにしたものであり、コンピュータ17は、全グループを包括制御するようになっている。
【0066】
このコントローラ16’のロッカー使用登録の処理動作について図8を用いて説明する。この図8の処理動作のステップS31〜S42は、図5で説明したステップS1〜S12と同じ処理動作であり、詳細説明は省略する。
【0067】
この図8の処理で図5の処理動作と異なる点は、ステップS33におけるリストバンドIDコードがチェックイン処理されているか判定する際に、コントローラ16’の登録部21’は、コンピュータ17に対して、読み取ったリストバンドIDコードがチェックイン処理されているか照会し、コンピュータ17でのチェックイン処理照合の結果のデータの基で、ステップS33以降の処理が実行される。
【0068】
次に、ロッカーの使用終了後の登録解除処理について図9を用いて説明する。顧客は、ロッカー11の使用が終了するとリストバンド1を受付窓口な提出する。
【0069】
受付窓口は、ステップS51でコンピュータ17の図示していないチェックアウト端末機からリストバンドIDコードを読み取らせる。このコンピュータ17で読み取ったリストバンドIDコードは、ステップS52でコントローラ16’の登録部22’に送信される。
【0070】
次に、ステップS53で登録部22’は、送信されたリストバンドIDコードが使用許可登録されているか判定し、使用許可登録されていないと判定されるとステップS54で処理動作を終了する。
【0071】
このステップS53で使用許可登録されているリストバンドIDコードであると判定されると、ステップS55で登録部22’は、その使用許可登録リストから消去し、ステップS56でその消去したリストバンドIDコードに使用許可していたロッカー番号を空きロッカーとすると共に、リーダライターボックス12のランプ18を空きロッカー表示とするランプの点消灯を行う。
【0072】
これにより、顧客が好みのロッカー選択が可能であると共に、膨大なロッカーをグループ単位でロッカーの使用管理が可能となり、ロッカー使用登録の効率やコンピュータの処理能力や記憶容量の増大を抑制できる。
【0073】
なお、本発明の実施形態の説明で、スポーツ施設での更衣ロッカーを例に説明したが、カプセルホテルのように寝台スペースをカプセル化した寝台カプセルの使用管理にも適用できることは明らかである。
【0074】
【発明の効果】
本発明のロッカー使用管理システムは、顧客の好みのロッカーをロッカーの設置場所で顧客が自ら選択しながら使用登録が可能であり、ロッカー管理を行う側も顧客を識別するための識別情報を記録したリストバンドやカードから識別情報を読み取り、チェックイン処理とチェックアウト処理を行うのみでロッカーの使用管理作業の効率が向上すると共に、リストバントやカードには使用ロッカーを識別する情報が表示され無いために高い保安管理の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロッカー使用管理システムの一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係るロッカー使用管理システムに用いる顧客識別用のリストバンドとカードを説明する説明図。
【図3】本発明に係るロッカー使用管理システムの一実施形態のロッカーに設置されるリーダライタボックスと電気錠の構成を示すブロック図。
【図4】本発明に係るロッカー使用管理システムの一実施形態のコントローラの構成を示すブロック図。
【図5】本発明の係るロッカー使用管理システムの一実施形態のロッカー施錠/解錠処理の動作説明するフローチャート。
【図6】本発明の係るロッカー使用管理システムの一実施形態のロッカー登録解除処理の動作説明するフローチャート。
【図7】本発明に係るロッカー使用管理システムの他の実施形態のコントローラの構成を示すブロック図。
【図8】本発明の係るロッカー使用管理システムの他の実施形態のロッカー施錠/解錠処理の動作説明するフローチャート。
【図9】本発明の係るロッカー使用管理システムの他の実施形態のロッカー登録解除処理の動作説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…リストバンド、2、4…ICチップ、3…カード、11…ロッカー、12…リーダライタボックス、13…リーダライタ、14…制御部、15…電気錠、16…コントローラ、17…コンピュータ、18…ランプ、19…スイッチ類、20…ソレノイド、21…入出力部、22…変換部、23…送受信部。
Claims (6)
- ロッカー毎の識別情報を記憶することなく、携帯識別手段毎に個別に設定された識別情報が記憶され、その識別情報は外部から読み取り可能で顧客毎に携帯される携帯識別手段と、
複数のロッカーの使用状態情報を登録すると共に、前記携帯識別手段を顧客が受領した際に、受領した携帯識別手段に記憶されている識別情報を登録する使用管理手段と、
複数のロッカー毎に設けられ、前記携帯識別手段の識別情報を読み取るリーダライタ手段、電気錠並びに前記リーダライタ手段からの信号及び前記ロッカー毎の識別情報を前記使用管理手段へ送信する制御手段と、
前記ロッカーのリーダライタ手段が読み取り、前記制御手段から前記使用管理手段へ送信された顧客が携帯する携帯識別手段の識別情報と前記使用管理手段に登録されている携帯識別手段の識別情報とを照合する照合手段とを具備し、
前記照合手段によりロッカーから送信された携帯識別手段の識別情報と前記使用管理手段に登録されている識別情報とが一致し、かつ、前記ロッカーから送信されたロッカー毎の識別情報に基づきロッカーが空き状態であると判定された場合に、前記使用管理手段から当該ロッカーの制御手段へ前記電気錠の施錠または解錠を指示することを特徴とするロッカー使用管理システム。 - 前記携帯識別手段は、個別に設定される識別情報を記憶する記憶機能と、その記憶機能に記憶されている識別情報を外部機器で読み取り可能な読み取り機能のみを有し、いかなる情報の表示機能も有していないことを特徴とした請求項1記載のロッカー使用管理システム。
- 前記複数のロッカーを複数のグループに区分し、それぞれのグループ単位毎に使用管理手段を設けたことを特徴とした請求項1又は2に記載のロッカー使用管理システム。
- 前記携帯識別手段の識別情報を読み取り前記使用管理手段に送信し、その携帯識別手段が使用しているロッカーの識別情報を入手すると共に、その入手したロッカーの識別情報を表示させるロッカー識別情報表示機器を前記ロッカーと異なる場所や位置に設けたことを特徴とした請求項1乃至3のいずれかに記載のロッカー使用管理システム。
- 前記携帯識別手段は、リストバンド形式、またはカード形式で形成されたことを特徴とした請求項1乃至3のいずれかに記載のロッカー使用管理システム。
- 前記ロッカーは、更衣類や手荷物等の収納保管、または宿泊用の寝台カプセル等であることを特徴とした請求項1乃至5のいずれかに記載のロッカー使用管理システム。
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