JP4717608B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置に関し、特に、静磁場空間において被検体にRFパルスを照射することによって被検体にて発生する磁気共鳴信号に基づいて、その被検体の画像を生成する。
磁気共鳴イメージング装置は、医療用途、産業用途などのさまざまな分野において利用されている。
磁気共鳴イメージング装置は、静磁場空間内の被検体にRFパルスを照射することにより、その被検体内のプロトンのスピンを核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)現象によって励起させ、その励起されたスピンにより発生する磁気共鳴(MR)信号を得るスキャンを実施する。そして、そのスキャンにより得られた磁気共鳴信号をスライス画像のローデータ(Raw Data)とし、被検体のスライス画像を生成する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−102201号公報
このように磁気共鳴イメージング装置を用いて被検体をスキャンする際において、被検体に体動が発生した場合には、生成したスライス画像に体動アーチファクトが発生する場合がある。たとえば、被検体の頸部や食道などを撮影する場合においては、嚥下運動などの体動によって、体動アーチファクトが発生し、画像品質が低下する。
この体動アーチファクトの発生による画像品質の低下を防止するために、被検体を固定バンドで外部から固定し、その体動を抑制して撮像が実施されている。
しかしながら、体動を十分に抑制できないために、体動アーチファクトがスライス画像に発生し、画像品質が低下する場合があった。
特に、嚥下運動にて体動する喉頭蓋のように被検体の内部における体動については、固定バンドなどによって抑制することが困難であるため、体動アーチファクトがスライス画像に顕著に発生し、画像品質が著しく低下する場合があった。
したがって、本発明の目的は、体動アーチファクトの発生を抑制し、画像品質を向上可能な磁気共鳴イメージング装置を提供することにある。
上記目的の達成のために本発明の磁気共鳴イメージング装置は、静磁場空間において被検体にRFパルスを照射することによって前記被検体にて発生する磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、前記被検体のイメージング領域において発生する前記磁気共鳴信号をイメージングデータとして得るイメージングシーケンスと、前記被検体のナビゲータ領域において発生する前記磁気共鳴信号をナビゲータエコーデータとして得るナビゲータシーケンスとを、繰り返し実施するスキャン部と、前記スキャン部が前記ナビゲータシーケンスを実施することによって得られた前記ナビゲータエコーデータに基づいて、前記ナビゲータ領域の体動による変位を繰り返し検出する体動検出部と、前記スキャン部が前記イメージングシーケンスを実施することによって得られた前記イメージングデータを、前記体動検出部によって検出された前記ナビゲータ領域の体動による変位に基づいてローデータとして選択するローデータ選択部と、前記ローデータ選択部によってローデータとして選択された前記イメージングデータに基づいて、前記被検体の画像を生成する画像生成部とを含み、前記スキャン部は、前記ナビゲータ領域を含む第1領域を励起するように、フリップアングルが90°の第1RFパルスを前記被検体に照射した後に、前記ナビゲータ領域において前記第1領域とに交差する第2領域を励起するようにフリップアングルが180°の第2RFパルスを照射することによって、前記ナビゲータシーケンスを実施する。
本発明によれば、体動アーチファクトの発生を抑制し、画像品質を向上可能な磁気共鳴イメージング装置を提供することができる。
本発明にかかる実施形態の一例について図面を参照して説明する。
<実施形態1>
以下より、本発明にかかる実施形態1について説明する。
図1は、本発明にかかる実施形態において、磁気共鳴イメージング装置1の構成を示す構成図である。
図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置1は、スキャン部2と、操作コンソール部3とを有し、静磁場空間にて被検体にRFパルスを照射することによって被検体SUにおいて発生する磁気共鳴信号に基づいて、その被検体SUの画像を生成する。
スキャン部2について説明する。
スキャン部2は、図1に示すように、静磁場マグネット部12と、勾配コイル部13と、RFコイル部14と、クレードル15とを有しており、静磁場が形成された撮影空間B内において、被検体SUのスピンを励起するように被検体SUに電磁波を照射し、その被検体SUにおいて発生する磁気共鳴信号を得るスキャンを実施する。
本実施形態においては、スキャン部2は、被検体SUのイメージング領域において発生する磁気共鳴信号をイメージングデータとして得るイメージングシーケンスと、被検体SUのナビゲータ領域において発生する磁気共鳴信号をナビゲータエコーデータとして得るナビゲータシーケンスとを、繰り返し実施する。
具体的には、まず、スキャン部2は、被検体SUにおいてスライス画像を生成するイメージング領域からイメージングデータとしての磁気共鳴信号を得るように、イメージングシーケンスを実施する。つぎに、スキャン部2は、被検体SUの嚥下運動をモニターするために、被検体SUにおいて喉頭蓋を含むナビゲータ領域からナビゲータエコーデータを得るように、ナビゲータシーケンスを実施する。詳細については後述するが、ここでは、スキャン部2は、被検体SUにおいて、イメージング領域以外の領域であってナビゲータ領域に交差する第1領域を励起するように、フリップアングルが90°の第1RFパルスを被検体SUに照射した後に、イメージング領域以外の領域であってナビゲータ領域において第1領域に交差する第2領域を励起するように、フリップアングルが180°の第2RFパルスを照射することによって、このナビゲータシーケンスを実施する。
スキャン部2の各構成要素について、順次、説明する。
静磁場マグネット部12は、たとえば、一対の永久磁石により構成されており、被検体SUが収容される撮像空間Bに静磁場を形成する。ここでは、静磁場マグネット部12は、被検体SUの体軸方向に対して垂直な方向Zに静磁場の方向が沿うように静磁場を形成する。なお、静磁場マグネット部12は、超伝導磁石により構成されていてもよい。
勾配コイル部13は、静磁場が形成された撮像空間Bに勾配磁場を形成し、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号に空間位置情報を付加する。ここでは、勾配コイル部13は、x方向とy方向とz方向との3系統からなり、撮像条件に応じて、周波数エンコード方向と位相エンコード方向とスライス選択方向とのそれぞれに勾配磁場を形成する。具体的には、勾配コイル部13は、被検体SUのスライス選択方向に勾配磁場を印加し、RFコイル部14がRFパルスを送信することによって励起させる被検体SUのスライスを選択する。また、勾配コイル13は、被検体SUの位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、RFパルスにより励起されたスライスからの磁気共鳴信号を位相エンコードする。そして、勾配コイル部13は、被検体SUの周波数エンコード方向に勾配磁場を印加し、RFパルスにより励起されたスライスからの磁気共鳴信号を周波数エンコードする。
RFコイル部14は、図1に示すように、被検体SUの撮像領域を囲むように配置される。RFコイル部14は、静磁場マグネット部12によって静磁場が形成される撮像空間B内において、電磁波であるRFパルスを被検体SUに送信して高周波磁場を形成し、被検体SUの撮像領域におけるプロトンのスピンを励起する。そして、RFコイル部14は、その励起された被検体SU内のプロトンから発生する電磁波を磁気共鳴信号として受信する。
クレードル15は、被検体SUを載置する台を有する。クレードル部26は、制御部30からの制御信号に基づいて、撮像空間Bの内部と外部との間を移動する。
操作コンソール部3について説明する。
操作コンソール部3は、図1に示すように、RF駆動部22と、勾配駆動部23と、データ収集部24と、体動検出部25と、ローデータ選択部26と、制御部30と、画像生成部31と、操作部32と、表示部33と、記憶部34とを有する。
操作コンソール部3の各構成要素について、順次、説明する。
RF駆動部22は、RFコイル部14を駆動させて撮像空間B内にRFパルスを送信させて、高周波磁場を形成する。RF駆動部22は、制御部30からの制御信号に基づいて、ゲート変調器を用いてRF発振器からの信号を所定のタイミングおよび所定の包絡線の信号に変調した後に、そのゲート変調器により変調された信号を、RF電力増幅器によって増幅してRFコイル部14に出力し、RFパルスを送信させる。
勾配駆動部23は、制御部30からの制御信号に基づいて、勾配パルスを勾配コイル部13に印加して駆動させ、静磁場が形成されている撮像空間B内に勾配磁場を発生させる。勾配駆動部23は、3系統の勾配コイル部13に対応して3系統の駆動回路(図示なし)を有する。
データ収集部24は、制御部30からの制御信号に基づいて、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号を収集する。ここでは、データ収集部24は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号をRF駆動部22のRF発振器の出力を参照信号として位相検波器が位相検波する。その後、A/D変換器を用いて、このアナログ信号である磁気共鳴信号をデジタル信号に変換して出力する。
本実施形態においては、データ収集部24は、スキャン部2が実施するイメージングシーケンスによってイメージングデータとして得られた磁気共鳴信号を、操作コンソール3のローデータ選択部26へ出力する。また、データ収集部24は、スキャン部2が実施するナビゲータシーケンスによってナビゲータエコーデータとして得られた磁気共鳴信号を、操作コンソール3の体動検出部25へ出力する。
体動検出部25は、コンピュータと、コンピュータに所定のデータ処理を実行させるプログラムとを有しており、スキャン部2がイメージングシーケンスのそれぞれを実施する際に、被検体SUの体動による変位を検出するデータ処理を実施する。
本実施形態において、体動検出部25は、被検体SUの嚥下運動による変位として、スキャン部2がイメージングシーケンスを実施する後における変位を検出する。ここでは、体動検出部25は、スキャン部2がナビゲータシーケンスを実施することによって得られたナビゲータエコーデータに基づいて、スキャン部2がイメージングシーケンスを実施した後に嚥下運動によって動いた喉頭蓋の変位を繰り返し検出する。
ローデータ選択部26は、コンピュータと、コンピュータに所定のデータ処理を実行させるプログラムとを有しており、スキャン部2がイメージングシーケンスを実施することによって得られたイメージングデータを、体動検出部25によって検出された被検体SUの体動による変位に基づいてローデータとして選択するデータ処理を実施する。
ここでは、ローデータ選択部26は、体動検出部25によって上記のようにして検出された嚥下運動による被検体SUの変位に基づいて、そのスキャンにて得られたイメージングデータをローデータとして選択する。たとえば、ローデータ選択部26は、イメージングデータを得たときの被検体SUの嚥下運動による喉頭蓋の変位が予め定めた許容範囲内にある場合である場合に、そのイメージングデータをローデータとして選択する。
制御部30は、コンピュータと、コンピュータを用いて所定のスキャンに対応する動作を各部に実行させるプログラムとを有しており、各部を制御する。ここでは、制御部30は、操作部32からの操作データが入力され、その操作部32から入力される操作データに基づいて、RF駆動部22と勾配駆動部23とデータ収集部24とのそれぞれに、所定のスキャンを実行させる制御信号を出力し制御を行うと共に、体動検出部25と画像生成部31と表示部33と記憶部34とへ制御信号を出力し制御を行う。
画像生成部31は、コンピュータと、そのコンピュータを用いて所定のデータ処理を実行するプログラムとを有しており、制御部30からの制御信号に基づいて、ローデータ選択部26によってローデータとして選択されたイメージングデータから、被検体SUのスライスについてのスライス画像を再構成する。そして、画像生成部31は、その生成した画像を表示部33に出力する。
操作部32は、キーボードやポインティングデバイスなどの操作デバイスにより構成されている。操作部32は、オペレータによって操作データが入力され、その操作データを制御部30に出力する。
表示部33は、CRTなどの表示デバイスにより構成されており、制御部30からの制御信号に基づいて、表示画面に画像を表示する。たとえば、表示部33は、オペレータによって操作部32に操作データが入力される入力項目についての画像を表示画面に複数表示する。また、表示部33は、被検体SUからの磁気共鳴信号に基づいて生成される被検体SUのスライス画像についてのデータを画像生成部31から受け、表示画面にそのスライス画像を表示する。
記憶部34は、メモリにより構成されており、各種データを記憶している。記憶装置33は、その記憶されたデータが必要に応じて制御部30によってアクセスされる。
以下より、上記の本発明にかかる実施形態の磁気共鳴イメージング装置1を用いて、被検体SUを撮像する際の動作について説明する。
図2は、本実施形態において、被検体SUを撮像する際の動作を示すフロー図である。また、図3は、本実施形態において、被検体SUをスキャンする際のシーケンスを示すシーケンス図であり、横軸が時間軸tである。
本実施形態においては、被検体SUにおいて食道を含むイメージング領域IAのスライス画像を得るためにスキャンSを実施する。このスキャンSを実施する際においては、事前に、被検体SUをローカライザスキャンし、そのローカライザスキャンによって得られた位置決め画像に基づいて、被検体SUの位置を調整する。そして、FGRE(Fast Gradient Recalled Echo)系のパルスシーケンスによる高速撮像によって被検体SUのサジタル面の画像をリアルタイムに撮像すると共に、意図的に被検体SUに嚥下運動を実施させることによって、嚥下運動によって体動する喉頭蓋の位置を求め、この喉頭蓋を含む領域を、嚥下運動をモニターするナビゲータ領域NAとして設定する。
そして、スキャンSを実施する際においては、図2と図3とに示すように、イメージングシーケンスISの実施を行う(S11)。
ここでは、被検体SUの食道を含むイメージング領域IAからイメージングデータとしての磁気共鳴信号を得るイメージングシーケンスISを、スキャン部2が実施する。たとえば、グラディエントエコー法によって、このイメージングシーケンスISをスキャン部2が実施する。このイメージングシーケンスISは、図3に示すように、イメージングシーケンスISの実施が開始される時点t1から、所定時間D1が経過した時点t2までの間において実施される。そして、このイメージングシーケンスISの実施によってイメージングデータとして得られた磁気共鳴信号を、データ収集部24が収集し、ローデータ選択部26へ出力する。
つぎに、図2と図3とに示すように、ナビゲータシーケンスNSの実施を行う(S21)。
ここでは、被検体SUの嚥下運動をモニターするために、喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAのスピンを選択的に励起し、ナビゲータエコーデータとしての磁気共鳴信号を得るナビゲータシーケンスNSを、スキャン部2がスピンエコー法に基づいて実施する。このナビゲータシーケンスNSは、図3に示すように、イメージングシーケンスISの実施が終了した時点t2から所定の時間D2を経過後の時点t3までの間において実施される。
図4は、ナビゲータシーケンスNSを示すパルスシーケンス図である。図4においては、RFパルスRFと、x’方向の勾配磁場Gx’と、z方向の勾配磁場Gzと、y’方向の勾配磁場Gy’とを示している。なお、ここでは、縦軸が強度を示し、横軸が時間軸を示している。
また、図5は、被検体SUにおいてナビゲータシーケンスNSが実施される様子を示す図である。
ナビゲータシーケンスNSの実施においては、まず、図4に示すように、フリップアングルが90°の第1RFパルスRF1と共に第1のx’方向傾斜磁場Gx1を印加する。ここでは、図5に示すように、被検体SUにおいて、食道を含むイメージング領域IA以外の領域であって、喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAに交差する第1スライス面領域S1を選択的に90°励起するように、第1RFパルスRF1を被検体SUに照射する。つまり、被検体SUの体軸に対して平行でなく、傾斜したスライス面を、第1スライス面領域S1として選択的に励起する。
その後、図4に示すように、第2のx’方向傾斜磁場Gx2を被検体SUに印加することによって位相を戻すと共に第1のz方向傾斜磁場Gz1を印加した後、フリップアングルが180°の第2RFパルスRF2と共に第1のy方向傾斜磁場Gy1を印加する。ここでは、図5に示すように、被検体SUにおいて、食道を含むイメージング領域IA以外の領域であって、喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAにおいて第1スライス面領域S1に交差する第2スライス面領域S2を180°励起するように、第2RFパルスRF2を照射する。つまり、被検体SUの体軸に対して平行でなく、第1スライス面領域S1に対して反対方向へ傾斜したスライス面を、第2スライス面領域S2として選択的に励起する。
そして、第2のz方向勾配磁場Gz2を印加し、被検体SUにおいて第1スライス面領域S1と第2スライス面領域S2とが交差するナビゲータ領域NAからの磁気共鳴信号MR1を、ナビゲータエコーデータとして取得する。そして、このナビゲータシーケンスNSの実施によってナビゲータエコーデータとして得られた磁気共鳴信号MR1を、データ収集部24が収集し、体動検出部25へ出力する。
つぎに、図2に示すように、ローデータの選択可否の判断を行う(S31)。
ここでは、各スキャンのそれぞれにおいて、スキャン部2がイメージングシーケンスISを実施することによって得られたイメージングデータを、体動検出部25によって検出された被検体SUの体動による変位に基づいて、ローデータ選択部26がローデータとして選択するか否かを判断する。
本実施形態においては、体動検出部25によって検出された嚥下運動による被検体SUの喉頭蓋の変位Nに基づいて、ローデータ選択部26がイメージングデータをローデータとして選択する。
具体的には、まず、スキャン部2が上記のようにナビゲータシーケンスNSを実施することによって得られたナビゲータエコーデータに基づいて、スキャン部2がイメージングシーケンスISを実施した後に嚥下運動によって動いた喉頭蓋の変位Nを、体動検出部25が求める。ここでは、ナビゲータエコーデータを逆フーリエ変換して、喉頭蓋を含む領域のプロファイルを生成し、そのプロファイルから喉頭蓋の変位Nを、体動検出部25が求める。
その後、ナビゲータシーケンスNSの実施前に行われたイメージングシーケンスISにより取得したイメージングデータを、上記のようにして体動検出部25により求められた変位Nに基づいて、ローデータ選択部26がローデータとして選択するか否か判断する。具体的には、体動検出部25により求められた喉頭蓋の変位Nが許容範囲AW内か否かをローデータ選択部26が判断する。
そして、図2に示すように、喉頭蓋の変位Nが予め設定した許容範囲AW内でない場合(No)には、このスキャンSのイメージングシーケンスISにてイメージングデータとして得た磁気共鳴信号をローデータとして選択しない。そして、図2に示すように、この場合(No)においては、イメージングシーケンスISの実施(S11),ナビゲータシーケンスNSの実施(S21)を、再度行う。ここでは、たとえば、ローデータとして選択しなかったイメージングシーケンスISの位相エンコードステップに対応するように、再度、イメージングシーケンスISを実施する。
一方で、喉頭蓋の変位Nが予め設定した許容範囲AW内である場合(Yes)においては、そのスキャンSのイメージングシーケンスISにてイメージングデータとして得た磁気共鳴信号を、ローデータとして選択する。
つまり、嚥下運動によって喉頭蓋が許容範囲AWを超えるように移動した場合においては、そのスキャンSのイメージングシーケンスISにてイメージングデータとして得た磁気共鳴信号を、ローデータとして選択せず、嚥下運動がなく、喉頭蓋が移動しない場合や許容範囲AW内にて移動する場合においては、そのスキャンSのイメージングシーケンスISにてイメージングデータとして得た磁気共鳴信号を、ローデータとして選択する。
具体的には、嚥下運動によって喉頭蓋が倒れ、気管に蓋をしている場合には、ローデータとして選択しない。
つぎに、図2に示すように、ローデータの保存を実施する(S41)。
ここでは、上述のようにしてローデータとして選択したイメージングデータを、ローデータ選択部26が記憶して保存する。
つぎに、図2に示すように、ローデータの取得完了の判断を行う(S51)。
ここでは、生成するスライス画像のマトリクスに対応するように、ローデータの全てをローデータ選択部26が得られたかどうかを、制御部30が判断する。たとえば、k空間において全ての位相エンコードステップに対応したローデータを得たかどうか判断する。そして、ローデータの全てをローデータ選択部26が得ていない場合(No)には、上記の被検体SUのスキャンSを継続するように制御部30が各部を制御する。
一方で、ローデータの全てをローデータ選択部26が得た場合(Yes)には、図2に示すように、スライス画像の生成を行う(S61)。
ここでは、ローデータ選択部26によってローデータとして選択されたイメージングデータから、被検体SUの食道を含むスライス面についてのスライス画像を画像生成部31が再構成する。そして、その再構成したスライス画像を画像生成部31が表示部33に出力する。
以上のように、本実施形態においては、被検体SUにて食道を含むイメージング領域IAにおいて発生する磁気共鳴信号をイメージングデータとして得るイメージングシーケンスISと、被検体SUにて喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAにおいて発生する磁気共鳴信号をナビゲータエコーデータとして得るナビゲータシーケンスNSとを、スキャン部2が繰り返し実施する。ここで、このナビゲータシーケンスNSを実施する際においては、まず、被検体SUにおいて、イメージング領域IA以外の領域であってナビゲータ領域NAに交差する第1スライス面領域S1を励起するように、フリップアングルが90°の第1RFパルスをスキャン部2が照射する。その後、イメージング領域IA以外の領域であってナビゲータ領域NAにおいて第1スライス面領域S1に交差する第2スライス面領域S2を励起するように、フリップアングルが180°の第2RFパルスを照射する。そして、スキャン部2がナビゲータシーケンスNSを実施することによって得られたナビゲータエコーデータに基づいて、嚥下運動によるナビゲータ領域NAの喉頭蓋の変位を体動検出部25が繰り返し検出する。その後、スキャン部2がイメージングシーケンスISを実施することによって得られたイメージングデータを、体動検出部25によって検出されたナビゲータ領域NAの喉頭蓋の変位に基づいてローデータ選択部26がローデータとして選択する。そして、そのローデータ選択部26によってローデータとして選択されたイメージングデータに基づいて、被検体SUにおいて食道を含むスライス面のスライス画像を画像生成部31が生成する。このため、本実施形態は、嚥下運動にて体動する喉頭蓋のように被検体SUの内部の体動によって発生する体動アーチファクトの発生を抑制し、画像品質を向上することができる。また、ナビゲータシーケンスNSを実施する際においては、スキャン部2がイメージング領域IS以外の領域に対応するように、上記の第1スライス面領域S1および第2スライス面領域S2を励起するために、イメージングシーケンスISにて得られるイメージングデータが、ナビゲータシーケンスNSによるRF干渉を受けないため、そのイメージングデータに基づいて生成されるスライス画像の画像品質を向上することができる。
<実施形態2>
以下より、本発明にかかる実施形態2について説明する。
本実施形態は、スキャン部2がナビゲータシーケンスを実施する動作が、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については、説明を省略する。
本実施形態において、被検体SUを撮像する際の動作について説明する。
本実施形態にてスキャンSを実施する際においては、実施形態1と同様にして、図2と図3とに示すように、イメージングシーケンスISの実施を行う(S11)。
つぎに、図2と図3とに示すように、ナビゲータシーケンスNSの実施を行う(S21)。
ここでは、被検体SUの嚥下運動をモニターするために、喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAのスピンを選択的に励起し、ナビゲータエコーデータとしての磁気共鳴信号を得るナビゲータシーケンスNSを、スキャン部2が実施する。
図6は、本実施形態において実施されるナビゲータシーケンスNSを示すパルスシーケンス図である。図6においては、RFパルスRFと、x’方向の勾配磁場Gx’と、z’方向の勾配磁場Gz’と、y’方向の勾配磁場Gy’とを示している。なお、ここでは、縦軸が強度を示し、横軸が時間軸を示している。また、x’方向、y’方向、z’方向は、斜交座標系の各軸方向を示している。
また、図7は、被検体SUにおいてナビゲータシーケンスNSが実施される様子を示す図である。図7において、図7(a)は、z方向を視線とした被検体SUの正面図であり、図7(b)は、x方向を視線とした被検体SUの側面図である。なお、図7(a)において、x’方向は紙面から手前側へ向かう方向であり、図7(b)において、y’方向は紙面から奥側へ向かう方向であり、z’方向は紙面から手前へ向かう方向である。
ナビゲータシーケンスNSの実施においては、まず、図6に示すように、フリップアングルが90°の第1RFパルスRF1と共に第1のx’方向傾斜磁場Gx1を印加する。ここでは、図7に示すように、被検体SUにおいて、食道を含むイメージング領域IA以外の領域であって、喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAに交差する第1スライス面領域S1を選択的に90°励起するように、第1RFパルスRF1を被検体SUに照射する。具体的には、図7(b)に示すように、被検体SUの体軸方向であるy方向に対して平行でなく、ナビゲータ領域NAを軸にしてz方向に回転するように傾斜したスライス面を、第1スライス面領域S1として選択的に励起する。
つぎに、図6に示すように、第2のx’方向傾斜磁場Gx2を被検体SUに印加することによって位相を戻した後、フリップアングルが180°の第2RFパルスRF2と共に第1のy’方向傾斜磁場Gy1を印加する。ここでは、図7に示すように、被検体SUにおいて、食道を含むイメージング領域IA以外の領域であって、喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAにおいて第1スライス面領域S1に交差する第2スライス面領域S2を180°励起するように、第2RFパルスRF2を照射する。具体的には、図7(a)に示すように、被検体SUの体軸方向であるy方向に対して平行でなく、ナビゲータ領域NAを軸にしてx方向に回転するように傾斜したスライス面を、第2スライス面領域S2として選択的に励起する。
つぎに、図6に示すように、フリップアングルが180°の第3RFパルスRF3と共に第1のz’方向傾斜磁場Gz1を印加する。ここでは、図7に示すように、被検体SUにおいて、食道を含むイメージング領域IA以外の領域であって、喉頭蓋を含むナビゲータ領域NAにおいて第1スライス面領域S1および第2スライス面領域S2に交差する第3スライス面領域S3を180°励起するように、第3RFパルスRF3を照射する。具体的には、図7(a)に示すように、被検体SUの体軸方向であるy方向に対して平行でなく、第2スライス面領域S2に対して反対側へナビゲータ領域NAを軸にしてx方向に回転するように傾斜したスライス面を、第3スライス面領域S3として選択的に励起する。
そして、被検体SUにおいて第1スライス面領域S1と第2スライス面領域S2と第3スライス面領域S3とが交差するナビゲータ領域NAからの磁気共鳴信号MR1を、ナビゲータエコーデータとして取得する。そして、このナビゲータシーケンスNSの実施によってナビゲータエコーデータとして得られた磁気共鳴信号MR1を、データ収集部24が収集し、体動検出部25へ出力する。
つぎに、図2に示すように、実施形態1と同様にして、ローデータの選択可否の判断(S31),ローデータの保存(S41),ローデータの取得完了の判断(S51),スライス画像の生成(S61)を、順次、実施する。
以上のように、本実施形態において、ナビゲータシーケンスNSを実施する際においては、まず、被検体SUにおいて、イメージング領域IA以外の領域であってナビゲータ領域NAに交差する第1スライス面領域S1を励起するように、フリップアングルが90°の第1RFパルスをスキャン部2が照射する。そして、イメージング領域IA以外の領域であってナビゲータ領域NAにおいて第1スライス面領域S1に交差する第2スライス面領域S2を励起するように、フリップアングルが180°の第2RFパルスを照射する。その後、イメージング領域IA以外の領域であってナビゲータ領域NAにおいて第1スライス面領域S1および第2スライス面領域S2に交差する第3スライス面領域S3を励起するように、フリップアングルが180°の第3RFパルスを照射する。そして、実施形態1と同様にして、嚥下運動によるナビゲータ領域NAの喉頭蓋の変位を体動検出部25が検出後、イメージングシーケンスISを実施することによって得られたイメージングデータを、その検出された喉頭蓋の変位に基づいてローデータ選択部26がローデータとして選択する。そして、そのローデータ選択部26によってローデータとして選択されたイメージングデータに基づいて、被検体SUにおいて食道を含むスライス面のスライス画像を画像生成部31が生成する。このため、本実施形態は、実施形態1と同様に、嚥下運動にて体動する喉頭蓋のように被検体SUの内部の体動によって発生する体動アーチファクトの発生を抑制し、画像品質を向上することができる。また、本実施形態においてナビゲータシーケンスNSを実施する際には、実施形態1のように2つのスライス面が交差したライン状のナビゲータ領域NAではなく、第1スライス面領域S1と第2スライス面領域S2と第3スライス面領域S3とが交差したボクセルからなるナビゲータ領域NAからナビゲータエコーデータを得ている。このため、喉頭蓋のような小さな領域からのナビゲータエコーデータを好適に得ることができるため、画像品質を向上させることができる。
なお、上記の実施形態の磁気共鳴イメージング装置1は、本発明の磁気共鳴イメージング装置に相当する。また、上記の実施形態のスキャン部2は、本発明のスキャン部に相当する。また、上記の実施形態の体動検出部25は、本発明の体動検出部に相当する。また、上記の実施形態のローデータ選択部26は、本発明のローデータ選択部に相当する。また、上記の実施形態の画像生成部31は、本発明の画像生成部に相当する。また、上記の実施形態の表示部33は、本発明の表示部に相当する。
また、本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例を採用することができる。
たとえば、本実施形態においては、被検体SUにおいて喉頭蓋を含むナビゲータ領域についてナビゲータエコーデータを得るようにスキャン部2がナビゲータシーケンスを実施し、このナビゲータエコーデータに基づいて、被検体SUの嚥下運動による変位を体動検出部25が検出する場合について説明したが、これに限定されず、他の体動について検出する場合においても適用可能である。
また、たとえば、本実施形態においては、複数の交差する面のスライスを励起し、その複数のスライス面が交差した領域をナビゲータ領域として、ナビゲータシーケンスを実施する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、線状のスライスを複数励起し、その複数の線状のスライスが交差した領域をナビゲータ領域として、ナビゲータシーケンスを実施してもよい。つまり、ペンシルビームを用いてナビゲータシーケンスを実施してもよい。
図8は、本発明において、ペンシルビームを用いたナビゲータシーケンスを実施する場合のパルスシーケンス図である。
図8に示すように、RFパルスRFを送信する際には、第1のx方向勾配磁場Gx1と第1のy方向勾配磁場Gy1とを極性が交互に連続的に変化するように印加して、線状に被検体のスライスを選択する。その後、図8に示すように、第1のz方向勾配磁場Gz1と第2のz方向勾配磁場Gz2とを印加した後に、第2のx方向勾配磁場Gx2と第2のy方向勾配磁場Gy2と印加する。
このようにして、ペンシルビームを用いてナビゲータシーケンスを実施してもよい。
また、たとえば、本実施形態においては、イメージングシーケンスの実施後に、ナビゲータシーケンスを実施する場合において、説明しているが、これに限定されない。たとえば、イメージングシーケンスの実施前に、ナビゲータシーケンスを実施してもよい。この場合においては、ナビゲータシーケンスによって得られたナビゲータエコーデータに基づいて、イメージングシーケンスの実施可否を制御してもよい。具体的には、ナビゲータエコーデータが許容範囲内であるときに、イメージングシーケンスを実施するように制御しても良い。また、その他に、イメージングシーケンスの実施前と実施後の両者において、ナビゲータシーケンスを実施してもよい。
図1は、本発明にかかる実施形態1において、磁気共鳴イメージング装置1の構成を示す構成図である。 図2は、本発明にかかる実施形態1において、被検体SUを撮像する際の動作を示すフロー図である。 図3は、本発明にかかる実施形態1において、被検体SUをスキャンする際のシーケンスを示すシーケンス図であり、横軸が時間軸tである。 図4は、本発明にかかる実施形態1において、ナビゲータシーケンスNSを示すパルスシーケンス図である。 図5は、本発明にかかる実施形態1において、被検体SUにてナビゲータシーケンスNSが実施される様子を示す図である。 図6は、本発明にかかる実施形態2において、実施されるナビゲータシーケンスNSを示すパルスシーケンス図である。 図7は、本発明にかかる実施形態2において、被検体SUにてナビゲータシーケンスNSが実施される様子を示す図である。 図8は、本発明において、ペンシルビームを用いたナビゲータシーケンスを実施する場合のパルスシーケンス図である。
符号の説明
1:磁気共鳴イメージング装置(磁気共鳴イメージング装置)、
2:スキャン部(スキャン部)、
3:操作コンソール部、
12:静磁場マグネット部、
13:勾配コイル部、
14:RFコイル部、
15:クレードル、
22:RF駆動部、
23:勾配駆動部、
24:データ収集部、
25:体動検出部(体動検出部)、
26:ローデータ選択部(ローデータ選択部)、
30:制御部、
31:画像生成部(画像生成部)、
32:操作部、
33:表示部(表示部)、
34:記憶部、
B:撮像空間

Claims (6)

  1. 静磁場空間において被検体にRFパルスを照射することによって前記被検体にて発生する磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記被検体のイメージング領域において発生する前記磁気共鳴信号をイメージングデータとして得るイメージングシーケンスと、前記被検体のナビゲータ領域において発生する前記磁気共鳴信号をナビゲータエコーデータとして得るナビゲータシーケンスとを、繰り返し実施するスキャン部と、
    前記スキャン部が前記ナビゲータシーケンスを実施することによって得られた前記ナビゲータエコーデータに基づいて、前記ナビゲータ領域の体動による変位を繰り返し検出する体動検出部と、
    前記スキャン部が前記イメージングシーケンスを実施することによって得られた前記イメージングデータを、前記体動検出部によって検出された前記ナビゲータ領域の体動による変位に基づいてローデータとして選択するローデータ選択部と、
    前記ローデータ選択部によってローデータとして選択された前記イメージングデータに基づいて、前記被検体の画像を生成する画像生成部とを含み、
    前記スキャン部は、前記ナビゲータ領域を含む第1領域を励起するように、フリップアングルが90°の第1RFパルスを前記被検体に照射し、次に、前記ナビゲータ領域において前記第1領域に交差する第2領域を励起するようにフリップアングルが180°の第2RFパルスを照射し、次に、前記ナビゲータ領域において前記第1領域及び前記第2領域に交差する第3領域を励起するようにフリップアングルが180°の第3RFパルスを照射することによって、前記ナビゲータシーケンスを実施する
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記スキャン部は、前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域として、前記イメージング領域以外の領域を励起するように前記ナビゲータシーケンスを実施する
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記ローデータ選択部は、前記変位が基準範囲内にある場合に、当該基準範囲内の前記変位に対応するイメージングデータをローデータとして選択する
    請求項1又は請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記体動検出部は、前記被検体の嚥下運動による変位を検出する
    請求項1から3のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記スキャン部は、前記被検体において喉頭蓋を含む前記ナビゲータ領域について前記ナビゲータエコーデータを得るように、前記ナビゲータシーケンスを実施する
    請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記画像生成部により生成された前記被検体の画像を表示画面に表示する表示部を有する
    請求項1から5のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
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