JP4717566B2 - 画像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材上の画像を加熱する画像加熱装置に関する。この画像加熱装置としては、記録材に形成された未定着画像を定着する定着装置や、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢度を向上させる光沢付与装置等が挙げられる。
加熱された定着ベルトを循環させて、トナー像を転写された記録材に接触させることにより、トナー像を記録材に定着させる画像形成装置が実用化されている。定着ベルトは、大口径の定着ローラを使用した場合と同様な、記録材の長い加熱長さを、比較的に小型の定着装置で実現できる。
特許文献1には、相互に圧接して循環駆動される定着ベルトと加圧ベルトとで記録材を挟み込んで搬送することにより、トナー像を記録材に定着する画像形成装置が示される。ここでは、加熱ヒータを中心軸に設けた加熱ローラに定着ベルトを懸架して定着ベルトを加熱しており、加熱された定着ベルトに接触して循環することにより、加圧ベルトも加熱される。
特許文献2には、誘導加熱方式(Induction Heating:IH方式)を用いて、定着ベルトを誘導加熱する画像形成装置が示される。ここでは、金属層を設けた定着ベルトの内周面に対向させてコイル部材を配置しており、コイル部材に高周波電流を印加して発生する磁束を定着ベルトに及ぼすことにより、定着ベルトが誘導加熱されて所定の温度範囲に維持される。
特開2004−341346号公報 特開平10−69208号公報
定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベルトを懸架するローラの両端にベルト規制部材(いわゆるつば)を取り付けて定着ベルトの片寄りや外れを防止する必要がある。定着ベルトの幅方向の位置を検知してローラの傾きを制御することにより、定着ベルトの片寄りを防止する方法をとる場合においても、片寄りの規制としてのベルト規制部材は必要である。
しかし、金属製のベルト規制部材を取り付けたローラで、金属層を設けた定着ベルトを懸架した定着装置を運転した場合、定着ベルトとローラとの接触面が絶縁されていない場合、定着ベルトに生じる起電力に起因して大きな電磁ノイズ、電波、および電源リップルが発生することが判明した。特に、定着ベルトとローラの端部とは絶縁距離を確保することが困難である。
本発明は、導電体層を設けたベルト部材を誘導発熱させることで記録材上の画像を加熱する画像加熱装置において、ベルト部材とベルト部材をガイドするガイド部材との間に生じる電位差により発生する電磁ノイズ等を低減することを目的としている。
本発明の画像加熱装置は、導電体層を有するベルト部材と、前記ベルト部材に対向配置され、前記導電体層に磁束を及ぼして前記ベルト部材を誘導加熱する磁束発生手段と、表面に絶縁層を有し、前記ベルト部材を張架する金属ローラと、前記金属ローラの軸方向における端部に設けられ、前記ベルト部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、を有し、前記ベルト部材の熱により記録材上の画像を加熱する画像加熱装置において、前記金属ローラの絶縁層は、前記金属ローラの端面まで延伸して、前記端面の前記絶縁層が前記金属ローラの金属部と前記規制部材とに挟まれるように前記絶縁層が設けられているものである。
本発明の画像加熱装置は、ベルト部材の導電体層とガイド部材側の導電体とが絶縁層によって分離されているため、ベルト部材の導電体層とガイド部材との間に種々の電位差を生じても電流が流れない。
また、ベルト部材の両端部に露出した導電体層は、規制部からガイド部材までの間が絶縁状態であるため、ベルト部材の循環に伴って、ベルト部材の導電体層が規制部に接近しても、接触しても、接近/接触部分での電流は発生しない。
従って、ベルト部材とガイド部材との不安定な接触、被接触に伴う電流と、ベルト部材の両端部と規制部との接触に伴う電流との両方が効果的に防止され、これらの電流に起因するノイズ発生が少ない。
以下、本発明の一実施形態である定着装置50と、この定着装置50を搭載したカラー電子写真プリンタ100とを、添付した図面に基づいて説明する。本発明の定着装置は、本実施形態に示す定着ベルト1と加圧ベルト21とを用いた定着装置50には限定されず、定着ベルトと定着ローラとを用いる現像装置、加圧を伴わない定着ベルトによる加熱だけの定着装置等、誘導加熱を行うための導電体層を設けた定着ベルトを備えた種々の定着装置として実施可能である。
また、本実施形態の現像装置50は、本実施形態のカラー電子写真プリンタ100以外の画像形成装置、モノクロ複写機、ファクシミリ、モノクロプリンタ、これらの複合機等で実施されてもよい。
本実施形態の現像装置50およびカラー電子写真プリンタ100は、以下に説明する限定的な構成部材の組み合わせには限定されず、それぞれの代替部材で一部または全部を置き換えた別の実施形態で実現してもよい。
<画像形成装置>
図1は本発明の画像形成装置の一実施形態であるカラー電子写真プリンタの構成の説明図である。
図1に示すように、カラー電子写真プリンタ100は、中間点転写ベルト122に一次転写されたトナー像を、二次転写ローラ221でシートSに二次転写した後、シートSを定着装置50に搬送して、トナー像をシートSに定着させる。トナー像が転写/定着される転写媒体であるシートSの具体例としては、普通紙、厚紙、トランスペアレントシート、封筒等がある。シートSは、給紙カセット223や不図示の給紙トレイを通じて、カラー電子写真プリンタ100に供給される。
カラー電子写真プリンタ100は、Y(イエロ)、M(マジェンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色の現像器113を備えている。現像器113は、Y(イエロ)の現像ローラ113Y、M(マジェンタ)の現像ローラ113M、C(シアン)の現像ローラ113C、Bk(ブラック)の現像ローラ113Kを有し、現像器113の回転に伴って、それぞれが感光ドラム121へ接触する位置へ移動して、Y(イエロ)、M(マジェンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)のトナーで像担持体121表面の静電潜像を現像する。
感光ドラム121の周囲には、一次帯電器127、現像器113、一次転写器121、クリーニング装置212が配置され、感光ドラム121の回転に伴って次のような手順で静電潜像の形成と現像とを行う。
まず、クリーニング装置212によってクリーニングされた感光ドラム121の表面が一次帯電器127によって一様な帯電状態に帯電される。一様な帯電状態の感光ドラム121の表面に、画像信号によって変調されたレーザービームがレーザスキャナ128によって走査される。走査露光によって感光ドラム121の表面には、順番に、各色ごとの静電潜像が形成される。
各色ごとの静電潜像は、現像器113で各色のトナーを塗布されて各色のトナー像となる。感光ドラム121の表面に形成された最初のトナー像は、一次転写器121によって、中間転写ベルト122に一次転写される。その後、次の色のトナー像が同様な手順で感光ドラム121の表面に形成されて、最初のトナー像と先頭を合わせた状態で、中間転写ベルト122上に重ねられる。残りの2色のトナー像も同様な操作を繰り返して中間転写ベルト122上に重ね合わせられ、この結果、中間転写ベルト122上にフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト122上に形成されたフルカラーのトナー像は、二次転写ローラ221によって、シートSに一括して二次転写される。二次転写に先立たせて、給紙カセット223から給紙ローラ224を用いてシートSが1枚ずつ送り出される。シートSは、レジストローラ対225で斜行を修正されて待機する。レジストローラ対225は、中間転写ベルト122上の転写画像にタイミングを一致させて、二次転写ローラ221と分離ローラ219のニップへシートSを送り込む。二次転写ローラ221でフルカラーのトナー像を転写されたシートSは、続いて定着装置50に搬送されて、トナー像を定着される。
<定着装置>
図2は本発明の画像加熱装置としての定着装置の一実施形態である定着装置の構成の説明図、図3は定着テンションローラと定着ベルトの関係の説明図である。
図2に示すように、定着装置50は、高温に維持されてシートSのトナー像転写面に接触する定着ベルト1と、シートSの裏面に接触して定着ベルト1との間でシートSを加圧する加圧ベルト21とを備えている。定着ベルト1と加圧ベルト21とは、圧接/離間が可能に組み立てられており、シートSの通過時には圧接状態で連動循環しているが、シートSの待機中は離間されて、それぞれ個別に循環している。
定着ベルト1は、定着ベルト1を回転駆動する定着ローラ2と、懸架および熱源のための定着テンションローラ3とに張架された無端ベルトである。定着ベルト1は、厚み100μmのニッケル層(1a:図6)を基層とし、基層の外周には400μmの弾性層が設けられているベルト部材である。
弾性層の材料としては、公知の弾性材料を使用することができ、例えば、シリコンゴム、フッ素ゴム等を用いることができ、本実施形態では、シリコンゴムを用いている。
定着ローラ2は、外径が20mmで、内径が18mmである鉄系合金の芯金に、弾性層としてのシリコンゴム層2aが設けられた弾性ローラである。外周面に弾性層を設けることによって摩擦伝達力が生じ、図示しない駆動源(モータ)から駆動ギア列を介して入力された駆動力を定着ベルト1へ良好に伝達することができる。シリコンゴム層2aによって、芯金への熱伝導も少なくなるため、ウォーミングアップタイムの短縮にも効果がある。
定着テンションローラ3は、外径が20mmで、内径が18mmである厚さ1mmの鉄製の中空ローラであり、軸端に配置された不図示の張架ばねで外側へ付勢されて、定着ベルト1にテンションを加えている。
誘導加熱用のコイル部材としてIHユニット4を備えている。IHユニット4は、前後のコイル4a、4bをコイルケース4cに絶縁支持して構成される。コイル4aは、被加熱体である定着ベルト1(無端ベルト)の平坦部に対向して配置され、専ら定着ベルト1を誘導加熱する。コイル4bは、定着ベルト1を介して定着テンションローラ3に対向しており、定着ベルト1と定着テンションローラ3とを誘導加熱する。IHユニット4は、定着テンションローラ3の外形に沿った外観の対向面を有し、コイル4a、4bと定着ベルト1との距離は約1.5mmになる様に設定している。
一方、加圧ベルト21は、金属製の加圧ローラ20と加圧テンションローラ22とに懸架されている。加圧ローラ20は、離間状態でも、定着ローラ2から機械的に動力伝達されて回転し、定着運転時には、定着ローラ2に対して、300Nの加圧力で圧接している。加圧ベルト21には、定着ベルト1と同じものを使用している。加圧テンションローラ22は、不図示の張架ばねで外側へ付勢されて、加圧ベルト21にテンションを加えている。
材質SUSの定着ステイ23は、不図示の定着側フレームに固定されて定着ベルト1を裏打ち支持する。定着ベルト1および加圧ベルト21を介して定着ステイ23に対向する材質シリコンゴムの加圧パット24は、定着運転時、定着ベルト1と加圧ベルト21のニップを定着ステイ23に押し付けて500Nの加圧力を及ぼしている。
IH制御部10は、IHユニット4に対して、最大出力でAC600V 25kHzの三角波を供給して、コイル4a、4bに磁束を発生させ、定着ベルト1および定着テンションローラ3を発熱させる。IH制御部10は、定着テンションローラ3下流の定着ベルト1中央に配置された温度センサ(サーミスタ)11の出力に基づいて出力を加減することにより、定着ベルト1の温度を180度Cに温度調整する。一方、加圧ベルト21は、加圧ローラ20に設けた不図示のヒータによって100度C前後に温度調整されている。
定着運転時、定着ベルト1に対して加圧ベルト21が上昇して圧接し、定着ローラ2と加圧ローラ20のニップから定着ステイ23と加圧パット24の対向面端部までの長い圧接面が定着ベルト1と加圧ベルト21との間に形成される。この長い圧接面に、未定着のトナー像を静電吸着したシートSが供給されて、挟持搬送されると、加熱加圧を受けたトナー像23がシートSに定着される。
図3には、定着テンションローラ3を図2の矢印Aの方向から見て、定着ベルト1を上下に展開して示す。図3に示すように、A3シートサイズに対応させた細長い定着テンションローラ3の両端には、ベルトフランジ25a、25bが固定され、定着テンションローラ3の回転と共に回転する。ベルトフランジ25a、25bは、定着テンションローラ3の径より大きく設定されて、定着ベルト1の中央位置よりある距離を持った位置に固定され、定着ベルト1の位置をこれ以上外側に行くことを防止する。
ベルトフランジ25a、25bの材質は、耐熱性及び摺動性の高いプラスチック材料を用いている。ベルトフランジ25a、25bにより、定着ベルト1は、定着ベルト1の寄り方向を規制される構成になっている。
<第1実施形態>
図4は第1実施形態の定着テンションローラ3の構造の説明図である。図4に示すように、テンションローラ3は、外径が20mmで、内径が18mmである厚さ1mmの鉄製の中空ローラ3aの両端部に、軸取り付け用の金属フランジ28a、28bを接続している。金属フランジ28a、28bには、テンションローラ3の外径とほぼ同径で厚さ3mmの耐熱樹脂である環状の絶縁部材26a、26bを重ねて、ベルトフランジ25a、25bをビス固定する構成になっている。金属フランジ28a、28bの中心の開口には、金属フランジ28a、28bに固定された定着テンションローラ3の回転軸が挿入される。
そして、定着テンションローラ3の外周と絶縁部材26a、26bの円周面とを一体に覆って、厚さ50μの熱収縮(PAF)チューブ27を挿入して、加熱、密着させてある。熱収縮チューブ27は絶縁性なので、図3に示すコイル4bから磁束が作用したとき、懸架された定着ベルト1のニッケル層(1a:図6)と中空ローラ3aの管壁とにはそれぞれ独立したうず電流が発生する。
これにより、定着ベルト1のニッケル層(1a:図6)と中空ローラ3aの管壁との間の電流の行き来を避けた、再現性の高い抵抗加熱が実現される。また、定着ベルト1が片寄りすると、定着ベルト1の縁がベルトフランジ25a、25bに接触するが、ベルトフランジ25a、25bは表面が絶縁性なので、中空ローラ3aから金属フランジ28a、28bに挿入された不図示の軸を経て定着装置50のケース(接地電位)へ電流が流れることは無い。
さらに、絶縁部材26a、26bの厚みが中空ローラ3aの端部とベルトフランジ25a、25bとの間に間隔を形成しているので、ベルトフランジ25a、25bに突き当たった定着ベルト1の縁が座屈した場合、ベルトフランジ25a、25bの隣接部分に金属粉が付着した場合、熱収縮チューブ27が少し短い場合等でも、中空ローラ3aと定着ベルト1の導電体層との導通は確実に回避される。
従って、帯電したシートSが連続的に供給されて定着ベルト1が帯電しても、また、コイル4a、4bに供給された高電圧によって定着ベルト1に電圧が誘起されても、さらに、コイル4bの磁束による渦電流が定着ベルト1の端部に電位を発生させても、定着ベルト1のニッケル層(1a:図6)と定着ベルト1から定着装置50のケース(接地電位)への電流漏れは確実に防止される。また、ベルトフランジ25a、25bが金属製の場合のように、定着ベルト1の縁との接触に伴って、ベルトフランジ25a、25bと定着ベルト1のニッケル層(1a:図6)とを流れる渦電流が発生して、不安定な接触による渦電流の接続と切断とを繰り返すこともない。
<第2実施形態>
図5は第2実施形態の定着テンションローラ3Bの端部構造の説明図である。図5に示すように、第2実施形態においても、第1実施形態同様に、定着テンションローラ3Aの両端には、定着ベルト1の中央位置よりある距離を持った位置に、定着ベルト1の位置をこれ以上外側に行くことを防止するベルトフランジ25a、25bが固定されている。金属フランジ28a、28bの中心の開口には、金属フランジ28a、28bに固定された定着テンションローラ3の回転軸が挿入される。
ベルトフランジ25a、25bは、材質が耐熱性及び摺動性の高いプラスチック部材を用いており、外径が定着テンションローラ3Aの径より大きく設定され、定着テンションローラ3Aの回転と共に回転する。ただし、ベルトフランジ25bは、反対側の軸端に配置され図示略している。
しかし、第2実施形態の定着テンションローラ3Bでは、図5に示すように、定着テンションローラ3Bの外周を覆って密着させた厚さ50μの熱収縮(PFA)チューブ29の縁がベルトフランジ25a(25b:図示略)と金属フランジ28a(28b:図示略)との間に挟み込まれている。つまり、定着テンションローラ3Bの両端部においては、熱収縮チューブ29を定着テンションローラ3Bの軸中心方向に折り曲げて、ベルトフランジ25a(25b:図示略)で挟み込むようにし、ビス止めする構成にしている。
これにより、定着ベルト1のニッケル層(1a:図6)と中空ローラ3aの管壁との間の電流の行き来を避けた、再現性の高い抵抗加熱が実現される。また、定着ベルト1が片寄りすると、定着ベルト1の縁がベルトフランジ25a、25bに接触するが、ベルトフランジ25a、25bは表面が絶縁性なので、中空ローラ3aから定着装置50のケース(接地電位)へ電流が流れることは無い。
さらに、熱収縮チューブ29の挟み込み部分が中空ローラ3aの端部を密封しているので、ベルトフランジ25a、25bに突き当たった定着ベルト1の縁が座屈した場合や、ベルトフランジ25a、25bの隣接部分に金属粉が付着した場合等でも、中空ローラ3aと定着ベルト1との導通は確実に回避される。
従って、帯電したシートSが連続的に供給されて定着ベルト1が帯電しても、また、コイル4a、4bに供給された高電圧によって定着ベルト1に電圧が誘起されても、さらに、磁束による渦電流が定着ベルト1の端部に電位を発生させても、定着ベルト1から定着装置50のケース(接地電位)への電流漏れは確実に防止される。
<定着ベルトの誘起電圧>
図6は定着ベルトの誘起電圧の説明図、図7は定着ベルトの加熱制御系の回路図である。図6中、(a)は断面配置、(b)は等価回路である。図2に示すように、定着ベルト1の外部にIHユニット4を用いた定着装置50においては、図6の(a)に示すように、無端ベルトの定着ベルト1が被誘導加熱層であるニッケル層1aを有し、ニッケル層1aの外周には弾性層であるシリコンゴム層1bが設けられている。
そして、コイル4bは、隙間4Dを介して定着ベルト1に対向しているので、コイル4bとニッケル層1aとの距離d1は、隙間4Dとシリコンゴム層1bの厚みの合計である。テンションローラ3の中空ローラ3aとニッケル層1aとの距離d2は、熱収縮チューブ27の厚さに等しい。
距離を隔てて配置された2つの電極間に生じる静電容量は一般的に以下の式、
C=ε×S÷d
C:静電容量
ε:誘電率
S:電極の面積
d:電極間距離
であらわされる。
これに基づき、図6の(b)に等価回路で示すように、コイル4bとニッケル層1aとの間には、コイル4bとニッケル層1aとを電極とする静電容量C1が出来ている。また、ニッケル層1bと中空ローラ3aとの間には静電容量C2が出来ている。定着ベルト1のニッケル層1aとコイル4bとの距離d1が大きいので、静電容量C1は小さな値で、ニッケル層1aと中空ローラ3aの距離d2は小さいので静電容量C2は大きな値になる。
そして、図7に示すように、IH制御部10により、コイル4bの端子間に高い電圧を加えると、対GNDでコイル4bに加わる電圧V1が発生してしまう。この時、定着ベルト1のニッケル層1aに発生する電圧は、
V2=V1×C1÷(C1+C2)
となり、厳密には空間とベルトのゴム層と絶縁PFAのεが異なるが、簡易的に誘電率εを同じにし、面積Sも同じにすると、
V2=V1×d2÷(d1+d2)
たとえば
d1=1mm, d2=80μm,V1=AC600V 25kHz とすると、
V2≒AC44V 25kHz となる。
このV2が定着ベルト1のニッケル層1aと定着装置50GND間に生じているので、定着ベルト1のニッケル層1aの一部分を部分的に中空ローラ3aに接近させると、電界は距離に反比例するので、その間の電界は大きくなり、定着ベルト1のニッケル層1a(端面)から定着テンションローラ3(端面)のGND電位の部分に放電してノイズを発生してしまう。
これらの事により、ベルトフランジ25a、25bが金属で、中空ローラ3aに直接接触している場合、定着ベルト1の内面と定着テンションローラ3表面とに絶縁層を設けたとしても、定着ベルト1の端面とベルトフランジ25a、25bの距離が近くなる度に、リーク等の問題が発生する。これにより、定着ベルトの幅方向を規制するためにベルトフランジを採用できなかった。
上記第1実施形態、第2実施形態の定着テンションローラ3、3Bは、上記問題点を解決しており、外部IH方式でかつ、無端ベルトを用いたベルト定着方式の定着装置において、簡易的なベルト規制方式を実現させている。すなわち、無端ベルトにベルトの外面より誘導加熱方式(Induction Heating:IH方式)を用い、無端ベルトを懸架する複数のベルト懸架手段の内1つのローラにベルトフランジを設け、ベルトの寄り規制を行う構成においても、ベルト端面から懸架手段のローラ端面に電流漏れが生じることなく、簡易的なベルトより構成手段を実施できる。
<比較例の定着装置>
電子写真装置、静電記録装置などの画像形成装置においては、シート上にトナー画像を形成し、これを加熱、加圧して定着させることにより画像を形成している。このような定着装置としては、内部にヒータを有する定着ローラに加圧ローラを圧接して定着ニップを形成し、定着を行うローラ定着方式が一般的である。
しかし、画像の高光沢化や画像形成の高速化を図るためには、シートのニップ通過時間を長くし、トナーを充分に溶融するのが好ましい。ローラ定着方式の場合、これを達成するためにはローラ径を大きくしなければならず、定着装置が大型化してしまう。
そこで、特許文献1には、ローラ定着方式に比して、装置の小型化、高速化対応を達成しつつ、充分なニップ幅(シート搬送方向の長さ)を得ることができるベルト定着方式が提案されている。この提案においては、互いに対向する定着ベルトと加圧ベルトとを設け、これら両ベルト間でシートを挟持搬送しながら定着を行う。それ故、従来に比して充分なニップ長さを得ている。
ところで、この種の定着ベルトもしくは加圧ベルト、いわゆる無端ベルトを使用したベルトニップ方式の定着装置においては、ベルトが蛇行することで、懸架したローラから脱落したり、ベルトの端部が破損したりすることを防止するため、ベルトの片寄り(蛇行)対策が重要な技術的課題である。
図8は比較例の定着ベルト方式定着装置の構成の説明図、図9は比較例の定着ベルト方式定着装置の斜視図、図10は定着ベルトの幅方向位置の規制方法の説明図である。図10中、(a)は軸傾斜方式、(b)はベルトフランジ方式である。
図8に示すように、比較例の定着装置60は、搬送ベルト303と加熱ロール300とのニップでシートPを加圧搬送することにより、未定着のトナー像をシートPに定着させる。加熱ローラ300は、内部のハロゲンヒータ301が発する熱を、搬送ベルト303とともに搬送されるシートP上のトナーTに付与する。加熱ロール300は、例えば外径56mm、内径50mmのアルミニウム円筒管からなる金属製コアコア300aを有し、この金属製コアコア300a内にハロゲンヒータ301を内蔵させ、金属製コア300aの表面には、例えば厚さ2mm、硬度(アスカC)45゜のシリコンゴムからなる弾性層300bを、さらに弾性層300bの表層にPFAもしくはPTFE耐熱離型層300cを被覆してある。
図9に示すように、搬送ベルト303は、2個の支持ロール、すなわち加圧ロール304とテンションロール305とに所定の張力(例えば100N)で掛け渡されて循環する。テンションロール305は、ベルトテンションを付与する機能の他に、後述するベルトステアリング機能を有する。
加熱ロール300と搬送ベルト303とのニップ域の入口側(加圧ロール304の上流側)に対応する搬送ベルト303の内側には、例えばシリコンゴムで形成された加圧パッド306が所定圧(例えば400N)で加熱ロール300に押し当てられており、加圧ロール304と加圧パッド306との間にもに、加圧ロール304と搬送ベルト303とのニップが形成されている。
図8に示すように、加圧ロール304は、例えば中実ステンレスによって外径がφ20に形成された搬送ベルト303を懸架するロールで、加熱ロール300と搬送ベルト303とのニップ域の出口側に配設され、加熱ロール304の弾性層11bを所定量弾性的に歪ませるものである。
また、テンションロール305は、例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ロールであり、ベルト張架ロールとしても働く。
ここで、搬送ベルト303としては、耐熱性を具備したものであれば適宜選定して差し支えなく、例えば厚さ75μm、幅380mm、周長200mmのポリイミドフィルムに例えば厚さ300μmのシリコンゴムをコーティングしたものが用いられる。
ところで、定着ベルト、加圧ベルト、搬送ベルトと言った圧接されるベルトを用いた定着装置においては、ベルトの幅方向の走行位置を適正範囲に制御するためのベルト蛇行制御装置が必須である。
ベルト蛇行制御装置の一例が図10の(a)に示す動的な方法、すなわち軸傾斜を用いたベルトステアリング方式である。ここでは、ベルトの縁を検知してローラの軸の傾きを調整することにより、ベルトの幅方向の走行位置を適正範囲に誘導する。搬送ベルト303が張架されるテンションローラ305を傾動自在なステアリングローラとし、このステアリングローラのアライメント調整(図10の(a)に示す矢印方向)を行うことで、搬送ベルト303の片寄り矯正を行う。
ベルト蛇行制御装置の別の例が図10の(b)に示す静的な方法、すなわちローラ端にベルトフランジを取り付ける方法である。テンションローラ305の両端にベルトフランジ25を取り付けて搬送ベルト303の縁を突き当てることにより、幅方向のそれ以上の移動を防止する。ベルトフランジ25を用いる方法は、ベルトフランジ25に突き当たる搬送ベルト303の縁が傷み易いが、ベルトステアリング方式のようなセンサや駆動機構が不要なので、高速化の他に、オフィスなどの限られたスペースに設置するため装置の小型化も重要なケースでは有利である。画像形成装置全体を小型化する上で、当然のことながら、定着装置も小型化する必要がある。
また、図10の(a)に示すベルトステアリング方式でも、多くの場合、テンションローラ305の両端にベルトフランジ25を取り付けて、ステアリングが間に合わない場合には緊急避難的にベルトフランジ25に搬送ベルト303の縁を突き当てている。
<発明との比較>
本実施形態の定着装置50は、ニッケル層1aを有する定着ベルト1と、定着ベルト1の幅方向の移動を規制するベルトフランジ25a、25bを有し、ニッケル層1aを有する定着ベルト1をガイドする定着テンションローラ3と、定着ベルト1に対向配置され、ニッケル層1aに磁束を及ぼして定着ベルト1を誘導加熱するコイル4bとを備え、定着ベルト1の熱によりシートS上の画像を加熱する。そして、定着ベルト1と定着テンションローラ3との接触部は、互いを電気的に絶縁する絶縁層を有する。
従って、定着ベルト1のニッケル層1aと定着テンションローラ3側の中空ローラ3aとが熱収縮チューブ27およびベルトフランジ25a、25bによって分離されているため、定着ベルト1のニッケル層1aと定着テンションローラ3との間に種々の電位差を生じても電流が流れない。
また、定着ベルト1の両端部に露出したニッケル層1aは、ベルトフランジ25a、25bから定着テンションローラ3の中空ローラ3aまでの間が絶縁状態であるため、定着ベルト1の循環に伴って、定着ベルト1のニッケル層1aがベルトフランジ25a、25bに接近しても、接触しても、接近/接触部分での電流は発生しない。
従って、定着ベルト1と定着テンションローラ3との不安定な接触、被接触に伴う電流と、定着ベルト1の両端部とベルトフランジ25a、25bとの接触に伴う電流との両方が効果的に防止され、これらの電流に起因するノイズ発生が少ない。
そして、定着ベルト1のニッケル層1aと定着テンションローラ3の中空ローラ3aとが熱収縮チューブ27によって分離されているため、コイル4bの磁束による渦電流がニッケル層1aと中空ローラ3aとに再現性高く発生して、定着ベルト1と定着テンションローラ3との不安定な接触、被接触の繰り返しによる加熱ムラを回避できる。
本実施形態の定着装置50は、ベルトフランジ25a、25bと定着ベルト1の端面との接触面もしくはベルトフランジ25a、25bと定着テンションローラ3側の中空ローラ3aの端面との接触面の少なくともどちらか一方を電気的に絶縁するベルトフランジ25a、25bおよびスペーサ部材26を有する。
本実施形態の定着装置50は、コイル4bが定着ベルト1を介して定着テンションローラ3に対向している。
本実施形態の定着装置50は、ベルトフランジ25a、25bに隣接する位置まで、定着テンションローラ3の表面が熱収縮チューブ27で一体に覆われている。従って、コイル4bの磁束による渦電流がニッケル層1aと中空ローラ3aとに再現性高く発生して、定着ベルト1と定着テンションローラ3との不安定な接触、被接触の繰り返しによる加熱ムラを回避できる。
本実施形態の定着装置50は、熱収縮チューブ27が熱収縮性の樹脂チューブである。従って、中空ローラ3aへの装着が容易で、高温下の使用によって、緩んだり皺を生じたりすることがない。
本実施形態の定着装置50は、定着テンションローラ3の中空ローラ3aは、コイル4bからの磁束の作用により発熱する。従って、定着テンションローラ3aの蓄熱によって定着ベルト1の冷却が回避され、定着ベルト1をそれほど高温に加熱しなくても、定着ニップ部で十分な温度を確保できる。また、定着テンションローラ3を別途加熱する手段を設ける必要も無い。
本実施形態の定着装置50は、ニッケル層1aを有する定着ベルト1と、定着ベルト1に対向配置され、ニッケル層1aに磁束を及ぼして定着ベルト1を誘導加熱するコイル4bとを備える。そして、中空ローラ3aを有して定着ベルト1を支持するとともに、定着ベルト1の幅方向の移動を限界付けるベルトフランジ25a、25b材を取り付けた定着テンションローラ3を備え、定着テンションローラ3における外周面に熱収縮チューブ27を配置し、ベルトフランジ25a、25b材が絶縁材料で形成されている。
本実施形態の定着装置50では、コイル4bが、定着ベルト1を介して定着テンションローラ3に対向している。従って、コイル4bの磁束が定着ベルト1(ニッケル層1a)と定着テンションローラ3(中空ローラ3a)とにそれぞれ渦電流を発生して、一体に誘導加熱する。これにより、定着ベルト1が循環してシートSに接触するまでに冷めにくく、定着ベルト1全体の温度差が小さくなって、温度センサを用いた温度調節を精密に行える。
本実施形態の定着装置50は、定着テンションローラ3とほぼ平行に配置された定着ローラ2を備え、定着テンションローラ3と定着ローラ2との間に定着ベルト1が懸架され、定着ベルト1は、定着テンションローラ3から定着ローラ2へ向かって移動しつつ、シートSに接触する。従って、定着テンションローラ3に接触して表面温度分布のばらつきを抑制された定着ベルト1によって高品質でばらつきの無い、定着レベル差による光沢ムラの少ない画像形成が実現される。
図1に示すカラー電子写真プリンタ100は、シートSにトナー像を転写する二次転写ローラ221と、トナー像を転写されたシートSに高温を及ぼしてトナー像を定着する定着装置50とを備える。従って、精密に温度制御されて温度分布のばらつきが少ない定着ベルト1を用いて、高品質で定着レベル差による光沢ムラの少ない定着処理を実現できる。
本実施形態の定着装置50における定着テンションローラ3は、コイル4bを用いて誘導加熱されるニッケル層1aを設けた定着ベルト1を懸架する。そして、コイル4bを用いて誘導加熱されるニッケル層1aを形成した中空ローラ3aと、中空ローラ3aの両端に配置されて、定着ベルト1の幅方向の移動を限界付けるベルトフランジ25a、25bとを有し、ベルトフランジ25a、25bが絶縁材料で形成されている。従って、定着ベルト1の両端部とベルトフランジ25a、25bとの接触に伴う電流漏れが効果的に防止され、この電流漏れに起因するノイズ発生が少ない。
第1実施形態の定着テンションローラ3は、ベルトフランジ25a、25bに隣接する位置まで、中空ローラ3aの表面が、絶縁性の熱収縮チューブ27で一体に覆われている。従って、定着ベルト1と定着テンションローラ3との不安定な接触、被接触に伴う電流漏れと、定着ベルト1の両端部とベルトフランジ25a、25bとの接触に伴う電流漏れとの両方が効果的に防止され、これらの電流漏れに起因するノイズ発生が少ない。
第2実施形態の定着テンションローラ3Bは、中空ローラ3aの端面とベルトフランジ25a、25bとの対向面に熱収縮チューブ29が折り込まれている。従って、定着ベルト1の縁に露出したニッケル層1aと中空ローラ3aとの間の電流漏れが確実に阻止されて、電流漏れに起因するノイズ発生が少ない。
第1実施形態の定着テンションローラ3は、中空ローラ3aとほぼ同径に形成された絶縁部材26a、26bを、中空ローラ3aとベルトフランジ25a、25bとの間に配置し、熱収縮チューブ27が絶縁部材26a、26bの外周面を覆っている。従って、定着ベルト1の縁に露出したニッケル層1aと中空ローラ3aとの間の電流漏れが確実に阻止されて、電流漏れに起因するノイズ発生が少ない。
第1実施形態の定着テンションローラ3は、中空ローラ3aは、その両端に、回転軸を固定した金属フランジ28a、28bを有し、ベルトフランジ25a、25bは、回転軸を貫通させる環状の外観に形成されている。従って、中空ローラ3aの中心に精度良く回転軸を取り付けられる。
<その他の実施形態>
本発明の画像加熱装置は、以上説明した実施形態の定着装置としての使用に限られず、未定着画像を被記録材に定着する仮定着装置、定着画像を担持した被記録材を再加熱してつや等の画像表面性を改質する表面改質装置等の画像加熱装置としても有効に使用することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態であるカラー電子写真プリンタの構成の説明図である。 本発明の画像加熱装置の一実施形態である定着装置の構成の説明図である。 定着テンションローラと定着ベルトの関係の説明図である 第1実施形態の定着テンションローラの構造の説明図である。 第2実施形態の定着テンションローラの端部構造の説明図である。 定着ベルトの誘起電圧の説明図である。 定着ベルトの加熱制御系の回路図である。 比較例の定着ベルト方式定着装置の構成の説明図である。 比較例の定着ベルト方式定着装置の斜視図である。 定着ベルトの幅方向位置の規制方法の説明図である。
符号の説明
1 ベルト部材(定着ベルト)
1a 導電体層(ニッケル層)
2 定着ローラ
3 ローラ部材(定着テンションローラ)
3a 導電体層、円筒形部材(中空ローラ)
4 IHユニット
4a、4b コイル部材(コイル)
20 定着ローラ
21 加圧ベルト
22 加圧テンションローラ
25a、25b 規制部、絶縁層(ベルトフランジ)
26a、26b 絶縁層(絶縁部材)
28a、28b フランジ部材(金属フランジ)
27、29 絶縁層(熱収縮チューブ)
S 記録材(シート)
50 画像加熱装置(定着装置)
100 カラー電子写真プリンタ

Claims (2)

  1. 導電体層を有するベルト部材と、前記ベルト部材に対向配置され、前記導電体層に磁束を及ぼして前記ベルト部材を誘導加熱する磁束発生手段と、表面に絶縁層を有し、前記ベルト部材を張架する金属ローラと、前記金属ローラの軸方向における端部に設けられ、前記ベルト部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、を有し、前記ベルト部材の熱により記録材上の画像を加熱する画像加熱装置において、
    前記金属ローラの絶縁層は、前記金属ローラの端面まで延伸して、
    前記端面の前記絶縁層が前記金属ローラの金属部と前記規制部材とに挟まれるように前記絶縁層が設けられていることを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記絶縁は、中空の前記金属ローラに被せられて両方の端部を前記金属ローラの端面と前記規制部材との間に挟んで固定した熱収縮性の樹脂チューブであることを特徴とする請求項1記載の画像加熱装置。
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